期せずして不倫関係に陥ってしまうこともあるかもしれません。その際、少なからず葛藤を抱えるはず。果たして、当事者はどんなことに頭を悩ませるのでしょうか。今回は、“不倫に堕ちる前の究極の選択”について、不倫経験のある女性たちに話を伺いました。「子ども」か「気になる彼」か「結婚して2年目のころ、夫から“そろそろ子どもが欲しい”と言われました。でも、実はほかに気になっている男性がいたので、子どもの話は保留にしていたんです。やがて、気になっている彼と深い関係に。それから半年ほどして不倫関係が夫に知られてしまい、結局離婚することになりました。もし不倫相手を選ばず、夫と子どもをもつ選択をしていたら、人生はだいぶ変わっていたんじゃないかと思います」レナ(仮名)/30歳当時子どもがいたのなら、不倫することもなく、離婚することにもならなかったのでしょうか。物事がそんなに都合よく進むのかはわかりませんが、不倫の道を選ぶよりは幸せに暮らせていたかもしれません。「安定」か「スリル」か「私の夫はとても優しくて、なんでも受け入れてくれる人。そういうところが好きになって結婚しましたが、だんだん慣れが生じてきて、スリルを求めるようになってしまったんです。あるとき、飲みに行った場所で知り合った若い男性と親しくなりました。夫のことは愛していますが、ちょっと遊びたい気持ちもあり、関係を持ってしまいました。ですが、しばらく関係を続けるうちに夫に気付かれてしまって…。泣いている夫の姿を見て、私は本当に後悔し、必死に謝ってなんとか許してもらいました。もうあんなことは絶対しないと心に誓っています」アヤ(仮名)/33歳安定にマンネリを感じ、刺激を求めてしまったんですね。関係が改善されたのは良かったかもしれませんが、果たしてこれから先も、その関係を維持できるのでしょうか…。「仕事」か「恋愛」か「前の職場で、上司のことを好きになってしまいました。私は独身でしたが、上司は既婚者。もし付き合えば職場不倫なので、周りに知られたら大変な状況になるのはわかっています。それでも気持ちが抑えられなくなり、二人で飲みに行った際に私のほうから“好きです”と告白しました。上司も受け入れてくれて、不倫関係に…。でも、そんな関係も長くは続かず、上司の妻に関係がバレました。職場にも報告されてしまい、結果的に上司は異動、私は退職。いろんな人に迷惑をかけて申し訳ないと思っています」アイ(仮名)/29歳職場不倫はリスクが大きいですし、厳しいペナルティを課せられることもあります。発覚すれば関係が終わるだけでなく、職を失う可能性も十分にあるでしょう。「古い友人」か「新しい彼」か「私は数年前に結婚しましたが、夫との関係は冷めつつありました。そんなときにタイプの男性と出会い、彼と親しくなりたいと思うようになったんです。そこで、中学から親しくしている女友だちと会った際に、“好きな男性がいる”と相談をしてみました。彼女は厳しい顔をして、“家庭を壊すようなことをすべきじゃない”と言いました。私はもっと話を聞いてほしかったのに、ただ突っぱねられたことに腹が立ってしまって…。一方的に“もういい”と言って、連絡を絶ってしまったんです。その後、男性とは不倫関係になりましたが、長くは続かず。結果的には夫にバレて離婚することになりました。あのとき、もっとちゃんと友人の言葉を聞いておけばよかったです」マミ(仮名)/31歳男性にのめり込み、友人のアドバイスを受け入れることができなかったというエピソード。家庭を壊しただけでなく、大事な友人さえも失う結果となったわけです。“女性が後悔している不倫に堕ちる前の究極の選択”をご紹介しました。不倫に堕ちる前、やはりいろんな葛藤があるようです。どうしてそこで思いとどまることができなかったのか……。後悔しても、あとの祭りでしょう。©Peak River/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月22日久実さん(仮名・34歳)は、子どもが保育園に入ったあたりにようやく時間に余裕が持てるようになり、友人たちとあるバーに出かけたそう。そこで出会ったのが、画家兼、中学校で美術講師をしている誠也さん(仮名・27歳)。芸術的センスのある男性に惹かれやすい久実さんは、彼の自宅兼アトリエを訪れた際、不倫関係に堕ちてしまったといいます。その後、関係はいったいどうなっていったのでしょうか……。アトリエでの密会「誠也さんとアトリエで関係を持って以来、不倫状態が続きました。私は以前から、芸術家との恋愛に憧れを抱いていたところがあり、完全に彼にハマってしまったんです。誠也さんは、週に3~4日ほど中学校で講師の仕事をしていました。私は子どもを保育園に預けたあと、彼の空いている時間に合わせてアトリエに通うように。でも、そんな関係が1か月ほど続いたころ、彼から“作業に集中したい”と言われてしまったのです」別れを告げられたように感じて…「なんでも、コンクールが間近に迫っていたようで、“出品するための作品づくりに集中したい”とのことでした。私はその言葉が、別れをほのめかされているように感じて焦ってしまって。そこで余計に、私のなかの彼を思う気持ちに火が着いてしまった気がします。その結果、“少しの時間会えればいいから”とお願いして、たった30分でもアトリエに行って一緒に過ごす時間を作るようになりました。さらには、彼の勤めている中学校の周りを、意味もなくウロウロしてしまったことも……。そのころから、夫に違和感を与えるような行動を取り始めていたのだと思います」アトリエに突撃した夫「ある休日、どうしても誠也さんに会いたくなってしまった私は、夫に子どもを見ているように頼んで出かけたんです。夫には、“買いものに行ってくる”と伝えていました。家を出た私は、もちろん誠也さんのアトリエに直行。束の間の穏やかなひとときを過ごしていました。すると、15分ほどしてインターホンが鳴ったのです。今まで来客などなかったので、変だなとは思いました。さらに、玄関に向かった誠也さんが訪問者と何か言い合っているようだったので、聞き耳を立ててみると……なんと相手は夫でした。夫は、以前から私の行動を不審に思っており、子どもを親に預けて私のあとをつけてきたそうです」夫がスケッチを破り捨てて…「部屋のなかに強引に入ってきた夫は、怒っているというよりは呆れている様子で、部屋のなかを見回しました。そこにあったのは、彼が私を描いてくれたデッサン。スケッチブックに描いてくれたものを、私がそのページを開いて、壁際に立てかけておいたものでした。夫はそれを見て、“ふざけんなよ”と呟き、紙を引き千切って破り捨てました。そして、“帰るぞ”と私の腕を取り、そのまま自宅へ。家で問い詰められた私は、これまでの経緯を伝えました。彼が中学校の講師をしていると知った夫は、“報告する”と言い出してしまって。私はそれを止めたんですが、学校に電話を入れられ、不倫の事実を告げられてしまいました。おそらくそれが原因となり、彼は退職。そして、夫から慰謝料も請求されてどうにもいかなくなった彼は、実家に戻ることになってしまったのです。それ以来、彼との連絡も途絶えてしまいました。結果的に私は、彼の職も、夢も奪ってしまったのです。せめて、絵は描き続けていて欲しいのですが……。私は一応離婚は免れましたが、息苦しい毎日を過ごしています」“中学美術講師と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫は、お互いの夢や将来を壊すことにもなりかねません。既婚者であることがわかっていた以上、当然相手にも責任はありますが、後悔してももう手遅れ。責任を取れるはずもなく、罪を背負って生きていくしかないのでしょう。©milatas/Adobe Stock ©ei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日スポーツや芸術など、何か能力に秀でた人に惹かれることは多いかもしれません。久実さん(仮名・34歳)もかつて、若手画家の男性に惹かれ、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を聞きました。育児の合間に、友人たちと食事「夫とは友人の紹介で出会い、1年の交際を経て6年前に結婚しました。その後、私は出産を機に仕事を辞め、育児に専念するように。何かと忙しい日々を過ごしていましたが、やがて子どもが保育園に預けられる年齢になり、少し時間に余裕が持てるようになりました。友人たちとも会えるようになったある日、何人かで集まって食事をしたんです。そのあと、近くにあったバーに立ち寄ったのですが、私はそこでひとつの出会いを果たしたのです」若手画家との出会い「私たちはテーブル席で飲んでいたのですが、カウンター席の隅で一人で飲んでいる男性の存在に気付きました。私よりも年下のようでしたが、どこか物憂げで、アンニュイな雰囲気を醸し出していて、なんとなく気になったんです。お酒も入り酔いも回り始めたころ、私はトイレに立ったタイミングでその男性に会釈をしました。すると向こうも会釈を返してくれたので、少し隣の席に座り、話をすることに。彼の名は、誠也さん(仮名)。美大出身の27歳で、職業は画家。ただ、絵だけでは食べていけないので、中学校で美術講師もしているとのことでした」ササッと描いてくれた絵に惹かれて「私も絵を見るのが好きで、昔は美術展などによく出かけていたと伝えました。好きな画家の名前などを挙げると話も盛り上がって、嬉しかったですね。そんな中、誠也さんがカウンターに置いてあったコースターを手に取り、ペンを出して裏側に何か絵を描き始めたんです。ササッと1分ほどの時間で描いてくれたのは、私の絵。手が込んだものではありませんでしたが、美しい線で描かれた絵を見て、キュンとしてしまいました。私は昔から芸術的センスのある人に惹かれてしまうところがあり、今回も完全にそのパターン。自分から連絡先を聞き出し、LINEでやり取りするようになりました」アトリエのソファで…「私が既婚者ということもあって警戒しているのか、誠也さんのほうから誘ってくるようなことはありませんでした。そんなある日、興味のある美術展があったので、私のほうから声をかけてみたんです。一緒に行こうという話になり、久しぶりに誠也さんと会うことができました。さらに、帰りに食事をしたときに“絵を見てみたい”とお願いしてみたところ、“アトリエに来ますか?”と誘ってもらえたんです。まだ時間も遅くはなかったので、せっかくだからと伺わせてもらいました。着いた先は、自宅兼アトリエのアパート。画材道具の独特なニオイが漂う、荷物の多い狭い部屋でした。大きめのソファがひとつあり、誠也さんはほぼそこで生活しているとのこと。そのソファに座りながら、絵を見せてもらいました。感想を交わし合っているうちに、次第に自然とカラダを寄せ合うようになって……。そのまま私たちは関係を持ってしまったんです」“若手画家と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。自分にはないものを持っている人に惹かれることがあります。特別な感情を抱いてしまうのも理解できなくはありません。しかし、趣味の共有までで、終わらせるべきだったでしょう。©Gherasim/Adobe Stock ©cherryandbees/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日若い頃に恋愛にのめり込む経験をしたことがあっても、結婚してからは生活が落ち着き、恋愛に振り回されることは少なくなるかもしれません。しかし、結婚していながらも新たな恋にのめり込んでしまい、とても厄介な事態になる人もいるようです。そこで今回は、“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介します。夫よりも付き合いの長い不倫相手「まだ夫と結婚する前に、同時並行で付き合っていた彼がいました。別れたりヨリを戻したりを繰り返すうちに、今の夫と結婚することになったので、同時並行していた彼とは決別したんです。でも結婚して2年ほど経った頃、なんとなく連絡を取り合ううちにまた関係が復活。出産を機に別れたものの、子どもが保育園に通い始める頃には、再び会うようになってしまいました。その頃は相手も結婚をしていたのでW不倫の状態です。相手との関係は現在も継続中で、これから先もズルズルと関係が続いていきそうな予感がします」サヤ(仮名)/38歳結婚、出産といった大きな節目を迎えても、完全に別れることができなかったようです。この先の展開としては、夫にバレるという状況でしか別れられない気もします。お金に余裕があるだけに…「私は大学卒業後、大手企業に就職しました。結婚・出産を機にいったんは仕事から離れましたが、今は復帰していて、蓄えがしっかりあります。夫とも財布は別々なので、お金はある程度自由に使えるんです。子どもが中学生になると、育児が少し落ち着いて時間にも余裕が生まれ、友人たちと出かける機会が増えました。すると、その先で男性といい出会いをすることもあります。偶然にも知り合う男性は年下ばかり。お金は出してあげられるので、懐いてくれる男性は多いです。旅行なども、1泊2日くらいであれば、問題なく連れて行ってあげられます。夫との関係はもう冷めているので、そうやって年下男性と不倫を繰り返すことで心の隙間を埋めています」ヨウコ(仮名)/41歳金銭的に余裕のある女性は、若い不倫男性にとっては魅力に映るのかもしれません。しかし、夫との関係が冷めているとはいえ、不倫をしていい理由にはなりませんよね。ママ友の集まりは不倫の話題ばかり「私は結婚6年目で、小学生の子どもがいますが、職場で知り合ったひとつ年下の男性と不倫をしています。週に1回ほど、仕事終わりにホテルへ行くような関係です。子どもが通っていた幼稚園のママ友と今でも集まることがあるんですが、そこで交わされるのは、そんな不倫の話題ばかり…。ママ友のなかには、複数の男性と付き合っている人もいれば、一夜限りの付き合いを繰り返している人もいます。そういった話を、みんな包み隠さず楽しそうに話すんです。だから、私なんてまだ可愛いほうと思ってしまい、不倫に対する感覚が麻痺してしまっていると感じます」ミナミ(仮名)/38歳不倫をするキッカケは、周囲の影響などもあるのでしょう。そういった仲間に囲まれているうちは、抜け出せそうもありません。いつか、すべてが崩壊しそうです。“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介しました。時間や金銭面で余裕が出てくると、ある意味で不倫しやすい状況にもなるのでしょう。しかし、発覚すれば一巻の終わり。家庭崩壊を招きたくなければ、行動に移すべきではないですよね。©Pixel-Shot/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月19日お付き合いをしている恋人が既婚者だと知ったあとも、別れられずに交際を続けた麻里香さん(仮名)。30代後半だった当時は「40歳までには結婚したい」という思いで、彼の離婚を待ちわびたと振り返ります。既婚者の恋人と付き合い続けてしまった女性の悲痛な結末にまつわるエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。妻との離婚を迫ると、彼から驚きの言葉が…麻里香さんは彼が既婚という事実を知り、離婚を待ち続けて半年以上が経過したタイミングで、意を決して離婚を迫りました。すでに妻との別居期間も長かったことから、本気で動き出せば離婚までは早いだろうと予想してのことだったと振り返ります。「彼に『そろそろちゃんとしたいから、離婚をして』と迫ったところ、彼の口からは驚くような言葉が飛び出したんです。それまで私たちは具体的な将来の話はしていませんでしたが、日常的に結婚の話も出ていたから、彼は離婚をして私と結婚をするものだと思い込んでいたのですが……。彼から飛び出した言葉は、『なんで俺が、麻里香に言われて離婚しなくちゃいけないの?』『君は僕が既婚者だと知ってからも付き合っているんだから、不倫でいいって納得したってことでしょ?』というものでした。さらには『仮に離婚をしたとしても、麻里香とは結婚しないよ。だって不倫をするような女性は妻にしたくないもん』と、自分のことを棚に上げて、私を突き放すようなことまで言ってきたのです」ここまで失礼な話になるとは思っていなかった麻里香さんは、その場で彼に対して激怒。ですが、事態は全く変わらずに、彼はそのまま開き直った態度を続けていたとのこと。しまいには麻里香さんが疲れてしまい、話し合いはうやむやなまま終わったそうです。話し合いから1年以上経っても彼は既婚者のまま「結局、その日の話し合いで出た内容が残念ながらも彼の本心だったようです。それから1年ほど待ちましたが、彼が離婚をすることはありませんでした。独身だと嘘をついていて、まだ私が彼を既婚者だと知らなかったときには、彼の口から自発的に“結婚”という言葉も出ていたので、私はまんまと騙された形です。本当は、最初から私と結婚をする気もなかったし、離婚をするつもりもなかったんでしょうね……。でも、当時の私は40歳までに結婚をしたい気持ちが強すぎて、彼の言葉を信じてしまっていました。もっと早く彼の本性を見抜ければよかったのに、最初の頃の彼を“いい人”と思い込んだせいで、既婚者だと知ってからも正常な判断ができなかったのが悔しいです。唯一の救いは、私と別れたあとに彼が仕事で大失敗をしたこと。自分でやっていたお店を閉店したと人づてに聞きました。天罰がくだったのかもしれません」交際していた期間を振り返ると、時間を失ったことが一番悔しいと話していた麻里香さん。結婚を視野に入れて交際していた男性に裏切られれば、そのダメージは計り知れません。結婚を視野に入れて出会った相手が隠れ既婚者だと、気持ちの整理をつけるのに時間を要する場合もあります。しかし平然と嘘をつき、既婚者であることを隠すような男性とは、すぐにでも距離を置くべきであるのは間違いありません。「彼の言葉を信じたい」と判断を誤ってしまうと、大切な時間を失う結末にもなりやすいでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月18日知り合った当初は独身だと思っていた男性が、実は隠れ既婚者だったというケースがあります。しかし、すでに好きになってしまったあとに既婚の事実を知らされ、気持ちの折り合いがつかずに不倫を続けてしまう女性も…。隠れ既婚者との交際によって大きな痛手を負った30代後半女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。小さな違和感が積み重なり、恋人への不信感へ麻里香さん(仮名)は、37歳のときに交流会で知り合った男性と意気投合し、そのまま交際へと発展。しかしお付き合いを始めてから、恋人に不可解な点がいくつも浮上し、隠し事があるのではないかと疑い始めたそうです。「自宅に私を呼びたがらなかったり、週末の夜にいきなり何時間も連絡がつかなくなったりすることがあり、なんだかおかしいな…と思ったんです。以前家に遊びに行ったときは特に不審な点はありませんでしたが、“自分はバツイチで、子どもは元妻のもとにいて会っていない”と聞いていたわりには、やたらに最新の保育園事情に詳しいなんてところも、ちょっと変だなぁと思った理由でした。それで彼に『何か隠していることがある?』と真面目な顔で問い詰めてみたところ、実はバツイチではなく既婚者だと打ち明けられたんです」麻里香さんが恋人の秘密を知ったのは、すでに交際を始めてから半年以上が経ってからだったとのこと。自分が問い詰めなければ、そのまま隠し続けていただろう彼の態度にも、麻里香さんはとても腹が立ったと語ります。既婚者と知っても別れられずに不倫が続き…「別居中の既婚者だと知っても、すでに彼に心を奪われていた私は彼と別れることができなかったのです。彼との話し合いを重ねるなかで、彼は『別居してもう2年以上になるし、そろそろ離婚をする』とも言ってきたので、それならばしばらくは彼の離婚を待ちながら、このまま付き合い続けようと決めました」しかし、彼が既婚者だと知ったあとも、彼は離婚の手続きを進める様子はなく、それまでと同じような生活スタイルが続いていたとのこと。「あまり口うるさく言っても、離婚は妻の意向もあるだろうし時間がかかるのだろうと諦めていました。彼から離婚について何の話もないことに不安はありましたが、妻と同居をしているわけではないので、まぁいいか…と無理やり気にしないようにしていましたね」彼が妻帯者である以外は、独身カップルと同じような付き合い方ができていると自分に言い聞かせながら、麻里香さんはそれからさらに半年も不倫関係を続けていったそうです。しかし交際を始めてから1年以上が経ち、なかなか事態が動かないことにだんだんと苛立ちが募った麻里香さんは、「やはりこのままでは良くない」と一念発起して、彼との関係を変えようと決断します。「1年以上も我慢してきたので、もういいだろうと思い、彼に対して強く離婚を迫ることに決めました。私は40歳になる前に結婚したかったので、ズルズルと彼の離婚を待ちたくなかったんです。そもそも既婚者であることを隠していた時点で、彼との関係を考え直すべきだと、今なら思うのですが…。当時は焦って、冷静な判断ができていませんでした」出会った相手に対して「独身」だと嘘をつく既婚男性もいます。家族と離れて暮らしている既婚男性の嘘を見破るのは、簡単ではないことも多く、深い仲になってから真実を知るケースも少なくありません。しかし、不倫関係を続けた先に幸せが待っている可能性は、他の不倫と同様に限りなく低いと覚悟したほうがいいでしょう。©buritora/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月18日夫(慶さん・仮名・34歳)に日頃から不満を抱いていた瑠衣さん(仮名・32歳)。息子(蒼さん・仮名・5歳)が体調を崩しては、小児科へ連れて行く日々を送っていました。子どもが病弱だと悩んでいた時に、担当医(郁人さん・仮名・38歳)が優しく励ましてくれて。それを機に、瑠衣さんは郁人さんに猛アプローチ…二人はやがて不倫関係に。しかし、郁人さんがシングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)とも交際していることが発覚。彼は開き直るばかりで、瑠衣さんは仕方なく身を引くことにしました。瑠衣さんは元不倫相手の郁人さんの裏切りに相当ショックを受けたそう。離婚するつもりはなかったものの、彼に誰より愛されていると信じて疑わなかったからだと言います。でも、夫に不倫がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。元不倫相手の婚約者から浮気の事実を責められて…「数日後、ママ友の柚希さんから呼び出されました。何事かと思ったら『あなた、郁人さんと浮気していたでしょ!』と怒鳴られて…なんと彼との不倫がすでにバレていたのです。どうやら彼女は先日の電話を盗み聞きしていた様子。すると『私、郁人さんの子を妊娠したから、彼と再婚することになったの』『彼のことはもう諦めて…お腹の子の幸せまで奪う気じゃないでしょうね』とすごまれて。私はただ『郁人さんとはもう終わっている』と答えることしかできませんでした」このタイミングで瑠衣さんは急に体調が悪くなったそう。「不倫相手との別れがつらかったので、最初は精神的なものだと思っていました。でも、ひどい吐き気が続いて…まさかと思い妊娠検査薬を使うと、なんと私自身も妊娠していることがわかったのです。不倫するようになってから夫とカラダの関係はなかったので、確実に郁人さんの子ども…あまりのことに私は頭が真っ白になってしまって。彼と別れた以上、どうにか実の子として出産しなければ…と考えました」夫に妊娠をごまかして報告…その時彼が放った思いもよらぬ言葉とは…?「私は、ひとまず夫に『二人目ができた』と告げました。辻褄が合わないけれど、子どもを授かった喜びでなんとか言いくるめようとしたのです。すると夫は『俺の子じゃないだろう…不倫していたくせによくそんなことが言えるな』と声を荒らげて。よくよく話を聞くと、息子が夫に『ATMって何?ママがパパのことをいつもそう呼んでいるよ』としゃべったのだとか。それで、夫は息子のポケットにボイスレコーダーを仕込んで、私の不倫の証拠を集めたのだと語りました」その場で夫に録音した音声を流され、瑠衣さんはぐうの音も出なかったそう。「夫の怒りはとどまることを知りませんでした。『俺が家族のために働いていたのに、ATM呼ばわりするなんて許せない』『君とは離婚する…これからは高収入な不倫相手に養ってもらえばいいだろう』と怒鳴り散らしたのです。次の瞬間『俺が話したことはすべて本当だったでしょう』と夫が言ったので、後ろを振り返るとそこには私の両親が…。どうやら夫から私の不倫の事実を聞かされ『そんなわけがない』と娘をかばいに来た様子。両親は『瑠衣には失望した…もう顔も見たくない』と言い残し、足早に去っていきました」その後、瑠衣さんは夫に家を追い出されてしまったのだとか。「住む場所もなく、かと言って実家にも戻れないので、ホテルを転々とする日々を送っています。私が不倫していたこともあり、息子の親権も失って…子どもに会いたくても今は会うことすら叶いません。夫に慰謝料を払うため働かなければならないけれど、身重なカラダで職を探すのはとても難しいです。先日、産婦人科を訪れた際に元不倫相手の郁人さんと婚約者の柚希さんに出くわして…彼女に『旦那さんと仲直りしたの?二人目ができてよかったね』と言われて。彼は私が自分の子を妊娠したと悟ったはずなのに、冷たい視線を向けるばかり…今頃になって、自ら不倫に走ったことをただただ後悔しています」不倫に溺れてしまった瑠衣さん。結局のところ、あんなに熱を上げていた不倫相手でさえも手を差し伸べてくれることはなかったようです。一時の感情ですべてを失うことがあると覚えておきましょう。©ryanking999/Adobe文・菜花明芽
2024年02月17日ほんの出来心で不貞を働いてしまう人は少なくありません。今回は、我が子を担当する小児科医とひょんなことから不倫に陥った32歳人妻のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも…ワンオペ育児に追われる日々瑠衣さん(仮名・32歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある独身男性(郁人さん・仮名・38歳)と不倫関係にあると言います。なぜ瑠衣さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は、夫(慶さん・仮名・34歳)と息子(蒼さん・仮名・5歳)の三人家族です。夫は仕事が忙しくいつも帰りが遅いため、結果的にワンオペ育児を強いられています。加えて、息子はカラダが弱く年中病院へ通う日々を送っていて。一人で頭を悩ませることが多く、子育てに無関心な夫に不満を募らせていました」そんな瑠衣さんに大きな転機が訪れます。「その日も、息子が熱を出したので小児科へ連れて行きました。あまりにもつらくて、主治医の先生の顔を見るなり『私が至らないから息子が病気ばかりして…』とその場で泣いてしまったのです。すると、先生は『子どもは体調を崩しやすいものです』『僕はお母さんの頑張りをずっと見てきましたよ』と励ましてくれて。こんなに優しい言葉をかけてもらったのは初めてだったので、彼の思いやりに大感激。私は一瞬で郁人さんに心奪われました」恋心に火がついた瑠衣さんはいけないと思いつつも、郁人さんにアプローチを試みたそう。「以前とは打って変わって息子の通院が楽しみになりました。診察室で看護師さんが席を外す隙を狙って『あなたみたいな人と結婚したかった』『恋人になって私を支えてほしい』と先生の耳元でささやくことに。最初は冗談だと受け流されたものの、徐々に彼も私の本心に気がついたようで…ある日連絡先を書いたメモをそっと手渡してくれたのです。郁人さんと個人的にやり取りするようになり、やがて私たちは不倫関係になりました」二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「私は不倫がバレることを恐れ、彼と会う時は『子どもの病院へ行く』と夫に嘘をついていました。郁人さんが子ども好きということもあり、いつも息子を連れて密会していたんです。三人で顔見知りのいない遠方まで出向いては、彼は子どもが楽しめるよう遊園地や動物園に連れて行ってくれて。周りから見れば、私たちは理想の家族そのものに映ったはず。夫が出張の際は、そのまま彼の自宅に泊まってカラダの関係を持ちました」不倫にのめり込んでいた瑠衣さんですが、夫と離婚するつもりはさらさらなかったのだとか。「たしかに郁人さんのことは好きだったけれど、今が楽しければいいと思っていました。何より私には子どもがいるし、小児科医の彼にも社会的立場があるからです。彼といる時『夫はあなたよりずっと稼ぎが少ないのにいつも忙しくしている』『それを不満に思っているけれど、私にとって夫はATMだから必要不可欠な存在なのよ』といつも愚痴っていて。夫の悪口を不倫相手に言うことで、思いきりストレスを発散していました」しかし、ここで思いもよらない出来事が起こります。「ある日、シングルマザーのママ友(柚希さん・仮名・29歳)から相談を持ちかけられました。なんと、彼女から『小児科医の郁人さんって知っているでしょ?』『実は彼とずいぶん前から付き合っていて…そろそろゴールインしたいと思っているの』と聞かされたのです。どうやら逆プロポーズの相談だった様子。私は『うちの息子も先生にお世話になっているよ』と話すので精一杯で…彼の裏切りを知りかなりショックを受けました」とりあえず瑠衣さんは素知らぬ顔でその場を乗り切ったそう。不倫相手に二股疑惑が浮上して…その時彼が放った信じられない言葉とは…?「私は真相を確かめるため思い切って郁人さんに電話することにしました。柚希さんから相談を受けたと告げ『付き合っていたのは私だけじゃないの…?』と詰め寄ると、彼は『僕は来るもの拒まずだから…君のこともそれ程好きじゃないよ』と言い放ったのです。さらに『柚希さんと僕は独身同士…不倫関係じゃないのだから、なんらやましいところはないよ』と正論を振りかざして…。彼の発言がもっともだと思った私は、ただ黙って身を引くしかありませんでした」身勝手に不倫に走った瑠衣さん。相手が本気じゃなかったとしても、自分も家族を欺いていたのだから文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年02月17日ちょっとした出来心やそのときの勢いなどで不倫をしてしまうと、いずれ後悔することになりやすいです。大事なものを失ったり、大きな代償を負ったりするような目に遭うことだって少なくないでしょう。そこで今回は、不倫女性が「今になって後悔していること」について紹介します。会社に居づらくなった「上司に優しくされて好きになり、不倫関係になったのですが、仕事終わりにデートをしているところを社内の人に見られていたみたいで…。そこから噂が社内中に広まって、みんなから好奇の目で見られるようになり、会社に居づらくなって退職しました。せっかくいい会社に入れたのに、全てパーにしてしまいました」(20代・女性・商社)会社の上司や同僚と不倫関係に陥ってしまうというケースは多いもの。ただ、その関係が周囲にバレてしまうと、面倒なことになる可能性も高いです。仕事に支障をきたしたり、人間関係がおかしくなったり、場合によっては退職せざるを得なくなったりすることもあるので、思っている以上にリスクは大きいでしょう。過去の不倫がバレてフラれた「結婚も考えて付き合っていた彼氏とお酒を飲んでいるときに、過去の恋愛話になり、酔った勢いで『相手の妻にバレそうになったことがある』と口をすべらせてしまったんです。『不倫してたってこと?』と真顔で彼に言われて、我に返って頭が真っ白に…。そこから変なわだかまりができてしまい、『結婚は無理かも』と言われてフラれちゃいました」(30代・女性・医療関係)不倫をする人に対して、やはりマイナスなイメージを持つ人がほとんどです。「恋人や結婚相手には絶対にしたくない」などと思われてしまう場合もあるでしょう。たとえ過去のことであっても、一度でも不倫経験がある人には、「また不倫するかも?」という思いを抱きやすいはずです。ズルズルと6年も時間を無駄にした「困っているときにいつも心の拠り所になってくれる彼を本気で好きになってしまい、不倫に足を踏み入れることに…。いけないとわかっているし、先がないこともわかっているのに、どうしても別れられずにズルズルと6年も付き合ってしまいました。今思うと、時間を無駄にしてしまったという後悔しかありません」(30代・女性・出版)なかなかやめることができず、ズルズルと時間ばかりを費やすというのは、不倫による後悔の典型的なパターン。しかも、結局お互いに不幸になる形で終わることも少なくないので、そうなるとより後悔は大きくなるでしょう。盲目になりすぎると泥沼にハマって抜け出せなくなるので、周囲の声などにはきちんと耳を傾けたほうがいいでしょう。略奪婚してすぐ離婚した「仕事関係で知り合った彼とすぐに惹かれ合い不倫関係に。本当に燃え上がるような熱い恋をして、彼は妻とも別れてくれました。そのまま略奪婚をしたことでさらに燃え上がったけど、時間が経つごとに熱が冷めていき、結局1年もしないうちに離婚。お互いに失ったものも多いのに、すごく呆気ない幕切れでしたね…」(30代・女性・金融関係)不倫をしているときは、そのスリルや刺激によってどんどん気持ちが盛り上がってしまいがちです。でも、刺激は永遠には続かないもの。いずれは飽きてしまう可能性も大いにあります。不倫から略奪婚をしても「やっぱり違うかも」なんてことにもなりやすいので、勢いだけで突っ走るのはかなり危険度が高いでしょう。不倫には何かしらの代償が付きものだと言えます。だからこそ、安易に手を出してしまうと、大きな後悔をする羽目になるかもしれません。くれぐれも、好きという気持ちだけで突き進まないようにしてくださいね。©buritora/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・山田周平
2024年02月17日職場不倫の末に、略奪婚に至った30代の美雪さん(仮名)は、結婚をしてすぐに夫との間に距離を感じ始めるように。しかし周囲から理解を得られない略奪婚だったがゆえに、無理をしてまで表面を取り繕っていたとのこと。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の略奪婚が迎えた悲しい結末をお届けします。相談できる人もいない環境で、不可解なDMに悩む日々略奪婚で結ばれた夫との関係に悩んでいたある日、美雪さんのSNSに知らないアカウントからDMが届いたそうです。不可解に思いながらも開いてみると、そこには夫と女性が親密そうに食事をしている写真が添付されていたのだとか。その日を境に、美雪さんは強烈な不安を抱えながら生活を送らざるを得なくなっていきます。「最初のDMから数日おきに、夫と女性の隠し撮りが送られてくるようになりました。でも、不貞の証拠になるほどではないし、いつの写真かもわからないから、私はただ写真を見るだけ。何枚も届く写真は見るたびに不快でしたし、夫に対して疑惑を募らせるばかりでした。略奪婚を誰一人として祝福してくれていなかったので、誰かに相談することもできなくて。毎日SNSのDMを開くのがストレスになってしまって…。それで、勇気を出して夫を調べて、白黒はっきりさせようと決めました」女性と二人でいる夫を簡単に発見美雪さんが意を決して夫を尾行すると、拍子抜けするほどあっさりと、職場の女性と二人きりで食事をしているところを見つけたそうです。あまりにも堂々と異性と食事を楽しんでいる夫の姿に強い怒りが湧いてきた美雪さんは、堪えきれずにその場で夫の席へ怒鳴り込んでしまったと言います。「夫は、私の顔を見て少し驚いた様子でしたが、そのあとすぐに冷静になって『後輩の悩み相談を聞いていただけだ』と言い、不倫を全否定してきました。私は不可解なDMから疑惑をもって勝手に動いてしまったので、夫が不倫をしている証拠はありません。それ以上の追求はできないまま、うやむやになってしまいました」今になって、美雪さんはそのときに感情に任せて行動してしまったことを後悔しているそう。ですがもう遅く、夫は「君のせいで恥をかいた」と言って、さらに美雪さんと距離を取るようになってしまったそうです。「写真を送ってきたアカウントはもうブロックしてしまったのですが、もしかしたら夫の元妻だったのではないかと思っています。略奪をした私への最後の復讐だったのでしょうか…。まだ結婚をして1年と少ししか経っていないのに夫との関係は冷え切っていて、もし今後、夫が本当に不倫をしている事実が発覚したとしても、もう私に問い詰める元気はないかもしれません。略奪婚をすれば幸せになれると信じていた当時の自分は考えが甘かったです。不倫をする男性は繰り返すと聞くし、彼に限ってそれはないはずと思っていましたが…。今の私は、ただ現状に耐えるしかないと諦めています」不倫をする男性と結婚をして幸せになりたくても、思い通りにならない展開は多いでしょう。妻を裏切って別の異性と深い仲になれるような男性は、ほとぼりが冷めると再び同じことを繰り返す可能性が極めて高いのです。離婚をするにしても労力や経済力が必要なため、略奪を後悔しながらも身動きが取れなくなってしまうケースもあるようです。©siro46/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月16日安易な気持ちで略奪婚を計画し、後になってから誤った判断だったと気づく女性もいます。職場不倫の末に略奪をし、人生を大きく踏み外した30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。職場不倫の末に略奪婚…幸せを夢見たけれど職場の既婚上司である村田さん(仮名)と、不倫関係に堕ちてしまった30代の美雪さん(仮名)。最初は遊びの延長といった気分から、だんだんと相手に本気になってしまい、略奪を考えるようになったと当時を振り返ります。「ちょうどまわりがどんどん結婚をしていく年齢だったこともあって、私もいつまでも不倫なんてしている場合じゃないなって。それで、村田さんにプレッシャーをかけ続け、離婚させることに成功しました。私が村田さんとの結婚を強く望んだので、そんな私の姿に村田さんが感動して『ここまで俺を一途に愛してくれる女性には、もう二度と出会えないかもしれない』と言ってくれて、離婚後はすぐに私と結婚をしてくれることになったのです」周囲から理解されない関係に悩みつつ、前を向こうと決めた矢先に不倫相手であった村田さんと結婚することができて、しばらくは舞い上がっていたと話す美雪さん。しかしその一方で、二人の不倫を知っていた同僚たちからは白い目で見られ続けたそう。さらに義母からも美雪さんの存在を認めてもらえず、肩身の狭い思いをしながらの生活だったと言います。「結局、私は職場に居づらくなってしまったので、略奪婚をしてから4か月で転職をしました。周りから祝福されない関係に悩んでいましたが、せっかく結婚をしたのだから、前を向かないといけないと思って必死でしたね。だから転職が決まったときには、これで心機一転して頑張れる!と張り切っていたのですが…。夫婦の職場が別々になってからは、次第に夫との距離を感じ始めました。不倫していた頃のような甘いムードになることはなくなり、夫の言動もどんどん冷たくなっていったのです。『本当に、彼と結婚して良かったのだろうか』と悩みました」幸せを夢見て略奪を成功させた美雪さんは、結婚生活に少々の違和感があっても、見て見ぬふりをしていたそうです。表面上は問題のない夫婦に見えても、内情は美雪さんが思っていた以上に、ゆがんだ夫婦関係になっていたと語ります。不倫をしている最中には、無我夢中で略奪を画策する女性もいます。しかし略奪婚をしても幸せになれる可能性は低いうえに、夫婦関係に深刻な問題が生じても、周囲からは「自業自得」と思われやすいでしょう。©rrice/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月16日麻友さん(仮名・31歳)は、仕事関係で知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係に。のちに隆之さんが離婚して、二人は再婚しました。やがて義母との同居暮らしが始まりますが、義母は「孫(前妻との子ども)に会いたい」「息子の戸籍を汚された」などと、麻友さんを責めるようになったそうです。義母との関係悪化に耐えかねた麻友さんはお酒に溺れ、ある日飲みすぎによって救急車で運ばれてしまいました。その後、家族はどんな展開をたどったのでしょうか…。リビングから聞こえた話し声「私は、お酒の飲みすぎで倒れて以降、家のことを何もやらなくなりました。夫にも義母にも冷たくされて、もう家庭のために努力する気持ちが一切なくなってしまったんです。家事はすべて義母にまかせっきり。そのころはもう義母も諦めたのか、私を責めることはなくなっていました。しかし、私の生活習慣は改善されず、毎日のように飲み歩いて深夜に帰宅するという荒んだ生活が続いていました。そんなある日のこと。私は前日に飲みすぎてしまい、二日酔いで昼過ぎまで寝室で寝ていたんですね。ふと目を覚ましてぼーっとしていると、リビングのほうからコソコソと話し声が聞こえてきました」夫の電話の相手は…「義母は出かけて留守にしているようで、どうやら隆之さんが電話で誰かと話をしているようでした。私はなんとなく隆之さんの会話に耳を傾けていたのですが、会話を聞くうちに、電話の相手が女性であることが伝わってきました。会話の内容までは聞こえませんでしたが、ときおり甘く囁くような声を出すのです。ただならぬ関係に違いないと思って、私はふっと起き上がり、リビングに顔を出しました。すると、隆之さんは私を見た途端に電話を切り、スマホを脇に隠しました」夫の不倫が確定「私が電話の相手は誰かと尋ねても、隆之さんはとぼけるばかり。そこで、“電話してみるからスマホを貸して”と言うと、もう言い逃れはできないと思ったのか、グッと押し黙りました。そして突然、“お前が悪いんだ”と、私の質問は無視していきなり私を責め始めたんです。隆之さんの様子から、不倫の疑惑は確定的になりました。隆之さんは私が酒に溺れていることを咎め、“お前とじゃまともな生活ができない”と責めてきたのですが、私も黙っているわけにはいきません。私は、“そもそもお義母さんがこの家に来てから、家の中がおかしくなった”と言い返しました。そんな罵り合いが始まったタイミングで、義母が出先から戻ってきたのです」完全なる家庭崩壊「義母が“やめなさい!”と仲裁に入りましたが、罵り合いは止まらず。お互いに批判をし合っていると、“いい加減にして!”と義母が絶叫しました。すると、義母がフラッとよろけて、その場にしゃがみ込んでしまい…。そこで、私たちはようやく我に返りました。義母に駆け寄ると、青い顔をしてうずくまっていました。すぐに救急車を呼んで病院に向かいましたが、幸いにも大したことはなく、貧血によるものだと診断されました。この一件は義姉の耳に入って、見かねた義姉が義母を引き取ることに。後日、義姉が迎えにやってきたのですが、去っていく義母は完全に大人しくなり、背中を丸めて小さくなっていました。一気に老け込んでしまったように見えて、悪いことをしてしまったと後悔しました。義姉からは、“生活を立て直しなさい”と言われましたが、私は酒に逃げ、隆之さんは不倫に逃げていて、状況の改善は不可能な状態です。しばらくして離婚となり、完全なる家族の崩壊という最後を迎えました…」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。略奪後の結婚は、最悪な形で幕を閉じたようです。一つの家庭を壊しておきながら、自分が幸せになろうというのは虫がいい話。もしかしたら、略奪婚をしたときから最悪のシナリオは始まっていたのかもしれません。©yamasan/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日好きになった相手が既婚者という場合もあるかもしれません。不倫関係になり、その後に相手が離婚して一緒になるケースもあるでしょう。麻友さん(仮名・31歳)もかつて不倫を経験し、その相手と結婚をしましたが、幸せにはなれなかったそう…。当時どんな状況だったのか、話を伺いました。不倫関係のスタート「私は仕事がきっかけで知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係になりました。彼は職場の取引相手で、何度か顔を合わせるうちに二人で食事をすることになったんです。彼は既婚者で子どもがいることは知っていましたが、どこか色気があって、徐々に惹かれていきました。食事に誘われた時点で、何かあるかもしれないと予感をしていて、正直それでもいいなと思っていたんです。結局、不倫関係がスタート。“夫婦関係は冷めきっている”“離婚するつもりだから”という隆之さんの言葉を信じて、不倫関係を続けました。時間はかかりましたが、1年ほどして隆之さんは離婚し、その半年後に私と再婚しました」義母と同居することに「子どもは元妻が引き取ることになり、二人きりの生活が始まりました。ようやく制限もなくなって、それなりに幸せな生活が続きましたね。そして2年ほど経ったころ、義父が亡くなったことで義母が一人の状態に。隆之さんには姉がいましたが、すでに結婚していて小さな子どもが二人いるうえ、共働きということもあり、受け入れる余裕がないとのこと。そこで、施設への入居も考慮しつつ、ひとまずうちで預かるという条件で、義母が私たちの家に来ることになったんです。義母が家にやってきてから、最初のうちはいろいろとサポートしてくれて助かっていたんですが…」ついに不満が爆発「それまで我が家では、掃除や洗濯を数日おきにまとめてすることが多かったんです。しかし義母が当てつけのように、私の目の前で掃除をするようになりました。ほかにも、私が料理をしているときに、手伝うでもなくわざわざ横で作業をし始めたりして…。私の家事へのスタンスに不満を示すような行動をとり始めたんです。そのうち、“〇〇ちゃんは元気かしら”と、元妻の子どもの名前を出すようになりました。“〇〇ちゃんに会いたい”“風邪ひいてないかしら”と頻繁に言うのです。私もイライラしてしまい、“何か不満があるなら直接言ってください”と伝えたところ、義母の発言がエスカレート。“生活を壊された”“息子の戸籍を汚された”とまで言われるようになったんです。隆之さんにそれを伝えても、“もう少しの辛抱だから”と言うだけ。私も不満が爆発して、もう義母と顔を合わせたくないと思いました」救急車で運ばれて…「それまで、私はさほどお酒を飲む習慣はありませんでした。ただ、義母との問題が起こってからは家に帰りたくなくなり、ある日の仕事帰りにバーに立ち寄ったんです。バーのマスターがとても話しやすい人で、いろいろ不満を聞いてくれました。何度か通ううちに、常連客とも親しくなりました。最初のうちは週に1回でしたが、週2~3回のペースで行くように。深夜まで飲み、義母が寝ている時間に帰ることが続きました。ですが、もともとお酒は強くないこともあり、ある日飲みすぎて倒れてしまったんです。救急車で運ばれたらしく、目覚めると病院のベッドの上。傍らには隆之さんがいました。もちろんお酒を飲み過ぎた自分が悪いのだとわかっていましたが、開口一番に“何やってんだよ”と吐き捨てるように言われて…。私のストレスや不満は、彼にまったく伝わっていなかったのだと思いました。略奪婚でさえなければ、夫とも義母とも、良好な関係を築けていたのかと思うと、後悔してもしきれません」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。義母との同居をきっかけに、夫婦間の信頼関係が崩れてしまったようです。しかし前妻から彼を奪い、一つの家庭を壊したのは確か。安易な略奪婚により後悔する人は多いでしょう。©ah/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日不倫というのは、誰にも知られてはいけない禁断の関係…というイメージがあります。ところが、不倫をしている女性の中には、バレてはいけないとわかっていながら匂わせをしたり、自ら暴露してしまうという人もいるのだとか。今回は、既婚男性と付き合っていた過去を持つ女性に「不倫がバレるキッカケとなった行動」を聞いてきました。SNSで匂わせ「過去に会社の上司と不倫していたことがあります。いつもすごく素敵なデートに連れて行ってくれるのに、堂々と人に話せないのがすごく辛かったです。Instagramのストーリーだったら24時間で消えるし大丈夫だろうと思って、時々ストーリーに食事の写真などをあげていました。相手が映らないよう気をつけていたつもりだったんですが、動画に彼の声が入っていたみたいで…。それがきっかけで不倫が周囲にバレて、大騒ぎに発展しました…」(真央/33歳)不倫をしている女性は、誰かに話を聞いてほしいのに堂々と話せない鬱憤から、SNSでの匂わせに走ってしまうことがあるようです。しかしSNSでの匂わせは、自ら不倫の証拠を提供しているようなもの。そもそも真っ当な恋愛であれば、匂わせなどをする必要もありません。やっぱり堂々と人に話せる恋愛がいいですよね。妻に自らアプローチ「20代前半の時、会社の先輩と不倫していたことがあります。その時は彼を手に入れたくて必死だったので、勢いで彼の奥さんに電話をかけて『彼と離婚してください』と言ってしまいました。今思うと本当に軽率でした。その後、慰謝料を請求されそうになったりしてすごく大変で…。彼とは別れましたが、不倫に夢中になっていた時の自分は、今振り返っても普通ではなかったと思います」(萌/31歳)不倫は絶対に妻にバレてはならない…と思っているのは男性側だけで、女性は対抗心を抱くあまり、自分から妻にコンタクトを取るというケースもあるようです。なかには、離婚しろと妻に直談判する不倫女性も…。不倫に溺れると、冷静さを失ってしまう女性が多いのかもしれません。友達にバラされた「大学時代の元カレと再会し、しばらく不倫をしていた時期があります。迂闊に人には話せなかったのですが、大学時代から仲が良かった女友達のリエにだけは話していたんです。彼女も昔既婚者と付き合っていたので、理解してもらえるような気がして…。ところがリエが大学時代の他の友人に話してしまい、あっというまに噂になってしまいました」(亜衣/29歳)不倫のようなゴシップは、噂になるのがあっという間。信頼できる相手にだけ話していたつもりが、いつのまにか周囲に知れ渡っていた…ということは珍しくありません。応援してくれていると思っていた友人から、実は影で悪く言われていたり、言いふらされてしまったというケースもよくあるようです。不倫経験のある女性に聞いた「不倫が周囲にバレたきっかけ」を紹介しました。不倫が周囲にバレてしまった後、幸せになっている人は少ないです。友人が離れていったり、信用を失ってしまったりと、大切なものを失うことになりかねません。やはり堂々と胸を張っていられるような恋愛をしたいですね。©maroke/Adobe文・小泉幸
2024年02月14日夫が怪しい行動をしていて、浮気を疑ったことはないでしょうか?夫に不倫をされた経験がある女性に話を聞くと「男性が不倫をしているときは、必ず不自然な行動を起こす」そうです。今回は「不倫中の夫が妻の前でやりがちな行動」を聞いてきました。嘘のアリバイ作りに必死な夫「もともと残業や飲み会が多いタイプの夫。帰りが遅いのはいつものことなので、私はあまり気にしていなかったのですが、ある時期から急にやたらと言い訳がましくなって。『帰り際に部長に仕事を頼まれて、遅くなったんだよ』とか『取引先のさんと飲むことになって、断れなかったから今夜は遅くなる』とか、聞いてもいないのに、男性の名前を具体的に出して言い訳するようになったんです。以前は誰といるかなんて説明もしてくれなかったのに、なんだか怪しいな……と思ったら、会社の女性と不倫していました」(有希/33歳)不倫をしている夫は、妻に疑われないために嘘のアリバイ作りに必死。飲み会や残業、出張と偽って不倫相手と会う際には、同僚や男友達などの名前を出して話に現実味を持たせ、妻を欺こうとします。ところが必死すぎて嘘がバレバレ…なんてことも。妻は夫の嘘をすぐに見抜くので、簡単に騙せるとは思わないでほしいですね。スマホを妻に絶対見せない「夫が不倫しているかどうかはスマホを見るのが手っ取り早いと思うのですが、今はほとんどの人がロックをかけていると思うし、覗き見るのはなかなか難しいですよね。でもスマホには不倫の証拠が詰まっているもの。どんなにセキュリティが固いとしても、不倫中の男性はスマホに対する警戒心が高まっていると思います。以前は違ったのに、画面を下に向けてテーブルに置くようになったり、スマホやLINEのセキュリティの設定をいきなり変えていたりしたら、クロかもしれません」(マコ/30歳)不倫中の男性にとって、スマホは絶対に妻に見られてはいけないもの。浮気をしている男性が、突然スマホを肌身離さず持ち歩くようになった…などはよく聞く話ですが、それだけではないようです。画面を見られるのを嫌がるようになったり、セキュリティの設定変更をしていたら、少し怪しいかもしれませんね。突然家事をするようになった「浮気をしている男は急に優しくなる…とよく言いますよね。それに近いのかもしれませんが、うちの夫は、もともと全く家事をしてくれないタイプだったんですが、突然料理や掃除をするようになったんです。急に“いい夫”化して戸惑っていたら、年下の女性とデートしていました。おそらく不倫をしているのが後ろめたかったんでしょうね…。せめてもの罪滅ぼしで家事を頑張っていたようで、呆れてしまいました」(遥/32歳)不倫の後ろめたさから、夫は無意識のうちに罪滅ぼしの行動を取ることがあるようです。突然妻に優しくなったり、プレゼントをしてきたり、家事を手伝うようになったり…。しかし女性はそう単純ではないので、逆に疑いを持たれてしまうことがあります。「不倫中の夫が妻の前でやりがちな行動」を紹介しました。不倫をしている男性は、自分では絶対にバレないと思っているかもしれませんが、気付かぬうちにいつもと違う行動を取っていることがあります。夫の不自然な行動を、妻はすぐに見破ります。妻という大切な存在を失いたくなければ、不倫からは足を洗ってもらいたいものです。©wattana/Adobe文・小泉幸
2024年02月12日夫の不倫が発覚したらショックなもの。しかもとどめを刺すようなLINEを見てしまったら、関係修復は難しいですよね。完全に妻への裏切りだからこそ、いままでの愛情が憎しみに変わってしまうでしょう。そこで今回は、サレ妻が怒りに燃えた「不倫夫の最低LINE」をご紹介します。「世界で一番かわいい!」「夫から突然『ちゃんが世界で一番かわいい!』とLINEが送られてきました。普段『かわいい』なんて言わないし、そもそも私の名前じゃないので明らかに誤爆だなって。それで夫を問いつめたら、SNSで知り合った女性と不倫していることが発覚。もう何もかも最低すぎて、夫への愛情はなくなりました」(41歳/パート)妻にはそっけない態度なのに、不倫相手にデレデレなLINEが誤爆されたら冷めるもの。外で好き勝手している夫に嫌気がさすでしょう。「なんで妻なんかと結婚しちゃったんだろう…」「夫の様子が怪しかったので、こっそりスマホを見ることに。そしたら案の定不倫していたのですが、不倫相手に『なんで妻なんかと結婚しちゃったんだろう……』と送っていてイラッ!『それは完全にこっちのセリフだから!』と思い、夫と別れることを決心しました」(35歳/事務)不倫だけでも許せないのに、夫が結婚を後悔するようなLINEを送っていたら腹が立つもの。たとえ本心じゃなかったとしても、もう夫とは修復不可能だと感じるでしょう。「俺が不倫に走ったのはお前のせいだ!」「私が慣れない育児に奮闘している間に、夫が不倫していたと発覚。許せなくて証拠写真を送りつけたら、夫から『俺が不倫に走ったのはお前のせいだ!』と逆ギレされました。どうやら育児優先で夫をないがしろにしたのが原因らしいけれど……。いい大人が何言ってるのって感じだし、そもそも育児はすべて私任せなこと自体あり得ないですよね。今はまだ離婚していませんが、いずれ別れる予定です」(29歳/主婦)自分が不倫したのが悪いのに、バレた途端なぜか妻のせいにする人もいるようです。百歩譲って謝るならともかく、反省する気がない夫に幻滅するでしょう。サレ妻が怒りに燃えた「不倫夫の最低LINE」をご紹介しました。不倫相手に妻の悪口を言ったり、妻を悪者にして自分を正当化する夫に嫌気がさす人が多いようです。一度でも不倫をしたら以前のような信頼は取り戻せないもの。あらためて不倫にそこまでの価値があるのか、もう一度よく考えてほしいですね。©Studio Romantic/Adobe Stock文・和
2024年02月12日30代の頃から夫の不倫を知りながらも、生活のために黙認をした亜紀さん(仮名)。アラフォーになったとき、度重なる心労も影響して病に倒れてしまったそうです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫を我慢しすぎてしまった女性をおそった悲劇にまつわるエピソードをご紹介します。ついに病に倒れた妻…しかし夫は知らん顔「夫の二度目の不倫に気づいて少し経った頃から、ちょっと体調が悪いなという自覚はありました。でも、大したことない、ストレスだろうと勝手に決めつけて、病院には行かなかったんです。プレ更年期に入っていたので、それも影響しているかもしれないって自己判断してしまったんですよね。だけど、それからすぐに私は道端で倒れて救急車で運ばれてしまって……。幸いなことに命には別状はなかったものの、そのときに、とある病気にかかっていたことがわかりました」夫の不倫に何年も苦しんできた亜紀さんは、自分でも知らないあいだに、体が病気におかされていたとのこと。この出来事を機に「このままでは夫のせいで私の体がボロボロになってしまうかもしれない」と感じた亜紀さんは、ついに不倫について直談判をすることを決めたそうです。「私が病気になっても、夫はまったく心配している様子もなく『死ぬことはないんでしょ?』『家でゆっくりしていればそのうち治るだろ?』と楽観的なことばかり言ってきました。自分の不倫のせいで妻が苦しんでいるとは考えてもいない様子で、そういう夫に心底腹が立ちましたし、ここできちんと話し合いをしなくてはダメだと遅ればせながら痛感したのです」直談判をするも「離婚しよう」と開き直る夫自分が病気になったことをきっかけに、夫に不倫を問い詰めた亜紀さん。しかし、話し合いの場で夫から出てきた言葉は、想像もしない冷たいひと言だったそうです。「私が夫に『これまでの不倫も知っている。私が病気になったのは、あなたの不倫に苦しめられたせい。こうなった以上は、きちんと家庭に向き合ってもらいたい』と端的に伝えたところ、夫は表情ひとつ変えずに『君が病気になったのは俺のせいじゃない。そこまで言うなら離婚しよう』と言い放ちました。私はそこで初めて、夫には優しさや思いやりが欠けていて、だからこそ妻をほったらかしにして何年も不倫をすることができる人なんだ……と夫の本性を知ったのです。それまでは、さすがに私が病気になれば、夫も不倫をしていた自分を反省するだろうと考えていましたが、夫にはそういった“人の心”すらなかったのです」この話し合いをきっかけに「目が覚めた」と振り返る亜紀さんは、それからすぐに離婚の準備を始め、3か月後に離婚が成立。夫と離れてからは体の回復も早く、今では病気も寛解し、日常生活を普通に送れるまで回復したそうです。「あのまま夫と一緒にいたら、まだ病気が治っていなかったどころか、もっとひどくなっていた可能性もあるなと思っています。それほど、夫の不倫は私にとってストレスでした。夫には過去の不倫の慰謝料もしっかりと請求したので、当面の生活費はこれでなんとかなりました。当時、パートだから新生活が不安だと思って行動に出られませんでしたが、慰謝料を受け取ればなんとかなるって後から思いましたね。私のようにお金を理由でつらい我慢を重ねている人もいるはずですが、自分の体が壊れてからでは後悔も大きくなりますから、限界を迎える前に行動に移したほうが結果的に幸せなんじゃないかなって感じます。夫は今、独り身になって孤独に暮らしているらしいです。子どもも『不倫をしてママを病気にさせたような人はパパじゃない!』と言って元夫にはまったく会いたがっていません」金銭的事情から離婚ができず、ストレスフルな我慢を続けてしまえば、体が悲鳴を上げることもあります。慢性的にじわじわと強いストレスが続くときほど、心や体にもダメージが蓄積されやすいでしょう。我慢をした先に幸せがあるとは限りません。もしも体に少しでも異変を感じたら、自分からの危険シグナルとして軽視しないことをおすすめします。©polkadot/Adobe Stock ©MyBears/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月11日夫の不倫を疑いながらも、生活のためを思って黙認する妻もいます。しかしその選択が、あとになって後悔を招くことも…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代後半で夫の不倫に悩んだという女性のエピソードをご紹介します。LINEを見たら限りなく「クロ」だったが…亜紀さん(仮名)は、30代前半で結婚し、すぐに子どもにも恵まれ、当時は家族3人で穏やかに暮らしていると思っていたそう。しかし、30代後半になったあるときに夫のスマホを見ると、不倫相手らしき女性とのやり取りを発見してしまいます。「文面からして、どう考えても不倫をしている感じでした。けれど私は当時からパートで働いていてキャリアというキャリアを積んでいなかったので、離婚となっても生活が不安で、夫の不倫を黙認する決断をしてしまいました。LINEを細かく遡っていくと、その不倫相手と夫はすでに2年くらい付き合っている様子でしたね。私は夫の不倫をまったく疑っていなかったのでショックでしたが、長い結婚生活のうちには、そんなこと(不倫)もあるのかな……と自分を納得させ、見て見ぬふりを決め込みました」妻に不倫がバレていないと思い込んでいる夫は、それからもたびたび外泊をするなど、自由な生活を謳歌していたとのこと。夫は家庭生活や子育てにそこまで協力的ではないため、家のことや子どものことは亜紀さんがすべて担っていたそうです。不倫を繰り返す夫に我慢を重ねる日々そして亜紀さんが夫のスマホを見た出来事から1年半ほど経ったときに、夫の在宅時間が増え、亜紀さんは直感的に「不倫相手と別れたんだな」と確信したのだとか。しかし、これで平穏な生活が戻ると安堵したのもつかの間で、それから半年もしないうちに再び夫は休日にも家族を置いて一人で出かけるようになったそうです。「不倫をしていた当時の夫の生活パターンを熟知していたので、またそのときと同じような生活を始めたことで、新たな不倫相手ができたのだと確信しました。けれど、そのときもまだ私はパート勤務を続けていたので、離婚を考えるだけの生活力がなくて……。夫の不倫には苦しんでいて、お金の心配がなければすぐにでも離婚したい心情だったのに、行動に移すだけの生活基盤がなかったのです」夫の不倫を気にしないようにしようとするほど、亜紀さんは夫のことが気になって仕方なく、だんだんと精神的にも落ち込んでいきました。体感的にも体調がすぐれない日が増えてきたものの、アラフォーに差し掛かっていた年齢のせいかと思い、我慢を重ねていたと振り返ります。「今、思えばあの頃の自分は相当に無理をしていたのだと思います。自分で稼ぐ力がないことを理由に、そこまで我慢をする必要なんてなかったんじゃないかという反省もあります。けれど、あの頃はどうしても動くことができなくて。夫が不倫を1日も早くやめてほしいと思うだけで、何の行動にも移せずにいました。その行動が、結果的に夫が私を舐めてかかる原因にもなったんだと思います」心情的には夫の不倫を「許せない」「離婚したい」と感じていても、経済的な事情から離婚に踏み切れない女性もいます。離婚をしないに越したことはないという考え方もあるため、不必要な我慢を重ねすぎることによって、自分でも思っていた以上に心や体にダメージを受けている例も少なくありません。結婚生活を守ることだけにとらわれすぎてしまうと、自分の心や体を傷めてしまう結果を招きがちです。限界を越える我慢は、続けるべきではないのも現実でしょう。©takasu/Adobe Stock ©mapo/Adobe Stock文・並木まき
2024年02月11日いけないことだと頭ではわかっていても、気づいたら不倫に陥ってしまっているという女性は意外と多いもの。自分ではそんなつもりはなくても、既婚男性に狙われてハマっていってしまうというケースだってあるでしょう。そこで今回は、「不倫に陥りやすい」女性の特徴について紹介します。「別れるつもり」を鵜呑みにする「取引先の男性と一緒に仕事をしているうちに、親密な関係になったことがあります。『妻とは別居中なんだ』とか『このまま別れるつもりだから』と言われてその気になってしまい、付き合うことに……。でも、実際は妻の仕事の都合で少しの間別々に暮らしているだけで、離婚する気も一切ないという最悪の状態でした」(20代・女性・不動産)「妻とはうまくいっていない」「もう別れるつもり」「離婚の話が出ている」。既婚男性は不倫相手や狙っている女性に対しては、こういった耳障りのいいことを言いがちです。そんな言葉を鵜呑みにしたら、結局は後悔することになるだけなので、まんまと乗せられないように気を付けなければならないでしょう。「いつも2番目にされる」と言う「飲み会で酔った友達が『私いつも2番目にされちゃうんです』みたいなことを言ってて、危険だなって思ってました。そしたら案の定、そこにいた既婚者の男性といい雰囲気になっていて…。後から知ったんですが、その男性と不倫関係にまでなっていたみたいです」(30代・女性・飲食)過去の不倫経験や都合のいい相手にされた経験などを明かしてしまうのは避けるべき。不倫へのハードルが低いようなイメージを持たれるので、既婚男性に狙われやすくなる危険性もあるでしょう。お酒の席などで酔った勢いで話してしまうと、より面倒なことに巻き込まれる確率も高くなるので、不用意な発言や暴露は極力避けたほうがいいですよ。「探りを入れる前」に付き合う「マッチングアプリで知り合った男性がすごく良い人で、話していても楽しかったから、出会って結構早い段階で付き合ってしまいました。『2年以上彼女がいない』とか言ってたから、まさか既婚者だとは思いもしなかったです。妻以外の彼女が2年いないという意味だったみたいで……。ちゃんと探りを入れなかった私も悪いですが、本当に腹が立ちました」(20代・女性・看護師)不倫相手を探している男性は、既婚者であることを隠しているケースが多いです。そういった男性に深入りしてしまうと、付き合った後で既婚者だと知り、気づいたときには不倫に足を踏み入れていたなんてことにも。付き合う前にきちんとチェックすることも大事ですし、素性を細かく明かさないような男性は簡単に信用しないよう気を付けたいものです。「慕っている感じ」を出しすぎる「会社の先輩がすごく仕事がデキる人で尊敬もしていたから、いつもいろいろ教えてもらったり、憧れの気持ちを伝えたりしていました。そうしたら、私が好意を持っていると勘違いされて、次第に迫られるようになっちゃったんです。私も憧れの人ではあったから、つい流されてしまい不倫関係に……。今でも人生最大の後悔です」(30代・女性・広告代理店)自分のことを慕ってくれている女性は、異性として好意があると思われてしまうことも。しかも、既婚者なのを知っていて好意を見せてくると感じたら、「不倫関係になれるかも?」なんて考えが頭に浮かぶ場合もあるでしょう。いくら慕っている男性であっても、その人が既婚者であるのなら、やはり一定の距離は保つようにすべきですね。不倫をしてしまうと、結局は後悔することになるだけです。だからこそ、一時の感情だけでのめり込んでしまうことがないよう、冷静に判断することが大切でしょう。©buritora/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・山田周平
2024年02月10日既婚男性と恋に落ちた女性が、不倫相手を妻から略奪するケースは珍しくありません。しかし、果たして不倫からの略奪愛は本当に幸せになれるのでしょうか?今回は不倫を経て略奪に成功したという女性たちに話を聞きました。略奪したものの「こんなはずじゃなかった」と後悔しているエピソードを紹介します。前妻や子どもと一緒にお泊まり旅行「会社の先輩と3年間不倫をした末、彼が離婚して私と再婚。3年も待たされたのでようやく幸せになれると信じていました。でも前妻との間に子どもがいるので、子どもに会うため、月に一度は前妻の家に行くんです。仕方ないと言い聞かせて我慢していましたが、ついに先日、前妻と子どもと一緒に、泊まりで旅行に行きたいと言いだして。さすがに嫌でモヤモヤしています。この先私との間に子どもができたとしても、前妻との関係は変わらないのかな?とか、先のことまでいろいろ考えてしまい、気分が重いです」(瑞樹/30歳)子どもがいる男性と不倫していた場合は、前妻と離婚さえすればそれで終了…というわけにはいかないかもしれません。離婚しても子どもであることには変わりませんし、その母親の存在を無視することはできないでしょう。自ら妻子のいる男性を好きになって不倫に手を出したのですから、それなりの覚悟は必要です。「一度浮気した男は繰り返す」と脅されて…「不倫相手が最近、妻と離婚したんです。私との再婚を考えてくれているようですが、周りの友人が『一度不倫や浮気をした男は何度でも繰り返すから、気をつけたほうがいいよ』と脅してくるんです。彼は私よりも15歳年上で、前妻も彼と同い年でした。私に飽きたら、もっと若い女性に心移りするのかな?と不安になってきて。少しでも怪しい行動があると疑ってしまい、心が休まりません…」(悠美/26歳)一度浮気した男性が、必ずまた同じ過ちを繰り返すとは一概には言えないでしょう。しかし妻を捨てた過去があるのは事実。同じことが起こらないとは言い切れません。いずれにせよ、相手のことを信じられずに不安を抱えて過ごすのは決して幸せではないでしょう。不倫相手が離婚した途端、豹変して…「既婚者の彼を本気で好きになって、彼が妻と離婚してくれるのをずっと待っていました。でも離婚した途端、彼がモラハラ男に豹変…。不倫をしていたときは、手に入らないものをどうしても手に入れたくて必死だったので、彼の本性が見えていなかったと思います。あるいは、モラハラのターゲットが前妻から私に移っただけなのかもしれません…」(レナ/30歳)不倫中の女性は、不倫相手を手に入れることがゴールになってしまいがち。そのため現実が見えていなかったり、相手の本性に気づけない場合があります。取り返しのつかない選択をしてしまうこともあるかもしれません。「不倫相手を略奪したものの、こんなはずじゃなかった…と後悔したエピソード」を紹介しました。妻から不倫相手を略奪して幸せを手に入れようとしても、一筋縄ではいかないこともあるようです。因果応報という言葉の通り、誰かを不幸にしたぶん、その報いは受けなくてはならないのかもしれませんね。©kei907/Adobe文・小泉幸
2024年02月10日もしも仲の良い友達から「不倫をしている」と告白されたら、あなたはどうしますか?大人なのだから他人の恋愛に口を出すのは野暮だと考える人もいるかもしれませんが、友人のためを思って反対する人も多いのではないでしょうか。ところが友人の不倫を反対した途端、意外な反応が返ってくることがあるようです。今回は「友人の不倫を反対したら、想定外の言動を取られたエピソード」を紹介します。LINEをブロックされた「大学時代に仲が良かった友人と久々に会ったら、『実は今、既婚者と付き合っているの』と打ち明けられました。当然私は反対したのですが、不倫相手はいずれ妻と別れると言っているらしく、彼を信じて待つと友人が言い張るんです。『他人を不幸にして得られる幸せなんて、存在しないよ。いつか絶対自分に返ってくるよ』などといろいろ言って、説得を試みたのですが…。その日を境にLINEもインスタもブロックされて、二度と連絡が取れなくなりました。彼女のためを思って言ったつもりだったのに、モヤモヤしています」(香奈/30歳)友人の不倫に反対した途端、その友人から距離を置かれてしまうケースは珍しくありません。不倫にハマっている女性は、客観性を失っていることがほとんど。頑固になっており、周囲からの反対意見には耳を傾けたくないのでしょう。このような状況では周りが何を言っても響かないので、そっとしておくしかないのかもしれません。逆ギレされた「女友達から『今恋愛で悩んでいることがあって、相談に乗ってほしい』と呼び出されたんです。話を聞いてみると、最近付き合いだした男性が既婚者とのこと。かなり辛そうだったので、彼女のことが心配になって『そんな男、さっさと別れたほうがいいよ』と伝えたところ…。『彼のこと何にも知らないくせに、悪く言わないでよ!』とブチギレられました。逆ギレするくらいなら、はじめから相談しないでほしいです」(優香/29歳)こちらの女性は、アドバイスが欲しいというより、ただ自分の話を聞いてもらいたかっただけなのかもしれませんね。このように、不倫をしている人は自分都合でしか物事を考えられなくなっていることが多いので、どんなに仲が良くても振り回されないようにしたいものです。W不倫をしているママ友が…「ママ友の中に、W不倫をしている人がいました。年下の彼氏がいることをいつも自慢げに話すのでかなり不快で、ある時思い切って『旦那さんにバレる前に不倫なんてやめたほうがいいんじゃない?』とハッキリ伝えたんです。するとそれが気に障ったのか『本当は羨ましいんでしょ?良かったら今度、彼氏の友達紹介しようか?年上好きのイケメン、何人か知ってるよ』と言ってきて、あまりに失礼な発言に心底呆れました。それ以来、そのママ友とは距離を置いています」(明日香/34歳)自分が不倫をしているにもかかわらず、完全に開き直って他人にマウントを取ったり、自慢をしてくるタイプの女性もいるようです。不倫をしておきながら、自分が勝ち組かのように振る舞う神経の図太さには呆れてものも言えません。距離を置くのが正解です。「友人の不倫を反対したら、想定外の言動を取られたエピソード」を紹介しました。不倫に夢中になる女性は、自分のことしか見えなくなってしまいがち。非常識な言動によって、気づけば友人が離れてしまっていた…などということもあるようです。不倫と引き換えに、本当に大切な存在を失うことのないようにしたいですね。©New Africa/Adobe文・小泉幸
2024年02月10日不倫は、誰しもしてはいけないことだと分かっているもの。とはいえ、そんなつもりはなかったのに、既婚男性と関係を持ってしまう人もいます。そこで今回は「女性が既婚男性と一線を越えてしまったきっかけ」をご紹介します。仕事で接点が増えて「既婚の先輩と同じプロジェクトを担当していたのですが、夜遅くまで作業する機会が増えて…。しかもいつも私を気遣ってくれるので、次第に惹かれてしまったんです。彼の家族に悪いと思いながらも、関係を持ってしまいました」(26歳/広告)やはり不倫の中でも特に社内不倫は多いよう。毎日顔を合わせるので距離が縮まりやすく、ふとしたきっかけから不倫に発展しやすいのでしょう。元恋人と再会して「同窓会で元彼と再会して関係を持ったことがあります。元彼は結婚していたので、いけないことだと思ったのですが、懐かしさから拒否できず…。一度だけの関係だったとはいえ反省しています」(27歳/販売)元恋人が相手だと不倫のハードルも下がりやすいもの。久しぶりの再会がより二人を燃え上がらせ、関係を持ってしまうこともあるようです。自暴自棄になっているときに優しくされて「仕事も恋愛もうまくいかず自暴自棄になっていたときがありました。そんなときにSNS上で知り合った趣味友と会うことに。初対面にもかかわらず、私の愚痴を面倒くさがらずに聞いてくれたのが嬉しくて。もともと彼が既婚者だということは知っていたのですが、気持ちが抑えきれず不倫関係になってしまいました」(25歳/派遣)落ち込んでいるときに優しくされると、つい流されてしまいがち。その気がなくても一線を越えてしまうこともあるので、そもそも異性の既婚者とは二人きりで会わないようにするのがベターかもしれません。彼氏と正反対のタイプで「当時私には彼氏がいたのですが、女心が分からない彼にマンネリを感じていました。そんなときに紳士的な既婚男性と出会ってしまったんです。いつも私を褒めてくれるし、女性扱いしてくれる姿にときめいてしまって。どんどん彼を好きになってしまい、最後は関係をもってしまいました」(28歳/一般事務)彼との関係にマンネリを感じていると、違うタイプの男性に目がいくことも。特に女性の扱いに慣れている既婚者もいるので、どんどんハマってしまうようです。「女性が既婚男性と一線を越えてしまったきっかけ」をご紹介しました。ダメだとわかっていながらも、自分の気持ちが抑えきれなくなったときに不倫へと発展してしまうようです。こんなトラブルを防ぐためにも、日頃から既婚男性には深入りせず、一定の距離を保つことが大切だと言えるでしょう。©Peak River/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・和
2024年02月09日憧れの客室乗務員になった綾香さん(仮名・34歳)。結婚願望はあるものの現在恋人はおらず。ある日、ピンチを救ってくれた既婚男性(弘さん・仮名・54歳)に思いを寄せるようになり、やがて二人は不倫関係に。人知れず密会を重ねていましたが、気晴らしに弘さんに料亭に連れて行ってもらった際、帰りに突然別れを告げられてしまいます。綾香さんは不倫相手の弘さんとずっと一緒にいられると思っていただけにその悲しみは相当身に堪えたと言います。それでも気を取り直し、翌日仕事のため帰りの飛行機に乗り込んだそうです。急な別れにショックを受けつつも、どうにか仕事をこなすことに…「今日の飛行機に弘さんも乗る予定でした。でも、彼は乗る便をずらす可能性が高いと考え、顔を合わせることはないと私は少し安心した気持ちでいたのです。機内で飲み物を配っていると、急にとある男性のお客さまから手をギュッと握られて…。驚いた私とそのお客さまとがしばし見つめ合う形に。あまりのことに困惑していると『何をしているんですか!』と元不倫相手と出会った時のように他のお客さまから声がかかりました」綾香さんは「助かった」と思ったのもつかの間、衝撃的な言葉を聞かされることに。「そのお客さまはひどく怒った顔をしていました。すると、次の瞬間『父のことも同じようにたぶらかしたんでしょ?』と信じられない言葉を放ったのです。よく見ると、その女性は昨夜弘さんが料亭でぶつかった相手…その発言から元不倫相手の娘(凪さん・仮名・27歳)だと判明。あの時彼がスマホを見て真っ青になったのも、その場で彼女から電話がかかってきたからだと悟りました」なんと綾香さんは偶然凪さんと同じ便に乗り合わせていたのです。「続けて彼女は『この人、乗客と不倫していたんですよ』と大きな声で叫び出しました。すぐに『お客さま、落ち着いてください』となだめたものの、周りから白い目で見られることに。その後、無事に飛行機が空港に到着し、私はほっと胸をなでおろしたのですが、ここで恐れていたことが起こってしまいます。パイロットや客室乗務員が集まる着陸後のミーティングで、先ほどの機内での騒ぎが話題にあがったのです。上司から真相を求められ『お客さまと不倫関係にあったのは事実です』と白状。もちろん激しい叱責を受けて…職場での信頼関係が壊れたと感じた私は、仕事を休み家に引きこもるようになりました」落ちこむ綾香さんを心配した両親が部屋に駆け付けてくれたと言います。元不倫相手の妻が怒鳴り込んできて…その時彼女が投げかけた驚きの言葉とは…?「両親が到着したタイミングでインターフォンが鳴りました。ドアを開けるとそこには見知らぬ女性が立っており『弘の妻の直美(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。どうやら娘から不倫の事実を知らされ、私の住所を夫から聞き出した様子。彼女は両親を見るなり『お宅の娘さんが夫を略奪しようとしたのよ!どういう教育してきたの?』とののしると、私に『妻子持ちと知って夫と交際していたなんて、ただの不倫じゃなくてパパ活だったんじゃないの?』と疑惑の目を向けてきて。すかさず『違います!私はお金に困っていません』と答えると『じゃあ、慰謝料をたっぷり払ってもらうわよ』と直美さんはほくそ笑んで。最後に『夫とは離婚しないから』と言い残すと彼女は足早に去っていきました」両親は綾香さんが不倫していたとは知らなかったので、その場はシーンと静まり返ったそう。「案の定、両親に『人の家庭を壊そうとしたなんて…もう娘でも何でもない』と叱られ、一方的に絶縁されてしまいました。この出来事でさらに意気消沈した私は、仕事に復帰することなくそのまま退職。元不倫相手の妻から慰謝料を請求されたので、支払いのため働かなければならないけれど、今は次の職を探す気力もありません。不倫をした結果、周りからの信頼と大切な仕事、そしてかけがえのない家族も失ってしまって…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」ほんの出来心で不倫に走ってしまった綾香さんですが、その代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。職場での不倫に溺れないためにも、気を緩めることなくしっかり働きたいところです。©kei907 /Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日ふと誰かの思いやりに触れ、心ときめくのはそう珍しいことではありませんね。今回は、窮地を救ってくれた既婚男性とひょんなことから不倫関係に陥ってしまった34歳客室乗務員のエピソードをご紹介します。憧れの客室乗務員になり多忙な日々を送るも…綾香さん(仮名・34歳)は現在とある既婚男性(弘さん・仮名・54歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ綾香さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、子どもの頃の夢を叶えて客室乗務員になりました。仕事はとてもハードだけれど、男性にはモテるし、合コンに参加する機会も多くて…想像以上に充実した日々を送っています。そもそも結婚に焦りを感じていないので、いずれ気の合う男性と出会えたらゴールインしたいなと思っていました」不倫とは無縁な生活を送る綾香さんに思いがけない出会いが訪れます。「その日の業務は超多忙でした。とあるお客さまにコールボタンで呼び出されたのですが、他の仕事で手が離せずすぐに駆け付けることができなくて。急いで向かったものの『いつまで待たせるの!』とお客さまはすごい剣幕で怒っていて…私はクレームの途中で口を挟むべきではないと思ってただただ黙っていたのですが…。そんな私を見るに見兼ねた男性のお客さまが『もうそれくらいにしておいたらどうですか』と声をかけてくれたのです。彼のおかげでどうにかその場が収まったのでとても助かりました」綾香さんは先ほどのお礼を言いにその男性の元へ足を運んだのだとか。「私が感謝の気持ちを伝えると、相手は目くばせしながら名刺を手渡してきました。その瞬間胸が高鳴って…彼の優しさに触れ、心奪われていたことにようやく気づいたのです。少しでも相手のことを知りたい気持ちから、その日のうちに弘さんに電話したのですが、早々に妻子持ちであることが発覚。でも、彼を諦めることができなくて…駄目でもともととアプローチを試みることに。すると向こうも気があったようで、割と早い段階で不倫関係になりました」一体、二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「弘さんは商社マンということもあり、主に国内出張をしていました。私も、国内線を担当していたので自然と顔を合わせる機会が多くて…同じ飛行機に乗りこむことも。機内でお客さまをお出迎えする時に彼とアイコンタクトを取って、周りに気づかれないよう不倫関係を楽しんでいたのです。私がそのまま現地に泊る日は、彼の宿泊先まで出向き逢瀬を重ねていました」二人は不倫がバレることを恐れ、いつも宿にとどまっていたと言います。でも、たまには息抜きをしたいということで弘さんの案内で料亭に向かったそう。突如不倫相手の顔が真っ青に…その後彼が放った信じられない言葉とは…?「彼は『美人を連れていると気分がいい』と上機嫌でした。私も二人きりの外出にドキドキ…おいしい料理をいただきながら『このままずっと一緒にいようね』と愛を確かめ合ったのですが…。お会計を済ませ玄関に向かおうとした弘さんが、偶然入って来た夫婦とすれ違った際に女性と肩がぶつかってしまって…彼は『すみません』と謝ったものの相手の顔を見るなり顔面蒼白に。さらに自分のスマホが鳴り出すと、おたおたし始めたのです。様子がおかしいので『どうしたの…?』と聞くと『俺はこのまま帰宅するよ』『やっぱり家族を裏切るようなことはできない』と態度を急変させて。必死に引きとめたものの弘さんの意志は固く、私は突然別れを余儀なくされました」訳もわからず捨てられてしまった綾香さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、不本意な別れ方をすることになっても仕方ないのではないでしょうか。©Yakobchuk Olena/Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日既婚者の那津さん(仮名・34歳)は、かつて勤めていた会社に尊敬する上司がいて、ホームパーティに招かれるなど家族ぐるみの付き合いをしていたそう。しかし、社内で二人の関係をウワサする声が聞こえるようになり、そこからお互いの存在を強く意識してしまうように…。その結果、W不倫に堕ちてしまったと言います。二人の関係は、その後どんな結末を迎えたのでしょうか。上司の妻からランチのお誘い「上司と一線を越えたことで、私も完全に気持ちが傾きました。ただ、その後もう一度関係を持ったタイミングで、ようやく少し冷静になりましたね。私は、上司の妻や子どもと顔を合わせたことがあります。自分の夫に対してももちろんですが、そういった周囲の人たちを裏切っていることに、とてつもない罪悪感が湧いてきました。そんなある日、上司の妻である由香さん(仮名)から連絡が来て、ランチのお誘いを受けました。このタイミングでのお誘いということもあり、私は上司との関係を気付かれてしまったんだと思いました」不倫した罪悪感に耐え切れず「動揺した私は上司に連絡を入れました。すると、“バレているはずがない”“絶対に大丈夫だから”と返されてしまって…。しかし私は不安でいっぱいで、上司の言葉を信じることができませんでした。そして迎えた当日、子どもは遊びに出かけているようで、私たち二人きりのランチとなりました。由香さんはにこやかに話しかけてくれますが、私の心は不安やら罪悪感やらでもうぐちゃぐちゃ。すべて吐き出してして楽になりたい、自分から告白してしまったほうが罪は軽いはず…と、ランチ中もそんなことばかり考えていましたね。そしてついに思いがあふれ、“実は…”とみずから話を切り出してしまったんです」自ら不倫を暴露「私は、これまでの経緯を伝えました。社内に噂が広まり上司を意識し始めてしまったこと、二度関係を持ってしまったことを正直に告白。すると由香さんは、“話してくれてありがとう”と涙ながらに言ってくれました。私は“やっぱり話してよかった”と思いましたし、より深くつながり合えたような気さえしましたね。最後に“本当に申し訳ありませんでした”と深く頭をさげて、由香さんと別れました。この一連のやり取りで私の罪悪感はすっかり消え、その日は清々しい気分で岐路についたんです」上司の妻から届いた衝撃LINE「翌日、職場での上司の対応がいつもと少し違いました。私に対して無反応だったことから、きっと由香さんといろいろ話をしたのだと察しました。今は仕方ない、上司とも由香さんとも、またここから良い関係性を築いていけるはずだと…。このときの私は、のんきにそんな甘い考えを抱いていたんです。後日、由香さんから長文のLINEが届きました。なんと内容は、慰謝料を請求するというもの。最初は100万円のつもりだったようですが、弁護士と相談したところ、関係を持った期間も短く悪質性もさほど感じられないことから、80万円になったとのことでした。慰謝料請求の連絡を受け、頭をガツンと殴られた気分になりましたね。罪を告白し、解決したと思っていた自分の愚かさを痛感しました…。職場には知らせないとのことでしたが、私としては居場所はもうないという感覚になってしまい、結局退職することに。慰謝料に関しては私と上司の双方に非があるということで、最終的には発生しませんでした。ただ、この慰謝料の件がきっかけで夫の耳にも不倫の話が入ってしまい、大揉め。夫とは今のところまだ一緒に暮らしていますが、関係の改善はまったく見られず、会話もほとんどありません。おそらく離婚は免れないと覚悟しています」“上司との不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。本来は真面目な性格なのでしょう。罪悪感に耐えられなくなって、妻にみずから不倫を明かしてしまったというエピソードでした。罪を告白することで早く楽になりたかったのかもしれませんが、それもまた自分勝手な行動に過ぎません。自分の本質を見つめ直す必要があるでしょう。©kei907/Adobe Stock ©hakase420/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月07日仕事をしていると、家にいるよりも職場にいる時間のほうが長くなることもあるでしょう。そして、職場で顔を合わせる人に対して、特別な感情を抱いてしまう人も…。那津さん(仮名・34歳)も、かつて職場の上司との関係性がきっかけとなり、W不倫へ足を踏み入れてしまったと言います。当時の状況を詳しく伺いました。尊敬できる上司と家族ぐるみのお付き合い「以前、ある会社に5年ほど勤めていました。当時の直属の上司だった男性は、仕事ができて周囲からの信頼も厚く、とても尊敬できる人だったんです。上司とは住んでいる家が近かったので、飲み会などで帰りが遅くなるときは、途中まで一緒にタクシーで帰ることもありました。また、自分の夫を連れて家にお邪魔して、ホームパーティに参加させてもらったことも。キレイな妻に可愛い子ども、さらには犬も飼っていて…まさに理想的な家庭といった印象でしたね。そうやって上司とは、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっていました」職場内の雰囲気が少しずつ変わり…「私と上司の親しい間柄に関して、職場内では何か言うような人はいませんでした。ただ、ある女性が中途採用で入社してきて、少しずつ状況が変わってしまったんです。女性は元気で明るいタイプでしたが、なんでも口に出して言ってしまうところがありました。あるときその女性が、私と上司との関係について、“付き合ってるんですか?”と別の社員に聞いているのが耳に入ってきました。聞かれた社員は“ないない”といった反応でしたが…そこから少しずつ職場内の雰囲気が変わり、私たちの何気ないやり取りが注目を集めるようになってしまいました」上司と距離を置く日々「私と上司が付き合っているといった噂が流れ、私も周囲の視線が気になるようになりました。それまでは上司と自由に話せていたのに、抵抗を感じるようになってしまって…。仕方なく上司と距離を置き、業務的な会話しかしないように心がけていました。すると、私のなかにも変化があらわれたんです。プライベートな話もしたいのに、それができない。そんなもどかしい状況が続いた結果、上司のことをより強く意識するようになってしまって。そんな状況の中、職場の飲み会があり、久しぶりに上司と一緒に帰ることになりました」飲み会後のタクシーのなかで「飲み会が終わった時間が遅く、“タクシーで帰ろう”と上司に言われました。私もお酒が入っていたため、“そうしましょう”と軽い気持ちで上司の誘いに乗ることに。タクシーのなかで、久しぶりに上司とプライベートな話をしました。“最近、僕に対して冷たいね”と指摘を受けたので、“私たちの関係が噂になっている”と返したところ、上司は“知っている”と。さらに上司は、“噂になったことで逆に意識してしまっている”と、私の考えていたことと全く同じ内容を伝えてきたんです。ドキドキする私に上司は、“好きなのかもしれない”と告げ、そのまま手を握ってきました。そして、カラダを寄せられて軽くキス。私がそれを受け入れると、上司はタクシーの運転手さんにホテルのある地域を告げました。そのままの流れで、私は上司との不倫に堕ちてしまったのです…」“上司との不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。職場に現れた新たな人物の影響により、保たれていた均衡が崩れてしまったようです。しかし、お互いに意識していたのは確かであり、いつ社内不倫に陥ってもおかしくない状況だったのかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月07日不倫はもちろんいけない行為ですが、その相手と結ばれるケースもあります。しかし、略奪婚をしたことで後悔する人も少なくないよう。今回は、“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”について、経験者たちに語ってもらいました。信頼する友人たちが去っていった「私と夫が交際していたころ、彼は結婚していて妻がいました。周りの友人たちからは、“幸せになれないから、やめたほうがいい”と止められていましたが、私は聞く耳を持たず、不倫関係を継続。のちに彼が離婚し、私と一緒になりました。略奪婚に成功した私は、友人たちに対して“それ見たことか”みたいな態度を取ってしまったんです。すると、信頼する友人たちがみんな私のもとから去っていきました。今、悩みごとがあっても相談できる友人が誰もいなくて、本当に後悔しています」ナツコ(仮名)/30歳友人たちは、本当に心配をしてくれていたんでしょう。しかし、本人が忠告をまるで聞かないため何を言っても無駄だと感じ、これ以上関わりたくないと離れていってしまったのかもしれません。義母との折り合いが悪い「当時、私は結婚をしていて家庭のある身でしたが、今の夫と不倫関係が始まり、2年ほどして元夫と離婚。しばらくして今の夫と結婚をしました。その経緯を義母はすべて知っており、たまに義実家に行くと、“まっとうな結婚じゃないんだから”とチクリと言われます。特に義母と二人きりになる時間は息苦しくて仕方ありません。この状態がまだまだ続くのかと思うと、憂鬱になります」リカ(仮名)/33歳義母の言うことは正論。不倫から始まった関係だと知られていれば、折り合いが悪くなるのは分かっていたはずです。周囲から白い目で見られる「私と夫は、かつて社内不倫をしていました。当時彼は既婚者でしたが、離婚して私と結婚することに。結果、私は退職し、夫は異動ということになりました。異動とともに引っ越しをしたんですが、その地域には同じ会社の人がたくさん住んでいたんです。すると、私たちの不倫の話があっという間に広まってしまい、近所の人たちからは白い目で見られて陰口を叩かれることも…。狭いコミュニティなだけに、肩身の狭い思いをしています」マイコ(仮名)/29歳社内不倫の代償といったところでしょうか。会社に残る限りは、逃れられない状況かもしれません。子どもがまったく懐かない「今の夫と出会ったころ、彼には妻も子どももいました。不倫関係を経て彼は離婚し、私と結婚。子どもは妻側が引き取るものだと思っていたんですが、妻側に収入がなくて子どもを引き取れないため、夫が親権を持つことに。そういうわけで、夫と子どもと私の3人での生活が始まりました。一緒に暮らし始めてしばらく経ちますが、子どもはまったく私になつきません。“ママは?”と、前妻の話ばかりしてきます。こんなはずじゃなかった…と後悔する毎日です」チサ(仮名)/30歳まさか前妻との子どもと一緒に暮らすとは思っていなかったようです。子どもと良好な関係を築けるように、自ら努力し続けるしかないでしょう。“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”をご紹介しました。不倫相手と結ばれて幸せになったという話は滅多に聞きません。不貞をおかした者に、明るい未来がやってくることは極めて稀なのでしょう。©健二 中村/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月06日知沙希さん(仮名・30歳)は、サプライズ好きの夫と穏やかな結婚生活を送っていました。ですが、ある年の夫の誕生日、知沙希さんがサプライズを計画して夫を待ち伏せしていたところ、夫が女性と歩く姿を目撃。知沙希さんはその日から夫の不倫について調査を始めたそうです。二人はどんな結末を迎えたのでしょうか…。夫の友人に事情を聞いてみることに「夫がただならぬ雰囲気で親しげに女性と歩く姿を目撃してから、ずっとモヤモヤした感情を抱えていました。やはり、誕生日当日に二人で出かけるのは怪しすぎます。なんとかスマホなどを覗けないかとも思いましたが、そんな隙もなく一人で思いつめるばかり…。そこで私は、夫の友人の中谷くん(仮名)に、何か事情を知っていないか聞いてみようと思いました。中谷くんは、夫の高校時代からの友人でとても近しい存在。それに誠実な印象もあり、何か知っているなら教えてくれるのではないかと思ったんです」不倫相手の正体「中谷くんと連絡を取り、電話で話をしました。ここまでの状況を伝え、何か聞いていることはないかと尋ねたんです。でも、“分からない”と…。これでもう真実を知る術はなくなったと落胆した私は、またモヤモヤとした感情を抱えたままの日々が続きました。ですが今度は中谷くんのほうから連絡がきて、いきなり“ごめんなさい”と謝られて。“実は事情を知っている”と言い、夫の不倫について話してくれました。中谷くんは、私に嘘をついていたことをずっと後ろめたく感じていて、事実を伝えようと決めたそう。夫の不倫相手についても知っていて、彼女は職場の女性であることを教えてくれました」不倫夫への復讐「私は中谷くんに、“苦しい思いをさせてごめんなさい”と謝り、“ここからは夫婦の問題だから”“しばらく見守ってほしい”と伝えました。実はこのとき、すでに私の頭のなかにある計画が浮かんでいたんです。そこから約1か月後に、私たち夫婦は結婚記念日を控えていました。結婚記念日は毎年外食をして、プレゼントを交換するのが恒例。そこで私は、不貞行為を働いた夫に対して、復讐とも言うべき計画を実行することにしました」夫へ地獄のプレゼント「結婚記念日の当日。食事の場所は、個室の中華レストランでした。開始後しばらくして、プレゼント交換の時間帯に。私が用意したのは、アルバムです。アルバムを受け取った夫は嬉しそうな顔をしていました。もちろん、夫婦の写真が並んでいると思ったのでしょう。でも、私が用意したのは、そんな可愛らしいものではありませんでした。なかを開いた夫は、みるみる顔を青ざめさせていきました。そこに並んでいたのは、夫の不倫相手の女性の写真だったからです。私は、女性のSNSなどから本人の写っている画像をダウンロード。そのデータをまとめてアルバム制作したのです。“全部知ってるから”と夫に伝えると、泣き崩れていました。“別れるからやり直したい”とは言われたものの、私は完全に冷めていたのでハッキリ断りましたね。関係の修復は困難となり、しばらくして離婚。プレゼントしたアルバムが、夫への最後のサプライズとなりました」“夫の誕生日に不倫現場を目撃した妻の告白”をご紹介しました。不倫夫への復讐は達成しましたが、そんな達成感では補えないような喪失感もあるでしょう。誰かもっと良きパートナーを見つけて、次のサプライズは楽しいものにしてほしいですね。©beeboys/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月04日一見、仲良さそうに見える夫婦が、実はいろいろな事情を抱えている場合もあるようです。知沙希さん(仮名・30歳)も、かつて結婚していた頃は夫との関係は良好でしたが、ある日を境に一変したと言います。当時いったい何があったのか、詳しく話を聞きました。サプライズしあう夫婦「夫とは年齢が同じで性格も合い、付き合い始めたころから結婚を意識していました。結婚後も関係は良好。お互いにサプライズが好きで、誕生日などは何かしら用意してお祝いしていたんです。そんなある年の私の誕生日。夫からは、“ちょっと仕事が忙しいから、その日は食事だけにして、後日どこかに行こう”と聞かされていました。私としても、そういう年もあるだろう…くらいに考えていたので、特に何も意識せず当日を迎えましたね」誕生日当日、夫が事故に!?「誕生日の当日、仕事終わりに夫から告げられていたお店へ向かいました。お店の最寄り駅に到着すると、駅から出たところで名前を呼ばれたんです。振り向くと、そこには夫の古い友人の中谷くん(仮名)が立っていました。私も何度か面識のある男性です。なんとそこで、夫が仕事中に事故に遭ったと聞かされて…。“今は治療中で連絡が取れないので、対応を任された”“病院まで案内する”と言われ、車に乗せられて向かったんです。そして、病院らしき建物の裏手に車を停めて、細い路地のようなところを通ると1軒の民家が現れました。私も慌てていたので、促されるままに家のなかへ。テーブルのある個室に通されて“なんかおかしい……”と思ったところで、“ハッピバースデー”と夫がケーキを持って入ってきました」夫の誕生日サプライズを企画「このサプライズはすべて、夫の計画だったわけです。中谷くんは協力者。ちょうどお店の近くに病院があり、計画を思いついたようでした。まんまと引っかかった私は、次の夫の誕生日に何かやり返してやろうと思ったんです。夫の誕生日は2か月後。いろいろ考えて、あるサプライズを思いつきました。誕生日は金曜日で、翌日の土曜日は休みです。そこで、夫には土曜日の朝から出かけようと伝え、金曜の夜に待ち伏せしてそのまま旅行に連れて行ってしまおうと考えました。なので、夫には事前に“土曜日は朝から空けておいて”とだけ伝えていたんです」夫を待ち伏せしていると…「夫の誕生日当日の金曜日。出勤前に“今日は仕事で遅くなる”と夫に伝えておきました。しかし実際は、私は仕事を早めに切り上げていったん帰宅し、必要そうな荷物を詰めたバッグを車に積んで、夫の会社近くのパーキングへ移動。車を停め、駅の付近で夫を待ち伏せしていました。しばらく待って、だんだん近づいてくる夫に歩み寄ろうとしたところ…ハッとしました。夫の隣に女性がいたんです。なにやら随分と親しげで、ただならぬ関係だと察しました。今にも手をつなぎそうな雰囲気で、明らかに二人でどこかに出かける様子でしたね。誕生日に女性と過ごすとなれば、不倫を疑って当然でしょう。私は足がすくんで夫に声をかけられず、改札を抜けていく二人をただ見送ることしかできませんでした。結局、旅行はキャンセルすることになり、キャンセル料だけが丸ごとかかりました」“夫の誕生日に不倫現場を目撃した妻の告白”をご紹介しました。サプライズを仕掛けようとしたところ、思いがけない光景を目にしてしまった知沙希さん。楽しい誕生日になるはずが、夫の裏切りが明らかになる運命の日になったようです。©buritora/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月04日不倫の末、相手を離婚させて自分と結婚する略奪婚。そこに至るまで、どのような人間関係や修羅場があったのでしょうか?また、略奪婚後、そのカップルは幸せになれたのでしょうか。不倫略奪婚をした人たちのエピソードやその後を紹介します。略奪婚で結婚したことを根にもたれ…「夫とは不倫の末の略奪婚でした。前妻と夫との間に子どもはおらず、不倫をしていた私との間に子どもができてしまったので、私が妊娠中に彼が離婚。出産前に入籍だけ済ませました。義実家に細かい事情は話していませんが、時期的なことから『不倫だったんだろう』とは思っていたみたいです。でも、自分の実家には一切そのことを話していません。ところが先日、両家で久しぶりに会う場面があり、そこで義父母が衝撃的な発言をしたことで大問題になりました」その日は娘さんのお祝いで、秋菜さんの自宅に両実家を招き、アットホームなお祝いの会を開いていたそう。ところが、その場で義父母は、秋菜さんを傷つけるような発言を繰り返したというのです。「略奪するような大人には」と平然と言い放った義父母「その日、娘の将来についてみんなで話していたときのこと。義父母がいきなり『この子には、人様の夫を略奪するような大人にはなってもらいたくない』『母親に似ると、将来大変よね』などと言い出したんです」©Maria Korneeva/gettyimages©d3sign/gettyimages※ 文・並木まき※ 2021年11月16日配信既婚者の男性と深い関係になってしまい…「夫とは、いわゆる『略奪婚』というやつで、前の奥さんから私が奪った形です。夫と出会ったのは、私が25歳のとき。合コンで知り合いました。歳は8個上でしたが私はもともと年上好きだし、顔もタイプで、声も渋くて素敵でした。ひと目見た瞬間から『絶対にこの人を落としたい』と思ったんです。その時点では、まさか既婚者だと思いませんでした。彼の方もまんざらでもなさそうな態度だったので、私から積極的にアプローチして、デートする仲に。3度目のデートは横浜だったんですが、そこでイイ雰囲気になって…そのままお泊まりしてしまいました」ところがその夜、美咲さんは“嫌な予感がした”といいます。なぜなら、ホテルにいる間じゅう、彼のスマホに何度も着信があったことに気づいてしまったのです。「もしかして奥さんがいるのかも…と思って、翌朝、彼に『まさか結婚してないよね?』とたずねたら、まさかのビンゴ。でも、そのときには彼のことを好きになっていたし、カラダの関係を持ったことで余計に気持ちが大きくなっていて、もう手遅れだと思いました」計画的ではなかったとはいえ、不倫の道に足を踏み入れてしまった美咲さん。彼女はそこで“ある決意”をしたといいます。常識的に考えれば「深入りするのはやめておこう」と、踏みとどまったのかと思いきや、なんと美咲さんは「絶対に彼を手に入れてみせる」と心に誓ったというのです。自ら不倫の道に足を踏み入れて……「というのも、勝算があったんです。彼は自分が既婚者であることを認めつつも、結婚生活の苦悩を打ち明けてきました。奥さんは彼の5個上の“姉さん女房”。彼は完全に尻に敷かれていて、奥さんの気が強すぎる性格やキツすぎる物言いに疲れてしまったと言うんです。だからこそ、8歳も年下の私に癒しを求めてきたのかもしれません。話を聞いているうちに、だんだん彼に同情心が湧いてきて…。子どもはいないものの、奥さんが欲しがっていて、無理やり子作りに付き合わされていると言っていました。その瞬間『一刻も早く彼を私のものにしなくちゃ』と思いました」自分さえよければそれでいいという考えの人もいますが、自ら不倫に手を出し、奪い取った幸せの裏では、深く傷つき悲しむ人が存在するのです。他人の家庭を壊すことの罪の重さを理解してほしいものです。©recep-bg/Gettyimages©Nithya Rajapandian / 500px/Gettyimages©Kittiphan Teerawattanakul / EyeEm/Gettyimages※ 取材・文小泉幸※ 2021年12月26日配信ガールズバー時代の友人との再会「私は大学生のころ、ガールズバーでアルバイトをしていました。そのころに仲良くしていた千紗(仮名)と、久しぶりに再会したんです。7年ぶりぐらいでしたね。私も彼女も離婚を経験し、バツイチになっていました。ただ、彼女は再婚をしており、小さい子どもがひとりいました。会わない間にお互いにいろいろと苦労をしていたので、再開したときは話が尽きませんでしたね。そして、そこからまた親しく交遊するようになったんです」友人の夫がまさかの…!「あるとき、千紗に夫の写真を見せてもらったんです。思わずハッとしました。なぜなら、そこに写っていたのは、大学生の頃に私が付き合っていた和樹(仮名)だったんです。ただ、和樹には1か月くらい付き合ったのちに、フラれました。会ったのも4~5回ぐらいで関係も浅かったので、あえて言う必要はないかなと思い千紗には伝えなかったんです。その数週間後のこと。千紗の仕事の関係でたまに子どもを預かることがあったんですが、千紗が残業で遅くなるため、“夫に迎えに行ってもらう”という連絡が届きました」胸もとのネックレスを見て…「親友の夫とはいえ一応元カレですから、ソワソワしますよね。驚くだろうなとは思いました。ところが、インターホンが鳴ってドアを開けて顔を合わせても、反応がないんです。ただ丁寧に挨拶をされただけで、拍子抜けしました。どうやら和樹は私のことなんてキレイさっぱり忘れていたようです。まあ仕方ないか、とも思いましたね。でも、和樹の胸もとにあるネックレスを見たとき、別の感情が芽生えました。それは、かつて私が1か月分のバイト代を丸々使って和樹に買ってあげたものだったんです。当時の私にとっては大金でした。つまり、あげたネックレスは大事に使っているのに、私のことは忘れていたのです。きっと遊びだったんでしょうね。悲しいような、悔しいような気持ちになりました」©west/gettyimages※ 文・塚田牧夫※ 2022年1月15日配信失ってから気づく、不倫相手より大切なもの不倫をしている最中は周りの助言を聞けず、どんどんハマっていくようですね。略奪婚をしても、一生心にモヤモヤを抱えたまま過ごしていきそうですね。
2024年02月03日リアル・モンスターワイフ、再び
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