近浦啓監督作『大いなる不在』が第67回サンフランシスコ国際映画祭で“最高賞”【グローバル・ビジョンアワード】を受賞した。また公開日が7月12日(金)に決定した。2023年9月に開催された第48回トロント国際映画祭のプラットフォーム・コンペティション部門にてワールドプレミアを飾った本作。その後、スペインで開催された第71回サン・セバスティアン国際映画祭では、コンペティション部門のオフィシャルセレクションに選出もされ、同映画祭71年の歴史上日本人初となるシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を藤竜也が受賞するという快挙を成し遂げた。さらにサン・セバスティアンの文化財団「アテネオ・ギプスコアノ」が独自の視点で選ぶ、最も卓越した作品に与えられる賞であるアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞するなど、長編監督2作目にして世界の映画祭で受賞、絶賛評を博している。この度、本作が最高賞を受賞したサンフランシスコ国際映画祭は、1957年に始まったアメリカ最古の国際映画祭。新作のワールドプレミアや話題作が多く集まる重要な映画祭の1つとして知られる。近浦啓監督は「歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です」とコメントを寄せている。本作は、森山未來と藤竜也が親子役で共演し、圧倒的演技を見せるサスペンスヒューマンドラマ。7月の公開に向け、ますます期待が高まる。<近浦啓監督 コメント>歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です。そして各国を巡った「大いなる不在」の日本公開がいよいよ決まり、1人でも多くの人にこの映画を届けることへの決意を新たにしました。『大いなる不在』は7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる不在 2024年公開予定©︎ 2023 CREATPS
2024年05月01日俳優の小関裕太が、初の作品集「LIKES」を発売。これを記念した写真展の開催も決定した。「大奥」「不適切にもほどがある!」と話題のドラマに出演し、来月からはミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の公演を控える小関さん。今回、29歳の誕生日に発売する、“フォトグラファー小関裕太”として初の作品集「LIKES」は、「My Identity with Camera.」のコンセプトで発行されている、雑誌「GENIC」で4年間続けてきた写真連載の裏側を公開。自身が実際に描いた各回のコンセプトやイラスト付きのレイアウトの公開、誌面には掲載できなかったアザーカットや撮影エピソードなど、制作過程が満載。また、連載第7回で撮影した佐藤栞里、作風に影響を与える大切な言葉を数年前にくれたという、銀座 蔦屋書店の番場文章、憧れてやまないイラストレーターの長場雄との対談も実現。さらに、フォトグラファー・女鹿成二が撮り下ろした小関さんの最新の姿も45作品掲載されている。表紙は、【「ス」ver.】(GENIC公式ショップ販売)と【「キ」ver.】(アスマート販売)の2種類を制作。裏表紙や表紙をめくったページの写真もそれぞれ異なったものとなっており、2種類の裏表紙を並べると楽しめる仕掛けのあるデザイン仕様だ。「キ」ver.併せて発表された写真展は、6月24日(月)~30日(日)に東京・恵比寿「オーツーギャラリー」にて開催。小関さんが撮った写真作品に加え、小関さんを撮り下ろした写真も展示。また、本作品集の制作過程に密着したメイキング映像が見られる。作品集の予約受付は、アスマート、GENIC公式ショップにて5月1日(水)19時より開始となる。小関裕太コメントGENICで連載「スキ」が開始されたのは2020年。「写真撮影」だけではなく「ページ編集」にもチャレンジさせていただいて、早4年。3ヶ月に一回の連載で過ごしてきた軌跡が一冊の本になりました。「スキ」という衝動を片手にどのような旅をしてきたのか、その記録をぜひのぞいていってください。小関裕太 作品集「LIKES」【発売】2024年6月8日(土)【仕様】サイズ:H297mm x W232mm x D13mm製本:ソフトカバー176ページ【発行元】ミツバチワークス株式会社【価格】3,960円(税込)(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日藤井道人監督初の国際プロジェクト『青春18×2 君へと続く道』より、シュー・グァンハンと道枝駿佑(なにわ男子)が登場する本編映像が公開された。今回の映像は、長野県長野市と新潟県長岡市を繋ぐ、JR飯山線で出会った主人公・ジミー(シュー・グァンハン)とバックパッカー・幸次(道枝さん)とのシーン。台湾でアミ(清原さん)と出会ったころのことを思い出しながら、「一人旅、すごいですね」と話しかけるジミーに、「よく旅って自分探しって言うじゃないですか?でも、自分は自分だし、一回きりの人生思いっきり楽しみたいんすよね、俺は」と返す幸次。トンネルの出口に近付くと、幸次がジミーを運転室前に連れていき、カウントダウンを始める。その瞬間、あたり一面に雪景色が広がり、ジミーは言葉にならない感動を噛みしめながら、アミと一緒に観た映画『Love Letter』のことを思い出す。実際に運行している電車に乗り、数十秒しかないトンネル内での限られた時間で撮影されたこだわりのシーンとなっており、台湾でプレミア上映された際には、「ワッ」と感嘆の声が場内に広がった。そんな冬の日本の景色を美しく映し取る日本パートには、「ジミーの旅路をリアルに描きたい」という藤井監督のこだわりが詰まっており、藤井監督は「僕たちはジミーのように実際に電車に乗って旅をしました。乗り換えで40分待ちなんてざらですし、雪が降ったら電車も止まる。そうした体験を出来たことで、ドキュメンタリースタイルで日本パートを撮影できました。とにかくリアルにこだわったルートになっているので、公開後に“聖地巡礼”を楽しんでください」とコメントしている。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月01日生見愛瑠主演「くるり~誰が私と恋をした?~」第4話が4月30日オンエア。公太郎がまことに用意した“バースデーケーキ”に「キュンキュンだよ」「ベタだけど素敵」などの声が続出する一方、「ストーカーにしか見えなくなってきた」という声も上がっている。階段から転落し記憶喪失になった主人公と自称“元カレ”、“唯一の男友達”、“運命の相手”の恋の四角関係が繰り広げられている本作。リングショップ「gram」で指輪職人修行中の緒方まことに生見さん。フラワーショップを営むまことの自称“元カレ”西 公太郎に瀬戸康史。記憶を失う前にまことが勤務していた「モンドビバレッジ」の同期・朝日結生に神尾楓珠。運命の出会いを装ってまことに近づく若き起業家・板垣律に宮世琉弥らが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。4話はまことが律から突然デートに誘われるのだが、律が指定したデートの日はまことの誕生日。会話を聞いていた杏璃はまことにその日は休むよう告げ、まことは律とデートすることになる。仕事帰り、公太郎のフラワーショップに立ち寄ったまことは、元カレのはずの公太郎が自分の誕生日を覚えていないことにショックを受ける。デートを楽しむまことだが突然律に仕事のトラブルが発生。まことは律に会社に戻るよう進言、トラブルが解決するまで待ってるからと告げる。その言葉を聞いて律は会社に戻る。1人で律を待ち続けるまことは目の前に見える東京タワーを撮影、朝日からの「今どこ?1人?」というメッセージに「ここで今、人待ってる」とその画像を送る。また公太郎もSNSにアップされた東京タワーの画像を見ていた。トラブルを解決した律もまことの元に戻ろうとする…というストーリー。結局、一番早くまことのもとに現れたのは公太郎だった。公太郎は売り物にならなくなった“ロスフラワー”で作ったバースデーケーキを持参するがロウソクを忘れる。「じゃエアーで」とまことが息を吹きかける。すると画面上でケーキの上に乗っているように見える東京タワーが消灯する…。SNSでは「フラワーケーキのシーンめっっちゃよかった…!!キュンキュンだよ」「お花ケーキにロウソクが刺さってるように見える東京タワーが消えたシーンほんっとに美しかった」「ロスフラワーのケーキに東京タワーのろうそく演出、ベタだけど素敵だったな」といった声が続出。一方、当初はまことの誕生日を知らないようにも見えた公太郎には「まことの誕生日覚えてない感じに見えたのは気のせい…?」「今週のくるりみた感じ、誕生日知らなかった?公太郎が怪しくなって、どんどんストーカーにしか見えなくなってきた」といった声も。「公太郎さんって本当に元彼なのかな?回想シーンが他の2人に比べてほとんどない」と、劇中でインサートされる回想シーンの割合についての指摘も投稿されている。【第5話あらすじ】母の日を前に公太郎の店には色とりどりのカーネーションが並んでいた。それを見たまことはわずかながらに思い出した幼い頃の記憶を公太郎に話しながら、母親に会いに行くべきか悩んでいることを打ち明ける。まことはいまだに母親に記憶喪失だと告げることができずにいたが、悩んだ末まことは意を決して母親に会いに行くことに…。「くるり~誰が私と恋をした?~」は毎週火曜22時~TBS系で放送中。(笠緒)
2024年05月01日トニー・レオンとワン・イーボー、2大スター競演のスパイ・ノワール『無名』が5月3日(金・祝)より公開となる。主演のひとり、ワン・イーボーから日本の観客に向けたメッセージ動画とともに、インタビューとメイキング写真が到着した。本作は、第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられるスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワール。中国映画界最高の賞とされる第36回中国映画金鶏賞にて作品賞、主演俳優賞を始め8部門にノミネート。今回が映画初出演となったワン・イーボーは助演男優賞にノミネートされ、トニー・レオンが主演俳優賞、チェン・アル監督が監督賞と編集賞の3冠を獲得した。この度到着したメッセージ動画でワン・イーボーは、「こんにちは ワン・イーボーです。『無名』が5月3日から日本で上映されます」と挨拶。続けて「チェン・アル監督と全スタッフの努力で生まれた作品です。この映画と僕の歌った曲をお楽しみください」と、本作に対する熱い思いを語った後、最後に「ご家族やお友達もぜひご一緒に」と呼びかけている。併せて、ワン・イーボーのインタビュー、メイキング写真も公開。『無名』の撮影期間の数か月、ほとんど現場に没頭し、自身の出番がない時でも静かにモニターのそばに座り、ほかの俳優たちからの演技の技術を観て学んでいたというワン・イーボー。また、上海語や日本語を話す難しい役を演じたが、明け方に仕事を終えてホテルに帰ってからも毎日言語の練習を続け、演じたイエの孤独感を味わうために携帯電話の使用を減らし、あまり多くの人と接触しないようにして役作りに挑んだという。本作のアクションシーンについては「私がこれまで出会ってきたものとは全く異なり、スタイルも全く違います。監督は、アクションシーンにもっとリアルさを求めました」と言い、「雨の中で日本兵と闘うシーンがありますが、あれは何日も何回もかけて撮影した一発勝負の格闘シーンでした」と印象深いシーンをふり返る。そして「9日間かけて撮影した」というトニー・レオンとの格闘シーンは、「最初は力を入れるのが怖く、またレオンさんの相手役というプレッシャーもあって、本気を出して戦う勇気がなかったのですが、監督から『プレッシャーは捨てて、コントロールしないようにしたほうが臨場感が出るよ』と言われました。何度も何度も試しているうちに、だんだんスムーズになっていきました」と告白。「手を伸ばした瞬間に彼の顔に触れることができるぐらい近距離なので、本当に感動しました」と明かした。『無名』のスタッフはそんな彼のことを「誠実で勤勉で、そして演技力も高い」と評価している。『無名』は5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:無名 2024年5月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、 シネマート新宿ほか全国順次公開Copyright 2023© Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved
2024年05月01日鈴木亮平主演Netflix映画『シティーハンター』が、「日本の今日の映画TOP10」1位、5月1日に発表された「日本の週間TOP10(映画)」でも1位、「週間グローバルTOP10(非英語映画)」(4/22-28)で初登場1位を記録。フランス、韓国、香港、ブラジルなどを含む世界32の国と地域でも週間TOP10入りを果たした。配信日に行ったXウォッチパーティには、推定10万人がライブ参加、Xでトレンド入り、エンディングテーマ「Get Wild Continual」(TM NETWORK)に合わせて「アバンギャルディ」と鈴木さんがコラボした “ゲワイ”ダンス動画は、約1500万回を超える再生回数を記録する盛り上がりを見せている。世界各国の反響を受け、冴羽獠を演じ切った鈴木さんは「『シティーハンター』が世界中で観られ、愛されていると聞き、素晴らしいニュースに心が震えています。共に戦ったスタッフ、共演者、そしてシティーハンターを楽しんでくださっている世界中の観客の皆様に心から感謝です。北条司先生が生み出した『シティーハンター』という物語の魅力を、さらに世界中のたくさんの方に知っていただけるように願っています」とコメントしている。また、兄の死の真相を追う槇村の妹が、獠の“相棒”となっていく様子を切り取った場面写真、相棒ショットも公開。物語の前半は、兄の死の真相を一心不乱に追う香と、そんな彼女を危険な目に合わせたくない一心で突き放す獠の間に微妙な距離があったが、物語が進むにつれ2人が徐々に信頼し合っていく。鈴木さんは「僕たちも、香を弱くて守られるだけの存在にしないことは意識しまし た。今作で物語をぐいぐいと引っ張っていくのは香です。戦闘シーンでも、最初はあたふたしているだけの香が、徐々に獠との天性の相性の良さを発揮して共に戦い始める。原作やアニメで序盤には描かれない展開ですが、二人が相棒になる理由がこうであってもいいのではないかと考えました」とオリジナル描写をふり返った。2人のバディ感が描かれるのが、約40人を相手に超ド派手なガンアクションを繰り広げられるラストのアクションシーン。香役の森田望智は「自然と香ちゃんが銃弾を用意していたり。獠さんの行動を考えてというより、直感的に動いていて、なぜか呼吸が合うんです。天性の『シティーハンター』になる要素みたいなものを感じられるアクションシーンでした。最後に、私がパイプを持って(獠の「やる~」のセリフに対して)『あんたもね』と獠さんに言う2人のシーンがありますが、そこで自然に相棒としての香が誕生したんじゃないかなと思います」と2人の関係が確かに相棒へと変わっていったと明かしている。なお、大ヒットを記念して、5月4日(土)夕方、鈴木さんと森田さんと楽しむXウォッチパーティ、アフタートークの開催も決定した。Netflix映画『シティーハンター』はNetflixにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年05月01日“怪獣造形界のレジェンド”村瀬継蔵が初総監督として自身50年の構想を映画化した『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』よりメインビジュアルが解禁。公開日は7月26(金)に決定した。本作は、「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手掛け、怪獣造形の礎を作ったと言われている村瀬監督が、1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され書き留めたプロットを基にしたオリジナルファンタジー作品。出演者には、鈴木梨央、楢原嵩琉のほか、釈由美子、斎藤工、佐野史郎、樋口真嗣監督など、特撮映画ではお馴染みの顔ぶれが揃って出演する。この度解禁されたメインビジュアルには、ヤマタノオロチをはじめとし、村瀬監督がいままで作ってきた懐かしい怪獣たちをモチーフにした新怪獣たちが活き活きと描かれている。また主人公が迷い込む無人島にはマタンゴをイメージさせる巨大キノコに囲まれた不気味な建物が幻想的に現れており、この“怪獣たちのいる島”で、一体どんなストーリーが展開されるのか?期待が高まるビジュアルとなっている。着ぐるみとミニチュアによるアナログ特撮にて表現されつつも、最新のエフェクト効果や合成技術を用いて、CGとはまた異なる味わいを持つ映像を作り上げた本作に注目が集まる。『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は7月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:カミノフデ ~怪獣たちのいる島~ 2024年7月26日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ2024 映画「カミノフデ」製作委員会
2024年05月01日石原さとみが検事を演じる「Destiny」第4話が4月30日放送。奏を検察庁の前で待ち「話したい事がある」と切り出す真樹。そんな真樹が奏に持参した“あるモノ”に「こんなん惚れるしかない」「真樹ずるい男」などの声がネット上に溢れている。石原さんが初の検事役に挑んで3年ぶりに連続ドラマ復帰を果たす本作。キャストは前回のラストで真樹とキスした西村奏を石原さんが演じるほか、奏の前から姿を消し海外を放浪していたという野木真樹に亀梨和也。真樹のことが好きで彼を車に乗せ事故を起こし帰らぬ人となった及川カオリに田中みな実。奏や真樹、カオリたちと大学時代からの友人である森知美に宮澤エマ。奏、真樹たちの友人で弁護士となり知美の夫となった梅田祐希に矢本悠馬。汚職事件を追及していたが裁判で負け、今度は自分が追い込まれる立場となり自死した奏の父・辻英介に佐々木蔵之介。かつての同僚だった英介と裁判で争い追い込んだ弁護士・野木浩一郎に仲村トオル。奏にプロポーズした外科医で、救急搬送された真樹の治療を担当した奥田貴志に安藤政信。奏の上司・大畑節子に高畑淳子といった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。前回のラストで真樹とキスした奏だが、貴志からもらった指輪を見つめながら、自分が手に入れた幸せを守ろうと決意する。だが仕事の合間にスマホに記録した真樹の電話番号が気になってしまう。そんななか、仕事を終え検察庁を出た奏を真樹が待っていた。「話したい事があって」と切り出す真樹。奏も「私も聞きたいことがあった」と返答。奏は自分の「ここなら誰かに聞かれる心配ないから」と執務室に真樹を入れる。「何?話したい事って」と口にした奏に、真樹は「はい、これ…バニラアイス」と袋に入ったカップ入りアイスを渡し「買ってくるって約束したから」と話す。それはカオリが事故死した日、彼女に呼び出され部屋を出ようとした真樹に奏が買ってきてと頼んだものだった…。この展開に「あの時のバニラアイス…こんなん惚れるしかないだろ」「バニラアイス買ってくるって約束したからって12年ごしに持ってくる真樹ずるい男」「こんなんされたらバニラアイス見る度に一生真樹のこと思い出しちゃいそうでずるいよ」などの反応がネット上にあふれる。その後、真樹は暴走するカオリを止めようとしたが止めきれなかったことや、カオリが英介と野木の関係を知って、奏と真樹が付き合うべきじゃないと話していたことや、さらに野木に直接事件の真相を聞きに行ったことなども明かされた。知美と祐希の家を出た奏を送る真樹だが、2人が話している様子を遠くから貴志が見つめていた…。その際の貴志の表情に恐怖を感じる視聴者が続出。「ウッッッッッッッワ 怖」「無言&ノーまばたきの安藤政信=怖い!!!!」「あかん、安藤政信が毒盛りそうな顔してる」などの投稿がタイムラインに溢れている。【第5話あらすじ】奏は支部長の節子から特捜部時代の英介の部下・新里龍一(杉本哲太)を紹介される。「何も話せることはない」と言う新里だが「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と奏に語り、思い立った奏は長野の実家へ。そこでついに重要な遺品を発見。英介が死に至るきっかけとなった環境エネルギー汚職事件に隠されていた衝撃の真実を知ることに…。「Destiny」は毎週火曜21時からテレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2024年05月01日“踊るプロジェクト”最新情報として、『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の二部作公開が決定した。1997年のドラマ最終話放送、「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」という“青島と室井の約束”から27年の時を経て先日、「踊るプロジェクト」再始動が発表されていた。最新映像では、青島との約束を守るべく、自らの犠牲も顧みず邁進してきた室井慎次が、真剣な表情で雪景色の中に佇む姿から始まる。スーツを脱ぎ、秋田犬と暮らす室井の姿も登場しており、現場の捜査員のために粉骨し、警視庁・警察庁の権力争いに利用され、自ら逮捕されるなど波乱に満ちた警察人生だった室井に一体何があったのか気になるばかり。そして、ラストには衝撃の一言も放っている。なお、プロデュース・亀山千広×脚本・君塚良一×監督・本広克行という、「踊る」シリーズスタッフ再集結が明らかになっていたが、加えて音楽は、『THE FIRST SLAM DUNK』も担当した武部聡志が、「踊る」プロジェクト初参加する。4月26日からは、一部劇場を除く全国の映画館で映画タイトルと公開日が載ったチラシが提出開始となった本作。お馴染みのスコープマークに室井慎次のシルエットがデザインされた通常バージョンのチラシと、少しデザインの異なる別バージョンのチラシ(レアバージョン)も少量設置されるというサプライズが施されているのも注目だ。『室井慎次 敗れざる者』は10月11日(金)より公開。『室井慎次 生き続ける者』は11月15日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:室井慎次 敗れざる者 2024年10月11日より公開© フジテレビジョン室井慎次 生き続ける者 2024年11月15日より公開© フジテレビジョン
2024年04月30日石原さとみ主演ドラマ「Destiny」の第4話が4月30日(火)今夜、放送。亀梨和也演じる野木真樹の生い立ちが明らかになる。本作は、濃密な大人のサスペンス×ラブストーリー。各配信プラットフォームでの1~3話の見逃し配信再生数は累計960万回を突破(9,611,302回/ビデオリサーチにて算出 期間:4月9日~28日)、「TVer」お気に入り登録数は106万を超え、テレビ朝日のドラマ史上最高数を記録した。今夜は、真樹が奏(石原さん)への押さえきれない思いを確認するとともに、自分は一体何がしたくて戻ってきたのか、いつも確たる居場所というものがなかった自分の半生をふり返る。3歳のころ、母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹は、仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や、新しい母に反発。奏らかけがえのない仲間と出会うことになった長野の大学に進学したのは、息苦しい家庭から抜け出したい一心での決断だった。この回想に登場する、複雑な少年時代の真樹を演じるのは、『リボルバー・リリー』『ゴールド・ボーイ』に出演した羽村仁成。「亀梨くんがプロデュースをしてくださったコンサートがあって、そのときに『ドラマよろしくね』って言ってくださって…それまでもすごくかっこいいなって思っていたんですけど、より一層、かっこよく見えました!お願いして一緒に写真を撮っていただいたことも、いい思い出です。だから今回亀梨くんの少年時代を演じることができると聞いて、すごくうれしかったです」と今回の出演を喜んだ。亀梨さんは「羽村くんはすでにもう、いろいろとお芝居をやっているので、『今回は一緒に頑張ろう!』という感じでした」とコメントしている。また第4話には、さらなる新展開が。12年ぶりに奏の前に現れたものの、これまでカオリの事故について、何も語ろうとしなかった真樹が、ついに車の中で何があったのかを語り始める。第4話あらすじ梅田祐希(矢本悠馬)&知美(宮澤エマ)夫妻の家で、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代の仲間が12年ぶりに揃ったにも関わらず、気まずさから家を飛び出した真樹だが、知美の制止を振り切った奏が追いかけてくる。翌日。真樹はひとり、自分が一体何をしたくて12年ぶりに帰ってきたのか、そしていつも確たる居場所というものがなかった幼い頃に思いを馳せていた。3歳のころ、実の母が突然いなくなって以来、人を好きになるのが怖くなった真樹。仕事優先の父・野木浩一郎(仲村トオル)や新しい母に反発し、家を出たい一心で長野の大学に進学。そこで出会ったかけがえのない仲間たち、そして初めて本気で好きになった奏と、ようやく自分の居場所を見つけたはずだった。が、仲間のひとりである及川カオリ(田中みな実)の事故を機に、その居場所はあっけなく消滅。一方、恋人・奥田貴志(安藤政信)との結婚の話が少しずつ進み始めた奏もまた、真樹との再会に心を揺さぶられていた。“真樹との恋は、過去のことだ”と自身に言い聞かせる。そんなある日、「横浜地検」に真樹がやってくる。そして奏に「あの日のことを話す」と告げる。12年の時を経て、カオリの事故が起きたあの日、一体何があったのか。そのすべてが明らかに…。「Destiny」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日千葉雄大と伊藤沙莉が共演するドラマ「いいね!光源氏くん」が今夜より再放送がスタートする。本作は、えすとえむの同名漫画のドラマ化。千葉さんが、突然沙織の前に現れる昔の衣装をまとった男・光源氏を、伊藤さんがこじらせOL・沙織を演じるほか、「源氏物語」で光のライバル・中将役で桐山漣、沙織の妹・詩織役で入山杏奈らが出演する。「し~ずん1」とともに、「し~ずん2」も再放送される今回。続編では、紫の上までもが現代に次元ジャンプしている疑惑が持ち上がり、沙織は気が気でなくなっていく。一方、沙織にアメリカ帰りの同僚が猛アプローチをかけ…と、光と沙織、ふたりを取り巻く面々のその後が描かれていく。▼し~ずん1ストーリー藤原沙織(伊藤沙莉)は、会社から帰宅した週末に非日常の解放感に浸るため、バリで買ったすだれとお香をセットしてうたた寝していると、突然すだれを潜くぐって昔の衣装をまとった男(千葉雄大)が現れる。沙織は不審者と思って警察にも来てもらうが、平安時代の扮装をしていることから、ふと光源氏を思い出し、その名前を口にする。男はさも自分が光源氏と言わんばかりに沙織に抱きつき、カップルの痴話喧嘩と思い込んだ警察は退去。沙織はただのコスプレーヤーだと思う男が「事情があって帰るところもない」と聞き、人助けのつもりでしばらく住まわせることに。ところが、妹の詩織(入山杏奈)にこの同棲を知られたり、やがて源氏物語で光のライバル(?)の中将(桐山漣)も出現し――。▼し~ずん2ストーリー打ち上げ花火を1人寂しく見上げる沙織のもとに、平安の世から舞い戻ってきた光源氏。その日から再び2人のドキドキな同棲が始まる。中将やカイン(神尾楓珠)や詩織は光の帰還を喜び、2人の恋の行方を微笑ましく見守っていたが、沙織の職場で彼女に好意を寄せる同期の男・一条が現れ、関係はにわかにぎくしゃくし始める――。「いいね!光源氏くん」し~ずん1第1~4話は5月1日(水)1時31分~<※火曜深夜>、第5~8話は5月2日(木)1時51分~<※水曜深夜>、し~ずん2は5月5日(日・祝)1時10分~<※土曜深夜>NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日結婚モキュメンタリー番組「私たち結婚しました5」第7話が4月26日に放送。堀未央奈&百瀬拓実、白間美瑠&永田崇人と2組の夫婦が初対面し、カフェで食事をしたり、卓球対決で大盛り上がりしたりとWデートを楽しんだ。4人がカフェで食事を楽しんでいると、ミッションが発動。「妻VS妻、夫VS夫で対決してください」「勝者にはパートナーが今1番欲しいものをプレゼントします」と書かれており、それぞれの欲しいものを発表。永田さんはサウナで使えるイヤホン、白間さんは電気ケトル、百瀬さんはヘアアイロンと明かされた。そして最後は、堀さん。「デカすぎる」と一同が思わずツッコんだ大きな箱を開けると、そこにはカニとすだちが。すかさず「カニのにおいがすだちについていそうで気になりますね」「これ、なんで一緒にしちゃったんだろう…」と、好物だからこそ美味しくいただきたいと言わんばかりの発言を連発した。そして賞品ゲットを目指し、白熱の卓球バトルを繰り広げることに。永田さんと百瀬さんが夫同士の対決を行うと、「速くない?」「回転かけてくる」と、永田さんのあまりの卓球の腕前に苦戦。結果、永田さんの圧勝となった。その後のドライブデート中、堀さんは白間さんに「美瑠さんのセンターの曲好きなんですよね」「どの歌番組も全部見て…」と告白。永田さんから「もともとアイドルが好きだったんですか?」と質問された堀さんは、「好きで、握手会も行ったことあるんです」と話し、「握手した?みぃちゃんと」と永田さんが聞くと、「いや…」と車内には不穏な空気に。堀さんはこの空気に耐えられなくなったのか「ごめんなさい、渡辺美優紀さんと…」と打ち明ける一幕もあった。「私たち結婚しました5」は毎週金曜日23時~ABEMAにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日濱口竜介監督最新作『悪は存在しない』、『ゴジラvsコング』の続編『ゴジラxコング 新たなる帝国』といった注目作品の公開や、ソフィア・コッポラ監督特集上映、屋外上映イベントなど、今年のGWは楽しみなイベントが目白押し。そんななか今回は、リラックス時間に、おうちでお酒をたしなみながら、おやすみ前のひとときに…など、いますぐ観られるおすすめの“海外ドラマ”を4作品ピックアップしてご紹介。Netflixシリーズ「リプリー」独占配信中「シャーロック/SHERLOCK」『007 スペクター』のアンドリュー・スコットが主演を務めるサスペンスドラマ。名作小説の新たなシリーズ化となっており、アンドリューのほかにも、ダコタ・ファニング、ジョニー・フリンらが出演している。あらすじ特殊な仕事を引き受けたペテン師はイタリアに渡り、富と特権を享受する世界へ。だが、憧れの生活を手にするには、いくつもの嘘を重ね続けなくてはならなかった――。「フォールアウト」© Amazon MGM Studiosビデオゲーム「Fallout」を原作とした、クリストファー・ノーランの実弟、ジョナサン・ノーランが終末世界を描く実写オリジナル・ドラマシリーズ。Vaultの住人をエラ・パーネルが演じるほか、アーロン・モーテン、ウォルトン・ゴギンズ、カイル・マクラクランが出演。なお本作は、シーズン2の製作も発表されている。あらすじ核戦争から200年後、富裕層と貧困層との格差は浮き彫りとなっていた。贅沢な核シェルター「Vault 33」で暮らしていた穏やかな住民たちは、ある日、放射能に汚染された地上に戻ることを余儀なくされる。そんな彼らを待っていたのは、信じられないほど複雑で、奇妙で、そして非常に暴力的な世界だった…。「シュガー」画像提供 Apple TV+行方不明者の捜索を得意とする、アメリカの私立探偵ジョン・シュガーの物語。主演を務めるのは、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』などで知られるアカデミー賞ノミネート俳優コリン・ファレル。そのほかカービー・ハウエル=バプティスト、エイミー・ライアン、ジェームズ・クロムウェル、アンナ・ガン、デニス・ボウトシカリス、ネイサン・コードリー、シドニー・チャンドラー、アレックス・エルナンデスらが集結。あらすじハリウッドの伝説のプロデューサー、ジョナサン・シーゲルの孫娘が謎の失踪を遂げ、私立探偵ジョン・シュガーが事件を追い始める。しかし、シュガーは、孫娘の行方を追ううちに、シーゲル家に潜む秘密や、過去、葬り去られていた真実を知ることに…。そして、追い詰められていくシュガーは自らの“秘密”にも対峙しなくてはいけなくなる。Peacock © Peacock TV LLC. Poker Face © MRC II Distribution Company, L.P. All rights reserved.名探偵ブノワ・ブランのミステリー映画シリーズで知られる、ライアン・ジョンソン監督が贈る、ウソを見抜ける主人公チャーリーが暴く倒叙ミステリー。チャーリー役には、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のナターシャ・リオン。本作でエミー賞にノミネートされ、自身のAnimal Picturesのもと、製作総指揮および脚本・監督も務めた。エイドリアン・ブロディ、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ステファニー・スーら、各話に登場する豪華ゲストも必見だ。あらすじ他人のウソを感じとる能力のあるチャーリー・ケール(ナターシャ・リオン)は、友人の死の真相を追求したことをきっかけに、命を狙われてしまう。追手から逃れるため、愛車のプリムス・バラクーダで全米を逃避行する先々で、一癖も二癖もある人物たちや奇妙な事件に遭遇。物語の冒頭で犯人が明らかとなり、事件を逆に紐解いていく。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月30日吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」の第18回相関図が、公式サイトにて公開された。紫式部の人生を描く本作。次回の放送は、まひろ(吉高由里子)と為時(岸谷五朗)の元に、大宰府から帰京した宣孝(佐々木蔵之介)がやってくる。一方、道隆(井浦新)の死後、内裏では、一条天皇(塩野瑛久)の命で道兼(玉置玲央)が関白となり、民のためによい政をと奮起する。第18回「岐路」は5月5日(日)放送だ。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~NHK BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~NHK BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日『Mufasa: The Lion King(原題)』のティザー予告編が公開された。本作は2019年に公開された実写版『ライオン・キング』の前日譚映画。『ライオン・キング』に声優として出演したビヨンセ(ナラ役)、ドナルド・グローヴァー(シンバ役)、ビリー・アイクナー(ティモン役)、セス・ローゲン(プンバァ役)を再演する。新たにキャストとして加わるのは、ビヨンセの娘のブルー・アイビー・カーター、マッツ・ミケルセン、タンディ・ニュートンら。ムファサ役は『ライオン・キング』で演じたジェームズ・アール・ジョーンズから、アーロン・ピエールに交代となる。ファンは本作で映画デビューを果たすことになるブルー・アイビーに、「デビュー作がママとの共演作でよかったね」「映画館に行ってブルー・アイビーを見守らなければ」などの声援をXで送っている。また、「自尊心のために大きな計画を企てている恐ろしいライオンのキロス」を演じるマッツの出演決定にも歓喜の声が上がっている。新たな音楽をリン=マニュエル・ミランダが手掛けることも明らかになった。リンは『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』『リトル・マーメイド』の音楽も担当したことがあり、ディズニーとのゆかりは深い。バリー・ジェンキンス監督がメガホンを取る『Mufasa: The Lion King』は12月20日に全米公開予定。(賀来比呂美)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2024年04月30日今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員を務めるメンバーが発表された。昨年度、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で数々の賞を受賞したリリー・グラッドストーン、『ダーク・シャドウ』のエヴァ・グリーン、「Lupin/ルパン」のオマール・シー、2014年にパルム・ドールを獲得した『雪の轍』の脚本家エブル・ジェイラン、2018年に審査員賞を受賞した『存在のない子供たち』のナディーン・ラディキー監督、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のフアン・アントニオ・バヨナ監督、イタリア人俳優のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、2018年に『万引き家族』でパルム・ドールを受賞した日本の是枝裕和監督の7名。審査員長は昨年末、『バービー』のグレタ・ガーウィグに決定したことが発表されていた。審査員に決まったメンバーに対し、映画ファンの感想は「才能豊かな面々だし、多様性のある人選」「カンヌ史上最高のメンバーかもしれない」「ますます今年のカンヌが楽しみになってきた!」と好評。海外ファンも多く抱える是枝監督については、「是枝監督に審査員長を務めてほしかった」という声も多数上がっている。第77回カンヌ国際映画祭は5月14日に開幕する。(賀来比呂美)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2024年04月30日東京ディズニーランドで4月9日、期間限定のスペシャルイベント「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」がスタートした。このイベントは、東京ディズニーランド開園当初から親しまれてきた人気アトラクション「スペース・マウンテン」が7月31日(水)のパーク閉園をもってクローズすることに伴い、4月9日(火)~7月31日(水)の期間限定で、現在の「スペース・マウンテン」での最後の宇宙旅行をこれまでの思い出とともに楽しめるスペシャルイベントだ。開催期間中、「スペース・マウンテン」周辺に特別なデコレーションや、宇宙空間をイメージしたフォトロケーション「スペース・フォトプレイス」が登場するほか、トゥモローランドではイベント限定のオリジナルシールを配布する。また、イベントと連動したスペシャルグッズやスペシャルメニューも販売する。これまでの「スペース・マウンテン」の思い出に浸りながら、いま一度スリリングな宇宙旅行に参加してみては。なお、2027年には現在の「スペース・マウンテン」および周辺環境が一新され、新たな「スペース・マウンテン」が開業予定だ。現在のジェットコースタータイプの屋内型アトラクションという形態はそのままに、新たな性能や特殊効果が加わることで、いままで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行を楽しめるようになるという。さらなる進化に期待だ。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日タイホラー映画『フンパヨン 呪物に隠された闇』がファンからの声を受け、上映館を約3倍に拡大することが決定。主演のタイ2大若手スター“アップ”&“プーウィン”の映画前売券付き特製ブロマイドの発売が開始され、アップことプーンパット・イアン=サマンの緊急来日も決定した。本作は、タイ発“新世代”のホラームービーとして「第19回大阪アジアン映画祭」で日本初上映され、多くの反響を呼んだ作品。4月4日に予告映像とポスタービジュアルを解禁し公開日程を発表すると、全国各地より上映エリアの拡大を希望する声が数多く寄せられたことから、このたび上映館を約3倍に増やし公開されることが決定。また、本日4月30日(火)よりアップとプーウィンのビジュアル入り「映画前売券付き特製ブロマイド」も発売を開始(価格:税込1,700円、絵柄:全5種)。「映画前売券付き特製ブロマイド」は“エンタメプリント”にて、登録・購入・決済を行い、映画の前売り券が付いたブロマイドを全国のコンビニ(ファミリーマート・ローソン)のマルチコピー機で出力できるサービス。さらに、6月8日(土)には、主演のアップが緊急来日し、本作品の公開を記念したプレミアム上映会も開催。タイ2大若手スターが共演する、タイホラー映画の新たな幕開け作品として話題を集めている。『フンパヨン 呪物に隠された闇』は7月5日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。★追加劇場☆上映日決定★7/5(金)北海道サツゲキ★順次公開山形MOVIE ON やまがた★7/19(金)福島まちポレいわき7/5(金)茨城USシネマつくば7/5(金)茨城USシネマパルナ稲敷7/5(金)栃木宇都宮ヒカリ座★7/5(金)埼玉シネプレックス幸手7/5(金)千葉USシネマ千葉ニュータウン★7/5(金)千葉京成ローザ107/5(金)東京シネマート新宿☆7/19(金)東京kino cinema立川高島屋S.C.館7/5(金)神奈川横須賀HUMAXシネマズ★7/5(金)神奈川シネプレックス平塚☆7/19(金)神奈川kino cinema横浜みなとみらい★7/5(金)新潟ユナイテッド・シネマ新潟★7/5(金)石川ユナイテッド・シネマ金沢7/5(金)長野長野千石劇場★7/5(金)静岡静岡東宝会館★7/5(金)愛知ユナイテッド・シネマ豊橋18★順次公開愛知センチュリ-シネマ★7/5(金)京都アップリンク京都7/5(金)大阪シネマート心斎橋★7/5(金)大阪ユナイテッド・シネマ岸和田★7/5(金)兵庫OSシネマズ神戸ハーバーランド★7/5(金)奈良ユナイテッド・シネマ橿原★7/5(金)奈良シネマサンシャイン大和郡山★7/5(金)愛媛シネマサンシャイン重信7/5(金)福岡ユナイテッド・シネマなかま16☆7/12(金)福岡kino cinema天神★7/5(金)熊本ユナイテッド・シネマ熊本★順次公開宮崎宮崎キネマ館★7/19(金)鹿児島天文館シネマパラダイス★順次公開沖縄桜坂劇場(シネマカフェ編集部)■関連作品:フンパヨン 呪物に隠された闇 2024年7月5日より全国にて公開© Five Star Production Co., Ltd. 2023
2024年04月30日長編監督デビュー作にして第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出され、話題を呼んだ映画『スリープ』から、レトロポスターと新場面写真4点が解禁された。夜が訪れることに恐怖を覚える妻を『82年生まれ、キム・ジヨン』などでその確かな実力を披露してきたチョン・ユミが演じ、無意識の異常行動をきっかけに眠ることに恐怖を抱く夫を『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが務める本作。ある夜を境に、眠る度エスカレートしていく夫の異常行動。睡眠クリニックの受診を決意した矢先、巫女からは謎の御札を勧められる――。この度、解禁されたレトロ風にデザインされたポスターは、「夢遊か、怪奇か、はたまた狂気か!」「医学か超自然か!」「観るものを共感と混乱の渦に呑み込む」「隣にいるのはだれですか?」などの、目を引く言葉の数々が並べられたもの。オリジナルのポスターと比べると、じっとこちらを見つめるスジン(チョン・ユミ)の視線がより印象的なテイストに仕上がっている。また、併せて解禁された場面写真には、睡眠クリニックで診断を受ける夫婦の姿が。互いを心配そうに見つめるヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)、巫女に御札を渡された際の懐疑的な面持ち、といった様々な表情が収められている。『スリープ』は6月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スリープ 2024年6月28日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.
2024年04月30日『哀れなるものたち』で第96回アカデミー賞を獲得したヨルゴス・ランティモス監督による日本未公開短編『NIMIC/ニミック』と、『オールドボーイ』『別れる決心』で知られるパク・チャヌク監督幻の未公開短編『審判』の2作品が、映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」にて5月から日本初・独占配信開始。『NIMIC/ニミック』からは予告とランティモス監督のコメントも解禁された。ヨルゴス・ランティモス監督『NIMIC/ニミック』5月5日(日)から配信がスタートするのは『女王陛下のお気に入り』や『哀れなるものたち』でアカデミー賞を席捲、まもなく開催される第77回カンヌ国際映画祭でも新作『憐れみの3章』がコンペティション部門への出品が発表されるなど、話題作が続く鬼才ヨルゴス・ランティモス監督による2019年に発表された12分の短編『NIMIC/ニミック』。妻と3人の子どもがいるチェロ奏者の男は、オーケストラのリハーサルの帰り、地下鉄内で奇妙な女と遭遇する。女は地下鉄をおりた後も男を追いかけ家にやって来ると、男のふりをして家族に溶け込み始める…。人間の精神を迷宮へと追い詰めていくようなサイコロジカルサスペンス&ホラーである本作。主演は『ドラッグストア・カウボーイ』や『ハウス・ジャック・ビルト』のマット・ディロン、共演は『ベネデッタ』『ジャム DJAM』のダフネ・パタキアが務め、撮影は『光りの墓』『ワイルドライフ』のディエゴ・ガルシアが担当。2019年ロカルノ映画祭でプレミア上映され、トロント国際映画祭やサン・セバスチャン国際映画祭など数々の国際映画祭でも上映。高い評価を獲得し、待望の日本初配信となる。ランティモス監督は本作について「わたしたちは脚本を作成するにあたって、最初にとても興味深いアイディアとコンセプトを基にしてストーリーを発展させていきました。そして、自由に創造したものが映画になっていく過程を楽しみました。既成概念に捉われずに、様々なアイディアと向き合っていくことは、僕にとっていつ何時も刺激的なことです」とコメント。併せて解禁された予告では、<ある1人の男が、偶然電車で出会った女性と会話を交わしたことで、その運命の歯車が少しずつ歪んでいく>。不協和音のような音楽とともに、見る者の心をさらに不安定な状態へと誘い込むような映像に仕上がっている。パク・チャヌク監督『審判』5月25日(土)から配信がスタートするのは『オールドボーイ』『別れる決心』のパク・チャヌク監督による幻の未公開短編『審判』。パク・チャヌクが、現在でも傑作として知られる大ヒット社会派サスペンス『JSA』を発表する1年前に監督した本作は、百貨店崩壊事故により亡くなった女性の遺体を巡り、事故を取材する記者、遺体は自分たちの娘だと主張する複数の人たちによる思惑が<混迷うずまく26分間>。カンヌに愛される監督の特集もこのほか、まもなく始まる第77回カンヌ国際映画祭を記念し、テリー・ギリアムやミヒャエル・ハネケら、カンヌで話題となった監督たちの話題作や関連作を3作品連続で配信。『ロスト・イン・ラ・マンチャ』が5月7日(火)スタートすることを皮切りに、5月11日(土)からは第71回カンヌ国際映画祭のクロージング作品『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』、5月15日(水)からは第62回カンヌでワールドプレミア上映された『Dr.パルナサスの鏡』の<テリー・ギリアム監督>3作品が連続で配信スタート。続く5月13日(月)からは第62回カンヌパルム・ドール受賞作『白いリボン』、5月17日(金)からは第54回カンヌ審査員グランプリを受賞した『ピアニスト』、5月27日(月)からは第50回のカンヌでワールドプレミア上映された『ファニーゲーム』を生み出した<ミヒャエル・ハネケ監督>の3作品連続配信される。また、5月の<ジャパニーズ・ディスカバリー特集>の新作も決定。若手映画監督の登竜門としても知られる第17回田辺・弁慶映画祭のコンペティション部門でも上映、人間と“ちょっと”だけ違う遺伝子を持つ、実験用生物ホモ・アミークスとその飼育員との奇妙な友情物語を描いた、馬淵ありさ監督による『ホモ・アミークス』が5月21日(火)からJAIHO独占で配信スタートする。『NIMIC/ニミック』は5月5日(日)0時より、『審判』は5月25日(土)0時よりJAIHOにて配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日ベネディクト・カンバーバッチら、人気セレブたちがサバイバルの達人ベア・グリルスと共に危険な冒険に挑む「ランニング・ワイルド:過酷なミッション」の新シーズン「ランニング・ワイルド:過酷なミッション2」が、ナショナル ジオグラフィックにて5月10日(金)より日本初放送されることになった。「ランニング・ワイルド:過酷なミッション」は、人気セレブが大自然で生き残るスキルを学び、世界各地の過酷な土地でサバイバル生活を送るという番組。彼らと危険な冒険に挑むのは、英国陸軍特殊空挺部隊(SAS)の元隊員で、戦闘やサバイバルの訓練などの経験を活かし、エベレスト登頂、南極大陸、北極圏などを探検してきた世界を代表するサバイバル冒険家ベア・グリルス。アメリカの映画やドラマでは劇中で主人公がサバイバルな状況になったときには、「ベア・グリルスみたいだ!」というセリフもしばしば使われるほどの有名人。ハリウッドの第一線で活躍するスターらが自分をさらけ出し、グリルスから習得したスキルを駆使して力戦奮闘する姿は必見となっている。そしてオスカー俳優から各分野で活躍するエンターテイナーまで、毎週様々なゲストが出演することでも話題の本番組は新シーズンのゲストも豪華。英ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」でブレイクし、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』シリーズへの出演で一躍ハリウッド・スターとなったベネディクト・カンバーバッチ(日本語吹替は三上哲)や、イギリスで絶大な支持を集める女性歌手リタ・オラ。映画『ハリエット』で第92回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたシンシア・エリヴォ(日本語吹替は坂本真綾)、マーベル・スタジオ製作のドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の主演女優タチアナ・マスラニー(日本語吹替は井上麻里奈)など、いまをときめく大スターが集結。そんな今シーズンの初回ゲストは、俳優業に加え、映画監督としても成功を収めるブラッドリー・クーパー(日本語吹替は東地宏樹)。自ら望んで「ランニング・ワイルド:過酷なミッション2」への出演を決めたというクーパーは、今回極寒の中、ワイオミング州にある渓谷へ。険しいことで知られるワイオミング渓谷で、2日目にはたった1人で脱出地点を目指すことに。肉体的にも精神的にも追い込まれる中、過酷なミッションに挑戦するセレブたちのチャレンジは成功するのか、注目。サバイバル冒険家ベア・グリルスの声は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」、『東京リベンジャーズ』や人気海外ドラマ「glee/グリー」、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』(モルド役)などの吹き替えを担当する大人気声優の小野大輔が担当する。「ランニング・ワイルド:過酷なミッション2」は5月10日(金)より毎週金曜25時~ナショナル ジオグラフィックにて放送(※2話連続放送、全8話)「ランニング・ワイルド:過酷なミッション」は5月3日(金・祝)、5月4日(土・祝)25時~全話一挙放送(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日杉咲花が記憶障害の脳外科医を演じる「アンメットある脳外科医の日記」の3話が4月29日に放送。三瓶先生を信じた後のミヤビの行動に「グッと来た」や「好き」の声が上がっている。モーニングで連載中の同名漫画を原作とする本作は、記憶障害を持つ脳外科医の物語。丘陵セントラル病院で脳外科医として働く川内ミヤビを杉咲花、同僚で忘れられた婚約者の三瓶友治を若葉竜也、救急部長の星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、関東医科大学病院・脳外科医の綾野楓を岡山天音、楓の婚約者でグループ会長の孫・西島麻衣を生田絵梨花、ミヤビの主治医で関東医科大学病院の脳外科教授・大迫紘一を井浦新が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ミヤビ(杉咲花)に日記に書かないよう前置きした上で、「僕たちは、婚約していました」と明かした三瓶(若葉竜也)。ミヤビの記憶障害を自分に検査させてほしいというが、ミヤビは三瓶のことを信じられずにいた。しかし翌日、ミヤビは星前(千葉雄大)から三瓶が持っていたというミヤビと三瓶のツーショット写真を見せられる。そこには仲睦まじく微笑むふたりの姿がおさめられていた。そんななか、津幡(吉瀬美智子)が大迫(井浦新)の元を訪ね、患者の安全を最優先にするためミヤビを手術に参加させるべきではないと直談判したと言う噂が広まる。さらに、看護師たちの間では、安全室長として日頃からスタッフに厳しく接する津幡に反発する声があがり、星前も越権行為だと院長の藤堂(安井順平)に抗議。しかし藤堂によれば、津幡が患者の安全に固執するのには、ある理由があり――というのが3話の展開。実は津幡は、関東医科大学病院にいた頃にオペ看として参加した手術で、医療事故を経験していた。そして、傷ついて去っていく仲間の姿を見ていた津幡は2度と悲劇を起こさないためにも、丘陵セントラル病院で安全室長として働くことに。また、大迫の元を訪ねたのはミヤビに手術をさせないよう直談判しに行ったのではなく、万が一の場合にミヤビにかかる負担を考えて、彼女が手術できる状態なのか確認しに行っていたのだった。患者のこと、そこで働くスタッフのことを考え、日頃から厳しい指導をおこなっていた津幡。しかし、その厳しさがスタッフが相談しにくい状況を生んでいたことに気づき、自ら反省の言葉を述べる。津幡の思いの内が明かされ、SNSでは「津幡の話を軸にして病院スタッフ間の信頼関係が出来上がっていく描写に素直に感動。うるっとした」や「津幡師長がミヤビが手術することに反対してたのではなくミヤビの不安そうな表情や心の準備ができていないことを見極めてたの感心した」、「津幡師長が自ら“相談しづらい雰囲気を与えてしまっていた私にも責任が”。組織においてメンバーが身の危険を感じずに自由に発言できる空気を作る、それがリーダーの責任。正にリーダーシップの教科書」などの声が。また、冒頭で三瓶のことを信じられていなかったミヤビが、ラストで「今日三瓶先生を見て思い出した気がするんです。私には手術ができるって言ってくれたこと。日記で読んだからじゃなくて。私の心は三瓶先生を信じてるんだってわかりました。私の脳を検査してください」と発言。そして三瓶に日記に書かないでくださいと言われたにも関わらず「「僕たちは婚約していました」と言われたが、とても信じられない」と書いていた部分を消し、「私は三瓶先生を信じる」と書き換えるのだった。そんなミヤビの行動に「ミヤビちゃんを治したい助けたいって言葉も、三瓶先生を信じるって言葉も愛の告白じゃないですか?究極の。プロポーズじゃんこんなの…泣いてしまう」や「三瓶先生から貰った言葉とか感情を心ではちゃんと覚えてたっていうのも日記に「本当だろうか?」って疑ってたところを修正して「私は三瓶先生を信じる」に書き換えてたのが全部良くてグッと来た」、「ミヤビちゃんの信じる=日記の中の「婚約者」を消す、なのよすぎる。信じられる存在の人だからこそ、自分も隠し事はしない、という態度が好き」などの声が上がっている。【第4話あらすじ】三瓶(若葉竜也)が検査した結果、ミヤビ(杉咲花)の脳には、これほど重度の記憶障害が残るような大きな損傷は見当たらず困惑する。しかし、ミヤビから相談を受けた大迫(井浦新)は三瓶の見立てが間違っていると指摘。さらに、以前から知っている三瓶のことを「危険な医者」だと言い放つ。検査結果に納得できない三瓶は後日、ミヤビのカルテをこの目で確認しようと大迫の元を訪ねるが、秘書の麻衣(生田絵梨花)から大迫は終日不在だと言われる。あきらめて帰ろうとする三瓶だが、院内で入院患者らしき7歳の少年に遭遇。この少年の手術が、三瓶と大迫が激しく対立する引き金になっていく。一方、ミヤビはロボット工学研究者の加瀬誠(前原瑞樹)を担当することに。加瀬は破裂の恐れのある動脈瘤が脳に見つかった患者。脳動脈瘤が破裂するリスクは年間1%程度だが、破裂すれば重度の障害が残るか、最悪は死に至る。しかし手術をすれば4~10%の確率で後遺症が残る。確率論での過酷な選択を突きつけられ、妻と幼い子を養う加瀬は葛藤。ミヤビはそんな加瀬に根気よく寄り添い、最善の治療を行うためにカテーテル専門医である綾野(岡山天音)にも相談すると、綾野の口から思わぬ言葉が出てきて――。「アンメットある脳外科医の日記」は毎週月曜22時~カンテレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日広瀬アリス、眞栄田郷敦共演の「366日」第4話が4月29日オンエア。長濱ねる演じる莉子に訪れる衝撃展開と明日香との友情に入る亀裂に「友情が壊れるの本当に切ない」「そこがケンカになっちゃうの悲しい」などの声が上がっている。本作は「HY」の名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルラブストーリー。広瀬さん演じる主人公・雪平明日香が高校時代に想っていた同級生・水野遥斗と再会、交際することになるが、初デートの待ち合わせに向かう途中、遥斗が事故で意識を失ってしまう。それでも明日香は彼を支えると決め…というストーリーが展開。外食チェーンでレストランを手がけていた矢先に事故で意識を失った水野遥斗に眞栄田郷敦。高校時代からの明日香の親友で遥斗らとも親しい下田莉子に長濱ねる。高校時代は甲子園を目指し、その後社会人野球の道を選んだ小川智也に坂東龍汰。数年前に遥斗と関係が悪化したがわだかまりが解けた吉幡和樹に綱啓永。遥斗が入院している城坂記念病院で看護師をしている宮辺紗衣に夏子。遥斗を担当する城坂記念病院の脳神経外科医・池沢友里に和久井映見。また中田青渚、戸田菜穂、北村一輝らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。入院している遥斗を見舞った莉子は、意識が戻らない彼に「結婚することにした」と報告。喜ぶ明日香だが心の中では、以前莉子の住むマンションに行った際、彼女の恋人・狛江崎亘(岩永丞威)のスマホ画面に映し出された女性からの“マンションの更新どうするの?”というメッセージが気になっていた。その後、莉子から崎亘と別れたというメッセージが入る。莉子のもとに駆けつける明日香。彼女によれば崎亘は結婚していたという。その後、莉子の部屋の前で崎亘と遭遇した明日香は、莉子のことは本気だった、もう1度ちゃんと謝りたいと話す崎亘に「もう1度莉子に会うならけじめをつけて」と返すのだが、そのことで莉子と口論になってしまう…。視聴者からは「不倫男のせいで友情が壊れるの本当に切ない」「えーそこがケンカになっちゃうの悲しい」などの反応が上がるとともに、“明日香には自分の事はわからない、明日香は周りから大事にされて羨ましい”と不満をぶつける莉子には「明日香を責めるのは違うと思うわ」といった声も。また、遥斗の病院の看護師・紗衣の言動にも多くの注目が。明日香から甲子園の地区予選を病室のテレビで見せられないか、と相談を受けた際、「茨城大会は映るかな?」と返答。明日香からなぜ遥斗が茨城出身と知っているのかを問われ、両親が茨城から来てるからそうかなと思った、と理由を話す紗衣だが、SNSでは「まさか元カノなんて事ないよね」「看護師さんは同じ地元の元カノとか?」「この看護師さん何者?元カノとか???」など遥斗の“元カノ”説が急浮上。「看護師さんも恋に絡んできそうで怖いんだけど…」等々、今後の展開にどう絡んでいくのか不安視する反応も投稿されている。【第5話あらすじ】意識を取り戻す遥斗だが、軽度の右半身麻痺と日常生活の動作が上手くできない失行症、記憶障害が出ており、明日香はおろか輝彦たち家族たちも覚えていない様子。そんななか明日香はコップに一輪の花が生けられていることに気づく。遥斗は「あの子。いつも来る」とだけ答える…。(笠緒)
2024年04月30日成田凌、中村映里子、森田剛を迎えて、『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督がつげ義春原作のシュルレアリスム作品を独創性豊かに映画化した最新作『雨の中の慾情』が11月29日(金) より劇場公開されることが決定。超特報映像と、メインキャスト3名を捉えた場面写真3点が解禁となった。本作は、ほぼ全編、台湾にてオールロケを敢行した日本×台湾共同制作作品。2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリーが誕生した。監督は、アジア映画で史上初めて米アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積み、長編映画デビュー作『岬の兄妹』(18)で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三。予測不能の展開が話題を呼んだ『さがす』(22)や、アジア圏でも高く評価された「ガンニバル」(23)など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた奇才の次なるプロジェクトが本作。今回、今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」などで知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映画化に挑んだ。「雨の中の慾情」は絵コンテのまま発表されたつげ義春ならではのシュルレアリスム作品で、2024年に欧州最大規模の漫画祭であるフランス・アングレーム国際漫画祭で歴史に残すべき作品に授与される「PRIX DU PATRIMOINE(遺産賞)」にノミネートされた。この異端作をベースに片山監督が独創性溢れる数奇なラブストーリーを生み出した。その担い手を託されたのは、成田さん、中村さん、森田さんという実力派俳優陣。彼らそれぞれが体当たりの芝居で、切なくも激しい情愛と性愛はむせかえるほど濃密。また、本作は2023年3月に劇中のほとんどのシーンを台湾にて撮影。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケを敢行、その情緒溢れる映像世界も本作の大きな魅力の1つとなっている。片山監督と「ガン二バル」でもタッグを組んだ大江崇允(『ドライブ・マイ・カー』)が脚本協力で参加し創り上げた本作は、つげ義春の原作を起点に、さらに映画的に縦横無尽に躍動する物語世界を打ち出した。ラブストーリーを軸に、スリラー、ホラー、コメディ、アクション、ヒューマンドラマと、1本の映画でありながらジャンルを超越し、全く先の読めない規格外のストーリーテリングで、過酷な現実に背を向けるほどに性愛に翻弄されてしまう皮肉と悲哀を強烈に描き切る。衝撃的なオープニングシークエンスから一見不可解な描写の全てが伏線となり、作品の全貌を知ったときには狂おしいほど切実な感情に支配される映画体験となるだろう。キャストよりコメント■成田凌このコメントを書くにあたって、なかなかこの作品に見合う言葉が出てこないのが正直なところです。数年前に企画書をいただいた瞬間の景色をいまだに覚えています。高ぶる感情を抑えられなかったのも。撮影は台湾9割、日本1割。日々が苦しく、楽しく、なんとも幸せで、気づけばこの作品にのめり込んでいました。どこへでも連れて行ってくれるようなスタッフと、どこまでも繋がれている気になってしまったキャストと、なかなか壮絶で、凄絶で、濃密な毎日を過ごさせていただきました。この作品の公開が近づいてきた喜びや期待、願いなど、様々な感情がありますが、とりあえず、なんかすごいのできました。って感じです。最後投げやりですみません、終われない気がしたのでこの辺で失礼します。「雨の中の慾情」、よろしくお願いします。■中村映里子片山慎三監督のユーモラスで奇異な演出、果てしない才能に驚嘆する毎日、多士済済の片山組。強烈に面白く楽しい撮影でした。私の中の野性が大喜びしていたのだと思います。しかし、撮影すればするほど、演れば演るほど、どんどん分からなくなっていったのです。これは、まさしく、つげ義春の世界を生きていた、ということでしょうか。そうであれば幸いです。すべての人間を祝福してくれるような作品になっていればと願っています。「雨の中の慾情」、よろしくお願いいたします。■森田剛片山監督の岬の兄妹が好きで、今回参加出来る事が嬉しかったです。台湾でのロケは、何が起こるか分からないヒリヒリした緊張感のある現場でした。この作品の生々しい異世界を楽しみにしていて下さい。『雨の中の慾情』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:雨の中の慾情 2024年11月29日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2024-11-29
2024年04月30日小芝風花が日本テレビ連続ドラマ初主演を務める「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」の放送が決定した。社会問題になりつつある、全国に2万体も存在するどこの誰かもわからない“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に帰すことが役目の警視庁身元不明人相談室。地味で誰も行きたがらない“警視庁の部署”に自ら志願して配属された変わり者・三田桜と、10歳上の同期・月本真は、性格も趣味もまるで正反対。明るく天真らんまんな桜と、クールで冷静沈着な真は、顔を合わせればいがみ合ってばかりだが、一人でも多くの身元不明者を家族の元に帰したい思いは一緒。そんな年の差同期2人が、“彼ら”を家族や恋人の元に帰すべく奔走する――。本作は、警視庁に実在する部署「身元不明相談室」をモデルにドラマ化。「おちょやん」「半沢直樹」を手掛け、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」を担当することも決定している脚本家・八津弘幸が、完全オリジナルストーリーで描くありそうでなかった警察エンターテインメント。小芝さんが演じるのは、警視庁身元不明人相談室・捜査官の三田桜。彼女が死者の思いを汲み取り、その無念を救う“生”への信念と“死”(身元不明の遺体の骸骨)の対比で構成され、ドラマの世界観を表したビジュアルも完成。桜と骸骨が同じポーズをしており、クスっとする日常も描くドラマの要素としても表現されている。「これまで警察ドラマってたくさんあると思うのですが、今作は一味違ったドラマになると思います」と本作について語った小芝さんは、演じるキャラクターについて「すごく真っすぐで思いが強いキャラクターです。名前すらわからないご遺体だから、捜査が難航して心が折れそうにもなるときも、誰よりも”彼ら”の気持ちに寄り添う真っすぐさを持ち合わせています。プライベートでは、明るくてコミュニケーション能力も高く、同期入庁で相棒の月本真にすごく心を許しているキャラクターです」とコメント。そして「完全オリジナル作品というのもあり、今までにない切り口の新しい警察エンターテインメントがつくれるのではないかと思っています。是非見て頂きたいです。頑張ります!」と視聴者へメッセージを寄せた。「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」は7月、毎週土曜日21時~日本テレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日漫画「呪術廻戦」の人気もあり、“呪術”という言葉がすっかり社会に定着した感がある昨今だが、そもそも呪術とは何なのか――?そんな問いに正面から向き合った映画が誕生した。誰もがその名を知る陰陽師・安倍晴明が陰陽師になる以前の学生時代の日々を描いた映画『陰陽師0』。本作の劇中で晴明らが結ぶ印や口にする呪文、さらには劇中の小道具など呪術にまつわる全てを“呪術監修”として司っているのが作家の加門七海である。佐藤嗣麻子監督とは三十年来の仲で、監督たっての願いで呪術監修を務めることになった加門さんに“呪術オタク”の視点から本作の魅力について語ってもらった。加門七海/カメラマン・富永智子――“呪術監修”というポジション自体、なかなか聞かないですが、加門さんが引き受けることになった経緯をお聞かせください。私は記憶にないんですけど、10年以上前に別の作品で、佐藤監督に似たようなことをお願いされて、その時は「とても自信がない」とお断りしたらしいんですね。だから今回も監督は「断られるかな…」と思っていたらしく、最初は婉曲的に「加門さん、若い俳優さんで好きな人はいる?」と聞いてきて、私は「うーん、私は若いのはネコが一番好きかなぁ」みたいな答えを返して「俳優なら、若くはないけど國村隼さんがすごく好き」と言ったんです。そうしたら「國村さんが出る映画があるんだけど、呪術監修やって!」とお願いされて「は?」みたいな…(笑)。ただ、いままでの呪術を扱った映画は、ストーリーありきで、呪術というものは相手を攻撃するための道具というか、そこまで凝ったものを出すことってあまりなかったんですよね。なので、今回もそういう感じかと思っていたんです。記憶にないけど(笑)、前に一度、お断りしたという経緯もあったし、國村さんも出るしということで「じゃあ、やってもいいよ」と言いつつ、規模の大きな作品だったので「できるかな…?」とビビってました(苦笑)。そこからトントン拍子に話が進んだんですけど、最初に脚本を読んだ時は「こんなに本格的にやるの!?」と仰天しました。「私の手に負えるかな…?」というのが正直な気持ちでした。ただ、話が進んでいく中で思ったんですが、もし本物の呪術師の方や学者さんや研究者さんにお願いするとなると、どうしても(呪術の描写に関して)曲げられない部分、融通が利かない部分が出てくるんじゃないかと。私は本業が作家で、呪術に関しては佐藤監督がおっしゃっているように、ただ好きで自分でいろいろ調べたり、集めたりしている“呪術オタク”ですから(笑)、フィクション作品にも理解はありますし、アレンジなどにも柔軟に対応できるので、そういうところでの期待もあったんじゃないかと思います。――“呪術監修”として、どのように仕事を進められていったのでしょうか?とにかく脚本ありきですから、まず先方の「こういう話がやりたい」、「この場面で呪術の効果としてこういうことがしたい」というのがあって、それに沿って、こちらで史料などを提供するというのが第一の仕事でした。ただ、映画ですので当然、尺の問題があるんですね。本来は呪術でこれを表現するとなると大がかりな仕掛けが必要なところでも、言葉ひとつで済まさなくてはいけない部分もありますし、何よりもエンターテインメント映画ですから、“映える画”じゃないとダメなんですね。そこは、あれこれとこねくり回して(笑)、もっともらしくカッコよく見せるかというのを考えていきました。――具体的に担当されたのは、晴明らが結ぶ“印”や口にする“呪”などの創作ですね。そうですね。特に多かったのは呪符(=神への願意、要請先、約束の取り付けなどを書いた紙)についてのやり取りでしたね。とにかく映画のありとあらゆるところに符が貼ってあるので、その種類やバリエーションについて、そこは精神的な意味ではなく、映像としてどうカッコよく見せるかということを注意しました。――監修で関わったシーンの中で、特に印象に残っているシーンや映画的な描き方について提案をされたシーンを教えて下さい。細かい部分――例えば金龍を封印するシーンでは、金龍は決して悪い龍ではないので、悪い存在を封じるような感じではなく、徽子女王(よしこじょおう/奈緒)の想いを封じるものなので、晴明役の山崎(賢人)さんにも怖い感じではなく、丁寧な感じでやってほしいということをお伝えしました。また、晴明が「開!」と言って空間を切り裂く指の動きは「なぞるのではなく、剣で切るような感じでやってほしい」と指導をさせてもらいました。――呪術監修を務めるにあたって、ご自身なりに決めたり、監督と話し合った呪術のルールや世界観といったものはありましたか?特に監督やスタッフの方々と相談したということはないんですけど、やはり一家言ある人たちはみんな、自分なりの“呪術観”というものを持っていますから、この映画における呪術観と私自身の呪術観でズレというのは当然あるわけです。ただ、今回はあくまで映画『陰陽師0』の世界観に沿ってつくっていくという点は了承した上でやらせていただいています。その中で、まず大切にしたことは「“本物”を出さない」ということですね。フェイクを混ぜつつ、でも嘘にはならないで、みなさんに納得していただけるような幅を持たせる――完全な本物ではないけど説得力を持たせるということを意識しました。――それは本物の呪術を行なうことで、本当に呪いが発動したり、厄災が降りかかることがないようにという配慮から?そうです。万が一、何かあって「これをやってしまったからだ」とスタッフさんや演者のみなさんに思わせるようなことがあってはいけないというのがひとつ。加えて、そもそも呪文やお札というのは、宗教の核心や秘密に触れる部分も多いので、それを映画であからさまに見せるのは、私自身、とても怖いですし、やりたくないことなので、少しだけ(本物から)ずらしてあります。とはいえ、見る人が見れば、元ネタはちゃんとわかる程度のアレンジですので、お好きな方は探してみてください。映画の中で「蟲毒」が出てきますけど、あれは本当に呪詛の術で、やはり本物は怖いですから、そこまで深入りし過ぎず、ごく普通の本で「蟲毒とは何か?」という説明に書いてある程度の内容で収めるようにしたりしています。やはり描きすぎると怖いですから(笑)。――映画用に印や呪を考えるにあたって、参考文献や史料というのはどのようなものを?晴明の時代の陰陽道に関しては、実は史料は非常に少なくて、とてもそれだけでは今回の映画の呪術をカバーできないので、時代的には近世くらいのものも使っています。日本、およびアジア圏の道教の史料が多いですね。陰陽道の基礎資料としては「陰陽道基礎史料集成」(村山修一)という本がありまして、古いものだと鎌倉時代あたりの頃からの様々な史料が収められています。ここから呪文などを採らせてもらっています。また映画の中で、(晴明らが学ぶ)陰陽寮にいろんな図が描かれた紙が貼られていますが、それらは美術書などから、使用可能なものを使わせてもらっています。印に関しては、中国の書物である「符咒指訣秘鑑」(法玄山人)などを参考にしていますが道教だけではまかなえず、密教の史料なども参考にしています。――完成した映画を観て、呪術の第一人者の視点で驚かれたシーンはありましたか?先ほども少し触れましたが、晴明が「ここは現実ではない」と気づいて「開!」とやることで空間を切り裂き世界が切り替わるシーンがあります。ほんの一瞬で「世界を変える」――自分が立っている空間を術によって変えるという非常に大きな術ですが、それが映像だとああやって一発で見せることができるんですよね。あの爽快感はすごかったですね。実際の呪術というのは、効果の有無ってその場ですぐにはわからないものですし、普通の人の目には映らないものなんですよね。それを見事に映画で可視化していて感動しました。――安倍晴明という人物が、令和のいまの時代に陰陽道の世界のスーパースターとしてこれだけ親しまれ、愛されているのはなぜだと思いますか?まず“陰陽師”という存在が(本作の原作でもある)夢枕獏さんの小説「陰陽師」シリーズおよび、そこから派生した岡野玲子さんの漫画、またそれとは別にCLAMPさんの漫画(「東京BABYLON」)などによってフィーチャーされたことが大きいですが、その中で安倍晴明がスーパースターになったのは、身も蓋もない言い方ですけど、名前がすごくカッコいいということが大きいんじゃないかと思います。“安倍晴明”って完全にヒーローの名前ですよね(笑)。例えば敵方で出てくる蘆屋道満という陰陽師がいますけど、普通の主役にはならないですよね。(晴明の師である)賀茂忠行も残念ながらならないですね。安倍晴明という名前に既に“萌え”があると思います。それはすごく大きいですよ。――名前もある種の言霊ですね。そうなんです。名前って本当に大事で「陰陽師」という言葉も、いまは「陰陽師(おんみょうじ)」と読むのが一般的ですけど、歴史的には「陰陽師(おんようじ)」、「陰陽道(おんようどう)」という言い方もかなり正統性があるんです。古文書にはルビが振っていないので、実際にはどちらが本当なのかわからないんですけど、もしかしたら「陰陽師(おんようじ)」だったら、ここまで流行らなかったんじゃないかと私は思います。「陰陽師(おんみょうじ)」と「安倍晴明(あべのせいめい)」というキラキラ感の影響って実はすごく大きかったんじゃないかと。――先ほど名が挙がった蘆屋道満や賀茂忠行などほかにも陰陽師はいたわけですけど、陰陽師として安倍晴明はやはり特別なんでしょうか?そうですね、例えば賀茂保憲(忠行の息子)のほうが、貴族社会に及ぼす影響という点で、晴明よりも実力的には上であったとも言われるんですが、決定的な差異として安倍晴明が“神”として祀られたということがあると思います。神社にご祭神として祀られているわけです(=晴明神社)。「陰陽道の神=晴明」となっていて、そうなると実力的、歴史的にどうだとか言っても無駄な話ですよね。――改めて加門さんにとって、呪術の魅力とはどういう部分にあると感じていますか?もはや、自分の仕事や生活と一体化しているので(笑)、どこが魅力と答えるのは難しいところですが…。呪術というのは科学の素(もと)でもあるわけです。現代において「科学」と「魔術」というのは別々の存在として分かれていますけど、もともとは魔術の中に科学があり、一般の人にとってはそこに区別はなくて、専門家がよくわからない術を施して効果を得るというものであったのが、それが反復によって立証されていくことで魔術が科学となっていったんです。それこそ数世紀前であれば、パソコンも魔術の領域にある存在ですよね。逆に、個人の力量によって差異が高低するようなものは、魔術として残ったりしているんです。つまり、魔術や呪術というのは、まだわからない未知の部分――でも過去から連綿と受け継がれて、世界や人の心を動かしてきたものなんです。その未分化の存在ってすごく魅力的ですよね。――最後に、加門さんと同じく呪術が好きでたまらないコアな人たちに向けて、本作の呪術の描写に関して「ぜひここを注目して見てほしい!」というポイントを教えてください。では、せっかくですので、凝った呪術の描写に関してクイズ形式で探していただきましょう(笑)。まずひとつは、「金龍封印」のシーンで晴明が指で符を書きますが、あの符はアレンジはしてありますが、実はとても格の高い、めったに表に出てくることのない符が元になっています。さて、それは何でしょうか?もうひとつ、映画の中でほんの一瞬なんですが、晴明が片手で印を結ぶシーンがあります。一秒あるかないかというシーンなので、多くの方は気づかないと思うんですが、そこで使ったのは、陰陽道の印ではなく、実は昔の呪禁師(じゅごんし)が使う印なんですね。さてそこはどのシーンでしょうか?この2つをぜひ探し当てていただければと思います!※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」(黒豆直樹)■関連作品:陰陽師0 2024年4月19日より公開©2024映画「陰陽師0」製作委員会
2024年04月29日『幸福なラザロ』アリーチェ・ロルヴァケル監督の最新作『墓泥棒と失われた女神』が7月19日(金)より全国順次公開されることが決定。ティザービジュアルと30秒予告、場面写真が解禁された。80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。忘れられない恋人の影を追う、考古学愛好家のアーサー。彼は紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡をなぜか発見できる特殊能力を持っている。墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…。監督は、フェリーニ、ヴィスコンティなどの豊かなイタリア映画史の遺伝子を確かに受け継ぎながら、革新的な作品を発表し続けているアリーチェ・ロルヴァケル。カンヌ国際映画祭において『夏をゆく人々』(15)でグランプリ、『幸福なラザロ』(19)では脚本賞を受賞。マーティン・スコセッシ、ポン・ジュノ、ソフィア・コッポラ、グレタ・ガーウィグ、アルフォンソ・キュアロンらがファンを公言したり、製作のバックアップに名乗りをあげるなど、世界中の映画人がその唯一無二の才能に惚れこんでいる。本作では『チャレンジャーズ』のジョシュ・オコナーほか、イザベラ・ロッセリーニ、アルバ・ロルヴァケル、カロル・ドゥアルテ、ヴィンチェンツォ・ネモラートが出演する。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、第95回ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画トップ5に選出された本作。『パラサイト 半地下の家族』、『燃ゆる女の肖像』、『TITANE/チタン』などのアカデミー賞や世界三大映画祭受賞作を次々と世に送り出してきた気鋭のスタジオNEONが北米配給権を獲得し、海外メディアからも絶賛の声が相次いでいる。この度、解禁されたのは、タロットカードの「吊るされた男」を模したデザインのティザービジュアル。本国イタリア公開時のビジュアルが日本版にアレンジされている。赤い糸で吊るされた主人公アーサーの姿に「愛の幻想(キメラ)に囚われて」というコピーが添えられている。「吊るされた男」のタロットカードは、犠牲や献身、慈愛の精神を意味し、その見た目とは裏腹に高い精神性を表すカード。男は自らの意思で木に吊り下がってその辛さに耐えながら心を鍛えているという。しかし、本来はその高い精神性は頭を取り巻く後光となって光り輝くのだが、このビジュアルでは男の頭からこぼれ落ちる金貨のようなものが描かれている。その金貨に群がる人々と少し離れた位置から顔をのぞかせている金髪の女性。さらに、男を囲む2本の樹木、樹木から咲く花、鳥など本作にまつわる意味深なアイテムが散りばめられている。併せて解禁となった30秒予告は、不思議な能力とダウジングを使って、埋葬品が眠る遺跡を探す墓泥棒たちの姿から始まる。貴重な女神像を発見する彼ら。しかし、アーサーは同時に忘れられない恋人の影も追っているようだ。愛の幻想に囚われた男がその先に見つけたものとは何なのか。生と死、現実と空想が交差する、アリーチェ・ロルヴァケル監督の唯一無二の独特な世界観が垣間見える予告編となっている。『墓泥棒と失われた女神』は7月19日(金)よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:墓泥棒と失われた女神 2024年7月19日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開© 2023 tempesta srl, Ad Vitam Production, Amka Films Productions, Arte France Cinéma
2024年04月29日キム・ソンホが映画初主演した話題作『貴公子』より場面写真が解禁。また入場者プレゼント第3弾も発表された。今回公開されたのは“貴公子”の謎めいたキャラクターが分かるシーンの場面写真。キム・ソンホが演じるのは、貧しい青年マルコを執拗に追いかける正体不明の男。神出鬼没であり、マルコの命を狙っていたかと思えば、次のシーンでは助けてくれるなど、行動が一切読めない不思議なキャラクターだ。そのためマルコと同じように観客も翻弄されるはず。手鏡で自分の顔を確認し「かっこいいね」と話すナルシストぶりが分かるシーンから、コーラを飲んでゲップしちゃうお茶目なシーン、マルコに逃げられてあたふたする少しドジなシーン、さらにはハン理事(キム・ガンウ)に大金を積まれあっさりマルコを差し出す少し卑怯なシーンや血だらけのシーンなど、愛すべき貴公子のキャラクターが存分に味わえるものとなっている。向かって来る者を一切躊躇せずに一網打尽にするのに、自分がケガをするとめちゃくちゃ痛がり、また誰かに無視されるのが嫌いで冗談を言うなど、どこか“かまってちゃん”なところもある貴公子。そんな彼の魅力を本編でぜひ堪能して欲しい。さらに4月26(金)からは入場者プレゼント第3弾の配布が開始。貴公子が大好きなコーラを飲んでいるシーンを切り取った、オリジナルステッカーとなっている(全国の劇場で配布、数量限定、なくなり次第終了)。『貴公子』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:貴公子 2024年4月12日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2023 GOLDMOON PICTURES & STUDIO&NEW. All Rights Reserved.
2024年04月29日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2024」から、各部門ノミネート作品および特別上映作品が発表された。今年の映画祭は6月4日(火)のオープニングセレモニーを皮切りに、6月17日(月)のアワードセレモニーまでの期間を東京の複数会場で開催。すでに4月25日(木)からはオンライン会場もスタートしている「SSFF & ASIA 2024」。6月30日(日)までの期間、「Illuminate your life ~いのち 照らせセカイ 照らせ」のテーマのもと、映画祭プログラマー選りすぐりのショートフィルム約270作品(コンペ以外の特別上映作品を含む)がラインアップされている。◆世界114の国と地域から集まった4,936点の中から選びぬかれた約270の上映作品アカデミー賞につながるライブアクション部門のジャパンカテゴリーには、千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィンなど監督にも挑戦した俳優たちのショートフィルム作品が見事ノミネート。『イツキトミワ』 (Yours)監督: 福士蒼汰『イツキトミワ』(Yours)監督:福士蒼汰/25:00/日本/ドラマ/2024肉体労働で家計を支え、かつて美大進学を目指していた一葵は、ギャラリーで自分の作品を見つめる三羽と出会う。徐々に親密になるが、それでもとけない壁がある。満月の夜に2人は、一歩踏み込んだ話を始めるが…。◆特別上映作品には日本初公開作品が登場インターナショナルプログラム 特別上映『自慢の息子』幻のジョン・レノンが登場する『Now and Then: The Last Beatles Song』、ベン・ウィショー主演『自慢の息子』、レア・セドゥ主演『家から逃れて』などが日本初公開。エイドリアン・ブロディ主演『マスコット』ほか、第86回アカデミー賞外国語映画賞タイ代表『Countdown』のナタウット・プーンピリヤ監督作品『姉妹』、フィリピンで最も興行収入をあげた『ハロー・ラブ・グッバイ』、キャシー・ガルシア・サンパナ監督『運命のコイン』などアジア発の注目作も。アジア インターナショナルプログラム 特別上映『姉妹』◆レインボー/韓国/スポーツ今年の映画祭が特集するプログラムは…「自分らしく生きる」LGBTQの視点が描かれるドラマの数々、大人気『Stray Kids <樂-STAR> SKZFLIX』や、元「U-KISS」のケヴィン・ウー主演『ソウル・スイッチ』、韓国版「花より男子」ク・ヘソン監督作品など韓流熱が高まる特集、国際的なスポーツ大会の開催にちなむスポーツをモチーフに夢を追う人々を描く感動作など。『Stray Kids <樂-STAR> SKZFLIX』『Stray Kids <樂-STAR> SKZFLIX』監督:BYEONGJUNE KIM/韓国/10:51/ドラマ/2023映画という夢のために走ってきた主人公たち。ある大学のサークルで仲間となり短編映画を製作することになるが…。K-POPボーイズグループ「Stray Kids」が主演。◆オンライン会場ではAIプログラム、レインボープログラムなど4プログラムを先行配信応募作品の潮流を体現する、AIを使用して制作された作品の特集、LGBTQ特集、恒例となった5分以下で楽しめるVery Shortプログラム、25歳以下の新進気鋭の日本人監督作品を選出するU-25プロジェクトの4プログラムを先行配信、各プログラム5月24日(金)まで。その後、6月1日(土)~はオフィシャルコンペ&各プログラムの配信がスタートする。『ガチごっこ』『ガチごっこ』(Play for reals)監督:近藤穂佳/日本/4:58/ドラマ/2024みさき、ほたる、かけるの3人は「こども探偵団」を結成した。6月4日(火)映画祭開幕!豪華ゲストが登壇するオープニングセレモニー東京会場での上映幕開けとなオープニングセレモニーでは、映画祭代表・別所哲也と、アンバサダーのLiLiCoが、千葉雄大、福士蒼汰、森崎ウィンほか多彩なゲストを迎え、グローバルスポットライトアワード、U-25プロジェクト、J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD、Shibuya Diversityアワード、Amic Signアワードなど各種アワード受賞作品の発表や表彰、新作ショートフィルムなど各種プロジェクトの発表、ショートフィルム上映を行う(変更の可能性あり)。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」は6月4日(火)~6月17日(月)開催。オンライン会場は4月25日(木)~6月30日(日)上映会場:表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ミカン下北、オンライン会場にて予定※開催期間は各会場によって異なります(シネマカフェ編集部)
2024年04月29日本年度アカデミー賞4部門ほか多数のアワードを受賞したヨルゴス・ランティモス監督と盟友エマ・ストーンとの最強タッグが贈る『哀れなるものたち』のブルーレイ+DVD セットの発売、デジタル配信(レンタル)が5月8日(水)より開始。それを記念してマーク・ラファロが演じた、主人公ベラと駆け落ちする弁護士ダンカンを紐解く特別映像がボーナス・コンテンツから独占公開された。風変わりな天才外科医、ゴッドウィン(ウィレム・デフォー)の手によって死から蘇った若き女性ベラ(エマ・ストーン)は、世界を知るために、ダンカンと共に大陸横断の冒険の旅に出る。時代の偏見から解き放たれ、真の自由と平等を知ったベラは驚くべき成長を遂げるがーー。この度公開された映像では、マーク・ラファロの撮影現場での様子について、ゴッドウィン役のウィレム・デフォが「マークは最高に面白い」と話す場面から始まる。さらに、自身もリハーサルを好まないと語る監督・製作を務めたヨルゴス・ランティモスにも、「マークが現場で提案する案が面白くて、リハ中はずっと笑ってた」と言われるほどのムードメーカーぶり。周囲から愛され、現場を盛り上げるラファロの人柄を感じることができる。ラファロ自身は、ダンカンについて「アナーキスト気取りだが、本質は怒れるナルシシストだ」と分析。そんな彼の演技について、ベラ役を演じたエマ・ストーンは、「ダンカンをあれほど情熱的かつ繊細に演じられるのはマークしかいない」と大絶賛。監督も「彼はダンカンそのものだ」と断言するほど、ラファロがダンカンの人柄やベラと出会った後の感情の変化を分析し、演じていたことが伝わる映像となっている。『哀れなるものたち』ブルーレイ+DVDセット販売、デジタル配信(レンタル)は5月8日(水)より開始。デジタル配信中(購入)。『哀れなるものたち』・デジタル配信中(購入)・5月8日(水)デジタル配信開始(レンタル)・5月8日(水)発売ブルーレイ+DVD セット5,390円(税込)発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月29日