2022年2月9日 07:00
81歳の志茂田景樹さんがいま、若い世代に伝えたいこと
81歳の志茂田景樹さんがいま、若い世代に伝えたいこと
「やりたいことがない」
「毎日を無駄に過ごしている気がする」
「周りの人はすごいのに自分は……」
将来への不安から、こんなふうに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
直木賞作家である志茂田景樹さんのTwitter(@kagekineko)には日々、志茂田さんへの悩み相談が後を絶ちません。
つらいとき、悲しいとき、へこんでいるときなど、元気がないときにそっと背中を押してくれる志茂田先生の言葉は、これまで多くの人を勇気づけてきました。
そんなTwitterのつぶやきの中から、特に反響が大きかったものをピックアップし、それぞれにエッセイを書き下ろした『9割は無駄。』(あさ出版)が2022年2月に刊行されました。
『9割は無駄。』のタイトルに込められた意味
『9割は無駄。』というタイトルには、次のような意味が込められています。
「無駄をやっているんじゃないか、無為に年月を浪費しているんじゃないか。
それならばそれでいい。人生の9割は無駄なのだ、と割り切ればいいだろう。
あとの1割の中で結果が出る、と開き直れ。
無駄だと思っていることはけして無駄じゃない。