2024年5月6日 12:00
『関心領域』思考欠如の恐ろしさ……。アウシュビッツ強制収容所の隣で暮らす家族【おとなの映画ガイド】
そして、不協和音のような音楽。
幸せな生活。そのすぐ隣で世界史上例を見ないおぞましいできごとが進行していた……、こんな「ホラー」があるだろうか。
文=坂口英明(ぴあ編集部)
【ぴあ水先案内から】
佐々木俊尚さん(フリージャーナリスト、作家)
「……映像ではない要素で、これほどまでにホロコーストの恐ろしさをリアルに伝える映画は過去に例を見ない……」
佐々木俊尚さんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/article/pilotage/366625/index.html)
樋口尚文さん(映画評論家、映画監督)
「……すべての人間のネジがはずれている。なぜ人は何食わぬ顔でここまでたどりつけてしまうのか、そのことへのおぞましさ、気色悪さが最大限に膨張する……」
樋口尚文さんの水先案内をもっと見る(https://lp.p.pia.jp/article/pilotage/366994/index.html)
植草信和さん(フリー編集者、元キネマ旬報編集長)
「……我々の“関心領域”は何キロメールなのか、と考えざるを得ない現代への警鐘の映画でもある……」