2024年1月4日 11:10
「決して他人事ではない!」祖母と祖父の介護を経験して目の当たりにした現実とは【体験談】
家族の介護をするのは当たり前だと考えていましたが、それが現実になるとすごく大変でした。祖母と祖父の介護を家族と一緒にしたことで、介護の大変さをわずかながら学ぶことができたのはとても良い経験だったと思います。そんな私の体験談です。
自分ではない人を支える大変さ
私が学生時代、祖母が急病で倒れてしまいました。当時はまだ学生だったので、完全に介護だけに集中することは私自身はできません。そのため、母と父が中心となって介護をしていました。私は授業が終わればすぐに帰宅して母と交代し、祖母の介護をできるだけ手伝っていたのを覚えています。
祖母は下半身が動きにくくなってしまいベッドで横になっていることが多かったので、私はトイレの介助や立ち上がって移動する際の支えになるなど、主に負荷が少ないものでした。
とはいえ、やはり自分以外の体を考えてあれこれと気をつかうのはとても大変です。母と父は交代で祖母の介護をしていましたが、夜などは特に大変だろうと感じました。
自分の祖母といっても、やはり自分の体を自由に動かせなくてイライラしている人の介護は疲れます。家族だからこその甘えもあるのかもしれませんが、介護をされる現実を受け入れられずに傷ついているのだろうと考えると、祖母にひどいことを言われてもなかなか注意ができないことも……。