2021年11月10日 23:10
「手荒れにはウイルスが残りやすい?」手洗いと消毒だけではダメなの!?感染対策の最新事情
乾燥する季節になり、今年も手荒れが悩ましい季節。その手荒れが、これからも気を付けなくてはいけない感染対策の効果を下げる可能性があるということが最近の検証でわかってきました。手荒れと感染対策にどのような関係があるのでしょうか。また、手荒れはどのようにケアするのが最も効果的なのでしょうか。 野村皮膚科医院院長の野村有子先生に聞きました。
「手荒れ=細かな傷」があると洗っても洗い残しが!
野村先生によれば、手荒れは手にできる“ 細かな傷 ”だと言います。そして、この傷があると、しっかり手を洗っても汚れが落ちにくいということが、ユースキン製薬が野村先生監修のもとでおこなったモニター試験「手荒れの傷と洗い残しの相関性」でわかりました。
モニター試験は、2021年2月、手荒れに悩んでいる方を対象に、手洗い後の汚れの洗い残しについて検証されました。試験方法は、汚れに見立てた蛍光塗料入りの専用ローションを手全体に塗布し、その後、念入りな手洗いを実施。その後にブラックライトを照射し汚れの洗い残し部分を確認する方法です。
確認のタイミングは、試験開始前(0日目)と7日間のハンドケア実施後(7日目)