2016年1月13日 22:30
Jリーグの「アジア戦略」〜東南アジア各国との交流と未来〜
コン・フォン選手 ©Dentsu Media Vietnam
2016年シーズンのJリーグでは、東南アジア出身の2選手がプレーする。水戸ホーリーホックに加入したグエン・コン・フォン選手と、横浜FCが獲得したグエン・トゥアン・アイン選手で、ともにベトナム出身の期待の若手だ。母国ではそれぞれ「ベトナムのメッシ」、「ベトナムのピルロ」と呼ばれて大変な人気を誇る。両選手のJリーグ入りは、ベトナムでも大きな注目を集めている。
アイン選手©YOKOHAMA FC
残念ながら移籍は実現しなかったものの、彼ら以外にもこのオフは複数の東南アジア人選手がJリーグクラブの練習に参加した。タイで最も才能ある若手の一人であるウォラーチット・カニッシーバンペーン選手はFC東京、シンガポールの守護神としてワールドカップ予選で日本を苦しめたイズワン・マフムド選手は松本山雅FCのトレーニングに加わった。また、カンボジアやインドネシアの選手らにJリーグチームが興味を示しているという情報も流れ、Jリーグと東南アジア人選手を巡る動きは激しかった。
FC東京の練習に参加したタイのウォラーチット選手 著者撮影
Jリーグの「アジア戦略」