ひょんなことから職場で不倫をはじめてしまい、人生を激動させる事態になることもあるようです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、身近な仕事関係者との不倫に堕ちた20代女性の転落劇をご紹介します。新しい店長がやってきて夏美さん(仮名)は、20代のアパレル店員。仕事はきついけれど、大好きなファッションに携わることができて、やりがいを感じていたそう。いつか本社で広報として働くのが目標で、「この先も一人で生きていけるように」と、人一倍仕事を頑張っていたそうです。しかし、そんな夏美さんの人生を一変させる出来事が…。「ある日、定例の人事異動があって、私の店舗に新しい男性の店長が配属されました。顔立ちやスタイルもタイプだったのですが、既婚者だと知ったので、その時点では恋愛対象からは外していました。でも、とにかく服のセンスがよく好印象で…。そのうえ仕事もデキて人望も厚いタイプだったために、その店長に変わってからは店舗全体が団結できるようになり、私の仕事へのやりがいも以前以上に増していました」仕事の悩みを打ち明けるうちに不倫関係へところが、しばらくすると自身の個人売り上げがあがらなくなってきてしまったことに悩み始めたという夏美さん。どうしたものかと自分なりに試行錯誤をしても成績は上がらず、ついに店長に相談するようになったとのこと。「相談は、みんなに聞かれたくない内容も多かったので、仕事が終わってから店長と頻繁に食事へ行くようになりました。そのうちに、店長と私はお酒も飲む仲になって、自然と不倫関係へ発展してしまったのです…。でも、店長と付き合うようになってからは仕事のアドバイスもたくさんもらえるようになって、私の売り上げも順調に回復。当時は恋愛も仕事も絶好調だと浮かれていて、毎日が楽しかったですね」不倫を始めたばかりの頃は、不安感よりも恋愛感情による高揚感が強い人も多いようです。しかし人の道から外れたことをしてしまえば、その後に転落劇が待っていても不思議ではありません。順調に思えるような不倫でも、決して万事が順調ということはないのです。©kapinon/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月06日優愛さん(29歳・仮名)は25歳のときに、11歳上の夫と結婚。しかし、友人に勧められて始めたマッチングアプリ岡島さん(仮名)という男性と知り合い、不倫関係になってしまいました。夫に不倫を疑われて尾行されるも、尾行に気付いて密会を回避。さらにスリルに溺れ、不倫関係を続けていったそうです。その後、どんな結末を迎えたのでしょうか。静けさは悪夢の前兆「夫に尾行されてからは、私も行動に注意を払うようになりました。夫が仕事で遅くなる日や、ゴルフに出かける日を狙って岡島さんと会うようにしていました。夫はというと、不倫の疑いがなくなったせいか、晴れ晴れとした様子で機嫌良くしていましたね。こうして不倫生活を続けていたものの、終わりのときは確実に迫っていました。尾行された日以降の静けさは、のちに起きる悪夢の前兆だったのです。ある日、岡島さんと食事に出かけたとき、ついに事件が起きました……」ピザ専門店での悲劇「私が以前から行きたいと思っていたピザ専門店に、岡島さんと二人で訪れたときです。そこは世界大会で活躍しているシェフがオープンしたお店とのことでした。私はイタリアンが大好きで、なかでもピザが大好物。ワインも飲み、ほろ酔い気分でお腹も心も満たされました。すると私たちのテーブルの脇に人影が。店員さんだと思ったのですが、そこに立っていたのは夫でした……」夫に待ち伏せされて…「夫は冷めた目で、呆然とする私たちをジッと見ていました。“来ると思っていたよ”と言われた瞬間、血の気が引きましたね。もともとそのお店は、夫に紹介された場所だったのです。夫は私がピザ好きであることを知っています。この日の数日前に、“新しいお店がオープンしたらしいよ”と夫が教えてくれたことを思い出しました。夫に“帰るぞ”と腕を引かれ、私はもう従うしかありません。夫は岡島さんに向かって“あとで連絡するから”と言い残し、店を出ました」夫の仕掛けた罠とは…「夫は、尾行に失敗してからも私のことを疑っていたようです。探偵に調査を依頼し、間もなく不倫の証拠が出てきたとのこと。ただ、夫はすぐに行動には移しませんでした。絶対に不倫の現場に立ち会おうと決意し、あのお店を利用することを思いついたそうです。私にお店の情報を教えておけば、いつか私が不倫相手と一緒に来ると思い、週に1回ほど通っていたとのことでした。私は、まんまと夫の仕掛けた罠に引っかかってしまったわけです。不倫の証拠はすべて揃っているため、そのまま離婚へと話が進みました。夫は私に対してだけでなく、岡島さんにも慰謝料を請求したようです。安易な気持ちで不倫にハマった結果、すべてを失いました」“夫の罠に引っかかった不倫妻の告白”をご紹介しました。夫側としては、積もりに積もった恨みを晴らしたかったのでしょう。達成感を得られたでしょうが、一方で虚しさも残ったはず。不倫によって生み出されるのは、こうした後味の悪さなのです。©sebra/Adobe Stock ©MarutStudio/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月03日不倫をしている女性に話を聞くと、別れたほうがいいと頭ではわかっていても、なかなか別れを決断できないという人も多いようです。幸せになれない恋愛だとわかっているのに、不倫から足を洗えない理由は何なのでしょうか?不倫経験のある女性に「不倫相手となかなか別れられない理由」を聞いてきました、贅沢をさせてくれる「8歳年上で、経営者の既婚男性と5年以上付き合っています。彼は離婚する気はなさそうだし、このまま一緒にいても幸せになれないことは重々承知なんですが…。5年間、彼がかなり贅沢をさせてくれて、毎月のように高級旅館やホテルに連れていってくれたり、ブランドバッグをたくさん買ってくれたりして、そういう生活に慣れてしまいました。私もそろそろ婚活をしなきゃ…と思って、同年代の男性と何度かデートをしたものの、不倫相手と比べると物足りなくなってしまうんです。それで結局不倫をやめられずにいますが、周りの友達が次々と結婚していくので、このままで本当にいいのか悩んでいます」(真奈/29歳)年上で経済的に余裕のある男性との不倫にハマってしまうと、贅沢なデートに慣れてしまい、価値観が変わってしまう…ということがあるようです。どんなにおいしい思いをしたとしても、不倫は不倫。永遠には続きません。相性が良すぎて離れられない「そろそろ不倫をやめなくちゃ…と思っているのに、不倫相手の彼とカラダの相性が良すぎて離れられずにいます。だけど彼は土日は会ってくれないし、基本的には家庭優先なので、寂しい思いをすることも多くて…。完全にセフレ扱いだとわかっているのに別れられず、たまにものすごく虚しくなります」(小百合/33歳)不倫の場合、女性側は真剣でも、相手の男性からするとセフレも同然だというパターンもあるようです。口ではうまいことを言うかもしれませんが、既婚男性が優先するのは結局、妻や家族。自分を本当に大切にしてくれる男性を選ぶべきです。本気で好きになってしまった「最初は遊びのつもりで付き合い始めた、既婚の男友達。お互いに割り切った関係だと思っていたのに、気づいたら本気で好きになっていて抜け出せなくなっていました。でも彼はあくまで遊びなので、私との将来を考えてくれません。会えば会うほど辛くなるのに、好きだからやっぱり会いたくて、別れを決断できないのが本当に苦しいです」(みなみ/33歳)どんなに本気になっても、報われないのが不倫というもの。不倫相手に本気になってしまい、報われぬ恋に苦しむ女性は多いです。最初は遊びのつもりでも、抜け出せなくなってしまうこともあるようです。「不倫相手となかなか別れられない理由」を紹介しました。最初は軽い気持ちでも、意外とハマってしまうのが不倫の恐ろしさ。普通の恋愛のような幸せを求めても、そう簡単には手に入りません。やはり不倫ではなく、真っ当な恋愛をするべきだと考えさせられました。©eldarnurkovic/Adobe文・小泉幸
2023年12月03日何がキッカケで不倫をしてしまうかはわからないもの。そんな気はなくても、ふとした瞬間にスイッチが入ってしまう場合もあるでしょう。優愛さん(仮名・29歳)も、何気なく始めたあることがキッカケで不倫に堕ちてしまったそう。当時、どんな状況だったのかを詳しく伺いました。11歳上の夫と結婚「私は25歳のときに結婚。夫は11歳上で外資系の会社に勤めており、経済力があって優しい人でした。当時、夫の結婚願望が強くなっていた時期だったこともあり、交際してすぐにプロポーズを受けたんです。結婚後、夫は仕事が忙しく、あまり二人で過ごす時間がありませんでした。私は友人が多いほうなので、休日は友人たちと出かけることが多かったですね。そんなある日、友人からあるものを勧められました」友人にマッチングアプリを勧められて…「友人は私と同じく既婚者ですが、退屈しのぎに始めたマッチングアプリにハマっていました。同じ年の彼氏ができたばかりらしく、浮かれて楽しそうで……。私が、あまり夫と過ごす時間がないと話すと、友人はそのアプリを勧めてきました。正直マッチングアプリに偏見を持っていたので、あまり乗り気ではありませんでした。投資の話を持ちかけられるとか、詐欺などの被害に遭うのではと疑っていたんです。実際にアプリを使ってみると、意外とそんなことはなく、“一緒に飲む人募集”みたいなフランクなお誘いが多かったです。お誘いをくれた人のなかで、私は岡島さん(仮名)という男性に興味を持ちました。岡島さんは妻子持ちで、パティシエをしているという、4歳上の男性でした。実際に会ってみると雰囲気が良くて、お互いにすぐに好意を持ちました。LINEで連絡を取り合い、夫がいないときに電話で会話をしたりして、恋人気分を味わっていました」電車内で衝撃の事態が…「ある休日、夫が早朝からゴルフへ。私はというと、昼過ぎから岡島さんと会う約束をしていました。いつもならウキウキで待ち合わせへ向かうのですが、その日は電車に乗っている間に、何か違和感というか嫌な感じがしたんです。違和感を抱えながら、ぼんやりと車内を眺めていました。すると、同じ車両の端のほうに、なんとなく夫のシルエットに似た人を見つけたんです。“体型が似てるかも……”“同じような帽子を持っていたな……”と思って注意深く見ていると、ハッとしました。その人物は、まさに夫だったのです。偶然かと思いましたが、そんなはずはありません。夫はゴルフに行くと嘘をついて、私を尾行していたようです。ということは、私に対して何か疑っているはず。そこで私は、夫が私の不倫に気付いているのではと思いました」夫に尾行されていることに気付き…「私はすぐに岡島さんに連絡。今日の約束はキャンセルしたいとLINEを送り、“理由は今度説明します”と伝えました。私はそのまま電車に乗り続け、繁華街のある駅で降りました。そこでお店を巡り、あえてゆっくりと時間をかけて買い物をすることに。気付くと、夫の気配はなくなっていました。その夜、夫が白々しく帰ってきました。私への疑いが晴れ、気分を良くしている様子。その余裕の姿を見ながら内心ホッとしていましたね。夫にバレそうになったのだから、岡島さんとの密会を減らそうかと考えました。ですが、私は夫に尾行されたことにスリルをおぼえてしまって……。夫の尾行をかわして不倫の疑いを払しょくできたことを思い出しては、ドキドキする感覚が残りました。まるで騙し合いのゲームをしているような感覚があり、ますます不倫にハマってしまったんです……」“夫に尾行されて不倫のスリルをおぼえた妻の告白”をご紹介しました。尾行に気付いたときは、さぞ驚いたことでしょう。疑惑を免れることができて良かったと思ったかもしれませんが、さらに行動がエスカレートしまっては元も子もありません。破滅へと向かう前に、不倫相手との関係はきっぱりと断つべきでしょう。©naka/Adobe Stock ©プラナ/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年12月03日元妻の不倫をきっかけに離婚をした祐介さん(仮名)。祐介さんに新しいパートナーができて同棲をし始めた途端、元妻は子どもたちとの面会交流を拒否するようになりました。その後、面会交流調停を行い無事面会ができるようになったのですが、子どもたちとの交流時にトンデモなことが起こります。そのリアルな模様を私、野々原なつめが紹介します。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】大勢の人の前で子どもに「不倫野郎!」と叫ばれる!?面会交流調停を終えて子どもたちと面会できるようになった祐介さん。ある面会の日、祐介さんは子どもたちを水族館へ連れていきました。たくさんの海の生物たちを見たり、魚のぬいぐるみを買ってもらって喜んでいた子どもたちでしたが、そこで事件は起こります。「水族館へ行ったのは日曜日で、家族連れやカップルで混み合っていました。そんな中、いきなり長男が『パパは不倫野郎だってママが言ってたよ。若い女の子を家に連れ込んだんだって。不倫野郎!不倫野郎!』と叫び始めたんです。不倫という意味もよくわかっていないようで、ふざけて『不倫野郎!』と叫び続けるんです。慌てて『そんなことしてないよ』と言ったのですが、360度周りの人たちからの冷たい視線が痛くて心が折れてしまいました」本当は元妻が不倫女なのに、祐介さんのほうが不倫男にしたてられていたのです。元妻は子どもたちに嘘を吹き込んでいました。「必死で否定しましたが、まさか子どもたちに『不倫をしたのはママのほうだよ』なんて可哀想で言えません。さらに長男は『君のママがあの元夫は不倫しそうな顔だよねって言ってたよ』と言うんです。ママ友にまで自分が不倫男にされていました。元妻とは家が近所なので偶然顔を会わすこともたまにありますし、子どもたちの友だちの親御さんとも会うことがあります。その人たちから自分は不倫男として見られているなんて…。パートナーと一緒に歩いているところを見られていたら、パートナーが略奪女と思い込まれているのが申し訳なかったです」長男はまだ小学3年生。最初、不倫という言葉はYou Tubeなどで覚えたのだろうと思った祐介さんですが、どう考えても元妻が不倫という言葉を子どもたちの前で発しているとしか考えられません。「それと、元妻を不倫で訴えて慰謝料を請求したことからなのか、長男は『ママが、パパがお金を取りにくるって言ってた』と言うのです。そんなことまで話しているのか思うと、子どもたちのことがとても心配になってしまいました」事実を捻じ曲げて子どもに信じ込ませているとんでもない元妻です。「元妻側の弁護士からは『面会交流以外の内容の連絡をしないこと』という封書が先日届きました。長男のスマホは、僕とLINEで繋がれないよう面会の際はロックがかけられています。長男は水族館で魚の写真を撮りたがっていたのですが、ロックがかかっていたため僕のスマホで撮影しました。面会後、元妻に『長男に転送してあげてほしい』と水族館での写真をメールしました。子どもたちに嘘を伝えていることは面会中におきたでき事なので、後日また抗議の連絡をしようと思っています」前回の面会でも祐介さんのことを「あの人はもう親じゃないからパパと呼ばずに『鈴木さん(仮名)』と呼びなさい」と言われていた子どもたち。次の面会でも子どもたちを利用して何か嫌がらせをしてくるのではないかと祐介さんは浮かばない表情をしています。子どもたちに父親のことを悪く吹き込むのは心理的虐待にも繋がります。今後の面会がうまくいくことを願うばかりです。©Владимир Солдатов/Adobe取材、文 野々原なつめ
2023年12月03日不倫にハマってしまう女性は、冷静さを失ってしまい、周囲が見えていないことが多いです。親しい友人を不快にさせたり、迷惑をかけていることにも気づかず、いつのまにか周りから距離を置かれてしまうことも…。今回は、「不倫中の女友達からされた最低の行動」を女性陣に聞いてきました。不倫のアリバイに使われた「私の女友達が、年下の男性とダブル不倫していました。私は不倫の話を聞くのが苦手なので、彼女とも一定の距離を保っていたんです。ところが不倫相手と温泉旅行に行った際に、私の名前を出して『千恵と旅行に行ってくる』と、夫に嘘をついていたことが発覚。不倫のアリバイに勝手に人の名前を使うなんて、本当に最低ですよね。それ以来、完全に縁を切りました」(千恵/33歳)不倫のアリバイのために友人を利用するのは、絶対にしてはいけない行為です。不倫をしているとただでさえ周囲から嫌悪感を抱かれ、距離を置かれてしまうことはよくあること。それに加えて、友人を利用したりトラブルに巻き込んでしまうと、一生縁を切られてしまう可能性もあります。相談されたから本音を伝えただけなのに…「不倫をしている友人からいつも話を聞かされていました。かなり悩んでいるようでしたが、私はあえて賛成とも反対とも言わずに、できるだけフラットな姿勢で話を聞き続けていたんです。でもある時泣きながら電話がかかってきて、彼女が『辛くてもう耐えられない』と言うので、さすがに心配になりました。それで彼女の幸せを思って、『そんな男すぐに別れるべきだよ。でないと一生幸せになれないよ』とハッキリ本音を伝えたんです。すると友人が急にキレ始めて、『マリは本気で人を愛したことがないから、私の気持ちはわからないと思う!』と、なぜか私が否定され…。もう二度と相談に乗らないし、話を聞いてあげるのもやめようと心に誓いました」(マリ/32歳)不倫にハマってしまう女性は、頑固なタイプが多いのも特徴。周囲からどんなに心配されたり反対されたりしても、聞く耳を持とうとしません。最悪なのが、自分から相談を持ちかけておいて、不倫を反対された途端、悪態をついたり意固地になってしまうこと。不倫にのめり込んだ結果、友情を失ってしまうケースは珍しくありません。不倫中の友人からマウントを取られた「幼馴染が既婚者と付き合っていたのですが、不倫相手の彼からこんなプレゼントをもらったとか、どこの高級店に連れていってもらったとか、自慢話ばかり。他に話せる友人がいないみたいで、唯一不倫の事実を知っている私に、何もかも話してくるんです。自分がどれくらい愛されているかをさんざんのろけた上で、私に『咲希も早く彼氏作ったほうがいいよ~』とマウントを取ってきたんです。不倫なのに何を言っているんだろう…とモヤモヤせずにはいられませんでした」(咲希/29歳)不倫相手との自慢話や惚気話を聞かされるのは、大抵の人が不快だと感じるはず。また、不倫は普通の恋愛と違って、誰にでも打ち明けられるわけではないのもネック。話す相手を選ばないといけないような恋愛は、やはりやめておきたいですね。「不倫中の女友達からされた最低の行動」を紹介しました。不倫に夢中になるあまり、友人に迷惑をかけて愛想を尽かされてしまう…なんてことは、絶対に避けたいですよね。不倫というのは、大切な存在を疎かにしてしまうほど周りが見えなくなってしまうので、やはり恐ろしいです。©New Africa/Adobe文・小泉幸
2023年12月03日不倫の末に略奪婚をした優子さん(仮名)。結婚当初は幸せだったものの、1年目の時点で早々に夫が家庭への興味をなくしているのではないかと感じ始めました。さらにある日、夫のスマホに届いたメッセージから、夫が別の女性と親密なやりとりをしていることを知ってしまいます。「略奪婚は幸せになれない」と身をもって体験したという女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫の様子がおかしくなり、夫婦関係も悪化夫のスマホを偶然に見てしまい、親密な女性の存在を知った優子さん。離婚問題に発展させないために、夫の不倫は不問にすると決めたとのこと。しかし優子さんが不倫に気づいたことを知らない夫は、それからどんどん行動が大胆になり、帰宅時間が遅くなったり外泊が増えたりしていったそうです。「さすがに、夫に何も言わずに黙っているのは不自然かなと思うくらい、夫は家に寄りつかなくなりました。結婚2年目に入ったばかりでしたが、すでに私たち夫婦はレスにもなっていて…。不倫をしていた頃はラブラブだったのに、結婚をした途端に冷めきった関係になってしまったのです。しかし当時の私はどうしても離婚だけは避けたかったので、じっと我慢をして夫に文句を言うことはありませんでした」夫から離婚の申し出が…夫の行動に我慢を重ねていた優子さんでしたが、夫から唐突に「離婚してほしい」と申し出があり、優子さんは飛び上がるほど驚いたそうです。「不倫をしていると知っていても不問にしてきてあげたのに、いきなり『離婚したい』だなんて、どこまで身勝手な人なんだと思いましたよ。どうせその女性と一緒になりたいから別れてくれみたいな話をしてくるんだろうなと思ったので、私は何があっても夫を手放すまい!と覚悟を決めました」ところが夫の口からは、優子さんが想像もしなかった事実が飛び出してきたとのこと…。夫の不倫相手は予想外の人物「夫から、『前妻とよりを戻すから、君とは夫婦関係は続けられない』と言われたんです…。離婚をするとき、私の存在は隠していたのですが、前妻は不信感を抱いていたよう。そして離婚後に、夫のことを調査していたみたいです。そして前妻は、夫が離婚から半年で私と結婚していたことを知ったそう。それで当時、不倫をしていたから離婚を急いでいたのだと気付いたらしくて…。前妻から『このまま今の妻と結婚生活を続けるなら、慰謝料と新生活の資金を支払ってほしい。お金を払わないなら離婚をして私と復縁してもらいたい』と二択で条件を突きつけられ、夫は前妻との復縁を選んだとのことでした」あまりにも唐突で衝撃的な展開に、最初は頭がついていなかったと話す優子さん。しかし夫の決意は強く、その場で記入済みの離婚届を渡され、その日のうちに夫は家を出ていってしまったそうです。「それから1か月ほど話し合いを試みましたが、まったくダメでした。家を出ていってすぐに、夫は前妻と暮らし始めたらしいです。ゴネて離婚届を出さないこともできたのかもしれないけれど、そもそも自分が略奪した立場という負い目もあったので、最終的に私は彼の要求をすべて承諾することにしました。離婚をして、財産分与も一切なし。その代わりに私からは前妻へ慰謝料を支払わなくていいという内容でした。別れたあともずっと、あの結婚生活はなんだったんだろう…という虚しさが残っています。略奪をして幸せになれると思い込んでいた自分の愚かさに呆れます」略奪婚を画策し、計画通りにうまくいったように見えていても、どんでん返しが待っていたようです。不倫をすれば、相応の因果応報な結果が待ち受けているもの。略奪はもとより、そもそも不倫に足を踏み入れるべきではありません。©Pormezz/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月29日「略奪婚をしても幸せになれない」は真実かもしれません。2年間の不倫を経て略奪婚をしたものの、結婚後すぐに起こったアクシデントによって人生が大きく狂った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。略奪婚からわずか1年で日常に異変優子さん(仮名)は、仕事で知り合った年上の既婚者男性・山本さん(仮名)と、2年間の不倫の末に結婚しました。周囲に「略奪婚」だと思われたくなかったため、結婚が決まったと同時に優子さんは職場を変え、生活拠点もこれまでの場所とは距離のあるところへ移住したそうです。「まさか自分が彼を妻から略奪できるとは思っていなかったのですが、想像していたよりも彼の離婚がスムーズに進み、離婚が成立した半年後に籍を入れました。略奪婚のレッテルを貼られるのは嫌だったので、私も夫もそのタイミングで転職し、お互いがそれまで暮らしていたエリアから20kmほど離れた郊外に新居を構えました」結婚をして最初の半年間は、ラブラブな蜜月が続いたとのこと。しかし結婚1年目の終わりを迎える頃から、優子さんは夫の様子に違和感を覚える頻度が増えたそうです。「結婚1年目って、まだまだいろんなことを夫婦で擦り合わせないといけないし、家のことや家庭運営についても決めなくてはならないことがポツポツと出てくる時期ですよね。それなのに、夫は結婚1年目の終わりを迎える前から、新婚当初とは明らかにテンションに違っていて、すべて私任せで家庭に興味がなくなってしまったようなんです。彼は離婚してすぐに私と結婚したので、しばらくはそういう家庭的なことには関わりたくない気分なのかなと思い、当時の私は夫をそっとしておいたのですが…」夫のスマホに女性からのメッセージを発見家庭に協力的ではない夫にじわじわと不満を持ち続けていたある日、深夜に夫のスマホが鳴ったので優子さんがなにげなく見てみると、画面には女性と思われる人物からのメッセージが表示されたとのこと。自分と不倫から結婚をしたばかりなのに、もう別の女性と親密なやり取りをしていることに、優子さんは驚きとともに大きなショックを受けたと話します。「そのメッセージは、夫とけっこう親密な関係であることが一目でわかる文面と内容でした。それで、夫は不倫をしているんだろうなってピンときたんです。結婚1年目でもう不倫をするなんて信じられないという気持ちもありましたが、せっかく結婚したばかりなのに、これで私が騒いで離婚になっても困るので、そのときは不問にすることにしました」不安はあったものの、優子さんは結婚生活を維持することを優先。穏便に済ませることに決めて、夫の不倫には目をつむったそうです。一度不倫をした経験がある人が、たとえ環境や状況が変わったとしても不貞行為を繰り返すことも珍しくありません。不倫から略奪婚へと進んだところで、将来的に幸せになれる可能性は極めて低いのが現実でしょう。©naka/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月29日不倫をしている男性は、「自分が気をつけていれば絶対妻にはバレない」と過信している人が多いです。しかし世間とは狭いもの。意外なところで繋がりがあり、人づてに不倫がバレてしまうケースがあるのだとか。今回は、不倫がバレた男性が「世間は意外と狭かった」と後悔したエピソードを紹介します。妻と不倫相手に共通点はないはずなのに…「不倫相手の彼女は、妻との共通点は一切ないので、絶対にバレるはずがないと思っていました。妻とは出身地も大学も、仕事の業界も全く被っていないし、年齢も妻より7歳年下なんです。ところがなんと不倫相手の友達が、妻の会社の後輩だったらしく、バレてしまいました。共通点はなくても、意外と人と人は繋がるものなんだと思い知りました…」(マサキ/34歳)年齢や出身校、業界など共通点がないようにも見えても、辿っていくと人と人はどこかで繋がるもの。妻と不倫相手が実は繋がっていた…という恐ろしいパターンも、実は珍しいケースではありません。「絶対にバレない」と過信している人に限って、とんでもない修羅場に発展することも。マッチングアプリをこっそり楽しんでいたら…「既婚であることを隠して、マッチングアプリで遊んでいました。ただし、知り合いにバレるとマズいので、相手の女性を選ぶ際は細心の注意を払っていたんです。僕や妻の周りは華やかなタイプの人が多いので、知り合いと繋がらないよう、あえて地味めの女性とだけ会うようにしていました。ところが、僕のプロフィール画面のスクショが友人のあいだで出回っていたようで、遊んでいたことが妻にバレてしまいました…」(孝之/33歳)マッチングアプリをやっている以上、プロフィール写真は不特定多数の人に見られています。知り合いや妻の知人に見られたとしてもおかしくはありません。独身のふりをして遊んでいる自分のプロフィール画像が、スクショを撮られて出回っていた…なんて恥ずかしい事態は避けたいものです。珍しい苗字が仇となった「結婚していることを隠して行った合コンに、ものすごく可愛い女性がいたので、2人で飲みに行くことになりました。ところがつい気を許して、会社名と自分の苗字をポロッと言ってしまい…。そしたらその女性から『結婚してるでしょ?たぶん私、奥さんの友達だよ』と言われて冷や汗…。僕の苗字ってすごく珍しいので、会社名と苗字だけで身元がバレてしまったようです。妻にも言いつけると脅されて、本当に焦りました…」(亨/34歳)既婚であることを隠して遊んでいる男性も多いですが、女性の勘は鋭いもの。少しの情報をもとに、結婚していることをすぐに見破られてしまいます。女性を騙したことによってトラブルに発展すれば、妻の耳に入ってしまう可能性もありえるでしょう。男性に聞いた、不倫がバレてしまったエピソードを紹介しました。世間は驚くほど狭いもの。妻の前では完璧に隠し通したとしても、周囲の噂などによってバレてしまうケースはたくさんあります。特に不倫のようなゴシップは、噂が広がるのも早いのかもしれません。妻の信頼を失うだけでなく、周囲の評判まで落としかねないということです。©yamasan/Adobe文・小泉幸
2023年11月28日既婚者の仕事相手と安易に不倫を始めた結果、略奪婚を考えるほどに彼へ本気になってしまったという奈々さん(30代・仮名)。しかし彼が自分との将来に本気ではないと悟り、ついに復讐を企てます。しかし計画どおりに物事が進まずに、奈々さんはとんでもない結末へと追い込まれることに…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫をきっかけに人生が転落したバリキャリ女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻を呼び出して復讐をするはずが…奈々さん(仮名)の復讐計画は、不倫相手の飯塚さんとのプロジェクトが終わる日に、飯塚さんとの不倫を彼の妻に暴露して、結婚生活を台無しにしてやろうというものだったそう。当然、奈々さんにもリスクが伴う方法だったものの、飯塚さんを許せない気持ちのほうが強く、冷静な判断力を失っていたと話します。「この方法だと、自分の不倫がバレて慰謝料を取られるリスクはありましたが、そのときには貯金にゆとりがあったので、捨て身の覚悟で飯塚さんを道連れにしようとしたんです。プロジェクトは順調に進み、飯塚さんとの仕事がついに最終日を迎えた日に、私は計画を実行しました。その日に備えて匿名で飯塚さんの自宅に手紙を送って、『あなたの夫の不倫相手について教えたいことがある』と書き、会社に来るように伝えておいたのです」そして計画通りに、飯塚さんの妻は会社にアポなしでやってきたとのこと。ところが、飯塚さんは先手を打っていて、妻に不倫を自白したあとだったのだとか…。奈々さんの計画は脆くも崩れただけでなく、飯塚さんは「俺が自分から誘ったわけではなく、相手(奈々さん)にたぶらかされた」と妻に伝えていたそう。そのため、奈々さんの会社に来た飯塚さんの妻は、奈々さんの話を聞く余地もなく、いきなりその場で奈々さんを罵り始めたそうです。慰謝料を払いキャリアも台無しに「飯塚さんの妻は、私に慰謝料を請求するために会社に乗り込んできただけでした。その場で大声で不倫について罵られ、会社中に私が不倫をしていたことが知れ渡ってしまったんです。復讐を企てたつもりが、逆に飯塚さんにはめられて…。やり返す余裕もなく、追い込まれる立場になってしまいました」その後、慰謝料の支払いは貯金でまかなえたものの、奈々さんは周囲の目が気になって会社に残ることができずに、転職を余儀なくされました。狭い業界なので今後噂が広がる可能性もあると思い、同業の会社には転職しづらく、全く関係のない業界に転職したそうです。これまでのキャリアを不倫のせいで棒に振ることになってしまい、深く悔いている奈々さん。これからどうやって人生を立て直せばいいのか、途方に暮れ続けていると話していました。不倫によって傷ついた女性が、相手の男性に復讐をしたくなることもあるはずです。しかし計画を企てたところで、思い通りに復讐が進まないケースがほとんどでしょう。不倫をしていた落ち度がある以上は、周囲が味方をしてくれる可能性も極めて低く、不倫は百害あって一利なしと言っても過言ではありません。©TMphoto/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月26日バリキャリとして自分に自信をもっている女性でも、魔がさしたように不倫に足を踏み入れることがあるようです。不倫からの略奪婚を計画した30代女性の不毛なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。仕事の関係者と出来心で関係を持ち…新卒からずっと同じ会社で働き、キャリアを積み上げてきたという30代の奈々さん(仮名)。同期と比較して仕事ができて、周囲からの信頼も厚いと自負していたそうです。仕事に集中したい思いも強く、数年前に恋人と別れてから、恋愛はずっとご無沙汰だったとか…。「あるとき、外部のコンサルタントである飯塚さん(仮名)と一緒に、同じプロジェクトで仕事をすることになりました。飯塚さんとは、打ち合わせを重ねるうちに二人だけで食事を行く仲になったんです。飯塚さんは、会話のテンポや物事の進め方が私と似ていて、一緒にいるととても楽しい男性でした。そしてある日ホテルに誘われて…。彼のことを気になり始めていましたし、断るのも野暮だなと思い、軽い気持ちで関係を持ってしまいました」相手が既婚者だと後から知って引き返せなかった奈々さんは飯塚さんと関係を持ったあとで、本人から既婚者であることを告げられたそう。不倫したくはなかったものの「妻とは別れるつもり」という飯塚さんの言葉を信じて、不倫関係を始めることにしてしまったと振り返ります。「一度関係を持ってからは、週1ペースで密会していましたね。やがて私は彼に本気になり、飯塚さんを妻から略奪できないかと、本気で考え始めてしまったのです。何かきっかけがないと彼も離婚をしにくいだろうと思ったので、どうにかして彼の子どもを妊娠できないか…と、真剣に考えるようになりました」奈々さんが「妊娠したい」と考え続けていたある日のこと。たまたま体調が悪い日に、わざと飯塚さんに「妊娠したかも」と嘘を伝えてみると、彼はいきなり真っ青になったのだとか。その表情を見た奈々さんは、飯塚さんが妻と別れることはないと悟り、怒りが湧いてきたと言います。「結局、彼は私との関係に本気ではなかったんだと思います。だけど当時の私は、周りが見えていなくて…。妊娠の嘘をついたとき、私との将来に対して彼は本気ではないとようやく悟ったので、“時間を無駄にされた!”“嘘つき男!”と急激に怒りを感じ始めました。彼のことをどうしても許せなくなって…。当時は、なんとかして復讐できないかずっと考えていました」自分に自信がある人ほど、不倫によって思い通りにならない状況に陥ると、略奪に向けて画策を始めてしまうのかもしれません。「私なら、不倫からでも幸せになれるはず」といった誤った決意が、ドロ沼へと導く場合もあるのでしょう。©kei907/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月26日男性の不倫がバレたことをきっかけに、夫婦仲に亀裂が入り、修復不可能になってしまったケースは非常に多いです。なんとか離婚は免れたものの、夫に対する妻の愛情や信頼が、完全に失われてしまうことも。今回は、夫の不倫がきっかけで「妻が夫を生理的に受け付けなくなってしまった」エピソードを紹介します。妊娠中の浮気「夫が過去に浮気していたことが、ひょんなことから発覚。『今は不倫相手とは完全に終わっているから許してほしい』と懇願されましたが、不倫していた時期を問い詰めたら、私の妊娠中だったんです。それで一気に気持ち悪くなってしまい、何度謝られても許せずにいます。子どもが小さいので離婚はせずに様子を見ていますが、いつまで耐えられるか自信がありません」(真奈/32歳)妻の妊娠中に、夫が浮気をしてしまうパターンをよく聞きます。男性側の言い分は、欲求不満や精神的なものなどさまざまですが、妻からすると絶対に許せない行為。妊娠中の浮気が許せず、すぐ離婚に踏み切ってしまう女性や、それを機に夫のことを生理的に受け入れられなくなった妻もいるようです。ひと回り年下の女性と不倫していた「年下の夫と結婚しました。現在私が35歳、夫は30歳。ところが彼が、会社の部下と不倫していたことが発覚しました。しかもその相手が、新卒で23歳の女性だったんです。私よりひと回り年下の女性ともカラダの関係を持っていたんだ…と想像したら、一気に気持ち悪くなりました。結婚前から夫は『年上の女性がタイプで、年下には全く興味がない』と言い続けていたので、余計に衝撃です」(ミサ/35歳)不倫をされた妻にとっては、不倫相手の女性がどんな人物なのかも気になるところ。例えば不倫相手のほうが自分よりだいぶ年齢が若かった…なんてことがわかれば、女性は深く傷つくものです。夫の裏切りによって傷ついた妻の心は簡単には癒えません。一生許してもらえない可能性もあるということです。愛妻家で有名だった夫が…「周囲では“愛妻家”として有名だった私の夫。結婚後も毎日『愛してる』と言ってくれるくらいラブラブだったので、うちの夫は不倫なんて絶対あり得ないと、疑ったことすらありませんでした。ところが本当は、数人の女性と浮気しまくっていたことが発覚。愛妻家の仮面をかぶった、ただの浮気男でした。それ以来、彼のことが生理的に受け付けられなくなり、同じベッドで寝るのも無理になってしまいました…」(のぞみ/33歳)誰よりも信じていた相手に裏切られた時の辛さは、耐え難いもの。「絶対に不倫しなさそうな男性」が不倫をしていた場合、予想外のことだけにその衝撃は大きく、許せない気持ちもさらに膨らむものなのかもしれません。夫の不倫がきっかけで「妻が夫を生理的に受け付けなくなってしまった」エピソードを紹介しました。このように不倫がバレたことがきっかけで、妻の愛情が完全に冷めてしまうケースは珍しくありません。表面上は許してくれたように見えても、本心では触れられるのも嫌なほど生理的に受け付けなくなっている…なんてことも。大切な妻の愛情を失いたくなかったら、不倫はやめておくべきだと感じさせられました。©NDABCREATIVITY/Adobe文・小泉幸
2023年11月26日“自分は不倫なんてしない”と思っていても、些細なきっかけによって、不倫関係に興味を抱いてしまうこともあるでしょう。既婚者女性が不倫へと踏み出してしまうときも、さまざまなシチュエーションが見られるようです。今回は“不倫願望が芽生えた瞬間”について、既婚者女性の意見を聞いてみました。あまりに冷たい態度をとられ「夫とは結婚して5年近くになりますが、かなり会話が減ってきています。食事を作って出しても、何も感想を言ってくれません。ただ無言でモグモグと食べるだけ。私が何か話しかけると、“今はニュースを見たいから”と、テレビのほうを見て会話を拒否されます。あまりに冷たい態度をとられてばかりなので、もっと会話のできる男性と関わりたいと思ってしまうことがあります」ナオ(仮名)/33歳かなり夫婦関係が冷めきっている様子。会話すらままならなくなるのは寂しいはずです。ここで、ほかの男性に目を向けるのではなく、夫婦二人で関係改善に向けて歩み寄れるといいのですが…。ダラけきった姿を見て「夫は以前、かなりスマートな体型をしていました。というのも、学生時代からサッカーをやっていて、少し前までフットサルチームにも参加していたからです。しかし、最近はそれがめっきりなくなりました。休みの日は、ただ家でゴロゴロしています。“一緒にウォーキングしよう”と私が誘っても、なんだかんだ理由をつけて断られます。ダラけきった姿を見ると、なんだか悲しい気分に…。元気ハツラツとした姿が恋しくなり、他の男性に目移りしてしまいそうになります」セイ(仮名)/29歳肉体の変化は仕方ないところでもありますが、保つ努力をしてほしいと願っているようです。以前はなかったダラしない部分を見て、気持ちが冷めてしまうこともあるのでしょう。友人の告白を聞いて「先日、何年かぶりに会った友人がいました。会った瞬間、なんだかキラキラと輝いているように見えて、若返ったような印象を受けましたね。しばらく話をしていると、“実は恋人がいるの”と切り出してきました。彼女は既婚者なので、つまり不倫です。しかもその恋人というのが、10歳も下だと……。だからこんなに若返って見えたんだと思い、少しだけ羨ましく感じてしまいました」チカコ(仮名)/35歳友人が若い男性からエネルギーをもらっているように感じたのでしょうか。自分もそれにあやかりたいと思ってしまったようです。職場にタイプの男性が現れて「先月、職場に中途採用で入社してきた男性がいました。その男性が色白の塩顔イケメンで、まさに私の理想のタイプでした。独身で彼女もいないと聞き、あわよくば私が…と思ってしまいます。ほかの女性社員に取られたくないです」ハルナ(仮名)/28歳好みの男性が現れたら、思わず惹かれてしまうのはしょうがないことなのかもしれません。ただし既婚者であるなら、踏みとどまらなければなりませんね。“不倫願望が芽生えた瞬間”をご紹介しました。ただ妄想するだけでは問題なくても、それを実行に移すのはアウト。もしそんな感情が湧き上がっても、セーブする自制心を持っておくべきでしょう。©Pormezz/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月23日職場に憧れの上司がいた智香さん(仮名・29歳)。あるとき、仲の良い同僚の優美さん(仮名)と上司が不倫関係のあると確信する現場を目撃してしまいました。その後、同僚から相談はないうえに、上司も家庭円満をアピールしている姿を見て、智香さんは二人に対して不信感を募らせていったそう。その後、職場の状況はどう変化していったのでしょうか…。同僚からの告白「優美と上司の関係に気付いて2か月ほど経ったころ。優美が急に、“彼氏ができた”と報告をしてきました。ようやく上司との関係を告白してくれるのかと思ったんですが…。優美が見せてきた彼氏の写真は、上司ではありませんでした。アプリで知り合った人だと言っていましたね。それで私は、二人は別れたのだと思いました。それならそれで仕方ないと、大事になる前に関係が終わってむしろ良かったんじゃないかと、いったんは胸を撫でおろしたのです」不倫相手に未練のある上司「以前までは、優美と上司が密かにアイコンタクトを交わしている瞬間を目撃することもありましたが、それもなくなりました。しかし、どうも上司のほうだけが、優美に対してチラッと視線を向けているのです。ただ、優美は知らん顔。もしかしたら、上司のほうが未練を抱いているのかもしれないと思いました。私としては、その姿が見ていられなくて…。憧れていた上司なだけに、悲しくもありましたね。そのタイミングで職場の飲み会があったため、私は思い切って上司に伝えることにしました」上司が腰に手を回してきて…「飲み会が終わりに近づいたところで、“相談がある”と上司に声をかけました。飲み会終了後、二人で2軒目へ。私はまず、優美との関係について知っていると言い、知るに至った経緯なども丁寧に伝えました。さらに、仕事中に優美のほうに視線を向けていることも気付いていると。“そういう行為はやめたほうがいい”と、キッパリと伝えました。すると、“関係ないだろう”と跳ねのけられてしまいました。しかし、“尊敬しているだけに見ていられなかった”と伝えると、徐々に態度が軟化。“はっきり言ってくれてありがとう”と感謝をされました。良かったと思ったのもつかの間、なんと上司が私の腰に手を回してきたのです。以前の私であれば、流されていたかもしれません。でも、そのときは拒否反応しかありませんでした」人事部から呼び出しを受ける二人「その後、どういう経緯か分かりませんが、二人がヨリを戻したような気配がありました。気分が盛り上がってしまったのか、職場であからさまに仲の良さが目立つような行動をするようになりました。すると、周囲も気付き始めます。二人が不倫関係にあるのではという噂が流れ始めました。その噂が、優美の耳にも入ったのでしょう。“噂を流したのは智香でしょう”と、私はあらぬ疑いを掛けられてしまったのです。強く否定しましたが、信じてもらえませんでした。しばらくして二人は人事部から呼び出しを受け、数週間後、上司は部署移動に。優美はしばらく残っていたものの、最終的には退職を選択しました。私は、職場で大事にしていた二人を失ってしまったのです。でも、落ち込んでいる私に気付いたほかの職場の同僚たちが、励ましの会を開いてくれました。みんなに支えられ、私は今も仕事が続けられています」“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。信頼していた人が不倫をしていたとなれば、ショックは大きいものでしょう。余計な心配もなく仕事ができる環境が続くことを祈るばかりです。©kei907/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月22日身近な友人知人が、不倫をしていると知ったらどう思うでしょう。興味を持って話を聞くのか、もしくは止めるなどの行動をとる方もいるかもしれません。智香さん(仮名・29歳)も職場でそのような状況に直面したことがあるそう。そこでいったいどんな行動をとったのか、詳しく話を伺いました。上司と同僚に恵まれた職場「私は大学卒業後、ある食品会社に就職し、商品開発部に配属されました。職場には新人のころからお世話になっている上司がいます。とても頼りがいのある男性で、厳しくもあり優しくもあり、尊敬し、感謝もしている方です。私は、そんな上司に密かに思いを寄せていました。でも相手は既婚者。関係はどうなるものでもなく、思いは胸に留めていたんです。また、とても親しくしている優美(仮名)という同僚もいました。優美はとてもサバサバとした性格で、付き合いやすいタイプでした」上司を“タイプじゃない”と言いながら…「優美とは、個人的に食事や飲みに行くことがありましたが、たいてい職場の話になるんですね。話題が上司のことに及ぶと、“まったくタイプじゃない”と一蹴。まるで興味がないと言っていました。ところが、そこからどうも関係を疑うようなシーンを見かけるようになったんです。たとえば職場の飲み会のとき。鍋料理が出たのですが、だいぶ熱かったようで、上司がブッと吹き出してしまいました。それを見た優美が、“ほら猫舌なんだから”と、親しくないと知らないようなことを言うんです。ほかにも、仕事中にアイコンタクトを取っているような瞬間を目撃したことも…。そんな怪しいと思える場面を何度か見かけました」同僚と上司が不倫関係であると確信「そして、ついに決定的な出来事が起きました。ある休日、私は優美とショッピングに行く約束をして、駅で待ち合わせていたんです。私は少し早く到着してしまったため、付近をブラブラと歩いていました。裏通りを歩いていると、道路の前方に1台の車が止まり、助手席から優美が出てきました。運転席の男性ににこやかに手を振っているんですが、それが上司だったのです。どう見ても、ただならぬ関係。私は、二人が不倫関係にあることを確信しました」同僚と上司への不信感から…「優美と上司の関係を知りつつも、私からは切り出すことができませんでした。優美とは親しい間柄であり、きっと教えてくれるだろうと思っていたんですが、その気配はなし。私のほうから、“彼氏できた?”“いい人いないの?”とカマをかけるようなことを言ってみても、“ないない”と否定されるだけ。もどかしい日々が続きました。上司においても、まるで不倫なんてしていないかのように、妻や子どもの話を楽しそうにするんです。どういう神経をしているんだろうと思いますし、二人に対する不信感がつのる一方でしたね」“同僚と上司の社内不倫に気付いた女性の告白”をご紹介しました。親しい同僚と、尊敬していた上司。女性からすると、裏切られたような気持ちになったことでしょう。何もすることができず、ただ思い悩むだけの日々に、さぞかし苦痛を感じたはずです。©kapinon/Adobe Stock ©Kanazawa photo base/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月22日絢子さん(仮名)は、安易な気持ちで「割り切った関係」の不倫を始めたそう。いつしか不倫相手の高橋さん(仮名)に本気になってしまい、夫に不倫を知られる前に離婚を切り出しました。無事に離婚が成立し、絢子さんの計画通りに物事が進んでいると安堵していたのもつかの間、予想もしなかった出来事に見舞われます。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、独身として不倫相手と付き合うために夫と離婚した30代妻の末路をご紹介します。離婚成立を不倫相手に伝えると予想外の展開に絢子さんの不倫相手である高橋さん(仮名)は、もともと結婚願望がなく、人妻との交際歴が豊富な男性。そのため絢子さんは高橋さんに精神的負担をかけたくないという思いから、離婚が成立するまでは夫と離婚協議を進めていることを伏せていました。離婚が成立し、はじめて高橋さんに状況を伝えたところ、思いもしなかった展開に見舞われたと言います。「私が離婚を報告した途端に、高橋さんの顔がサッと曇ったんです。私はその表情を見て、とても違和感を覚えました。そして、高橋さんはしばらく黙ったあとに『そうか…。じゃあ俺たちもこれで終わりだね』と悲しそうな顔で私に告げてきたのです…」高橋さんと晴れて独身カップルとして堂々と付き合えるようになったと喜んでいた絢子さんは、まったく想像もしなかった「別れ」を高橋さんから告げられ、その場でパニックになったとのこと。しかし泣いてもすがっても、高橋さんの意向が変わることはなかったそうです。「人妻だから愛していたんだ」と告げられ…「『せっかく独身になったのにひどい!』『せめて付き合ってから、やっぱりダメだと振られるならわかるけれど、離婚したから別れるというのは違うでしょ!』と説得しましたが、まったく聞き入れてもらえませんでした。高橋さんからは、『ごめん。君が人妻だから愛していたんだ。独身になった君を愛することはできない』と言われ、その日を境に私からの連絡には一切出てくれなくなり、LINEをしても未読無視をされ続けました」高橋さんに連絡をし続けて、反応がない状態が1か月ほど続き、ようやく「もう完全にダメなんだ」と悟ったという絢子さん。すでに離婚も成立したあとで、愛する男性にも去られ、ひとりぼっちになった孤独を噛み締めたと振り返ります。「自分は、なんて浅はかだったんだろう…と思いました。一時的に不倫相手にのぼせ上がって、簡単に夫を捨ててしまった選択も悔やんでいますし、不倫相手からあんなにあっさりと振られた自分も情けないです。それ以来、もう恋愛をする気力もなくなり、今は会社と家を往復するだけの毎日。夫と復縁したいとも考えたのですが、夫にはすでに同棲中の恋人がいるようなので、それも無理です。あんなに簡単に、人生の大事な選択をしてしまったことを深く後悔しています。不倫をしなければ、今もまだ仮面夫婦とはいっても夫との生活が続いていたと思います。目先の生活や老後のことなどを考えると、先走って離婚をしたことで人生への不安要素が強くなった現実には、後悔してもしきれません」不倫相手への感情から、大切なものを見誤ってしまうこともあるのでしょう。一見すると自分の思い通りに進んでいるように見えても、長い目で見ると間違った選択をしていたということもあります。特に不倫が絡むと、人生の重要な選択において誤った判断をしやすいことは否めません。©yamasan/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月19日割り切った関係のつもりで不倫を始めても、次第にどっぷりと不倫沼に浸かってしまう人もいます。不倫相手を本気で愛してしまい、離婚して不倫相手と再婚しようと画策した30代妻のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。割り切った関係に合意して始めた不倫絢子さん(仮名)は、結婚5年目のときに飲み会で知り合った男性・高橋さん(仮名)と意気投合し、不倫をスタート。高橋さんは独身で、「結婚願望がないので、独身の女性よりも既婚女性と付き合いたい」というポリシーだったことから、お互いに割り切った関係に合意して不倫へ進んだと言います。「夫とは結婚2年目からすでにレスだったのと、子づくりをする予定もなかったので、仮面夫婦みたいな関係でした。見た目がタイプの高橋さんと出会ったときには、自分が既婚者であることを忘れて、思わず見惚れてしまったほど惹かれましたね。話しているうちに、彼に結婚願望がまったくないことや、既婚女性と付き合うのに慣れている人だとわかり、私から彼にアプローチをしたんです」絢子さんのアプローチは成功し、高橋さんと月に数回は密会をする関係に。しかし「割り切った関係」だったはずなのに、そこまで時間が経たないうちに、絢子さんは高橋さんに本気になってしまったそうです。不倫相手を本気で愛し、離婚を考えるように…「高橋さんはとてもスマートな男性で、不倫だったけれど、私のことをよく思いやってくれたし、夫よりも私の話を親身に聞いてくれました。そんな高橋さんに強く惹かれていくのに時間はかからなかったです。不倫を始めて3か月後には夫との離婚を真剣に考え始め、高橋さんと独身同士としてちゃんと付き合いたい、もっと欲を言えば彼の妻になりたい!と思うようになりました」そして、高橋さんとの逢瀬を重ねながら数週間悩み続けた末に、離婚への覚悟を決めたと振り返る絢子さん。高橋さんとの将来がどうであれ、まずは自分が独身にならなければ、高橋さんとの関係は不倫のままで終わってしまう…と思い、離婚へと舵を切ることにしたと言います。「夫との離婚を決めた時点では、独身同士として高橋さんと堂々と付き合いたいという気持ちが強かったです。スムーズに離婚をするために、夫には高橋さんの存在は伏せ、“価値観の不一致”“将来性が感じられない”という2点を理由にして離婚を切り出しました」妻から離婚を切り出された夫は、最初こそ面食らっていた様子だったそうですが、何度か話し合いをするうちに「確かに、俺らはすでに夫婦として終わっているから、離婚したほうがいいかもしれないね」と離婚に同意してくれたとのこと。「高橋さんには、離婚が決まるまでは離婚を考えていることすら伝えないようにしました。もともと高橋さんには結婚願望がないのを知っていたので、私が離婚をすると言ったら、再婚を迫ってくるんじゃないかと思われるのが嫌だったからです」夫への申し出から1か月後に、絢子さんの離婚は成立。高橋さんと不倫を始め、本気になってから夫との離婚に至るまで、すべて絢子さんの計画通りに物事が進んだそうです。「割り切った関係」と言いながら不倫を始める男女は後を絶ちません。しかし、どんな関係であれ配偶者以外と体を重ねれば不倫であることに間違いはなく、安易に不倫に走ったことによって、築き上げてきた人生がガラガラと崩れることもあるのです。「自分たちは大丈夫」「割り切った関係なら問題ない」と思っても、後になって因果応報の結果を招くのは自然の摂理でしょう。©kapinon/Adobe Stock ©olly/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月19日夫(徹さん・仮名・35歳)へ不満を募らせていた、美容師の亜紀代さん(仮名・37歳)。ひょんなことからお客さまである独身男性(海人さん・仮名・27歳)と不倫関係に陥ってしまいます。密会を重ねるうちに不倫にハマった亜紀代さんは、離婚を決意。しかし、不倫相手にその思いを伝えるもあっさり捨てられてしまいました。亜紀代さんは不倫に本気だっただけに、突然別れを告げられ相当つらい思いをしたのだとか。自分が遊ばれていたことも、彼に婚約者がいたことも、まったく知らなかったそう。ただ夫に不倫がバレていなかったので、何事もなかったかのように元の生活に戻ったと言います。SNSの匿名アカウントで自分の不倫が暴露されて…「私は、お店の集客になればと思いSNSを利用していました。そこには、ヘアカタログ代わりにお客さまのヘアスタイルの写真を投稿していたんです。でも、最近匿名のアカウントから嫌がらせを受けるように…。『店長が男性客に手を出している』と評判を落とすようなことを書かれて。私が不倫していたことは事実だけど、何だか気味が悪いのでそのアカウントを即ブロック。しかし『この日、店長は男性客とお店で不倫していました』と新たなアカウントで書き込まれて…たしかにその日、海人さんとお店に泊まったので余計に怖くなりました」この書き込みが多くのお客さまの目に触れたようで、徐々に美容院の予約に空きが出るようになったのだとか。「そんなある日、一人のお客さま(カナさん・仮名・24歳)が来店することになりました。顔見知りということもあり、私が『最近、SNSで嫌がらせを受けて困っているのよ』と打ち明けると、彼女は急に『困っているのは私のほうよ!あなた、私の婚約者を誘惑したでしょ』と怒り出して。なんとカナさんは、元不倫相手の婚約者だと言うのです。よくよく考えてみると、彼女は海人さんの紹介でお店に訪れるようになったお客さま。私は二人が親密な関係だということにまったく気づいていませんでした」亜紀代さんは衝撃の事実を知って、SNSの嫌がらせのすべてはカナさんの仕業だと悟ったそうです。「彼女は少し前から、海人さんの様子がおかしいと思っていたのだとか。そこで彼のスマホにGPS機能をつけて行動を監視していたそう。だから、SNSに私たちが不倫した場所と日時が正確に記されていたというわけです。彼女は『私は海人さんと結婚して幸せになります』『あなたへの復讐はまだ終わっていないから』と捨て台詞を吐くと、お店を後にしました」カナさんは店を出る時、ニヤリと笑ってこちらを見ていたと言います。夫に不倫がバレてしまって…突然お店にやって来た信じられない理由とは…?「彼女と入れ替わりで、突然夫がお店に入ってきました。驚く私を見て『今の話は本当か!』と怒鳴りつけてきて。私の投稿によく『いいね』をくれる夫のアカウントをお店のSNSをたどってカナさんが見つけ出した様子。彼女はSNSのDMで『あなたの妻の秘密を暴露するので、今日の昼にお店に来てください』と、意味ありげな言葉で夫を呼び出していたのです。SNSの嫌がらせの件を知っていた夫が、違和感を覚え駆けつけてくれたのですが…。結果的にカナさんとの話をすべて聞かれて、夫に不倫がバレてしまいました」これを機に、夫に離婚を突き付けられた亜紀代さん。自身が不倫していたこともあり、子どもの親権も奪われたそう。「これから夫に慰謝料を払うためにも働かなければなりません。でも、まったくと言っていいほどお客さまがお店を訪れなくなって…。気になって口コミサイトを見ると『店長に、客として訪れた婚約者を危うく奪われるところでした。みなさんも気をつけて』という書き込みを発見。これがカナさんの言っていた『最後の復讐』だったのでしょう。サイトに連絡しその書き込みを消してもらったものの、時すでに遅し。瞬く間に私の悪い噂が広がって、お店は開店休業状態に。もうこの場所でお店をやることを諦め、新しい土地でゼロから出直すことにしました。でも、今美容院は数も多く競争が激しいので到底うまくいくとは思えません。こうなったのも全部自業自得だと思います」身勝手な気持ちから不倫に走ってしまった亜紀代さん。大事なものを一気に失っても、不倫の制裁としてすべて受け入れるしかありません。人を裏切る行為は身を滅ぼすと肝に銘じておきたいところです。©Pormezz/Adobe文・菜花明芽
2023年11月16日長く生活を共にする家族に、不満のひとつやふたつ抱くのはそう珍しいことではありませんね。今回は夫の心無い言葉がきっかけで、とある男性との不倫に陥ってしまった37歳女性のエピソードをご紹介します。日々順調に仕事をこなすも…夫に一人の女性として見てもらえず…亜紀代さん(仮名・37歳)は現在結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(海人さん・仮名・27歳)と不倫関係にあると言います。彼女が不毛な恋に走った理由は一体何だったのでしょうか。「私は、夫(徹さん・仮名・35歳)と娘(玲さん・仮名・5歳)の三人家族です。仕事は美容師をしており、数年前に無事独立しました。以前のお店で担当していたお客さまも、今のお店に来てくれるようになったので、まあまあ儲かっているといった感じでしょうか。充実した日々を送るなかで、ひとつ不満に感じていることがあります。それは年下の夫が、私を『ママ』と呼ぶことです。もちろん彼は、娘目線で私をそう呼ぶのだと思うのですが、まるで母親扱いされている気がして。一度『私はあなたのお母さんじゃない!』と言ってケンカになったものの、その後も夫から名前で呼ばれることはありませんでした」これを機に、夫への愛が一気に冷めてしまった亜紀代さん。しかし、時を同じくして心満たしてくれる男性が現れたそう。「海人さんは昔からお店に来てくれているお客さまです。独身でイケメンの彼は、何かにつけて『亜紀代さんは若いね』『きれいだから見惚れてしまう』と私を褒めてくれて。その言葉を鵜呑みにした私は、いつしか海人さんに思いを寄せるように…。彼とLINEを交換して、時間が合えば二人で食事に行くまでに急接近。私の猛アプローチに彼も悪い気はしなかったようで、すぐに心が通い合いました」亜紀代さんにとって心の隙間を埋めるための不倫だったはずが、いつしか二人の関係は本物の愛へと変わっていったのだとか。「私のお店で海人さんと初めてカラダを重ねました。その日最後のお客さまだった彼と話し込んでしまって…お互い気があるからか、すぐそういう雰囲気に。うちは、七五三や成人式で着付けも引き受けるので、それに使う二階の部屋で彼と一夜を共にしたのです。夫には『仕事で疲れたから、今日はお店に泊まるね』とLINEを送ったら、すんなり受け入れてもらえました」その後も、亜紀代さんは不倫相手と密会を繰り返したと言います。一方で夫への不満が募っていたこともあり、徐々に離婚を考えるようになったそう。夫との離婚を宣言…その時不倫相手が発した衝撃の言葉とは…?「私は海人さんとの不倫に溺れるようになりました。そのうち自分の稼ぎで娘一人養うことは簡単だと考えるようになって。早々に彼と再婚できなくても、すでに愛情のない夫とは離婚することを決意。話は早いほうがいいと思い、海人さんをお店に呼び出して気持ちを伝えたのですが…。突然彼は『遊ぶのに既婚者がちょうど良かっただけ…君に愛情はないよ』『俺はもうすぐ結婚するから別れてほしい』と言い放ったのです。海人さんの予想外の発言に私は頭が真っ白になり、その場にただ立ち尽くすしかありませんでした」訳もわからず不倫相手に捨てられてしまった亜紀代さん。夫婦間で納得がいかないことがあったとはいえ、大切な家族を裏切ったのだから当然の結果と言えるのではないでしょうか。©koumaru/Adobe文・菜花明芽
2023年11月16日ふたりの子どもを育てる美樹さん(仮名・34歳)。夫が子育てに協力的ではなく、育児ストレスを抱えていたそう。ある日ストレス発散のために友人と出かけた際、そこで知り合った年下男性の龍太さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまうことに。龍太さんの休みの日に合わせて、子どもを義実家やママ友に預けてまで密会を重ねていたといいます。その後、どんな展開が待ち受けたいたのでしょうか…。フレンドリーな良いママを演じて…「不倫相手である龍太くんとの関係はしばらく続き、彼の仕事が休みである火曜日に合わせて、私も予定を立てるようになりました。密会の日は、子どもをママ友の家や義実家に預けていましたが、同じ家ばかりだと相手にも負担がかかりますし、何より夫から怪しまれてしまいます。そこで、預かってくれる家を増やすような行動をとりました。つまり、ママ友を増やしたんです。自分から積極的に話しかけ、連絡先を交換し、まめにやり取りをしました。周りから見たら、フレンドリーな良いママだったと思います。そんなある日、子どもを預ける予定だったママ友から、“子どもが熱を出してしまったから、預かることはできない”と密会直前に断られてしまったのです」子どもと共に不倫相手とランチ「その日は、龍太くんは夕方から用事があるらしく、昼間に会う予定をしていました。上の子は保育園にいる時間だったので、下の子だけを預けて出かける予定でした。急遽、別の預け先を探すことになりましたが、本当に急だったので、まったく見つからなくて…。私は仕方ないと諦め、龍太くんとのランチに子どもを連れて行くことにしたんです。“もしかしたら、龍太くんも子どもを可愛がってくれるかもしれない”と淡い期待を抱いていましたが、実際はそうはなりませんでした。“なんで連れてきてんの?”と、完全に引かれましたね。そのまま早々に解散となり、帰宅。私は龍太くんに必死に謝り、なんとか関係を維持することができました」子どもの体調不良で事態が一変「その翌週にも龍太くんと会う約束がありました。その日は、昼間から夕方までの予定。前回彼を怒らせてしまったので、今回は関係改善のために努力しようと思っていました。密会中は龍太くんとの時間に集中しようと思い、スマホをバッグに入れたまま一切見なかったんですね。すると、帰り際に着信が入っていることに気付きました。相手は下の子を預けていたママ友と、夫からでした。まずはママ友に連絡。内容は、私の子どもが体調を崩したということでした。それで迎えに来てほしかったようですが、私に連絡がつかなかったので、仕方なく夫の職場に連絡を入れ、夫に状況を伝えたとのこと。急いで下の子を迎えに行ったあと、保育園に上の子を迎えに行って帰宅。その夜は、夫から“何をやっていたんだ”と厳しくられました。そして後日、夫から“あの日は不倫相手と会っていたんだな”と言われました」ふたりの子どもの親権の行方「夫は私の行動を不審に思い、探偵に調査を依頼して不倫の証拠をつかんだそうです。決定的な証拠を見せられたので、私は諦めて不倫の事実を認めました。夫は私を許すつもりなどなく、そこから一気に離婚の話が進んでいきました。問題は、親権です。私としては、もちろんふたりとも引き取るつもりでしたが、夫も親権を主張。状況は母親である私のほうが有利でしたが、子どもの意見も聞いておこうという話になりました。子どもはまだ小さいので、私は“母親がいいと言うに決まっている”と高をくくっていたんです。ですが、娘が“ママと一緒にいたくない”と言ったんです。ちょっと前までは“ママと一緒にいたい”と泣いていたのに…本当にショックでした。そして、私はその瞬間に自分のおかした罪の深さを思い知ったんです。結局、上の子は夫が、下の子は私が引き取ることになりました。姉弟を離れ離れにさせてしまったことを、今でも後悔し続けています」“育児ストレスから不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。良きママだったはずの女性が、不倫により離婚。なによりも、子どもを悲しませたことを悔いるべきでしょう。せめて、この一件が子どもの成長の妨げにならないよう、努力してほしいものです。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月15日子どもが生まれたことで、育児ストレスを抱える家庭もあるでしょう。ときには気分転換が必要ですが、なかには不倫に走ってしまうケースも…。美樹さん(仮名・34歳)も、育児ストレスを発散するために不倫を始めてしまったそうです。当時の状況を詳しく伺いました。育児に協力的でない夫「私は、6年前に商社マンの夫と結婚しました。その後、ふたりの子どもを出産して、私は専業主婦として家庭を支えるように。夫は収入が多かったため、不自由のない暮らしをすることができました。ただ、夫は出張が多く、忙しいということもあり、子育てにまったく協力してくれなかったんです。家のことは、すべて私に任せきり。近くに義両親が住んでいたので、“何かあったら親を頼って”と言われました。確かに義両親の手助けはありがたいんですが、義母は何かと干渉してくるタイプだったので、結局ストレスがたまるばかりでした」友人たちとの食事会へ「上の子が4歳、下の子が2歳になったときのこと。4歳の娘が保育園に通うようになったので、少しだけ手はかからなくなりました。そんなとき、古い友人から“昔の仲間で集まって食事に行こう”との誘いが。日ごろの育児ストレスを発散したいという思いがあったので、迷わずOKしました。念のため夫にも相談し、当日は子どもを義両親に預けて食事会へ行きました。食事会では、久しぶりに会った友人たちとの話が盛り上がり、めちゃくちゃ楽しかったです。食事を終えたところで、“もう1軒だけ行こう”という話になり、ふたりの友人とバーに入りました」年下イケメンたちとの出会い「広めのバーで、私たちはテーブル席に着きました。すると、隣のテーブルに座っていたふたりの男性が、チラチラとこっちを見ていることに気付きました。友人が“声をかけてみようか”と言い出して、結局5人で飲むことに。男性はどちらも私たちより年下で、しかもイケメン。滅多にないシチュエーションにテンションが上がりましたね。帰り道は、ひとりの男性と家の方向が同じということで、一緒にタクシーに乗ることに。これで楽しい時間も終わりか…と内心寂しく思っていたところで、“うちに寄っていかない?”と誘われました。正直、もう少しだけ今の時間を楽しみたいという思いがあったので、タクシーをおりて彼の家へ行くことに。そして、お酒が入っていたこともあり、流されるまま関係を持ってしまったんです…」子どもを別々の家に預けてまで…「彼の名前は龍太くん(仮名)といい、美容師をしていました。龍太くんは火曜日が休みだったので、なんとかその日に会いたいと思い、火曜日はママ友に子どもを預けられるようにして、予定を組んでいました。しかし、あまり派手な行動をすれば、不貞行為がバレてしまいます。子どもを預けるにしても、なるべく偏らないように気を付けました。今日はこの家、来週はあの家と、バランスをとりつつ預ける計画を立てたんです。そして、ある火曜日のことです。その日は、龍太くんと夕方から会う約束をしている日でした。上の子を保育園へ迎えに行き、下の子を連れて、ママ友に預けに行こうと準備をしていると、娘が“ママと一緒にいたい”と言い出したんです。娘がダダをこねるのは珍しいことでした。ひとまず、下の子だけをママ友に預けて、泣きながらダダをこねる娘をなんとか説得。“おじいちゃんとおばあちゃんの家なら行ってもいい”と言うので、娘を義両親の家に預けました。この頃、私は龍太くんに夢中になっていたので、子どもふたりを別々の家に預けてまで出かけるような無茶なことをしていたんです」“育児ストレスから不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。子どもを育てていれば、ストレスを感じることもあるはず。しかし、それを言い訳にして不倫に走るのはいかがなものでしょうか。子どもの言葉をもっと重く受け止めるべきだったのでしょう。©kimi/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月15日悠里さん(仮名・31歳)は、交際相手の雅人さん(仮名)がいながらも不倫をしていたそう。あるとき、雅人さんとのあいだに妊娠が発覚。不倫相手とは別れたものの、その妻から雅人さんに不倫の事実を密告されてしまいました。疑心暗鬼に陥る雅人さんに「不倫相手と肉体関係はなかった」と説明することで、なんとか関係を維持できたそう。その後、どんな展開が待ち受けていたのでしょうか…。「汚らわしい血が混じっている」と言われ…「不倫相手と別れ、その妻からの嫌がらせへの対応も終わり、なんとか雅人と結婚をすることができました。そして、息子を出産。息子は雅人とよく似ていて、雅人が父親であることは疑いようがありませんでした。しかし、どうも雅人が育児に協力的ではありません。ある日、ちょうど息子を寝かしつけたタイミングだったので、“寝顔を見てあげて”と言うと、雅人はベビーベッドの傍らに腰を下ろしました。息子を見て“可愛い”と言ってくれるのを期待していたんですが、雅人の口から出たのは、“本当に俺の子どもなのかな”という言葉でした…。“似ているでしょう”と指摘しても、あまり納得していない様子。私が怒って、“だったらDNA検査でもなんでもしてよ”と言うと、“そういうことじゃないんだ”と。“汚らわしい血が混じっている気がして”と言われ、大きなショックを受けました」息子への愛を感じられない夫「ある休日。その日は珍しく雅人も部屋にいました。私は、雅人が息子を見てくれていると思い、少し目を離していたんです。すると、大きな泣き声が聞こえてきて…。息子に近寄ると、おでこからかなりの血を流していたんです。パニックになりましたが、幸いにも、たいしたケガではありませんでした。どうやら、家具の金具の部分に額をぶつけてしまったようでした。雅人を見ると、まったく心配していない様子。それどころか、”お前が悪いんだろう”と言うんです。とにかく冷たく、愛情の欠片も感じられない言動にショックというか、大きく落胆しました。」癒してくれる男友だちと不倫関係に…「それから私は、精神的に少し不安定になってしまったんです。気分転換に、仲良しの友だち数人と食事に出かけました。そこに、同じように育児を頑張っている男友だちがいたので、いろいろ相談をしたんですね。彼は親身に相談に乗ってくれて、雅人との生活に疲れ切っていた私は、彼の言葉に癒されていくのを感じました。グループでの食事が終わってからも彼と一緒にいたくて、二人でバーに行くことに…。その頃、雅人とはレス状態で、男性との関わりがなかったこともあり、彼と並んで座るだけでドキドキしました。お酒が進むうちにガードがゆるくなってしまったのか、そのまま彼と関係を持ってしまったんです…」離婚後の親権の行方「何度か親に息子を預けて、不倫相手と密会をしました。そんな私の行動に、雅人はすぐに気付いたようです。私が結婚前に既婚者と交際していたことも雅人は知っているので、それもそのはずですよね。雅人は興信所に調査を依頼していたようで、ほどなくして不倫していることが雅人にバレてしまいました。もうとっくに夫婦関係は崩壊していたので、不倫の証拠を突きつけられてからは、すんなりと離婚の話が進みましたね。もちろん私は息子を引き取るつもりでした。しかし、私の精神が不安定と判断され、雅人に親権を取られてしまったんです…。私は雅人に対して、“息子を愛していないでしょう”と訴えました。すると雅人は、“この子が不憫でならない”と憐れむように言いました。そして、“この子は僕が幸せにするから、君はもう関わらないで”と…。今、息子は雅人の実家で暮らしていて、月に1回しか会えていません。どうしてこんなに愚かなことをしてしまったんだろうと、今は後悔するばかりの日々を過ごしています…」“結婚直前まで不倫していた女性の告白”をご紹介しました。結婚前にした不倫の代償が、ずっとついて回ってきているようです。不倫していた当時は、たいした罰を受けなくて済んだとしても、のちにこうして、恐ろしい事態につながってしまうこともあるのでしょう。©nfuru/Adobe Stock ©poko42/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月12日結婚を控えている身であれば、幸せにあふれ、これから先を見据えて準備をしていく段階のはず。しかし、そんなときに不貞行為に走る人もいるようです。悠里さん(仮名・31歳)も、パートナーを裏切るような行動をとってしまったそう。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。浮気しながらの妊娠発覚「私が28歳のときでした。そのころ1年ほど付き合っている恋人、雅人(仮名)がいたんですが、実はそれ以前から既婚者の男性とも付き合っていたんです。彼はお金も持っていたので、たまに会っておいしいお店に連れて行ってもらったり、相談にのってもらったりという関係でした。なので、私のなかではさほど罪悪感はなかったんです。そんなある日、妊娠が発覚。不倫相手の彼とはそういう関係もほとんどなかったため、雅人の子どもだと確信していました」知らない番号から電話が…「雅人に妊娠したことを告げると、とても喜んでくれて、自然と結婚の方向に話が進んでいったんです。一方で、不倫相手の彼にもそのことを伝えました。彼もやはり、“おめでとう”と言ってくれました。そして不倫相手とは、“もう会わないほうがいい”という話に。寂しさはありましたが、これも人生の分岐点であり、仕方ないことだと受け入れて、結婚の準備に入っていきました。ご両親への挨拶、結婚式場選びなど、慌ただしく過ごしていたある日のこと。私のスマホに、知らない番号から電話がかかってきたのです」「幸せになれるはずがない」と言われ…「電話に出てみると、不倫相手の妻でした。おそらく彼のスマホを盗み見て、連絡先を知ったのでしょう。彼女は“以前から関係は知っていた”と言い、私と別れたことも把握していました。そして、別れた理由が私の妊娠と結婚であることまで、情報は筒抜けのようでした。逆に、それだけ知っていてよく今まで黙っていたものだと思ったほどです。不倫相手の妻は、私が結婚して幸せになるのが許せなかったよう。“悪事を働いておいて、幸せになれるはずがない”と言ってきました。だんだんとヒートアップする彼女に対して、私も腹が立ってしまって…。そこで、“別れたんだから関係ない”と言い返し、“別れればそれでいいのか”と向こうが言いかけたところで、一方的に電話を切りました」不倫相手の妻からの密告「数日後、雅人から“話がある”と連絡が来ました。式などについての打ち合わせかとも思いましたが、違いました。スマホを見せられ、“こんな連絡が来たんだけど”と言うのです。なんと、相手は不倫相手の妻。SNSで、不倫を密告するような内容のDMを送りつけてきたのでした。雅人は酷く取り乱していましたね。結婚を目前に控えているだけに、それも当然です。私は、もうここは正直に話をするしかないと思いました。不倫相手とは、雅人と付き合う前からの関係だったと。でも、雅人と付き合ってからはたまに会うだけ。年上ということもあり、“相談にのってもらっていただけ”と伝えました。“肉体関係はなかった”と断言すると、雅人も少し落ち着いたようでした。ただ、“ちょっと時間がほしい”と言われてしまい…。私は、もう待つしかありませんでした。その後、雅人から連絡が来て、“悠里を信じる”と言われ、なんとか関係を維持することができました。そのときは、破滅に向かわずに済んでホッとしたことを覚えています」“結婚直前まで不倫していた女性の告白”をご紹介しました。不倫相手の妻からの、「幸せになれるはずがない」という発言は、もっともな意見でしょう。他人の家庭を脅かしておきながら、自分だけ幸せな家庭を築けるはずがありません。今は良くても、いつかは問題が生じてくるはずです。©polkadot/Adobe Stock ©show999/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月12日不倫をするのは、男性ばかりとは限りません。既婚女性の中にも、つい出来心で夫以外の男性と一線を越えてしまう人がいるのだとか…。今回は、妻たちに聞いた「不倫がトラブルに発展したエピソード」を紹介します。パーソナルジムの年下トレーナーと…「パーソナルジムのトレーナーと不倫していた時期があります。年下でイケメンのトレーナーだったので、どうしても誰かに自慢したくなってしまって、ママ友の中で一番仲の良い友達に打ち明けたんです。すると翌週には、付き合いのあったママ友ほぼ全員に広まっていました…。ママ友の世界って、噂が広まるのが本当に一瞬なんだということを知りました。気まずくなってジムはすぐにやめましたが、それ以来ママ友たちから避けられているし、家族の耳に入ったらどうしようかとビクビクしています」(33歳/音楽講師)噂というのは、本当に恐ろしいもの。特に不倫などのゴシップは、ネタにされやすいです。信頼して話したつもりがあっという間に広まってしまい、家族や知人の信頼を失ってしまうことにもなりかねません。海外でマッチングアプリを使ったら…「私は海外出張が多いんですが、あるとき既婚者の女友達から出張先でのマッチングアプリを勧められたんです。『海外に行くなら、マッチングアプリで現地にいる男性と会ってみたら?絶対夫にはバレないし、おすすめだよ』という言葉にそそのかされて、ロンドン出張中、時間があった夜に現地在住のイケメンとマッチング。一夜限りの関係を楽しんだつもりだったんですが、相手が遠距離恋愛をする気満々になってしまって…。慌てて自分は結婚していることを伝えたら、突然キレて逆上してしまい、かなり怖い思いをしました。夫を裏切ったバチが当たったんだな…と本気で反省しました」(31歳/メーカー)マッチングアプリなどを利用して、後腐れのない関係を楽しもうとする既婚者女性もいるのだとか。しかし遊びのつもりなのは自分だけで、相手側が本気になって入れ込んでしまうケースも…。不倫相手がストーカー化してしまうトラブルなども実際にあるようです。不倫相手に本気になってしまい…「夫とは普通にうまくいっていたんですが、ある時バーで出会った男性と恋に落ち、不倫関係になりました。すごく優しい彼を本気で好きになってしまい、夫と離婚して彼と一緒になることを真剣に考えていたんです。ところが彼、他にも付き合っている女性が何人もいたことが発覚。夫に離婚を切り出した後にわかったので、結局夫には平謝りしてなんとか許してもらったものの、それ以来夫婦仲はギクシャクしています…」(30歳/秘書)単なる遊びではなく、結婚している身でありながらも本気で夫以外の男性を好きになってしまうケースもあるようです。不倫中は周りが見えなくなり、暴走してしまいがち。夫との離婚に踏み切る前に、一旦冷静になるべきです。既婚女性に聞いた「不倫がトラブルに発展したエピソード」を紹介しました。ちなみに、実際に経験はなくても、不倫願望のある既婚女性は実は多いのだとか…!その理由は、寂しさや欲求不満、非日常体験への憧れなどさまざまなようですが、誘惑に負けて迂闊に不倫に手を出さないよう、気をつけたいですね。©yamasan/Adobe文・小泉幸
2023年11月10日職場の後輩から恋愛相談を受けていた里香さん(仮名)。アドバイスをするうちに、後輩の恋愛は見事に成就します。自分のことのように喜びながら、恋人の写真を見せてもらったところ、そこには里香さんの夫の姿が…。ひょんなことから夫の不倫を知った女性が夫に制裁をくだしたエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。後輩の恋人は自分の夫!?里香さんは、片想いが実って喜んでいる後輩に悪いとは思いつつ、後輩が「彼氏」として見せてきた写真の人物が自分の夫であることを伝えます。その事実に対して後輩は驚愕し、大きなショックを受けた様子でした。しかし後輩は、里香さんに予想外の提案をしてきたのです。「私の言葉に、後輩も絶句していました。まさか自分の好きな人が既婚者だとは思わなかったでしょうし、その妻が私だとも知らなかったようでした。あのときの後輩の姿は演技ではなく、本気で裏切られたと感じているように見えましたね。あまりの衝撃に、しばらくお互いに無言でしたが、後輩は思ったよりも冷静でした。そして二人で話し合い、この問題をなんとか解決しようということになったのです。後輩によると、夫は里香さんが夜勤の日を狙って合コンに参加していたよう。後輩も合コンで夫と知り合い、「独身」と聞かされたので安心して連絡先を交換し、アプローチしていたという経緯がありました。その場で後輩から、『先輩、一緒に復讐しましょう』と提案されたんです。ちょっと迷いましたが、後輩は自分の恋心よりも私への同情心のほうが強くなったと言ってくれて、私のためにも彼に復讐したいとまで言っていました。そこで私も腹をくくって、一緒に制裁の計画を立てることに決めました」夫への復讐を決行「後輩からの情報によると、夫は『最近、彼女と別れたばかり』と言ったそうです。『もしかしたら不倫相手は私だけじゃないかも』という後輩の言葉を聞いて、なるほどなと思いました。その夜、夫のスマホを盗み見ると、後輩以外の女性とのやりとりが大量に見つかったので、彼女の推測通りでしたね」里香さんは、それから数日の間に不倫の証拠をそろえ、後輩と共に復讐を決行することに。後輩が夫を呼び出して二人が会話をしているところに、里香さんが登場して不倫を問い詰めたそうです。「私の姿を見て驚く夫に、自分と後輩の関係を淡々と告げました。後輩のスマホに残っている夫とのLINEのやりとりや、夫のスマホをスクショして入手した証拠もその場で突きつけました。最初は言い逃れしようとしていた夫も、数々の証拠を見て観念し、不倫を認めましたね。そして私は、後輩もいる目の前で、夫に離婚と慰謝料を請求しました」その後、話し合いの末に離婚が成立。夫から慰謝料も受け取れて、里香さんはそのお金をもとに生活を立て直すことができたそうです。仕事も変わらず、今までと同じ場所に勤務を続けています。「後輩とは数奇な体験をしたものの、今では笑い話として振り返ることができるようになりました。あのとき、後輩が私の味方をしてくれたことで、むしろ私と後輩の絆は深まりましたし、今では同僚というより親友のような関係です。夫は私への慰謝料の支払いで貯金がゼロになり、結婚していた頃とは比べ物にならないくらい質素な生活を送っていると人づてに聞きました。不倫をするような夫とは一緒にいられないので、離婚できて本当によかったです」夫の不倫相手が知人であれば、妻としては複雑な心境になるでしょう。妻が不倫相手と結託して夫に制裁をくだすのは容易なことではありませんが、今回のようなケースも起こりうるようです。夫の裏切りを知って速やかに対処することができたとあれば、新たなスタートを切りやすいかもしれません。©buritora/Adobe Stock ©Shisu_ka/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月10日平穏だった生活が、夫の不倫によって一変することもあるでしょう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、予想もしないきっかけで夫の裏切りを知った30代妻のエピソードをお届けします。気づかないうちにじわじわと平和な日常が崩れていた…里香さん(仮名)は結婚4年目の30代女性。シフト制で夜勤のある仕事をしている関係で、夫と過ごす時間が少ないときもあったものの、夫婦の関係は良好で特に不満のない毎日を過ごしていました。ところが、ある出来事をきっかけに、突如として平穏な日々が壊れていったそう…。「職場でよく会話をする後輩の女性から、食事に誘われてOKしたんです。ちょうど私も、その後輩ともっと仲良くなりたかったので、いい機会だなと思いました。食事での話題は、後輩の恋愛相談がメイン。最近好きな人ができたらしく、どう進展させればいいか相談を受けました。私は結婚してから、なかなか他人の恋愛相談を受ける機会がなかったこともあり、後輩から恋愛相談をされたのが嬉しくて。自分のことのように親身になってアドバイスをして、うまくいくように願っていました」その日から後輩の恋愛事情について話す機会が増え、二人は急速に仲良くなったそう。里香さんは後輩と好きな人とのあいだに良いことがあれば一緒に喜び、後輩の恋愛を応援し続けました。それからしばらくしたある日、後輩から「好きな人と付き合えることになった!」と報告があり、自分のことのように嬉しくなったそうです。後輩の「恋人」は自分の夫だった…「そのときの私は、後輩の片想いが実ったと知り、本当に嬉しかったですね。幸せになってほしいなと心から思いました。それで『彼の写真はないの?』とたずねると、その後輩が恥ずかしそうにスマホを見せてくれたのですが…。その写真に写っていたのは、なんと私の夫だったのです」これには里香さんも驚くとともに、後輩がなぜ自分の夫を堂々と「彼氏」と言っているのか、理解ができなかったそう。しかも、これまでの話ぶりを思い返すと、後輩は既婚者に恋をしている雰囲気がなかったことから、強烈な違和感を抱いたそうです。その瞬間、「ひょっとして、夫が独身だと嘘をついているのでは?」とピンときたと言います。里香さんは思いもよらない形で、夫の裏切りを知ってしまったのでした…。既婚者であるにもかかわらず、妻以外の女性と平然と関係をもつ男性もいます。自分の夫と知人が偶然に関係をもつのは数奇な巡り合わせではありますが、夫婦の行動範囲が近い場合などは、こういった事例も起こりかねないのでしょう。©japolia/Adobe Stock ©smile/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月10日シングルマザーの愛佳さん(仮名・33歳)は、息子が幼稚園に上がり、ママ友の亜希子さん(仮名)と仲良くなります。仕事がある日は亜希子さんに子どもを預かってもらうようになり、亜希子さんの夫・義和さん(仮名)とも親しい間柄に。ある日子どもを幼稚園に送ったあと、義和さんとランチに行き、やがて不倫関係に堕ちてしまったそうです。その後、どのような展開を迎えたのでしょうか?ママ友に隠れて密会を重ねる「亜希子さんの仕事が忙しいのをいいことに、義和さんと密会を重ねていました。会うのはたいていお互いの家でしたね。周囲に気付かれないよう注意しながら、別々に家に入るようにしていました。義和さんはWEB関連の仕事をしていて、もともと自宅での作業も多かったため、怪しまれることもありませんでした。そして、不倫関係が1~2か月ほど続いたころ、ようやく亜希子さんの仕事も落ち着てきたようで、息子と一緒にランチに招かれました」ママ友宅でランチ会をすることに「義和さんと密会している家で、家族同士で向かい合うのはなんとなく気まずく、違和感がありましたね。義和さんも同じ気持ちなのか、いつもより口数が少なく、ぎこちない感じで…。ランチは、亜希子さんが手料理をふるまってくれました。亜希子さんは料理が上手で、子どもたちも“おいしい”と喜んで食べていました。そしてランチを終えたところで、亜希子さんが子どもたちに向かって、“あっちで遊んでいなさい”と子ども部屋のほうに促したんです」決定的な証拠を突きつけられ…「リビングには、大人3人となりました。そこで亜希子さんが咳払いをすると、急にスイッチが入ったように、雰囲気が変わって。部屋にピリッとした空気が流れました。亜希子さんと義和さんが、チラッと視線を合わせました。義和さんは、そのまま視線を下に落とし、うなだれるような体勢に。そこで、亜希子さんが口を開きました。“ふたりのことはもう知っている”と、不倫関係を指摘されたのです。義和さんの口数が少なかったのは、あとでこういう状況が待っているのが分かっていたからなのでしょう。亜希子さんが、テーブルの上にスマホを差し出しました。そこには、私と義和さんのLINEのやり取りが…。完璧な不倫の証拠です。言い逃れはできそうもなく、私はもう謝るしかありませんでした」罪悪感と後悔の日々「亜希子さんは、“離婚をするつもりはない”と言いました。ただ、“愛佳さんのことも許すつもりはない”と…。もう顔を見たくないし、二度と会いたくないということで、“完全に離れて欲しい”と言われました。ようするに、この地から去って欲しいということです。その代わり、“慰謝料は請求しない”という条件を提示されました。私も、経済的に余裕があるわけではありません。慰謝料を払うのは厳しい状況。亜希子さんの提示した条件を、受け入れるしかありませんでした。そして、私と息子は、ひとまず私の実家に戻ることにしたのです。結果的に、大きなダメージを受けるのは避けられましたが、子どもは違いました。幼稚園を去ることになったうえ、毎日のように遊んでいた亜希子さん夫妻の子どもとも二度と会えないことに…。知らない地での生活が始まりとても心細そうで、泣いていることもありました。すべて私の身勝手な行動により、招いてしまったこと。亜希子さんを裏切ってしまった罪悪感、両親や息子に対する負い目を感じながら、後悔の日々を過ごしています」“ママ友の夫を略奪したシングルマザーの告白”をご紹介しました。不倫により、ママ友を失ってしまっただけでなく、周囲の様々な人間関係も崩れてしまったようです。子どものためにも、次は大切な人たちを裏切らないようにして欲しいものです。©toya_uz/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月08日子どもを一人で育てている母親などは、誰かの手が必要になることもあるでしょう。シングルマザーの愛佳さん(仮名・33歳)もかつて、そんな状況でとある男性と親しくなったそう。しかしその相手は既婚者であったと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく伺いました。ママ友との出会い「私は高校時代から付き合っていた男性と、26歳のときに結婚しました。しかし彼の不倫が原因で、結婚4年目で離婚。私はシングルマザーとなりました。息子もまだ小さくて最初のうちは大変でしたが、実家から親も手伝いに来てくれて、助けを借りながらなんとか親子二人で生活をしていたんです。やがて息子が幼稚園に入園したとき、あるママ友と出会ったのです。亜希子さん(仮名)という女性で、家が近く年齢が同じということもあり、親しくなりました」ママ友夫妻と仲良くなり「亜希子さんは、私がシングルマザーであることを気にかけてくれる、とても優しい人でした。私は清掃会社で働いていて、帰りが遅くなってしまうことも多かったんですね。そういうとき、亜希子さんにお迎えを頼んだり、子どもを預かってもらったりするなど、良好な関係を築いていました。預けていた息子を迎えに行く際、亜希子さんの夫の義和さん(仮名)とも顔を合わせる機会がありました。義和さんは子ども好きらしく、私の息子ともよく遊んでくれているようで…。息子を連れて帰る際、お互いに手を振り合っている姿を見て、微笑ましく感じました。いいご夫婦だなと心から思いました」ママ友の夫と連絡先を交換「亜希子さんの仕事が繁忙期に入ったとき、夫の義和さんが子どもの送り迎えをするようになりました。当然私も義和さんと幼稚園で顔を合わせることが増えて、気軽に会話を交わすようになりましたね。ただ、亜希子さんが忙しいということは、息子のことを預かってもらえなくなるということ…。無理を承知で、それとなく義和さんにお願いできないかと尋ねてみると、“いいですよ”と言ってくれたのです。義和さんはWEB関連の仕事をしていて自宅でのリモートワークも多いらしく、快く受け入れてくれて。連絡先も交換し、何度か息子を預かってもらうことになりました」元夫を思い出して…「ある日、幼稚園に息子を送った際、義和さんと一緒になりました。その日は私は仕事が休みだったので良い機会だと思い、“お礼がしたい”とランチに誘ったんです。食事をしながら子どもに関する話をしていたんですが、義和さんがとても聞き上手で、気付けば私は元夫と暮らしていた頃の話をしてしまいました。そこで、つらかった時期を思い出してしまい、つい泣いてしまったんですね。心配した義和さんが、このまま私を一人で帰すことはできないと、家まで送ってくれました。そうなると、私もそのまま義和さんを帰すことができず、家にあげることに。そして私たちは、関係を持ってしまったのです…。それ以降も、亜希子さんの家に息子を預ける機会がありました。そして、息子が義和さんと仲良くしている姿を見て、本当の家族になれたら……と密かに夢見るようになってしまいました」“ママ友の夫を略奪したシングルマザーの告白”をご紹介しました。ママ友と知り合ったころは、まさかこんな状況になるとは思っていなかったでしょう。子どもを預かってくれて、恩も感じていたはず。その恩をまさに、仇で返す形になってしまったわけです。©polkadot/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月08日育児がひと段落ついたタイミングで、スーパーでレジのパートを始めた成実さん(仮名・34歳)。ひょんなことから同僚の磯岡さん(仮名)と親しくなり、彼の影のある雰囲気に惹かれていきます。磯岡さんは結婚しているものの、ある事情から家族と離れて一人暮らしをしているそう。二人で食事をしたあとに関係を持ってしまい、W不倫に堕ちてしまったといいます。その後、不倫関係はどんな結末を迎えたのでしょうか…。パート先に家族がやってきて「パートを始めて半年が経過しました。職場では私たち以外にも不倫カップルが多くて、誰と誰が不倫している…などの噂話にも参加するように。私自身も秘かに磯岡さんとの関係を続けていました。ある出勤日に、会社や学校が休みだった夫と子どもが様子を見にお店にやってきました。磯岡さんの担当は鮮魚コーナーの奥なので、会う心配もなし。家族に対して手を振って応えていました。すると夫たちが去った20分後くらいに、レジに並んでいる女性がやけに私のことを見ているのに気づきました」睨みつけてきた女性の正体「レジの列が進み、その女性の番になりました。じっと、私を睨みつけるように見ているのです。クレームでも入れられるのかな…と思いましたが、そんなことはなく、普通に去っていったので安心しました。数日後、磯岡さんと仕事終わりに会う約束をしていました。私は夕方には仕事が終わるので、“先に部屋で待ってて”と鍵を渡されました。職場を出て彼のアパートへ行くと、建物の前に女性の姿が。それはなんと、数日前にレジで私を睨みつけてきた女性。スタスタと近づいてきて、“やっぱりあなただったのね”と言われました。女性は、磯岡さんの妻だったのです。そして彼女と近くのファミレスで話をすることに…」別居の理由が明らかに…「磯岡さんの妻が、“一緒に暮らしていない理由を聞いているか”と尋ねてきました。私は当時、お金の問題だと思っていたんです。暮らしも質素だったので、借金でもあるのかもしれないと。妻が言うには、女性問題。彼は前の店舗でも、女性と不倫をしていたそう。しかも、相手が一人ではなかったと。磯岡さんは、やはりモテるタイプだったようです。私のように雰囲気に惹かれる女性が多いらしく、“初めて見たときに相手はあなたじゃないかと思った”と言われました。それで、睨むような視線を向けてきたのだと分かりました。磯岡さんの不倫により、反省を促す意味で別居という形をとったそう。しかし彼は反省することなく、また同じことを繰り返してしまったというわけです。妻は、“私たちは離婚するけど、あなたは家庭を大事にしたほうがいい”と言いました。どうやら、スーパーで私が夫たちと接している姿を見ていたようでした」不倫相手のヤバい発言に…「翌日、磯岡さんから連絡が来て、“妻と離婚することになった”と報告されました。話がしたいと言われ、ファミレスに呼び出されたんです。磯岡さんは、やや怒っているような不機嫌な様子。“なんで俺だけ不幸な目に遭うんだ”と言い、私にも責任があるということをアピールしてきました。そして、関係を職場に漏らすというような発言も。他の同僚にバレてしまったら、家族にも伝わる可能性があります。これはヤバいと思い、磯岡さんと別れた後ですぐに職場へ連絡。家庭の事情で辞めさせて欲しいと伝えました。心苦しくはありましたが、翌週で辞めることができました。以降、磯岡さんとは連絡を取っていません。パートをやめて半年ほど経ちますが、当時の関係をリークされるのではないかという不安は今もあります。そしてやはり、そのスーパーを利用することはできなくなりましたね」“パート先で不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。家族の崩壊は免れたようですが、まだその危険は残っています。いつ、不倫相手が行動に移すか分かりません。生きた心地がしない日々が、まだしばらくは続くことでしょう。©Liza5450/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月05日職場で不倫が始まってしまう話はたまに耳にします。なかには、パート先で不倫に堕ちてしまうケースもあるよう。成実さん(仮名・34歳)もかつてそんな経験をしたといいます。当時いったいどんな状況だったのかを詳しく伺いました。休憩室で見かけた男性が気になり…「子どもが小学校にあがり、手がかからなくなったタイミングでパートを始めました。家から歩いて15分ほどの場所にあるスーパーのレジ担当として働くことになったんです。そのスーパーは大型店で、大きな休憩スペースがありました。同じ場所で他部門の人も休憩をとるのですが、あるときから気になる男性ができました。年齢は40代後半くらい。鮮魚コーナー担当の人で、普段は奥で魚を捌いていました。どこか影のある雰囲気がカッコ良かったんです。ただ、休憩以外でまったく接点はなく、話す機会もありませんでした」スーパー内の不倫事情「研修期間が明け、正式にスタッフとして採用されて2週間ほどたったころ。休憩室から従業員用のトイレに行こうと、バックヤードを通っていたときです。途中で、男女の話し声が聞こえてきました。見ると、社員の男性と、パートの女性が親しげに話していたんです。距離も近くて、かなり親密な様子。私に気付いていないのか、離れる様子もなく、こっちのほうがドキドキしてしまいました。後日ほかのスタッフに話を聞いたところ、“あの二人はデキていて、どちらも既婚者だ”とのこと。そして、このスーパーではほかにも不倫をしているカップルが何人かいるとの情報を教えてくれました」居酒屋で偶然の遭遇「ある日、昔からの友人と二人で食事がてらお酒を飲むことになり、飲食店に入りました。するとそこには、見たことのある人が……。職場で気になっていたあの男性が、一人でカウンターに座って飲んでいたのです。私たちは小1時間ほどで店を出ようとしましたが、まだ彼がいたので、帰り際に“こんばんは”と声をかけてみました。最初は戸惑っている様子でしたが、“レジの……”と気づいてくれたんです。嬉しかったですね。そこから、休憩で一緒になった際、少し話をするようになりました。彼の名は、磯岡さん(仮名)。もともと魚屋で働いていたそうなのですが、店がなくなったため、今の職場に移ったそうです」休憩室で一緒になるうちに…「休憩室で磯岡さんと一緒になったとき、最初に声をかけた居酒屋の話になりました。“あそこおいしいですよね”と言うと、“もう1軒いい店がある”と教えてくれたんです。そこで“今度行きましょう”という話になりました。こうして、自然な流れで、ある日の仕事終わりで一緒にその居酒屋へ。そのときに今までできなかった込み入った話をしました。磯岡さんは家族がいるものの、今は一人で住んでいるとのこと。離婚しているわけではなく、“ある事情があって別居している”と……。変な話ですが、そのミステリアスで影のある様子がさらにカッコいいと思ってしまったんです。そして、店を出たタイミングで、“うちに寄っていきますか?”と言われ、素直に応じて部屋を訪ねました。こうして私は、パート先の同僚と不倫に堕ちてしまいました」“パート先で不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。職場の同僚を密かに眺めているだけなら問題ないですが、関係を持ってしまうのはアウト。やがて噂話として、職場内に関係が広まってしまってもおかしくないかもしれません。©buritora/Adobe Stock ©anon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年11月05日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚