2017年12月28日 15:30
フォーマルもカジュアルも。柄を活かした名古屋帯のお太鼓結び
帯結びのポイントを覚えておこう
お太鼓結びは、女性の着物の帯の結び方のひとつで年齢や未婚既婚を問わない一般的な結び方です。丸帯や袋帯では二重太鼓、名古屋帯では、一重太鼓ともいいます。
今回ご紹介する「お太鼓」結びに用いる名古屋帯とは、フォーマルな帯より短く、素材はさまざま。織りや染め、刺繍が施されていることが多く、着つけの際は、柄の位置に気を付けましょう。
帯をふた巻きして締める
着物を着て、帯板を真ん中に納めたら、帯を体に巻きつけていきます。名古屋帯はお太鼓になる部分に柄が入っていることが多いため、まずは絵柄の位置を確認しましょう。
帯の手先の長さを決めたら、胴にひと巻きします。このとき、きつめにギュッと締めるように力を込めましょう。さらにひと巻きして締めますが、帯の位置がずれないように左手は押さえるだけにして、右手を強く引いて締めます。
帯を左右交互に締め上げる
帯をふた巻きしたら、垂れを斜めに折ります。手先を左肩から下ろし、垂れの下へ入れたらそのまま結びます。
垂れを背中で下から斜めに折り上げる際は、手先を右にすべらせて、半分にします。次に、左を上にして一結び。左右交互に力を入れて引き、帯を締めましょう。