2015年10月15日 09:30
創立150周年を迎えたアジア最古の動物園「サイゴン動植物園」
ホーチミン市1区にある「サイゴン動植物園(Thảo Cầm Viên Sài Gòn)」は、“森の中の動物園”といった雰囲気の緑豊かな動植物園で、家族連れを中心に地元の人で賑わっている。自然に近い環境でのびのびと暮らす動物たちを間近で観察することができ、時間帯によってはエサやり体験もできるので、家族旅行にもおすすめのスポットだ。
入園料が安く(大人約270円、子供約160円)、中心部からタクシーで約10分、頑張れば徒歩で行くことができるアクセスの良さも魅力。今回はそんなサイゴン動植物園の歴史や注目ポイント、動物園をもっと楽しむためのヒントをご紹介。
アジア最古の動物園
サイゴン動植物園の前身は、1864年にフランスの植物学者ルイ・ピエール(Louis Pierre、1833年~1905年)によって設立された植物園。その後、ベトナム戦争中に破壊されるなど、さまざまな変遷を経て現在に至り、2014年には創立150周年を迎えた。
広い敷地内には、キリンやゾウ、ライオンやゴリラといった動物園の花形を含む120種類1,000頭の動物が飼育されている。エントランスを入って右方向に進んでいくとこじんまりとした植物園があり、盆栽や洋ランなどの植物が訪れる人の目を楽しませてくれる。