2023年5月25日 09:10
更年期ダイエットは要注意!更年期におすすめの栄養素をしっかりとって健康的に痩せる方法【医師解説】
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類あり、それぞれがバランスを保っていますが、更年期になるとエストロゲンの分泌が減少して、交感神経が過敏になります。そして副交感神経がよく働かず、腸のぜん動運動も鈍くなって便秘が起こりやすくなります。
また、腸の働きが悪くなると肝臓に負担がかかるので代謝機能が落ち、痩せにくくなってしまいます。そこで腸内環境を整えるために意識してとりたいのが発酵食品と食物繊維です。発酵食品はヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチなど。食物繊維はごぼう、ブロッコリー、ほうれん草などの野菜類や納豆、いも類、海藻類、きのこ類など。
腸の内容物が通過しやすくなるように十分な水分をとることや、基本的なこととして、便意を促すきっかけとなる朝食を必ず食べるなどの生活習慣も大切です。
腸内環境を整えるためにとりたいもの
まとめ
更年期になると起こるエストロゲンの減少が「抗酸化力の低下」「骨粗しょう症のリスク」「自律神経の乱れ」を引き起こし、結果として痩せにくい体になっているということがわかりました。
20代、30代のころと同じことをしていても痩せないと感じる理由も理解できたのではないでしょうか。