2024年5月16日 13:52
尾上右近、初となる『四谷怪談』お岩役に“縁”「当たり役にしたい」
初となるお岩役に“縁”を感じたと語った尾上右近 (C)ORICON NewS inc.
歌舞伎俳優の尾上右近が16日、東京・陽運寺で博多座開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』【夜の部】通し狂言「東海道四谷怪談」舞台安全成功祈願を行った。囲み取材で右近は初役となるお岩役に「ご縁を感じた」と何度も語っていた。
博多座開場二十五周年記念となる『六月博多座大歌舞伎』における夜の部の通し狂言『東海道四谷怪談』は、文政8年(1825年)に初演された、四世鶴屋南北の怪談物の傑作。怨霊となるお岩を尾上右近が演じ、尾上松也が“皆急”と呼ばれる二枚目ながら冷血なキャラクターの伊右衛門を演じる。博多座で上演されるのは22年ぶりとなり、花形の尾上右近と尾上松也が博多の地で大役に挑む。
本堂での安全祈願後、報道陣の取材に応じた右近は「昔から四谷怪談を上演すると、何かあるから、安全祈願のためにお参りするっていうことが習慣として言われてますけど、僕の気持ちとしては、安全をお願いすると同時に、やっぱり成功をお願いするってことでもある」といい、「お岩様が自分の体を通じてこの現代の世に現れて、お客様に見てもらって、感動したり怖がってもらう。