2019年3月22日 13:10
投資信託の「基準価格(価額)は高い方がいい」は大間違い!
わかりやすく見てみましょう。
投資信託の基準価格(価額)と運用・選び方には基本的には関係がない
下の図表をご覧ください。※図表は筆者作成
時系列ごとに、同じ投資対象(例えば国内株式の市場平均に投資をする投資信託)が3種類あるとします。それぞれⒶⒷⒸです。
中身は同じですが、それぞれ誕生した(設定された)時期が違います。
そして、大切なのは、どれも基本的に1万円からスタートしている、ということです。
投資信託の基準価格(価額)は高い方がいいは間違いな理由
上記の図を見ると、
- 「基準価格(価額)が高い方がいい」
- 「基準価格(価額)が低いのが割安だ」
- 「基準価格(価額)が上がり続けているのが良い投資信託」
という考え方が誤りであることがわかります。わかりやすく解説します。
まず、Ⓐは景気・株価が上がり始めてから誕生したので1万円から始まります。
その後、Ⓑは景気・株価がかなり良い時期に生まれたのですが、やはり1万円から始まります。このとき、Ⓐは2万円で、Ⓑは1万円です。この時に、
- 「ⒶとⒷどちらがお買い得か?」
- 「どちらが優れているか?」
と言われても、スタート時期が違うだけですので、「どっちでも一緒」