こんにちは。ハウコレゲストライターの阿部友紀です。江戸庶民のあこがれであった、高級遊女・花魁(おいらん)。一度遊ぶだけで100~200万円が吹っ飛んだといいます。花魁は、幼い頃から様々な教育を受けるのですが、その中に「手練手管」があります。「手練手管(てれんてくだ)」とは、泣いてみせたり、切々と訴えてみたり、拗ねてみせたりする恋の駆け引きのこと。その技巧の中に、男を夢中にして、貢がせる女の共通点が隠れています。
■1.焦らし上手
花魁は、江戸時代で言う芸能人のようなもの。
直ぐに親しくお話できる訳ではありませんでした。最低でも3回は通って、彼女の前で豪遊しなくてはならなかったそうです。
人間は簡単に手に入れたものよりも努力して手に入れたものの方を大切にします。恋愛でも、簡単に落とした女性より時間とお金をかけて落とした女性のほうが大事にされます。何回かデートして焦らすことが、男性が貢ぎたくなる女になるポイントです。
■2.一流好み
花魁は、身につける衣装や小物すべて一流のものでした。一流とはいかないまでも、身だしなみを整えて、普段からきちんとした女を装うことで男性に「はずかしい思いはさせられない」