2022年1月29日 15:15
有村架純「新しい世界が広がってくれたら」 主演作『前科者』封切りに感無量
写真:内田涼
罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰をサポートする保護司の姿を描いた映画『前科者』の公開記念舞台挨拶が1月29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の有村架純、共演する森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、岸善幸監督が出席した。
磯村勇斗
若葉竜也
原作・香川まさひと、作画・月島冬二によるマンガをドラマ化&映画化した社会派ヒューマンドラマ。有村は保護司の主人公・阿川佳代を演じ、「本当に忘れられない2カ月の撮影だった。ぎゅっと凝縮した濃厚な時間をスクリーンで感じ、いろんな日々が走馬灯のようによみがえった」としみじみ。「共感してもらえるか、してもらえないかじゃなく、それぞれの考え方によって、人と関わるその先に、新しい世界が広がってくれたら」と感無量の面持ちだった。
有村架純
保護司という役どころについては「対象者との距離感もそれぞれですが、あまり深入りせず、見守るのが正当なルール」と前置きし、「佳代は何か突き動かされ、衝動的な部分もあるが、見返りを求めずに人のために笑ったり、怒れるのはすばらしいこと。私も誰かに手を差し伸べたり、寄り添うことができれば」と役柄への思いを語っていた。