千代田区立日比谷図書文化館開館10周年記念特別展 10/22より「タイムトリップ・江戸から東京へ」を開催
【展示構成】
I.序章「千代田のまちのなりたち」
千代田の風景の序章として、江戸から東京への風景を示す俯瞰図や江戸図をもとに江戸のまちづくりの変遷を紹介する。
II.江戸城から皇居へ
天皇東幸により江戸城が皇居となり、江戸が引き続き我が国の首府になる基礎を築いた。天皇が入城した西の丸御殿は明治6(1873)年に焼失し、同21(1888)年に明治宮殿が完成した。宮殿の写真や錦絵によってその風景を示す。
III.文明開化東京
駿河台のニコライ堂は長い間、地域のランドマークであった。明治20年代のニコライ堂展望写真による360゜パノラマドームを中心に江戸の街並みを残しながら、近代化が進む風景を紹介する。
IV.名所を巡る旅
江戸は参勤交代で多くの大名家臣が訪れ、名所巡りが活発であった。明治時代になると、全国に鉄道が整備され、旅行が一般的となる。
名所案内や絵はがきなどから、江戸東京の観光を紹介する。
V.千代田区水辺散歩
江戸は水運のための水路を巡らせたまちづくりを行い、急激な発展を遂げて江戸中期には百万人が住む世界有数の大都市になった。この発展の背景にあった水辺景観を紐解き、図面や写真を展示して江戸・東京の水辺風景や歴史的な橋梁を紹介する。