過去に不倫をしていても、適齢期を迎え、まっとうな恋愛や婚活へと舵を切る女性もいます。しかし晴れて婚活が実って結婚したのちに、過去の不倫が影響して、予想もしなかった展開へと見舞われるケースも…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、新婚早々に過去の不倫が影響してとんでもない事態に陥った30代前半女性のエピソードをお届けします。3年間の不倫の末に婚活を決意美優さん(仮名)は、7歳年上の男性と3年半もの間にわたって不倫をしていたそう。31歳のときに「このままでは結婚できないかも」と考え、不倫から足を洗って婚活を開始したところ、努力の甲斐もあり半年でゴールインが決まったそうです。「不倫をやめて婚活を始めてからは、いろいろなことがトントン拍子で進みました。私が不倫をしていたことは、ごく親しい友人の数名しか知らなかったので、『結婚したいから誰か紹介してほしい!』と周囲に頼みまくり、そのなかで出会った一人の男性とお付き合いを始めたんです。彼も結婚を意識していたので、交際4か月目でプロポーズを受け、半年後には入籍を済ませました」もともと年上好きな美優さんは、夫となる男性が8歳年上であることも気に入った理由だったとのこと。結婚が決まった当時は「こんなに早く結婚が決まるなら、もうちょっと不倫を楽しんでから婚活をしても遅くなかったかも」と、調子に乗ったことまで考えていたと振り返ります。入籍までは極めて順調に進むも… 結婚式の話が出てくると事態は急変結婚が決まったのが早かったこともあって、美優さんと夫には十分な結婚資金がなかったそう。まずは入籍を先行させて、結婚式は1年後にしようと話し合い、新生活準備に重点を置いて新婚生活をスタートしました。新居を借りて家具や家電を買い揃えると、あっという間に二人の貯金は底をついたそうですが、お金がないことが苦にならないくらい、毎日が新鮮で楽しかったそうです。「安定した愛情を注いでくれる夫にはとても感謝をしていましたし、贅沢はできなくても、人並みに結婚をできたことがとても嬉しかったです。貯金が底をついてからは、前よりも貯金のペースを上げて節約生活を楽しみながら、1年後の結婚式に向けて二人でせっせとお金を貯めました。ある程度、貯金が貯まってきたところで、『そろそろ結婚式場の下見やドレス選びもゆるっと始めたいね』という話に。彼のご両親や私の両親も巻き込んで、式の準備を始めました」結婚式や披露宴、新婚旅行の準備を進めるのは、幸せに溢れた時間だったと当時を語る美優さん。しかし祝福に溢れた時間はそう長くは続かなったそう。「ある日から、義母の態度がよそよそしくなったんです。何かしてしまったのかな?と不安に思いながら過ごしていると、義母に呼び出されました。そして開口一番に、“あなた、不倫していたの?”と。誰かから聞いたのか、私の不倫歴が義母にバレていたんです。義母の言葉を聞いて、目の前が真っ暗になりました。絶対にバレないと思っていましたが、悪いことはできないものですね。このときにようやく、不倫なんかするんじゃなかったと強く後悔しました…」不倫の過去を清算したつもりでいても、あとになってから過去が影響して災いが降りかかるケースもあります。自業自得な結果を招いてしまえば、後悔してもしきれません。せっかく掴んだ幸せも、過去の不倫のせいで台無しになるリスクがあると言えるでしょう。©maroke/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月17日同じ会社で働く人とは毎日のように顔を合わせるため、不倫関係に陥りやすいかもしれません。ただ、一緒にいることが多いからこそ、社内の人に怪しまれてしまう危険性もかなり高いはずです。そこで今回は、「社内不倫」がバレてしまった原因について紹介します。社内のグループLINEに誤送信してしまった「同僚の男性と不倫をしていたことがありました。彼がうちに泊まったときにUSBを忘れて帰ったので、『昨日うちにUSBを忘れてたよ』ってLINEを送ったんです。でも、間違えて社内チームのグループLINEに送ってしまいました。気づいて送信取り消しをしたものの、すでに既読が3つくらいついていました。絶対にバレていると思いますが、チームの誰もそのことには触れず、ただただ気まずい感じになりましたね」(20代・女性・出版関係)会社の人とは連絡を取り合うことも多いので、誤送信をしてしまうケースもあるようです。愛情表現や不倫疑惑が生じるような内容などを誤送信すると、一気に噂が広まっていくことになるかも。誤送信したLINEやメールは文字として残るものなので、確実な証拠になってしまう場合もあるでしょう。二人だけの呼び名を言ってしまった「会社では彼のことを苗字で呼んでいますが、二人のときはあだ名で『たーたん』と呼んでいました。ある日、同僚の女性数人とランチに行ったときに、たまたま彼の話になったんです。そこで思わず、『たーたんって抜けているとこもあるよね』と言っちゃったんです。慌ててごまかしましたがごまかしきれず、結局それが原因で不倫がバレちゃいました……」(30代・女性・営業)カップル同士なら、二人だけの呼び名やあだ名で呼び合うこともあるもの。しかし不倫のように周囲に隠した関係だと、ほかの人がいる場所でもポロっとその呼び名で呼んでしまう危険も。明らかにカップルでなければ使わないような呼び名で呼んだ場合には、確実に不倫もバレてしまうでしょう。一緒に出張について行った「直属の上司と不倫関係になったときに、何度か一緒に出張に連れて行ってもらっていました。明らかに私が一緒に行くのはおかしいときもあったけれど、『うまいこと言うから大丈夫だよ』と彼に言われたんです。でも、実際は私たちの噂はどんどん広まっていて、一番仲のいい同僚にも『ほぼみんな気づいているよ』と言われちゃいました」(20代・女性・IT)公私混同しているような行動を取りすぎると、怪しまれる可能性は当然高くなるはず。強引に出張へ一緒に行ったり、同じ日に休みを取ることが多かったり、同じ時間帯に帰ることが多かったり……。本人はバレていないと思っていても、そういった行動はほかの人の目には不自然に映るものです。ケンカを持ち込んでしまった「同じ会社の先輩と不倫していたときに、大ゲンカをしたことがあったんです。会社でも冷たく接していたら、『怪しまれるからやめろ』と彼に言われました。それにもすごく腹が立って、会社の廊下で彼に文句を言ったら、そこでまた言い合いに。それを会社の人に聞かれてしまい、そこから噂が広まっていきました」(20代・女性・広告代理店)社内不倫は、二人が醸し出す雰囲気でバレてしまうパターンが多いと言えます。妙に馴れ馴れしかったり、反対にぎくしゃくしていたりすると、「あの二人、何かあったのかな?」と勘づかれるかも。プライベートのケンカを社内に持ち込むことは、言ってはいけない二人の秘密を自ら言ってしまうようなものでしょう。社内不倫がバレてしまうと、その後大変なことになるだけです。仕事に支障をきたすのはもちろん、最悪の場合は辞めなければいけなくなったりするかも。大きな代償が待っているので、不倫に足を踏み入れることは避けるべきです。©K+K/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・山田周平
2024年03月14日茉奈さん(仮名・29歳)は、結婚後に産休と育休を経て職場に復帰。その際、新人の男性社員の浅川さん(仮名)の育成担当になったそうです。時短勤務をしながら指導にあたるうちに、特別な感情が芽生え始めて…研修期間終了後に深い関係となってしまいました。その後、職場内不倫となってしまった二人の関係はどんな結末を迎えたのでしょうか。不倫後の職場の状況「浅川君と関係を持ってしまったあとも、引き続き仕事に加えて、家事や育児に追われる日々を送っていました。時間にも制限があったため、二人きりで会うことはなかなかできませんでした。職場でさりげなく目を合わせては、アイコンタクトを送る程度。ただ、連絡はマメに取っていたので、特別感や満足感はありました。彼も仕事に一生懸命取り組んでいて、成長していく様子を傍で見ることができました。お互いに充実感をおぼえ、生活にも張りを出ていると感じていましたが、そんな日々はあるとき急に幕を閉じることになります」夫から「この代償は必ず払ってもらう」と…「ある日、子どもを寝かしつけたあと、夫に“話がある”と言われました。そして、“不倫しているだろう”と単刀直入に告げられたのです。すべてを把握しているような様子だったので、これは抵抗しても無駄だと思い、不倫を認めました。離婚かな…と頭をよぎったんですが、“子どものために離婚はしない”と夫が言いました。ただ、“一生許さない”と。不倫相手である浅川君についてもすでに把握しているようで、私に対しても浅川君に対しても、“この代償は必ず払ってもらうから”と強い口調で言われました」上司に会議室に呼び出されて「私はともかく、浅川君に対しては何をしてくるのか心配でした。慰謝料の請求が考えられましたが、そのことについてなかなか浅川君に切り出せずにいました。すると数日後、職場で上司から呼び出しを受けたんです。会議室に入ると、すでに浅川君が座っていました。そこで上司から、“二人の関係について連絡があった”と言われました。誰からの情報とは明かされませんでしたが、夫からのリークであることは明白。だって、夫しか知り得ないことですから…。浅川君は青い顔をして、上司の言葉にただ頷くだけ。“近々処分がくだると思う”と言われ、その場はいったん解散となりました」息苦しさを抱える日々「数日後、辞令がくだされました。浅川君は地方の支社へ、私は同じ県内ではあるもののはずれの地域への配置換えとなりました。私の勤務地は、家から2時間もかかる場所です。小さい子どもがいながら通うにはあまりに厳しく、事実上のクビ宣告のようなもの。1か月ほど勤務しましたが、結局退社を選択しました。浅川君も、新たな支社に数か月間勤務したようですが、やはり退職したと聞きました。私が既婚者としてしっかり一線を引けていれば、彼の明るい未来を奪うこともなかったのでは…とも思ってしまいます。家庭においては、とりあえず離婚は免れたものの、子どもがいなければ夫とは会話もない状態。冷え切った夫婦仲への息苦しさを抱えながら、毎日を過ごしています」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫の代償として、息苦しい家庭生活がこの先も続くようです。むしろ離婚できたほうが楽……と思ってしまうかもしれませんね。©UTS/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日結婚して出産し、子どもが生まれて幸せな家庭に恵まれているにもかかわらず、不倫に走ってしまう女性もいるようです。茉奈さん(仮名・29歳)もそのひとり。当時を振り返り、とても後悔していると言います。では、いったいどんな状況だったのでしょうか。ある新入社員の研修担当に「私は4年前に結婚し、しばらくして妊娠が分かり、産休と育休を経て職場に復帰しました。会社が育児に協力的だったこともあり、時短勤務を活用して働くことができたんです。その後、春になって新入社員がやってきました。新入社員には3か月の研修期間が設けられています。人手不足ということもあり、私も時短勤務ながら一人の新入社員の担当にあたることに。担当するのは、浅川君(仮名)という、体育会系出身の男性社員でした。浅川君は礼儀がしっかりしていて、挨拶も丁寧。元気があってやる気に溢れる彼に好感を持ち、力になってあげたいと思いました」新入社員との関係性「ただ、私は時短勤務だったので、彼よりも2~3時間早く退社することになります。なので、その分の指示を出してから帰るようにしていました。周囲の社員にも彼のフォローをお願いしていましたが、“もし困ったことがあったらすぐに連絡して”とも、彼には伝えていました。すると、意外と彼からよく連絡が来るのです。ほかの社員に聞けば分かるんじゃないかという、確認事項程度のものもありました。私も、家のことをしながら対応していたので、つい口調が厳しくなることもあり、反省する部分もありましたね」研修期間が終了「次第に、家にいても浅川君のことを気にかけるようになりました。大丈夫かな…と心配する時間が増えていったんです。今思えば、そうやって私のなかで彼の存在が大きくなっていったのだと思います。そして3か月が経ち、研修期間が終了。彼もひとり立ちすることになりました。すると浅川君が、“今までお世話になりました”と挨拶をしてくれました。さらに、“お礼にランチをご馳走させてください”と言うのです。ランチぐらいなら…という気持ちで、二人で職場近くにある、ちょっといいイタリアンのお店に入りました。パスタがおいしい店だったんですが、“うまい!”と上機嫌に食べている彼の様子が子どもっぽくもあり、可愛らしく感じましたね。食べ終わるころ、彼が肩を落としながら、“関わりがなくなるのが寂しい”と言うのです。私もなんとなく寂しく感じて、“いつでも連絡して”と応えました」打ち上げを兼ねて二人で飲みに出かけて「その後、特に彼からの連絡はなし。なんとなく、職場で彼の姿を目で追う日々が続きました。すると、どうにも気になって仕方なくなってきてしまい、私のほうから連絡を入れました。“最近どう?”と尋ねて、“近況を報告し合おう”と、飲みに誘ったのです。“研修期間の打ち上げ”という名目も加えると、彼からもOKの返事が届き、初めて二人きりでお酒を飲みに出かけることになりました。当日、私は時短勤務を終え、いったん帰宅。家の用事を済ませ、子どもの迎えを夫に頼み、待ち合わせのお店に向かいました。食事が始まると、彼がかなりのハイペースで飲むので、私もそれにつられてお酒の量が増えました。しばらくして、彼はまた“寂しい”と言い出したんです。私に対して、“気になって仕方がない”と…。その言葉に、“私も”と素直に応えてしまいました。そして一緒に店を出たあと、自然とホテルのほうに向かってしまったのです」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。研修期間のあいだに、先輩後輩以上の感情が芽生え、深い関係となってしまったようです。いくら後輩を放っておけなかったとしても、異性として意識してしまう前に、しっかり線引きするべきだったでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日結婚後も美容部員を続けていた優希さん(仮名・31歳)。化粧品の売れ行きが落ち込んだため、美容系インフルエンサーのママ友(絢さん・仮名・27歳)に宣伝をお願いするも、即断られてしまって。それに腹を立てた優希さんは彼女の夫(宗介さん・仮名・33歳)を略奪することを計画。やがて二人は不倫関係に。しかし、優希さんは突然宗介さんにさよならを告げられてしまいます。優希さんはいつの間にか不倫に本気になっていたので、宗介さんと別れることになり相当つらい思いをしたのだとか。でも、夫(忍さん・仮名・34歳)に浮気がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたと言います。元不倫相手の妻からの電話…浮気の復讐を予告されて…「数日後、元不倫相手の妻の絢さんから電話がかかってきました。出るなり『あなたの依頼を断ったからといって、夫を略奪するなんて許せない』『二人でずいぶん不倫を楽しんでいたのね』と怒鳴られて。最近太り始めた宗介さんを不審に思った彼女が探偵にすべてを調べさせた様子。私は予想外に不倫がバレたことで頭が真っ白に。絢さんは『最終的に夫は私を選んだのよ』『こちらからもそれ相応の復讐をさせてもらうから…私のSNSをよくチェックしておくことね』と告げると電話を切りました」絢さんからの復讐は想像をはるかに超えるものだったそう。「しばらくすると、インフルエンサーである絢さんのSNSに私と宗介さんの不倫の証拠写真が投稿されました。彼の顔はわからないよう加工されていたのですが、なんと私の顔はそのまま載せられていて。さらに『美容部員のママ友から化粧品の宣伝をお願いされ、それを断ったら腹いせに夫を略奪されました』『私の何がいけなかったのでしょうか…』というコメントが書かれたのです。絢さんの言葉にたくさんの人が同情し、瞬く間にSNSは大炎上。不倫をとがめる発言はもちろん、私の名前や勤め先も特定されることに。街に出ても見知らぬ人からの視線を感じるようになりました」このタイミングで、優希さんは会社の上司から呼び出されたと言います。「上司の話はやはり絢さんの投稿についてでした。彼女は会社名こそ出さなかったものの、私の顔が世間にバレたことで勤務先が特定され、結果的に化粧品会社としてもSNSで炎上してしまって。上司に『君が個人的に宣伝を依頼したことで、会社にネガティブなイメージがついた』と叱責されたのです。私はこれ以上周りに迷惑をかけられないと考え、その場で責任を取って会社を辞めることにしました」夫に不倫がバレて…その時彼が下した大きな決断とは…?「帰宅すると、夫は怒り心頭でした。SNSで炎上したことで私の不倫も夫の知るところになった様子。私が慌てていいわけしようとすると、夫が『お客さまが来た』と言うので、後ろを振り返るとそこには私の両親が立っていたのです。両親はSNSをしないので不倫がバレることはないと秘かに高をくくっていたのですが…。顔を見るなり『忍さんからあなたが不倫していると聞いたわよ』『謝罪の気持ちがあるなら態度で示しなさい』と両親に怒鳴り散らされて。私は夫の目の前で土下座をして許しを請うたものの『君には愛想が尽きた…離婚しよう』と告げられてしまいました」優希さんは、それを受けて両親に絶縁されてしまいます。「私はすぐに家を追い出されました。実家を頼ることもできないので身を寄せるためのホテルを探していたら、夫から電話がかかってきて。『さっき保育園に娘(日和さん・仮名・4歳)を迎えに行ったら、周りの保護者から白い目で見られた』と言うのです。続けて『お前の不倫が原因で日和がいじめられたらどうするつもりだ』と責められて…その結果私は親権を失うことに。夫に慰謝料を払うため職探しをしているのですが…一度SNSで炎上している身なので、どこの化粧品会社へ行っても門前払いを食ってしまいます。今まで地道に積み重ねてきた美容部員としてのキャリアも意味をなさなくなってしまいました。家族も仕事も、住む場所も失って…一時の感情で不倫に走ったことを後悔してもしきれません」ほんの仕返しのつもりで不貞を働いた優希さん。不倫の代償として大切なものを失っても、すべて背負って生きていくしかありません。人生のやり直しはそう簡単にできないと覚えておきましょう。©kei907/Adobe文・菜花明芽
2024年03月12日「意に沿わない結果を受け入れられない」というのはかなり自分勝手ではないでしょうか。今回は、ママ友に頼み事をしたものの、断られたがために不倫に走ってしまった31歳女性のエピソードをご紹介します。美容部員として活躍するも…化粧品の売り上げは落ちるばかり優希さん(仮名・31歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(宗介さん・仮名・33歳)とW不倫しているそうです。なぜ、優希さんは先行き不安な恋愛に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(忍さん・仮名・34歳)と娘(日和さん・仮名・4歳)の三人家族です。結婚後も化粧品会社の美容部員を続けており、この仕事は自分の天職だと思っています。しかし、数年前から外出の機会が減ったことで、化粧品の売れ行きは思わしくなくて…常々何か解決策はないかと悩んでいました」仕事熱心な優希さんは、あるアイデアを思いつきます。「子どもが同じ保育園に通うママ友(絢さん・仮名・27歳)が美容系インフルエンサーをしていることを思い出しました。家族ぐるみで親しくしているので、SNSでうちの化粧品をお勧めしてくれないかと彼女にお願いすることに。すると『自分でいいと思った物しか発信しないから』と断られてしまって…。たしかに絢さんの言うことはごもっともですが、私は『友人なんだから少しくらい協力してくれてもいいじゃない!』と内心腹立たしく思っていました」この出来事をきっかけに、優希さんはママ友に仕返しをしようと企んだのだとか。「数日後、いつものように絢さん家族と一緒に出かけました。私はさりげなく彼女の夫に近づいて『奥さんってとっても美人ですよね、何も不満はないでしょう…?』と話しかけてみたのです。すると彼は『美容にいいことを押しつけられて困っている』と語り出し『白湯は飲むと基礎代謝が上がるからと、毎日水筒に入れて会社に持たされている』『週末には一定期間食事をしないファスティングに付き合わされて、お腹が空いて仕方ない』と愚痴り出して…。私は『それは大変ですね』と宗介さんに共感することで、徐々に彼の心を奪おうとしました」優希さんは、頼み事を断られた腹いせにママ友の夫を略奪しようと考えたのです。「秘かに宗介さんとLINEを交換し、頻繁に不平不満に耳を傾けました。彼が妻の絢さんに不満を抱いていたこともあり、すぐに不倫関係に陥って…。浮気がバレることを恐れ、二人とも『休日出勤』と家族に嘘をついて、週末遠方まで出向き人目を避けることを徹底。彼が妻の健康志向な食事に不満を募らせていたので、逆をついて私たちはメガ盛りのおいしい店を中心に食べ歩くことに。お腹いっぱいになるとそのままホテルへ行きカラダを重ねました」不倫を楽しんでいた優希さんにこの後思いもよらない出来事が起こります。不倫相手に突然別れを告げられて…あまりのことに納得できず…「ある日、彼から突然電話がかかってきました。いつも不倫がバレないようLINEで連絡を取り合っていたので何事かと思ったら、電話に出るなり『君とはもう別れる』の一点張り。私が『急に何を言っているの…?妻の絢さんといても息苦しいだけでしょ』と彼を諭そうとするも『やっぱり妻が一番なんだ』と言われたのです。いつしか不倫に本気になっていた私は、宗介さんの心変わりに気持ちがついていけず…。最後に『不倫はなかったことにしてほしい』と告げられ一方的に電話を切られてしまって…彼を引き止めることもできないまま私は別れを余儀なくされました」思い通りにならないと腹を立て不倫に走った優希さん。相手が既婚者だとわかっていたのだから、急に別れることになってもやむを得ないのではないでしょうか。©buritora/Adobe文・菜花明芽
2024年03月12日20代の頃に社内不倫をしていた不倫相手と、再び同じオフィスで働くことになった美咲さん(仮名)。夫には不倫を隠しきっているものの、元不倫相手からしつこく復縁を迫られ、過去の過ちのせいで苦労する日々を送っているそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、過去の不倫のせいで今の生活に不安を抱いている30代女性のエピソードをお届けします。過去の不倫を隠すために、元不倫相手の連絡を無視できない日々美咲さんは、元不倫相手である田中さん(仮名)から復縁を迫られた際に、「今は夫が一緒に住んでいるから無理」と跳ねのけたそう。しかし、その後もオフィスにいるときに田中さんからやたらと視線を感じるようになったり、社内チャットが頻繁に届いたりして、どう対応すればいいか困ってしまっていたとのこと。過去の不倫を絶対に周囲にバラされたくない美咲さんは、田中さんを完全に無視することもできず、付かず離れずの距離感をキープするために苦心していたと語ります。「田中さんを逆上させて、不倫をバラされたら仕事にも家庭にも影響が出るので、それだけは絶対に避けたかったんです。だから、ときには彼の発言に対して、私が思わせぶりな態度をとることもありました。そんなことをしているうちに、ある日彼に自宅の最寄り駅で待ち伏せされてしまって…。さすがにこれはまずいと思いました。私の自宅近くにまで来るほど思い詰めているなら、今きちんと話そうと提案したのですが、田中さんは話を聞いてくれなくて。だから仕方なく『もうあなたと関係を持つことはできない』と、改めてはっきり伝えたんです」すると、田中さんは大声で「あんなに俺のことが好きだって言ってくれていたのに!」と叫び出したとのこと。周りに人がいる場所でいきなり感情的になっている姿を見て、美咲さんはしばらく唖然とした状態に。すると、突然背後から夫が現れ、「どういうことだ?」と声をかけられてしまったのだとか…。夫と元不倫相手が鉢合わせ「その日は雪が降る予報だったので、なんと夫は私を駅まで迎えに来てくれていたんです。まだ夫は駅に到着していないと思っていたんですが、実はもう着いていて、私が見知らぬ男性と会っている様子だったのでこっそり見ていたらしいです。かなりヤバい状況だと思ったので、田中さんを置き去りにする形でその場をいったん離れ、夫婦で家に帰りました。夫から『あいつは誰なんだ?』と聞かれたので、元不倫相手とは言わずに、昔付き合っていた元彼だと説明しました」最初は疑っていた様子の夫も、今までに密会の気配がなかったことや駅での二人の様子から、いったんは美咲さんの潔白を信じてくれたとのこと。しかし、本当に「元彼」でしかないのかを怪しまれる日々が続いているそうです。「田中さんは、夫と鉢合わせてからようやく大人しくなりました。しかし、夫はやっぱり私と田中さんの関係を疑っているみたいです。独身時代に付き合っていた元彼が同じ職場にいるなんて話はしたことがなかったので、腑に落ちないところがあるのでしょう。今は、不倫の過去をとにかく知られないように気をつけていますが、田中さんが暴走すれば職場にバレるのは時間の問題ですし、いつ夫に不倫がバレるか毎日恐ろしくてたまりません」過去のあやまちだと考えていても、家族を裏切った事実が発覚すれば、家族仲に影響が及ぶのは必然と言えます。「絶対にバレない」という自信があったとしても、不倫をするべきではないのは言うまでもありません。©polkadot/Adobe Stock ©ARAMYAN/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月10日夫の単身赴任中に不倫に走ったものの、夫が戻ってきたと同時に不倫を終えて、絶対に周囲にはバラさない「完全不倫」を企む女性もいます。しかしそんな目論見が見事に崩れ、過去の過ちのせいでとんでもない展開を迎えることも…。相談者の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、20代のときの不倫の代償を30代になってから痛感している女性のエピソードをお届けします。夫の単身赴任中に不倫… 絶対にバレない自信があったが美咲さん(仮名)は20代後半で結婚して、現在は30代。20代のときに夫が単身赴任になり、その間に職場の同僚と不倫をしていたことを夫に隠し続けているそうです。現在は、夫の単身赴任が終わったので同居を再開。夫婦仲は良く、不倫のことを知っている友人もいません。美咲さんとしては、不倫相手とは円満に別れることができており、相手は転勤して別の支社にいるため、もう鉢合わせることもないと安心していたそうなのですが…。「状況的に、絶対に私の過去の不倫が周囲にバレることはないだろうと思っていました。それなのに…悪いことを隠し通すのは、やっぱりできないのかなって感じる出来事に遭遇してしまったんです。ある日、元不倫相手の田中さん(仮名)が、私と同じ支社に戻ってくることを知りました。正直、もう顔を合わせるのは気まずいなと思っていたのですが、職場不倫だったので仕方ないですよね。田中さんが戻ってきてからは、彼とオフィスで顔を合わせないように気を付けていたのですが、ある時に田中さんに待ち伏せをされて、いきなり『もう一度関係を持たないか?』と誘われたんです」自分と似た境遇の元不倫相手不倫をしていた当時、美咲さんはすでに結婚していましたが、不倫相手の田中さんは独身だったそう。ですが、田中さんと話した際に別の支社へ異動したあとに結婚したと聞かされたそうです。「田中さんも既婚者なのに、なぜ私に声をかけてくるのかな?と、自分の過去を棚に上げながらも疑問に思いました。素直にその疑問を田中さんにぶつけたところ、彼は単身赴任でこちらの支社に来ていることを知りました。自分が不倫に走ったのと同じような状況であることを知って、なんだかちょっと親近感が湧いてしまって。それに、手っ取り早くヨリを戻せそうな私に声をかけてきたんだなぁと、同情すら感じましたね。とはいえ自分も不倫をしていた立場なので、田中さんを責めることはできず、彼の提案に対して肯定も否定もせずに愛想笑いをしていました。その日はうまく会話を切り上げられましたが、次の日からは社内チャットでも頻繁にメッセージが来るように。田中さんの視線を感じることも増えていって、対応に困りました。ですが、冷たくあしらって逆上されるのも怖いので、無視もできません。こんなことになるなら不倫しなければよかったです…」自分では上手に不倫を終えたつもりでいても、忘れた頃に過去の過ちのせいで予期しなかったトラブルに見舞われる場合もあります。そのときに不倫を後悔しても、あとの祭り。どんな状況であれ、不倫には足を踏み入れるべきではないでしょう。©mapo/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月10日不倫は人を裏切る行為です。不倫している最中は楽しいかもしれませんが、やがて大きな代償を払うことになり、結果的に悲惨な目に遭うこともあるでしょう。今回はそんな、“不倫妻が課せられた厳しいペナルティ”というテーマで、経験者にエピソードを語ってもらいました。10年勤めた会社を退職「結婚後、しばらくして職場で異動があり、別支社に移りました。そこで出会った上司と不倫関係に。1年ほどして、上司の妻に関係がバレてしまいました。上司の妻は怒り心頭。会社に報告され、上司ともども異動というペナルティを課せられました。私が異動を命じられたのは、通勤に2時間以上もかかる場所。最初は頑張って通っていましたが、やっぱり負担が大きくて体調も優れなくなり、10年勤めた会社を退社せざるを得なくなりました」エリ(仮名)/34歳不倫によって遠い職場への異動を命じられたというエピソード。じわじわとダメージの蓄積するペナルティかもしれません。友人が全員離れていった「若い男性と知り合い、不倫関係になったことがありました。周りの友人からは止められたんですが、私はのぼせあがってしまい、聞く耳を持てなかったんです。結局、1か月ほどで彼と連絡が取れなくなって関係はおしまいに。そこでようやく、友人からもまったく連絡が来なくなったことに気付きました。最終的には、5人ほどいた仲の良い友人たちと一気に疎遠に…。一時の快楽のために大事なものを失ってしまったと、今はとても後悔しています」アイカ(仮名)/29歳不倫によって友人たちからも見放されたようです。不倫に夢中になったことで人間関係が壊れてしまった、という人は少なくありません。不倫相手の妻が多額の慰謝料を請求「過去にW不倫を経験しました。一応注意を払ってはいたんですが、相手男性の妻が不倫に気付き、私に連絡してきたんです。妻からのメールには、“精神的苦痛を受けたので300万円を請求します”とありました。結果的には相手夫婦が離婚に至らなかったため、慰謝料は100万円で済みました。ただ、こちらもお金の件で夫に不倫がバレてしまい、現在は離婚協議中です」リカコ(仮名)/33歳不倫による慰謝料は高額になる場合が多いです。W不倫の場合はそれだけでは済まず、自分自身も離婚となるケースも珍しくはありません。子どもの親権を持てなかった「数年前に不倫をしていたころ、子どもを友人に預けて不倫相手と会っていました。後日、不倫をしていることが友人にバレてしまい、“不倫をするなら子どもを預かれない”と言われてしまいました。困り果てた私は、何度か子どもを連れて不倫相手と会うようになったんです。のちに不倫が夫にバレて、離婚話が持ち上がりました。親権を争うことになったんですが、以前に子どもを連れて不倫相手と会っていたこともバレてしまって…。それが子どもに苦痛を与えていたと判断され、親権を取られる大きな要因となってしまいました。後悔してもしきれません」ヒサコ(仮名)/35歳不倫をしても、親権は母親が持つというケースもあります。しかし、事情によっては子どもと引き離されることも。いくら後悔しても手遅れです。“不倫妻が課せられたペナルティ”をご紹介しました。不倫の代償というと慰謝料が頭に浮かびがちですが、ほかにも厳しいペナルティを受けることもあるようです。危険性をきちんと理解していれば、魔がさして不倫をしてしまうことはないのではないでしょうか。©健二 中村/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月09日優子さん(仮名・33歳)は、夫である清志さん(仮名)からのLINEの誤送信により不倫を疑い、不倫の証拠集めを始めます。そんななか、不倫相手として、同僚の安村さん(仮名)をあやしいと思い接触。同じアーティストが好きという共通点から、“ライブに行きませんか?”とSNSのDMで誘ったそうです。そのときの反応から、彼女は不倫相手ではないと思ったそうですが、彼女を通して情報集めができると思った優子さん。夫の不倫相手は、結局誰だったのでしょうか…。当時の状況をくわしく伺いました。夫の同僚とライブへ行くことに「安村さんと連絡を取り合い、好きなアーティストのライブチケットを入手しました。そのことを清志に伝えたんです。すると、“いつの間に連絡を取っていたんだ”と驚いた様子。そしてライブ当日、安村さんと久しぶりに会い、会場へ。お互いに好きなアーティストということもあり、とても盛り上がりました」同僚の告白「ライブ終了後に、“軽く食事でも”と誘ってお店に入りました。最初はライブの感想や世間話をしていたのですが、話がひと段落したときに、“私のこと、何か聞いていますか?”と言い出したのです。もしかして不倫相手…?とも思いましたが、とりあえず、“何も”と答えました。すると安村さんが、“実は昔付き合っていたんです”と、清志とのかつての交際を告白。正直かなり驚きましたが、職場が同じで私よりも付き合いが長いので、そういうこともあるかと、ひとまず受け入れました」夫の2股疑惑「さらに事情を聞くうちに、驚きの事実が判明。かつて付き合っていたという時期を聞くと、なんと私と重なっているのです。安村さんはあるとき一方的に別れを告げられ、その数か月後に人づて彼の結婚を聞いたそう。安村さんはそのとき初めて2股をかけられていた可能性を知ったといいます。そこで、最初に安村さんと会ったときの状況を思い出しました。清志と3人で偶然会ったとき、安村さんがやけによそよそしくしていた理由を理解しました。安村さんは、“ずっと言えずにごめんなさい”と謝ってきました。私は何も知らず、謝られるような立場でもないのに…。付き合いは浅いですが、すごくいい人だなと感じましたし、何より夫より信用できそうだと直感で思ったんです。そして安村さんは、“今では良かったと思っています”“優しい彼氏にも出会えましたし”と前向きに話してくれました」本当の不倫相手は…「私も、ここまでの経緯をすべて安村さんに伝えました。清志の怪しい行動から、不倫を疑っていると。そこから、私の持っている情報と、安村さんの知っている職場での人間関係などの情報を擦り合わせていきました。そこで一人、怪しい女性の存在が浮かび上がりました。別部署に勤める新人の女性です。私は、そこから再び調査を開始。SNSを駆使して、できる限りの情報を仕入れました。さらに、僅かな時間ではあるものの、清志のLINEを覗いたり、尾行したりしました。そうやって地道に集め続けた不倫の証拠を清志に突き付けたところ、不倫は事実であるとおとなしく認めました。その時点ですでに関係の改善は不可能だと判断。粛々と離婚へと話が進んでいきました。今は離婚も成立し、身辺もスッキリとした状況です。ちなみに安村さんとはその後も親しくしていて、たまにライブなどに一緒に足を運んでいます」“夫のLINEの誤送信から不倫を疑った女性の告白”をご紹介しました。夫の不倫により離婚に至ったものの、新たな友人ができたという救いもあったようです。辛い思いを共有しているだけに、絆も強いものとなったのでしょう。©naka/Adobe Stock ©oka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月08日LINEは便利なツールであり、生活に欠かせないものという人も多いでしょう。だからこそ使い方を誤ると、とんでもない事態を引き起こす可能性も。優子さん(仮名・33歳)もかつて夫から送られてきたLINEによって、人生が変わってしまったそうです。当時いったい何があったか、事情を伺いました。夫からのLINEの違和感「5年前、友人の開いた飲み会に参加したとき、のちに夫となる清志(仮名)と出会いました。私は音楽を聴くのが趣味で、彼と話が合ったことから仲良くなったんです。清志の博識で話が上手だったところに惹かれて交際を開始し、1年後に結婚をしました。ある日、仕事が休みで家にいたとき、仕事中の清志からLINEが届きました。“今日も可愛いね”“一緒にいたい”というような内容だったんですが、普段はそんなことを言わないので、とても違和感をおぼえました。これはおそらく、別の女性に送ろうとしたものを、間違えて私に送ってきたのではないかと思いました」夫の不倫相手を突き止めることを決心「すぐに指摘しようとも思いましたが、いったん冷静になりました。“どうしたの?いつもそんなこと言わないのに”と、とぼけた内容のLINEを返しました。すると清志からすぐに、なんとなくそう思った、という返事が。それで疑いが晴れるわけもなく、内心焦っているんじゃないの?と思いましたね。続けて、“よかったら夜は外で食事しない?”と来たんですが、いかにも白々しい感じがしました。実際、その夜は二人で食事へ。不倫をしているんじゃないかと問いただしたい気持ちはありましたが、そこはグッと堪えました。清志は、私の反応を見て安心している様子でしたが、私はそのとき、絶対に不倫相手が誰だか突き止めてやると心を燃やしていたのです」怪しい女性の存在「夫の前では、不倫を疑っているような素振りを一切見せないようにしていたので、彼も安心したようでした。その後、不自然に出かけたり、残業をしたりする日があって、不倫への確信をさらに強めました。そんななか、私は不倫相手が誰なのか、夫の目を盗んで調べることに。相手は同僚ではないかと目星を付けて、SNSを駆使して職場の女性を調べられるだけ調べたんです。調べるうちに、私のなかで一人の女性が思い浮かびました。それは以前、清志の職場の近くを二人で歩いていたときに偶然会った同僚で、安村さん(仮名)という女性です。安村さんは会った瞬間、よそよそしいというか、慌てているような素振りがありましたが、すぐに清志が割って入り紹介をしてきました。私と安村さんには、好きなアーティストが同じという共通点があって、それを清志が話題に出してきたのです。その場で意気投合し、話が盛り上がりました。ただ、思い返すと、あのときの反応はおかしい…。私は、安村さんにDMを送ってみることにしました」夫の同僚をライブに誘ってみると…「丁度そのころ、好きなアーティストが久しぶりにライブをするというニュースが流れていました。それを理由に、興奮して思わずDMを送ってしまったというていで、安村さんに連絡を取ってみたんです。“お久しぶりです”と送り、ライブの情報などを伝えました。そして、ある程度やり取りをしたあと、“よかったら一緒にライブに行ってもらえませんか?”と聞いてみたんです。すると、“是非!”と返信が来ました。その反応で、この人は清志の相手ではないだろうと思いました。だって、不倫相手の妻とライブに行くなんてOKするはずないですから。でも、安村さんとつながって損はないと思いました。職場の人間関係を把握しているはずですから、探りを入れるのにはピッタリだと。私は、絶対に不倫相手を突き止めてやると、いっそう心を燃え立たせていたのです」“夫のLINEの誤送信から不倫を疑った女性の告白”をご紹介しました。夫に裏切られ、許せなかった当時の気持ちが伝わってきます。ここまで覚悟を決めたのなら、何かしら結論が出るまで突っ走るしかないのでしょう。©siro46/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月08日かつて不倫をしていたという人もいれば、今まさに不倫をしているという人もいるかもしれません。なかには、すでにパートナーにバレそうな状況を迎えている人も。今回はそんな、“今にもバレそうな現在進行形の不倫”について、女性たちに状況を語ってもらいました。夫を不倫相手の名前で呼んでしまった「私はたまに一人で飲みに行くんですが、あるバーで知り合った若い店員さんと親しくなり、いい関係になりました。ある日の休日も、夫と二人で部屋でダラダラしているときに、私は不倫相手の彼とLINEをしていたんですね。そしたら、夫に声をかけるときに間違えて、彼の名前である“カイくん”と呼びかけてしまいました。ちゃんと聞こえなかったのか、夫が不思議そうな顔でこっちを見たので、私は慌てて背中を掻いて、“ああ、痒い……”とごまかしましたが、怪しまれていると思います」マキ(仮名)/33歳名前を呼び間違えるというのは、パターンとしてはありがちかもしれません。そういった綻びが発端となり、破滅へと向かっていくのでしょう。スマホを忘れてGPSで探したら…「私の不倫相手は独身なので、彼の家へたまに遊びに行きます。あるとき彼の家から戻ってくると、手元にスマホがありませんでした。帰りのタクシーに忘れたと思いましたが、タクシー会社が分からず連絡できなくて…。夫にそれを伝えると、“GPSで分かるかも”と言われたので、探してもらいました。結局スマホは見つかりましたが、場所は明らかに彼のマンションを示していたので、必死でごまかしました」エイミ(仮名)/30歳スマホをなくしたときは、場所がどこかハッキリと分からない場合もありますよね。こういった状況から、不倫が発覚するケースもあるようです。夫に尾行されている「友人が企画したパーティに参加したときに知り合った男性と、不倫関係になりました。相手も既婚者で、土日のどちらかで会うことが多かったんです。ある日、夫には“友だちと飲みに行ってくる”と言って家を出て、駅に着いてなんとなく辺りを見回したとき、怪しい人影が…。雰囲気を見てすぐに夫だと分かったので、慌てて方向転換しました。その日は“友だちにドタキャンされた”と家に帰りましたが、翌週も同じように尾行をされました。おかげで、不倫相手とはしばらく会えていません」サチ(仮名)/31歳夫にはすでにかなり怪しまれているようです。実際に不倫相手と会えていないわけですから、ある意味では尾行は成功していると言えるかもしれません。上司のSNSに友だち申請「私は職場の上司と半年ぐらい不倫をしています。仕事終わりに二人で食事をしてホテルに行くような感じなんですが、細心の注意は払っているつもりです。夫には、怪しい素振りをまったく見せていないと思っていたんですが…。あるとき、不倫相手の上司から、“こんなの来たんだけど”とスマホを見せられました。なんと上司のSNSに、夫から友だち申請が届いていたのです。二人にはまったくつながりがないので驚きでした。もしかしたら、上司といるところを目撃されたか、LINEを覗かれたのかもしれません」(仮名)/30歳夫は不倫相手を特定して申請してきたのか、怪しいと思う相手数名に申請したのか…。なんにせよ不倫を怪しまれている可能性が高く、バレる寸前の状態なのでしょう。“妻が今にもバレそうな現在進行形の不倫”をご紹介しました。自分ではバレていないつもりでも、夫側はすでに何かを察し、行動に移っている場合もあります。バレていると少しでも感じているのであれば、一刻も早く罪を償うために何か策を講じるべきかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月07日出産を機に仕事を辞めた明世さん(仮名・35歳)は、子どもが保育園に預けられる年齢になって、新しく事務の仕事を始めたそうです。そこで出会った、年下の上司・永瀬さん(仮名)に対して好感を持っていたところ、同じく永瀬さんのことを「推し」だと言う同僚の優美さん(仮名)と仲良くなり、普段から永瀬さんの話題で盛り上がるようになります。そんなある日、永瀬さんから食事に誘われ、流されるまま不倫関係に…。その後どうなっていったのか詳しく伺いました。同僚に後ろめたさを感じる日々「永瀬さんとは、職場では今まで通り上司と部下という立場で接していましたが、1~2週に1回くらいの頻度で食事をして、ホテルに行くような関係になりました。同僚の優美さんからは、相変わらず永瀬さんについての話題を振られるんですが、私としてはちょっとだけ後ろめたい気分でしたね。今まで一緒になって盛り上がっていたのに、愛想笑いだけで返してしまうことも増えて…。対応が素っ気なくなってしまい、申し訳ない気持ちもありました。すると、あるときから急に、優美さんの私に対する態度が冷たくなったのです」知らない人のSNSに息子の写真が…「私が優美さんに話しかけても、聞こえないふりをするんです。もう一度声をかけると反応してくれます、最初は必ず無視をされました。明らかに違和感を覚えるようになった日から数日後、家に妹が遊びに来ました。そこで妹がスマホを取り出し、『こんなの出てきたんだけど』と画面を見せてきたんです。それは誰かのSNSのアカウントの投稿で、画面には子どもの写真が表示されていました。モザイクはかけられていましたが、それはどう見ても私の息子。書き込みには、“不倫をしている同僚の息子”とありました。遡って見てみると、ほかにも“上司と不倫している同僚がいる”“家庭があるのにほかの男性と遊んでいるヤバい人”などの投稿がありました」SNSに投稿した人物の正体「SNSへの投稿が誰のものなのか、私はすぐに分かりました。最近のおかしな態度から察するに、投稿主は優美さんです。優美さんが裏アカを作って投稿しているに違いないと思いました。このままではマズいと思い、とりあえず優美さんに連絡。二人で会って話がしたいと伝えると、その日のうちに会う約束が取れました。カフェで待ち合わせて、SNSの件を切り出すと、優美さんは自分のものだと認めました。あるとき、私と永瀬さんが一緒に歩いている姿を見て、これまでの私の反応などから関係を察したとのこと。私もここまでの経緯を正直に伝えました」同僚の主張する“推し”のルール「私は、『さすがに子どもの写真をSNSに載せるのは違うのでは…』と訴えました 。すると優美さんから、『先にルール違反をしたのはそっちでしょう』と返されました。不倫がどうというより、“推し”に対するルールを破ってしまったことに怒っているようでした。優美さんから、『本当は会社に伝えるつもりだったけど、それは永瀬さんに迷惑がかかるからしない』と泣きながら言われました。私は『仕事はやめる』と伝え、『永瀬さんとももう会わない』と約束。しばらくして、SNSの投稿が削除されたのでホッとしましたね。永瀬さんに対しては、優美さんの件に関しては触れず、『事情があって仕事を辞めるから関係を終わりにしたい』と伝えました。永瀬さんには引き留められましたし、仕事を辞めても関係は続けたいとも言われましたが、断りました。職場では今もきっと、優美さんは変わらず永瀬さんのことを見守っているのかもしれません…」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫関係になることを誘った男性にも十分に責任があるはずですが、同僚にとっては明世さんを許せない気持ちが大きかったようです。何にせよ、社内不倫で職場に迷惑をかけることはやめてもらいたいものです。©2venus2/Adobe Stock ©fizkes/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日結婚や出産で一度仕事を辞めたあと、しばらくして再び働き始める女性も多いと思います。そんなとき、新たな職場で出会いに恵まれることもあるようです。明世さん(仮名・35歳)も、仕事復帰のために入社した会社での出会いから、思いがけず不倫に堕ちてしまったそう…。当時の状況を詳しくお聞きしました。職場での出会い「私は30歳のときに結婚しました。その後、子どもが生まれたことがきっかけで仕事をいったん辞め、育児に専念することに。やがて子どもが保育園に預けられる年齢になったので、また仕事を始めようと思ったんです。いろいろ探して、ある会社の事務職に採用されて働き始めました。残業も少なく、子育てしやすい環境です。そこで、ひとつ年下の男性上司である永瀬さん(仮名)と出会いました。永瀬さんは年齢よりもさらに若く見えて、可愛らしい顔立ちをしたイケメン。話しかけやすくもあり、好感を持ちました」上司を“推し”として見るように「あるとき、同僚の女性社員の優美さん(仮名)と一緒にランチへ行ったんです。そこで永瀬さんの話題になり、何気なく『可愛い』と発言すると、優美さんものってきました。さらに彼女は、『永瀬さん、私の“推し”なの』と言います。優美さんは既婚者ですが、3年前に転職をしてきたときに永瀬さんと出会い、そこから密かに推していたそう。永瀬さんの話題が盛り上がったことから、優美さんとは急激に親しくなりました。二人になったときには、よく永瀬さんについて話をするように。『ネクタイが可愛い』とか、『あの言動が面白かった』とか、密かに言い合って共感していましたね。学生の頃によくある、人気の男子生徒のうわさ話をするような感覚で楽しかったんです」息子のイタズラをきっかけに急接近「しばらくして職場の飲み会がありました。宴もたけなわとなったころ、私と優美さんはそれぞれ永瀬さんの隣に座りました。そこでプライベートな話が始まり、永瀬さんに彼女がいることが発覚。長く付き合っていて、結婚も視野に入れているとのことでした。そのまま会話の流れで、永瀬さんとLINEを交換することに。優美さんはすでにLINEを知っていたようなので、私だけ交換しました。とはいえ、LINEは交換したものの、連絡をすることはないだろうと思っていました。ところが翌日です。その日は休日で、息子と部屋で過ごしていました。私が家事をしていると、息子が私のスマホを触っていたんです。イタズラしていると思って取りあげたらLINEが開かれていて、なんと永瀬さんにスタンプを送っていました。慌てて削除をしましたが間に合わなかったようで、数時間後に永瀬さんからスタンプの返信が。その一件から1週間ほどしたころ、なんと永瀬さんから食事の誘いの連絡がきたのです」「ホワイトデーには早いけど」と誘いが…「食事の誘いには理由がありました。『いつもお世話になっているから』と、バレンタインデーのときにチョコをあげたので、そのお礼だったようです。『ホワイトデーには少し早いけど、食事でもどうですか?』といった内容でした。単なるお礼とはわかっていますが、ドキドキはしますよね。優美さんにも連絡が来ているのかな…と思ったんですが、優美さんの様子からしてそれはなさそう。私は密かにOKをして、永瀬さんと二人で出かけることになりました。場所は、オシャレな和風の居酒屋。料理がおいしかったですし、何より会話が弾んだことがうれしかったです。2時間ほど過ごしたあと、『もう1軒どうですか?』と誘われました。そしてお店を出てから、あてもなくプラプラと歩いて20分くらい経ったころに、『どこかで休みますか?』と聞かれて…。そのまま私たちはホテルへ行き、一線を越えてしまいました」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。息子のイタズラという些細なきっかけが、二人の関係を進展させてしまったようです。事故と言えるかもしれませんが、間違いを起こさないように気持ちを食い止めることはできたはずです。©polkadot/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日素敵な夫や可愛い子どもがいて、何不自由ない幸せな生活を送っているように見える女性が、実は不倫をしていた…などというエピソードを聞くことがあります。はたから見たら幸せそうな人妻が、不倫に手を出してしまうきっかけは何なのでしょうか?不倫経験のある既婚者女性に聞いた「不倫のきっかけとなった出来事」を紹介します。年下男性に声をかけられて…「マスクをしていると若く見えるのかもしれませんが、外を歩いていると、10歳以上年下の男性に声をかけられることがけっこう多いんです。私は30代半ばで夫もいるのに、若い男性に声をかけられると、まだまだ私もイケるな…という気分になって嬉しいんですよね。いつもはナンパされてもうまくかわしていたんですが、最近駅で声をかけてきた男の子が推しのアイドルにちょっとだけ似ていて…。実はそれ以来、夫にはもちろん秘密で、彼に時々会っています」(美沙/35歳)道端で声をかけられたのをキッカケに不倫を始めてしまった…という何とも大胆なエピソード。結婚後も“女として見られたい”という気持ちが勝ち、欲求を満たすために不倫を始めてしまう女性は少なくないようです。同窓会で想いが再燃「最近高校の同窓会があって、昔好きだった彼と再会したんです。その彼とは当時お互いに好きだったのに、いろいろいざこざがあって結局付き合うところまでは至らず、ほろ苦い青春の記憶として残っていました。相手も私もすでに結婚しているんですが、久々に会ったら相変わらずかっこよくて…。お互いに盛り上がって、同窓会の帰りにホテルに行ってしまいました…」(瑠衣/31歳)同窓会で会った元同級生と結婚した…というおめでたいニュースを聞くことがありますが、素晴らしい再会の場かと思いきや、不倫のきっかけにもなっているようです。昔好きだった相手や元恋人と久々に再会すると、盛り上がってしまう気持ちはわかりますが、同窓会マジックで道を踏み外すことのないようにしたいものです。韓国語を勉強する目的のはずが…「韓国ドラマにハマって韓国語の勉強をしているんですが、韓国人と知り合える言語交換アプリのようなものがあるんです。最初は韓国語を上達させたくてアプリを始めたんですが、そこで知り合った韓国人男性といい感じになって…。ちょくちょく渡韓して、彼と会っています。夫は、私が女友達と韓国旅行していると思い込んでいて、全く疑っていないようです」(サキ/34歳)外国語を上達させるには、現地の人と付き合うのが最も手っ取り早い…とは確かによく聞きますが、不倫とは残念な話。ちなみにマッチングアプリなどのアプリきっかけで不倫をしている人も多いですが、実際にトラブルも多いので要注意です。既婚女性に聞いた「不倫のきっかけとなった出来事」を紹介しました。誘惑はさまざまなところに潜んでいるようですが、感情に流されて、安易に不倫の道に足を踏み入れるのだけは絶対にやめてほしいです。男性は女性ほど勘が鋭くないと思いこみ、夫には絶対バレないだろうと高を括っていたら、実は夫は全てお見通しだったというエピソードもあるので、甘く見てはいけません。©Monet/Adobe文・小泉幸
2024年03月03日婚活などの資金を手に入れるために、パパ活を始めたという30代会社員の春美さん(仮名)。しかし一度ホテルへ行ったことをきっかけに、パパ活相手の男性に本気になってしまい、不倫関係へと落ちてしまったそう。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、安易な行動によって地獄の展開を迎えた女性のエピソードをお届けします。「お金の関係は虚しいからもう渡さない」と彼に言われ…パパ活相手だった山内さん(仮名)と不倫をスタートさせて2か月ほど経ったときに、春美さんは山内さんから「僕たちは恋愛をしているのに、お金の関係が続くのは虚しいから、もうお金は渡さない」と宣言をされたそう。春美さんも、お金のやり取りをすると生々しい雰囲気になることが気になっていたので、山内さんの申し出を二つ返事で了承したそうです。「パパ活感がなくなって、普通の恋人関係で付き合えるようになるから、そのときの私は山内さんからの申し出がむしろ嬉しかったんです。今思えば、お金を渡さずにホテルに行けるので、山内さんにとってはメリットしかなかったんでしょうけど…。当時の私は山内さんに夢中だったので、彼の真意を疑うこともなく、なんでも彼の言う通りにしていました」妻に不倫がバレて慰謝料を支払うことに不倫ではあるものの、純粋な恋人同士のように金銭が絡まない関係になって3か月ほど過ぎたときに、事態は急展開を迎えます。春美さんのもとに、山内さんの妻を名乗る女性からSNSのダイレクトメッセージが届いたのです。「山内さんの妻だという女性から、“不倫の証拠を押さえている。すぐに夫とは別れてほしい。慰謝料もきっちり請求する”といった内容のメッセージがきたんです。私が不倫をしていることは友だちにすら話していなかったから、山内さんが何かヘマをしてバレたんだな…って思いました。すぐに山内さんに電話をしてみたのですが、なんと着信拒否になっていて、何度かけても繋がらなくて…。そのとき初めて、私は『これはヤバい』と気づいたんです」SNSのDMを無視していると、その後も何度か山内さんの妻からDMが届いていたそう。それも無視をし続けたら、そのうちに届かなくなったとのこと。しかしその後、山内さんの妻から自宅に内容証明郵便が届き、そこには不倫の慰謝料を請求する旨が書かれていたそうです。「自宅の住所まで知られてしまった以上、もう逃げられないと思いました。妻を名乗る女性からDMが届いて以降、山内さんはお別れも言わずに私のもとから去ったまま。内容証明が届いたときも誰にも相談できませんでしたね。ジタバタしても仕方ないので、慰謝料を払って終わらせるしかないんだなと諦めました」春美さんは借金をして妻から請求された額を支払い、山内さんとは結局、一度も連絡がつかないままで関係は終わったそうです。「払った慰謝料は、山内さんからパパ活で受け取っていたお金と比較にならないほど何倍もの額です。パパ活で儲けたつもりでいたけれど、借金をして慰謝料を支払った今は、むしろマイナス。恋愛もパパ活も順調に進めて、パパ活で得たお金で婚活を成就させるはずだったのに……まったく想定外の結末になってしまいました。今はまず借金を返済しないといけないので、恋愛や婚活どころではありません。あのとき、パパ活に手を出すべきではなかったし、山内さんからホテルに誘われたときにも断るべきでした。いろんなことを安易に考えていたせいで、取り返しのつかないことになってしまったと反省しています」どんな経緯で出会った相手でも、不倫関係になってしまえば、妻から慰謝料を請求されることも。安易な考えで関係を続けてしまうと、それだけドロドロの結末を迎えるリスクも高まるでしょう。©Monet/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月03日独身同士の出会いを求めていたはずなのに、パパ活をきっかけに既婚者との不倫に走ってしまう女性もいます。安易な行動を重ねた結果、自分でも想像しなかった悲惨な末路を迎えた30代女性のエピソードを、元議員であり相談者の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。恋愛は恋愛、パパ活はパパ活と割り切っていたはずが…30代の会社員・春美さん(仮名)は、結婚願望はあるものの納得できる相手との縁に恵まれないまま、何年も時間が経過。そのうちに自分の稼ぎだけでは遊ぶお金も婚活にかけるお金も足りないと感じるようになり、パパ活に手を出したと語ります。「恋愛は恋愛、パパ活はパパ活って感じで、自分のなかでは割り切って考えていました。恋愛をするにしても、出会いの場に行くには洋服や美容代などそれなりにお金がかかるので、私の稼ぎだけではキツくて。最初は婚活代を捻出するために、友だちの勧めもあってパパ活を始めただけだったんです」容姿に恵まれている春美さんは、パパ活を始めてから順調に収入を増やし、遊ぶお金や美容代にも余裕が出てきたそう。しかし恋愛や婚活はまったく思い通りに進まず、焦りを抱える毎日だったそうです。「独身の相手を求めてマッチングアプリにも登録しましたが、いざ会ってみると“思っていた人と違ったな”という出会いばかりで。マッチしてメッセージのやりとりをして、会う約束をして……という一連の流れにもだんだん疲れてきていたんです。そんなときに、パパ活で知り合った山内さん(仮名)からホテルに誘われて、ついOKしてしまいました」割り切った「大人の関係」のつもりが心を奪われ…山内さんが既婚者であることを知っていた春美さんは、体を重ねるまでは「数いるパパのうちのひとり」程度にしか捉えていなかったとのこと。しかし体を重ねてしまったことによって、自分の気持ちに変化が生じてしまったと振り返ります。「肉体関係を持ったことで、情が湧いたのでしょうか。気づいたら、山内さんに恋をしていたんです。私は恋愛では一途な性格なので、好きな人ができてしまうと、もう他の男性は見えなくなってしまうんですよね。山内さんを好きになったときも、彼が既婚者であることはわかっていたけれど、もう気持ちは止められないところまできてしまっていました。だから山内さんから誘われるたびに、私は他の予定をドタキャンしてでも彼に会うようになりました」恋愛や婚活は計画通りに進んでいないことを認識しつつも、久しぶりに好きな人ができたことが嬉しかった、と春美さんは当時を振り返ります。最初の頃は「彼が独身だったらよかったのに」と思っていたそう。ですが、すでに婚活に疲労感を覚えていたこともあって、「しばらくは不倫でもいいかな…。誰もいないよりマシだし」と、ズルズルと関係を続けてしまったのだとか。山内さんとのデートではパパ活のお手当も受け取れたので、「好きな人と楽しい時間を過ごして、さらにお金までもらえるから一石二鳥だと思った」と当時を振り返っていました。パパ活がきっかけで不倫に足を踏み入れてしまい、なかなか抜け出せなくなるパターンもあるようです。自分では「お金のため」と割り切って始めたつもりでも、気持ちを奪われてしまった途端に、それまでとは異なる関係性になっていく例もあるでしょう。何がきっかけであれ、不倫には絶対に足を踏み入れるべきではありません。©maru54/Adobe Stock ©west_photo/Adobe Stock文・並木まき
2024年03月03日「不倫」と聞くと、昼ドラも顔負けの泥沼トラブルをイメージしがち。実際に、妻VS不倫相手の女性の争いにもつれ込むケースは珍しくはないようです。今回は、夫に不倫をされた経験を持つ女性に聞いた「夫の不倫相手との対決エピソード」を紹介します。夫の不倫相手から突然LINE「どうやって私の連絡先を入手したのかわかりませんが、夫の不倫相手の女性からいきなりLINEがきて『早く旦那さんと別れてください』と言われました。衝撃的なLINEでしたが、平静を装って返信をして会話を続け、その女性が夫と何度かお泊まりデートや温泉旅行に行っていることまで聞き出しました。おかげで不倫の証拠をやすやすと手に入れることができました。実は夫が不倫をするのはもう何回目かで、以前から離婚を考えており、できるだけ有利な条件で離婚するためにも確実に不倫の証拠が欲しかったんですよね。まさか不倫相手の方から暴露してくれるなんて思ってもおらず、お礼を言いたい気分でした」(小百合/33歳)不倫に本気になってしまった女性は、彼を手に入れたい一心で妻に直談判しにいったりと、自ら不倫を暴露する行為を起こしてしまうことがあります。禁断の恋に溺れるあまり気づいていませんが、どんなに愛しているとしても不倫は不倫。法的に、不倫相手は妻にかないません。友人に略奪された結果…「夫の不倫相手が、なんと私の友人でした。当時はかなり揉めたし、まさに修羅場。結局夫は私と離婚して、後々、友人と再婚したんです。当時は本当に悔しかったけれど…。不倫の経緯を知った共通の友人たちが、私の味方でいてくれたんです。2人の結婚式の招待を全員が断って、LINEもブロックしてくれたと聞いて少しスカッとしました」(江利佳/32歳)不倫を貫き、妻から略奪した時点では、勝ったような気持ちになるかもしれません。しかしそれによって、大切な友人たちが離れてしまい、誰にも祝福されないようであれば、決して幸せとは言い難いでしょう。「彼が愛しているのは私です」と言われて…「夫の浮気相手らしき女性からSNSにDMがきたことがあります。『彼が愛しているのは私です。早く離婚してあげてください。彼がかわいそうです』という内容のメッセージでした。夫を問い詰めて『不倫相手と別れないつもりなら、私は離婚するから』とはっきり伝えたんです。すると夫が必死で『つい魔がさして浮気してしまったけど、本気じゃなかった。許してほしい』とすがりついてきました。その後、不倫相手とは本当に別れたみたいです」(エリ/33歳)不倫をしている男性は、口ではうまいことを言っていても、本気で妻と離婚するつもりがないことがほとんど。不倫相手には「離婚する」と約束していたのに、最終的には妻のもとに帰っていってしまった…というケースは決して珍しくありません。夫に不倫された経験を持つ女性に聞いた「夫の不倫相手との対決エピソード」を紹介しました。そのほかにも、不倫相手が後々妻から慰謝料を請求された…などのエピソードもあります。妻と真っ向から対決して不倫相手が勝つ場合でも、何かしらの代償なしでは成り立たないのかもしれません。©pathdoc/Adobe文・小泉幸
2024年02月29日不倫に走るパターンはいろいろあるでしょう。なかにはちょっと変わったシチュエーションで、あり得ないと思われる相手と不倫関係に堕ちてしまった女性もいるようです。今回はそんな、“後悔している不適切な不倫相手”というテーマで、女性たちに体験談を語ってもらいました。親友の夫と…「高校時代から付き合いのある親友が結婚しました。相手の男性を紹介してもらいましたが、彼は年下で、昔はかなり遊んでいたタイプのよう。妊娠がきっかけで結婚することになったそうです。私は二人の子どもと遊んだりするために、よく家を訪ねることがありました。子どもが眠ったあと、3人で食事をすることも多かったですね。親友はお酒が飲めないので、親友の夫と私の二人でよくお酒を飲んでいました。あるとき、親友が寝ている子どもの様子を見に行った際に、酔った勢いで親友の夫とキスをしてしまったんです。一度してしまってからは、二人きりになると毎回キスをする流れができてしまいました…。今はキスまでですが、もしそれ以上を求められたら断れる自信はありません」アカリ(仮名)/26歳これは時間の問題かもしれません。親友の家庭を自分の手で壊す前に、今のうちに距離を置くべきではないでしょうか。息子の通う幼稚園の先生と…「息子が幼稚園に通い始め、送り迎えをするように。担当の先生と顔を合わせるんですが、若くてイケメンだったので、周りのママ友からも人気がありました。ある日、私がスーパーで買い物をしているとき、偶然その先生と会ったんです。どうやら家が近かったらしく、流れでLINEを交換することになりました。それからは、ご近所ということもあって誘いやすく、“お茶でもしませんか?”“食事でもいかがですか?”と出かける約束をしました。二人で出かけた際に、自然な流れで関係を持ちましたね。しばらくは不倫状態が続きましたが、息子の卒園と同時に関係も終わりました」メグ(仮名)/32歳子どもを巻き込んだ不倫は、相応のリスクを背負うことになるでしょう。同じ過ちを繰り返さないことを祈ります。夫の上司と…「夫の上司がとても面倒見のいい人で、妻が料理研究家ということもあり、夫と一緒にホームパーティへ招かれることがありました。上司はすごく熱い性格で、会社の仲間はファミリーだというような人。自分の夢などを食事しながら語るんですが、その姿に好感を持ちました。あるとき、夫の仕事のことで相談があり、個人的に連絡をしたのです。二人で会うことになったんですが、上司から“好意を持っています”と告白されました。後日、その告白を受け入れて、不倫関係に……。今も密かに関係を続けており、どうすればいいかわからない状態が続いています」ウミカ(仮名)/31歳個人的に連絡を取ってしまった時点でアウトでしょう。当然、責任はお互いにあると言えます。ペットショップの店長と…「結婚してペット可のマンションに引っ越しました。犬を飼い始めたくて近所のペットショップに足しげく通ううちに、そこの店長の男性と親しくなったんです。ワンちゃんをお迎えしてからは、店長と休みを合わせてドッグカフェやドッグランに出かけるように。車で送ってもらったりしているうちに、関係はどんどん親密になっていきました。そのうちペット抜きでも会うようになり、今は不倫相手として関係を続けています」ユイ(仮名)/30歳ペットがきっかけで不倫をしているとは、夫も気付きづらいかもしれません。可愛がっているペットを利用した、非常に悪質な行動でしょう。“妻が後悔している不適切な不倫相手”をご紹介しました。意外な相手と不倫をしていたというパターンもあるということは、自分でも思ってもいない相手と不倫に堕ちる可能性もあるということ。相手がどんな相手であっても、不倫になり得る人と二人で会うようなことは避けるべきでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月29日沙月さん(仮名・29歳)の高校時代からの友人である尚美さん(仮名)は、昔から人間関係のトラブルを起こしがちなタイプだったそう。尚美さんは結婚し、落ち着くかと思いきや不倫に走ります。さらには不倫相手との子どもと思われる赤ちゃんを妊娠。相手に認知してもらえなかった尚美さんは、夫の子どもと偽って出産を迎えたといいます。その後、どんな結末に向かっていったのでしょうか…。不倫相手との子どもと思われる赤ちゃんを出産「尚美が出産して、彼女の家庭がどうなっていくのか心配でした。不倫相手とはこの一件で関係が切れていたようですが、もし夫側が子どもと血縁関係がないと分かったらどうなるのかと…。しかし、幸い子どもは尚美似。成長していくほどによく似てきました。私もたまに顔を見に家に行きましたが、尚美の夫も子どもにデレデレ。とても可愛がっていました。ただ、裏の事情を知っている私にとってはやや複雑な気分でした」友人が二度目の不倫「尚美の子どもが3歳になると、保育園に通い始めました。すると尚美が、“そろそろパートでも始めようかな”と言い始めたんです。ある休日、“面接を受けに行くから子どもを預かって欲しい”と言ってきました。尚美の子どもは一応私に懐いてはいてくれるものの、まだ小さいので心配でしたが、“2~3時間で戻ってくる”というので預かることにしたんです。そして尚美が戻ってきたところで、“お腹すいてるでしょう?”と聞くと、“食べてきたから大丈夫”と言います。面接を受けていたはずなのにおかしいな…と思いました。よくよく聞くと、“男性と会っていた”と告白。なんと尚美は、また別の男性と不倫を始めていたんです」とうとう夫に不倫がバレて…「それから、何度か子どもを預かる機会がありました。本人は、“パートをしている”と言うものの、不倫相手と会っているのは明らかでしたね。しかし、そんな生活は長く続きませんでした。突然、“不倫がバレた”と尚美から連絡がきたのです。夫に行動を怪しまれ、LINEでのやり取りを見られてしまったそう。夫は激怒し、“離婚する”と言っているとのこと。もともと夫婦関係は壊れていたも同然だったため、尚美としても、離婚は受け入れるつもりでいたようです。ただ、ここでひとつ大きな問題が…。夫側が、親権が欲しいと主張してきたのです」親権の行方「もとを正せば、子どもはかつての不倫相手の子である可能性が高いわけです。もし夫が親権を取ったとして、将来、子どもが自分と血縁関係がないと分かったらどうなるのか…。夫も子どもも不幸になるのは確実でしょう。さらに、その責任は尚美にあり、どんな状況に追い込まれるのか、想像して恐怖をおぼえました。そのため、なんとか尚美が親権を取れるように、私も努力しました。とりあえず不利になる要素を排除するため、経済面を整えようと、一緒に就職先を探すことに。知り合いの会社を紹介し、事務職として採用が決定しました。最終的に尚美は子どもを引き取ることができ、無事に離婚となりました。今のところは平穏な生活を送っていますが、尚美のおかした罪は重いです。そして、傍にいながら黙って見ていた私も、その罪は深く、背負っていかなければいけないのだと思っています」“不倫相手の子を出産した友人を持つ女性の告白”をご紹介しました。友人の不貞行為を認識していながら、傍観していたことに反省と後悔を抱いている、と語ってくれた沙月さん。仲が良い人のあやまちこそ、勇気をもって正さなければならない場面もあるのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©ponta1414/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月28日妊娠を機に学生結婚した紫乃さん(仮名・37歳)。夫(柊さん・仮名・41歳)が何かにつけて「世間知らず」と自分を見下した言い方をするのでいつもけんかが絶えなくて…。娘(藍さん・仮名・17歳)の家庭教師(悠斗さん・仮名・21歳)と交際することで青春を取り戻したいと考えるように。紫乃さんのアプローチの末、二人は不倫関係になるも「彼女(玲那さん・仮名・20歳)と授かり婚をすることになった」と突然彼に別れを告げられてしまいます。不倫相手から急に別れを告げられぼう然自失になった紫乃さん。しかし、ほんの少しでも恋愛を楽しめたことをプラスにとらえ、元の生活へ戻ろうとしたのだとか。娘の家庭教師に前任の先生が決まるも…「数日後、家庭教師派遣会社から悠斗さんが辞めるという連絡がありました。そんな訳で、娘のリクエストで前任の先生に来てもらうことになって…彼女は久々だからと、わざわざ挨拶をしにうちに顔を出してくれたのです。玲那さんは以前と違ってお腹が少しふっくらしていて『今妊娠中なので、後任の先生が決まるまでの少しの間お世話になります』とニッコリ。娘が『先生結婚するの…?ママも学生結婚だったんだよ』と言うと、彼女は『お腹の子の父親は悠斗先生なの、あなたのママと不倫していたけれど、最終的に私を選んでくれたのよ』と態度を急変させました」玲那さんの思いがけない話にその場はシーンと静まり返ったそう。「まさか元不倫相手の彼女が玲那さんだったなんて思いもよりませんでした。浮気の事実を知った娘は『私とそれ程歳の変わらない悠斗先生とママが不倫していたなんて…信じられない』と言うと泣きながら家を出て行ってしまって。私は玲那さんが帰る姿をただぼう然と見ていたのですが…そこに珍しく早く帰宅した夫が鉢合わせしたのです。慌てふためいていると私の目の前に今度は悠斗さんが現れて…どうやらあらかじめ玲那さんが彼に迎えを頼んでいた様子。予想外に私は崖っぷちに立たされることになりました」元不倫相手が自ら不倫を暴露…その時夫が発した驚きの言葉とは…?「玲那さんが夫に『彼氏から話があるそうです』と言い出しました。何事かと思ったら、悠斗さんが『僕は娘さんの家庭教師をしていたのですが、奥さんに手を出してしまいました…本当に申し訳ありません』と自ら夫に不倫を暴露したのです。さらに『僕は彼女と結婚することになったので、紫乃さんとは別れました』と語ると『ずっとモヤモヤしていたからあなたに謝罪できてよかったです』と言ってのけて。その後、玲那さんと悠斗さんは何事もなかったかのように二人で帰っていきました」不倫がバレた紫乃さんはあまりのことに血の気が引いたと言います。「とにかく夫は怒り心頭でした。『不倫していたのは本当か?』と聞かれ…私が頷くと『お前が誘惑したんだろう』『彼は反省し謝罪もしてくれた…若気の至りで仕方がない』と話し始めたのです。つまり、悠斗さんはとがめないけれど、私のことは許さないということ。夫から離婚を切り出されたタイミングで、私のスマホが鳴りました」電話をかけてきたのは紫乃さんの両親だったそう。「なんと娘が実家に逃げ込んだと言うのです。両親が『藍からお前が不倫していたと聞かされたけれど…どういうことなの?』と問いただしてきたので、とっさに私は『不倫なんてするわけないじゃない』と嘘をついてしまって。隣でそれを聞いていた夫が私のスマホを奪うと、電話越しに『紫乃は藍の家庭教師と浮気していたんですよ』と両親に不倫を暴露。案の定、私は両親に絶縁されてしまいました」その結果、紫乃さんは家を追われ、親権も失ってしまったのだとか。「実家も頼れず身を寄せる場所もないので、ホテルを転々とする日々を送っています。離婚が決まり、夫に慰謝料を払うため仕事を探しているのですが、この歳で社会人経験がまったくないため職探しは難航するばかり…。何もかも失った私はこれからどうやって生活していけばいいのでしょうか」自分のしたことが巡り巡って返ってきた紫乃さん。一生守ると誓った家庭を一時の感情で捨ててしまったのだから、悲しい結果になってもすべて受け入れるしかありません。大切な家族を裏切った上で成り立つ幸せは、そう長く続かないと覚えておきましょう。©健二 中村/Adobe文・菜花明芽
2024年02月28日不倫のきっかけはどこに潜んでいるかわかりません。今回は、夫への不満を募らせた末に、とある独身男性と不倫関係に陥った37歳人妻のエピソードをご紹介します。学生結婚するも…自分を見下す夫に不満を抱く日々紫乃さん(仮名・37歳)は既婚者であるにもかかわらず、現在とある独身男性(悠斗さん・仮名・21歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、紫乃さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は夫(柊さん・仮名・41歳)と娘(藍さん・仮名・17歳)の三人家族です。大学生の時に、当時付き合っていた夫の子を妊娠して…そのまま学生結婚することに。社会に出て働きたい気持ちもあったけれど、何より愛する人との間に子どもを授かったことが嬉しくて。でも、家庭を守ると強く決意した私に、夫は事あるごとに『お前は世間知らずだから』と馬鹿にしたような言い方をするので、常にけんかが絶えません。早く結婚したがために多くの犠牲を払ったのに…いつしかそんな夫の態度に不満を抱くようになりました」夢半ばで大学を辞めた紫乃さんは、自然と娘の教育に力を入れるようになったのだとか。「私と違って、娘にはきちんと大学を卒業してほしいと考えました。そのため、かなり早い段階から娘に家庭教師をつけていたのです。子どもと相性が合う先生を探すのも大変で…今は大学生の悠斗さんに勉強を見てもらっています。マンツーマンということもあり、娘の成績は右肩上がり。夫は仕事が忙しく帰りも遅いので、先生と食卓を囲みまるで家族のように過ごすことも…。私はいつしか『悠斗さんみたいな人と結婚すればよかった』と思うようになりました」そんな紫乃さんに大きな転機が訪れます。「その日、珍しく娘の帰りが遅くなっていました。すでに先生がうちに来ていたので、しばし二人でお茶をすることに。私は『早くに結婚したから勉強や恋愛で充実した日々を送る大学生が羨ましい』と語り『青春を取り戻すためにも、私を先生の彼女にしてくれない?』と冗談っぽく彼に笑ってみせたのです。すると悠斗さんは『僕は構いませんけど…』と言うじゃないですか。叶わぬ恋だと思っていたので、予想外の展開に私は驚きを隠しきれませんでした」二人が不倫関係に陥るまでそう時間はかからなかったと言います。「初めてのデートでショッピングモールへ行きました。悠斗さんが服を見たいというので、彼に似合うものを二人で探していたのですが…。店員さんが『こちらの服もお似合いですよ』と悠斗さんに話しかけると『お母さまもそう思うでしょ』と私に同意を求めてきて…。なんと私たちはカップルではなく親子に間違われたのです。かなり歳の差があるので仕方ないと思いつつも、すっかり恋人気分でいた私は意気消沈。その後、悠斗さんに誘われても一緒に出かけることにためらいを感じるようになりました」しかし、二人の関係はここで終わるどころか逆に深まっていったのだとか。「そんな私を見兼ねた彼からキャンプへ誘われました。自然の中なら人目も気にしなくていいし、二人きりで楽しい時間が過ごせると提案してくれたのです。彼にはテントを張ってもらって、私は事前に買った食材で調理を担当。カレーを振る舞うと『こんなにおいしい料理は久しぶり…実家の母より料理上手ですね』と言うので『たしかに私は年上だけどあなたの彼女なんだから、母親扱いしないでね』と笑い合って。自宅のキッチンならもっと手の込んだ料理を食べさせてあげられるのに…と切なく思うことも。私たちは毎回テントでカラダを重ねて…悠斗さんともっと一緒にいたかったけれど、家族に『友人と会う』と嘘をついて出てきていたので、夕方にはいつも家に帰っていました」不倫を謳歌していた紫乃さんに思いがけない出来事が起こります。突然不倫相手から別れを告げられて…彼が発した衝撃的な理由とは…?「ある日、悠斗さんから突然電話がかかってきました。出るなり『彼女(玲那さん・仮名・20歳)が妊娠したから結婚することになった』と言うので、私は『彼女がいるなんて聞いていない!』と大激怒。すると悠斗さんは『僕が本気で不倫していると思っていたんですか?』『あなたの恋愛ゲームに付き合っただけですよ』と冷たく言い放ったのです。さらに『もう顔を合わせたくない』という理由で娘の家庭教師を辞めると告げると、彼は一方的に電話を切ってしまって…。私はあまりのことに頭が真っ白になり、悠斗さんを引き止めることもできませんでした」不倫相手に捨てられてしまった紫乃さん。彼から恋人の存在を聞かされていなかったとしても、自分も家族に嘘をついていたのだから、この結果も当然の報いと言えるでしょう。©琢也 栂/Adobe文・菜花明芽
2024年02月28日不倫は、パートナーを裏切る罪深い行為。にもかかわらず、そこからさらに罪を重ねるようなことをする人もいるようです。沙月さん(仮名・29歳)にも、そんな過去を持つ友人がいたといいます。当時、いったいどんな状況だったのか詳しく話を伺いました。ブッとんだ友人の存在「私には、尚美(仮名)という高校時代からの友人がいます。尚美は見た目はいたって普通なんですが、ちょっとブッとんでいるというか。人間関係において、常識外れな行動を取ることがありました。たとえば、友人の彼氏と二人きりで会いたいと隠れて連絡を取り合ったり、彼女主催の男女の飲み会で本人が当日にドタキャンしたり…。そんなことを繰り返すうちに友人が離れていきました。幸い私はそこまでの被害がなかったため、友人関係を続けていました。そんな彼女が、25歳のときに結婚をしたんです」友人の不倫が発覚「尚美の結婚相手は、大きな会社に勤めている、年上のしっかりした男性でした。相手としては申し分ありません。普通にしていれば、きっと幸せになれるだろうなと思いました。尚美は、子どもが欲しかったようなんですが、それがなかなか叶いませんでした。“たぶん夫に問題がある”と、当時は不満を漏らしていましたね。すると、しばらくして“彼氏ができた”と告白を受けて…つまり不倫です。尚美の夫は仕事が忙しく出張などもあり、家を空ける時間が多いため、“寂しくなった”とのこと。その告白を聞いても、彼女の性格もよく知っているため、さほど驚きはしませんでした」祝福できない妊娠「尚美の不倫が始まって半年ほど経ったころ、二人で食事をしたんです。そのとき、彼女のファッションがいつもと少し違うことに気付きました。いつもはタイト目な服を着ているのに、ダボッとした服装で現れたのです。そして、お腹のあたりが大きくなっていることに気付きました。彼女の“妊娠した”との言葉に、私は“良かったね!”と祝福。当然、夫との子どもだと思いました。これで、幸せな家庭を築いていくんだろうなと思ったのですが…。尚美がそこで、“どっちの子か分からないんだよね”とボソッと言ったのです。私はそれを聞いて、ゾッとしました」「夫の子どもとして育てる」と…「尚美は、“たぶん不倫相手の子ども”と言っていました。私が、“これからどうするの?”と尋ねると、不倫相手のほうとは話をしたと言うのです。まだ定かではないものの、不倫相手の子どもということにして、“産んでもいい?”と尋ねたそう。そこで受け入れてくれたのなら、夫と別れて不倫相手と一緒になるつもりだったようです。しかし、“おろして欲しい”“認知はできない”と言われてしまったとのことでした。彼女としては、以前から子どもを望んでいたので、おろすつもりはありません。そこで、“夫の子どもとして育てることにした”と言うのです。すべての事実を隠して…。長年友人関係を続けてきた私でも、さすがにドン引きしてしまいました。“不倫相手の子を出産した友人を持つ女性の告白”をご紹介しました。最初のうちは他人事だと思って余裕を持っていたかもしれませんが、それでは済まなくなってきたのでしょう。もっと早いうちに、友人を諫めるべきでしたね。©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月28日不倫経験のある人は、何度でも繰り返すパターンが少なくありません。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、何度も不倫をしている女性たちにありがちな理由に迫ります。経済力と自由な時間が魅力的で抜け出せない「私は20代の頃から、ずっと不倫を重ねています。独身の男性と付き合ったこともあるけれど、なかなかうまくいきませんでした。既婚者の彼氏は、経済的に余裕がある人が多いのでチープなデートはしないし、家庭があるからベタベタと一緒にいる必要もなく、恋愛のいいところだけを味わえるので、どうしても抜け出せなくなってしまうんです。恋愛や結婚のためにキャリアを犠牲にしたくない私にとっては、不倫のほうが合っているのかもしれないなって…。もう30代後半なので、そろそろ独身男性と結婚を見据えたお付き合いをしないとダメなのかなと焦りも出てきましたが、そこまでの魅力を感じず、結局は不倫を続けてしまっています」(39歳女性/自営業)自分の時間を大切にしたいポリシーが強く、恋愛では豪華なお付き合いを望む女性ほど、不倫にハマりがちな傾向も。男性に都合のいい関係を求めると、既婚者のほうがしっくりきてしまうという人もいるのでしょう。自分のモチベーション維持のために「結婚3年目から夫以外の男性と関係をもつようになり、今の不倫相手で10人目くらいです。深入りする付き合いはせず、あくまでも都合の良い関係というスタイルを貫いています。夫とレスなわけではありませんが、いわゆる主婦的な普通の生活にどうしても満足できず、刺激がないとダメなんです。不倫をしていないときは化粧もせずにお菓子ばかり食べて、ブクブクと太ってしまい、鏡を見るのも嫌になります。不倫をしているときには急な呼び出しにも応えられるよう朝からメイクもするし、ファッションにも気を使います。食べすぎて太ることもありません。私にとって不倫は、自分のモチベーション維持のために欠かせないものになってしまいました」(44歳女性/パート)夫との穏やかな日常を単調に感じてしまう人は、不倫による刺激を求めがちです。常に女性扱いされていたい願望や、自分自身が夫以外の男性からも求められていると思うことによって、簡単には抜け出せないほどの満足感を得てしまっているのでしょう。仕事でのメリットが大きい「自分でも悪い癖だとわかっているのですが、営業の仕事のために不倫関係に走ってしまうことがあります。周囲にもバレていると思いますが、それよりも仕事の成果が大事なので……気にしていません。立場ある男性はだいたいが既婚者だし、そういう人と恋愛関係になることで仕事に好影響が出るなら、不倫もやむを得ないって割り切っています。相手の男性をすごく好きになることもあったけれど、基本的には私も“仕事のため”と割り切っているので、どハマりすることもありません。でも振り返ってみると、ここ10年くらいはほとんど既婚者とばかり付き合ってきましたね。仕事のチャンスを優先しようと思うと、自分でも止められないので、どうしてもそうなってしまうみたいです」(36歳女性/金融関係)仕事のためとはいえ不倫は不倫なので、非難されてしかるべき行為。しかし不倫がメリットになると思い込んでいると、「仕事のために」と正当化して不倫を繰り返しがちかもしれません。どんな理由があっても、不倫は絶対にすべきことではありません。「やめたい」と思いながらも繰り返してしまう人もいれば、割り切った関係だと開き直って不倫を繰り返すパターンもあるでしょう。ですが、いかなる事情があるとしても、周囲を傷つけ自分たちの信用を落とす行為でもあることは肝に銘じておくべきでしょう。©oka/Adobe Stock ©rrice/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月26日夫婦仲が単調なことで魔が差してしまい、職場の後輩男性と不倫を始めたという有紗さん(仮名・40代後半)。職場に行く楽しみができ、単調だった毎日に張り合いが出たと喜んでいたのですが…。アラフィフで不倫にハマり、人生が大きく狂った女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫は妻の不倫を知っていた… 突然訪れた夫婦の危機有紗さんが、職場の後輩男性である木村さん(仮名)との不倫を続けていたある日のこと。夫と会話をしていると、『俺の上司が早期退職を考えているらしい』という話題になったそうです。そこから仕事や将来の話になり、夫婦の今後について軽い気持ちで話をしていたところ、夫の発言に違和感を覚えます。「家のことやお金のことなどを話していると、夫から『まぁ俺らは、いつまで夫婦でいるかも分からないんだし』と言われて驚きました。最初は言葉のあやかと思ったのですが、どうやら夫は本気で離婚を視野に入れているような話しぶりでしたね。そこで、『なぜそんなことを言うの?』と問い詰めてみると、『だって君、不倫しているじゃないか』『もうこれから信頼関係を修復するのは厳しいと思うよ』と、淡々と告げられたのです」夫は有紗さんの不倫について話しているあいだも終始冷静で、感情的になることは一切なかったとのこと。すでに夫は有紗さんの不倫を確固たる証拠とともに知っていたのでした。必死に謝罪をして離婚を回避するも、夫婦仲は絶望的「私は驚きましたが、木村さんと私のLINEのやりとりもバレていたので、観念して不倫を認めました。そして、不倫は気の迷いであること、もう彼とは会わないことを必死で訴えて、その場は一旦『お互いに頭を冷やそう』となりました」しかし、有紗さんが夫に歩み寄ろうとしても、夫からは常に一線を引かれている状態。夫婦関係の修復はまったく上手くいっていない状態が続いていると有紗さんは語ります。「夫は『世間体もあるから、すぐには離婚を考えていない』と言いますが、関係修復は絶望的に感じます。先日は結婚記念日で、毎年ささやかにお祝いをしていましたが、今年は何もできませんでした。“夫に知られそうになったら、きっぱり彼と別れよう”と不倫を安易に捉えていた自分が恥ずかしいです。今さら後悔をしても遅いのですが、夫婦仲が致命的に壊れてしまい、これからどうしたらいいか分かりません。いつかは離婚という選択しかないのだろうと覚悟は決めていますが……。こんなはずではなかったという反省でいっぱいです」完全に壊れてしまった夫婦仲を修復するのは、並大抵のことではありません。世間体のために一時的には離婚を回避できたとしても、将来的に破局に至るリスクは極めて高いと言えるでしょう。安易な気持ちで不倫に走れば、取り返しのつかない事態に見舞われても不思議ではないのです。©polkadot/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月25日不倫とは無縁な生活を送っていた女性でも、夫婦仲が単調だと魔が差してしまうこともあるようです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫に足を踏み入れて人生を狂わせた40代後半女性のエピソードをお届けします。単調な夫婦仲に不満だったとき、職場の後輩男性と急接近有紗さん(仮名)は、家事と仕事に追われている既婚の40代後半女性。子どもはおらず、結婚して20年ほどになる夫との関係は悪くはなかったそう。ですが、若い頃のように愛されている実感はなく「歳を重ねると、誰でもこんなものなのかな…」と一抹の虚しさを抱えて生活をしていました。「あるとき、職場に30代の木村さん(仮名)という男性が中途入社してきたんです。私が木村さんの業務のフォローをしているうちに仲良くなって、他の同僚を含めて食事に行く機会もだんだんと増えていきました。でも、そのときはまだ恋愛感情はなくて、普通に『話しやすいし、いい人だな』という程度だったんですよね」ところがある日、有紗さんは木村さんから「相談があるので二人で飲みに行きませんか?」と誘われたそう。断る理由も見当たらなかった有紗さんは木村さんの誘いに応じ、楽しい時間を過ごしたと当時を振り返ります。「プライベートな話をしている中で、木村さんが少し前に離婚したばかりであることを聞きました。夫婦関係が上手くいかなくて、いろいろな努力をしたけれど、結局妻とは関係修復ができなかったそう。ここ最近は、そのことでずっと落ち込んでいると言っていました。私は、最初のうちには『どんな家にも色々あるよ。うちだってそんなに上手くいっていないし…』と、ありきたりの言葉で慰めていました。ですが、話しているうちに落ち込んでいる彼の姿がかわいらしく見えてきて、男性として意識していることに気づいたのです」お酒の勢いで不倫がスタート飲みに行った日を境に、二人の仲は急接近。しばらくは男女の関係にはならなかったものの、何度か食事をしているうちに、お酒の勢いでホテルへ行ってしまったのだとか…。「不倫はいけないことだとは頭ではわかっていましたが、木村さんとの関係は仕事の延長だし、いざとなったらすぐに終わらせるつもりでした。夫との仲が単調だった私にとって、木村さんと付き合ったことによって職場に行くのが楽しくなっただけでなく、毎日にも張り合いが出ました。当時はそんな生活をすごく気に入っていたんです」ありふれた日常を送っていたはずなのに、なにかの拍子に不倫へと足を踏み入れてしまう場合もあるようです。不倫の始まりは、ほんの些細な出来心であることも少なくありません。しかし、そのあとに待ち受ける地獄のような展開を思えば、不倫には絶対に足を踏み入れるべきではないでしょう。©Monet/Adobe Stock ©kai/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月25日過去に不倫をしてしまった人のなかには、まさか自分が…と意外に思った人もいるかもしれません。原因として、相手と出会ったときの環境が大きく影響していた可能性があります。そこで、“不倫相手と出会ったシチュエーション”について、女性たちに体験談を語ってもらいました。友人の紹介「ある日、女友だちと飲みに行ったときのことです。“ずっと仲良くしている男友だちがいる”と言って、友だちがある男性を紹介してくれました。私も女友だちも既婚者でしたが、彼女は“男女の友情ってあるんだよ”と言っていました。確かに、その男性は気遣いができて、とてもいい人。ただ、私は彼を友人ではなく、一人の男性として見てしまったんです。だんだん彼と親しくなり、やがて不倫関係に。しばらくして女友だちに不倫関係が知られてしまい、絶交されました」マユミ(仮名)/31歳男女の友情はあるのかもしれません。しかし、それが成立するかどうかは、シチュエーションや相性が関係するのでしょう。嫌々参加した飲み会「以前、友人から飲み会に誘われました。参加予定者にドタキャンされたらしく、“一人足りないから来てほしい”とのこと。私は既婚者でもあったので行きたくないなと思いましたが、断れずに嫌々参加することになりました。飲み会には4人の男性が参加していて、みんな爽やかで話がうまかったですね。つい楽しくなってしまい、すぐ帰るつもりが2次会まで参加することに。後日、連絡のやり取りをしていた男性と二人で会うことになりました。そこで既婚者であることを告げたんですが、“別にいい”と言われ、そのまま深い関係になってしまいました」ユカ(仮名)/32歳元々は嫌々ながら参加した飲み会だったはず。しかし、そういうときこそ心に隙が生まれやすいのでしょう。自動車教習所でのキャンセル待ち「私は結婚してから運転免許を取りました。教習所に通い始めたころ、丁度混んでいる時期だったこともあり、教習のキャンセル待ちをしていたんです。すると、同じようにキャンセル待ちをしている男性に声をかけられました。彼は、たまに学科で一緒になる大学生で、その日から会話を交わすようになりました。その後お互い無事に免許を取得できたので、お祝いがてらカフェに行くことに。そのとき、もう会えないかもしれない……と思ったら急に寂しくなって、勢いで関係を持ってしまったことがあります」ミク(仮名)/29歳しばらく同じ空間にいると、情が湧いてくるもの。それが恋愛感情へと変化してしまったようです。職場の大型書店で「私は以前にフロアがいくつかある大きな書店で働いていました。あるとき、たまに見かける男性に“本の予約がしたい”と声をかけられ、手続きを担当することに。それがきっかけで、その男性と会話を交わすようになりました。しばらくして、私は担当フロアが変わり、彼とはもう会わないんだろうな……と思っていたんです。すると、彼はわざわざ私のいるフロアに挨拶をしにきてくれるようになり、その日から彼に好意を持つようになりました。後日食事に誘われたときも迷わずOK。彼は既婚者でしたが、好きになってしまうと気持ちを抑えられなくなり、不倫関係になってしまったんです。結局1年くらいは関係が続きましたが、別れてしまって今は仕事も辞めました」メイ(仮名)/28歳客と店員という立場は、近いようで遠い関係。それでも顔を合わせ続けると親しくなり、不倫関係に堕ちてしまうこともあるようです。“女性が不倫相手と出会ったシチュエーション”をご紹介しました。普通に会っていたら何もなかったはずなのに、シチュエーションによっては特別な感情を抱いてしまう場合も。不倫関係に堕ちないようにするためには、どのような状況でも気持ちをセーブできる自制心が必要なのでしょう。©naka/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月24日渚沙さん(仮名・34歳)は、子どもが幼稚園に入園したころに、夫の不倫を疑うようになりました。不倫の証拠集めを行いながら、モヤモヤした感情を吐き出すためにSNSにアカウントを開設。愚痴などをこぼしていると、同じ境遇にある『sayaさん』(仮名)という方とやり取りをするように。強い味方を得た気分になり、不倫の証拠集めを続けたといいます。そして、事態は衝撃的な結末を迎えることになったそうです…。不倫相手が再び写真を投稿「私は開設したSNSのアカウントに、夫の不審な行動についての投稿を続けていました。“昨日は帰りが遅かった”“来週の飲み会の予定が怪しい”など書き込んでいたんです。すると、sayaさんが、“早く決着がつくといいですね”“離婚して幸せになって欲しいです”とのエールを送ってくれました。心細いときにそうやって寄り添うようなコメントをもらえるのは、とてもありがたかったです。そんななか、私が不倫相手として怪しいと睨んでいた同僚の女性が、再びSNSに写真を投稿しているのを見つけました」夫との離婚には踏み切れず…「SNSに投稿されていたのは、見切れてはいるものの、明らかに夫と思われる男性との写真。でも、すぐに削除をするんです。そのあとも、もう一度同じような投稿がありましたが、またすぐ削除。なので私は、気付いたらすかさずスクショをするようにしていました。いよいよ夫の不倫相手に確信を持ち始めましたが、いざ夫に話を切り出そうとすると、躊躇いが生じてしまって。夫が子どもと接している姿を見ると、この家庭を壊すのはどうなのかと…。離婚後の収入面の心配などもありました。そんなふうに弱気になっていたところで、sayaさんから、“会って話しませんか?”と連絡がきたんです」待ち合わせ場所にやってきた女性「私も会ってみたいという思いがあったので、すぐにOKしました。そして、あるカフェで待ち合わせ。私が先に店について待っていると、女性が店内に入ってきました。その女性が目に入った瞬間、“見たことがある…”と思いました。なんとその女性は私が不倫相手だと睨んでいた、夫の職場の同僚の女性だったんです。あまりの衝撃に、言葉が出ませんでした。女性は私の投稿を見つけ、その内容から自分たちのことを言っていると気付いたよう。そして彼女はsayaという別アカウントを作り、私をフォローして近づいたのです」話し合いの末の結末「彼女は悪びれることもなく、堂々とした様子で、“いつ別れるんですか?”と聞いてきました。“もう十分証拠も集まったでしょう”とも。さらに、“早く別れて私に彼をください”とも言ってきました。何様のつもりだと、私も言い返して軽く言い合いになりました。すると、ある提案を持ち掛けてきたんです。“十分な慰謝料を払うつもりです”と。私としては、不安なのは離婚後の収入面。そこから、夫からもしっかり養育費をもらえるようにするとの話になり、それならばと、離婚を受け入れる覚悟をしました。その夜、すべてを夫に伝えたところ、“彼女とは遊び”“絶対に別れる”と泣きながら謝ってきました。“なんなら仕事も辞めてもいい”とまで言ってきましたが、もう私の胸には響きません。関係修復は不可能だと判断し、現在は離婚への手続きを進めているところです」“夫の不倫をSNSで暴露した妻の告白”をご紹介しました。仲間だと思っていた相手が、まさか夫の不倫相手だとは夢にも思わないはず。夫のほうは離婚する気がなかったようですが、いくら反省しても遅いでしょうね。©kapinon/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月23日夫婦円満で、仲のいい家族の関係が、一変してしまうようなときもあります。渚沙さん(仮名・34歳)もかつて、幸せな家庭を築いて穏やかな生活を送っていましたが、夫の不倫によって予想だにしない展開を迎えることになったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく伺いました。夫に感じた異変「夫とは、6~7年前に友人の紹介で知り合いました。夫は学生時代にスポーツで国体出場の経験もあり、ガッチリとした体型で精悍な顔立ち。爽やかな印象を受け交際に発展し、その後結婚をしました。結婚後1年ほどして子どもも生まれ、夫も子どもに夢中で幸せな生活が続いていたんですが…。子どもが幼稚園に入園したころ、夫の様子に違和感をおぼえるようになりました。それまで夫は子どもに夢中で、写真やムービーを撮りまくっていたはずなのに、そういった行動が明らかに減ってきたんです」不倫の証拠を集めるうちに…「夫への違和感が拭えず、私は女性の存在を疑うようになりました。夫の行動を注意深く観察するようになり、スマホなども隙あらば覗くようになったんです。短時間でサッと覗くだけなのでたいした情報は得られませんが、女性とのやり取りは確認できました。ただ、職場の同僚のようで、決定的な証拠には至りません。財布を覗いてレシートなどを確認しても、怪しいものは出てきませんでした。私はモヤモヤした感情を抱えつつ、とりあえずいつかは役に立つかもしれないと、夫の行動をメモした日記のようなものをつけるようになったんです」容疑者たちのSNSをチェック「夫の不倫相手として怪しいと睨む数人の女性がいたので、そういう容疑者たちのSNSをこまめにチェックしていたんです。すると、ある女性のSNSに不審な投稿が…。男性と親密そうな写真が数枚投稿されていました。相手の男性の顔は映っていませんが、服装などはどう見ても夫のもの。私はすかさずスクショしました。その女性は、夫の職場の同僚。1時間後にもう一度その投稿を覗こうとすると、なんと削除されていたんです。私はそこで、夫の不倫を確信しました。それからも地道に証拠探しを続けましたが、私のなかにはモヤモヤが募るばかり。そこで吐き出す場所が欲しくなり、SNSのアカウントを新たに作成したんです」SNSに近況を書き込んでいると…「SNSには、これまでの経緯を書き込みました。夫を怪しいと思ったキッカケ、最近の不審な行動など、日記を見返しながら投稿していたんです。すると、徐々にフォロワーが増え、同じ境遇の人からもコメントがつくように。そのなかに『saya』さん(仮名)という方がいました。彼女も“夫が不倫しています”と言っていて、そこから彼女とのコメントのやり取りが続きました。まるで同志を得た気分になってきて心強く感じた私は、夫に制裁を加えたいという思いが強くなっていったんです」“夫の不倫をSNSで暴露した妻の告白”をご紹介しました。同じ立場にある人とは、連帯感が生まれるのでしょう。とはいえ、SNSでの使い方は十分に注意しなければ、新しいトラブルにも繋がりかねないため、気を付けたほうがよさそうです。©takasu/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月23日期せずして不倫関係に陥ってしまうこともあるかもしれません。その際、少なからず葛藤を抱えるはず。果たして、当事者はどんなことに頭を悩ませるのでしょうか。今回は、“不倫に堕ちる前の究極の選択”について、不倫経験のある女性たちに話を伺いました。「子ども」か「気になる彼」か「結婚して2年目のころ、夫から“そろそろ子どもが欲しい”と言われました。でも、実はほかに気になっている男性がいたので、子どもの話は保留にしていたんです。やがて、気になっている彼と深い関係に。それから半年ほどして不倫関係が夫に知られてしまい、結局離婚することになりました。もし不倫相手を選ばず、夫と子どもをもつ選択をしていたら、人生はだいぶ変わっていたんじゃないかと思います」レナ(仮名)/30歳当時子どもがいたのなら、不倫することもなく、離婚することにもならなかったのでしょうか。物事がそんなに都合よく進むのかはわかりませんが、不倫の道を選ぶよりは幸せに暮らせていたかもしれません。「安定」か「スリル」か「私の夫はとても優しくて、なんでも受け入れてくれる人。そういうところが好きになって結婚しましたが、だんだん慣れが生じてきて、スリルを求めるようになってしまったんです。あるとき、飲みに行った場所で知り合った若い男性と親しくなりました。夫のことは愛していますが、ちょっと遊びたい気持ちもあり、関係を持ってしまいました。ですが、しばらく関係を続けるうちに夫に気付かれてしまって…。泣いている夫の姿を見て、私は本当に後悔し、必死に謝ってなんとか許してもらいました。もうあんなことは絶対しないと心に誓っています」アヤ(仮名)/33歳安定にマンネリを感じ、刺激を求めてしまったんですね。関係が改善されたのは良かったかもしれませんが、果たしてこれから先も、その関係を維持できるのでしょうか…。「仕事」か「恋愛」か「前の職場で、上司のことを好きになってしまいました。私は独身でしたが、上司は既婚者。もし付き合えば職場不倫なので、周りに知られたら大変な状況になるのはわかっています。それでも気持ちが抑えられなくなり、二人で飲みに行った際に私のほうから“好きです”と告白しました。上司も受け入れてくれて、不倫関係に…。でも、そんな関係も長くは続かず、上司の妻に関係がバレました。職場にも報告されてしまい、結果的に上司は異動、私は退職。いろんな人に迷惑をかけて申し訳ないと思っています」アイ(仮名)/29歳職場不倫はリスクが大きいですし、厳しいペナルティを課せられることもあります。発覚すれば関係が終わるだけでなく、職を失う可能性も十分にあるでしょう。「古い友人」か「新しい彼」か「私は数年前に結婚しましたが、夫との関係は冷めつつありました。そんなときにタイプの男性と出会い、彼と親しくなりたいと思うようになったんです。そこで、中学から親しくしている女友だちと会った際に、“好きな男性がいる”と相談をしてみました。彼女は厳しい顔をして、“家庭を壊すようなことをすべきじゃない”と言いました。私はもっと話を聞いてほしかったのに、ただ突っぱねられたことに腹が立ってしまって…。一方的に“もういい”と言って、連絡を絶ってしまったんです。その後、男性とは不倫関係になりましたが、長くは続かず。結果的には夫にバレて離婚することになりました。あのとき、もっとちゃんと友人の言葉を聞いておけばよかったです」マミ(仮名)/31歳男性にのめり込み、友人のアドバイスを受け入れることができなかったというエピソード。家庭を壊しただけでなく、大事な友人さえも失う結果となったわけです。“女性が後悔している不倫に堕ちる前の究極の選択”をご紹介しました。不倫に堕ちる前、やはりいろんな葛藤があるようです。どうしてそこで思いとどまることができなかったのか……。後悔しても、あとの祭りでしょう。©Peak River/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月22日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚