読むだけで「3日で108万円の現場研修」を体感できる最強の本
『1日36万円のかばん持ち――三流が一流に変わる40の心得』(小山昇著、ダイヤモンド社)の著者は、株式会社武蔵野代表取締役社長。
2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開しており、現在、600社以上の会員企業を指導しているのだといいます。
「かばん持ち同行」もそのひとつで、著者のあらゆる場面に同行・同席するというもの。その仕事ぶりを身をもって感じることで、経営者としての心構えを会得する「3日間プログラム」であり、多くの社長が参加しているのだといいます。
費用はなんと「1日36万円」。プログラムは3日間なので、108万円(税込)を支払わなければならないことになります。著者は多い日は1万歩歩いているといいますから、一歩36円の計算。
しかしそれでも、多くの社長がかばん持ちをしようと著者のもとを訪れ、そして値段以上の価値を実感しているというのです。
つまり、3日で108万円の現場研修を、たった1冊読むだけで体感できるようにしたのが本書だということ。きょうはそのなかから、お金に関するいくつかの「心得」をご紹介したいと思います。
■「売上」と「現金」はイコールではない
著者の「かばん持ち」