2024年5月10日 18:00
【ライブレポート】3日間で100曲披露 忘れらんねえよ全曲LIVE最終公演
とうれしそうに聞き、同胞感を盛り上げる。いや、ライブハウスまで足を運ぶだけで十分アクティブじゃないかと祝うように次なるレパートリーは「踊れ引きこもり」。そしてタイチがクラッシュの「トミー・ガン」めいたドラミングで(曲自体の構成もクラッシュぽいが)「時間がないっす」に突入。タイトル通り、超ショートチューンなのも小気味いい。そして「バンドやろうぜ」のタイトルコールにはひときわ大きな歓声が上がる。めちゃくちゃ策を練って、それでも突き抜けられなかった時期の柴田の苦悩もないまぜになって昇華されるような、心の真ん中にあるようなこの曲に、今も感情移入してしまう。大袈裟なMCではなく、曲を積み上げることでしか伝わり得ない、このライブの手法が光る。
タイチサンダー(Ds / 爆弾ジョニー)
メンバーが袖にはけ、柴田が弾き語りで披露するのはボツCDからの「俺は金を借りていないような気がする」というレア選曲。
そのボツCDを所有しているファンが挙手したことで、ちょっと羨望と尊敬の眼差し?が向けられていたフシも。別の曲が合体したキメラ的ナンバーだと柴田が言う通り、ダントツでシュールな曲だった。
再登場したメンバーを紹介しつついじり(安田のジャケット姿を「ひとりだけビルボードのままのやつがいる」