2020年5月1日 14:00
個人事業主はふるさと納税の上限金額に注意!流れ&計算方法をFPが徹底解説
- ふるさと納税による所得税の控除額=(寄付金額-2,000円)×所得税の税率
ここで、所得税の税率は所得額が高くなるほど税率の高くなる累進課税制度となっており、先ほど求めた所得額の合計により、以下のように税率が変わります。
例えば、所得額300万円の方が2万円ふるさと納税した場合の控除額をシミュレーションしてみると以下のようになります。
- 20,000円-2,000円×10%=1,800円
住民税の控除額の計算式
次に住民税の控除額の計算式を見てみましょう。住民税の控除額の計算式は以下の通りです。
- ふるさと納税による住民税の控除額=基礎控除額+特例控除額(AorB)
- 基礎控除額=(寄付金額-2,000円)×10%
- 特例控除額(A)=(寄付金額-2,000円)×(100%-10%-所得税の税率)
- 特例控除額(B)=住民税所得割額×20%
※Aの計算結果がBを超えるときにBとなる
例えば、先ほどと同様2万円寄付した場合で見ると、以下のように計算できます(ここでは特例控除額(A)で計算します)。
- 基礎控除額:(20,000円-2,000円)×10%=1,800円
- 特例控除額(A):(20,000円-2,000円)