2019年8月27日 12:22
“同意してればOK”はキケンすぎ!風俗店でのトラブルを弁護士が解説
風俗店におけるトラブルで最もご相談いただく件数が多いのは、いわゆる本番トラブルでしょう。
本番トラブルとは、デリバリーヘルスなどで禁止行為とされる性行為に及ぶことで発生するトラブルです。
女性やお店から、治療費や休業補償、慰謝料や営業損害といった名目でお金を請求され、時には多額のお金を支払う事案も少なくありません。
弊所でも多くの風俗トラブル(本番トラブル)のご相談・ご依頼をお受けしておりますが、「女性も同意をしていたはずだ」とおっしゃる方がおられます。
しかし、仮に女性が拒絶をしていなかったとしても、トラブルになることはあります。
女性がサービス後に「怖くて抵抗できなかった」と言うケースが多くあるのです。
拒絶しない=同意がある、とお考えになるのは危険であるということです。
暴行や脅迫を用いて性行為に及んだのでなければ、強制性交には該当しませんが、女性側から「強姦された」という主張をされることはよくあります。
そのうえで、店の人間や警察を呼び、強制的に性行為をされたことを前提に話を進めようとするため、事態が大きくなり、家庭や職場にバレることを懸念するあまり、男性が言われるがまま念書を書き、よく考えぬままに高額な支払いをしてしまうケースが後を絶ちません。