くらし情報『佐藤健が他者と一線を画す理由「プレッシャーについて考えたことがない」』

2021年6月4日 07:00

佐藤健が他者と一線を画す理由「プレッシャーについて考えたことがない」

「『The Beginning』では、生身の人間でいたかった。あの幕末の時代に本当にこの人は生きていたんじゃないかと思えるものを目指していました。『The Beginning』は日常の生活をしているシーンが多く出てくるので、そこでの所作を丁寧にやっていくというのは当然のこととして、いちばんはいわゆる無理をしないこと。何もしないで、ただいる。感じたままその場にいる、ということをしていました。

俳優を受け身の仕事だと思ったことはない

佐藤健が他者と一線を画す理由「プレッシャーについて考えたことがない」


新しい時代をつくるため、人を斬って、斬って、斬り続けた剣心。血塗られた道を歩む中で出会ったのが、雪代巴だった。眠りに就いているときでさえ、片時も刀を離さず、敵の気配を敏感に感じ取っていた剣心が、巴のそばでは穏やかな寝息を立てることができた。
『The Beginning』は、剣心と巴のラブストーリーだ。

「巴という人と出会って、剣心は幸せを知り、そこで初めて人間となれた。序盤は巴が剣心を追い、それに対して剣心は俺に構わないでくれと巴を追い払う。それが、中盤以降、ふたりで山小屋で一緒に住むようになって、初めて幸せを見つけたあたりから、剣心がどんどん浮き足立っていく。

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