『ドラゴン桜』の三田紀房による同名漫画を原作に、『永遠の0』の山崎貴監督が再び第二次世界大戦を舞台に、日本の数学者の戦いを描く『アルキメデスの大戦』が、7月26日(金)に全国公開される。この度、その予告編とポスタービジュアルが公開された。物語の舞台は、1930年代に欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。世界最大の戦艦・大和(やまと)を建造する計画を秘密裏に進めていた海軍省に対し、海軍少将・山本五十六は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いかを明白にしようと考えていた。そこで山本が目を付けたのは“100年に一人の天才”と言われる、元帝国大学の数学者・櫂直(かい・ただし)だった。ところが、この櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者。頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」と。この言葉に意を決した櫂は、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。同調圧力と妨害工作のなか、櫂は巨大戦艦の秘密に迫っていく。日本の命運を握る数学者の櫂を演じるのは菅田将暉。また、櫂に助力を求める山本五十六役を舘ひろしが務める。さらに、櫂を慕う美しき財閥令嬢を浜辺美波、櫂と行動をともにする将校を柄本佑、櫂と対立する戦艦大和の設計者・平山を田中泯が演じるほか、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功といった面々が脇を固める。この度公開された予告編では、まさに沈没寸前の危機に見舞われる戦艦大和の姿が映し出されているほか、菅田演じる櫂の変人ぶりを示す場面が切り取られている。戦艦に乗ると、思わずメジャーを手に周囲の長さを測り始めてしまう奇行を見せるのだ。それを指摘されると逆に、「君はこの戦艦を測りたいとは思わないのか?変わってるな」と言い放つ姿がユーモラスだ。ポスタービジュアルでは、鋭く真っ直ぐな眼差しで正面を見つめる櫂、背後では敬礼を見せる山本五十六、そして海上に浮かぶ戦艦大和の姿が確認できる。『アルキメデスの大戦』7月26日(金)全国公開
2019年05月17日平成で1番売れた時代小説が待望の映画化! 『居眠り磐音』はシリーズ累計発行部数2000万部を越える、佐伯泰英の同名小説を原作としたエンターテイメント時代劇だ。監督は『空飛ぶタイヤ』で重厚な人間ドラマを描いた本木克英、脚本はNHK大河ドラマ『平清盛』などで知られる藤本有紀。令和最初の新しい時代劇映画として注目されている。普段はおっとりとしているが、実は悲しい過去を背負っている凄腕の剣士・坂崎磐音役をつとめるのは、本作が時代劇初主演となる松坂桃李。磐音に想いを寄せる町娘・おこん役に木村文乃、磐音の許嫁・奈緒役に芳根京子、柄本佑、佐々木蔵之介、奥田瑛二、谷原章介、中村梅雀、柄本明ら、実力派俳優が脇を固める。物語のすべての始まりといえる悲しい事件の重要人物で、磐音と共に剣を学び、青春時代を過ごした幼馴染のひとり、河出慎之輔役を杉野遥亮が演じる。映画やドラマ、CMなどに多数出演し、若手俳優のホープと目される彼は時代劇挑戦。作中でもフレッシュで真っ直ぐな演技が印象に残る。「これまで自分がやってきた作品は現代劇、中でも学園ものが多かったので、まったく毛色の違う作品が決まったことで、“これはチャンスだ”と思いました」未知のジャンルに入っていったことで、沢山学ぶことがあったという。「時代劇における所作や殺陣は、普段から慣れ親しんでいるものではないので、それを自分の中に落としこむのは大変でした。慎之輔は江戸時代の武士という役、現代とは直接的にはつながらないかもしれないけど、想像力を働かせて、現代でも通じるポイントを探っていきました」本作の見どころのひとつとして、殺陣があげられる。主人公の磐音は故郷を離れ、杉野演じる慎之輔、柄本佑演じる琴平と共に、江戸に剣術の修行に出るところから物語はスタートし、剣は彼らの人間関係において重要な役割を担うことになるのだ。「最初は怖かったし不安でした。だけど、指導をしてくださった、アクションコーディネーターの諸鍛冶裕太さんは、感情の見え方をつけてくださったので、その殺陣がその役の感情をあらわしてくれているんだと教わりました。それに、琴平役の柄本さんと対峙するシーンは、本当に圧倒されたと同時に、すごく助けてもらったように感じて、言葉にならない刺激をもらいました」「また時代劇に挑戦したい。恩返しがしたい」と溌剌とした笑顔で語る彼から、本作の充実具合が伺えた。新しい時代のヒーロー・磐音と彼を取り巻く友情、悲劇を描いた『居眠り磐音』は公開中。撮影/高橋那月、取材・文/藤谷千明
2019年05月17日角田光代の小説を今泉力哉監督が映画化した『愛がなんだ』が先ごろから公開をスタートし、大ヒットを記録している。動員を増やしている理由のひとつは(おそらく)観客が抱く感想がそれぞれで、観終わると誰かと本作について話したくなるからではないだろうか。今泉監督と主人公・テルコを演じた岸井ゆきのも「観終わった後の感情が人によってバラバラなのは豊かなこと」「作品を観た後、きっと誰かと話したくなるはず」と語る。本作は、友達の結婚式の二次会で山田テルコ(岸井)と田中マモル(成田凌)が偶然に出会うところから物語が始まる。マモルにアッという間に惹かれたテルコの日常は急変し、彼女は“マモちゃん”のためだけに行動するようになる。彼からの電話を待つためだけに時間をつぶし、何があっても呼び出しには駆け付け、ついには仕事を辞め、友達の助言にも耳を貸さない。テルコの内面は彼のことだけで埋まっているが、田中との連絡は途絶えがちになっていく。それでもテルコは走り続ける。なぜ? 何のために?これまで数々の恋愛映画を手がけて高評価を得てきた今泉監督だが、角田の小説を読み「本当に面白くて映画化したいけど、本当に難しいだろうなぁと思いました」と振り返る。「僕がこれまでやってきた映画は恋愛の温度が低い話だったんですけど、テルコの好きの温度は高いんですよ。それに小説には“地の文”があってテルコの内面やテルコから見た話が描かれるんですけど、映画で“テルコにはそう見えているけど、周囲からはそうは見えない”場面や決断をどう描くのか?」一方の岸井は周囲から“テルコにぴったり”と言われて原作を読んだが「待って! これ、私と全然違うぞ! と思った」と笑顔を見せる。「私はテルコと違って、好きな人のために何かを捨てることはできない。でも、いったんテルコの中に入り込んで彼女の視点で世界を見ると、すごく筋が通っているんです。テルコは“マモちゃんが好き”という太い幹があって、彼がいるから仕事も捨てる……それはテルコ的にはすごく真っ当なことで。客観的には『いやいや、仕事辞めないで』とか思ったりもするんですけど(笑)すごく純粋に演じることができましたし、私自身が捨てられない分、テルコに捨ててもらおうぐらいの気持ちでした」好きな人のためにすべてを捨ててしまうテルコを描く上で今泉監督は“共感を超える”存在として描くことを重視したという。「テルコに共感する人もいるだろうし、まったく理解できない人もいる。でも、そういうことを超越して彼女が魅力的な人物だと感じてもらえたり、存在する可能性があってほしかったんですよ。だから単純に“好きか嫌いか”だけで彼女を見られてしまうと、テルコが単にイヤなヤツだと思われてしまう可能性があったので、映画の前半でテルコのまっすぐな部分を肯定したり、羨ましがる人を登場させようと最初から決めていました」しかし、そんな人物を実際に人間が演じるのは簡単なことではない。岸井は「撮影中、監督に“わからない”って言われたことはすごくビックリしました」と笑顔を見せる。「これまでは役やシーンについて悩むと現場で監督と話をして、最終的には監督に決定してもらってきたんですけど、今回は“わからない”と(笑)。でも、よく考えたら人類がこれだけ生きてきても“愛”についてはいまだに答えが出ていないわけだから、そりゃわかるわけはないよなって(笑)。だからこそ、この映画は監督と一緒に悩みながらテルコを作っていきました。今泉監督とこのタイミングでガッチリとやれたことは本当に良かったと思っています」愛とはなんだ? 愛のためにとる行動に正解はあるのか?私たちは本当にテルコのような行動に出ないと言い切れるのか? 映画『愛がなんだ』は終始、言葉では説明しきれない、正解がないドラマが展開される。「性別や年齢に関係なく“自分はテルコと同じだ”と思う人もいるでしょうし、登場人物の誰かしらの中に自分を見つけられる映画だと思います。作品を観たあと、きっと誰かと話をしたくなるはずです。」(岸井)「観終わった後の感情が人によってバラバラなのは豊かなことですよね。だからこそ、映画をどうやって終わらせるのかについては考えました。何かが解決したわけではないけど、映画は終わらないといけない。脚本を書いているときに思い出したのは、ジュリー・デルピーが監督した『パリ、恋人たちの2日間』で、あの映画も男女が離れたり、くっついたりして、映画は強引に終わる。角田さんの原作は本当にいいラストなので映画でも描こうと思ってましたけど、そこで映画も終わるのか、何かを足すのか……完成した映画で描いた“あのラスト”が思いついてからは、これで間違いない! と思ってやってましたね」(今泉監督)テルコの物語は終わらない、解決しない。だからこそ、観終わると誰かと映画について話したくなる。映画『愛がなんだ』はこれからも観客を増やしていきそうだ。『愛がなんだ』公開中
2019年05月17日『ぴあ』がセレクトする今が旬♡なイケメンに、今ハマっていることや恋愛のこと、お仕事観を聞いちゃいます!(dpia-app://content?contentId=31663a4f-a867-4b8f-b89c-4c3cf7795ea8&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=fb209c25-7cfc-40b0-9065-4b2ea0090523&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=5c502e2f-551d-4595-ace2-f7831fbf9544&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=01a2e5fd-5a52-442d-acc1-7ac4f5967b0f&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=27922147-24dd-4edf-8c73-42a56671ed22&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=95b2bff6-3bd3-4e34-9b40-0e46ff05bb33&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=c82e413f-db97-431b-9fb1-d2dadce160ca&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=6d5744fc-dfa7-43fd-b07d-8c99ee4b50ab&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=23d4ac5e-580a-43ea-8305-01b932356a4b&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=cc2cbaf4-1da3-45b7-ad61-ffb429ae8672&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=f6be7136-17be-40e2-83ac-0ed0369eb927&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=cb8a2cd8-6399-4e98-a337-0aa0784b495d&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=df86a8c3-6ecf-4b59-a24f-843aa30cfd05&contentTypeId=3)
2019年05月17日映画『カメラを止めるな!』で、日本のみならず世界中で大旋風を巻き起こした上田慎一郎監督による長編劇映画第2弾『スペシャルアクターズ』が5月14日よりクランクイン。この度、上田監督と、本作の企画に携わった深田誠剛のコメントが公開された。本作は、松竹ブロードキャスティング製作で、“作家主義”と“俳優発掘”をテーマに掲げたオリジナル映画プロジェクトの第7弾作品となるもの。出演者はプロ・アマ問わず公募がかけられ、書類選考を経て1500名のオーディションを実行。選ばれた15人のキャストを、上田監督が当て書きしてオリジナル脚本を作り上げた。5月14日にクランクインを迎え、ポストプロダクション期間を経て、本年10月18日(金)より公開される予定だ。気になる作品の内容については未だ明らかとなっていないが、奇想天外なエンタテインメント映画となる予定らしい。わずか300万円の製作費で、2018年6月23日に2館で公開され、その後300館に拡大し、31億強の興行収入となった爆発的ヒット作『カメラを止めるな!』は今や伝説だ。第2弾となる本作では、どんなサプライズが用意されているのだろうか。■上田慎一郎(監督・脚本・編集)今作も、出演者はオーディションで選抜した、まだ無名の俳優たち。応募者1500人の中から選抜した15人の俳優たちと共に、企画開発から、つまり、ゼロから一緒に創り上げてきました。『カメラを止めるな!』に続く監督作……。企画開発を始めた頃、正直、想像以上のプレッシャーに襲われ、一時期、大スランプに陥りました。しかし、仲間に助けられながら、その暗黒期を乗り越え、なんとかクランクインまで辿り着くことができました。今は心底、この映画を信じています。映画の内容はまだ言えないのですが、このタイトルとロゴから妄想を膨らませてお待ちください。本作も自分の“好き”や“最高”がギッシリ詰まった映画になることは間違いありません。今の自分にしか撮れないもの。このキャスト、スタッフでしか撮れないもの。2度とは掴めない“奇跡”を拾い集めて、最高の娯楽映画を創ります。お楽しみに。■深田誠剛(企画)上田監督のことを知れば知るほど、映画を作ることを運命づけられた人だと感じます。映画への深い愛情や並外れた才能、チャーミングな人柄や優れたリーダーシップは、若くしてハリウッドの救世主となったスピルバーグに近いかもしれません。まさに映画の申し子です。私たちは今まで“作家主義”と“俳優発掘”を掲げて映画を作ってきましたが、上田監督は日本映画界では珍しいエンタテインメントに徹した作家だと思います。特に“笑い”に対するこだわりはすごい。『カメ止め』では観客の笑い声で劇場が揺れるという体験を何十年かぶりにしましたが、そんなことのできる監督はほかにいないし、『スペシャルアクターズ』もそういう映画になると信じています。また、この作品の出演者はオーディションで選ばれた無名の役者たちですが、彼らが個性豊かで素晴らしいのです。上田監督の卓越した演出で輝く彼らを観てほしいですし、この映画でスポットが当たってほしいと願っています。『スペシャルアクターズ』10月18日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
2019年05月16日松任谷由実が、昨日5月15日と本日16日に、東京・日本武道館にてライブ「Ghana Presents 松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45 years」を開催する。1972年7月にシングル『返事はいらない/空と海の輝きに向けて』でデビューした松任谷由実。2012年11月に発売した40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』では、オリコンウィークリーアルバムランキングにて1位を獲得し、5年連続首位を達成。また、ソロアーティスト並びに女性アーティストとして史上初のアルバム総売上3,000万枚突破を記録するなど、大きな話題となった。昨年4月には、45周年記念ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』をリリース。ベストアルバム2部作完結編として、“今の時代にこそ聴いて欲しい45曲”をテーマに、松任谷由実自身が選曲を手がけた。3枚組の構成で、『Pure Eyes 純粋さを、捨てない。』(DISC1)、『Urban Cowgirl “私”で、生きてゆく。』(DISC2)、『Mystic Journey 旅を、やめない。』(DISC3)という3つの括りに分けられている。そんな松任谷由実が本日16日に千秋楽を迎えるツアー「Ghana Presents 松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45 years」は、45周年記念ベストアルバムを提げた全国アリーナツアー「TIME MACHINE TOUR」の追加公演。昨年9月22日と23日の岩手県・盛岡タカヤアリーナを皮切りに、全国14会場29公演を行った。その後、大盛況を受けて、昨年までで7本の追加公演を実施。チケットは軒並み全会場ソールドアウトを果たし、松任谷由実自身の「初めての人にぜひ観てほしい」という思いから、昨日15日と本日16日の日本武道館追加公演が決定したという。同ツアーの千秋楽にして、デビューからの45年間を詰め込んだベストアルバム2部作の集大成となる本日の日本武道館公演。松任谷由実にとってもファンにとっても、忘れられない日になることは間違いないだろう。松任谷由実の歌声とともに、日本武道館に一体どんな歴史が刻まれるのか、楽しみだ。公演情報「Ghana Presents 松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45 years」会場:日本武道館日時:5月16日(木)開場17:30/開演18:30
2019年05月16日“日本でいちばん満腹な場所”「まんパク」が、新緑に囲まれた国営昭和記念公園みどりの文化ゾーンで開催される。ROCK IN JAPAN FESTIVALやCOUNTDOWN JAPANの飲食エリアで名物化している「フェス飯」をはじめ、全国の物産展などで行列を生む人気店ばかりが集結する、期間中、何度でも訪れたくなるグルメイベント。土日開催の「本まぐろ解体ショー」ではさばきたての新鮮な本まぐろが味わえるほか、楽しい遊具がいっぱいのキッズエリアや、ゆったりと飲食ができるシートゾーン、大道芸といったショーを繰り広げるパフォーマンスステージなどもあり、家族みんなで楽しめる。<開催期間・会場・料金>・2019年5月16日~6月3日【販売時間】10:30~21:00、最終日/~18:00・国営昭和記念公園みどりの文化ゾーン(東京都立川市緑町3173)・平日500円、土日800円飲食は別途有料<問い合わせ>・まんパク事務局manpaku@rockinon.co.jp・【公式サイト】 「まんパク」()<アクセス>多摩都市モノレール「立川北駅」から徒歩8分、またはJR中央本線「立川駅」から徒歩10分
2019年05月16日スペースシャワーTVの人気音楽番組『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』が、これまで以上に“ライブ”にフォーカスした新音楽番組『ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!』としてリニューアル。お馴染みのチュートリアルに加え、今もっとも勢いのあるダンス&ボーカル・グループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの陣とRIKUが新たに番組VJに就任する。『徳ダネ福キタル♪』でも番組と連動してライブを行ってきたが、6月7日(金)からオンエアが始まる『LIVE YEAH!!!』では、番組の内容をさらに“ライブ”に特化。毎回2組の豪華なゲストを迎えて、それぞれのライブのトリビアやこだわりなど、“ライブ”をテーマにした楽しいトークが繰り広げられる。リニューアル後初のゲストは、“自由奔放”がライブのテーマだと語る4人組バンド・KEYTALK。VJの4人が暮らすシェアハウスをイメージしたセットにKEYTALKのメンバーが登場すると、チュートリアルの絶妙なトークでスタジオはたちまち笑いの渦に。陣とRIKUも、普段はあまり接点のないバンドマンたちのライブエピソードに驚いたり爆笑したりと、同じライブ・アーティスト同士として大いに盛り上がった。自己紹介をかねて陣とRIKUのふたりも、THE RAMPAGEを代表して初回放送のゲストで登場。『徳ダネ福キタル♪』にもゲスト出演したことがあるふたりに対して、初回放送分の収録後、「礼儀もあるし言葉遣いも挨拶もしっかりした、ほんまにいい子たち!」とチュートリアルの徳井義実が絶賛。福田充徳も、「ふたりとも音楽のことが本当に好きだから、ゲストの方々との音楽話もすごく盛り上がる。収録後、僕らのことを心のアニキと言ってくれたんですけど、THE RAMPAGEが僕たちの手の届かない存在になってもその言葉をずっと忘れないで欲しい」と笑いを誘う。『徳ダネ福キタル♪』でも番組と連動して計12回のライブイベントが開催されたが、『LIVE YEAH!!!』ではさらにライブイベントを充実させていくという。現在、半年後のイベント初開催を目指しており、「TRFさんを呼んでみんなでTRFの曲で盛り上がりたい」と徳井が話すと、「(徳井が所属する)鶯谷フィルハーモニーにもぜひまた出てもらいたい」と福田もイベントへの野望を語る。さらに、「自分が歌って踊れるシンガーになりたいと思うきっかけになった三浦大知さんなど、憧れの方々にも出て頂けるような番組やイベントになるように僕らも頑張りたい。そして、初回のゲストに来てくださったKEYTALKさんなど、普段は共演する機会のないバンドの方々と僕らがコラボできたら面白い化学反応が生まれるんじゃないかなと思っています」とRIKUが語る。陣も、「自分たちのグループ以外のアーティストさんの歌に合わせたパフォーマンスもしてみたいですね。例えば、憧れの久保田利伸さんの歌に合わせてスーツ姿でパフォーマンスできたら最高ですし、吉本坂46のみなさんもちょっと気になってます」とチュートリアルに提案。すると徳井と福田がすかさず、「吉本坂とは絡まん方がええ」と爆笑の突っ込みを入れるなど、すでにVJ4人の息もぴったりだ。今後、番組は観覧者を入れて収録される予定。福田いわく、「THE RAMPAGEではめったに見れないRIKUくんと陣くんと僕らの男子校っぽいノリのトークもお楽しみに」とのこと。観覧希望者の募集は、『LIVE YEAH!!!』の番組ホームページとuP!!!ライブパスにて行なわれる。■番組概要『ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!』VJ:チュートリアル/アーティストVJ:陣、RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)初回放送:毎週金曜22:00~23:00リピート放送:毎週土24:00~、毎週月15:00~●『#1』ゲスト:THE RAMPAGE/KEYTALK初回放送:6/7(金)22:00~23:00リピート放送:6/8(土)24:00~、6/10(月)15:00~●『#2』ゲスト:井上苑子/ビッケブランカ初回放送:6/14(金)22:00~23:00リピート放送:6/15(土)24:00~、6/17(月)15:00~■ライブを100倍楽しむLIVE YEAH!!!公式サイト()■uP!!!ライブパス公式サイト()
2019年05月15日デンゼル・ワシントン主演で製作準備が進められている犯罪スリラー『The Little Things』に、ラミ・マレックが出演することになった。マレックの役は、ワシントン演じるベテラン刑事の相棒。ベテラン刑事は小さなことに気づき、それらの手がかりを結びつけていくことに長けているが、ルールを無視したり手抜きをしたりすることから、若い相棒とぶつかり合うことがある。監督はジョン・リー・ハンコック。撮影は今年9月にスタートの予定。マレックは現在、次のジェームズ・ボンド映画を撮影中。こちらの北米公開予定は、来年4月。文=猿渡由紀
2019年05月15日2019年は、日本・ハンガリー外交関係開設150周年の記念年ということで、ハンガリー関連のコンサートが多数開催される中、ひときわ華やかな華やかな公演が、小林研一郎指揮、ハンガリー・ブダペスト交響楽団公演だ。小林が名誉指揮者を務めるこのオーケストラは、45年前に第1回指揮者コンクールで第1位を獲得した際に指揮して以来、長きに渡って共演を重ねてきた特別な存在だけに、感慨もひとしおであろうこと間違いなし。ソリストには、日本人の父とハンガリー人の母を持つ人気ピアニスト金子三勇士が登場するのも話題の1つ。プログラムには、小林研一郎が得意とするドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」&ハンガリー出身のピアノの鬼才フランツ・リストの「ピアノ協奏曲第1番」が予定されるほか、小林研一郎作曲の「ハンガリーへの想い」日本初演も行われるなど、日本とハンガリーの絆を感じる熱い時間が楽しめそうだ。小林研一郎 Ken-ichiro Kobayashi(指揮者,Conductor)東京藝術大学作曲科および指揮科卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。ハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィル)音楽総監督をはじめ、国内外のオーケストラの数々のポジションを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、星付中十字勲章、ハンガリー文化大使の称号が授与されている。2011年文化庁長官表彰を受け、2013年には旭日中綬章が授与された。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読売日響の特別客演指揮者、群馬交響楽団ミュージック・アドバイザー(19年4月より)、九州交響楽団の名誉客演指揮者、東京文化会館音楽監督、長野県芸術監督団音楽監督、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授、ハンガリー・ブダペスト交響楽団名誉指揮者などを務める。国内外のオーケストラへの客演も数多く、日本を代表する指揮者の一人である。金子三勇士 Miyuji Kaneko(ピアノ,Piano)ハンガリー・ブダペスト交響楽団 MÁV Budapest Symphony Orchestra1945年、ハンガリー国営鉄道によって設立される。ハンガリーならびにヨーロッパ各地で公演を行い、これまでにハンス・スワロフスキー、フランコ・フェラーラ、クルト・マズア、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジェイムズ・レヴァイン等巨匠が定期的に登壇。日本からは小林研一郎が定期的に客演し、現在では名誉指揮者を務めている。この他、パヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、ペレーニ、ゲリンガス、メニューイン等世界的な演奏家が客演している。CDはソニー、ナクソス等から多数リリース。
2019年05月15日世紀の大ヒットシリーズ『アベンジャーズ』の完結編、『アベンジャーズ/エンドゲーム』。この度、4DX版でも全世界で最大級の興行成績を記録している本作の、4DX効果特別映像が公開された。公開から19日間(※グローバル公開初日4/24基準)で、すでに全世界の4DX動員250万人を突破している『アベンジャーズ/エンドゲーム』。これは4DX版で公開された映画のなか、最短で200万人動員を突破した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』4DXの興行成績に比べると、16日も早いペースだ。また、過去4DXグローバル動員223万人を突破した『ジュラシック・ワールド/炎の王国』4DXの成績を遥かに上回り、歴代最多動員である250万人、そして歴代最高興行収入である3,200万ドルと、まだまだ勢いよく記録を更新している。4DXのヨーロッパ進出国のなか、『アベンジャーズ/エンドゲーム』4DXの人気が最も盛んな国であるスペインで、公開2週目に入っても平均客席占有率88%という高い数値を記録。その次にオランダ80%、フランス74%、ベルギー63%で、ヨーロッパ主要国での大ヒットはまだま続く見込みだ。アジアでは、4DX強国として浮上しているベトナムが、公開2週目に入っても平均客席占有率87%超え、その次にフィリピン82%、インド70%、日本では歴代4DX『アベンジャーズ』シリーズのなか、興行収入・動員数ともに歴代最高実績( 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』4DXに比べ、興行収入127%、動員数125%)を記録中で、アジアでの人気も絶大だということが分かる。特に、『アベンジャーズ/エンドゲーム』4DXでは、代表キャラクター10人それぞれが持つパワーや特徴にあわせて、4DXならではのオリジナルモーションやアクション効果が大好評を受けており、SNS上では「エンドゲームの4DXすごかった……」「アベンジャーズ見てきた。4DXで泣いた笑った」「アベンジャーズの締めは4DX」など、4DX版への興奮と感動を発信しながら、“4DXでもう一度!”という4DX版リピーターたちの声も相次いでいる。そんな大ヒットを記念して公開されたのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の4DX効果をイメージした“4DX効果特別映像”だ。映像では、“光”、“水”、“風”、“エアーショット”など、 4DXの代表効果が登場し、観客が4DXシアターでそれぞれの効果を楽しんでいる様子が確認できる。アベンジャーズのどのキャラクターにどのような4DX効果が仕掛けられているのか、この代表効果を意識すれば、さらに『アベンジャーズ/エンドゲーム』4DXを楽しめるはずだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』全国公開中
2019年05月14日小田和正が、本日5月14日と明日15日に、神奈川・横浜アリーナにてライブ『明治安田生命Presents Kazumasa Oda Tour 2019「ENCORE!! ENCORE!!」』を開催する。1969年にオフコースを結成し、解散後もシンガーソングライターとして日本の音楽シーンの第一線を約50年にも渡り走り続けている小田和正。昨年5月には、日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)主題歌、情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)テーマソング、映画『坂道のアポロン』主題歌、連続ドラマ『遺留捜査』(テレビ朝日系)主題歌が収録された約5年ぶりとなるシングル『この道を / 会いに行く / 坂道を上って / 小さな風景』を発売し、話題に。その後、10月まで全国アリーナツアー「明治安田生命 Presents Kazumasa Oda Tour 2018『ENCORE!!』」を開催。全国各地に小田和正の歌声を届け、大盛況のうちに幕を閉じた。そんな小田和正が本日から7月31日まで行う「明治安田生命Presents Kazumasa Oda Tour 2019『ENCORE!! ENCORE!!』」は、タイトル通り昨年開催された全国アリーナツアーの追加公演。昨年の全国アリーナツアーは、2016年4月にリリースしたベストアルバム『あの日あの時』を提げて回った全国ツアー「明治安田生命Presents KAZUMASA ODA TOUR2016『君住む街へ』」を踏襲したものとなっていたため、さらにそのアンコール公演となる今回は、小田和正の約50年間のアーティスト活動の集大成になるようなツアーとなるに違いない。同ツアーの初日となる本日の公演は、日本を代表するシンガーソングライター・小田和正が一体どんなパフォーマンスで開幕を告げるのだろうか。本日から7月末までその高く澄んだ歌声で、全国各地に感動を届けてくれるのを楽しみに待ちたい。公演情報「Kazumasa Oda Tour 2019『ENCORE!! ENCORE!!』」(追加公演)5月14日(火)横浜アリーナ5月15日(水)横浜アリーナ5月21日(火)マリンメッセ福岡5月22日(水)マリンメッセ福岡6月1日(土)四日市ドーム6月2日(日)四日市ドーム6月19日(水)長野ビッグハット6月20日(木)長野ビッグハット6月26日(水)さいたまスーパーアリーナ6月27日(木)さいたまスーパーアリーナ7月4日(木)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ7月5日(金)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ7月18日(木)神戸・ワールド記念ホール7月19日(金)神戸・ワールド記念ホール7月30日(火)愛媛県武道館7月31日(水)愛媛県武道館
2019年05月14日昨年、『友罪』を映画化した瀬々敬久監督が同じ原作者、薬丸岳の小説を今度はWOWOWで連続ドラマ化した『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』。瀬々がそこで主演に迎えたのはやはり昨年『菊とギロチン』で初めて顔を合わせた東出昌大だった。東出が演じるのは元警察官の探偵、佐伯修一。幼い頃、姉を殺されるという忌まわしい過去を抱えながら生きる彼が、探偵事務所所長、小暮正人(松重豊)の許で犯罪加害者たちの現在を様々に調査するうち、自身のトラウマの元凶に近づいていく。加害者たちの内面に接するうち、被害者家族の内面が変化するという特異な作品構造は、瀬々&東出だからこそ生まれたハーモニーとヒューマニティが支えている。映画と変わらぬ質で、映画以上のボリュームを届けてくれるWOWOWドラマならではのリッチな再タッグ。瀬々と東出のふたりに本作についてたっぷり語ってもらった。――どんな作品になったのでしょうか。東出瀬々監督が、(主人公の)佐伯は復讐の鬼ではあるけれど、日常の空気も出していきたいと。ハードボイルド(の世界)は、見栄を切るようなところがあるじゃないですか。そういうキャラクターとして見せることはできるんですけど、それだけに限定されちゃうと、せっかく瀬々監督とやる意味がないんじゃないかと、僕も思いました。瀬々探偵である主人公がいろんな人々に事情を聴いて、事件の真相が分かっていく構造なんですが、演じる人たちの力によってエモーションが渦巻く作品になったなと思います。――おふたりは昨年公開された『菊とギロチン』で初めて顔を合わせましたよね。お互いに、どんな監督、どんな俳優だと思っていますか。東出俳優部を信じて、大海原に投げ出す。行ってこい!と背中を押してくださる。それが根底にある演出。瀬々組らしいなと。そして、さっきも言ったように、ハードボイルド一色になりすぎない。人間だから、もがいている様にリアリティがあって。その濁流の中にひと筋の光明が見えた瞬間に、救いが生まれる。そういう作品が、そういうお芝居が好きである。そこは瀬々監督ならではだなと思いますね。瀬々東出くんの役は、いろいろな人たちとぶつかって最後、トラウマみたいなところを打ち壊して、先に進んでいかねばならない。それがトータルの構成。そこにおいて自分の中で印象的だったのは、あるとき、東出くんがトラウマを乗り越えたようなパフォーマンスをするわけです。東出そんなこと、しました?瀬々ほら、第六話(最終話)のラスト近くのシーンで。東出ああ!瀬々そこに至るまではノープランで挑んでいるわけです。「こうやってほしい」ということもあまり言ってませんからね。つまり、自由演技。それを手持ち(カメラ)で撮る。俳優、東出昌大がそんなふうに挑んでいく、ある種のドキュメンタリー的な部分もあったなと。撮っていて刺激的でしたね。それと、東出くんは他者とのコール&レスポンスがすごいなと。(相手の芝居を)受けて投げ返すんですね。そうすると、東出さんと一緒に俳優も輝くし、東出くん自身も輝く。その化学反応が場の中で行われていく。たとえば、人と人とが向かい合っているだけで、感情と感情とが積み重なって、どんどん高みにいく。それはすごく感じましたね。――東出さんご自身も、芝居のコール&レスポンスは意識していますか?東出何か表現をしようというのではなく、“表現をしない”という方が僕は魅力的だなと思っているんです。そうありたいなと思っているんですけど、どうしても雑念が生まれて、こうしたらこう見えるんじゃないか、とか考えてしまうことはあります。何も考えないでできるってすごいなと思うんです。でも今回は何も考えないでできる先輩方も大勢いらっしゃいましたし、『菊とギロチン』から一緒だった寛一郎も、狙いにいかないで“何もしない”をする、というのを眼の前でしてくれたりしたので。そういう共演者のみなさんの力を借りて、佐伯は存在できたと思うし、そういうお芝居をもらって変わっていく佐伯でしたね。――松重豊さんとの共演はいかがでしたか?東出本当にお上手な方だなと。木暮はちょっととぼけたところのあるキャラクターなので、そういうお芝居が続いたんですけど、橋の上で面と向かうシーンがあって。こちらの目の奥を見て、眼と眼が合う初めてのお芝居があったんですが、そのとき、ちゃんと(芝居の上で)“心臓を殴りに来てくれた”んです。そういう熱があった。それを佐伯として受け止めたんです。それにしても松重さんは(役者として)尊敬の意味も含めて、ほんとズルいし、上手いなと思います。瀬々何回か出てもらっていますが、松重さんは天使の面と悪魔の面がある。東出そうそう。瀬々芝居(の相手)をしていたらよく分かると思うんですけど、天使のようにいいことを言ってくれるときもあるし、悪魔のように「お前、こっちに来いよ」みたいなときもある。東出“笑ゥせぇるすまん”的な(笑)。瀬々そうそう(笑)。そういう両面性があるから、不可思議な存在なんですよね。捉えどころがないというか。そのへんは松重さんならではの魅力というか。そういう俳優さんって、日本にはあまりいないと思うんです。それが今回の木暮という人物像にも表れていて。佐伯に悪魔のように囁くこともあれば、守護天使のように「頑張れよ」と言ってくれるときもある。そのあたりの二律背反した存在感が面白いなと思いました。松重さん特有のあり方ですよね。――タイトルの『悪党』に趣を感じます。悪党という言葉は“完全な悪”を感じさせません。どこか人間的なものを感じます。なぜ、このタイトルなのか。また、“悪党”という言葉からイメージするものはなんでしょうか。瀬々“悪党”って、中世的だと思うんですね。バサラとか。中世って、悪が悪だけではなく、善悪両方あるみたいな感じで捉えていた時代だと思うんです。そういうイメージがこの『悪党』というタイトルにはある。各登場人物もそうなっていると思うんです。悪が悪になりきれていないというか。そういう視点で(原作者の)薬丸(岳)さんは世界を見ているのだなと。東出事前に(犯罪者関係の)いろいろな本を読むにつけ、悪党って、どうやって存在するのか。それを考えたんです。やっぱり家庭環境に原因があったんじゃないのか。幼い子供が、そのまま、どうしようもない悪党になることはない。悪党とは何なんだろう?この作品の間は常々考えていました。答えは出ないし、答えが出なかったから、薬丸さんもこういう小説を書いたと思うんです。答えは出ないけど、考え続ける。このドラマもそういう作品になっているんじゃないかと思っています。取材・文:相田冬二撮影:稲澤朝博『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』(全6話)WOWOWプライムにて毎週日曜夜10時より放送中第1話は公式サイトにて無料配信中『連続ドラマW 悪党 ~加害者追跡調査~』特集
2019年05月13日タイの伝統文化や、日本との友好関係について幅広く紹介する「タイ フェスティバル」が代々木公園で開催される。毎年30万人が来場する人気イベントで、タイ料理やフルーツ、タイ関連のさまざまなサービスを提供する約180のブースが出店する。2019年は20回目を迎え、「Innovation&Sustainability」をテーマとして、タイの新しい側面を日本の人たちに紹介。ステージでは、ムエタイや伝統舞踊、タイ人歌手のコンサートなどが行われるほか、タイ往復航空券があたる抽選会もあり。※内容は予定。<開催期間・場所・料金>・2019年5月11日~12日10:00~20:00※雨天決行・代々木公園イベント広場およびケヤキ並木東京都渋谷区代々木神園町2-1・入場無料<イベント詳細>・【公式サイト】 「タイ フェスティバル」()<アクセス>JR山手線「原宿駅」・地下鉄千代田線「代々木公園駅」から徒歩3分、または小田急「代々木八幡駅」から徒歩6分
2019年05月11日アメコミ史上ナンバーワンヴィランが主人公に、凄絶なドラマが描かれる映画『ジョーカー』の日本での公開日が、アメリカと同日の10月4日(金)に決定。あわせて、日本版の特報映像とポスタービジュアルが公開された。本作で“ジョーカー”となっていく大道芸人、アーサー・フレックを演じるのは、ホアキン・フェニックス。これまでもジョーカーというキャラクターは、ジャック・ニコルソン(『バットマン』)、ヒース・レジャー(『ダークナイト』)、ジャレッド・レト(『スーサイド・スクワッド』)など、さまざまな名優たちが演じてきた。3度のアカデミー賞ノミネート実績を持つ演技派フェニックスが、どのように狂気の演技を見せるのかに注目が集まる。また、本作ではオスカー俳優ロバート・デ・ニーロも共演している。監督は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス、そして、監督とともに脚本を手がけるのは、『ザ・ファイター』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたスコット・シルバーだ。「どんな時も笑顔で」そして「人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で 大道芸人として生きていたアーサー。この度公開された特報では、ピエロの格好をしたアーサーの精神が崩壊してしまったのか、地下鉄の車内でひとり大爆笑するという、インパクトあるシーンからスタートする。ジョークで世界に笑いを届けるはずだった彼に、一体何が起きたのか。映像の後半、緑色の髪、白い肌、口が避けたかのようなピエロのメイクをして、不気味な“ジョーカー”となったアーサーの姿が映し出される。特報に流れる曲は、喜劇王と呼ばれたチャールズ・チャップリン作曲の『スマイル』である。同時に公開されたポスターは、ジョーカーと見られるひとりのピエロが、暗闇の中で天を仰ぐビジュアルとなっている。
2019年05月10日「ぴあ」調査による2019年4月26日、27日、5月3日、4日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは『アベンジャーズ/エンドゲーム』が第1位になった。本作は全世界で驚異的なヒットを記録しており、長年に渡ってマーベル映画を観続けてきた観客が劇場に殺到。上映後のレビューも絶賛の嵐で、日本の出口調査でも歴代最高の満足度96.1点を記録した。(※歴代のぴあ映画初日満足度ランキングは、1998年3月14日~2019年5月4日までに行った出口調査が対象)タイトルになっている“アベンジャーズ”はアイアンマンやキャプテン・アメリカら人気ヒーローが結成した最強チームで、これまで様々な戦いが描かれてきたが、本作では最凶の敵サノスとの最終決戦が描かれ、約10年に渡って続いてきたマーベル映画にひとつの終止符が打たれる。本作は公開までその内容がほぼ秘密にされており、観客は一体、どんな物語になるのか? 何が起こるのかわからないまま公開日を迎えたが、出口調査で集まったのは圧倒的な賛辞だった。聞き取りでは「前作の衝撃的な終わりから今回はどんな結末になるのか、考えるだけでハラハラしていたが、観終わった今は『ありがとう』という言葉をアベンジャーズひとりひとりに言いたい」「こんなにいろいろな衝撃を受けるのは初めてで、こんな体験をさせてくれて本当にありがとう!」など熱い声が続出。また、『アイアンマン』(2008年)から始まったシリーズ約10年間への思いを語る観客も多く「10年間の作品それぞれが繋がってここにきているというのがよくわかった」「最後にふさわしい内容で、ちゃんと終わりというのが伝わってきた」「各ヒーローの個性が出ていたし、ひとりひとりのストーリーがとにかく熱かった!」「興奮と今までの思い出が込み上げてきて涙が出た」「“10年分の伏線の回収”という感じで、ずっと追いかけてきて本当によかったと思った。終わったさびしさはあるけれど、作品としてはとても満足」などの声が寄せられた。結果として本作は全マーベル映画最高の満足度だけでなく、歴代最高の満足度を獲得。興行の記録だけでなく、観客の満足度でも歴史に残る作品になったようだ。(本ランキングは、4/26(金)、4/27(土)、5/3(金)、5/4(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年05月07日詩と音楽、映像をひとつに融合するプロジェクトである“CINEMA FIGHTERS PROJECT”。その第3弾の各作品で主演を務めるAKIRA(EXILE)、佐藤大樹らが、5月29日(水)より開催されるショートショートフィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)の映画祭オープニングセレモニーにて完成報告を行うことが分かった。EXILEのHIRO、SSFF&ASIA代表の別所哲也、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された、“CINEMA FIGHTERS PROJECT”。今回のことは、1月に開催されたショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッドにて発表された、“CINEMA FIGHTERS PROJECT”第3弾の松永大司監督、今市隆二主演・楽曲の作品に続くものとして発表された。なお、オープニングセレモニー後にはオープニングスペシャルスクリーニングも実施される。今回発表する2作品の上映に加え、AKIRA、佐藤大が登壇し、三池崇史監督、井上博貴監督との撮影中のエピソードや見どころなどを語る。あわせて、監督、キャストのコメントが公開された。■三池崇史実証したかったのは、“短編映画だけが描ける世界がある”ということ。それを証明したAKIRAと蓮佛美沙子の肉体と心に感謝と敬意を表します。まずは観てください。皆さんの心の中の孤独と夢に共鳴し、その手触りの優しさと相まって、ささやかだけどあたたかい希望を生み出すことでしょう。■AKIRA実際に撮影に参加させていただき、改めて三池監督の演出の素晴らしさ、世界観というものを感じながらお芝居ができたことを光栄に思います。この作品は少しファンタジー要素がありつつも、ストレートに心に突き刺さる、メッセージ性溢れる作品に仕上がっているかと思います。是非、小竹正人さんの詞、Crystal Kayさんの歌声と共に、三池監督が手がけられた、“Beautiful”の世界観を体感していただけたらと思います。これぞシネマファイターズと言える、これまで以上に重厚な作品に仕上がったかと思いますので、皆さま是非楽しみにしていて下さい。■井上博貴本作は、コンセプトプロデューサーの小竹正人さん作詞の『ライラック』にある“せつない”世界観を私なりに解釈しつつ、一筋縄でいかないユニークなテイストが味わえる青春恋愛映画を目指し、作りました。主演の佐藤大樹君は、どこかこの現実離れした物語の中心に居続けるべく、豊かな表情でさまざまなシーンを演じ切り、作品の持つムードをも作り出してくれました。その彼の眼差しは観客の想像力を刺激し続けるものだと思っています。■佐藤大樹念願の“CINEMA FIGHTERS”。お話をいただいた時は本当に嬉しかったです。自分の気持ちをなかなか打ち明けられずにいる繊細で不器用な高校生男女ふたりの物語です。今まで演じたことのないおとなしい役でした。なるべく少ないセリフの中で大樹の目や仕草で主人公の心情を表現したいと言ってくれた井上監督に、新たな自分を引き出してもらえたと思います!歌詞の世界観を映像で表現する楽しさと難しさを同時に感じることができました。そして改めて、小竹さんの才能と表現力の美しさに気付かされました。第3弾“CINEMA FIGHTERS PROJECT” オープニングスペシャルスクリーニング開催概要・開催:5月29日(水)17:30~19:30・上映会場:渋谷ヒカリエ ホールA・内容:ショートフィルム2作品の上映EXILE AKIRA、佐藤大樹による舞台挨拶・チケット価格:2,000円※チケット購入サイトにて、5月10日(金)12時より販売開始
2019年05月07日レキシが、本日5月7日に東京国際フォーラム ホールAにてライブ「特別公演〜豪華絢爛 レキシ歌絵巻〜」を開催する。日本の歴史に造詣が深く、ソロプロジェクト・レキシとして、2007年にアルバム『レキシ』で、ソロデビューを果たした池田貴史。2017年にはデビュー10周年を迎え、6月に全国14カ所のツアーを実施し、全公演ソールドアウト。10月には、大阪城西の丸庭園にて初となる野外公演、3度目の日本武道館で初の2DAYS、ツアーファイナルの沖縄公演を行った。昨年4月には、地元福井県鯖江市で凱旋となる野外公園を開催し、大盛況で幕を閉じる。7月には初のダブルタイアップシングル『S & G』、9月には約2年2カ月ぶり、6枚目となるアルバム『ムキシ』を発売。同アルバムには、豪華客演陣として、三浦大知、上原ひろみ、手嶌葵が参加し、話題となった。11月には全国17都市18公演にわたる約1年ぶりの全国ホールツアーを開催するなど、デビューしてから今日まで、レキシにしかできない独自路線で快進撃を続けている。そんな“日本の歴史”にまつわる数々の楽曲を生み出してきたレキシが、現在実施している「特別公演〜豪華絢爛 レキシ歌絵巻〜」は、5月5日の北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)を皮切りに、全国7都市9公演を回るホールツアー。7人の豪華絢爛なゲストが各公演に2組ずつ出演するため、その日、その組み合わせだけのプレミアライブとなっている。チケットはすでに全公演ソールドアウト。本日の東京国際フォーラム公演は、ゲストとして、邪馬たいこちゃん(石川さゆり)、 かんぱくん(さだまさし)登場。レキシと織りなす今日だけのステージパフォーマンスは必見だ。またレキシは、椎名林檎や私立恵比寿中学、関ジャニ∞、V6、石川さゆり、さだまさしなどのプロデュース、怒髪天、SAKEROCK、星野源、サンボマスターなどでのサポートキーボード、是枝裕和監督作品『海街diary』や、日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)への役者としての出演など、多方面で活躍している。レキシの一挙手一投足から目が離せない。公演情報「特別公演~豪華絢爛 レキシ歌絵巻~」5月7日(火)開場:17:30 /開演:18:30会場:東京国際フォーラム ホールAゲスト:邪馬たいこちゃん(石川さゆり)/ かんぱくん(さだまさし)
2019年05月07日『ぴあ』がセレクトする今が旬♡なイケメンに、今ハマっていることや恋愛のこと、お仕事観を聞いちゃいます!(dpia-app://content?contentId=fb209c25-7cfc-40b0-9065-4b2ea0090523&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=5c502e2f-551d-4595-ace2-f7831fbf9544&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=01a2e5fd-5a52-442d-acc1-7ac4f5967b0f&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=27922147-24dd-4edf-8c73-42a56671ed22&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=95b2bff6-3bd3-4e34-9b40-0e46ff05bb33&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=c82e413f-db97-431b-9fb1-d2dadce160ca&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=6d5744fc-dfa7-43fd-b07d-8c99ee4b50ab&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=23d4ac5e-580a-43ea-8305-01b932356a4b&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=cc2cbaf4-1da3-45b7-ad61-ffb429ae8672&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=f6be7136-17be-40e2-83ac-0ed0369eb927&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=cb8a2cd8-6399-4e98-a337-0aa0784b495d&contentTypeId=3)(dpia-app://content?contentId=df86a8c3-6ecf-4b59-a24f-843aa30cfd05&contentTypeId=3)
2019年05月06日『ハローメンディー(HELLO MANDY)』のライブキャラクターが2日にキャラクター界の聖地のひとつ“サンリオピューロランド”で開催されたハグイベントに初めて登場した。ハローメンディーはサンリオキャラクターズ・クルーの一員で、ハローキティやマイメロディとも仲良しの優しい男の子。ダンスが得意で、キャラ弁を作るのが趣味だという。サンリオピューロランドで人気のキャラクター・グリーティング・イベントに初めて姿を見せたハローメンディーは、列を作って待機していたファンたちと触れ合い、ハグをして集まった観客を笑顔にした。ハグイベントは明日以降も予定されており、5日(日・祝)まで連日11時40分からと15時10回からの各日2回、計6回開催される。ハローメンディーの認知度・人気は急上昇中で、5月27日(月)11時まで投票を受け付けている“2019年サンリオキャラクター大賞コラボ部門”にもエントリー中。今後も様々なイベントへの出演が決定しており、さらに人気を集めそうだ。(C)1976,1989,1993,1996,2001,2018,2019 SANRIO CO., LTD. APPR.NO.S600351 (C)LDH ASIA
2019年05月02日マーベルの最新作『アベンジャーズ/エンドゲーム』がついに公開され、全世界でこれまでの記録を塗り替える驚異的なヒットを飛ばしているが、本作は全編がデジタルIMAXカメラで撮影されており“IMAXで本作を楽しみたい”と考えている観客が多いようだ。なぜ、監督たちは本作をIMAXカメラで撮影したのだろうか? なぜ観客は追加料金を支払ってもIMAXシアターで本作を楽しみたいと思うのだろうか? (なお映画公開直後のため、本記事では映画の具体的な内容については一切、記述しない)本作を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督(以下、両監督の発言をまとめてルッソ監督として記述する)は、2016年製作の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の一部のシーンをデジタルIMAXカメラで撮影した際、そのクオリティの高さに驚き、続く『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』の全編をデジタルIMAXカメラで撮影することにした。「僕らのビジョンを表現できる唯一のフォーマットだった」とルッソ監督は振り返る。「生命を生き生きと描き、色を鮮やかに表現できる。カメラに搭載されたチップは驚きの解像度を実現した」ルッソ監督は本作でも撮影監督トレント・オパロックとタッグを組み、ARRI社の“Alexa 65 IMAX”で全編を撮影しており、通常の上映とIMAX上映を見比べると、IMAX版は細部までより鮮明に表現されていることに驚くはずだ。特に本作はこれまでのマーベル作品よりも場面の転換が多く、具体的なことは伏せるが物語の舞台は地球だけでなく、宇宙、その他の場所と多岐に渡っている。それらの場所はすべて光の当たり方や色合い、空気感が異なっており、IMAXカメラはそれらを監督が意図した通りに表現している。また、IMAXはアクションやスペクタクルだけでなく“人間ドラマ”を描くことにも長けたフォーマットであることも改めて確認しておきたいところだ。『エンドゲーム』は爆発やバトルがメインの作品ではなく、キャラクターの感情の動きが極めて重要な位置を占めている。ロバート・ダウニーJr.演じるアイアンマンの迷いや決意、クリス・エヴァンス演じるキャプテン・アメリカの悲しみをたたえた表情、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウの決意の眼差し……観客の胸をうつ、思わず涙してしまう瞬間を、高解像度のIMAXカメラは余すことなく描き出している。さらにルッソ監督は「IMAXの画面は通常より縦が長い。画面が広くなるので自由な構図で撮れる」という。通常の上映は画面の縦横比が“1:2.39”だが、IMAX版では“1:1.9”で上映。これは通常上映よりも約26パーセントも画面が広いことになる。『エンドゲーム』はこれまでの全マーベル映画に終止符をうつ作品で、登場するキャラクターも多いが、ルッソ監督は必要以上にカットを割らず、複数のキャラクターを可能な限りひとつのフレームの中に入れ込んで物語を語っている。そこでIMAXの広い画角が絶大な効果を発揮するのだ。IMAX版を観ると空間に広がりがあるため、複数のキャラクターが同じ画面の中で動き、戦い、飛翔し、苦悩しているのが絶妙なバランスで配置されていることがわかる。通常上映で観たときは、画面手前のキャラクターにだけ気を取られていたけど、実は同じ画面の上の方ではこんなドラマが描かれていたのか! など、IMAX版を観ると一度観たシーンも違った印象に思えるほどだ。そして最も重要なポイントは、IMAXシアターが観客が映画に集中できる最上の環境だということ。IMAXシアターはどの座席から観ても観客がスクリーンを“近く”感じられるように設計されており、余計な光の反射がなく、映画の出来事が自分の“目の前”で起こっている気分が味わえるようになっている。『エンドゲーム』は181分の上映時間がアッという間に感じられるほど次々に新しい展開が起こり、様々なキャラクターの感情の変化が描かれ、アクションやバトルは壮大で、笑ったり、過去作を思い出したり、思わず涙したりと息つく間もない内容だ。その証拠に筆者が足を運んだ劇場では、上映後に劇場外のロビーで慌てて大量に残ったジュースを飲み干したり、残ったポップコーンを口に運んでいる観客の姿が多く見られた。ジュースを飲むスキがないほど次々に驚きの展開が起こる。それが『アベンジャーズ/エンドゲーム』だ。だからこそ余計な光や動きがなく、自分とスクリーンが“1対1”で向かい合えるIMAXシアターは『エンドゲーム』を鑑賞するベストな場所と言えるだろう。マーベル映画の作り手たちの意図や想いが完璧に伝わる劇場で、アベンジャーズ最後のドラマが“目の前”で展開される。すでに鑑賞した観客もIMAXで改めて観ることで新たな発見や感動があるはずだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開中
2019年05月01日NUMBER GIRLが、本日5月1日に、ベストアルバム『OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~』をリリースする。今年2月に突如、オリジナルメンバーでの再結成を発表したNUMBER GIRL。2002年11月の北海道・札幌PENNY LANE24公演をもって解散した彼らだが、今回の再結成に際して、メンバーの向井秀徳(Vo/Gt)は「2018年初夏のある日、俺は酔っぱらっていた。そして、思った。またヤツらとナンバーガールをライジングでヤりてえ、と。あと、稼ぎてえ、とも考えた」「できれば何発かヤりたい」とコメントしている。まさかの復活に音楽ファンが歓喜しただけでなく、Twitterでトレンド入りを果たすなど、日本中から大きな注目を浴びた。そんな今最もアツいバンドと言えるNUMBER GIRLが本日リリースする『OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~』は、再結成を記念して、2005年にリリースしたベスト盤をSHM-CD仕様で新装リイシューしたもの。Disc1にはインディー時代からラストシングル『NUM-AMI-DABUTZ』までバンドの代表曲を年代順に、Disc2にはシングルのカップリング曲すべてが収録されている。またNUMBER GIRLは、約17年ぶりとなる、東名阪福ワンマンツアー「TOUR『NUMBER GIRL』」を開催することも決定。8月18日の日比谷野外大音楽堂公演を皮切りに、地元・福岡での公演を含む、名古屋、大阪と4都市を回る予定だ。再始動した彼らの動向から目が離せない。190501-1:『OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~』リリース情報『OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~』5月1日(水)発売2,800円(税込)収録内容Disc 101. IGGY POP FAN CLUB02. DRUNKEN HEARTED03. 透明少女04. タッチ05. EIGHT BEATER06. SAMURAI07. 裸足の季節08. OMOIDE IN MY HEAD09. DESTRUCTION BABY10. URBAN GUITAR SAYONARA11. ZEGEN VS UNDERCOVER12. SASU-YOU13. TATTOOあり14. 鉄風 鋭くなって15. I don’t know16. NUM-HEAVYMETALLIC17. CIBICCOさん18. NUM-AMI-DABUTZDisc 201. SUPER YOUNG02. NEW GIRL(mono dead)03. はいから狂い04. WAVE OF MUTILATION05. TEENAGE CASUALTIES06. CRAMP DISCHARGER07. DRUNK AFTERNOON08. SENTIMENTAL GIRL’S VIOLENT JOKE09. 真っ昼間ガール10. TUESDAY GIRL11. INAZAWA CHAINSAW12. 中学一年生13. サーティーン14. FIGHT FIGHT15. MACHIGAI16. MUKAI NIGHT
2019年05月01日ジャッキー・チェンが出演する最新作『ザ・フォーリナー/復讐者』が5月3日(金・祝)から公開になる。ジャッキーはこれまで数々の作品で驚異的なスタントやコミカルなキャラクターを披露してきたが、本作では笑顔を封印し、60代の男を演じるにあたり、機敏なアクションを控えることにも挑んだ。なぜ、彼は本作への出演を決めたのか? ジャッキーの最新インタビューが公開になった。ジャッキーは近年、華麗なアクションやスタントだけでなく、重厚な演技が要求される役どころにも積極的に取り組んでいるが、本作は『007/カジノ・ロワイヤル』のマーティン・キャンベル監督を、『エネミー・オブ・アメリカ』や『ダイ・ハード4.0』のデヴィッド・マルコーニが脚本を手がけた復讐劇だ。「いい脚本は必要不可欠だ。そして私が演じるキャラクターは、みなさんにジャッキー・チェンの新しい側面を見てもらえる機会になると思った。私はいつも同じジャンルの映画に出演することは好きじゃない。常に最高な監督、俳優、女優と共演できるチャンスを探しているんだ」本作でジャッキーが演じるクァンは、ロンドンでレストランのオーナーをしている平凡な男だが、愛する娘をテロで失い、復讐のために行動を開始。彼は執拗に犯人を追い、やがて北アイルランド副首相のリーアム(ピアース・ブロスナン)の存在にたどりつく。映画の冒頭では穏やかに見える主人公が復讐の鬼と化し、やがて彼の秘められた過去が明らかになっていく。そこでジャッキーは笑顔を封印して役に挑んだ。「クァンには隠された過去があり、とてもシリアスなキャラクターであることは間違いない。彼は愛娘が爆弾テロで殺された後、精神的に打ちのめされたと同時に、過去の経験から正義を追い求めるためにどうすればいいのか、答えを見つける方法を知っていた。だから、私にとって今回の役は今までとまったく違った表現の仕方だった。私は演技ができるアクション俳優でなく、アクションができる俳優になりたいと思っていた」そこで彼は劇中のアクションも華麗さや派手さではなく、役に根差したものを作り上げている。「クァンの年齢は若くはないから動きは機敏ではない。この映画はとてもシリアスだから監督も私もアクションシーンにコメディ要素は一切入れたくなかった。監督はクァンは人を傷つけたくない気持ちがあるため、戦闘スキルを攻撃ではなく防御に使っている演出にこだわったよ」本作のジャッキーは特殊メイクで役の見た目を追及し、これまでにないアクションを考案し、クァンが抱える絶望や過去を表現することに力を注いだ。「私はいつも新しいタイプの作品に挑戦したいと思っている」と語るジャッキーが本作でどんな演技と戦いを見せるのか気になるところだ。『ザ・フォーリナー/復讐者』5月3日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2019年04月30日草なぎ剛主演舞台『家族のはなし PART I』が、5月4日(土・祝)から6月1日(土)まで京都劇場で上演される。開幕に先立ち、東京都内で稽古風景の一部が公開され、出演者が抱負を語った。報道陣に公開されたのは、淀川フーヨーハイ作・演出『第1話 わからない言葉』の冒頭部分で、小西真奈美と池田成志が演じる夫婦のリビングで物語は展開する。親の老後問題を話し合う夫婦のやりとりを聞いているふうでもなく、草なぎの演じるキャラクターは、植木にじゃれついたかと思えば、寝ころがったりと、マイペースを崩さない。この世のものでないなのか、はたまた透明なのか。一挙手一投足を見つめていると、やがてその正体に気づかされる。そう、草なぎは犬に扮しているのだ。スイッチを切り替えるように、物語が人間目線、犬目線の双方を行き来する構成が面白い。「監督さんは、舞台の方というより、コマーシャルのディレクターの経験が多い方。映像も出てきますし、普通の舞台の演出とは違った形で、“これ、お客さんにどう伝わるのかな?”と考えながら稽古していたりするのでハラハラドキドキはしますけど、とてもいい舞台になると思います」と草なぎ。役について訊かれると、「犬役は初めてです。成志さんと真奈美ちゃんは膨大なセリフがありますが、僕はそんなにセリフがないので、正直犬で良かったなと思います」とうそぶく一方、「犬自体は2年ぐらい飼っていて、くるみちゃんというんですが、今回は映像で一緒にお芝居するところがあるので、そこも楽しみにしてほしいです。ネタばれになっちゃうと偉い人に怒られるので、くわしくは言えないですけど」と明かしてくれた。あべの金欠作・演出『第2話 笑って忘れて』では設定が変わり、草なぎと小西が夫婦役を演じるが、草なぎと小西が共演するのは、いまや伝説となったつかこうへい作・演出の舞台『蒲田行進曲』(1999年、2000年)以来実に19年ぶりのこと。草なぎが「お互いつかさんに見出された部分があるので、すごく親近感を感じます。すでに関係性ができあがっているので、特に夫婦の役を演じる第2話は、非常にいい形になると思います」と語れば、小西も「本当に、目の前に立ってお芝居させていただいた瞬間に、あの19年前の感じが甦ってきて。今でも、直球で投げると直球で受け止めて返してくださる。そうやって気持ちを返してくださるので、2話は本当にすごく暖かいいい話になっているんじゃないかなと思います。本当に存在が頼もしいですし、いてくださるだけで安心します」と鉄壁のコンビ復活に期待を寄せる。前売りは完売だが、草なぎいわく「立ち見の席も出てるみたいなので、ネットで調べてお越しください」。「来てくださったお客様は、幸せな気分になって劇場を後にできる、そういう舞台になってますので、皆さんどうぞお楽しみください」との言葉を確かめるなら、もう京都へ行くほかない。
2019年04月30日シンガーソングライター・藤巻亮太が、本日4月29日に東京・Zepp Tokyoにてライブ『藤巻亮太 弾き語りLIVE TOUR “In the beginning』を開催する。2012年2月のレミオロメン活動休止後も精力的に活動を続けてきた藤巻亮太。今回のツアーは、4月6日の愛知・Zepp Nagoya公演を皮切りに全国19会場を巡る。ギター一本で回る同ツアーは、藤巻にとってひとつの挑戦であり、「これからも歌い続けていく」という決意表明とのこと。藤巻亮太「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」4月3日には、現在活動休止中のレミオロメンの楽曲をアコースティックアレンジでセルフカバーしたアルバム『RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010』を発売した。レミオロメンのメジャー1stアルバム『朝顔』から、『ether[エーテル]』『HORIZON』『風のクロマ』『花鳥風月』まで、一般公募による事前リクエストの投票結果を反映させつつセレクトされた全15曲が収録されている。ソロ活動を始めて7年が経ち、昨年は所属事務所から独立を発表。39歳となる藤巻が、主に20代のころに作ったレミオロメン時代の楽曲を、どんな形で歌い上げるのだろうか。公演情報「藤巻亮太 弾き語りLIVE TOUR “In the beginning”」4月29日(月)東京・Zepp Tokyo5月3日(金)石川・金沢AZ5月5日(日)北海道・ペニーレーン245月10日(金)徳島・club GRINDHOUSE5月11日(土)香川・festhalle5月12日(日)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA5月17日(金)京都・LIVE SPOT RAG5月18日(土)奈良・Cento LIVE5月19日(日)滋賀・Live House Ban Boo Bon5月21日(火)神戸・Chicken George6月1日(土)山口・Jazz Club BILLIE6月2日(日)大分・ブリック・ブロック
2019年04月29日本日から公開になる『アベンジャーズ/エンドゲーム』で10余年に渡って続いたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)はクライマックスを迎えるが、昨年公開になった『インフィニティ・ウォー』に続いて監督を務めたアンソニー&ジョー・ルッソ監督は壮大なドラマやバトルを描きながら、それらが“私たちが暮らす現実の社会”とつながりのあるものにすることに力を注いだという。なぜか? それこそがマーベル映画をマーベル映画たらしめる最重要ポイントだからだ。映画公開前に両監督に話を聞いた。(インタビューではアンソニー、ジョーの両監督が質問に答えたが、以前、ふたりから「僕らふたりの意見として答えさせてほしい」と言われたことがあるため、本稿でも“ルッソ監督”として掲載する)1歳違いのアンソニーとジョーは学生時代に初監督作を完成させ、小規模な作品をいくつか手がけた後、2014年に『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の監督に抜擢された。そこで彼らは驚異的なヒーローが活躍するマーベル映画でポリティカル・スリラーを描くことを選んだ。人々を守る立場のキャプテン・アメリカは陰謀に巻き込まれ、国家の安全のために人々がどこまで自由を犠牲にできるのか? がテーマになった。当時、彼らは「この映画は一種の政治スリラーだから、映画を通して時代精神を切り取ったといっても過言じゃないと思う」と語っていた。そして、ルッソ監督は同じ脚本家(クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー)、同じ撮影監督(トレント・オパロック)で『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を製作。ヒーローは政府や統治権力の管理下に置かれるべきか? を巡ってアベンジャーズが分裂・対立する様が描かれ、続く『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』も同じスタッフで創作を開始した。「“シビル・ウォー”の編集に入った段階で、私たちは、我々がこの映画を通してアベンジャーズをどのような状況に追い込んだのかを考えました。トニー・スターク(アイアンマン)とスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の関係を破綻させ、彼らを脆弱な状況にしてしまったわけですからね。そこで私たちは脚本家のマルクスとマクフィーリーとサノスについて話し合いを始めたのです。最大の脅威であるサノスがやってくるとしたら、この瞬間しかないだろうと」意見が対立したアベンジャーズは分裂し、ついに拳を交える事態に発展するが、解決の糸口は見えず、数人のヒーローは収監されてしまう。そんな折、最悪のタイミングで地球にサノスがやってくる。宇宙にバランスをもたらすために全生命の半分を消し去ろうとするサノスを前に、それぞれのメンバーは問題を抱えたまま立ち上がるが、サノスの力はあまりにも強大で全生命の半分は消え去ってしまう。正義のヒーロー“アベンジャーズ”が為す術なく敗れ去る『インフィニティ・ウォー』の結末は全世界に衝撃を与えたが、ルッソ監督と脚本家チームは『インフィニティ・ウォー』、そして本日公開の『エンドゲーム』の結末をまず最初に考えたという。「最高のストーリーテリングは、結末がちゃんとわかっていて、それを念頭に置き、結末につながるものを、結末に効果のあるものを選択して完成度を高めていく行為だと思います。ですから『エンドゲーム』がどんな結末かわかっていることは、『インフィニティ・ウォー』を語り始める上で非常に重要でした」そのために彼らは改めてこれまでのマーベル映画すべてを丹念に検証し、どの物語でどんな展開が描かれ、どんなテーマが内包されているのか徹底的に振り返ったようだ。「本作ではこれまでの21作品にひとつの終止符をつけることが私たちの任務でしたから、他の作品を参照することなく、21作品だけに集中して『エンドゲーム』に養分を与えるものはないか見直したわけです」。つまり、『エンドゲーム』は『インフィニティ・ウォー』の“続き”や“完結編”ではない。『アイアンマン』から始まったこれまでの“全マーベル映画”の完結を描くものだ。そこで彼らは歴代のマーベル映画がずっと貫いてきたテーマ“正義と代償”を重視した。「私たちはマーベル映画で一貫して“自身の行動には責任が問われるし、自身の選択によって生まれた結果を背負い続けなければならない”という物語を描き続けてきました。ヒーローになることは利点もありますが、結果として多くの犠牲を払わなければならない。その時、彼らはどの段階で代償を支払い続けることの“限界”を迎えるのか? どれほどの代償を支払って彼らは目的のために行動しようとするのか? が追求されます」これまでアベンジャーズは正義のために戦い、人々を救うために苦しみや痛みに耐えてきた。しかし、結果として様々な代償を支払った。愛する人を失い、人生に迷い、そして今、世界の生命の半分が塵になった。「サノスの行ったことはあまりにも過酷なものです。ですから『エンドゲーム』を始めるにあたっては、残されたアベンジャーズのメンバーがこの状況からいかにして前に進むのか? を考えに考えました。それぞれのキャラクターはこの状況にどのように対応するのか? 仲間の力を借りて前へ進むのか? あるいはそうしないのか? これこそがキャラクターを描く重要な機会だと考えたわけです」ルッソ監督は「自分の運命をコントロールしてそのコースを変えられることが出来るのか? 運命とは結局は決して変えられないものなのか? それとも自分の意思の力をもって変えられるものなのか? これは我々にとって惹かれるテーマなのです」と語る。「サノスもまた苦しみを感じ、代償を支払う人間的なキャラクターです。私たちはアベンジャーズだけでなく、登場するすべてのキャラクターをそのような視点で見ています。そこで“ヒーローであることの代償”を『エンドゲーム』でも追求することになりました」アベンジャーズも、サノスもそれぞれに自分の考える正義があり、それを貫くために代償を支払う。そのため、仮にどちらかが勝利したとしても、大きな代償を支払った哀しみや苦悩は勝者から消えることはない。つまり、『エンドゲーム』はアベンジャーズとサノス、どちらかが“勝つ”だけでは終われないはずだ。簡単に勝者や敗者が決定できない戦い、ぶつかり合う正義、強大な力を政府や統治機構に預けることの是非……ルッソ監督はマーベル映画を描く上で一貫して、私たちが暮らす現実の社会の問題や構造を作品に盛り込んでいる。「その視点はとても気にかけています。マーベル映画のキャラクターは特別な能力を持っていますから、普通の人が直面しないような地球規模の課題に対応しなければならないことがあります。世界はどんな脅威に直面しているのか? 私たちの社会の脆弱な部分はどこにあるのか? 私たちの映画において社会の大きな問題を扱うことはとても重要です。本作に登場するキャラクターを描く上ではなおのこと重要だと思います。例えば、キャプテン・アメリカは第二次世界大戦中にシンボル的な存在として誕生し、大きな視点で見た時に何かしらの意味を持つ存在として描かれています。ですから『ウィンター・ソルジャー』では彼のそんな側面を描くことができてうれしかった。私たちは重層的な構造のある映画が好きで、何度観てもいい映画、時が経っても繰り返し観られる映画が好きですから、自分たちの映画もそうなるようにデザインしているつもりです」ルッソ監督のこの考えは、実は映画を様々な角度や視点から楽しめるだけでなく、マーベルの真髄をあらわすものだ。数々のヒーローを世に送り出した巨匠スタン・リーは生前、筆者のインタビューにこう答えている。「我々と同じ世界・社会に存在し、我々と同じような悩みや不安や問題を抱えたヒーローたちだからこそ、誰もが共感できるんだと思うし“もしかしたら、大好きなヒーローにひょっこり出くわすかも”なんて夢も広がるしね。みんなにとって見慣れた現実の世界を舞台にすることで、読者も観客もすんなり作品の世界に入り込むことが出来るというわけだ」マーベル映画は単なるファンタジーではない。私たちが暮らす現実社会とつながりがあり、そこで扱われるテーマや問題は我々が直面しているものだ。我々が窓に目をやると広がる世界でアイアンマンやキャプテン・アメリカは戦っている。我々が見上げた空の遥か彼方にサノスが待ち構えている。だからこそルッソ監督は『エンドゲーム』におけるアベンジャーズとサノスの戦いにも現実社会とのつながりを盛り込んだ。「現在、私たちの社会ではナショナリズムが世界を席巻していますが、現在のナショナリズムは“自分さえ良ければいい”という個人主義的な考えを、国家が“自国さえ良ければいい”と言ってやっているに過ぎません。その意味で、サノスもまた個人主義者と言えるでしょう。彼は自分の目的のためなら、他人の苦痛や代償は気にかけない。全宇宙の半分を消すけれど、自分は消えないわけですから。一方のアベンジャーズは手を取り合って困難を克服しようとするコミュニティと多様性の象徴です。私たちは人々がコミュニティに向かうのは共感できますが、個人主義に向かうことは共感できませんし、自分さえ良ければいいのだという考えからは何の価値も生まれないと考えています。このことも私たちが『エンドゲーム』に強く込めたいメッセージでした。良いストーリーとは、世界中の人々をつなぎ合わせてくれるものだと思いますし、日本と英国とメキシコの人が一緒になって同じことについて語り合えるものだと思うのです」絶体絶命の危機を迎えて勝機の見えないアベンジャーズと、他人の苦しみには目もくれずに自分の目的にまい進するサノスの戦いの結末は予想もつかない。しかし、ルッソ監督はこの壮大な物語に予想のつかない展開を、私たちの社会や暮らしとつながる何かを、つまりマーベルの真髄を盛り込んだようだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開中
2019年04月26日WOWOWの『連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~』の完成披露試写会が4月25日に開催され、主演の東出昌大をはじめ、松重豊、青柳翔、新川優愛、瀬々敬久監督がそろって舞台挨拶に登壇した。昨年公開された映画『友罪』と同じく薬丸岳の原作を瀬々監督が映像化した本作。過去に家族を殺された経験を持つ佐伯は、勤務先の探偵事務所の所長の命令で、様々な犯罪加害者の現在の状況を調査することになるが……。犯罪被害者遺族、そして加害者を扱った物語とあって、現場の空気は「決して和気あいあいとしたものではなかった」と振り返る東出だが、この日の舞台挨拶の空気は和やか。高身長の松重は、公称188センチの東出の隣で「(東出と)こうやって並ぶと、大きさがわかんないでしょ?」とニンマリ。183センチの青柳も、東出との胸ぐらをつかみ合うシーンを振り返り「自分と同じくらいの身長の人に胸ぐらをつかまれたことはなかった」と楽しそう。そんな高身長の男たちに囲まれ、小さく見える新川だが、実は女性としてはかなり高身長の部類に入る。「166センチで、ヒールをはいてるので170センチはあるかなと思うんですが、このメンバーの中に入るとちょっとかわいく見えるかな?」と笑っていた。また、瀬々監督の現場の楽しさについて、松重は演じる上で、役柄の持つ二面性を表現することを求められる点に言及。「善人に見えるけどダークサイドもある――そういう部分を人間、だれしも持っているけど、監督はそこをえぐっていくので、果たしてこの人はどういう人なんだろう?というのをお客さんと一緒に探っていこうと、現場では何も考えず、監督の指示通りに動いていました。それでいいんだと思うし、そういう意味で、瀬々さんとの仕事は刺激的」と語る。瀬々監督は松重の言葉を受け「いまの話し方を聞いてもわかると思うけど、本当にそんなこと思っているのかな?と(笑)。そういう感じを(現場でも)出すんですね。本当にあんなにおいしそうに食ってるけど、本当においしいのか?これは某番組のことですが……(笑)」と松重の当たり役となった他局のドラマ『孤独のグルメ』を念頭に挑発的に語り、会場は笑いに包まれる。ちなみに東出も、現場で撮影の合間に松重が差し入れなどを食べて「おいしい」と言うのを見て、『孤独のグルメ』を思い出して心を躍らせていたと告白。「(探偵事務所の同僚役の)板谷由夏さんと僕で『おぉっ!いまの!』と反応してました(笑)。まさしく『孤独のグルメ』のそれで……」と楽しそうに笑っていた。また、作品にちなんで探偵に依頼するなら?という問いに、東出は「自分を見張ってほしい」と自分自身の尾行を希望。「僕自身、そこそこ真面目に仕事をしている自負もあるし、そこそこ家事もして家庭人の一面もあると思うけど、客観的に見てどっちかというとクズなのか? それとも『結構、頑張ってるよ』という方なのか?(仕事と私生活を)トータルで見てほしい」と明かした。取材・文・写真=黒豆直樹『連続ドラマW悪党 ~加害者追跡調査~』5月12日(日)スタート(全6話)毎週日曜夜10時よりWOWOWプライムにて放送第1話のみ、5月12日(日)夜11時~5月19日(日)夜10時まで無料放送
2019年04月26日昨年、話題を集めたインディペンデント映画の1本『菊とギロチン』。『64−ロクヨン−』や『8年越しの花嫁奇跡の実話』などを手掛ける瀬々敬久監督が構想期間30年という長らく温めてきたオリジナル企画である同作で、木竜麻生は女相撲に生きる道を見い出した大正時代の女性を文字通り、体当たりで演じた。ソフトリリースを前に、本人に話を訊く。約300名の中からオーディションで見事に主人公の花菊役を射止めた木竜。当時をこう振り返る。「オーディションは最終的に4次選考まであって、1か月ぐらいの期間を経て、出演が決まりました。人数が絞られればられるほど、心の中で思いました。『ここまできたら落ちたくない!』と。オーディションの期間は緊張のしっぱなし。ほかの役者さんがどう花菊を演じるかは敢えて見ないようにしていました。見たらもうあれこれ考えて、何もできなくなるんじゃないかと思って(笑)。今の自分のすべてを注いでも花菊になれるかわからないのに、そこに雑音が入ったらさらにクオリティが下がるのは目に見えている。だから、もう周りをシャットアウトして、ほかの方が演じているときはずっと下を向いて床を見ていました(笑)。とにかく花菊を演じることに集中しました」この難関のオーディションを見事勝ち抜き、木竜は花菊役に。瀬々監督は木竜を「いまどきあまりいない昭和っぽい顔だち。どこかあか抜けない泥臭さが花菊とリンクする」といった主旨で抜擢したことを明かしている。「よくおばあちゃんに『懐かしい顔だねぇ』と言われるんですよ(苦笑)。『菊とギロチン』のときも、上京して3年ぐらい経ってたんですけど、なんでこんなに私ってあか抜けないのか悩みだったんです。正直、コンプレックスでした。いまどきっぽい雰囲気のある子を見るとうらやましくて。でも、瀬々監督にそう言っていただいてからは、田舎っぽいところがあまり嫌じゃなくなったというか。今は自分の個性だと思っています」花菊役決定の報告を正式に受けた時は素直にうれしかったとのこと。だが同時にこんな感情もわいてきたと明かす。「これからとんでもない日々が始まることは容易に想像できたので。気を引き締めて、心して挑まないとと思いました」その困難はクランクイン前、相撲の稽古を積み始めたときからすでに始まった。「私は2か月半ほど稽古を積んだんですけど、2回目に、倒れたら起きて、また相手にむかっていくことを繰り返す、ぶつかり稽古があって。これはほんとうに苦しかった。ほんとうに人間って、声を出さないと足が出ていかないんだという体験を生まれて初めて味わいました。相手に『こい!』と言われても、叫んで気力を振り絞らないと足が出ないんですよ(苦笑)。この時は『自分は花菊役をまっとうできるのだろうか』と不安になりましたね。全身筋肉痛で壁とか伝わないと歩けないぐらいで、最初はほんとうに辛かったです。ただ、当時は気づかなかったんですけど、振り返るとこの2か月半の稽古の日々がすごく大きかった気がします。実際にほかの出演者のみなさんと一緒に泥だらけになりながら稽古することで、女相撲の一座としての結束が確実に深まりました。クランクイン前に、このようにみんなで心をひとつにできたのは大きかったと思います。あと、私自身も稽古を通して花菊になっていったというか。花菊は夫の暴力から逃れて、女相撲の一座に飛び込む。ずぶの素人から一歩一歩、鍛錬を積んで力士として成長していく。私も相撲はもちろん未経験。ある意味、花菊の辿ったであろう同じ稽古の行程を踏むことで、花菊としての心と身体が自然と養われていった気がします。これはまだまだ未熟な私への瀬々監督の親心だったのかなぁと思っています。監督には確認してませんけど(笑)。それから余談ですけど、力士役ということで、特に指示が出ていたわけではないのですが、みんな体重を増やさないといけないとなったんです。はじめはみんな“好きなものが気兼ねなく食べれる!”と大喜び。でも途中からはもうみんな苦痛で。こんなに食べることがしんどいと思ったのは人生初でした(笑)」こうした過程を経ての撮影は、ほとんど記憶がないという。「もういっぱいいっぱいで、あまり当時の記憶がないんですよ。今回のソフトの特典についているメイキングを見てもらえればわかると思うんですけど、周りを見る余裕なんてない。はじめから主演として立つことなんてできないと思っていたので、そこはもうスタッフ、キャストのみなさんに甘えさせていただいて、とにかく自分のできることを精一杯やろうと。それしか私にはできないと思っていました。それでもいっぱい迷惑かけたと思うんですけどね」演じ切った花菊役にはこんな思いを抱いている。「台本を読んだ時点で、花菊にはちょっと憧れがありました。抑圧された現実がある中で、彼女はそれを打破しようと行動を起こす。家を飛び出て、女相撲で自らの人生を切り拓こうとする。劇中で、彼女は自分のことを弱い人間と嘆いていますけど、私はむしろ強いんじゃないかと思いました。自分の弱さを認めながら、それでもなお立ち上がる。そこがかっこいいなと今でも思っています。公開時、観てくださった方から『花菊が何度倒されてもたちあがってぶつかっていくところに勇気をもらいました』と言われたりすると、少しでも彼女の強さを表現できたのかなと思ってうれしかったですね」物語は、家出娘、元遊女など訳アリの事情を持つ娘があつまった女相撲一座と、格差のない平等な社会の実現を目指すアナキスト・グループ「ギロチン社」の男たちを通して、大正末期に漂った不穏な時代の空気を描き出す。その物語にはこんなことを感じたという。「瀬々監督からこう言われていたんです。『当時のことをあまり勉強しすぎないように。大正時代の話ではあるけど、今現在の若者であるあなたたちがどう見るのかを感じたい』と。だからあえて深く勉強はしなかったんですけど、それでもいろいろと感じるところはありました。たとえば、女相撲の面々は真剣勝負を見てほしいのに、勧進元に胸がはだけたりといったハプニングのある見世物的なものが求められたり、夫の暴力に妻が抗えなかったり。今、日本で起きている社会問題とそう変わらないことがこの時代にもあった。そういう意味で、今に通じる物語でもあると私自身は思っています」瀬々監督にはあえて感謝の言葉は口にしないという。「言葉にした瞬間から、なんか嘘っぽくなるというか。自分の真意が伝わらない気がして。だから、言葉じゃなくて、今から自分がきちんとやるべきことをやって態度で示すしかないかなと。監督に「木竜、ちゃんとやってるな」と見ていただけるように努力を重ねないといけないなと思っています」昨年は、本作『菊とギロチン』もさることながら『鈴木家の嘘』での演技でも高い評価を受けた。本人はどう振り返るのだろう? 「実は年女だったんですけど、これまで貯めていた運を全部使い果たしたんじゃないかなと(笑)。でも、それぐらい実りのある年になりました。ただ、もうラッキーは望めませんから、ここからは自力で頑張るしかない。これからがほんとうの勝負かなと。しんどいことも厭わず、いろいろと経験して着実に成長していけたらと思っています」『菊とギロチン』発売中Blu-ray6200円+税DVD5200円+税【封入特典】特製アウターケース/特製ステッカー/特製解説ブックレット(96P)<幻の「初稿脚本&第二期プロット」完全収録>【特典映像】メイキング/ヒット祈願法要/初日舞台挨拶/予告編・特報発売元:トランスフォーマー販売元:ポニーキャニオン取材・文:水上賢治スタイリスト:TAKAFUMI KAWASAKI (MILD)ヘアメイク:主代美樹(GUILD MANAGEMANT)
2019年04月26日MISIAが、本日4月26日から28日(日)まで東京・日本武道館にてライブ「MISIA 平成武道館 LIFE IS GOING ON AND ON」を開催する。昨年、デビュー20周年を迎え、約3年ぶりのオリジナルアルバム『Life is going on and on』を発売したMISIA。1998年にデビュー曲『つつみ込むように…』で、そのグルーヴ感抜群の歌唱力で日本の音楽シーンに衝撃を与え、大ヒットを記録した。2000年にはバラードナンバー『Everything』により、国民的人気歌手となる。その後、J-POPの枠にとらわれることなくチャレンジを続け、日本にクラブカルチャーを根付かせた。同時に、世界基準のサウンドクオリティとポピュラリティの両立を果たし、2004年には女性アーティストとして初めて5大ドームツアーを敢行。アジアにも進出するなど、デビュー以降、数々の成功を収め、常に女性シンガーのトップを走り続けている。そんなMISIAが本日から3日間に渡り開催する「MISIA 平成武道館 LIFE IS GOING ON AND ON」は、タイトル通り平成最後の日本武道館公演。平成にデビューして20年間日本の音楽シーンの最前線で活躍してきたMISIAは、この日本武道館という場所でどのような歌声を届けてくれるのだろうか。きっとこれまでの集大成、そして平成最後の日本武道館アーティストにふさわしいパフォーマンスを見せてくれるに違いない。またMISIAは、4月10日に行われた「天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い」祝賀コンサートに出演したばかり。そんな日本を代表する歌手・MISIAが自身の歌声で、平成を締めくくる素敵な3日間にしてくれることだろう。公演情報「MISIA 平成武道館 LIFE IS GOING ON AND ON」会場:日本武道館4月26日(金)開場:17:30/開演:18:304月27日(土)開場:17:30/開演:18:304月28日(日)開場:17:30/開演:18:30
2019年04月26日ドイツ・ミュンヘンで毎年開催されている世界最大のビールの祭り「オクトーバーフェスト」の日本版がお台場で開催される。本場のドイツビールをはじめ、ソーセージなどのドイツ料理が味わえるほか、会場では、ドイツからやってくる楽団のライブなども行われる。ドイツビール片手に本場の雰囲気を楽しむことができる。<開催期間・場所・料金>・2019年4月26日~5月6日平日/16:00~22:00、土日祝/11:00~22:00(ラストオーダー21:30)・シンボルプロムナード公園セントラル広場(東京都江東区青海1丁目)・入場無料(飲食は有料)<問い合わせ>・オクトーバーフェスト実行委員会03-3524-0788・【公式サイト】 『お台場オクトーバーフェスト2019~SPRING~』()<アクセス>ゆりかもめ「台場駅」もしくは「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩5分、または東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩8分
2019年04月26日