2023年9月25日 22:40
「同じあめだね」家の引き出しの菓子を友だちが盗んだと悟り #親に捨てられたおばあちゃんの話 78
2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。
6歳で父親が急死した後、母親に見放され、叔父の養女にされたキヨさん。数年後に叔父が亡くなると、養母の暴言&嫌がらせが始まり、家事と畑仕事を1人でやらされるなどずっと虐げられ続けてきました。家の近所には、1つ年下の女の子・かずちゃんが住んでいました。母親は、近所でも有名な窃盗の常習犯でした。「お母ちゃんは口うるさい」と文句を言うかずちゃん。実の親と一緒に暮らせているのに親の愚痴を言う友人を、うらやましく思ったキヨさんでした。
なぜ同じあめだとわかった?
ある日の学校帰り、キヨさんはお隣のおばあさんからあめ玉をもらいました。
当時、お菓子はとても貴重なもの。慌てて食べてしまうのはもったいないので、キヨさんはいったんお菓子をしまい、畑仕事に出かけました。すると畑にかずちゃんが。そして、「見てー」と見覚えのあるお菓子を見せたのです。
かずちゃんは笑顔で「キヨちゃんと同じあめだね」と言ってきて……。
こんにちはゆっぺです。
畑仕事をしているキヨのところに来て、「見て!」