2024年4月19日 10:00
たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で「時代とあゆむ袋物商 たばこ入れからハンドバッグまで」を4月27日(土)から6月30日(日)まで開催
Photo.02 無款 「旅風俗」 [後期展示]
寛永(1624-1644)ごろの旅風俗が描かれている。馬上の荷物にはきせる袋を結んだ長きせる、画面左奥の男性の腰あたりには提物がみえる。
Photo.03 喜多川藤麿 「大原女花見図」 [前期展示]
中央の女性は右手に一つ提げたばこ入れ、左手には布製のきせる袋を結びつけたきせるを持っている。19世紀前半ごろの作品。
Photo.04 いろいろな火打袋
根付や火打金をつけた実用的なものや、江戸時代の考証本に載るような古い形を模したものなど、さまざまな形態がある。
Photo.05 金唐革胴乱形たばこ入れ
胴乱は提物の一種で、もとは弾薬入れとされる。たばこ入れとしても使われていた。
Photo.06 鹿革早道
早道は銭入れの一種。上の円筒部に小粒の金銀を収め、下の袋部分に銭やたばこを入れ、提げて携行する。
Photo.07 松に藤刺繍女持ち懐中たばこ入れ
懐中たばこ入れは、懐や袂に入れて携帯するもので、鞐(こはぜ)留めのものが多く残っている。
Photo.08 茶織物・籐石畳編袂落し
両端の袋にたばこ入れや手ぬぐい、小物などを入れ、紐は背中側に回し、それぞれの袋を左右の袂に振り分けて使用する。