大切な家族に嘘をつかれたら誰でもショックを受けるのではないでしょうか。ましてや夫が独身だと偽り浮気していたとなると、悲しみを通り越して怒りに変わっても不思議ではありません。今回は“30代サレ妻が離婚を決意した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。君と永遠に結ばれるようお願いしに行くんだ「最近夫が車で外出することがグッと増えました。様子がおかしいと思い車のナビを確認してみると、縁結びで有名なパワースポットが目的地として登録してあったのです。その真相を知るため、職場にいる夫にLINEすることに。私が『いつ神社へ行くの?』とメッセージすると『今度の日曜だよ』『君と永遠に結ばれるようお願いしに行くんだ』と意味不明な返信が…。すぐに『ちゃんにこの話していないよね?』と何やら慌てた様子…浮気を確信した私は『独身のふりして浮気するなんて…私と離婚する気?』と送ると、夫はしどろもどろ。帰宅した夫に謝罪されたものの、到底許せないので一人で暮らす経済能力がついたら離婚することにしました」(菜未・仮名/36歳)夫に「縁結びの場所を訪ねたい」と言われたら、より強い夫婦の絆を望んでいるのかと思いますね。しかし、浮気相手と一緒に行くつもりだったのなら、相当不倫にのめり込んでいる可能性も…。もし離婚するのなら、先々の不安を解消しておくのもひとつの手です。そうだよ…ちゃんが俺のこと既婚者だと疑っているから、独身の証明としてペアリングを購入したんだよ「近頃、夫とあまり言葉を交わさなくなりました。その冷たい態度を不審に思った私は、夫の部屋を掃除がてら覗いてみることに。すると、見覚えのないプレゼントボックスを発見…どう見ても指輪が入っているように見えて。そこで職場にいる夫に『私に何かプレゼントでもしてくれるの?』とLINEすると『そうだよ…ちゃんが俺のこと既婚者だと疑っているから、独身の証明としてペアリングを購入したんだよ』と返信があったのです。私が『誰と間違えてLINEしているの?』と送ると、夫は『浮気なんてしてないよ』と答えるので精一杯。帰宅した夫に詰め寄ると、独身と偽って何度も合コンに参加していたと白状…もう浮気癖は直らないと思い、離婚を決意しました」(咲良・仮名/35歳)浮気を疑って相手に探りを入れるのはよくあることですね。今回のようにプレゼントをもらえるのかと思ったら、それが不倫相手のものだったとなると、妻として心中穏やかでいられません。繰り返し夫に裏切られていたのなら、それなりの制裁を下したいところです。母親の買い物に付き合っていたよ、妻がいるわけじゃないから安心して「夫とはうまくいっていると思っていました。ある日、友人から『昼間、お宅の旦那さんが若い女性と手をつないで歩いていたよ』とLINEがきたので、『夕方夫と二人で買い物に行ったから、私と見間違えたんじゃない?』と答えたのですが…。夫はたしかに日中外出していて…直接聞きにくいのでLINEでカマをかけることに。隣にいる夫に『今日、誰と一緒にいたの?』とメッセージすると『母親の買い物に付き合っていたよ、妻がいるわけじゃないから安心して』という返信があって…。夫は不倫相手からのLINEと勘違いし、私を母親呼ばわりしたのです。すぐに『あなたの母親になった覚えはない!』と送信すると、夫は顔面蒼白に…これが決定打となり離婚することにしました」(友里・仮名/38歳)夫婦関係が良好だと思っていただけに、夫の裏切りは妻にとって予想外のものだったはず。しかも、妻のことを恋愛対象外の母親に例えるあたり、夫の悪意を感じずにはいられません。こちらから三行半を突きつけるくらいがちょうどいいでしょう。以上、“30代サレ妻が離婚を決意した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”でした。結婚しているにもかかわらず、まるで存在しないかのような扱いを受けて気分がいい人などいませんね。ただ離婚は人生の大きな決断となるので、一時の感情に流されることなく冷静に判断しましょう。文・菜花明芽
2024年02月03日景子さん(仮名)の夫はテレワークが多く、あるときから近所の自然派カフェで仕事をするようになったそう。そんななか、年末年始に夫の実家で過ごしていると、そのカフェのオーナーである女性が夫を訪ねてきて、自分の畑で採れたという野菜をわざわざ届けに来ました。怪しいと思った景子さんが問い詰めると、夫とカフェオーナーの不倫が発覚…。30代女性の身に降りかかった悲劇的な展開を、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。正月にも再び不倫相手が来訪「夫は私に不倫を知られたことで、義実家で過ごしているあいだはずっとバツが悪そうにしていました。私も義父母に悟られたくなかったのと、子どもにも違和感を覚えさせたくなかったので、義実家にいるときには不倫のことには触れないように気をつけていたんです。それなのに年明け早々、また不倫相手の女性が自分の畑で採れた野菜を持って義実家にやってきました…」まだ三が日も明けていないのに、アポイントメントもなく再び野菜を持って義実家に不倫女性が押しかけてきたことで、さすがの景子さんも堪忍袋の緒が切れたとのこと。その場で女性に対して「不倫をしていることは夫から聞いた。お引き取り願いたい。野菜もいらないし、二度と顔を出さないでもらいたい」と冷静に伝えたそうです。「すると不倫相手はその場で泣き出し、『彼を本気で愛してしまったので離婚をしてもらいたい』と私に懇願してきたのです。かなり驚きましたが、相手の女性は感情的になっていて手がつけられず、玄関先の騒がしさに驚いて出てきた夫も呆気に取られていました」その日は女性をなだめてなんとか帰ってもらったそう。しかし騒ぎが大きかったことで、義父母にも夫の不倫を知られ、正月早々かなり雰囲気が悪くなったと景子さんは振り返ります。噂が広まり自然派カフェは廃業へ…「正月休みが明けてしばらくしてから、娘の学校関係のママ友や近所の友人から、夫がカフェオーナーと不倫をしていたことを心配されました。私たちの暮らす町はそこまで田舎ではありませんが、ご近所ネットワークがすごくて…。義母が息子の失態を近所の人に嘆いていたらしく、あっという間に町中の噂になっていたんです。大騒動があった年末年始から20日くらいしか経っていませんでしたが、もうカフェのお客さんも来なくなったと聞きました。そのカフェオーナーはシングルマザーで子どもがいたみたいで、子どもたちのネットワークでもその女性が不倫をしていたことは噂になったらしいです。それで、もうその女性は町に居られなくなったみたいで…。義実家に押しかけてきてわずか3週間程度しか経っていませんが、カフェを閉めてそそくさと別の町へ引っ越していったらしいです」夫とは離婚をせず、夫婦関係を再構築する道を選んだと言う景子さん。しかし夫のことを当面は許せそうになく、再び健全な夫婦関係を取り戻すには道のりが長そうだと話します。「私にも義実家にも迷惑をかけるような身近なところで不倫をして、うちの夫は本当に何をやっているんだって感じです。まさかうちの夫が、近所の女性と不倫をするなんて思ってもいませんでした。近隣の人たちは私の味方ではありますが、同情されたり心配されたりするのもなかなか辛いですね。不倫前と今を比べると、今は毎日がどんよりと重い感じです。何をしても楽しくないけれど、どうにか乗り越えなくてはいけないと思っています。何より子どものことを考えて離婚をやめたので、夫には改心してもらって、これからは子どものために頑張ってもらいたいですね」生活圏内で不倫をすれば、当人たちが想像する以上に周囲への影響は大きいものになるでしょう。失った信頼を取り戻すには、これまで築いてきた時間の何倍もの時間を要することもあります。安易な気持ちで不倫を始めてしまえば、周囲を深く傷つけるのは言うまでもありません。©Graphs/PIXTA(ピクスタ) ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月31日意外なシチュエーションで不倫が始まることもあるようです。景子さん(仮名)もかつて、近所のカフェオーナーと夫の不倫が発覚し、悩まされたそう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫によって夫婦関係が壊れてしまった30代後半女性のエピソードをお届けします。テレワークになった夫が入り浸っていた先30代後半の景子さんは結婚10年目であり、夫と子どもとマンションで暮らしていたそう。夫はコロナ禍以降テレワークがメインとなり、その後も週の半分以上は出社せずに自宅で仕事をしていたといいます。「うちは狭めのマンション暮らしということもあり、夫が毎日のように家にいるとどうしても喧嘩が増えてしまいました。それで夫がスマホで調べて、家の近くに長居ができる自然派カフェを見つけたらしく、午前中から夕方までほとんどの時間をそこで仕事をするようになったんです。もともと私たちはオーガニックやナチュラルライフへの関心が高かったので、夫好みのいいお店が見つかって、しかも長居して仕事までさせてもらえるなんて良かったなと思っていたんですよ」最初のうちは「夫が家にいる時間が減ってホッとした」と感じていたという景子さん。ところが年末年始をきっかけに、家庭に不穏な空気が流れ始めました。夫の実家に自家製野菜を届けてきた女性「夫の実家は、私たちのマンションから車で15分ほどの距離にあります。年末年始に夫の実家に滞在していたら、大晦日にいきなりインターホンが鳴って、見知らぬ女性がとれたての野菜を持ってきたんです。最初は義母の知り合いかな?と思ったのですが、その女性が夫の名前を口にして『いらっしゃいますか?』と言うので、夫を呼んで対応してもらいました」夫に女性の来訪を告げると、焦ったような顔をして急いで玄関に向かったとのこと。その様子を見た景子さんは「何かがおかしい」とピンときたそうです。「その日は、自分の畑で採れたという幾つかの野菜を受け取ってすぐに帰ってもらっていましたが、年末のしかも大晦日に野菜を届けにくるなんて、なんかおかしいじゃないですか。それで私は、女性について夫を問い詰めたんです」すると夫は、来訪した女性はいつも入り浸っている自然派カフェのオーナーで、自家製の野菜が余ってしまったので届けてくれただけだと景子さんに伝えたそう。しかし景子さんは、ただの知り合い程度なら夫の実家を知っているはずがないと感じ、さらに夫を追及したそうです。「最初のうちは『毎日会っているうちに仲良くなった』とか、『たまたま実家を教えたから、うちの母親にも新鮮な野菜をあげたいという親切心で来てくれただけだ』などと言っていましたが、私が不可解に感じている点をしつこくぶつけると、とうとう不倫をしていることを白状しました」不倫を告白した夫は平謝りで、「もう二度としない。魔がさしただけだ」と景子さんに言い訳を続けたそう。その日は義実家に滞在していたこともあって、義母や義父に迷惑をかけたくないと考えた景子さんも、一旦それ以上の追及は諦めたと語ってくれました。身近なところに不倫の魔の手が忍び寄っていても、穏やかな日常を送っているときにはなかなか気づきにくいものです。しかし不倫は多くの人を巻き込み、傷つける行為であるのは間違いありません。どんなきっかけがあったにしても、絶対に足を踏み入れてはならないでしょう。©yukinoshirokuma/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月31日30代で離婚を経験した真奈さんは、転職先で20代のときに不倫していた既婚者男性と再会。寂しさから、元不倫相手の遠藤さん(仮名)とヨリを戻してしまったそうです。そして次第に不倫相手を独占したくなり、略奪を計画しましたが…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚を企てたことによって大波乱の人生を迎えた30代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻に自ら直談判「不倫相手の遠藤さんには何度も妻との離婚を迫ったのですが、そのたびにはぐらかされ、なかなか話が進みませんでした。それで、もうこうなった自分から動くしかないと思ってしまい、遠藤さんの妻にコンタクトを取ったんです。すると、遠藤さんの妻は『夫が不倫をしているのは気づいていた。慰謝料を支払ってくれるなら夫を渡してもいい』と…。遠藤さんを略奪したかった私は妻の要求を受け入れることにしたんです」遠藤さんの妻が提示した慰謝料を一括で支払った真奈さん。貯金を全て使うほどの大金だったそうですが、遠藤さんとの明るい未来を想像していたため、「不思議とお金は惜しくなかった」と振り返ります。しかし、真奈さんが遠藤さんの妻に慰謝料を支払った数日後、血相を変えた遠藤さんから真奈さんは怒鳴り飛ばされることに…。聞きたくなかった不倫相手の真意「遠藤さんがアポなしでうちに押しかけてきて、何事かと思ったら、私が遠藤さんの妻に慰謝料を払ったことに激怒していました。話を聞いてみると、遠藤さんの妻は何年も前から不倫をしていたそう。その男性と再婚をしたいから離婚してほしいと、遠藤さんはずっと言われていたそうです。だけど、遠藤さんは妻のことを愛していたため絶対に別れようとはせず、寂しさを埋めるために私と不倫をしていただけだったと言ってきたのです…。『余計なことをするなよ!』『妻は、“真奈さんから慰謝料ももらったし、真奈さんとの約束を果たすためにも離婚したい”と言ってきたぞ!』と、私のことを完全に悪者扱い。『君のせいで夫婦関係が完全に壊れた』と私に責任転嫁するようなことも言われました」結局、それから2か月後に遠藤さんの離婚は成立したそうですが、遠藤さんは“君と結婚する気はない”と真奈さんに告げ、一方的に去ってしまったとのこと。真奈さんのもとには何も残らない結果となり、人生への計画が大きく狂ったと真奈さんは振り返ります。「妻に慰謝料を払えば、遠藤さんと結婚できると思い込んでいた当時の自分がバカみたいです。妻はずっと遠藤さんと離婚をしたかったようですし、私が介入したことで妻の願いは叶ったけれど、私や遠藤さんの願いは叶わなかったので、当時の自分はあんなに必死になって何をしていたんだろうと思います。遠藤さんが妻をそんなに愛していることにも気づけなかったし、まさか自分が遠藤さんの孤独を埋めるだけの役割だったなんて思ってもいなかったので、本当に悔しかったですね。もっと冷静に物事を考えることができれば、既婚者と復縁なんてしなかったはずなのに…。あの頃の私は、どうかしていたんだと思います」不倫をする男性には、妻から愛情を受けられない不満を不倫で解消しようとする人もいます。こういったタイプの既婚者男性は、独身の女性を都合のいいようにうまく利用するだけ利用し、問題が起きればすぐに逃げてしまうことも少なくありません。©yamasan/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月28日不倫からは足を洗ったはずなのに、再び不倫の世界へと自ら足を踏み入れてしまう人もいます。30代で離婚を経験し、20代の頃に交際していた不倫相手とヨリを戻してしまった女性の大誤算すぎる人生計画を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。不倫をやめて職場の先輩と結婚するも、1年半で離婚サービス業の真奈さん(仮名)は、20代の頃に取引先の既婚男性と3年にわたって不倫していました。しかし、「このままでは結婚できない」と不倫をやめ、勤務先で知り合った3歳年上の男性と職場結婚をしたそう。「元不倫相手からかなり傷つけられて別れたので、見返してやりたいという気持ちも強くて。職場で私に好意を寄せてくれていた先輩と付き合い始め、すぐに結婚をしたんです。だけど、もともとそこまで好きじゃないのに結婚をしてしまったので、実際に夫と暮らし始めてからはストレスばかりでした…。夫婦ともにテレワークだったこともあって、家にいる時間が多くて口論が絶えなくなり、結局は1年半しか結婚生活が続きませんでした」離婚後、元夫と同じ職場で働きづらくなった真奈さんは、思い切って転職。すると、転職先で配属された部署の取引先が、なんと以前の不倫相手の会社だったそうです。「同じ業種で転職したので、世間は狭いなって思いましたね。仕事で元不倫相手に会う機会もありました。別れてから2年以上経っていましたが、相変わらず元気に仕事をしている彼の姿を見て、なんだか急に当時のことが懐かしくなってしまったんです」元不倫相手とよりを戻すことに…元不倫相手の遠藤さん(仮名)は仕事のできるタイプで、真奈さんは転職先で遠藤さんとの接点が増えるにつれて、「やっぱりよりを戻したい」と考えるようになっていったそう。「彼も同じ気持ちだったのか、あるときに久しぶりにLINEがきて食事に誘われたんです。懐かしさもあった私は、即OKの返信をして、次の日にデートをしました。そして、成り行きでそのままホテルへ。その日から再び不倫関係が始まりました」以前、遠藤さんと別れたときには、遠藤さんの心ない言葉に散々傷つけられていたと振り返る真奈さん。しかし2年後に再会したときには、昔のように優しい遠藤さんに戻っていたことに安堵し、急速に惹かれてしまったとのこと。「もう結婚には懲り懲りって思っていたその頃の私は、不倫くらいがちょうどいいなんて考えていました。遠藤さんは私が本気で愛していた男性のひとりなので、復縁をしてからは毎日が楽しくて仕方なかったです。不倫であることを忘れるくらい彼にのめり込みました。だけど少し関係が落ち着いてきたら、やっぱり遠藤さんを独り占めしたくなってしまって…」不倫を再燃させてから半年ほど経ったときに、真奈さんは遠藤さんを妻から略奪したいと考えるようになってしまったのだとか。「私たちは復縁するくらいに縁が強いふたりなのだから、少し頑張れば略奪だってできるはず」という根拠のない自信をもとに、遠藤さんに離婚を迫る決意をしたそう。当時は冷静な判断ができていなかった、と振り返っていました。離婚直後に、大なり小なり孤独感を覚える人は少なくありません。真奈さんのように過去に不倫経験があり、元不倫相手と再び接点を持ってしまえば、懐かしさから復縁のリスクが上がることもあるでしょ…う。しかし不倫をしても幸せになれる可能性は極めて低いため、安易に元不倫相手と復縁するべきではないのは言うまでもありません。©terovesalainen/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月28日花屋で働く20代の知佳さん(仮名)は、既婚者の男性客・高田さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまったといいます。不倫関係では物足りなくなった結果、高田さんと妻を離婚させようと考え始めてしまったそうですが…。一体その後、どんな結末を迎えたのでしょうか。安易な不倫によって人生が大きく転落した20代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。真剣に略奪婚を画策する日々に訪れた転機勤務先の花屋の男性客である高田さん(仮名)と不倫関係になった知佳さん(仮名)は、高田さんと妻を離婚させて略奪婚しようと真剣に画策を始めます。そこでまずは高田さんに離婚を迫ったそうですが、「いつか別れるから、もう少し待って」と常にはぐらかされ続けていたとのこと。関係が進まない状況が続くことに苛立ちを覚えていた知佳さんでしたが、ある日、大きな転機を迎えました。「なんと勤務先の花屋に、高田さんの妻が来店したんです。私は、不倫がバレて妻が乗り込んできたなと瞬時に悟りました。普通なら慌てると思うのですが、略奪を画策していた私は逆にチャンスだと思い、妻に対して『高田さんと別れてほしい』とその場で宣戦布告をしました。ところが妻は私の予想に反して、特に驚く様子もなく『不倫をするような夫なのでお好きにどうぞ。ただし慰謝料は払ってください』とだけ私に言い残し、その日はお店から去って行きました」妻の発言に拍子抜けした知佳さん。数日後に高田さんの妻から文書が届き、そこには慰謝料の額と振込先が書かれていたそうです。「勤務先に、普通郵便で文書が送られてきました。慰謝料はちょっと迷いましたが、高田さんと一緒になれるなら安いものだと思い、妻の要求を飲むことに。そこからはスムーズに諸々の手続きが進み、ついに高田さんと結婚して二人で暮らすことになったのですが…」略奪して初めて知った彼のとんでもない本性知佳さんは、高田さんとの幸せな生活を想像していたものの、実際に一緒に暮らしてみると、高田さんは家のことを何もしないうえに、モラハラ気質な一面があったそう。結婚をしてから彼の本性に気づいた知佳さんは、このとき愕然とした気持ちになったと振り返ります。「それまではずっと高田さんから妻の悪口を聞いていましたが、実際は高田さんに問題があったのだと気づきました。高田さんが妻との離婚を渋っていたのも、自分の思いどおりになる生活を手放したくなかったからだったんですよね。私は愛妻家の男性を略奪できたと思っていましたが、実際には、妻に捨てられるような男性と結婚してしまったとわかり後悔しかありませんでした」知佳さんはその後、次第に高田さんからのモラハラや生活態度に耐えられなくなり、今は離婚に向けて話を進めているとのこと。安易に不倫をしてしまったことで、自分の人生が大きく狂ったことを悔やんでも悔やみきれないと後悔しているそうです。不倫をしている男性は、必ずと言っていいほど嘘をつきます。妻の悪口も不倫男性の常套句のひとつでしょう。「彼を好きだから」と不倫相手の言葉をすべて信じてしまうと、あとになってから大どんでん返しのような不幸が待ち受けているかもしれません。不倫男性の本性に気づいてから軌道修正をしようとしても、そう甘くない現実が待ち受けている例も決して少なくないのです。©健二 中村/Adobe Stock ©琢也 栂/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日ありふれた日常を送っていたのに、何かの拍子に不倫へと足を踏み入れてしまう人もいます。花屋で働く20代女性が、男性客と底なしの不倫沼へと転落したエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。妻思いの優しそうな既婚者に惹かれて花屋で働く20代の知佳さん(仮名)。ある日男性客の高田さん(仮名)が訪れ、知佳さんに対してブーケの作成を依頼しました。ブーケを作っていると高田さんから話しかけられ、最近結婚をして近くに引っ越してきたので、これからもぜひ通いたいと伝えられたそうです。「そのときにブーケは妻へのプレゼントだと聞き、妻思いの素敵な男性だなと好印象を抱きました。高田さんは私の作ったブーケをとても喜んでくれて、『これからも指名でお願いしたい』と伝えてくれたんです。そして本当に、その日以降も高田さんは月1ペースで妻への花を買いにお店に来ました。次第に私は、高田さんに対して好意を持つように。でも彼は既婚者なので、必死に気持ちを抑えるよう努めていました」するとある日、とても疲れた様子で高田さんが来店。心配した知佳さんが声をかけると、高田さんから妻との関係がよくないと相談されてしまったのだとか…。実は夫婦仲が悪いと知り略奪を計画「妻の浪費癖が治らないことや、ひどい言葉遣いで彼に話しかけることなど、つらいエピソードをたくさん聞きました。それまでは夫婦仲がいいと思っていたので、驚くと同時に私もそんな妻への怒りが込み上げてきたんです。思わず『私なら、彼にそんな思いをさせないのに』という気持ちになり、その日から高田さんを略奪できないか考え始めるようになりました」それからしばらくして、知佳さんは高田さんとLINEを交換し、食事へ誘うことに成功。高田さんはその日、妻への気持ちが冷めてきていると知佳さんに伝えたそうで、知佳さんからのアプローチにまんざらでもない様子を見せていたと言います。「初めての食事の後に、そのままホテルへ行きました。私はずっと彼への気持ちを抑えていたので、彼と二人きりで過ごす時間は幸せな気持ちで満たされましたね。妻から高田さんを奪えたことにも満足し、毎日がとても楽しくて仕方なかったのですが…それからどんどん欲が出ていきました」知佳さんは次第に不倫関係では物足りなくなり、高田さんと妻を離婚させようと考え始めたそう。高田さんを奪いたいという気持ちを抱えながら、不倫関係を続けたと語っていました。穏やかな日常にも、不倫が忍び寄ることがあります。「自分は不倫なんて絶対にしない」と誓っていた人でも、目の前に現れた相手に心を奪われ、いとも簡単に不倫へと進む例も少なくありません。しかしどんなに恋心が募ったとしても、既婚者との関係は絶対に始めるべきではないでしょう。©west_photo/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日パートナーが不倫をしたら、許せないのは当然です。さらに不倫相手が自分の身近な人物だったとしたら、絶望感に襲われるでしょう。美佐子さん(仮名・35歳)は以前にそんな経験をして、複雑な状況に陥ったそうです。どのようなことが起こったのか、詳しく話を伺いました。夫の異変に気付く「夫とは7年前に結婚し、その1年後に息子が生まれました。息子が幼稚園に入園してから私は仕事に復帰。忙しい日々を過ごすなかで、ある日夫の異変に気付きました。というのも、帰りが遅くて連絡がつかないような日が増えていったんです。職場の人たちと飲みに行っていると言うものの、どうも頻度が多いように感じました。それに、お店の様子や飲み会での話題などを尋ねても、はぐらかされるような態度ばかりだったので、だんだん疑いが強くなりましたね。夫の行動を監視するような日々が続くなか、高校時代から仲の良い親友から連絡があり、食事をすることになりました」既婚の親友へ相談してみると…「雅美(仮名)と香織(仮名)は、高校時代から付き合いのある親友です。雅美は結婚していて、私と同じように子育て中。一方の香織は、未婚で仕事をバリバリこなしていました。雅美とはたまに会う機会がありましたが、香織は仕事が忙しいらしく、しばらく会っていませんでした。その日も香織は来ることができず、雅美とふたりで会うことになったんです。ふたりとも夫と面識があったので、最近の夫の怪しい動向を雅美に話してみることに。すると、雅美は少し考えてから、“もう少し様子を見たほうがいいのでは”と言いました。“うちも同じようなことがあった”と言ってくれたので、ひとまず雅美のアドバイスに従うことにしたんです」夫の不倫相手は親友だった「しかし、夫の行動に改善は見られず、怪しいと思える場面も増えてきました。このままでは埒が明かないと思い、私は探偵に調査を依頼することに。依頼から1週間ほどで連絡があり、受け取った調査報告書から夫の不倫が確定しました。それだけでも十分ショックでしたが、驚いたのはその相手。なんと、写真に写っていたのは、親友のはずの香織だったのです。私はすぐに香織に連絡しましたが、電話に出てもらえません。そこで雅美に連絡を入れると、会って話すことになりました」親友から聞かされた真実「雅美と待ち合わせてカフェに入ると、いきなり“ごめんなさい”と謝られました。雅美は、夫と香織の関係を知っていたのです。私は“なんで教えてくれなかったの”と訴えましたが、雅美も随分と悩んでいたようでした。雅美の知っている限りでは、夫と香織は2か月ほど前に偶然会う機会があり、関係を持ってしまったそう。香織からその話を聞き、すぐに関係を断つように説得を試みたようです。それがちょうど、私が“夫の行動が怪しい”と雅美に話していた頃のことだと言います。私が勘づいていることがわかって雅美も慌てたようですが、熱心に説得を続けたものの、そのうち香織と連絡が取れなくなってしまったとのこと。雅美から、“必ず3人で会う機会を設けるから、とりあえず冷静になって”と言われました。夫と香織の関係を知ったときは血の気が引きましたが、雅美が親身になってくれたおかげで、私は孤独感におそわれることなく、なんとか心を落ち着かせることができました」“親友に夫を奪われた妻の告白”をご紹介しました。ただでさえパートナーの不倫はショックであるのに、その相手が自分の友人であれば衝撃は計り知れません。夫と親友の罪は重いでしょう。©buritora/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月21日不倫をしているときには、彼の離婚を願い、あわよくば自分と再婚できたら…と願う女性も少なくありません。しかしそれが現実になったあとで後悔する女性もまた多いのです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫相手を奪い取った女性たちが「心の底から後悔した瞬間」をお届けします。1:あっという間にまた不倫「2年間の不倫を経て、彼が離婚しました。離婚成立後すぐに私と結婚をしましたが、入籍から半年ほどで、夫が不倫をしている事実が発覚…。以前の離婚では元妻とかなり揉めて、多額の慰謝料を支払ったのに、まったく懲りていなかったようです。不倫がバレたあと反省はしているようでしたが、『別れたければ、別れてもいいよ』と開き直るような発言までされて、ドン引きでした。不倫をする男性は結局、いつまでも不倫をし続けるんだと悟りましたし、結婚するなら誠実な男性を選んだほうがいいと世間で言われている理由を身をもって痛感しました」(39歳女性/専業主婦)不倫をする人は、環境が変わっても本質は変わらないことが多いもの。略奪の末に再婚をしても、また不倫をするリスクは高いと思ったほうがよいでしょう。2:夫から「不倫をする人間のくせに」と言われる「不倫の末に夫と結婚をしましたが、喧嘩をして夫を責めると『不倫をする人間のくせに!』と感情的に言われるのが辛いです。事実ですしお互い様なはずなのに、そんなふうに言われてばかりいると、言い返したいことがあっても言いにくくなってしまいます。普通の恋愛をして結婚をしていれば、喧嘩をしてもそんなふうに罵られることはなかったんだろうなと。でも、夫にまで“不倫をする人間”というレッテルを貼られていると、なんとも言えない悔しさがあって…。略奪婚なんてするもんじゃないなと深く後悔をしています」(40歳女性/メーカー広報)自分も不倫していたことを棚に上げて、不倫相手を見下すような発言をする男性もいるようです。モラハラの気質がある男性に多い傾向があり、妻の過去を引き合いに出して自分に従わせようとする厄介なパターンでしょう。3:前妻と比べられる「彼の離婚が成立したときには、元妻に勝った!という気持ちでしたけど、私が妻になってからは、元妻に対する劣等感を抱かされています。というのも、掃除の仕方や料理の味付けなど家事全般において、夫は元妻と私を比較してばかり。確かに私は家事が得意ではないので、元妻の家事と比べたら、足元にも及ばないのだろうなと思うのですが…。夫は『君が望むから離婚して結婚したのに、もうちょっと家事をちゃんとしてくれよ』と呆れたような顔で言い続けるので、毎日ストレスです。略奪をしたことを心底後悔しています」(39歳女性/ショップ店員)離婚を経て再婚をした男性のなかには、「君が望むから元妻と離婚してあげた」というスタンスを取りたがる人も。過去の結婚生活と比べて文句を言われるのは、なかなかに辛いシチュエーションです。略奪婚をしても幸せになりにくいのは、ある意味で真実と言えるしょう。彼がよほどの“いい男性”ならば、妻は手放そうとはしないはずですし、そもそも不倫をしません。略奪婚に成功した時点で、危うい一面を持つ男性であるリスクも決して低くはないのです。それだけに、結婚後に後悔をする瞬間も訪れやすいのではないでしょうか。©KMPZZZ/Adobe Stock ©pitipat/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月19日「困っている人がいたら放っておけない」と思うのはごく自然な感情ではないでしょうか。今回は、ある男性を守りたいという気持ちから不倫に陥ってしまった38歳社長秘書のエピソードをご紹介します。奔放な恋愛ばかり経験するも…精神的に追い詰められた彼が気になって真帆さん(仮名・38歳)は現在とある既婚男性(匠さん・仮名・35歳)と不倫関係にあると言います。なぜ、真帆さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「自分で言うのもなんですが、私は昔から男性にモテます。寂しがり屋な性格ということもあり、いつも男性がそばにいなきゃダメな恋愛体質なんです。ですので、相手が既婚者でも、彼女持ちでもお構いなしで…好きになった人はすべて自分のものにしてきました。さほど結婚願望もないので、気ままに独身生活を送っていると言った感じでしょうか」これまで思いのままに恋愛をしてきた真帆さん。しかし、社内不倫は今回が初めてだったのだとか。「小さい同族企業で秘書として働いています。地道に努力を重ねたかいがあり、最近社長秘書に抜擢されて…同じタイミングで社長に就任したのが、先代の娘と結婚し婿として会社を継ぐことになった匠さんでした。そばで見ていると彼は相当なプレッシャーを日々感じている様子。心配になった私は『無理は禁物ですよ』『何かあったらいつでも相談にのります』と頻繁に彼に声をかけていたのです。その結果二人で会話する機会が増えていって、匠さんが妻と不仲であると知ることに。徐々に私の中で『匠さんを支えられるのは私しかいない』という気持ちが芽生え始めました」母性本能をくすぐられた真帆さんは、匠さんに猛アプローチ。間もなく二人は不倫関係に陥ったそう。「私たちは不倫がバレることをとても恐れていました。社長と秘書という間柄なので、事実が知れるとすべてを失うとわかっていたからです。秘書である私が匠さんのスケジュールを調整して『取引先に出向く』と予定しながらもホテルで密会をしたり、『出張』と言いながらも後から私が合流する形で一緒に旅行したりして周りの目を欺くことに。毎日のように顔を合わせるため、基本的に私から連絡は一切しないことになっていて。匠さんは主にタクシー移動をしていることもあって、私のスマホの番号をカムフラージュのためタクシー会社の名前で登録。不倫関係が周りに気づかれないよう対策を徹底していました」でも、予期せぬ形で匠さんの妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレてしまいます。「ある夜、寂しさが募って私は匠さんのスマホに電話をかけてしまいました。すると妻の美鈴さんが出て『夫がタクシーに忘れ物でもしましたか?』と言うじゃないですか。彼のスマホに私の番号が『タクシー』と登録してあったからです。続けて『どうしてタクシー会社の方が夫の電話番号を知っているんですか?』と疑問を投げかけられて。まさかの展開に驚いた私は何も言わずそのまま電話を切りました」この時匠さんはそばにおらず、タクシー会社から急ぎの電話がかかってきたと思った妻がスマホに出たのだとか。自分のせいで妻に不倫がバレてしまって…その時彼が放った驚愕の言葉とは…?「まずいことになったと思っていたら、翌日彼に呼び出されました。匠さんは『昨日の電話が原因で妻に不倫がバレた』と語ると『もう君とは別れる』と冷たく言い放ったのです。すかさず私が『妻とうまくいっていないんでしょ?』と問いただすと『たしかにそうだけど、俺は世間体があるから離婚することはできない』と言われて。匠さんが『私のことよりも周りの目を気にしている』と知り…ここでようやく彼に遊ばれたのだと気がつきました」不倫相手にいとも簡単に捨てられてしまった真帆さん。突然別れを告げられても、身勝手に不倫に走ったのだからすべて受け入れるしかありません。©taka/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日彩実さん(仮名・28歳)は、叔父が重役を務める企業にツテで入社したのち、配属先の上司と不倫に堕ちてしまったそう。やがて自分が重役の姪であることが上司に知られてしまい、上司から別れをほのめかされてしまいます。しかし別れる気のなかった彩実さんは、強引に関係を続けさせました。さらに上司だけではなく、取引先の男性にも興味を持ってしまったそうで…。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。取引先の相手とも関係を持ち…「上司と不倫関係を続けながらも、気になる男性がもう一人現れました。彼は、職場に出入りしている取引先の若い男性。名前は濱野さん(仮名)と言い、私の1歳上で背が高くてイケメン。最初のうちは会釈する程度でしたが、少しずつ会話するようになりました。そこで私は、わざと叔父の名前を出してみました。珍しい名字なので、相手は親族だと気付くわけです。向こうにとって、私とつながるのはプラスでしかないので、連絡先を交換するまでスムーズでしたね。すぐに二人で食事に出かけるようになり、関係を持つまでにも時間はかかりませんでした」不倫相手との別れ「濱野さんには長く付き合っている彼女がいたので、私たちは割り切った関係として付き合っていました。そんな日々を続けていると、上司から“やはり別れたほうがいいのでは…”と深刻に訴えられました。恩人である叔父の姪に手を出してしまったことについて、相当悩んでいたようです。そのとき、私はすでに濱野さんに夢中だったので、ちょっと悩んだふりをしながら“そうだね”と別れを受け入れました。上司はホッとしたようでしたが、そのまますんなりとは終わらなかったのです…」上司の妻からの密告「別れた数日後、上司から“妻に気付かれた”と言われました。実は以前から、私たちの関係を上司の妻が疑っていたようなのです。とはいえ、すでに終わった関係なので、今バレたところでどうにもならないだろうと高をくくっていました。しかし、上司の妻が会社に報告を入れていて、私は人事に呼び出されてしまったのです。会議室に入ると、重苦しい表情の社員二人が待っていて、上司との関係について問われました。もう嘘をつくわけにもいかず、不倫の事実を認めるしかありません。私と上司の不倫の話は、重役である叔父の耳にも入ったようで、さらに私の両親にも報告が届きました」職場からは自主退社を促されて…「父親は何も言いませんでしたが、母親からは叱責を受けました。そのときに初めて、私がコネ入社できたまでの経緯を聞かされました。もともと父親と叔父はそりが合わず、あまり仲が良くなかったようです。ですが父は、私が良い会社で仕事に就けるようにと、叔父に頭を下げてくれたそう。そこまでしてくれた父への恩を、私は仇で返す形となってしまったわけです。そして、私が不倫をしたせいで、父親は再び叔父に頭を下げなければいけない状況となってしまいました。ようやく私は、自分のおかした罪の重さを実感したのです…。職場からは自主退社を促され、受け入れるしかありませんでした。不倫関係にあった上司は別部署へ異動することに。濱野さんは、もう私と付き合うメリットがなくなったので疎遠になりました。父親は私を責めることはしませんが、それが余計に心苦しかったです。今は小さな会社に就職し、地道に頑張っています」重役の姪ということで、自分に力があるように過信してしまったところもあるのかもしれません。これから地道に働き、失った信頼を取り戻していくしかないでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日就職や転職の際、なかには家族や親せきのツテで会社に入社する人もいるでしょう。今回お話を伺った彩実さん(仮名・28歳)も、縁故採用で叔父の会社に入社をしたそう。しかしその会社で、ひょんなことから不倫に走ってしまったと言います。当時どのような状況だったのでしょうか。就職先がブラックで転職「大学時代、一応就職活動はしていたものの、ダメだったらフリーターでいいやくらいに考えていました。運よくとある会社に入ることができたのですが、入社した会社はとんでもないブラック企業。給料は安いし残業は多いし、上司もパワハラ気質。辞める人が多くて、私も半年で退社しました。実家住まいで余裕があったので、しばらく働かずにプラプラしていたんです。するとある日、“叔父さんのツテで会社に入れるかもしれない”と母親から言われました。父親の兄である叔父は、ある会社の重役を務めているので、そのコネが使えるかもしれないと言うのです」配属先の上司に惹かれて…「私は父親とは仲がいいわけではなく、普段はさほど会話もしません。でも、叔父の会社はそこそこ大きくて給料もいいので、コネが使えてラッキーと考えて入社させてもらうことに。中途採用として部署に配属され、自分が重役の姪であるとは明かさずに、日々の業務をこなしていました。そして、叔父の会社で働き始めてからしばらく経ったころ、ある男性のことが気になるようになりました。相手は、私が配属された部署で働く直属の上司です。上司は40代前半で仕事ができるタイプで、頼りがいがあり、ほかの社員からの信頼も厚い人。ただ、残念ながら上司は既婚者でした」上司との不倫「ある日、その上司を含めて少人数で飲みに行くことに。これはチャンスと思い、飲み会の席で上司と連絡先を交換して、その日から直接やりとりをするようになりました。上司の反応はまんざらでもない様子だったので、試しに飲みに誘ってみるとまさかのOK。上司にも下心があったのか、思っていたよりもあっさりと話が進み、その日のうちにホテルに行ってしまいました。関係を持ってからは、周囲に気付かれないよう気を遣いながらも、密会を重ねていたんです。そんななか、不倫を始めたタイミングと同時期に、私が重役の姪ではないかという噂が部署内で流れ始めました。もともと、私はちょっと珍しい名字なので、気付かれるのも時間の問題ではありました。そしてその噂は、不倫相手である上司の耳にも入ってしまったのです」重役の姪であることがバレて…「上司と二人で会っているときに、噂は事実なのかと尋ねられました。私が頷くと、上司の顔が一気に青ざめ始めました。実は、上司は入社当初、私の叔父のもとで指導を受けていたそう。恩人の姪と不倫してしまったことがあまりにもショックだったのか、“どうしよう”と頭を抱えるような状態に。そして、別れをほのめかすようなことを言ってきたのです。そのときの私は、別れたい気持ちは微塵もありませんでした。なので、“今別れたら、叔父さんにも伝わっちゃうかも”と、脅すようなことを言ってしまったんです。私の言葉を受けて上司は大人しくなり、不倫を続けることを選びました。何も言えなくなった上司の姿を見て、私はまるで自分に力があるような錯覚に陥ってしまって…。こうして私は、なかば強引な形で上司との不倫関係を続けることになりました。」不倫が許されないのはもちろんのこと、周りの人の尽力があってこそ入社できたわけですから、その人たちを裏切る行為とも言えるでしょう。大きなリスクを伴う行為でしかありません。©Monet/Adobe Stock ©UTS/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日声のいい男性が好みのタイプだという紗英さん(仮名・28歳)。2年前に転職した勤務先に、まさにタイプの声を持つ上司がいたそう。上司は既婚者、紗英さんにも恋人がいたため、最初は恋愛対象として見ていなかったものの、次第に惹かれていったと言います。やがて自分からアプローチをして不倫関係に堕ちてしまった二人。その後、どんな結末を迎えたのでしょうか…。日増しに高まる独占欲「上司と社内不倫という状態になり、しばらくその関係が続きました。職場以外で二人で会うのは、1~2週間に一度。お店で待ち合わせをして、食事のあとにホテルへ、という流れでした。もともと声に惹かれたというところもあり、耳もとで囁いてもらえるのがとても幸せでしたね。プライベートな話をするなかで、上司の妻について聞く機会がありました。上司の話によると、“妻にはもう関心はない”“妻も働いているし、財布も別々”とのこと。そして幸いなことに、二人のあいだには子どもがいなかったので、“もしかしたら、離婚して私と一緒になることもあるんじゃないか”と思うようになりました。それからは、彼を独占したいという意欲が日増しに高まっていったんです」上司から衝撃のLINE「上司自身も“妻と別れたい”とよく言っていましたが、結論を急いで焦らせてはいけないと思い、私は気持ちを抑えて待つことに。そのあいだにも、料理を作って食べてもらったり、ちょっとしたプレゼントを渡したりと、気持ちを引き寄せるように努力をしていました。私なりにいろいろと考え、私と上司が同じ職場であることもネックなのだろうと思ったので、“私は会社を辞めてもいいから”と伝えたんです。すると上司は、“わかった”と強く頷いてくれました。ところが、その数日後、“大変なことになった”“妻に関係がバレた”というLINEが上司から届いたんです」不倫相手は自分だけではなかった「驚きましたが、“これで上司が離婚をしたら、私と一緒になれるのではないか”という考えも浮かび、そこまで深刻には受け止めていませんでした。翌日、上司から詳しい話を聞いたところ、なんでも妻は上司の不倫を疑っていたようで、探偵に調査を依頼したそう。そこで私との関係が判明したとのことでした。証拠の資料を見せてもらうと、私のマンションに入っていく上司の姿がバッチリと写った写真がありました。ただ、写真はそれだけではありません。ほかの資料には、上司が別の女性と手をつないでいる写真がありました。なんと上司は、私以外の女性とも関係を持っていたのです…」好みのタイプが同じだった同僚「その女性は、同じ職場の別部署で働く人で、以前に会話を交わしたこともありました。そのとき好みの男性のタイプの話になり、“声のいい人がいい”と言っていて、お互いに共感したことも思い出しました。私は上司にひたすら謝られましたが、そのときにはもうバカバカしくなっていましたね。なんで不倫相手に二股をかけられているんだと、人生を捧げようとした自分が情けなくなりました。その後、上司の妻から会社に報告が入り、上司は勤務地を異動したうえ、離婚することに。もう一人の不倫相手はそのまま職場に残りました。私にも異動の打診がありましたが、会社にも上司にも未練はなかったので自主退職しました。不倫の末に幸せな結末はないのだと実感し、今は深く反省しています」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。自分たちの問題だけでなく、会社にとっても迷惑な話です。不倫はマイナスしか生み出しません。次の職場では不倫の沼にハマることのないよう注意してもらいたいものです。©Imaging L/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日新しい環境では新しい出会いがあり、相手に恋心を抱くこともあるでしょう。なかには既婚者と恋に落ちてしまい、トラブルに発展するケースも…。紗英さん(仮名・28歳)も、以前にそのような経験をしたことがあるそうです。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。上司との出会い「私は、男性の好みのタイプにおいて、とにかく声を重視します。特に、低くてフワッとやわらかい感じの声が好きなんです。2年前に転職したとき、新しい職場の同じ部署で出会った上司は、まさに理想的な声の持ち主でした。声だけでなく対応も穏やかだったので、初対面ですぐに好印象を抱きましたね。ただ、上司は40代の既婚者。見た目が特にかっこいいわけではないので、同性の同僚と男性社員の話になっても話題にもあがらないようなタイプです。私には彼氏もいたので、上司を男性として見ているわけではありませんでした。“いい声だな”と思う程度で、このときは恋愛感情はまったくなかったんです」飲み会で隣の席になり…「転職をして1か月ぐらい経ったころ、職場で飲み会があって、私は上司の隣の席に座ることに。すぐ近くで上司の声が耳に入ってきたとき、あまりにも好みの声質なので、聞いているうちにちょっとドキドキしてきました。脳が錯覚を起こしたのか、その瞬間から上司への思いが好意に変わった感じがしましたね。その後、職場で声をかけられると、やはりドキドキしてしまうんです。何か頼みごとをされると嬉しくなり、つい言うことを聞いてしまいたくなるような感覚に。少々手間のかかることでも苦にならず、上司のためなら何でもしたいと思うようになっていました」初めて二人きりで食事に「ある日、職場で残業をしていると、上司と二人きりになるタイミングがありました。私は思い切って、“食事でも行きませんか?”と声をかけてみたんです。上司は“いいね”と快諾し、“近くにおいしい親子丼の店があるんだよ”と言って、食事に連れて行ってくれました。そこで初めてプライベートな話をしたんですが、お互いの家族や恋人の話をしつつも、最初は探り合うような会話でした。その一方で私は、近い距離で上司の声を聞いているうちに、どんどん彼に惹かれていく感覚があり、“もしかしたらこの人と関係を持ってしまうかも……”と思い始めたんです」独占したいと欲が出てきて「数日後、前回ごちそうしてもらったお返しにと口実をつけて、私から飲みに誘いました。正直なところ、何か起こるのではないかと期待していたんですが、お酒が入っていい雰囲気にはなったものの、何もなくそのまま解散しました。別の日にもう一度飲みに行っても、やはりすぐに解散する流れに…。上司との関係が進展しない日々が続き、私のなかで次第にフラストレーションが溜まっていきました。もう気持ちを伝えたくてたまらなくなってしまい、次に二人で会った日に“好きなんです”と思いを告げたんです。すると、上司は私の思いを受け入れてくれて、私たちはそのまま深い関係になりました。とはいえ、私は彼氏と別れるつもりも妻から奪う気持ちもなかったんです。軽い気持ちでこっそり付き合おうと思っていました。それなのに、上司の声で愛を囁かれると、たまらない気持ちになってしまって……。上司を独占したい、自分だけのものにしたいと、欲が出始めてしまったんです。そこからはもう、どうやって妻から上司を略奪しようかということばかり考えるようになりました」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。好みのタイプに当てはまる相手に惹かれるのは、自然なことだと言えます。ただ、相手が既婚者である場合は、いくら好みのタイプであっても関係を持つべきではありません。それは単なる不貞行為であり、破滅を迎える結果になることは免れないでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日不倫を経て略奪婚をした人は、その後幸せになれるのでしょうか?今回は略奪婚後の生活について、赤裸々に語ってもらいました。前妻との子どもを紹介されて…「不倫を経て結婚しましたが、夫には、前妻との間に中学生の子どもがいるんです。結婚する前に彼から『子どもに会ってほしい』と頼まれ、会いに行ったものの、子どもからはかなりの悪態をつかれてしまいました。しかも彼、子どもから『弟や妹は絶対に作らないでね』と言われているらしく、子作りに前向きじゃないんです。私は子どもがほしいので、そのことでかなり揉めています。やっぱり不倫からの結婚は、普通の幸せな結婚とは違うんだということを痛感しています…」(梨香/32歳)不倫の場合、相手側には当然家族がいます。自分たちだけが幸せになればそれでいいというわけではなく、相手の妻や子どもたちの存在がある以上、離婚や再婚もスムーズには進まない可能性があります。略奪婚というのは、相当の覚悟をしておかないと、心が折れてしまうような大変な出来事もあるかもしれません。結婚報告をしたら、周囲の態度が豹変「ずっと不倫していましたが、周りによく思われないことはわかっていたので、友人には隠していました。彼氏がいないと嘘をつき続けていたんです。5年以上の不倫を経て彼が離婚し、私と結婚することになったので、友人たちにも結婚報告をしました。その時に、ようやく結婚できるのが嬉しくて、ついみんなに本当のことを話してしまったんです。ところが不倫だったとわかった途端、それまで祝福ムードだった友人たちの態度が豹変。一気に冷たくなりました…」(かおり/35歳)不倫は周囲の理解を得にくいです。略奪婚の場合は、普通の結婚とは異なり、周りに祝福してもらえないことも覚悟すべき。本人たちにはいろんな事情があるかもしれませんが、他人からしたら不倫は所詮、不倫なのです。©Prostock-studio/Adobe※ 文・小泉幸※ 2023年10月6日配信夢にまで見た結婚式を諦めることに…「5年の不倫を経て、彼が奥さんと別れたのでようやく結婚することができました。私はずっと待たされていたこともあって、一刻も早く入籍してほしくて。前妻との離婚から1か月後には籍を入れてもらったんです。ところが彼から『前の妻とも別れたばかりなのにすぐ入籍したことが知られたら、周りからどう思われるかわからないから、結婚式は挙げたくない』と言われて、挙式を諦めることになりました。結婚式は私にとってずっと夢だったので、本当にショックでした…」(35歳/事務職)やはり略奪婚で避けられないのが周囲の目。不倫に対して厳しくバッシングする人も多いので、それに耐えられるだけの覚悟が必要です。自分たちが幸せなら他人の反応なんて全く気にしない!という人であれば良いのかもしれませんが…。普通の結婚と同じように祝福してもらおうというのは、少し考えが甘いかもしれません。前妻に対する劣等感「夫とは20代後半から付き合っていたのですが、最初はずっと不倫関係でした。前の奥さんがものすごいハイスペ美女だったので、当時から彼女に対する劣等感で苦しむことが多かったんですが、最終的に彼が奥さんと別れ、私と再婚しました。私を選んでくれたのが嬉しくて、満足していたんですが…。前妻との間には子どもがいるのに、私にはまだ子どもができないんです。彼は定期的に前妻や子どもと会っているので、最近また無性に辛くなる時があります」(34歳/アパレル)自ら既婚者との恋愛に手を出しておきながら、不倫相手の妻への対抗心や劣等感に囚われてしまう女性もいるようです。略奪後も前妻のことが気になって苦しむようでは、いつまで経っても本当の幸せは手に入れられないのかもしれません。©Songsak rohprasit/Gettyimages©RUNSTUDIO/Gettyimages©yamasan/Gettyimages※ 文・小泉幸※ 2023年6月2日配信また不倫を繰り返す「僕はお酒が好きで、昔からよく飲み歩いていたんですね。そんななか、飲み歩いていた先で知り合ったひとりの女性と深い関係になりました。それが最初の不倫です。そして、不倫相手に本気になってしまった僕は、妻と別れる選択をしました。妻に慰謝料を払い、正式に離婚してから、不倫相手の彼女と再婚をしたんです。しかし、その2年後。再び僕は飲み歩いていた先で知り合った女性と不倫をしてしまいました。それが2回目ですね。その不倫は最終的に再婚した彼女にバレてしまったんですが、彼女からは“きっとまたやると思っていた”と言われました。なんとか許してもらいましたが、もう全く信用されていません」フミヤ(仮名)/36歳この男性は不倫しがちな傾向があるため、この様子から見るに三度目の不倫をする可能性もありそうですよね。本当は、これを機に不倫に懲りて欲しいところですが…。義母のプレッシャーに耐え兼ねた「出会ったとき、彼は結婚していたんですが、いつも“妻とうまくいっていない”と言っていました。しかも、もうすぐ“別れると思う”とも言っていたので、そんな彼の言葉を信じて、付き合うことにしたんです。実際、彼は奥さんと本当に離婚することになり、その後晴れて彼と結婚。でも、大変なのはその後でした。なにより問題なのは、彼のお義母さん。とにかく、料理などを持ってよく家に来るんです。そして、私たちに対しても、“まっとうな関係ではないんだから”とチクチクと小言を言ってきます。今なら、前の奥さんが離婚を決意した気持ちが分かる気がします。きっとお義母さんとの関係が大変だったんだろうなと思いますね」アスカ(仮名)/32歳結婚すると家族が増えるため、その分抱える問題が増えることも。また、不倫からの結婚に対して、いいイメージを抱かない親族がいるとなると、彼との関係を続けていくのは大変でしょう。©Peopleimages/gettyimages©Letizia Le Fur/gettyimages※ 文・塚田牧夫※ 2022年11月13日配信幸せになれない略奪婚不倫略奪婚後、幸せな期間はほんの一瞬なのかもしれません。略奪婚をしたカップルの後ろには必ず心に深い傷を負った元妻や元夫、そして子どもがいることもあります。重い十字架を背負ってその後人生を過ごすことになるようです。
2024年01月13日夫(克敏さん・仮名・40歳)に不満を感じながらも、仕事と育児に追われる日々を送っていた紀子さん(仮名・38歳)。ある日、上司に仕事の成功と引き換えにカラダの関係を迫られてしまって。そんなピンチを救ってくれた後輩(佑さん・仮名・28歳)に思いを寄せるようになり、二人はやがて不倫関係に。しかし、あることがきっかけで佑さんに上司との不倫を疑われ、紀子さんはあっさり捨てられてしまいます。突然別れを告げられて悲しみに暮れる紀子さん。しかし、誰にも不倫がバレていなかったので元の生活に戻ることにしたのだとか。予想外の形で元不倫相手から復讐されて…「次の日、私は気を取り直して職場へ向かいました。すると上司から『佑さんが君からセクハラを受けたと訴えている』と告げられて。もちろん身に覚えがないので『そんなことしていません』と主張し、とりあえずその場を納めたのですが…。周りから白い目で見られて『二人は仲がいいと思っていたのに』『紀子さんが佑さんに迫っていたのでは?』と噂される始末。すべては私と上司が不倫していると勘違いした佑さんからの仕返しだったのです」その後、紀子さんのセクハラ騒動は、何の証拠もないので大事に至ることなく収束したそう。「まさか佑さんに復讐されるとは思ってもみませんでした。セクハラの事実はないものの、悪い噂に尾ひれがついてしまって…私は職場に居づらくなり退職を余儀なくされることに。元不倫相手の佑さんと顔を合わせるのもつらかったので、もう潮時だと思ったのです」急な決断だったので、仕事を辞めたことを家族にまだ伝えていなかったと言います。「私が退職の話をしようとしたところ、夫も『家族会議を開きたい』と言い出しました。すると娘(朱莉さん・仮名・13歳)の目の前で、突然私と佑さんの不倫の証拠写真をテーブルに並べ始めたのです。以前に増して、週末外出するようになった私を不審に思った夫がスマホを盗み見した様子。そこで動かぬ証拠を押さえるため探偵を雇ったのだとか。完全に不倫はバレていないと思っていたので、私はあまりのことに絶句してしまいました」娘は激しく泣きじゃくり、紀子さんの不倫を責め立てたそう。娘の前で夫に不倫を暴露されて…その時彼が発した驚きの言葉とは…?「すべて私が悪いので娘に何も言い返すことができませんでした。すると夫がたたみかけるように『朱莉が誕生日にもらったネックレス…それはママが不倫相手と選んだものなんだ』と暴露。事実を知った娘は『こんなものいらない』とネックレスを私に投げつけて、部屋を出て行ってしまったのです」予想だにしなかった展開にただぼう然とする紀子さん。なぜ、夫は娘の前でわざわざ母親の不倫を暴露したのでしょうか。「たしかに夫婦で話し合ってもよかったと思います。これまで育児に参加してこなかった夫は、強い絆で結ばれている私と娘を引き離そうと考え不倫を暴露したのだとか。すぐに夫は『これでお前の味方は誰一人いなくなった』とほくそ笑んだのです。『それにしても娘にはあまりにも酷だった』と話すと『全部お前が悪いんだろう』と夫に怒鳴られました。彼の言っていることは間違っておらず、私に言い返す権利などありません」紀子さんはその場で夫に家を追い出されてしまいます。「行く当てもないので、私はとりあえず実家に帰ることにしました。しかし、そこに娘が逃げ込んでおり、不倫の事実を知った両親に『孫を泣かせるなんて許せない』『家庭を大事にしなかった紀子が悪い』と言われ敷居をまたがせてもらえず…。住む場所もなく、退職したばかりで現在職もありません。その後夫とは離婚が成立し、最終的に慰謝料を請求されることに。不倫した結果何もかも失ってしまったけれど、これも全部自業自得だと思います」自ら不倫に走ったことで家族を傷つけてしまった紀子さん。今になっていくら後悔しても以前のような生活に戻ることなどできません。悪いことをしたら巡り巡って自分に返ってくると肝に銘じておきましょう。©MAXSHOT_PL/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日誰かの優しさに触れて嫌な気がする人はいないのではないでしょうか。今回は、上司から自分をかばってくれた年下男性と不倫関係に陥った38歳女性のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも何も言えず…仕事と育児に追われる日々紀子さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(佑さん・仮名・28歳)と現在不倫関係にあると言います。なぜ紀子さんは先行き不安な恋に走ってしまったのでしょうか。「うちは夫(克敏さん・仮名・40歳)と娘(朱莉さん・仮名・13歳)の三人家族です。夫は亭主関白の上嫉妬深くて、一緒にいても安らぎを感じることができません。しかも、子育てに協力的でないので私はずっとワンオペ育児を強いられてきました。それでも、おとなしい性格ということもあり、夫に不満を抱いていても文句ひとつ言えず…。ですので、この現状を仕方なく受け入れて生活するしかなかったのです」ここまで話を聞いても、浮気の気配すら感じないのですが…。「私は長年企画部で働いています。自分のアイデアが商品化されることにとてもやりがいを感じていました。しかしある日突然『君の企画を通す代わりに俺とカラダの関係を持たないか?』と上司に言い寄られて。最近私の考えた案はことごとく不採用になっていて…ちょうど自信を失っていたところだったのです。『そんなこと言われても困ります』と誘いを断るも、結局上司にしつこくされることに。それを見兼ねた後輩の佑さんが『あなた既婚者でしょう!なんてことを言うんですか!』と上司に釘を刺してくれました」その日を境に、上司は紀子さんに何も言ってこなくなったそう。「私は、身を挺して守ってくれた佑さんに思いを寄せるようになりました。『自分は既婚者だから…』と気持ちを押さえようとするも、それを止めることができなくて。でも、積極的なタイプではないので、最初は彼と休憩時間に談笑するだけで精一杯。その内容は夫の愚痴から始まり、近頃は悩みを相談する仲に。ある日『「娘の誕生日プレゼントを買いに行こう」と夫を誘ったけれど断られてしまった』と話すと、佑さんが『俺で良かったら一緒に行きますよ』と言ってくれたのです。思いがけない展開に私は心が躍りました」紀子さんは「ただ二人きりで会うだけだから何も問題はない」と考えていたのだとか。「彼は『今どきの中学生は大人っぽいものを好むようですよ』と言って、プレゼントにアクセサリーを勧めてくれて。『これなんてどう?』『もっとシンプルなデザインがいいのでは?』と二人で話し合って、娘に似合うネックレスを購入。その後、プレゼント選びに付き合ってくれたお礼に彼に食事をご馳走して…気がつくとあっという間に日が暮れていました」佑さんと楽しい時間を共にしたことで、紀子さんは家に帰るのが忍びなくなったと言います。「次の瞬間、私の気持ちを察したかのように彼がギュッと手を握ってきました。『もっと紀子さんと一緒にいたい』『これから二人きりになれる場所へ行きましょう』と誘われたのです。私は佑さんに好意があったので、言われるがままカラダの関係を持ってしまって…。『二人で会うのは一度きり』と決めていたのに、気づいたら毎週末彼と密会を重ねるようになっていました」そんなある日、紀子さんは再び上司に呼び出されます。「私はまた上司に誘われたらどうしようと思い悩んでいました。すると『次の企画は君に任せるよ』と言って、上司は私の肩をポンっと叩いたのです。地道な努力が認められ喜んだのもつかの間…私を心配して後を追ってきた佑さんがこの現場を見ていて。それが思わぬ出来事を引き起こすことになりました」上司との不倫を疑われて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「翌日、いつも通り彼とデートする予定でした。しかし、佑さんは鬼のような形相で現れて…私が『何かあった?』と聞くと『よくもそんなしらじらしいことが言えるな!』と怒鳴ったのです。さらに『昨日上司と廊下で見つめ合っていたじゃないか』『俺に隠れて二人は付き合っていたんだろう』とすごい剣幕で怒り出して。上司とは仕事の話をしていただけで、カラダの関係はないと説明しても、彼は聞く耳を持たず。『上司と好きなだけ不倫関係を続ければいいだろう』『俺たちもう終わりにしよう…君とは別れる』と捨て台詞を吐くと彼は足早にその場を去っていきました」本来の不倫相手である佑さんに「上司と不倫している」と誤解されたまま、突然別れを告げられた紀子さん。夫に不満があったとはいえ、自ら不倫に走ったのだから悲しい結果になっても仕方ないのではないでしょうか。©Imaging L/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日奈々恵さん(仮名・29歳)は実家の裕福な彼・聡志さん(仮名)と4年の交際を経て結婚を決意。結婚式を目前に控えたある日、職場の元同僚たちに結婚を祝ってもらったそうです。そのとき同僚たちとダーツバーを訪れ、イケメン店員のルカさん(仮名)と出会います。彼に惹かれ、再び二人で密会した奈々恵さんは、結婚式の1週間前に不倫関係に堕ちてしまったそう。その後どんな展開を迎えたのでしょうか?結婚式後も不倫を続行「結婚式は滞りなく終わりました。多くの祝福を受け、笑いあり涙ありのいい結婚式だったと思います。ただ、私の不倫は続行中で、式の1週間後にはもうルカ君と一緒に過ごしていました。そんな日々が続いていたある日、私たちの関係が元同僚の耳に入ってしまったのです。その元同僚は、もともとバーを紹介してくれて、ルカ君をかっこいいと言っていた人。それからも何度かお店に通ううちに、私たちの噂を耳にしたようでした。後日、その元同僚から連絡があり、二人で会うことになりました」元同僚の怒り「最初のうちは結婚生活などについて聞かれ、穏やかに会話をしていましたが、だんだんと元同僚の声のトーンが変わってきました。ついにルカ君の話になると、元同僚は“信じられない”と怒り出したんです。“私が紹介したんだから”と、ルカ君を奪われたような感覚なのか、悔しさを滲ませていました。さらに、“私が不倫の片棒を担いだみたいじゃん”と責めてきたので、私も腹が立ってしまい、“それとこれとは関係ないでしょう”と突っぱねてしまって。こうして元同僚を怒らせてしまったことが、のちに最悪の事態を引き起こすキッカケとなりました…」家族同士のいがみ合いに発展「数日後の夜、夫の聡志に“不倫してるのか?”と言われました。誰に聞いたのかと尋ねても教えてくれませんでしたが、元同僚からの密告であることは明らかでした。その時点では、聡志は呆れているだけのように見えたのですが、すでに不倫の話は聡志の家族にも伝わっていたのです。不倫を知った義母や義父が、“どうなっているんだ”と私の実家に訴えてきました。実は、もともと聡志の家族と私の家族は正反対のタイプということもあり、あまり折り合いが良くなかったんです。そして、私の父が“聡志くんに不満があったんだろう?”と聞いてきたとき、つい私が“うん”と返事をしまったせいで、“向こうの家族も悪い”と対決姿勢を見せ始めて…。その結果、しばらく家族同士のいがみ合いが続きました」家族会議中に訪問してきた人物は…「これからのことを話し合うために、実家で父と母と家族会議を開くことになりました。するとそこに、突然聡志が訪問してきたのです。家に入るとすぐ、聡志は“僕が悪いんです”と父に向かって頭を下げました。聡志の誠意ある態度に心を打たれたのか、父も“こちらも悪かった”と言って謝罪し、いがみあいは収束。当然、悪いのは私です。申し訳なさや後悔の念でいっぱいになり、頭を下げてくれた聡志ともう一度やり直したいと思いました。その後改めて心から謝罪をしたものの、“夫婦としての関係修復は難しい”と言われてしまい、そのまま離婚に向けて話が進んでいきました。今は実家に戻り、ルカ君とも関係を断ち、つつましく暮らしています。聡志を失ったことで、初めてその存在の大きさを感じ、いまだに心にぽっかりと穴が開いたような気持ちのままです。たくさん傷つけてしまいましたが、聡志には本当に幸せになってほしいと思っています」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。夫の機転を利かせた行動により、家族同士の全面戦争という最悪の展開には至らずに済んだようです。夫を見直すキッカケとなったものの、もう手遅れ。日頃からもっとコミュニケーションをとっていれば、良い面を知るうちに相手を大切に思う気持ちが育まれ、不倫に堕ちることはなかったのかもしれません。©polkadot/Adobe Stock ©milatas/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日愛し合う二人がこれからの人生をともに生きていこうと歩み出すのが、結婚というものでしょう。しかし、そのような局面で、相手に対して「この人でいいのかな」と迷いが生じてしまうことも…。奈々恵さん(仮名・29歳)も、かつて結婚直前に心が揺らぎ不倫に走ってしまったそう。当時の状況をお聞きしました。実家が裕福な彼との結婚「20代前半のころ、のちに夫となる聡志(仮名)と知り合って交際を始めました。その4年後に結婚することになりましたが、交際期間が長かったからか、本当に好きなのかどうか自分の感情がわからなくなっていて…。ただ、聡志の実家は会社を経営していて、とても裕福。聡志は親の会社で働いていましたし、彼は次男だったので比較的しがらみも無さそうで、条件が良かったんです。何をするにも私が主導権を握っていて、ワガママを言っても聞いてくれるので、最終的には結婚を決意しました」元同僚たちと結婚祝い「結婚を決め、式の日取りなども決まったタイミングで、私は仕事を辞めました。その後、結婚式の3週間ほど前に元同僚たちから連絡がきて、私の結婚を祝ってくれることになったのです。元同僚たち6~7人で集まり、お酒を飲みながら楽しく会話をするなかで、一人の同僚が“近くのダーツバーに通っている”と言いました。“そこの店員のなかにかっこいい人がいる”と言うので、その場のノリもあって“今から見に行こう!”となったんです」ダーツバーのイケメン店員と出会い…「ダーツバーはすぐ近くにありました。お目当ての店員さんはルカ君(仮名)という男性で、確かにイケメン。背が高くスッとした顔立ちの、韓流アイドル風の容姿でした。ルカ君にダーツを教わったのですが、みんなお酒を飲んでテンションも上がっていたせいで、かなり失礼な言動もあって…。それでもルカ君は丁寧に接してくれたので、好印象を持ちましたね。それに、途中でルカ君が私を見て、“めちゃくちゃスタイルいいですね”と褒めてくれたんです。そのころは式に向けてダイエット中で、3~4キロ体重を落としていたので自信になりましたし、イケメンに褒められたことにもドキッとしました」結婚式の1週間前に不倫「結婚式まではいろいろとやることが多かったのですが、私は仕事を辞めていたので時間はありました。すると無意識のうちに、ダーツバーでの楽しかった時間を思い返すようになり、次第にルカ君に会いたいという思いが強くなっていって。ただ、またみんなを集めるのは面倒だと思い、一人で行ってみることにしました。夕方の少し早い時間に訪ねると、お客さんがほとんどいなかったので、ルカ君と二人の時間を過ごすことができました。そして、ルカ君と会話するなかで、完全に彼を好きになっている自分に気づいてしまって…。ルカ君から“今度飲みに行きませんか?”と誘いを受けたときは、正直嬉しくてたまりませんでした。約束通り、結婚式の1週間前にルカ君と二人で会うことに。そのまま深い関係になり、私は不倫に堕ちてしまったのです」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。結婚式を目前にして、幸せ絶頂の時期だったはず。ただ、結婚に対する迷いが少しでもあると、不倫という落とし穴にハマりやすいのかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日すっかり年末年始ムードもおさまってきた頃ですが、気分が浮かれやすい時期には、思わぬアクシデントも起こりがちです。特に不倫をしている人たちにとっては危険なシーズンだったかもしれません。そこで今回は、「年末年始の不倫バレ体験」について、経験のある男女に話を聞いてみました。インフルエンザをうつされて「ある年末、不倫相手の彼女がインフルエンザにかかりました。放っておくわけにもいかないので、食料などを持っていったんですが、なんと翌日に僕も発症してしまい…。しばらく寝込んでいると、妻が“女性と会っていたでしょう?”と聞いてきました。実は、妻は以前から僕の不倫を疑い、不倫相手は誰なのか目星をつけていたようです。その人物のSNSをチェックしているときに、インフルエンザにかかったという投稿があったことから、僕の不倫相手であると確信したそう。僕は不倫相手に気を遣わせないよう、インフルエンザがうつったことを言っていなかったので、彼女は気にせずSNSに投稿してしまっていたのです。高熱で苦しんでいるなか、妻から容赦ない尋問を受けるのは地獄でした」テツヤ(仮名)/32歳不倫相手に気を遣ったことが仇となったわけです。関係を疑っていた二人が同時期に同じ病気になれば、隠れて会っていたのだと考えるのが妥当でしょう。大掃除中に避妊具の切れ端を発見「年の瀬の大掃除中、夫と一緒にベッドを少し横にズラしたとき、ベッドの下から避妊具のビニールの切れ端が出てきたのです。子どもを作るためにしばらく避妊具を使っていないので、夫は“いつのだろう…”と不審がっていました。実は、夫の出張中に一度だけ男性を家に招き、関係を持ってしまったことがあって…。その避妊具の切れ端は、おそらくそのときのものだと思います。一応バレずに済みましたが、生きた心地がしませんでした」チカ(仮名)/29歳大掃除では、なくしたものが出てくることがよくありますよね。一度の過ちが明るみに出て、人生が破滅に向かうかどうかの瀬戸際に立たされることもあります。密会中に家族が帰宅「数年前の年始のことです。元旦に仕事があったため、妻と子どもだけが実家に帰り、僕は家で過ごすことにしました。結局、元旦は仕事が早く終わったので、当時不倫していた女性と初詣へ行くことに。初詣のあとは不倫相手を家に招き、二人でお酒を飲んでそのまま寝てしまいました。妻たちは年明けの3日に帰ってくる予定だったので悠長に構えていたんですが、昼すぎに起きたとき、“今日帰ることになった”とLINEがきたんです。すぐに飛び起きて、不倫相手には急いで帰ってもらい、妻たちが帰ってくる前に部屋を徹底的に片付けました。痕跡はなくしたつもりでしたが、帰ってきた妻にニオイで気づかれてしまい…。職場の人たちが遊びに来たと嘘をついてなんとか言い逃れしたものの、正直危なかったですね」モトシ(仮名)/33歳ニオイは自分では気づきにくく、片付けをしても部屋に染みついてしまいやすいもの。目に見えない痕跡も不倫発覚の要因となるでしょう。福袋に手紙が添えられていた「以前、私は既婚者でありながら、年上の不倫相手とも付き合っていました。ある年の初めに彼と会ったとき、“買っておいたよ”と福袋をくれたんです。どうやら、私がほしいと言っていたことを覚えていたようでした。家に福袋を持って帰り、あとで開けようと思って部屋に置いていたんです。年始は少しバタバタしていたので、ずっと開けそびれていたんですが、あるとき夫が勝手に開けてしまいました。夫は福袋の中から何かを発見したようで、“これは何?”と言いながら一枚の紙を見せてきました。なんとそれは、不倫相手が福袋に入れた手紙。“今年もよろしく”といった年賀状のような内容でしたが、“たくさん会いたい”とも書かれていたため、夫には不倫相手だとバレてしまいました。私は弁解することもできず、結局その年に離婚しました」マイ(仮名)/29歳不倫相手の彼は、すぐに福袋を開けてくれると思ったのでしょう。わざわざ手紙を添えるという、不倫相手の律儀な性格が仇となったようです。男女が気を抜きすぎた「年末年始の不倫バレ体験」をご紹介しました。年末年始は普段とは違うムードが漂っているので、気を抜いて不倫がバレる人も多いようです。バレたときはせめて潔く認めて、自らの罪を償ってほしいものですね。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月09日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日夫が不倫をした事実をどうしても許すことができず、自分も不倫をして“腹いせ”をする女性もいます。30代後半で夫への腹いせで不倫をしたばかりに、予想もしなかったドロ沼劇へと展開した女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫の二度目の不倫が発覚し、腹いせを決意紗季さん(仮名)は20代後半で結婚したあと、パートや派遣社員として仕事を続けたものの、基本的には家庭を優先する生き方を選択していました。しかし、かつて不倫をして一度は許したはずの夫が、再び不倫をしている事実を知り、紗季さんのメンタルに変化が訪れたとのこと…。「最初の不倫が発覚したとき、夫は私に『もう二度としない』と約束していたので、また裏切ったんだ…と非常に腹が立ちましたね。私ばかりが家庭のことを最優先にして、自分の楽しみを犠牲にしているのがバカバカしくなったんです。それで、夫が二度も不倫をしたんだから、私だって一度くらいは不倫をしても許されるだろうと考えました。ちょうどそのとき、パートで働いていた職場の社員から口説かれていたので、夫への腹いせをしてやろうという程度の気持ちで、不倫を始めてしまったんです」最初のうちは、夫への腹いせをしている自分に陶酔していて、不倫をしているのが楽しくて仕方なかったと振り返る紗季さん。夫にバレないように不倫相手との逢瀬を重ねるスリルにもハマったと話します。しかし、紗季さんが不倫を始めて半年ほど経ったときに、夫婦のあいだに再び夫の不倫問題が浮上しました。「お前も不倫しているんだろう?」と開き直る夫「職場の社員と不倫をして半年ほど経った頃、また夫が年下の女性と不倫関係にあることがわかったのです。過去2回の相手とは別の女性で、関係を持って3か月ほどのようでした。だけど私も不倫をしていたので、過去の不倫発覚のときほどはメンタルがやられずに済んだのも事実です」夫の不倫を以前と比べて冷静に受け止めることができた紗季さんは、夫に対して冷静に不倫を問い詰めたそう。すると、夫から「君だって不倫をしているんだから、いいじゃないか」とあきれたような口調で言い返されてしまったといいます。「私の不倫を夫が知っているわけがないと思っていたので、本当に驚きました。でも、そう言われてしまったら事実なので私も言い返せなくて…。それに、夫がそういう風に言ってきたということは、今後はお互いに不倫を公認し合う夫婦としてやっていくしかないのかもしれないなと思いました。このまま家庭崩壊してしまうのかもしれない、と不安になりましたね」不倫をされた腹いせに同じことをしてしまうと、夫婦関係はまたたく間に崩壊します。パートナーに不倫をされたことがどんなに悔しくても、自分も不倫に足を踏み入れてしまえば、同類になってしまうのも確かでしょう。©KMPZZZ/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日年末年始に夫の実家へ里帰りしていた30代の美穂さん(仮名)。しかし大晦日に、夫が「急ぎの仕事が入った」と言って出ていってしまいます。そのまま同僚と年越しをするという夫に不信感を抱き、不倫相手と会っているのではないかと思い始めたそうですが……。年末年始に壮絶な体験をした30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。やはり夫は女性と密会していた…夫の行動を不可解に思いながらも、義実家でお正月を過ごしていた美穂さんですが、年末に連絡をしていた夫の同僚から返信が返ってきたそう。するとそこには「実は飲み会はしていなくて、あの写真は忘年会のときのもの」「彼は女性と会っている」「口裏合わせてくれと頼まれていたが、やっぱり嘘をつくのは耐えられない」と書かれていて、美穂さんは大きな衝撃を受けます。「実はこれまでも、夫が多少の夜遊びをするのには見て見ぬふりをしていました。だけど、まさかお正月に妻を義実家に置き去りにしてまで会いたい相手がいるのかと思うと…。さすがに悔しくて涙が出ましたね。すると、私の様子がおかしいことに気づいた義母が声をかけてくれたんです。それまで義母に夫婦のことを相談したことはありませんでしたが、そのときは思わず、年末からのことを洗いざらい話しました」激怒した義母が夫の荷物を…美穂さんの話を聞いた義母は、美穂さん以上に激怒し「息子とは縁を切る!」と言い放ったとのこと。その場で義母から夫に連絡をし、さらには夫が持ってきていた荷物や、実家に残していたものをどんどん玄関の前に投げ出して、「もううちの敷居を跨がせない」と言ったそうです。「義母のあまりの怒りように、かえって私は冷静になりました。このままこんな不安定な夫婦関係を続けていても仕方ないと思い、夫とすぐにでもきちんと話しあうことを決意し、私からも夫に連絡を入れてみたんです」すると夫からは「急いで戻っている」と返信が入ったそう。しかし美穂さんはそれを待たずして、自分たちの家へ先に帰宅し、夫を待つことにしたのだとか。しばらくすると夫は、実家で締め出された荷物を回収して自宅に戻ってきたといいます。「夫は、義母から糾弾されたことで、すでに言い訳する元気もなくなっていましたね。それもあってか、私が不倫を問い詰めると、素直に不倫を認めました。夫が私を裏切って不倫をしているという事実はあらためてショックでしたが、話し合いをしていくうちに離婚をする意思が固まりました。翌日には離婚届を役所からもらって、夫と離婚の話し合いを始めました」その後、数週間ののちに夫とは離婚。しかし美穂さんは、現在でも義母と定期的に連絡を取っているそう。厳しくて少し怖かったはずの義母の優しさを感じていると話します。また義母は、あの日以降、息子を実家には一切入れていないそうで「親子の縁を切ったも同然」の関係が続いているのだとか。「夫婦関係は終わりましたが、義母は息子のせいで離婚をせざるをえなかった私の今後に対して、とても親身になってくれています。『美穂さん、早く再婚しなさいね』、『息子にはこれから私が時間をかけて、自分がしたことの重みをわからせるから安心して』と言われています。私はもう、今のところは2度と結婚をするつもりはありません。夫と復縁する気もまったくありませんが、義母とは年が離れた友人というか、私の人生へのアドバイザーみたいな立ち位置で、いい関係を続けていけたらいいなと思っています」夫との夫婦関係が終わっても、義母との良好な関係が続くケースも稀にあります。美穂さんのように、夫が一方的に悪いことをして離婚に至った場合には、自分が息子の代わりに、息子の元妻に対してなんらかの償いをしたいと考える義母もいるでしょう。不倫をされた側の心の傷は、決して癒えることのないほど深い傷になりやすいもの。元家族である義母が人生の再出発を応援してくれるとなれば、心強さを感じることもあるのでしょう。©lielos/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月31日義実家に帰省中に、夫の不可解な行動によって不倫疑惑が浮上する場合もあるようです。そんな体験をした30代女性の壮絶な年越しエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。義実家に帰省中に夫が不可解な行動を…年末年始に、夫の実家へ里帰りをした30代の美穂さん(仮名)。義母との関係性は悪くはないものの、礼儀や行事ごとに対して厳しい義母であるため、帰省しても気が休まらず、義実家へ行くときはいつも緊張していたと言います。「あの年の年末は、忘れもしません。大晦日に義母とおせちの仕込みをしていると、ダラダラしていたはずの夫が『仕事で急ぎの対応をしないといけなくなったから一度勤務先へ行く』、『正月までには戻ってくる』と言って実家を出ていったのです。そんなことは初めてだったので、少し不信に思いましたし、何よりも義実家に一人で置いていかれるのが嫌だったので、軽く引き留めたのですが…。仕事だと言い張るので、最後は仕方なく夫を送り出しました」その日の夕方頃になって、夫から美穂さんに連絡が入り「仕事は片付いたけど、今から準備して帰ると遅くなっちゃうから、今日はこのまま同僚と年越しするよ。本当にごめん!」と軽いノリの電話がきたのだとか。しかし大晦日に家に帰ってこないことに不信感を募らせた美穂さんは、夫に「誰と何をしているのか、すぐに写真を送って」と依頼をしたとのこと。すると、その後すぐに居酒屋で飲んでいる数人の同僚たちとの写真が送られてきたので、美穂さんはその場では夫を追求するのをやめたそうです。夫への疑念を拭えないまま、年越しを迎えることに「その後もどうしても不信感というか、嘘をついているのではないかという疑念が拭えなかったので、私も知り合いである夫の同僚に連絡してみたんです。ところが返信はありませんでした。時間が経つにつれて、“もしかして不倫相手と会っているのでは…?”という不安が強まっていきました」夫の不倫を疑ってはいるものの「これ」という証拠はないために、どうすることもできずにモヤモヤしていた美穂さん。義母の手前、その日は平静を装って過ごしたそうです。義両親には「夫は仕事が大変みたいです」とだけ伝えて、そのまま義実家で夫の帰りを待つことに。とても居心地の悪い年越しだった、と語ります。年末年始の休暇中に、予想もしなかった不倫疑惑の勃発によって、穏やかな日常が一変するケースもあるでしょう。今回のような状況では、不倫を追求するタイミングの見極めも難しく、悶々とした時間を過ごすだけになってしまいそうです。©japolia/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月31日不倫にはトラブルがつきもの。特に厄介なのが、男性側は遊びのつもりだったのに、女性側が本気になってしまったパターン。このケースの場合、男性が別れようとした途端、不倫相手の女性が暴走した行動に出ることもあるようです。今回は、「男性を震え上がらせた、不倫相手の女性からのLINE」を紹介します。手切金を要求された「3年付き合った不倫相手と別れることに。お互い納得して円満に別れを決意したはずだったんですが、後日彼女からLINEがきて『別れる代わりに500万円払え』と手切金を要求され、震えました。彼女曰く貴重な3年間を僕のせいで無駄にしたんだから、500万円もらわないと気が済まないと…。付き合っている間は一度もトラブルなんてなかったし、離婚を迫られたこともなかったのに、まさか別れ際にお金を請求されるなんて。女性は怖いと思いました…」(33歳/金融)付き合っている間は何事もなかったとしても、別れようとした途端、厄介なトラブルになることがあるのも不倫の恐ろしさ。なかには多額の金銭を要求されたなどというケースも…。遊びのつもりだったのに、とんでもない泥沼トラブル化し、後悔することも珍しくないようです。妻の本名と住所を尋ねられて…「結婚していることを隠して、マッチングアプリで出会った女性と付き合っていました。ところがある時、既婚なことがバレてしまい…。都合がいいことはわかっていますが、僕としては、彼女から許してもらえるならこのまま関係を続けたいと思っていたんです。実は彼女とは、カラダの相性が抜群にいいんですよね…。それで『妻とはうまくいっていないし、今すぐは無理だけどいつかは離婚すると思う。だからこのまま関係を続けたい』と伝えたところ、彼女からLINEが。『このまま付き合う条件として、奥さんの本名と家の住所を今すぐ送って』と言われ、焦りました。目的はわかりませんが、怖くなって、それ以来彼女と会うのはやめました…」(31歳/商社)既婚者であることがバレても悪びれず、このまま不倫関係を続けたい…とは、都合が良いにも程がありますよね。住所や妻の情報が不倫相手に知られたら、家族を巻き込んだトラブルに発展することも。家庭を守りたければ、不倫は今すぐやめるべき。会社の部下から脅しのLINEが…「会社の部下と2度ほどカラダの関係を持ってしまいました。妻にバレたらどうしよう…と後になって怖くなり、部下には『なかったことにしてほしい』と頭を下げたんです。ところがそれ以来たびたび部下からLINEがきて『人事に話そうか迷っています』『同僚にバラしちゃおうかな』と脅されていて、毎日頭を抱えています」(35歳/IT)軽い気持ちで手を出したつもりが、取り返しのつかない事態になってしまうケースも。一線を越えてしまった以上、なかったことにできると思ったら大間違いです。相手が暴走して周囲に事実を言いふらした場合、社会的な信用もすべて失ってしまうことがあります。「男性を震え上がらせた、不倫相手の女性からのLINE」を紹介しました。遊びのつもりだったのに、金銭トラブルや脅迫などに発展してしまうなどという事態は、あまりに情けないですよね。家庭がある男性はその自覚をきちんと持ち、不倫で身を滅ぼすことのないようにしてほしいものです。©buritora/Adobe文・小泉幸
2023年12月31日不倫をしている女性のなかには、やめるべきだとわかっていても、彼のことが好きでなかなか別れられない…という人が多くいます。ところが、ひょんなことがきっかけで突然目が覚めて、不倫から足を洗おうと決意するケースもあるようです。今回は、既婚男性と付き合った経験のある女性から「不倫をやめようと思った瞬間」を聞いてきました。事が済むと急いで帰ってしまう彼氏「過去に既婚者と付き合っていたことがあります。友達から不倫を猛反対されていたんですが、彼のことが本気で好きだったのでなかなか別れる決断ができず、1年ほど付き合っていました。でも彼、私の家に来ても絶対に泊まらないんです。やることだけやって、すぐにシャワーを浴びて慌てて帰っていく彼を見ていたら、これじゃセフレと変わらないな…とすごく虚しくなってしまって。それで彼と別れることを決めました」(凛花/29歳)どんなに彼と自分が愛し合っていると信じていても、不倫である以上、彼にとっての一番にはなれません。家庭を優先する既婚者の態度に傷つくこともしばしばあるようです。やはり本当に自分を大切にしてくれる男性との恋愛が望ましいです。「取引先」だと紹介された「既婚者の男性と2年くらい付き合っていたことがあります。一緒にいるときはすごくラブラブだったので、そこまで不満はなかったんですが、ある時デートで食事している時に、店内で彼の知り合いにバッタリ会ったんです。そしたら彼が咄嗟に私のことを『取引先の方です』と知り合いに紹介して…。その時は空気を読んで、彼に合わせてあげたものの、後になって怒りが沸々と湧いてきました。きちんと彼女として紹介もしてもらえないなんて、なんだか惨めな気持ちになって、自分から別れを告げました。(梓/32歳)不倫の場合、堂々とデートすることすら許されません。2人でいる時はラブラブだとしても、外に一歩出れば、“日陰の女”扱いをされてしまうのです。自分の価値を下げるような恋愛は、絶対にやめるべきです。結局妻が一番だった「以前、会社の先輩と不倫していました。奥さんとは全然うまくいっていなくて、私のことを愛していると言ってくれるのがすごく嬉しかったんですが…。週末になると、私がどこで何をしているのか彼がやたらと知りたがるんです。最初は、私のことを気にしてくれているからだと思っていましたが、途中で、週末は妻とデートしていることが多く、私とバッタリ会ったりしないように、私の動向を探っていたことに気づきました。口ではうまいことを言っても、結局妻が一番大事なんだなと気づいたら一気に冷めて、不倫なんてやめようと思えました」(友紀/33歳)不倫をしている男性は、妻にも不倫相手にも、どちらにも良い顔をしていることが多いです。「もう妻とは終わっている」と散々言っていたのに、実は円満だった…などというケースもしょっちゅう。既婚男性の言葉巧みなアプローチに惑わされないようにしたいですね。不倫経験のある女性に聞いた「不倫をやめようと思ったきっかけ」を紹介しました。既婚男性と付き合っていると、惨めな思いをしたり、虚しい気持ちになることも多いようです。やはり不倫ではなく真っ当な恋愛をしたほうが、心をすり減らすこともなく幸せになれそうですね。©taka/Adobe文・小泉幸
2023年12月30日知人の夫・正志さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまった美奈さん(仮名)。結婚を見据えて他の男性とも交際していましたが、不倫をしていることが知られてしまい、破局したそうです。その後、不倫相手との関係はどうなったのでしょうか…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって地獄の末路を迎えた30代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻から厳しい要求が…不倫していることがバレて、恋人と別れた美奈さん。その後、恐ろしい事実が発覚したそう。実は彼は、不倫相手の妻である岡山さんと知り合いで、美奈さんが不倫をしている情報は岡山さんから聞いたものだったということ。つまり美奈さんの不倫は、すでに不倫相手の妻に知られていたのです…。「このまま穏便には済まないだろうな…と感じていたところ、すぐに岡山さんの代理人弁護士からの書面が自宅に届き、慰謝料を請求されました」岡山さんから「2度と夫(正志さん)と会わないこと」「美奈さんから岡山さんへの謝罪をしてほしいこと」「120万円の慰謝料を支払ってほしいこと」を要求された美奈さん。知人の夫との不倫の代償は、美奈さんが想像していたよりもとても大きなものだったそうです。「薄給生活で貯金がほぼゼロだった私にとって120万円は大金でしたし、恋人に振られた直後に正志さんも失うことになり精神的なダメージや孤独感も凄まじかったです。でも何よりしんどかったのは、岡山さんに会って謝罪をしなければならなかったこと。指定された日に岡山さんの代理人弁護士の事務所に行くと、岡山さんと正志さんがいて、その場で私は謝罪をしました。岡山さんからは冷たい言葉で延々と罵られました。彼女の目は私への憎しみに満ちていて、人様から恨まれることの怖さを思い知りましたね」全てを失って人生はどん底岡山さんに不倫を知られて以降は、正志さんから美奈さんへの連絡もぱたっと途絶えていたそう。弁護士事務所で久しぶりに顔を見た正志さんはひどくやつれていて、美奈さんが知る正志さんとは別人としか思えなかったとのことです。不倫の経緯についても、全て美奈さんが主導したことになっていて、一方的に正志さんをそそのかした立場にされてしまったとか。信じていた不倫相手の激しい裏切りにも、美奈さんは大きなショックを受けたと話します。「全てを一瞬にして失いましたし、不倫相手を信じていた自分の愚かさを悟りました。この件があってから岡山さんは共通の知人に私の悪口を言いまくり、自業自得ではありますが私の周囲からはサーっと人が離れていきました。お金もなく恋人もいなくて、強い孤独感もあるなか、なんとか仕事だけは続けていましたが、ついに精神的に弱ってしまって体調を崩し、つい先日、長く続けていた仕事も退職しました…。虚脱感というか無力感というか、30代という貴重な時間を不倫ですべて台無しにしてしまった自分が情けないです。新しい恋愛を始める気になんてとてもなれませんし、自分がやってしまったことへの代償が大きすぎて、安易に不倫をした自分の馬鹿さ加減に呆れます」不倫によって人生が狂った末に、なかなか立て直すことが叶わずドン底のまま時間だけが過ぎていく人もいます。そのときになって過去の自分の行動を呪っても、あとの祭り。最初から不倫に足を踏み入れるべきではないのは、言うまでもありません。©yamasan/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日友人や知人の配偶者と不倫をした末に、人生を大きく転落させる人もいるようです。30代で知人の夫との不倫を始め、人生計画が大きく狂った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。旧知の知人の夫と知っていて不倫関係に30代半ばの美奈さん(仮名)の不倫相手は、昔からの知人女性・岡山さん(仮名)の夫・正志さん(仮名)。不倫をする前から、正志さんが岡山さんの夫であることを知っていたそうです。「岡山さんとは旧知の仲でしたが、友だちと呼ぶには遠い関係です。正志さんとは、仕事の関係で知り合いました。最初は知人の夫だから不倫なんて絶対にダメだと思っていたのですが、正志さんとは話もよく合うし、一緒に過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまうほど相性がよくて…。彼からも『この愛は本物だ。妻には申し訳ないけれど、僕は運命の人に出会ってしまったんだ』と言われ、岡山さんには申し訳ないと思いつつも不倫関係になってしまいました」最初のうちこそ正志さんと密会するたびに、知人である岡山さんの顔が浮かんだと振り返る美奈さん。しかしそのうちに罪悪感は薄れ、正志さんとの不倫にどっぷり浸かっていったそうです。ところが、美奈さんがある男性と出会ったことで状況は大きく変わっていきます。新しい彼と不倫相手との二股交際「ある日、他の友人から『美奈もそろそろ婚活したら?知り合いの男性を紹介するね』と言われて、会うことになりました。正志さんと不倫関係は続けていましたが、いつまでも不倫をしていても将来が見えないし、正志さんとの付き合いは続けつつも、結婚を考えられる相手も探していかなくてはいけないなと思って…。友人からの紹介話を受けることにしたんです。友人には、私が不倫中であることはずっと伏せていたので、シングル生活が長い私に友人が同情して男性を紹介してくれるんだろうと思いました」友人の紹介で知り合った男性は、朗らかで仕事もできそうなタイプ。美奈さんは「結婚するならこんな人だな」と好印象を抱いたそう。正志さんとの不倫を続けつつも、その男性とも定期的なデートを続けていったとのことです。そして新たな恋愛も順調に進み、不倫をやめる覚悟を決めた美奈さんでしたが、その矢先にとんでもない出来事が起きてしまいます。「ある日、新しい彼から『話がある』と呼び出され、知人の夫と不倫をしているのかと問い詰められました。どこで情報を得たのかわからなかったのですが、彼の言う内容はおおむね事実でした。誠意を見せたかった私は、不倫の事実をその場で認めたんです。すると彼は『不倫をするような女性とは結婚できないから、2度と会うことはできない』と言い残し、その日を境に連絡が取れなくなってしまいました。でも正志さんへの気持ちが強かったそのときの私は、彼が去ってしまった以上はもう少し不倫を続けようかな、という程度の軽いダメージしか受けなかったんですよね」なぜ彼が美奈さんの不倫を知ることになったのか疑問に思いつつも、すぐに切り替えて正志さんとの密会を続けたそう。当時を振り返り、「今思えば、不倫に溺れて冷静ではなかったんだと思います」と語ってくれました。不倫相手の配偶者が友人や知人であれば、想像もしなかったような地獄のドロ沼を迎えるリスクも上がるでしょう。相手が誰であれ、不倫は許されるものではありませんが、知人の配偶者との不倫となれば、のちのダメージの大きさは計り知れません。©One/Adobe Stock ©rrice/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日人妻の不倫……と聞くと、まるで昼ドラの世界のよう。ところが実は、既婚女性の中には秘めた不倫願望を持つ人が多いそうです。一見平凡そうな主婦が、刺激を求めて不倫に走ってしまうケースは珍しくないのだとか。今回は既婚女性に聞いた「夫に隠れてこっそりやっていること」を紹介します。夫が子連れで出かけている間に…「ある時、連休に子どもを連れて夫の実家に帰省することになりました。すると夫が『エリはいつも大変だし、たまには外で羽を伸ばしてくれば』と言ってくれて、私だけ東京に残ることに…!それで、久々に夫も子どももいないフリーな時間を過ごせることになったんです。ママ友に話したら、『既婚者同士の合コンがあるんだけど、行ってみる?』と誘われて、結婚して以来初めての合コンに行きました。びっくりしたのは、普段はおとなしいタイプのママ友が、隣の席の男性とイチャイチャし始めて、合コン中かなり乱れていたこと。その場が妙な雰囲気になって、私も流されて、その場にいた男性とイチャイチャしてしまいました。久々の合コンがとても刺激的だったので、正直クセになりそうです…」(エリ/34歳)結婚して家庭に入った女性の中には、独身時代のような異性との出会いの場が恋しくなってしまう人もいるようです。「恋愛がしたい」「女性として見てほしい」という欲求から既婚者合コンに参加し、ダブル不倫に走ってしまう人も…。刺激を求めるあまり、大切な家庭を失うことのないようにしたいものです。こっそりマッチングアプリに登録した「既婚の女友達が夫とレスで悩んでいて、欲求不満解消のためにマッチングアプリを使って男性と会っているという話を聞きました。その話を聞いた時は興味のないフリをしたのですが、実は私もレスなんです…。それで居ても立っても居られなくなって、私もこっそりマッチングアプリに登録してしまいました。まだ実際会ってはいませんが、何人かの男性とやり取りはしています」(藍/31歳)独身のふりをした既婚男性がマッチングアプリに潜んでいる話はよく聞きますが、男性だけとは限らないようです。出会いを求める人にとっては効率的な手段かもしれませんが、知り合いに見つかるリスクもあるので、既婚者が軽い気持ちで手を出すのはやめておきましょう。横丁でナンパ待ち「夫には言っていませんが、女友達とたまに横丁に行くことがあります。理由は“ナンパされたいから”。夫婦仲が悪いわけではないのですが、現在結婚6年目で“男と女”という感じではなくなっていて…。出会いが欲しいわけではないんですが、横丁のような場所に行くといろんな男性からナンパされるので、まだまだ私も女としてイケるという自尊心が満たされるんですよね」(奈緒/35歳)結婚して時間が経つと、どうしても男と女としての新鮮さは失われるもの。夫婦がうまくいっていないわけではないのに、女性として見られたいという欲求を満たすため、大胆な行動に出る妻もいるようです。既婚女性に聞いた「夫に内緒でこっそりやっていること」を紹介しました。人はないものねだり。結婚してから、独身時代のような自由な恋愛が恋しくなってしまうこともあるでしょう。妄想するのは自由ですが、物足りなさを埋めるために羽目を外したり、間違っても不倫に走ったりすることのないようにしたいものです。©XaMaps/Adobe文・小泉幸
2023年12月26日単身赴任の夫を持つ七海さん(仮名)は、子どものクリスマスプレゼントを探しに行った家電量販店で、店員の山崎さん(仮名)と出会います。後日再びお店を訪れたとき、山崎さんからデートに誘われて、迷ったもののOKしてしまったそう。夫への不満を安易な不倫関係で埋めようとして、地獄の結末を迎えた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫への不満を不倫で埋められると思った家電量販店で出会った山崎さんにデートに誘われ、迷いながらも承諾した七海さん。初デート当日は、子どもを幼稚園に預けたあと待ち合わせ場所に向かったそうです。そして、まるで恋人のような時間を過ごし、最後は流れるようにホテルへと行ってしまったそう…。この日から七海さんと山崎さんの不倫関係が始まりました。「夫への不満が強かったのですが、山崎さんと過ごしているときはそういった不満がスーッと消えていって、とても心地よかったです。でも、その日ホテルからそのまま幼稚園のお迎えに向かったとき、子どもに対しては強い罪悪感が募りました。もうこれっきりにしないとダメだと思い、その夜のうちに『もう会わない』と山崎さんに連絡したんです。ちょうど単身赴任の夫が家に戻ってくる直前でもあったので、私は『山崎さんとの関係はなかったことにしよう』と、自分のなかで勝手に都合のいいことを考えていました」クリスマスイブの夜に不倫相手のもとへ…クリスマスに合わせて夫が帰ってきて、家族3人で過ごす時間に「それなりに幸せを感じていた」と振り返る七海さん。しかし、頭の片隅では山崎さんのことが気になってしまって、夫と山崎さんを無意識のうちに比較している自分にも気づいたそうです。「イブの夜は少し仮眠をとり、子どもの枕元にプレゼントを置くために深夜にもう一度起きました。そのときスマホを見ると、山崎さんから『会いたい』とメッセージが…。ちょうど24時を回ったくらいの時間で、夫もすでに寝ていたこともあり、これはチャンスだと思いました。そのまま私はこっそりと家を抜け出し、山崎さんに会いに行ってしまったのです」イブの夜を山崎さんと一緒に過ごした七海さんは、夜が明ける前に自宅に戻りました。ですが、朝になって夫から「昨晩はどこに行っていたのか?」と尋ねられたとのこと。七海さんは夫が熟睡していると思っていたものの、実は夫は七海さんの外出に気づいていたのです。「その場で夫からスマホを見せるよう言われました。私はバレたときの対策を何もしていなかったので、山崎さんとのそれまでのやり取りをすべて夫に見られてしまったのです」それから数日が経って年末も近づいてきたある日、七海さんは夫から離婚を告げられました。七海さんは離婚を拒みましたが、夫は「一度でも不倫をした妻とはもう一緒には暮らせない」と言い、許してくれることはなかったそうです。七海さんの離婚を知った山崎さんからも「そんなつもりじゃなかった」と逃げられてしまい、七海さんは離婚後ずっと孤独な日々を送っています。「年が明けてすぐに離婚が成立しました。現在、子どもは夫の実家で暮らしています。私は仕事をしていないので養育費をほとんど払えず、子どもにもあまり面会させてもらえない状態が続いています。深く考えずに不倫をしたせいで、本当に大切なものを一瞬にして失いました。夫への不満を不倫で埋めようとしていた自分は、本当に愚かだったとしか言えません」長年にわたる不倫ではなくほんの短期間の不倫であっても、夫婦仲が崩壊して離婚の引き金となる例は少なくありません。ほんの数回の不倫関係により、配偶者を裏切った代償としてこれまでに築いたもののすべてを失うこともあるのです。©kapinon/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月24日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚