くらし情報『アメリカ、職場での保険の落ち込み』

2010年10月7日 07:00

アメリカ、職場での保険の落ち込み

目次

・不景気と雇用保険
・これだけにとどまらない不景気の影響
・地方、政府のそれぞれの取り組み
アメリカ、職場での保険の落ち込み

不景気と雇用保険

アメリカ北西部ワシントン州に位置するクラーク郡では不景気の悪影響が雇用そのものだけでなく雇用保険にも見られ始めている。

※イメージ

調査によると今年度6月におけるこの郡の失業率はワシントン州内で最高の13%を記録している。

この失業率の高さは雇用保険の歳入の低下を意味し、これと不景気が相まって雇用保険でまかなっていた郡内の病院の無償診断の費用が2009年度には前年比1330万ドルまで上がっている。


これだけにとどまらない不景気の影響

この不景気により正規雇用者に対する保険の適用をする企業が前年比10%減少している。

リストラなどにより労働者を減らした結果保険適用の際のコストがあがり、さらに不景気による歳入の減少がこういった結果をもたらしている。

地方、政府のそれぞれの取り組み

この状況を打開するため政府は保険の適用範囲を拡張する法案を施行するが、それは2014年になってからである。

一方、地方ではより健康的な職場環境のための談話会を開いたりしている。またクラーク郡の都市であるバンクーバーの非営利団体は健康的な生活を送ってもらおうと住宅地周辺に公園をつくったり歩道をつくる試みを行っている。

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