くらし情報『多彩な刺繍作品約230点が大集合『糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。』7月25日より開催』

2023年7月20日 11:30

多彩な刺繍作品約230点が大集合『糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。』7月25日より開催

《カロタセグ地方ハンガリー人スカーフ》(部分) 20世紀半ば谷崎聖子、シェレシュ・バーリント蔵


一針一針を縫い進めていくことで、無限のイメージをつくり出す刺繡。時代と地域を越えて発展してきた刺繡は、伝統的な装飾品から身近な雑貨、そして最先端のファッションまで、様々な局面で目にすることができる。そんな多彩な魅力をもつ刺繡に光を当てた展覧会が、静岡県立美術館で、7月25日(火)から9月18日(月・祝)まで開催される。

同展の魅力のひとつは、民族衣装から絵本、現代アートにオートクチュールまで、多彩な刺繡作品が一堂に並ぶこと。そしてまた、つくられた地域が中・東欧やカナダ、フランス、そして日本と多岐にわたるため、多様な文化にふれられるのも興味深いところだ。

例えば、中・東欧の伝統的な民族衣装には、それぞれの文化を背景とした独自の文様や技法による刺繍が施されている。あるいはカナダの先住民族であるイヌイットの人々は、20世紀の半ば以降に狩猟生活から定住生活への切り替わりが進み、経済的な自立支援という観点から、芸術的な活動が奨励されるようになった。そこで生まれのが、狩猟生活やイヌイット固有の文化に根ざしたイメージを刺繡した壁掛けだったという。


同展ではまた、近現代のアーティストたちによる様々な表現に出会うことができる。

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