くらし情報『「元気なころを知っているからこそつらい…」認知症で少しずつ変わっていく家族を介護して【体験談】』

2024年3月11日 10:10

「元気なころを知っているからこそつらい…」認知症で少しずつ変わっていく家族を介護して【体験談】

さすがにもう家で介護をするのは難しいと判断し、なんとか伯父を病院に連れて行くことに決めました。

病院で暴れる伯父

私ひとりでは心細いので、従妹と2人がかりで伯父を病院へ連れて行くことに。伯父の家はきれい好きの伯父からは想像できないほど散らかり、異臭もありました。私たち2人が部屋に入るなり、「座ってこのテレビ番組を見ろ!」と怒鳴られました。テレビ番組の内容とは違うことを大きな声で話し続け、会話になりません。

伯父が信頼している医師の名前を出し、今から病院に行かなければいけないことを伝えます。何とか納得した伯父を病院に連れて行きましたが、待合室でも大きな声で怒鳴っていました。医者の診察を受ける際は同席して伯父の症状を伝えましたが、医師にも怒鳴るなどあまり会話にはなりませんでした。


暴力的なこと、清潔を保てていないこと、会話ができないことなど総合的に判断し、そのまま入院することになった伯父。寂しさもありましたが、正直少しホッとした気持ちになったことは否定できません。帰りの車中で元気だったころの伯父の姿を思い出して、涙が出そうになりました。

まとめ

伯父の介護を通じて感じたのは、家族の介護には限界があるということです。

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