2023年8月31日 22:10
「お手玉ちょうだい」疎開した子どもたちが求める理由に衝撃 #親に捨てられたおばあちゃんの話 53
2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。
戦争で都会から集団疎開した子どもたちに、村の婦人会がお昼ごはんを振る舞いました。食後、子どもたちがお礼に肩たたきをすることに。すると子どもの1人が……。
★前の話
疎開生活が終わったとしても…
「肩たたき」の歌を歌いながらお昼ごはんのお礼の肩たたきをしていた子が泣き始めました。会えない母のことを思い出したのでしょう。それに気付いた女性が頭をなでると、大声で泣きだした子ども。女性は「我慢しないで泣いていいんだよ」と言いながら、子どもを抱き締めました。
その後、キヨは子どもたちからお手玉をねだられました。なぜかというと……。
こんにちはゆっぺです。
キヨは集団疎開の子どもの1人から「お手玉持ってる?」と話しかけられました。
お手玉とは、小さな布袋に小豆や米などを入れて縫い合わせたおもちゃのことです。
すると他の子どもたちも「お手玉ちょうだい!」と駆け寄ってきました。
キヨが「そんなにお手玉遊びが好きなの?」と思いながら渡すと、すぐさま袋を破り、中の小豆をボリボリと食べ始めた子どもたち。