2023年10月30日 08:10
肩凝りだと思ったら思わぬ病気の場合も…更年期症状の1つでもある肩凝り。受診の目安は?【医師監修】
多くの女性が抱えている肩凝りの悩み。もはや慢性化していてどうしたらいいかわからない人もいるかもしれません。でも、そのまま放っておくのは危険かも……。思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります。肩凝りで病院を受診する目安はあるのでしょうか? 整形外科医の中村光伸先生に聞きました。
監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。
著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
肩凝りとは何か?
筋肉がこわばることで感じる不快な症状の状態
肩凝りとは、筋肉がこわばることで肩から背中にかけて感じる不快な症状の状態のこと。そもそも人の体は、約5kgある頭を首で支え、さらに2本の腕も首から肩にかかっており、普通に生活しているだけでも肩周りの筋肉には常に大きな負担がかかっています。さらに、同じ姿勢でのデスクワーク、長時間のスマホ、ストレスによる緊張、運動不足、冷えなど、さまざまな要因で肩凝りが起こります。