2024年5月21日 08:00
経験を力に 綱啓永が決めていること「良いお芝居をするしかない」
(撮影:遥南碧)
「よろしくお願いします!」と一際大きな挨拶が響く。それだけで、取材現場の空気が洗われたように質感を変える。どんな現場でも大切にしていることは、礼儀と挨拶。綱啓永の軸は、過去のインタビューで語られていたことと何らブレてはいない。
フジテレビ月9ドラマ『366日』で綱が演じているのは、コンサルタント会社勤務の吉幡和樹。メガネに七三分けというビジュアルも含め、これまで彼が演じてきた役柄とは少し毛色が違っている。初の月9出演でもある作品、綱自身にとっても思い入れが強いようだ。
脚本家・清水友佳子に「勘弁してください!」
現在放送中の『366日』は、先日7話の放送が終わったばかり。あらためて、これまでの展開や和樹という役を振り返ってもらうと「高校時代の回想シーンと現代を描くシーンの対比について、演じている僕らのなかでは上手く差が出せているな、と思います」と俯瞰した答えが返ってくる。
「まだ現代パートで、明日香(広瀬アリス)を含む幼馴染5人の仲良しなシーンが撮れていないので、僕自身も早くその姿が見たいなって。あと個人的にはやっぱり、3話のクライマックスでもある、病室でのシーンを思い出しますね」