くらし情報『つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催』

2024年2月14日 11:00

つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催

2022-2023年度は、東北大学を中心にさらに研究を深め、家庭学習時における学習者用デジタル教科書の活用傾向を基に生徒を複数のクラスタに分類し、音読課題や定期テストの結果との関連を調べました。

その結果、クリック回数やアクセスページ範囲、端末利用時間やログイン頻度など複数の指標で中程度以上の結果を示したクラスタにおいて、音読課題や定期テストの得点が高いことが分かりました。
つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催

表1:予備分析におけるクラスタごとの各特徴量の平均値(標準偏差)

つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催

図1:クラスタごとの各単元での音読課題得点
「中学校英語科デジタル教科書の家庭学習時の操作ログと音読課題や定期テストとの関連に関する試行的検討(宮西ほか,日本教育工学会研究報告集,2023(2) 235-236)」より

また、授業中の累積クリック数を基に時系列クラスタリングによって生徒を分類したところ、一部の生徒が、教師からの指示に対する反応が相対的に遅れている傾向にあることが分かりました。

つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催

図2:授業の流れと各活動の所要時間(網掛けは教師がデジタル教科書を使うように指示した活動)

つくば市と東北大学、東京書籍、Lentrance 学習者用デジタル教科書の学習履歴データ活用に向けた共同実証研究の成果報告会を2月19日に開催

図3:累積操作数の時系列データの時系列クラスタリングの結果

これらの結果については、教師による働きかけや個人差による影響もあると考えられることから、研究チームでは、引き続きデータを集め、より詳細で一般的な活用傾向の分析を進めると同時に、教師の働きかけが生徒の活用の仕方に与える影響等についても研究を進めていきます。

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