2019年12月25日 14:00
交通事故の示談金は増やせる?相場&多く受け取るためのポイントをFPが解説!
18歳以下の未就労者の場合
- 逸失利益=賃金センサス男女別全年齢平均×労働能力喪失率×67歳までのライプニッツ係数orホフマン係数-18歳になるまでのライプニッツ係数orホフマン係数
18歳未満の場合は現時点で収入が発生していないため、67歳になるまでの係数から18歳になるまでの係数を差し引いて計算をします。
労働能力喪失率は後遺障害の等級に応じてある程度決められており、症状が重いほど高くなります。
高齢被害者は提示額が低いため注意
被害者が高齢者の場合は、基礎収入を非常に低く見られるため保険会社からの提示額も低くなる傾向があります。
中には逸失利益という項目自体が示談金に盛り込まれていないこともあるため、金額を提示されたら必ず内訳を確認しましょう。
たとえ高齢者であっても、就労の蓋然性があれば賃金センサスを基準に逸失利益が請求できる場合がありますので、納得いかない場合は弁護士に相談しましょう。
まとめ:保険会社は味方ではない?交通事故の示談金交渉のポイントとは?
示談金を増額するためには、示談金の内訳を理解した上で項目ごとに適切な金額が提示されているのかを厳しくチェックすることが重要になります。