2024年5月7日 08:10
ローズギャラリーの歴史を語るバラ“Vintage Rose”に出逢う期間限定キャンペーン開催 『Une rose à rencontre』ウネ ロザ ランコーント ~ 出逢うべくバラ~
鼻を近づけないと分からないものから、例えば玄関に1輪置くだけでドアを開けた途端に、その香りに包まれたような気分になるものまで。
ここでは香りバラの特徴とバラの香りについてご紹介致します。
香り高さ故の花持ちの難しさ
先に記したように、Vintage Roseはその香り高さ故の花持ちの難しさがあります。
バラは育て方や特性によって園芸種と切り花種に分類され、生花店で見かける茎が長くまっすぐなバラは、この切花種がメインになります。
切り花のバラを出荷する際に必要な要素として、茎が長くしっかり真っ直ぐ伸びていることや花弁が傷みにくいことなどが挙げられますが、最も重要視されるのが花持ち(日持ち)が良いことです。本来バラは土に張った根から養分を得て成長し、開花後も香りを放ち咲き続けます。
しかし根から離れた切り花として流通するバラは、自身で持っている力だけで開花させ、香りを放ちながら咲くことになります。
香りの強いバラは開花や香りを放つことで精一杯になり、咲き続ける力はわずかしか残りません。
香りが強い故の儚い命は、そのバラが懸命に香りを放った証なのです。
希少性の高さの理由
現在の切り花バラ生産は水耕栽培が主流の中、Vintage Roseは土坑栽培法で育てられています。