・・・私は臨月のお腹をさすりながら外のベンチにいます。ベンチにはすでにお腹の大きな妊婦さんが何人か座っているので、私は立ったままでした。私に向けられた若い妊婦さんたちの戸惑いの視線が妙でした。それもそのはず、今の私は50才、出産どころか、年頃の娘とすでに社会人の息子がいるのに・・・。気恥ずかしさで、その場から早く逃げ出したいくらい。ところが、動こうにも足と腰がやたら重かったのが印象的でした。
これはある主婦の実例ですが、彼女は慢性化したひどい便秘に悩まされ、病院に行こうと思っていた矢先に見た夢だそうです。女性特有の妊娠の夢にはこのような暗示を持つものがあります。
では妊娠と出産にまつわる夢のいくつかをご紹介しましょう。
■妊娠する夢
臨月のように妊娠が進んだ夢は多くの場合、つらい便秘を含め、体に重い負担がかかっている状態を反映します。まれに妊娠の可能性のない女性の場合、大きな喜びを伴う身辺変化の暗示になることがあります。
■妊娠初期の夢
妊娠の夢の中でも、体に変化のない状態、妊娠をしているという自覚だけがある夢はポピュラーなものです。現状に劇的な変化を求める気持ち、自分を変えようとする思いなどが反映され、ほとんどは自身の儚い期待感の反映になります。