2024年4月27日 20:00
【ライブレポート】「原因は自分にある。」は新たな高みへ。彼らが描く『架空のアウトライン』は進化の予兆
サビの「宇宙中中中(宙!)」のコールや通称「ニナニナダンス」など、この日初めて『推論的に宇宙人』の生パフォーマンスを体感する観測者も多かったはずだが、そうとは思えないほど呼吸が合っている。吉澤が長野と肩を組んだかと思えば、次は杢代が吉澤に絡みに行き……と、いくら目があっても足りない。
序盤の『GOD釈迦にHIP-HOP』で前代未聞のゼロ距離を果たした彼らだが、まだまだ油断はさせない。左右に伸びた花道に繰り出した彼らは、一階席も二階席も分け隔てなくファンサービスを送る。
客席の奥まで覗き込む武藤、桜木の頬に顔を寄せる杢代、じわじわと小泉に身を寄せる長野。互いに目配せし合いながら、全力の笑顔でパフォーマンスするげんじぶたち。メンバー、そして観測者の一体感あるサビのダンスが会場を満たす。最後はメンバー全員でつくったハートマークで、観測者全員への愛を表現した。
汗に濡れた長野の前髪を、桜木が……
ステージも中盤、メンバーそれぞれの自己紹介を兼ねたMCタイムへ。一人ひとりが名前を告げるたびに観測者が応えるお決まりの応酬に、げんじぶのライブらしいアットホーム感が醸される。
「ちょっと長めのMCをやりますので、みなさん座ってください!」