くらし情報『近所のおばさんが実家の冷蔵庫をあさっている!?認知症の母が見たものは【体験談】』

2023年12月27日 21:10

近所のおばさんが実家の冷蔵庫をあさっている!?認知症の母が見たものは【体験談】

近所のおばさんが実家の冷蔵庫をあさっている!?認知症の母が見たものは【体験談】


手首の骨折で約2カ月の入院期間中に、軽い認知症と診断された89歳の母。田舎町で1人暮らしをする母が心配で、退院直後に帰省したのですが、そのとき覚えた違和感は記憶障害だけではありませんでした。母の幻覚が疑われるきっかけになったエピソードをお話しします。

携帯電話に映った娘の顔

母と電話


入院中に、軽度の認知症と診断された母が自宅へ戻ってきました。どんな状況か帰省して確認すると、たしかにただの物忘れとは違うような母の異変を目の当たりにすることに。それからは折を見て電話をかけて、体調はどうか、困っていることはないかと、母のガス抜きも兼ねて話をするようになりました。

そんなある日、私からは電話していないのに「電話した?」と母から連絡があったのです。「ううん、してないけど」と答えると「電話が鳴った気がして携帯を開けたらあなたの顔が見えたから、電話もらったんだと思って」と母。しかし、母の使っている携帯電話は旧式のガラケーで、もちろん、相手の写真が出るような機能は付いていません。不審に思い「顔が見えたって、どういうこと?」と聞くと、一瞬黙り込んだ母はバツが悪そうに「じゃあいい」と電話を切ってしまいました。

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