藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクト、日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』より、国際色豊かな現場のメイキング映像、清原果耶とシュー・グァンハンがバイクに二人乗りするオフショットが到着した。大ヒットスタートをきった台湾公開を皮切りに、香港、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ヴェトナムとアジア各地でも続々公開、べトナムでは歴代日本映画実写No.1の記録を打ち立てた。本作は、日本と台湾で約2か月のオールロケを敢行。映像には、W主演の清原さんとシュー・グァンハンが楽しそうに話している様子や、カットがかかった後も涙が止まらない清原さんの姿、カメラマンにふざけて抱きつこうとするお茶目なグァンハンさんの姿などが映し出されている。撮影について藤井監督は「言葉が通じないことでみんなが知ろうとするんです。“答えをください”じゃなくてみんなでどうすればいいかを考えたり、言葉が通じないからこそ能動的に動く瞬間が増えたように感じました。台湾の言葉でOKという意味の“ソーダォ”を日本のスタッフが言い、台湾の助監督が“本番行きます!よーいスタート”と日本語で言うようになったのはすごく嬉しい出来事でした。日本から来た僕たちは“謝謝”と言い、向こうの人たちは“ありがとう”と言うような交流――。この映画をやっていなければ、こうした人間の本質や在り方には出会えなかったと思います」とふり返っている。なお、5月3日(金)の公開初日舞台挨拶の日台同時生中継ライブビューイングが実施されることも決定した。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年04月28日アカデミー俳優ジョディ・フォスターとプロボクサー、カーリー・レイスがW主演、エミー賞受賞の大ヒットシリーズ第4章にして最新章となる「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」が4月26日(金)よりU-NEXT見放題で独占配信開始。エミー賞5冠に輝き、犯罪ドラマ史上屈指の傑作と絶賛された「トゥルー・ディテクティブ」シリーズ。緻密なストーリーと作り込まれた世界観が多くの視聴者を魅了してきた。シリーズ第1章をマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンがW主演し、続く第2章にはコリン・ファレル、レイチェル・マクアダムス、第3章にはマハーシャラ・アリらハリウッド主演級の豪華俳優陣が出演。今回のシリーズ第4章は、約50年ぶりのテレビドラマ出演となるジョディ・フォスターとカーリー・レイスがW主演。フォスターは『羊たちの沈黙』『告発の行方』で2度のアカデミー賞受賞経験があり、『ナイアド ~その決意は海を越える~』でも同ノミネート。レイスは元プロボクシング世界3団体統一王者という異色ながらも頂点を極めた2人が共演する。監督・脚本・ショーランナーをイッサ・ロペスが担当。ロペス監督は2017年に監督したメキシカン・ホラー『ザ・マミー』が世界各地の映画祭で51の賞を受賞した気鋭の監督。また、製作総指揮にはフォスター、第1章で主演したマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンらが名を連ねている。複雑な人間関係が絡み合うストーリーが話題をよび、米国放送時には最終話を320万人が視聴、平均視聴数1,270万人を記録し、シリーズ最高成績を収めた。■舞台はアラスカ、“夜の国(ナイト・カントリー)”で起きた集団失踪事件の謎を追うシーズンごとに異なるキャストで新たなストーリーを描くアンソロジーシリーズである本作の舞台は、米アラスカ・エニス。科学研究所に勤める8人の男たちが忽然と姿を消す事件が発生し、昔の相棒であるリズ・ダンヴァース署長(フォスター)とエヴァンジェリン・ナヴァロ刑事(レイス)が捜査を開始する。過去の事件から確執のある2人。それぞれが抱える闇に向き合いながら氷の下に埋もれた呪われた真実を掘り起こす。なお、U-NEXTでは「トゥルー・ディテクティブ」全シーズンを見放題で独占配信中。「トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー」はU-NEXTにて配信中(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」のグランドオープンに先駆け、エリア内の様子が一部解禁された。解禁された動画と写真で紹介するエリアは、東京ディズニーシーのロストリバーデルタとアラビアンコーストの間を抜けた先にあるファンタジースプリングスの入口、「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」にある魔法の泉。ここではディズニー映画『ピーター・パン』、『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』の世界を表しており、ピーターパン、アナとエルサ、ラプンツェルをはじめとするキャラクターの岩を中心に草花が咲きほこり、滝が流れている。ディズニー映画の世界を表現した魔法の泉が、ゲストをディズニーファンタジーの世界へと導くのだ。このほかにも「ファンタジースプリングス」内には、ディズニー映画『シンデレラ』や『美女と野獣』、『リトル・マーメイド』、『ふしぎの国のアリス』など様々な魔法の泉が存在する。6月6日(木)にグランドオープンする「ファンタジースプリングス」で、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”を見つけてみては。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) 2024 DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日Amazonオーディブル(以下、Audible)は、湊かなえの短編集「サファイア」を永作博美の朗読で配信開始。永作さんは、同作に収められた「ムーンストーン」を映像化した2016年のオムニバスドラマで主人公を演じている。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱っているAudible。今回配信がスタートしたのは、2012年に刊行された湊さんの短編集「サファイア」。表題作ほか「真珠」「ルビー」「ダイヤモンド」「猫目石」「ムーンストーン」「ガーネット」全七篇を収録している。永作さんは「心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました」とコメントしている。永作博美さんコメントこの作品は心理描写が非常に繊細なので、感覚的なものを大切に伝えるということに注意して朗読しました。物語を自分自身で読むのと違って、私が読んだ感覚で聴く方に伝わるので、湊先生が描かれた、「すごく繊細で、すごくやさしいのに、すごく怖い」というゾワっとした感覚を朗読で伝えたいと思いました。オーディオブックは、本当は存在しない異空間の世界を自分の耳で聴いて楽しむことができます。子供の頃に、親に毎日本を読んでほしいと思った時のように、自分の中にはなかった風景や感情が生まれる面白い体験です。ぜひAudibleでお楽しみください。「サファイア」あらすじあなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。「やっと、自分から欲しいものを言ってくれた」と喜んでくれた彼は、誕生日の前日、待ち合わせ場所に現れなかった……。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日ABEMAでは、4月27日(土)から5月6日(日)のゴールデンウィークにかけ、復讐サスペンスドラマ「ペントハウス」シーズン1を全話無料で配信。また、5月1日(水)より全話無料配信される韓国ドラマのラインアップが発表された。「ペントハウス」は、超高級マンションの最上階を舞台に、芸術名門校に通う高校生と親のプライドと欲望がぶつかり合う衝撃のサスペンス復讐劇。韓国での放送時に回を追うごとに最高視聴率を更新し、最終回が瞬間最高視聴率31.1%を記録するなど社会現象を巻き起こした話題作。「ペントハウス」ABEMAでも、3月11日(月)から4月11日(木)の1か月間の韓流・華流作品の年代別作品ランキングで、全ての世代で「ペントハウス シーズン2」が1位にランクインするほど、多くのファンを魅了している。さらにABEMAでは、「ペントハウス」シリーズのファンも楽しめる、“復讐”をテーマにしたスリリングな韓国ドラマ作品を5月に無料配信することも決定。「夫婦の世界」今回は、富と名誉を手に入れ、順風満帆な日々を送る主人公の夫が浮気していたことから始まる復讐劇と人間関係の闇を描いた大人気ドラマ「夫婦の世界」を筆頭に、娘を殺したという濡れ衣をきせられた主人公が真犯人を追いながら推理作家として事件を解決していく「復讐の女神」。「復讐の女神」高級住宅街に住む一見華やかな上流階級の人々の熾烈な競争と人間関係を描いた「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」など人気作品を全話無料配信でお届け。「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」また、いま話題の韓国ドラマ「涙の女王」に出演中の俳優キム・スヒョンのファンタジーロマンス史劇「太陽を抱く月」、同じく「涙の女王」のキム・ジウォンのが出演、裕福な家庭に育ちながらもそれぞれに悩みや傷を抱えた学生たちの葛藤や恋模様を描き人気を博した「相続者たち」。キム・ゴウン、アン・ボヒョン出演で、細胞たちと一緒に食べて恋して成長する、平凡なユミの話を描いた「ユミの細胞たち」など注目の人気俳優の代表作を1週間無料で配信。また、新作ドラマも続々入荷。“今日飲むべきお酒を先延ばしにするな!”がモットーの女性たちのリアルな日常を描くラブ&ヒューマンドラマ「酒飲みな都会の女たち」。4月29日(月)からは、ABEMA国内初・日韓同時独占配信で、悪名高い問題児が父の遺した遺産である名門高校の理事長に就任したことで起きるハプニングを描いたコミックドラマ「理事長は不良高校生!?」が登場する。「理事長は不良高校生!?」▼『ペントハウス』シーズン14月27日(土)深夜0時~5月6日(日)23時59分の期間、全話無料▼ABEMA国内初・日韓同時無料配信「理事長は不良高校生!?」(全12話)配信開始日:4月29日(月)深夜0時~※毎週月曜、深夜0時に2話ずつ配信※1話~3話は常時無料公開韓流ドラマ5月全話無料配信スケジュール【5月1日(水)0時~5月15日(水)23時59分の期間、全話無料配信の作品】ホン・チョンギなぜオ・スジェなのか?王女ピョンガン 月が浮かぶ川ショッピング王ルイヒーラー~最高の恋人~など多数配信【5月16日(木)0時~5月31日(金)23時59分の期間、全話無料配信の作品】酒飲みな都会の女たち※5月6日~病院船~ずっと君のそばに~ただ愛する仲王女ピョンガン 月が浮かぶ川ショッピング王ルイヒーラー~最高の恋人~など多数配信韓流ドラマ1週間全話無料配信スケジュール■5月6日週ユミの細胞たち被告人復讐の女神太陽を抱く月「被告人」など多数配信■5月13日週リターン -真相-シークレット・ブティック相続者たち恋愛を期待してリターン -真相-など多数配信■5月20日週夫婦の世界SKYキャッスル~上流階級の妻たち~ただひとつの愛など多数配信■5月27日週仮面マイダスBAD LOVE ~バッド・ラブ~とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~「BAD LOVE ~バッド・ラブ~」など多数配信(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日WOWOWオンデマンドおよびJ:COM STREAM、AmazonのPrime Videoチャンネル(有料チャンネル)で視聴可能なParamount+より、今夏注目作品が発表された。1目は、アイルランドのマグダラ・ランドリーをテーマに実話を基にしたゴシック・ホラーミステリー「ウーマン・イン・ザ・ウォール」。「ウーマン・イン・ザ・ウォール」©2024 Paramount International2つ目は、「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」シリーズ初のアメリカ国外での国際シリーズであり、インド太平洋における国際的緊張の高まりを描く「NCIS:シドニー」。「NCIS:シドニー」© 2023 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved3つ目は、世界的人気を誇るゲームシリーズを映画化した『ソニック・ザ・ムービー』、2作目『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』に続く最新作の実写オリジナルドラマシリーズ「ナックルズ」。「ナックルズ」©2024 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC4つ目は、ベストセラー小説を基にしたユアン・マクレガー主演「モスクワの伯爵」。「モスクワの伯爵」© 2024 Viacom International Inc and Entertainment One Television Productions UK Limited.5つ目は、「トーマス・マロン」の同名小説をドラマ化した、1950年~1990年代を舞台にした壮大なラブストーリーを絡めた政治スリラー「フェロー・トラベラーズ」。この5作品は、5月から8月にかけて配信の予定。「フェロー・トラベラーズ」© Showtime Networks Inc. All rights reserved.さらに、WOWOWでは第1話の無料配信が決定。期間は5月2日(木)午前10時から5月8日午後6時までで、対象の7作品は「同居のルール シーズン1」「メイヤー・オブ・キングスタウン シーズン2」「法執行人:バス・リーブス シーズン1」「カンフー・パンダ ザ・シリーズ シーズン1」「ザ・ペンギンズ from マダガスカル シーズン1」「スタローン・ファミリー シーズン1」「スター・トレック:ディスカバリー シーズン5」の各第1話となる。WOWOW未加入者でも期間中は視聴が可能だ。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日7月期のTBS火曜ドラマは、松本若菜主演、松村北斗(SixTONES)を共演に迎える、ハートフルラブコメディ「西園寺さんは家事をしない」を放送する。本作は、「ホタルノヒカリ」で知られるひうらさとるによる同名コミックのドラマ化。徹底して家事をしない主人公・西園寺さんと、年下の訳ありシングルファーザー&その娘の風変わりな同居生活を通して、「幸せって何? 家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ。松本さんが演じるのは、アプリ制作会社でバリバリ働く主人公・西園寺一妃。仕事ができる上に明るくポジティブでコミュ力高め、周囲からの信頼も厚いが、「掃除なんてしなくても死なない」「料理できなくてもご飯は買えるから問題なし」「服やパンツは全自動洗濯乾燥機から取り出してそのまま着れば効率的」と、あの手この手で家事をしない生活をしてきた。そんなある日、年下のエンジニア・楠見俊直が転職してきただけでなく、トラブルで家を失った彼らと偽家族として一緒に暮らすことになる。そして、西園寺さんが勤める会社に転職してくる楠見俊直を演じるのは、TBSドラマへの出演は「ぴんとこな」以来、約11年ぶり、「SixTONES」としてデビューしてからは初となる松村さん。近年、俳優としての活躍が目覚ましい松村さん演じる楠見は、家事をしない西園寺さんの人生を大きく変える、年下の訳ありシングルファーザー。無愛想で変わり者だが、たったひとりで仕事と育児と家事をこなす目まぐるしい日々を送っている。愛娘のルカ(倉田瑛茉)に向ける愛情深い眼差しや、育児に奮闘する父親姿に注目だ。松本さんは、自身の役どころについて「リア充な今どきの女性です」と語り、「家事が嫌いなのではなく“家事をしない”のには大きな理由があり、そんなところも楽しみに見ていただけたらうれしいです」とコメント。松村さんも「ひたむきな性格というよりは、ひたむきなことが必要となりそこにのめり込んでいった毎日を、必死に生きている人だと感じました」と役柄の印象を明かした。2人は今回が初共演となるが、「想像していた通りの松村北斗さんでした。常に一定のテンションで、ボソっと面白いことを言ってみたり、スタッフの方々と会話を楽しまれていたり。私が肩肘張らずにいられたのは、松村さんのお人柄がそうさせてくれたのだと思います」(松本さん)、「初めてお会いしてすぐに頼りになる心の強さがある方だとわかりました。たくさんいいところを盗んでいきたいと思います」(松村さん)とそれぞれ印象も話している。火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」は7月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年04月28日『プー あくまのくまさん』の続編『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』(原題:Winnie-the-Pooh: Blood and Honey 2)が今夏、全国公開されることが決定した。昨年6月に日本で公開し大きな話題となった前作『プー あくまのくまさん』(2023年)。原作「Winnie-the-Pooh」(1926年発表)の著作権保護期間が各国で相次いで終了し、パブリックドメイン化したことでホラー実写化された。前作に続き、リース・フレイク=ウォーターフィールドがメガホンを取り、前作でプロデューサーとして参加したスコット・チェンバースが本作では主演・製作を兼務。さらに、『サマー・オブ・84』の脚本家マット・レスリーが本作の脚本を担当した。また、『アマデウス』や『恋におちたシェイクスピア』など数多くのヒット作で知られる英ベテラン俳優サイモン・キャロウが出演、スタッフ・キャスト陣ともに前作から大幅にパワーアップしている。公開決定と併せてこの度、場面カットも解禁。焚火の前でウッドチェアに座るプーの姿が捉えられている。表情までは見えないが何か良からぬことを考えているような空気を漂わせている。本作の“じゃあくななかまたち”はどんなに凶暴で、悲惨な物語になるのか…。続報に注目だ。『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』は、夏、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月27日「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平による大人気コミック「僕のヒーローアカデミア」。この度、「僕のヒーローアカデミア 10周年記念ショートフィルム『Succession』」が公開された。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々の存在が当たり前の世界を舞台に、主人公・緑谷出久(デク)が、社会を守り、個性を悪用する犯罪者“敵<ヴィラン>”に立ち向かうヒーローになるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間たちと共に成長する物語「僕のヒーローアカデミア」。2014年7月の連載スタートから連載10周年を迎え、コミックスシリーズ世界累計発行部数1億部突破、TVアニメシリーズは今年で8周年、8月には劇場版最新作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の公開を控えており、まさに2024年は“ヒロアカイヤー”。今回公開されたショートフィルムは、読売テレビのアニメーションセンターと東京ドラマ部がコラボして制作。「ヒロアカ」と共に成長してきたある兄弟を描く、福田浩之監督オリジナル作品だ。また音楽は、テレビアニメシリーズの音楽を手掛ける林ゆうきが担当している。成長した兄ハルトを演じたのは、『万引き家族』、さらに中国映画への参加が発表された城桧吏。まだ幼さの残る中学生のハルトは、現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」では一条天皇役を務めた柊木陽太が演じている。城さんは「僕が好きな漫画の企画に携わることができて、とても嬉しく思っています。何度失敗しても何度辛いことがあっても、それに立ち向かっていく心の強さをどう表現できるのかを大切にしました」と話し、柊木さんは「“無個性”の緑谷出久の『“個性”のない人間でもあなたみたいになれますか?』という言葉がすごく印象的でした。周りからできないだろうと言われても、憧れを追いかけて努力をしようとする姿がとてもかっこいいなと思いました。僕は演じるにあたって、そのかっこよさをハルトの心の中に入れてお芝居をしました」とコメントしている。▼「僕のヒーローアカデミア 10周年記念ショートフィルム『Succession』」10歳になったハルトは、弟カイトが生まれ、その心にはある思いがよぎる。その日から、ハルトはある行動に出る。不安なとき、試合に負けたとき、フラれたとき、ハルトの10年の成長のそばにはいつもヒロアカがあった。ハルトからカイトへ受け継がれた思いとは…。TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」7期は5月4日より毎週土曜日17時30分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。※一部地域を除く『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』は8月2日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト 2024年8月2日より全国にて公開© 2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会© 堀越耕平/集英社
2024年04月27日杏主演、関根光才監督作『かくしごと』より場面写真が解禁された。北國浩二の「嘘」(PHP文芸文庫)を原作とした本作は、子を守る母親の強烈な愛と嘘の物語。『生きてるだけで、愛。』(18)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才の待望の長編第二作目で、主人公・千紗子役を、ドラマ、映画、モデルと幅広く活躍する俳優、杏が演じる。この度解禁されたのは、記憶を失くした少年・拓未と千紗子、父・孝蔵(奥田瑛二)との姿を捉えた“家族ショット”。記憶を失った拓未が里谷家の一員として過ごす時間が切り取られている。1枚目は千紗子と拓未が抱き合っている瞬間をとらえたもの。2人の心からあふれ出すような、キラキラとした笑顔が印象的な1枚だ。お互いの体にしっかりと回された両腕から“親子”の仲の良さがうかがえる。2枚目はトマトを収穫する千紗子と拓未。トマトを摘む拓未を見守る千紗子の表情はやわらかく優しい。3枚目は孝蔵と拓未が工房で向き合っているシーン。自宅に隣接された工房にこもり仏像を造る孝蔵と、仏像造りに興味を示す拓未。粘土を捏ねる孝蔵の手元をじっと見つめている。さらに4枚目では、孝蔵と似たような服装で粘土を捏ねる拓未の姿が。祖父の背中を追う孫息子といった様子がかわいらしい。拓未を演じた中須翔真は、2020年NHK連続テレビ小説「スカーレット」で伊藤健太郎演じる川原武志の幼少期、「おちょやん」では成田凌演じる天海一平の幼少期を演じ、2023年「舞いあがれ!」に広田大樹役で出演、朝ドラ常連の注目の子役だ。そんな中須さんに、本作の現場では脚本は渡されなかった。事前にセリフを覚えさせず、現場で伝えるという手法を提案したのは関根監督だった。河野プロデューサーは、「経験値のある子なので、脚本を渡してもいいのではないかと私は思っていたのですが、中須くんのいつもと違う不安な気持ちが役にも投影されて自然な言葉が引き出せていたように思います」と評する。関根監督は中須さんについて、「とても素直な子で、イノセンスな雰囲気がありました。役者として何とか頑張りたい、仕事として向き合おうという必死さがありながら、純粋に子どもらしく、伸び伸びともしていて。内容的にはすごくハードなシーンが多いので、できるだけ一緒に深く関わって、楽な状態、素直に自分自身らしい状態を作ってあげたいと思いながら接していました」と現場での印象を語っている。クランクアップの際、現場を離れがたくて泣いていたという中須さん演じる拓未のみずみずしい表情にも注目だ。『かくしごと』は6月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かくしごと 2024年6月7日よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開©2024「かくしごと」製作委員会
2024年04月27日玄光社より「レジェンド・オブ・マッドマックスー完全メイキングブック『マッドマックス』から『マッドマックス:フュリオサ』までー」が5月31日(金)に発売となる。ジョージ・ミラー監督がポストアポカリプスを描いた至高のアクションシリーズ『マッドマックス』。本書は、第1作から最新作『マッドマックス:フュリオサ』までの歴史を追い、各作品の製作現場を掘り下げ、『マッドマックス』をカルチャーとして根付かせたオリジナリティあふれる世界観や、舞台裏の真実に迫る。これまで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を除くシリーズのメイキング本は未出版だったが、シリーズ初の完全メイキング・ブックである本書では、初公開の写真を多数収録し、シリーズの全貌を解き明かす。インパクト抜群のキャラクター誕生から命知らずのぎりぎりなアクション、神話的コンセプトや深遠なテーマまで、ジョージ・ミラー監督、プロデューサーのバイロン・ケネディ、メル・ギブソンからヒュー・キース=バーン、シャーリーズ・セロンら出演キャスト、歴代スタントパーソン、スタッフのコメントを交え、1作ごとに紐解いていく。個性あふれるキャラクターの魅力やバックグラウンドを余すところなく解説した本書を読めば、1979年の第1作から2024年の最新作『マッドマックス:フュリオサ』に至るまでのロード・ウォリアーズの軌跡を追体験できるだろう。「レジェンド・オブ・マッドマックスー完全メイキングブック『マッドマックス』から『マッドマックス:フュリオサ』までー」は5月31日(金)発売。レジェンド・オブ・マッドマックスー完全メイキングブック『マッドマックス』から『マッドマックス:フュリオサ』までー発売日:2024年5月31日(金)定価:3,600円(税別)仕様:A4変型判・192ページ(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDマッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年04月27日チョン・ウソン、イ・ダヒ、ソン・シギョンらがホストを務める韓国の大人気バラエティ「SNL KOREA シーズン4」が5月10日(金)よりCS放送「衛星劇場」にて日本初放送される。本番組は、アメリカの人気深夜コメディショー「SNL(SATURDAY NIGHT LIVE)」の韓国版。毎話ゲストが番組ホストを務め、風刺とパロディコントを通してこれまで見たことのない壊れた姿を披露する。シーズン4のホストは『私の頭の中の消しゴム』『ソウルの春』「愛していると言ってくれ」などのチョン・ウソンや、「アイランド」などドラマ・バラエティで活躍するイ・ダヒ、日本でも人気の歌手ソン・シギョンらが務めている。“土曜日の夜、あなたが知っていたスターのことは忘れてください!”を合い言葉に、毎回異なるゲストが番組ホストを務め、コント+風刺を通して自身のイメージを破壊していく(!?)抱腹絶倒の人気バラエティ。#2【ホスト:ハン・イェリ】(C) COUPANG PLAYシーズン4では、「応答せよ1994」のチョンウ(#1)や『ミナリ』のハン・イェリ(#2)、「愛の不時着」のコ・ギュピル(#3)、チョン・ウソン(#4)、イ・ダヒ(#5)。#5【ホスト:イ・ダヒ】(C) COUPANG PLAY歌手のソン・シギョン(#6)らがホストを務め、これまでのイメージを覆すようなコントに挑戦している。#6【ホスト:ソン・シギョン】(C) COUPANG PLAY「SNL KOREA シーズン4」は5月10日より毎週金曜23時50分~CS衛星劇場にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2024年04月27日東京ディズニーリゾートの新ディズニーホテル、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープン(6月6日)に先駆け、4月23日にプレスプレビューが開催された。今回は2棟あるうちの<グランドシャトー>をレポートする。同ホテルは新エリア「ファンタジースプリングス」の魔法の泉のほとりに立ち、そのファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルとなっている。2つのホテルタイプを有する同ホテルはファンタジースプリングスの動植物や魔法の泉のモチーフで装飾された客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するというラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の2棟で構成。ラグジュアリータイプの「グランドシャトー」では、東京ディズニーリゾートで最上級のホテルステイを楽しめると言い、立体感のあるモールディングや、金箔が施されたカルトゥーシュなど、豪華なだけでなく、気品にあふれた装飾が施された空間でゲストを出迎える。客室数は56室で、価格は変動制だが、現時点では開業時より一室30万円台に設定されている。全客室に併設されたバルコニーやテラスからは、目の前に広がるディズニーファンタジーの世界を独り占めするかのような贅沢な時間を満喫できる。また、客室料金にはパーク内アトラクションをスムーズに楽しむことができるアトラクション利用券や、専用の鑑賞席でゆったりとショーを堪能できるショー鑑賞券が含まれているほか、グランドシャトー宿泊ゲスト専用のパークとの通用口「グランドシャトー・ゲートウェイ」を利用できるなど、様々な特典が用意されている。グランドシャトー・ラウンジは、グランドシャトー宿泊ゲストが利用できる専用ラウンジで、チェックイン・チェックアウトなどの手続きや滞在中のリクエストなどを受け付ける。ラ・リベリュール(フレンチダイニング)ラ・リベリュール(フレンチダイニング)は、グランドシャトー宿泊ゲストだけが利用できる、クリスタルのシャンデリアが印象的な、気品漂う最高級のダイニングホール。また、レストラン内にはキャラクターグリーティングができる専用の部屋もあり、特別なひとときを過ごせそうだ。なお、グランドシャトーへは当面の間、グランドシャトー宿泊ゲストのみ入ることができる。「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープンは、6月6日(木)。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月27日生田斗真、ヤン・イクチュン共演の『告白 コンフェッション』より新たな場面写真が解禁された。福本伸行とかわぐちかいじによる同名人気コミックを原作とする本作は、死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男が密室で繰り広げる極限のワンナイトサバイバル。この度解禁されたのは、罪を告白“してしまった”男・ジヨン(ヤン・イクチュン)の新たな場面写真。本作で、自らの罪を「言ってしまった男」リュウ・ジヨンを演じるのは、韓国人留学生として映画版で新たな息吹を吹き込んだヤン・イクチュン。監督・脚本・主演をつとめた『息もできない』(10)は、そのセンセーショナルな作風が世界で話題となり、国際映画祭・映画賞で25以上もの賞に輝いたほか、菅田将暉とW主演をつとめた『あゝ、荒野 前編/後編』(17)では日本国内外で高い評価を集め、数々の映画賞を受賞した。日本問わず各国で活躍するヤンだが、日本映画への出演は『あゝ、荒野 前編/後編』以来、約7年ぶりとなる。『息もできない』では、取り立て屋の主人公・サンフンを父へのやり場のない怒りや憎しみを存在感ある演技で演じ、『あゝ、荒野』では内気な性格の“バリカン”こと二木健二を繊細な演技で魅せた。どの作品でも強烈なインパクトを残すヤンだが、本作でもその圧倒的な熱量は健在。今回の監督である山下敦弘は、ヤンから受けた印象について「イクチュンさんは映画に対しての熱量がものすごい」と語り、アクションシーンのリハーサル時には大暴れするジヨンに現場は圧倒されたという。今回解禁された場面写真でも、ナイフを浅井(生田斗真)に向け、告白を迫る様子や、鍵がかけられた戸にシャベルを振りかざし無理やり破壊しようとするジヨンの姿、そして、映画『シャイニング』のジャック・ニコルソンを彷彿とさせる、壁に開いた穴から顔を覗かせるジヨンの狂気的なカットが切り取られている。本編で見せる、密室で繰り広げられるヤン・イクチュンの迫力ある怪演にも期待が高まる場面写真となっている。『告白 コンフェッション』は5月31日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:告白 コンフェッション 2024年5月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会
2024年04月27日川口春奈、木南晴夏、畑芽育が3姉妹を演じ、「着かざる恋には理由があって」の制作チームが再結集した「9ボーダー」第2話が4月26日に放送。占い師として登場した声優・緒方恵美のアドバイスに「名言頂きました」と注目が集まるなど、様々な名言が飛び出している。本作は19歳、29歳、39歳と大台前のラストイヤー=“9ボーダー”真っ只中の姉妹が、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3Lをテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら、人生を前向きに進んでいく物語。プロデューサー・新井順子、脚本・金子ありさ、メイン監督を映画監督・脚本家のふくだももこが務めている。川口さんが、飲食業のトータルプロデュース会社に勤務し、最年少で副部長に抜擢された29歳の主人公・大庭七苗を、いつも明るく猪突猛進な長女で会計士の39歳・成澤六月を木南さん、浪人生である19歳の三女・大庭八海を畑さん。過去の記憶をなくした“コウタロウ”と呼ばれる男性役で松下洸平、自由奔放な公認会計士・松嶋朔役で井之脇海、七苗らの幼なじみ・高木陽太役で木戸大聖が出演している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「俺のこと、好きになっていいよ」と言われて以来、コウタロウのことが気になる七苗。突如過去の記憶の断片が舞い降りてきたものの、その不穏な内容に動揺するコウタロウのため「あなたが誰なのか見つけよう」と身元を明らかにするべく七苗は動き出す。そして、立花(兵頭功海)からプロポーズの返事を急かされ、悩む八海は訪れた占いの館で“あるアドバイス”を受けることに…。なんとその占い師が緒方さん。「エヴァンゲリオン」シリーズで主人公・碇シンジの声を担当している緒方さんの登場に「シンジの声優さん!」「イケボすぎる」「やたら声の良い占い師」と多くの視聴者が反応。交際0日婚に悩み続ける八海への「貯金と結婚はできるうちにしとけ」というアドバイスに、「緒方恵美さんのセリフが名言すぎる」「名言頂きました」といったコメントほか、「シンジくんがゲンドウポーズ!?」と碇ゲンドウそっくりの手の組み方にも注目が集まる。一方、七苗は“働くシングル代表”として、ワーキングママの同僚・八木千尋(奥村佳恵)のフォローに回ることが続き、楽しみにしていたイタリアンレストランもキャンセルすることに。さらに、頑張っている自分には何のフォローもなく「大庭はプライベートよりも仕事」と勝手に決めつける無理解な部長(岩谷健司)や“不適切な”発言をする取引先との会食を終えると、「大丈夫じゃない」七苗は公園の滑り台に座り込んでしまう…。そこに「どうしたの?」と現れたコウタロウに、周囲から“やって当たり前扱い”されることに傷ついていることを打ち明ける七苗。「偉いよ」と言葉をかけ、アカペラを歌い、背中をぽんぽんするコウタロウに「何これ。めちゃくちゃ共感」「偉いよって言ってくれる人の存在大きい」「滑り台の下で待っていたらコウタロウさん降りてこないかな」「疲れた心に沁みすぎた」など癒される人が続々。さらにラストのバル店主(YOU)の言葉を受けた「結婚して子育てしながら働いている人もそうじゃない人もみんな、がんばってて偉いんだよ」との声や「結婚も貯金もそうだけど、仕事もできるときにしといたほうがよい」「各方面に刺さる要素がてんこ盛り」といった声が上がり、まさに女性の「LOVE」「LIFE」「LIMIT」を描いたドラマが視聴者に刺さっている様子だ。【第3話あらすじ】5月3日放送コウタロウの恋に浮かれる自分にブレーキをかけたい七苗は、大庭家に集まる面々にそのことを相談する。複雑な思いを抱える陽太は、七苗が席を外した隙に六月や八海たちだけに、コウタロウの私物に紛れていた1億円以上の預金残高が書かれた明細書のことを打ち明ける。そんな中、いまだ離婚を先延ばしにする六月の前に、邦夫(山中聡)の浮気相手・萌香(さとうほなみ)が現れる。さらに、警察からコウタロウに「家族が見つかったかもしれない」との一報が入る。「9ボーダー」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。配信:U-NEXTにて最新話まで全話配信/TVer・TBS FREEにて最新話無料配信中(シネマカフェ編集部)
2024年04月27日6月のWOWOW映画は、第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞『偶然と想像』ほか、濱口竜介監督を特集。そのほか、荒井晴彦監督の『花腐し』[R15+指定版]など、俊英監督の新作邦画、さらには劇場版『名探偵コナン』2作、花江夏樹吹き替え主演の中国アニメ、大友克洋の漫画に着想を得た北欧ホラーといった、多彩かつこだわりの詰まったラインアップとなっている。注目は、4月26日(金)より最新作『悪は存在しない』が公開される濱口竜介監督の特集。今回は『偶然と想像』を含む、6作品が集結。いまや世界的な監督として知られる濱口監督が、東京藝術大学の卒業作品として制作した『PASSION』など、貴重な過去作品もある。最新作『悪は存在しない』© 2023 NEOPA / Fictiveそのほかにも6月は俊英監督の邦画が登場。荒井晴彦監督特集では最新作『花腐し』[R15+指定版]をはじめ、『火口のふたり』[R15+指定版]など、荒井氏自身が監督を務めた作品全4本を網羅。梅雨の季節によく合う、しっとりとした大人の人間模様を堪能できる作品。アニメでは、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開を記念して、第25作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』と第26作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』を全編ノーカットで2週連続放送。『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会中国発・獅子舞競技を題材にした3DCGニメーション『雄獅少年/ライオン少年』も見逃せない。日本語吹き替え版の主演は、人気声優・花江夏樹。本国中国では映画満足度ランキング第1位を獲得した大ヒット作。『雄獅少年/ライオン少年』(C)BEIJING SPLENDID CULTURE & ENTERTAINMENT CO.,LTD(C)TIGER PICTURE ENTERTAINMENT LTD. All rights reserved.そして世界各国の秀作を紹介する映画特集「ワールドシネマセレクション」では、今回ノルウェー発のサイキックホラー『イノセンツ』が必見。大友克洋の傑作漫画「童夢」にインスピレーションを受けて作られた本作は、ノルウェーの団地を舞台に、不穏さにあふれた北欧ホラー独特の世界観を描き出す。『イノセンツ』(C)2021 MER FILM,ZENTROPA SWEDEN,SNOWGLOBE,BUFO,LOGICAL PICTURES(C)Mer FilmWOWOW映画 6月の主なラインアップ※黄色マーカーは特集◆6月1日(土)&8日(土)2週連続・『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』 ※放送同時配信のみ・『名探偵コナン 黒鉄の魚影』 ※放送同時配信のみ◆6月1日(土)『雄獅少年/ライオン少年』◆6月4日(火)~6日(水)サスペンス特集:灼熱のフィリピン(3作品) ※放送同時配信のみ・「高級娼婦」・「セカンドチャンス 若返った熟女」・「グッドサマー 肉体解放区」◆6月10日(月)~14日(金)『ジェーンとシャルロット』放送記念!女優シャルロット・ゲンズブール(5作品)・『なまいきシャルロット』・『フェリックスとローラ』・『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』・『午前4時にパリの夜は明ける』・『ジェーンとシャルロット』◆6月16日(日)『花腐し[R15+指定版]』 ※放送同時配信のみ【関連特集】『花腐し』放送記念!荒井晴彦監督特集(4作品)6月16日(日)~19日(水)・『火口のふたり』[R15+指定版]・『この国の空』・『身も心も』◆6月23日(日)『偶然と想像』 ※放送同時配信のみ【関連特集】『偶然と想像』放送記念!濱口竜介監督特集(6作品)6月20日(木)~23日(日)・『PASSION』・『親密さ』・『天国はまだ遠い』・『永遠に君を愛す』・『ドライブ・マイ・カー』※『ドライブ・マイ・カー』以外は放送同時配信のみ『偶然と想像』(C)2021 NEOPA / Fictive◆6月25日(火)『イノセンツ』【関連特集】ワールドシネマセレクション(4作品)6月25日(火)~28日(金)・『6月0日 アイヒマンが処刑された日』・『ファースト・カウ』・『サタデー・フィクション』(シネマカフェ編集部)■関連作品:火口のふたり 2019年8月23日より新宿武蔵野館ほかにて公開©2019「火口のふたり」製作委員会偶然と想像 2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©︎ 2021 NEOPA / fictive名探偵コナン ハロウィンの花嫁 2022年4月15日より全国東宝系にて公開©2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会名探偵コナン 黒鉄の魚影 2023年4月14日より全国東宝系にて公開(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会花腐し 2023年11月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023「花腐し」製作委員会
2024年04月27日カンナダ語映画界のスター、ラクシット・シェッティが製作と主演を務める『チャーリー』が6月28日(金)より全国にて公開されることが決定した。職場でも自宅の近所でも偏屈者として知られ、楽しみといえば酒と煙草とチャップリンの映画だけという孤独な日々を送るダルマ。そんな彼の家に、悪徳ブリーダーのもとから逃げ出してきた一匹のラブラドールの子犬が住み着くようになる。犬嫌いのダルマは何度も追い払おうとするが、やがて少しずつ心を通わせ、チャーリーと名付け自分の家に迎え入れる。やんちゃでイタズラ好きのチャーリーに振り回されながらも楽しい日々を送っていた矢先、チャーリーが血管肉腫で余命わずかだと判明する。ダルマは、雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せようと、サイドカーにチャーリーを乗せ、南インド・マイスールからヒマラヤを目指し、インド縦断の旅に出る…。映画大国インドにおいて、ヒンディー語の「ボリウッド」、テルグ語の「トリウッド」、タミル語の「コリウッド」に対し、「サンダルウッド」と称されるカンナダ語の映画として、歴代5位の興行収入を記録した本作。主演を務めたラクシット・シェッティは、自身の映画会社パランヴァ・スタジオによる製作としてプロデューサーも兼ね、監督のキランラージ・Kと共に本作を完成させた。タイトルロールである、元気いっぱいの愛くるしいチャーリーを演じたラブラドール・レトリーバーの感情豊かな名演に心奪われるのはもちろん、随所に散りばめられたチャップリンへのオマージュ、さらに緑あふれる南インドの町並みから、青い海が広がる海岸線、地平線の先まで続く荒野、そしてヒマラヤといったインド各地の多様な景色をバックに繰り広げられるダルマとチャーリーの旅路が描かれる。かけがえのない存在【=犬(動物)】が人生を変えてくれる、という温かなメッセージが込められた感動作だ。公開日決定と併せてダルマとチャーリーがお手製のサイドカーに乗り込み、一路ヒマラヤを目指し旅に出発するシーンと、孤独に生きてきたふたりが寄り添い合うシーンを捉えた本ビジュアルも解禁。チャーリーの愛らしさとダルマとの絆が伝わってくる本ビジュアルとなっている。『チャーリー』は6月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日堀未央奈と百瀬拓実、白間美瑠と永田崇人の結婚生活に密着する結婚モキュメンタリー番組「私たち結婚しました5」第7話が、4月26日(金)今夜、1時間スペシャルで放送する。ついに今夜、2組の夫婦が初対面し、渋谷でWデートを楽しむ様子を放送。堀さんは白間さんと夫の欲しいものを賭けた卓球バトルに挑んだり、カフェで食事中、インスタントカメラで写真を撮ろうとする永田さんに堀さんが「え?これタイマー?(機能あるの)」と天然発言、百瀬さんは食事をこぼしてしまい堀さんからお説教を受けたりと、2組の夫婦は落ち着かないあたふた具合を見せる。一方、ドライブデートでは、永田さんからアイドル時代、センターを務めた際のプレッシャーについての質問が。堀さんと白間さんからは、それぞれ真逆の回答が飛び出し、特に堀さんは弱冠16歳でいきなりセンターを任された当時の苦労を明かす。なお、4月29日(月・祝)から5月3日(金・祝)には、「私たち結婚しました」シーズン1から最新シーズンを毎日放送する「GWはわた婚WEEK!歴代シリーズ全話無料放送」を実施。5月4日(土)には、最新シーズンを1日中、全話無料で配信する。「私たち結婚しました5」は毎週金曜日23時~ABEMAにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日東京ディズニーランドのトゥモローランドに、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』の世界を舞台とした新規アトラクションが誕生することが分かった。既存の「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」をリニューアルする。この新規アトラクションは、子どもから大人までインタラクティブにゲームを楽しめる屋内型のアトラクション。ゲストはキャンディ大王がつくりだした不具合「シュガーバグ」によって破壊されそうになっているお菓子の国のレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”の世界を救うため、映画に登場するお馴染みのキャラクターであるラルフ、ヴァネロペたちと力を合わせ、シュガーバグをクッキーやケーキといった元のかわいいお菓子の姿に戻していくというもの。導入は、2026年度以降を予定しているという。なお、これに伴い「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」は、2024年10月をもってクローズ。隣接する商品施設「プラネットM」も、テーマの変更および改修を行う予定だ。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:シュガー・ラッシュ 2013年3月23日より全国にて2D/3D公開© 2013 Disney. All Rights Reserved.トゥモローランド 2015年6月6日より全国にて公開© 2015 Disney Enterprise,inc. All Rights Reserved.シュガー・ラッシュ:オンライン 2018年12月21日より全国にて公開©2018 Disney. All Rights Reserved.バズ・ライトイヤー 2022年7月1日より全国にて公開©2021 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年04月26日今週末にアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)の功労賞を受賞するニコール・キッドマンが、インスタグラムでキャリアの原点をふり返った。「この14歳の少女は、まさか自分がこんなにも才能豊かな人たちと一緒に仕事をするようになり、様々な役を演じることになるとは予想しなかったでしょう。土曜日、たくさんの友人や仲間たちとAFIでお祝いするのがすごく楽しみです」とキャプションを添え、動画を投稿した。動画は、故郷オーストラリアでニコールがデビューを果たした映画『ブッシュ・クリスマス』の映像の一部。40年以上前の作品とあって、「観た」という人が少ないようだが、コメント欄には「子どもの頃、おじいちゃんの家で観たのを覚えています」「観たことがないので探します!」などの声が寄せられている。また、AFI功労賞受賞については「あなたにふさわしい賞です」「土曜日、素敵な夜を過ごせますように」「本当におめでとう」と祝福メッセージが届いている。オーストラリア出身の俳優がAFI功労賞を受賞するのはニコールが初めて。過去の受賞者にはジュリー・アンドリュース、デンゼル・ワシントン、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、エリザベス・テイラー、ジーン・ケリー、アルフレッド・ヒッチコックらがいる。(賀来比呂美)
2024年04月26日江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)らをキャストに迎えた、『恋人たち』の映画監督・橋口亮輔の9年ぶりの最新作『お母さんが一緒』が7月12日(金)公開決定。本ポスタービジュアルおよび予告編が解禁された。第89回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、第70回毎日映画コンクール日本映画大賞、第58回ブルーリボン賞最優秀監督賞など数多くの映画賞を受賞した名作『恋人たち』(2015)から9年ぶりとなる稀代の映画監督・橋口亮輔の最新作。本作は、脚本家・劇作家・演出家・映画監督など、マルチに活躍するペヤンヌマキが2015年に主宰する演劇ユニット「ブス会*」で発表した同名舞台を橋口監督自ら脚色し、CS「ホームドラマチャンネル」(松竹ブロードキャスティング)の開局25周年ドラマとして制作されたオリジナルドラマシリーズが再編集され、映画となった。親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな2人を冷めた目で観察する三女・清美。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いを罵倒する修羅場へと発展。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロが現れ、物語は思わぬ方向へ――。長女・弥生役は、映画やドラマなど多方面で活躍し、主演作の公開も相次ぐ実力派・江口のりこ。次女・愛美に、原作舞台や『恋人たち』にも出演していた舞台・映画・ドラマで独自の存在感を発揮する内田慈。そして、いま最も注目される若手俳優の1人であり話題作への出演が続く古川琴音が三女・清美に。その彼氏・タカヒロにお笑いトリオ「ネルソンズ」のメンバーとしてバラエティ番組で活躍する青山フォール勝ちが抜擢され、人気・実力を兼ね揃えた個性豊かなキャストが勢揃いした。家族という一番身近な他人だからこそ湧いて出てくる不満や苛立ちを、ユーモラスに描いたホームドラマの新たな傑作が誕生した。キャスト・監督よりコメント到着【橋口亮輔監督】江口のりこさんはじめ、内田慈さん、古川琴音さん、青山(フォール勝ち)くんと、人気、実力ともに申し分のない出演陣を得て、僕も気合いを入れ直して現場にのぞみました。たまらなく可笑しくて、少し痛がゆい、そんな人間たちの物語をぜひお楽しみください。【江口のりこ】橋口さんの撮ったドラマが劇場版になりました。やっぱり映画にしなきゃ!というのは、誰もが思ったことだと思います。是非映画館でご覧になって下さい。【内田慈】「2015年に出演したペヤンヌさんの舞台作品を橋口さんが映像作品にする。しかも当時と同じ次女・愛美という役で。しかも江口のりこさんと古川琴音ちゃんとの三姉妹」というオファーをいただいた時は色んなびっくりと嬉しさでご褒美みたいだなと感じました。舞台版と映像版どちらにも出演する唯一の俳優部として何ができるかなぁと考えながら取り組んだ時間は、楽しく且つ挑戦の日々でした。登場人物たちのそれぞれの言い分は置いといて(笑)、「なんかこの感情知ってるな」と見つけることで浄化されたり、または蓋をしていたモヤモヤと改めて向き合う時間になったり……。観てくださる方にとって、笑いながらそんな機会になる作品であったらいいな……。【古川琴音】あの三姉妹を、大きなスクリーンで、より多くのお客さんに観ていただけることがとても嬉しいです。いびつで愛おしい家族の姿を、橋口監督、スタッフのみなさん、江口さんと内田さん、そして青山さんと、たくさん笑いながら作りました。公開をお楽しみにお待ちください。【青山フォール勝ち(ネルソンズ)】橋口監督のドラマに出演したことが夢のような出来事だったのに、映画化なんて夢のまた夢です。面白い作品になってますので全国の映画館でたくさんの方々に現実かどうか確認していただきたいです。『お母さんが一緒』は7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日『スター・ウォーズ』シリーズなどのデイジー・リドリーが主演する『時々、私は考える』(原題:Sometimes I Think About Dying)が7月26日(金)より全国順次公開されることが決定した。人付き合いが苦手で不器用なフランは、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば空想にふけること。それもちょっと変わった幻想的な“死”の空想。そんな彼女の生活は、フレンドリーな新しい同僚ロバートとのささやかな交流をきっかけに、ゆっくりときらめき始める。順調にデートを重ねる2人だが、フランの心の足かせは外れないままで…。2019年に発表され、各国の短編映画祭で数々の賞を獲得した同名短編映画の長編映画化した本作。ポートランドからほど近く、名作映画『グーニーズ』の舞台としても知られるオレゴン州アストリアの閑散とした港町で繰り広げられるノスタルジックで少しだけロマンチック、そして優しい愛に溢れた人間讃歌の物語だ。主演を務めるデイジー・リドリーが演じるのは、人付き合いが苦手な主人公フラン。恋や仕事仲間との交流をきっかけに少しずつ変化していく様子を繊細な演技で表現しており、昨年のサンダンス映画祭にてプレミア上映された際には「デイジー・リドリーの新たな一面が発見された」と彼女の高い演技力が再評価され話題となった。さらに本作でデイジーはプロデューサーとしても名を連ね、一から製作にも携わるという新しい挑戦も果たしている。監督を務めるのは、2023年インディワイヤー誌が発表した《注目の女性監督28人》に選出された注目株、レイチェル・ランバート。これまで3本の長編映画を手掛けてきた彼女だが、本作が日本で公開を迎える初めての作品となる。『時々、私は考える』は7月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日『マッドマックス』サーガ最新作『マッドマックス:フュリオサ』の日本語吹き替えキャストが発表された。アニャ・テイラー=ジョイ演じる本作の主人公で“怒りの戦士”フュリオサを吹き替えるのは、「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」空条徐倫役、「チェンソーマン」パワー役を務めるファイルーズあい。また、フュリオサが復讐を誓う“宿敵”ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)役は、クリス・ヘムズワース演じるソーも担当している三宅健太。これまでのヘムズワースのイメージを覆す悪役ディメンタス将軍役として、新たな魅力を披露している。さらに、<MADな世界>(マッドワールド)に生きる重要人物たち、フュリオサの母メリー・ジャバサ(チャーリー・フレイザー)を小林ゆう。フュリオサと共に立ち向かう戦士プレトリアン・ジャック(トム・バーク)を津田健次郎。前作でも強烈な存在感を放っていたイモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)を大塚明夫。イモータンの不気味な同盟者・人食い男爵(ジョン・ハワード)を玄田哲章。同じくイモータンの同盟者の一人・武器将軍(リー・ペリー)を千葉繁が続投。イモータンの息子リクタス(ネイサン・ジョーンズ)役で西凜太朗。イモータンの息子スクロータス(ジョシュ・ヘルマン)役で佐藤せつじ。医者のオーガニック・メカニック(アンガス・サンプソン)役も飯島肇が前作から続投する。なお、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は現在、Netflix、Hulu、Prime Video、U-NEXTなどの各配信プラットホームにて配信中だが、さらに5月11日(土)以降、各テレビ局にて放送も決定した。コメントファイルーズあいこのMADな怒りの世界の中で、自分だったら、フュリオサだったらどう生き抜くのか、野獣感を意識して演じさせていただきました。吹替声優の皆さんが、鼓膜と脳に直接届くようなMAXな声量で臨まれていて私もそれに負けないよう、MADでMAXな声量で臨んでいるので、ものすごい熱量が作品から伝わるはずです!圧倒的な世界観と息を呑む展開の連続に、きっと皆さんも驚かれると思います。三宅健太今回、『マッドマックス:フュリオサ』にてディメンタスの日本語版を担当させていただくことになりました。喜びと興奮の気持ちがV8のエンジンのごとくクレイジーなうなりを上げております。そう、収録に際して「とにかくクレイジーであってくれ」というオーダーが多々ありました。今回の『マッドマックス:フュリオサ』、やばいです。クレイジーです。“MAD”にあふれた“MAD”な世界で、フュリオサたちが“MAD”を解放した末に見る景色とは・・・皆さん、是非心の“MAD”を解放し、ぶち上がってお楽しみください!!小林ゆうジャバサ役の日本語吹替を担当させていただきます小林ゆうと申します。以前から拝見しておりました「マッドマックス」最新作に出演させていただけることになりまして、本当に感激です。〈マッドワールド〉を皆様に感じていただけるように精一杯演じさせていただきました!ストーリーは勿論のこと、ジャバサさんの生き様にもご注目いただけましたら幸いです。スピード感溢れる大迫力の映像を、是非劇場でご鑑賞ください!どうぞよろしくお願いいたします。津田健次郎『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は大好きな映画なので、今回参加できることが本当に嬉しかったです。(因みに、ひたすらギターをかき鳴らすキャラクター、コーマドゥーフ・ウォリアーが一番の推しでした!)僕が吹替を担当させていただいた、ジャックというキャラクターはフュリオサのメンターになるようなキャラクターですが、狂った世界の中で二人の心の繋がりを感じられるよう丁寧に演じることを心がけました。僕の思う「マッドマックス」の魅力は圧倒的な世界観です。最新作は前作を超えるオリジナリティの高さを感じられる、息も付かせぬような、絶対に皆さんの期待に応えるカッコいい作品になってると思います!V8!!大塚明夫『マッドマックス:フュリオサ』のオファーを受けたことに、本当に興奮しています!このシリーズは常に私の心を燃やしてくれるもので、特にイモータン・ジョーというキャラクターを演じることは、一種の栄誉です。この役を通じて、私たちの内に秘めた”MAD(怒り)”を解放し、観客をマッドワールドの渦中に引き込むことができると信じています。ファンの皆さん、この旅に一緒に乗り出しましょう!エンジンを全開にして、”MADな気持ち”を爆発させる準備をしましょう。行くぞーてめえらー!玄田哲章今回もかなり過激で「手に汗握る」シーンの連続で、演じる方としても嫌でも力が入ってしまうというか、テンション爆上がりの作品だと思います。荒れ果てた大地に建つ巨大な砦をめぐってのバイク、カーアクションの強烈さはとても印象深いものに仕上がっているので、現実世界のめんどくさいことは、一時忘れて、没頭してください。千葉繁全くもってマッドなマックス全開なヘンゲロチロチロな世界に砂塵が舞うぜ!生半可な根性じゃ三日と生きちゃいられねぇアーバン地獄!おい!『黒と赤なのに何でお前が金魚なんだ!』などと意味不明な悪態ついてる未来が見えない若者よ!明日のお天道様を拝みたければお前のM A D(怒り)を解放しろ~!そしてパチンコに負けたくらいでヤケになりスクランブル交差点のド真ん中で三点倒立しているお爺ちゃん!世間の迷惑考えろ!そんなフニャけた筍みたいな事やってないで俺たちと一緒にM A Dな世界<マッドワールド>でマッハな火花を撒き散らし、満点の夜空にぶち上がろうぜ~~!( ^ω^)西凜太朗【マッドマックス】第一作目を観たのは14歳の時。車やバイクが大好きだった俺は主人公が操るV8インターセプターのド迫力、暴走族が乗るバイク(マニアが泣いて喜ぶ名車ばかり)がどこまでも続く道をフルスピードで駆け抜けるそのド迫力に度胆を抜かれた。映画の内容から、なんだか近寄ってはいけないヤバい世界の映画というのは子供心に感じた。本当の怖さ。剥き出しのバイオレンス。それから彼の生き様を追うように【マッドマックス】のシリーズを観てきた。そんな映画大好き少年が、シリーズ最新作の日本語版のオファーが来た時の興奮がいかほどであったか。あの時の14歳の俺に教えてあげたい。『お前もその世界に入れるぞ』と。そっち側ではなくあっち側の役だけど。相当イタイ役だけど(笑)収録は“真剣に遊ぶ”ことが出来ました。面白いですよめちゃくちゃ。めちゃくちゃ面白い。佐藤せつじ吹替版スクロータスさんを担当しました佐藤MADせつじです。イモータン・ジョー(吹替版は大塚明夫さん)の息子なだけあってMAXにMADなやつでした。吹き替え演出によって兄弟のリクタス(吹替版は西凛太朗さん)と共にかなり面白くしていただきました。ぼくらの他にも業界のクセ強MADおじさんが沢山いるのでもともとMAXに面白い作品が吹き替え版でよりMADになってる可能性もあります。是非劇場でMAXしてください※MADは色々な意味があるので調べてください飯島肇「オーガニック・メカニック」役を担当しました飯島肇デス。ヒャッハー!!!マッドマックスのあの「MADな世界」へ再び参戦できるとは至極光栄、感謝感激、まさに声優冥利に尽きるってもんだゼ!!!『マッドマックス:怒りのデス・ロード』に引き続き今作にも登場する「ドクター」ことオーガニック・メカニック。前作ではイモータン・ジョーの配下に属していたが公式サイトで公開されている新ビジュアル&新場面写真を見るとなんとそこには、ディメンタス将軍の一味と一緒にいる彼の姿が!?おいおい、一体どうなっちまってるんだ!!!?“怒りの戦士”フュリオサの物語はどうなるのか?もう今から色んなことが気になって仕方がないゼ!愛らしいウォーボーイズたちに会えるのも楽しみだ!!『マッドマックス:フュリオサ』日本語吹替え版。オリジナルに負けない、より“MAD”な究極の吹替え版になるようハイオク満タン、エンジン全開で収録に臨ませてもらうぜぇ!!!ありがとうジョージ・ミラー監督!最高だぜマッドマックス!!爆音上映待ってるゼェ!!!『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/Dolby Cinema/ScreenX)。(C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDマッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年04月26日映画監督の役割とは何か――?そんな極めて抽象的な質問に、濱口竜介監督は「ある種、自分の生理的な判断によって“OK”と“NG”を振り分けること」と答えてくれた。ヴェネチア、カンヌ、ベルリンの世界三大国際映画祭とアカデミー賞の全てで受賞歴を持ち、いまや新作が発表されるたびに常に世界的な注目を集める存在となった濱口監督だが、彼はどのようにして“映画監督”になったのか? そして、彼はどのように新作を企画し映画として形にするのか?まもなく公開となる『悪は存在しない』は、『ドライブ・マイ・カー』でもタッグを組んだ音楽家の石橋英子のライブパフォーマンスの映像作品として企画がスタートし、制作の過程で当初の作品とは別に1本の長編映画として誕生したという、まさに異色の作品だ。世界を魅了し、驚かせ続ける“濱口映画”の作り方について、じっくりと話を聞いた。映画監督への道「漠然としていました」――濱口監督は、大学で映画サークルに入る以前は、映画をむさぼり観るようなタイプではなかったとうかがいました。それ以前は、どういったカルチャーに触れられていたのでしょうか? また、映画に深くハマるようになったきっかけは何だったんでしょうか?テレビドラマにゲーム、漫画、J-POP…当時の日本のどこにでもあったサブカルはごく普通に触れて楽しんでいましたが、夢中になっていたとは言えないですね。引っ越しばっかりしていたもので、その土地に根ざした遊びはしてなくて、それしかなかったというのが実際だと思います。ただ、映画館に行くのは昔から好きでした。小学生の頃『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観て、中学生で『ターミネーター2』を観て面白いと思って、高校生くらいになるとミニシアター系やアート系の映画も観るようになって、自分のことを「映画好きなんじゃないか」と思って、大学で映画サークルに入るんです。そこで、自分なんて実は全然観てなかったんだって気づいた感じです。映画自体は好きだったけど、全然足りていなかった…と。――「自分で映画作りたい」という思いで映画サークルに入られたんですか?そうですね。僕は一年浪人して大学に入ったので、浪人期間中は、なかなか映画館にも行けず、すごくつらさもありました。なので、大学に入ったらやりたいことをやろうって思いが強まって、そのひとつが映画でした。とはいえ、いま思うと、映画をどう作るのかということについて、何も知らなかったですね。――その後、大学生活を送りつつ、仕事として“映画業界”を志すようになったのは?大学3年くらいになると就職活動が始まるんですけど、何を大学でやってきたかと振り返るわけです。大学で大して勉強したわけでもないんですけど、何かしら、大学でやってきたことを就職で活かしたいなと思うんです。学科も映画で卒論を書けるところを選んだし(※大学では文学部 美学芸術学専修課程を専攻)、考えたら映画のことしかやってこなかったので、就活でも映像関係の会社ばかりを受けていました。でも、時代が就職氷河期だったからなのか? 私のコミュニケーション能力に問題があったのか…(苦笑)? 映像関係の会社も軒並み落ちまして…。「どうしようか?」と思っていた時、助監督の仕事を紹介していただけたんですね。――その後、しばらくして、東京藝術大学大学院の修士課程に入り直されていますが、そこに至る経緯は?商業映画の現場で助監督の仕事を始めたんですけど、何も知らないまま入ったわけです。助監督としてどう動くかなど全くわかってない状態で、しかも、そんなにコミュニケーション能力も高くなくて、ちゃんと人から教えてもらえないまま、目の前で現場が動き始めているという状況で…。商業映画1本と2時間ドラマの助監督をやったんですけど、端的に言って仕事ができなかったんですね(苦笑)。その時の監督の知り合いの映像制作会社を紹介していただいて「修行してきなさい」となって、そこでそれなりに楽しいと思いながら働きつつ、その会社が作っているのはBSテレビの経済番組などでしたので「楽しい」がちょっと違うわけですね。「自分は映画がやりたかったはずなんだけどな…」と。そうしたら、芸大の映像研究科が映画監督になるコースを開講することになって、2005年に第一期生を募集していて、しかも教授は北野武監督と黒沢清監督だと。そりゃすごい! 自分のこれまでの趣味と照らし合わせても「ここしかないかもしれない」と思って受けました。一年目は落ちて、二度目で翌年の2006年に受かりました。流れ流れてという感じでしたね。濱口竜介監督――当時から「将来、映画監督になる」といことは意識されていたんでしょうか?本当に五里霧中というか「なんも見えねぇ…」って感じでしたね。あの当時、いや、いまも若い人にとってそうかもしれませんが「監督にどうやったらなれるのか?」というのが全然わかんなくて、聞いたところでは「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」で入賞するとプロデューサーにピックアップされるらしいとか、助監督を続けて階段を昇っていくと、30代後半から40代手前くらいで監督の口があるんじゃないか?とか…漠然としていました。ただ自分に助監督の能力がないことは明瞭にわかったので、その線は消えたわけです。PFFに出したりもしたんですが、全部落ちたり。とは言え、そんなに悪いものは撮っていないはずだという思いもあったので、自主映画で撮っていこうと。「職業にする」というよりは、まずは自主映画・学生映画という形で作品をつくらないと、次の段階に進めなさそうだなって感覚でした。それで藝大大学院も受験するわけなんですけど、「職業として映画監督になれるか」というのはどこまでもわかんなかったですね。――その後、自主映画で短編、長編を含めて様々な作品を手掛け、『寝ても覚めても』では商業監督映画デビューを果たしましたが、自分が「映画監督である」と実感がわいたのはいつ頃ですか?これもすごく難しくてですね…、ある意味、意識の中では自分はずっと「監督」ではあるんですよね。その意識は学生時代からあるんですけど、ただそれが「職業」になったのは、本当に最近ですね。それで食べていけるようになったのが本当にごく最近なので。“商業映画”の意識「せめぎあいの中で作品ができていく」――『寝ても覚めても』以前に『ハッピーアワー』が国際的にも非常に高い評価を受けました。ただ、あの時点で無名の若手監督が5時間を超える映画を作り、劇場公開されるというのはすごいことだと思います。企画を通すということや、プロデューサー的な視点でどうやったら多くの人に劇場で映画を観てもらえるか?といった部分は、意識されていたんでしょうか?その意識が全くなかったわけではないですが『ハッピーアワー』に関して言えば、コントロールが全く効いてなかったというのが実際のところですね(苦笑)。クレジットとしても自分はプロデューサーではないですし。『ハッピーアワー』やその後の『偶然と想像』、今回の『悪は存在しない』でもプロデューサーに入ってもらっている高田聡さんという方がいて、(高田プロデューサーが所属する)「NEOPA」という会社は、実はIT企業なんですけど、高田さんは映画サークル及び学科の先輩なんです。その会社の取締役である高田さんの裁量の範囲で、NEOPAから出資していただけることになりました。『ハッピーアワー』最終的に「すいません、5時間になっちゃいました」という感じだったんですが、それでもOKをいただけて、これはプロデューサーである高田さんの度量の広さというのがまずありますね。『ハッピーアワー』は製作に2年くらいをかけていて、僕にとってもスタッフにとっても人生の一部のような存在になるわけですよね。“お祭り”というよりは、生活の一部みたいな感じですね。有名な人も出ていないですし、『ハッピーアワー』の時は、お客さんというよりは、一緒に仕事をした人たちのために最良の形で完成させるというモチベーションが強くて、その結果、あの長さになって、それを受け入れていただいたという感じです。その意味で、プロデューサー的な才覚は自分にはあまりないと思いますね。――『ドライブ・マイ・カー』のような作品の製作プロセスでも、商業的な部分を意識することはないのでしょうか?特に、いわゆる商業映画の枠組みでやるときはプロデューサーという立場の人たちがいて、C&Iエンタテインメントにいた山本晃久さん、その上司の久保田修さん、ビターズ・エンドの定井勇二さんが主にクリエイティヴ面でも関わってくださっているんですけど、その方たちの意見はきちんと聞いて参考にしています。まず、多大な経済的リスクを負っているのはその方たちなので、その人たちの「これでよいか悪いか?」というジャッジは受け入れるんですけど、そこで「自分が面白いと思うことかどうか」という部分はきちんと出すようにしています。ただ、山本さん、久保田さん、定井さんは『寝ても覚めても』の頃から、それぞれの立場から、かなり自分のやりたいことを尊重してくださったので、自分も含めたそれぞれの立場の意見の、そのバランスの中でできていくというか。自分もプロデューサーのジャッジへの信頼があるので、そのせめぎあいの中で作品ができていくという感じですね。『ドライブ・マイ・カー』――本作『悪は存在しない』は、石橋さんからライブパフォーマンス用の映像の依頼を受けて企画がスタートし、そこからさらに枝分かれして長編映画になったという異色の作品ですが、この作品に関しても、クリエイターとしての「これは映画になる」という手応えと、プロデューサー的な目線で「これは(商業)映画になる」という感覚が重なるような瞬間は?それはどこまでもなかったですね。今回、また高田さんにプロデューサーをお願いしていますが、製作中の高田さんの名言で「まあ、できてから考えようか」というのがありまして(笑)。完成してどんな作品なのかわかって、それから考えればいいんじゃないかと。まあ経済的なリスクが自分たちの耐えられる範囲内であるならば、明らかにそれが最良の選択肢なので、じゃあそうしようかとなった感じです。実際、それがこうやって劇場公開までされることになって、本当に運がよかったなって思いますし、高田さんのそのスタンスには心から感謝していますね。――濱口監督にとって、映画づくりのプロセスにおける「映画監督」の役割・仕事はどういうものだと思いますか?ある種のビジョンを提示したり、作品の全体の方向性を示すことが求められる部分もありますが、基本的には撮影の1テイク、1テイクであったり、編集の一工程、一工程に対し「OK」か「NG」かを判断する仕事ですね。単純に「OK」か「NG」かを示すだけでは暴力的なので、必要なら言語化も説明もしますけど、究極的には、個人の生理的な判断で「OK」と「NG」を振り分けていくのが仕事のような気がしますその基準をきちんと守り通せたら、映画になるだろう、という思いでやっています。――繰り返しの質問になりますが、企画を「成り立たせる」という部分や「いかにこの企画を通すか?」という部分に関して、意識されたことはないんでしょうか?これは本当に、僕がプロデューサーに恵まれているんだと思いますが、そういう経験がないんですよね。プロデューサーが「こういうことなら商業映画として劇場に掛けられる」と判断して、商業映画の枠に入れてくれたり、高田さんのように、僕のジャッジを信頼してくださって、とりあえず完成させて、その後のことは、できたものを見て考えればいいと考えてくださる――。もちろん「お金にならなくてもいい」と思っているわけではないでしょうが、そこは自分に対する信頼感をもって「この枠組みの中でやるなら、何をしてもいいですよ」とやらせてくださる方がいるので、「この企画をどうしなきゃいけない」ということは考えず、どちらかというと、その時に自分の中にある課題意識――「現場のここをもうちょっと改善したい」「演出のここをもうちょっとうまくなりたいな」みたいなことに取り組める企画を立てることが多いですね。インプット、キャラクター、ラスト…濱口映画ができるまで――ここから、具体的な作品づくりのプロセスについてもお聞きしていきます。今回の物語はオリジナル脚本ですが、石橋さんの知り合いから実際に起きた問題について話を聞き、それらをベースに物語を構築していったそうですね。物語の組み立てやキャラクターの膨らませ方はどのように行なっていくのでしょうか?脚本に関しては本当に難しくて、いまだに「これが正解」というものがないんですよね。「こうしたら面白い本が書ける」という方式は良くも悪くも確立していなくて、その都度、企画に合わせて七転八倒的な感じで、のたうち回るようにしてできていきます。今回は、まずリサーチをしてみようということで、でも、どこから手を付けていいかわからず、とりあえず、石橋さんの音楽ができる場所の近くでリサーチをすれば、石橋さんの音楽に合うものが何かできるんじゃないか? というくらいのところから、藁をもつかむような思いでリサーチを進めていったら、だんだんと「こういうものが撮れるな」とか「こういうことがあるのか」というのが積み重なっていき、ある時、スーッと筋が通ったということしか言えないんですよね。ある瞬間に突然、組み上がっていくというのは、今回もそうだし『ドライブ・マイ・カー』もそうでした。原作を何度も繰り返し読む中で、ある時、組み上がったという感覚でした。そのために必要なのはインプットをするということですね。インプットが十分にされていれば自然とアウトプットされるんだろうと思います。『悪は存在しない』――今回でいうとインプットにあたるのは…?今回の場合はリサーチそのものがインプットでしたね。使われなかった要素もいっぱいあるんですけど、土地を回って教えていただいた「あの木が〇〇で…」「水はこっから湧いていて…」といった話やその土地の歴史や何かの話のひとつひとつがそうですね。『ドライブ・マイ・カー』では原作そのものもそうだし、「ワーニャ伯父さん」の存在もインプットになったと思います。『偶然と想像」では、喫茶店で隣のテーブルで話されていた会話がインプットになったことがありました。あとは普段の日常の暮らしの細かい感情がインプットになる――「いま、自分の中でザワっとしたこの感覚を覚えておこう」ということもありますね。――キャラクターの膨らませ方に関して、例えば今回の物語で巧(大美賀均)や娘の花(西川玲)を中心に進むかと思いきや、中盤以降で思いもよらない人物が重要な存在になっていきますが、これはどのように…?これは面白くしようと思ったらそうなったって感じですね。単純な映画の好みの話なんですけど、僕自身が不意打ちを食らうのが好きなんですね。「まさかそんなことになるなんて!」というのがすごく好きで、そのパターンのひとつとして「お前、そんな重要なキャラだったのか?」というのがありまして(笑)、急にガツンと来るみたいなのが、映画を見る側の体験としても好きで、自分が作るときもそういうことを起こそうとするんですよね。先ほどのインプットで言うと、映画を観ている時の自分の身体に起こる状態の変化も、ひとつの大きなインプットとしてありますね。『悪は存在しない』――ラストシーンの意図や重要性についてもお聞きします。『ドライブ・マイ・カー』では、ラストで描かれているあの状況はどういうことなのか? という“論争”が起きましたが、そうやってラストシーンの描き方で観る者の心をざわつかせようというのはかなり意図的にされているんでしょうか?それはメチャメチャあると思いますね。映画を観た人は、ラストシーンの印象を引きずって映画館を出るということになるので、ラストシーンというのはかなり大事だと思っています。これも個人的な映画の趣味なんですけど「え? これはどう感じたらいいんですか…?」という気持ちで映画館を出るのが好き、というかかけがえのないことだと思うんですよね。数日途方に暮れますが、気がついてみれば、それが最も残る体験になっている。長く映画ファンでいますが、それが結局最高なのでは、と思っているので、観客にもそういうものを提供したいです。とはいえ、あまりにもわからないと「え? これはどう感じたらいいの?」と感じる“土台”そのものがなくなってしまうので、ある程度の土台を構築した上で、どこかでズレというか、ある種の不条理が入ってくることで「いや、こういうふうに思ってたのに、何なんですか、これは?」というものができるのが大事だなと思います。ただそれもあまりやり過ぎると、観客との関係性が切れてしまうので、その塩梅は常に難しいですけど、観客の体験のためにやるのが大事なことだと思いながらやっています。――今回のラストの衝撃に関しては『ドライブ・マイ・カー』以上だと思いますが、監督の中で様々な構築があった上で、あのラストを選ばれたということですか?ああいうのを明確に言語化してやっているかというと、必ずしもそうではないと思います。ただ結局「こうあるべきだ」という基準が言語化されずとも自分の中にあるわけです。ずっと物語を書いてきて「これがこの物語のラストになるんだ」という納得感――自分の中で腑に落ちた感じで書けることがすごく大事で、そういう身体レベルの納得感があると、やはりそれを演じる人にも伝えることができる気がします。そうすると、今度は演じる人も「これはこういうものなのだ」と確信をもって演技をしてくれて、その確信に満ちた演技を見ると「やはりこういうことなのかな」と観客もまた納得ができるのでは……と思っています。(そのラストが)起きたこととして、そこから「じゃあ、なんでそういうことになったのか考えよう」という、書いているときの感覚は、観客の視点とすごく近いと思いますね。――最後に映画業界で働くことを志している人に向けて、メッセージをお願いします。大事なことは二つで、まず「イヤなことは無理にやらない」ということですね。いまの若い人の感覚で「なんかこの映画の現場、おかしいんじゃないか?」、「こういう働かせられ方は変じゃないか?」と感じたら、その感覚は正しいです。そんなところにいる必要はありません。その感覚を大事にして成長してほしいし「何かがおかしい」と思うことに無理に自分を合わせないことはとても大事だと思います。とはいえ、イヤなことから遠ざかるだけでは成長できないのは確かなので、何かしら勉強を続けることが大事だと思います。現場から離れた時期も自分がやっていたことは、「映画を観る」ってことですね。現場の経験があると、「これはこう撮っているのかな」とか「こう撮れるのはすごいことだ」という感覚もより繊細なものになっていきます。映画館に行くのがベストですが、最近では配信サービスも充実して、低コストでたくさんの作品を観ることができる。これはやっぱりすごいことです。現場に行くと、やっぱり映画を観るって大事なことだなというのはスタッフやキャストとのコミュニケーションでもすごく感じます。「勉強する」というと堅苦しいですが、でも勉強して自分の感覚が変わっていくのを感じるって楽しいことなんですよ。そういう楽しみを自分から手離さなければ、イヤなことを拒みながらでも意外と生きていけると思います。保証はできませんが(笑)、自分の人生を振り返るとそういうことなんじゃないかと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:悪は存在しない 2024年4月26日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、K2ほか全国にて公開© 2023 NEOPA / Fictive
2024年04月26日4月24日(水)、「夏の東京ディズニーリゾート」の続報が発表され、東京ディズニーランドのアトラクション「カントリーベア・シアター」が、5年ぶりに夏季の特別バージョンで公演することが分かった。夏季特別バージョンの「カントリーベア・シアター“バケーション・ジャンボリー”」は、5月17日(金)~11月7日(木)の期間、東京ディズニーランドの「カントリーベア・シアター」で公演。18頭の個性あふれるクマたちがユーモアたっぷりにカントリー&ウエスタンを大熱演するコンサートを楽しめる東京ディズニーランドのアトラクションで、夏季限定で個性的で楽しいクマたちとの陽気なバケーションを楽しめるようになる。「夏の東京ディズニーリゾート」では、7月2日(火)~9月18日(水)の期間、夏らしくびしょ濡れになって楽しめる様々なプログラムを実施するほか、夏に活躍するグッズや暑い夏にぴったりのひんやりメニューなどを展開する。東京ディズニーランドのパレードルートでは、ディズニー映画『ベイマックス』に登場するケア・ロボットのベイマックスによる散水プログラム「ベイマックスのミッション・クールダウン」を、昨年度よりも散水量をアップして開催。また、アトラクション「スプラッシュ・マウンテン」では、スペシャルバージョン「スプラッシュ・マウンテン“びしょ濡れMAX”」を実施するほか、トゥーンタウンでは、エリア内にびしょ濡れスポットが登場する「“びしょ濡れ”トゥーンタウン」も実施する。一方、東京ディズニーシーのアトラクション「アクアトピア」は、びしょ濡れになれるスペシャルバージョンで運営。そして2つのパークでは、水の入った樽を背負ったキャストにクールミストをかけてもらえる「“びしょ濡れ”タイム」を開催するほか、夏に活躍するTシャツなどのグッズや、暑い夏にもぴったりのひんやりメニューも登場する。また、ディズニーアンバサダーホテルでは夏を楽しむミッキーマウスたちを表現したスペシャルメニューを提供するほか、ディズニーリゾートラインでもオリジナルのデザインのきっぷを販売する。びしょ濡れになれる様々なプログラムが2つのパークに揃った東京ディズニーリゾートで、特別な夏の思い出を作ってみては。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日松下奈緒主演『風の奏の君へ』より本予告映像と本ビジュアルが解禁された。お茶の名産地である岡山県美作地域を舞台に、ピアニストの青江里香と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語を描く本作。ヒロインの里香を松下奈緒が演じ、杉野遥亮と「flumpool」山村隆太が家業の茶葉屋を継いだ兄弟を演じる。この度解禁された本予告映像では、「私一生忘れない」「また来年も見たいな」「里香さんに残された時間はもうあとちょっとしかねぇんじゃ」など切ないセリフに隠された里香の“残された時間”についてが明らかになる。里香と渓哉の運命的な出会いのシーンや、淳也への想いを断ち切れない里香の様子も伺え、里香と兄弟のやるせない恋のトライアルアングルの展開にも期待が高まる。さらに劇中楽曲が2曲初解禁。松下さんが作曲したピアノ曲「風の奏」と、本作の主題歌となる「flumpool」の「いきづく feat. Nao Matsushita」。「flumpool」のギタリスト・阪井一生氏が制作し、山村さんと松下さんが歌唱しており、2人の歌声のハーモニーが美しい楽曲となっている。松下さんは「喪失感や、心にぽっかり穴が空いてしまったようなイメージをこの曲から感じました。だからこそイメージとは逆の表現で、山村さんに寄り添う形で歌わせていただきました」と語ると、作詞の山村さんは「主題歌のタイトル『いきづく』は『生きることに気づく』という意味です。世間に流され生きてきた男が、もう忘れようとしていた人との再会することで気づいた胸の鼓動や、大切な人を想う深い慈しみを、ヒロインを演じる松下さんと一緒に歌えたらと思って書きました」と主題歌への思いを述べた。またミュージシャンでもある松下さんは、この映画のために「風の奏」と「小さな奇跡 ~Un petit miracle~」の2曲を書き下ろしている。映画では自ら演奏をシーンの中で披露。「風の奏」は、その一部分を予告編で解禁している。松下さんは「言葉以上に伝わるものがあって欲しいと思いながら、岡山のロケーションで感じた想いで曲を紡いで行きました。できれば良い音響の映画館で映像と共に感じて頂けたら」と述べた。本作では、松下さんの演奏を観ることができる初の映画だけに、ピアニストとしての松下さんの魅力がたっぷりと詰め込まれている。併せて本ビジュアルも解禁。里香・渓哉・淳也の思いつめたような切ない表情のカットとともに、「最後は好きな人の町で過ごしたかった―。」というキャッチコピーが添えられている。里香が美作を訪れた真意を窺うことができる本ビジュアルに仕上がった。『風の奏の君へ』は6月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:風の奏の君へ 2024年6月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2024 「風の奏の君へ」製作委員会
2024年04月26日現在放送・配信中の作品から、いま観たい、家族愛や夫婦愛に笑って泣ける作品を4本ピックアップ。「9ボーダー」(TBS系放送中)川口春奈、木南晴夏、畑芽育が姉妹を演じ、プロデューサー・新井順子、脚本・金子ありさと、「着飾る恋には理由があって」チームが再集結し、ふくだももこがメイン監督を務めるヒューマンラブストーリー。19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=“9ボーダー”真っ只中の姉妹が一つ屋根の下、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3Lをテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら、人生を前向きに進んでいく物語。川口さんが、周囲の結婚や出産に心がかき乱される主人公・大庭七苗を、いつも明るく猪突猛進な長女・成澤六月を木南さん、三女・大庭八海を畑さんが演じるほか、物語のキーマン役で松下洸平、自由奔放な公認会計士役で井之脇海、七苗の幼なじみ役で木戸大聖が出演している。▼第2話あらすじ(4月26日放送)「俺のこと、好きになっていいよ」と言われて以来、コウタロウ(松下洸平)のことが気になる七苗(川口春奈)。そんな中、記憶を失っているコウタロウに突如過去の記憶の断片が舞い降りてくる。その内容に動揺するコウタロウのために、身元を明らかにするべく七苗が動き出す。一方、夫・邦夫(山中聡)から離婚を切り出されるも受け入れられない六月(木南晴夏)。そこに、痺れを切らした邦夫が職場を訪ねてくる。そんな六月を心配する松嶋(井之脇海)。そして、立花(兵頭功海)からプロポーズの返事を急かされ悩む八海(畑芽育)は、訪れた占いの館で“あるアドバイス”を受ける。そんな中、立花が結婚の挨拶に大庭家を訪れ、そこに陽太(木戸大聖)が立ち会うことに――。「9ボーダー」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。配信:U-NEXTにて最新話まで全話配信/TVer・TBS FREEにて最新話無料配信中「おいハンサム!!2」(東海テレビ・フジテレビ系放送中)吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、MEGUMIが“家族”を演じた東海テレビ×日本映画放送共同製作連続ドラマ、クスッと笑えてお腹もすく、「恋」と「家族」と「ゴハン」をめぐる見たことのない最新コメディ「おいハンサム!!」の続編。今作より、富田靖子、高橋克典、逢沢りな、瀬戸利樹、松田るからも出演している。▼第4話あらすじ(4月27日放送)源太郎(吉田鋼太郎)は、由香(木南晴夏)の日記をたまたま発見、娘が悩んでいるのではと心配になる。一方、由香は出張先のホテルで運命の出会いをする。出会いに恵まれない里香(佐久間由衣)は上司・橋本(ふせえり)のすすめで恋愛関係のリサイクルを試み、美香(武田玲奈)の職場ではシイナ(野波麻帆)が愛用のノーズシャドウが生産終了になると大騒ぎ。美香が警戒する翔子(逢沢りな)は大森(浜野謙太)に近づく。しかし、とにかく話題の中心は仕草のかわいい花屋だった。「おいハンサム!!2」は毎週土曜23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送中。配信:FODにて最新話まで全話配信中/TVerにて最新話を無料配信中「涙の女王」(Netflix配信中)「愛の不時着」を手掛けたパク・ジウン脚本のロマンティック・コメディ。「私の解放日誌」のキム・ジウォン演じる財閥クィーンズグループの3代目で、“デパート業界の女王”と呼ばれる高慢な令嬢ホン・ヘインと、「サイコだけど大丈夫」のキム・スヒョン演じる田舎出身で“スーパーマーケットの王子”ペク・ヒョヌは、結婚3周年の夫婦。しかし、すでに冷め切っており、夫婦関係にはいまにも終止符が打たれようとしていた。そんなある日、夫婦に訪れた危機をきっかけに、2人の恋物語が再び動き出す。待っているのは幸せな結婚生活か、離婚か――。本作が初共演となった2人が演じる夫婦が迎えるエンディングに注目だ。Netflixシリーズ「涙の女王」はNetflixにて独占配信中。「私たち結婚しました5」(ABEMA放送中)芸能人同士の結婚生活に密着する結婚モキュメンタリー番組「私たち結婚しました」シリーズ。韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組を、日本版にリメイク。芸能人同士の期間限定の結婚生活に密着し、普段見ることができない夫婦の様子を放送。最新作として現在放送中の第5弾は、元「NMB48」の白間美瑠と俳優の永田崇人、元「乃木坂46」の堀未央奈と俳優の百瀬拓実という2ペアが参加。番組初の海外ロケを敢行したり、サーフィンや高級寿司店などデートをしたりと、それぞれ2組違ったキュンが展開される。「私たち結婚しました5」は毎週金曜日23時~ABEMAにて放送中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月26日アヌシー国際アニメーション映画祭のラインアップが発表された。コンペティション部門には12作品がノミネート。日本からは、八鍬新之介監督の『窓ぎわのトットちゃん』、久野遥子監督&山下敦弘監督の『化け猫あんずちゃん』、山田尚子監督の『きみの色』、百瀬義行監督の『屋根裏のラジャー』が選出された。日本勢は大活躍で、他部門でも多数候補に挙がっている。短編部門には泉原昭人監督の『カワウソ』、長編コントルシャン部門には古賀豪監督の『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』、VR部門には山村浩二監督の『耳に棲むもの』、テレビ部門には小川育監督の「ポケモンコンシェルジュ 第二話どう?いま楽しい?」、川越一生監督の「ゾン100~ゾンビになるまでしたい100のこと~ 第一話アキラ オブ ザ デッド」、卒業制作部門には陳林棟監督の『Return』、木原正天監督の『Yapolaponky』がノミネートされている。また、コンペティション外で、「アヌシー国際アニメ映画祭が紹介したい映画を上映する」という趣旨で今年新設された「アヌシー・プレゼンツ部門」では、永岡智佳監督の劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』、櫻木優平監督の『がんばっていきまっしょい』、横嶋俊久監督の『SAND LAND』が公式上映される。今年のアヌシー国際アニメーション映画祭は6月9日から15日まで開催。(賀来比呂美)■関連作品:屋根裏のラジャー 2023年12月15日より全国にて公開© 2023 Ponocきみの色 2024年8月30日より全国東宝系にて公開©2024「きみの色」製作委員会窓ぎわのトットちゃん 2023年12月8日より全国東宝系にて公開© 黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会化け猫あんずちゃん 2024年7月19日より全国にて公開©️いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
2024年04月26日連続テレビ小説初出演の北村匠海が、来年放送予定の今田美桜主演「あんぱん」に柳井嵩役で登場することが分かった。連続テレビ小説第112作目となる本作は、脚本家・中園ミホが、アンパンマンの生みの親・やなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生、そして「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。「星降る夜に」や「幽☆遊☆白書」、『法廷遊戯』など数々の作品に出演し、現在「アンチヒーロー」に出演中、『東京リベンジャーズ』シリーズでは今田さんと共演している北村さん。今作で演じる柳井嵩は、やなせさんをモデルとした人物だ。幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くし、伯父の家に引き取られた嵩は、転校先の学校でのぶ(今田さん)と出会う。若い頃から漫画や絵を愛し、製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され、戦争に出征。そして戦後、高知の新聞社でのぶと再会し、のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり、思いきって漫画家として独立し、様々な活動をしていく。今回の発表にSNSでは、「来年の朝が楽しみ」、「最高」、「今から期待値上昇」、「今田美桜×北村匠海 リベンジャーズ!」、「また新しい匠海くんに会えることがとてもウレシイです」、「きっと素晴らしい作品になると思う!」などとたくさんの喜びと期待の声が見られた。2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」は2025年春、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年04月26日累計販売数180万部を突破し「心が救われる」「人生の本棚にはいった」など多くの共感を得たヤマシタトモコの同名コミックを映画化した『違国日記』。本作で新垣結衣とのW主演にオーディションから選ばれたのは早瀬憩。この度、新垣さんとの撮影現場やオーディション秘話など、映画にまつわる様々なエピソードが監督から明かされた。テレビドラマ「ブラッシュアップライフ」で主人公の友人、“なっち”こと門倉夏希(夏帆)の中学生時代を演じて注目を浴びた早瀬さん。先日はNHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロイン・寅子の学友・山田よね(土居志央梨)の少女時代を演じるなど、3本のドラマへの出演も決定しているブレイク必至の若手俳優だ。そんな早瀬さんが本作で演じるのは、両親を事故で亡くし、叔母の高代槙生(新垣さん)と同居生活をすることになる“田汲 朝”(たくみ・あさ)。素直で人懐っこい性格ながらも、両親の死にどう向き合えば良いか分からず、繊細な感情を持ち合わせた複雑な役だ。朝役に早瀬さんを選んだ理由について、瀬田なつき監督は「朝と同じ15歳で、ちょっと素朴で幼い感じもありつつ、どこか達観した雰囲気を持っていて、ご自身と朝を重ねて、等身大で演じてくれそうだなと思いました」と朝との共通点を見出したという。さらに「言葉やニュアンスをうまくキャッチして演じる姿から、演技が好きなのが伝わってきた」と演技への姿勢も高く評価する。朝役として太鼓判を押された早瀬さんだが、瀬田監督としては1つ不安なこともあったそう。それは、朝が高校の軽音部のバンドで歌唱するシーンで「試しにカラオケボックスで早瀬さんに歌ってもらったときは、相当不安そうでしたが必死に歌ってくれて、なんだか元気がでる歌声だなと(笑)」と歌に苦手意識がある早瀬さんを心配しつつも、一生懸命な姿に心打たれたよう。このシーンのために早瀬さんは短期間のボイストレーニングに励み、映画では透明感あふれる歌声を披露している。今回、国民的俳優といえる新垣さんと初共演を果たした早瀬さんだが、2人の現場の雰囲気について監督は「新垣さんはリラックスした雰囲気を作ってくださって、朝との関係を引き出してくれました。早瀬さんも、現場で臆すことなくのびのびと演じていて、とてもバランスのいいふたりでした」と語っており、まったく物怖じしなかったという。何にも流されず、ありのままの“ピュアさ100%”で役に挑む彼女の映画初出演にして初主演をスクリーンで見届けてほしい。『違国日記』は6月7日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:違国日記 2024年6月7日より全国にて公開Ⓒ2024 ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
2024年04月26日