ウーマンエキサイトがお届けする子育ての新着記事一覧 (1/346)
ある日突然、我が子が「学校に行きたくない」と言ってそのまま不登校になってしまった…。「なぜ行けないの?」「このまま社会に出られなくなったら?」…親の頭にはさまざまな疑問や不安、心配が渦巻くのではないでしょうか。約40年に渡り不登校の子どもたちとその親への相談支援を行ってきた西野博之さんが書き下ろした「マンガでわかる! 学校に行かない子どもが見ている世界」(KADOKAWA)。本書には、マンガで不登校をめぐる親と子、双方の心の内を解き明かし、不登校の子が再び歩き出すために親ができることは何か? のヒントが詰まっています。そこで今回は、親と子どもの想いを交互に描いたマンガと共に、親はどう受け止めたらよいかについて西野さんのアドバイスを紹介します。■西野博之(にしの ひろゆき)さんプロフィール認定NPO法人フリースペースたまりば理事長/精神保健福祉士/神奈川大学非常勤講師1986年より学校に行かない子どもや高校中退した若者の居場所作りをスタート。川崎市子ども権利条例調査研究委員会世話人、文部科学省「フリースクール等に関する検討会議」委員などの公職を歴任しながら、約40年間不登校の子どもとその親に寄り添ってきた第一人者。facebookアカウント: 西野博之 ■【親から見た世界】行かないのには理由があるはず!我が子に「学校に行きたくない」と言われてまず親が思うのは「なぜ?」ということではないでしょうか。学校で何か嫌なことがあるならば助けたい。そのためにも原因を突き止めなくては…。まずはそんな親の心の動きをマンガから見ていきましょう。原因を聞かれた時に子どもが「わからない」と答えることはごく一般的で、西野さんが出会ってきた不登校の子の多くもそうだったと言います。それでも原因を探したいのが親心。「原因がわかれば学校に行けるようになる」と信じて本を読んだり、ネット検索をしたり、答えとなるものを探そうと必死になる親も多いのだそうです。▼原因を聞けば聞くほど長引く…?しかし西野さんは、たとえ原因を探し出したとしても登校できるようになるとは限らないと言います。そもそも学校へ行けなくなった時点で子どもは心身ともに疲れきっていて「学校に行けない自分はダメなんだ」と自分を責めているそうです。そこに親から何度も原因を聞かれたり「ズル休み」と決めつけられたら…? また、学校へ行くことのストレスから身体症状が出た時に、ウソではないかと疑われたり、逃げ癖と指摘されたら…? 親の行動を受けて子どもはさらに「自分はダメなんだ」という思いを強め、結果的に問題が長引くというのです。では、どうしたらいいか。「まずは子どもを休ませてほしい」と西野さんは言います。安心できる居場所を作り、自己肯定感が下がって自分の気持ちをうまく言葉にできない子どもに寄り添うこと。それこそが我が子の心を回復させる第一歩なのです。■【子どもから見た世界】学校行かずにボクがゲームしたいワケ子どもが学校に行かず、ゲームばかりしている。そんな時、親は複雑な感情を抱くのではないでしょうか。「気分転換も必要」と思う一方で「このままでは将来が不安…」「親の心配をよそにゲームばかり楽しむ子どもにモヤモヤ」…。▼ゲームをするのは悪いこと?「このままではいけない」と親子でゲームのルールを決めたり、ルールを守らない時には罰を考える親もいるかもしれません。しかし、ゲームをするのは悪いことなのでしょうか? そして、当の本人は何を思ってゲームをしているのでしょうか。▼ゲームは唯一の「外との絆」このマンガに登場する子にとってゲームはただ楽しいだけでなく、唯一外の世界とつながるツールだったようです。西野さんによると、学校に行かない子たちは、ふとした時に学校のことが浮かび、不安に襲われるのだそうです。自分が価値のない人間のように思えて「死んだほうがまし」と思うほど追い詰められている子も少なくない中で、唯一「負の感情」と向き合わなくて済むのがゲーム(動画配信サービスやテレビなども同様)なのだといいます。また、西野さんはかつて不登校だった子どもたちから「ゲームがあったからなんとか生きてこられた」 「オンラインで出会った仲間がいて、一人じゃないと思えた」といった言葉を何度となく聞いてきたそうです。昼夜逆転してしまったり、依存症を心配したり…。確かにゲームのやりすぎは心配ですが、その時の我が子には意味があることで、「生きるためにゲームをしているんだ」と知ってほしいと西野さんは言います。不登校の子にとって、ゲームは「かろうじて命をつなぐツール」と言っても大げさではないということ。親が考えをそのようにアップデートするだけでも、我が子の安心につながるのではないでしょうか。■【子どもから見た世界】私だけ「ふつうの子」じゃないの?朝、通学路を見ると、たくさんの子どもたちが登校している。なのになぜ、我が子は学校へ行けないのだろう? ご近所や親戚から「また学校休んでるの?」と言われてしまう…。子どもの気持ちは尊重したいけれど「学校へ行くのがふつう」と思っていた親には正解がわからなくて…。一方で大人たちから「ふつう」を求められる子どもの心の内は…。▼「自分だけできない」に一番苦しんでいるのは子ども自身親に「ふつうじゃない」と言われることがどんなに苦しいことか、マンガを通して伝わってきます。この女の子は椅子がガタガタいう音で頭が割れそうになるつらさが重なり「学校に行きたくない」となってしまった様子。しかも、本人も親もそれに気づいておらず、「私だけおかしい」と自分を否定するようになってしまったようです。このように、不登校の原因のひとつに、外から見えにくい特性を持つ子どもが多くいるということがあると西野さんは言います。さきほどの子のように聴覚過敏だったり、給食の匂いで吐きそうになる嗅覚過敏の子、強い香りの柔軟剤や消臭剤を使う子がいることで学校に行けなくなった子…。そういった特性を持った子が「ふつうじゃない」とされ、「ふつう」に合わせないと学校に行けない事態になっているのです。▼不登校が「ふつうじゃない」と言えない理由不登校の生徒の数は年々増加。2023年度は前年から4万人増え、34万人を超えて過去最多となりました。少子化で子どもの数は減っている中でここまで増えれば、不登校の子どもが「ふつうじゃない」というのはおかしいと言えます。学校教育の方が「制度疲労」を起しているのだと西野さんは言います。誰から見た「ふつう」が「ふつう」なのでしょうか。親の考える「ふつう」をあてはめても、我が子は元気にはなりません。西野さんは、その子の「ありのまま」を受け止めて、一人ひとりに合う環境を整えていくことが、今私たち大人に求められていると言います。「ふつう」という物差しに頼らずに、我が子と同じ目線で物事を見てみることが解決の糸口となるのではないでしょうか。■我が子をまるごと受け止めるって?本の中では、その他に学校とのやり取りの仕方、不登校をめぐって変わりつつある社会の仕組み、進路の選択肢についてなど、西野さんのアドバイスが懇切丁寧に書かれています。さらに、かつて不登校を経験した子どもや親の座談会で当事者の生の声を知ることもできます。▼子どもが心身ともに休めるようになるには…元気に学校へ行けなくなって悩む我が子を見るのは、親としてとてもつらいことです。そんな時、まずは子どもに肯定的なまなざしを注ぐこと。その子の存在をまるごと受け止め、その子の中にともる命の灯を消さないことが大切だ、と西野さんは言います。親や信頼できる大人にそんなふうに見守られれば、子どもは心身ともに休むことができ、やがて安心して過ごすことができるようになるのだそう。そして、そうなって初めて外に向かおうというエネルギーが湧いてきて、自然に歩き出すと言います。それぞれ抱えている問題や状況は違うでしょうし、親の気持ちも日々揺れ動くもの。そんな時でも、不登校の子どもに約40年間寄り添い、その変化を目の当りにしてきた西野さんが教えてくれる「考え方のヒント」はきっと親にとっての道しるべとなることでしょう。\ ご紹介した書籍 / 『学校に行かない子どもが見ている世界』西野博之 著 來來珈琲店 マンガ(KADOKAWA)1,500円(税抜) 約40年間不登校の子どもと親に寄り添い、居場所作りをしてきた西野博之さんが、我が子の不登校に悩む親に向けて「考え方のヒント」をつづった1冊。その長い経験から不登校の子どもたちが見ている世界と、親が見ている世界の違いをマンガでわかりやすく解説し、子どもの心を回復させるための親の関わり方を提案する。
2025年05月11日映画「マインクラフト/ザ・ムービー」公開記念として、マインクラフトを英語の授業に取り入れ、教育界のノーベル賞“世界の優秀な教員10人”に選ばれた正頭英和(しょうとう ひでかず)先生にインタビューする本連載。後編の今回は、実際に家庭でマインクラフトなどのゲームをエデュテイメント(教育×エンターテイメント)として取り入れる場合どうしたらいいのか、親の心がまえや方法などについて教えていただきました。【正頭英和(しょうとう ひでかず)】立命館小学校教諭。大阪府出身。Minecraftを活用した授業が認められ、2019年のGlobal Teacher Prizeにおいて、世界150ヵ国以上、3万人のエントリーの中から、日本人小学校教員初となるTop10に選ばれ、「世界の優秀な教員10人」となる。その他には、桃鉄教育版のエデュテイメントプロデューサーなどもつとめている。主な著書に「世界トップティーチャーが教える子どもの未来が変わる英語の教科書(講談社)」などがある。◆家でマインクラフトをやる場合、どんなルールを設けたらいい?前編でご紹介したとおり、正頭先生は立命館小学校の英語の授業でマインクラフトを取り入れる際に『グループ内の会話はすべて英語を使うこと』というルールを設け、子どもたちの英語力を向上させることができました。では、家庭で子どもがマインクラフトをやる場合、どのように活用できるのでしょうか。「マイクラの魅力は、子どもたちのモチベーションになるということ。もし家庭の中で子どもに伸ばしたい能力があるなら、マイクラを利用してやる気のスイッチを押すことができるかもしれません。たとえば、お金の教育。そろそろ金銭感覚を身につけて欲しいなと思っているなら、“お皿洗いをやったら100円あげるから、その100円でマイクラを10分やっていいよ”というように、ゲームの時間を販売する。そうすると子どもはお金の稼ぎ方や使い方を考えるようになります」◆子どもにたくさんの体験をさせるにはどうしたらいい?いまの子どもたちに求められている能力が『表現力』で、その土台となるのが『思考力』や『感受性』を育むためのたくさんの『体験』であるというお話を伺いましたが、体験と聞くとつい“山や川での外遊び”を思い浮かべてしまい、ハードルが高く感じてしまいます。正頭先生は子どもたちの“とりあえずやってみよう!”という体験のハードルを下げるきっかけとして、ゲームの活用をすすめていますが、体験を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。「人によって体験の定義はさまざまですが、僕の定義は『調べる』『試す』『作る』の3つ。何か調べたい、試したい、作りたいから動く、この行動のことを『体験』といっています。そうなると、家のお手伝いも子どもにとっては体験になるんです。たとえば、“今日パパに何食べたいか聞いて、調べてきて”とか、“どっちが美味しいか試してみて”とか、“卵焼きをいっしょに作ろう”とか、そういう普段の何気ない声がけを『調べる』『試す』『作る』に引っ掛けてみると、日常生活の中でも体験はゴロゴロ落ちているんです。何も自然の中や科学館に連れていくことだけが体験ではない。大人がルーティンと感じていることの中にも体験はたくさんあると考えれば、そんなに難しいことではありません」◆調べる=ネット検索で簡単に済ませてもいいの?そうはいっても、便利になり過ぎた世の中。調べるという体験ひとつとっても、音声アシストに“○○について教えて!”と聞いてしまえば、すぐに終わってしまいます。より良い体験にするにはどう導けばいいのか、親としては悩みどころです。「調べるという中にも『インターネット』『本』『人に聞く』の3つがあって、それぞれに長所と短所があります。インターネットのいいところは、スピード感。すぐに答えが出るというのはメリットですが、それ以上の情報は得られません。逆に本には余分な情報がたくさん載っているけれど、不必要な情報もある。けれど、それがフックになって寄り道が生まれやすいんです。人に聞くメリットは、モチベーションが上がること。だからこそ、親が子どもに何かを聞かれたときに“自分で調べなさい”とつき返すのは、せっかくやる気が出てきたタイミングなのにもったいない。“こういうことに興味を持ったなんてすごいね!”とか、“あの本に載っているからいっしょに調べてみよう”とか、“近所の科学館の館長に今度聞きに行こうか”というのができたら楽しいし、そういう時間が大事ですよね。重要なのは答えを知ることではなく、子どもの成長。いま我が子に必要なのは何か、スピードゲームなのか寄り道なのか、はたまたモチベーションなのかを見極めることが大切です」◆子どもの表現力や思考力を育むために親は何をすればいい?私たち親世代の学力といえば、暗記や計算。それよりもAIが発達したいまは、表現力や思考力を伸ばすことが大切というのは理解できますが、正直、子どもにどう教えていけばよいのか、戸惑っている保護者さんは多いようです。「大事なのは、『自分たちが教わったように教えない』ということ。自分が学んできたようなことを子どもにはやらせないという親側のマインドセットが必要です。たとえば、親世代が英語の単語を覚えるといったら単語帳にひたすら書いて暗記していましたが、もしかすると間違った発音で覚えてしまうかもしれないし、英語教師の僕からするといまの時代にそれをやるのはナンセンス。いまは正しい発音で、しかも記憶の忘却曲線のメカニズムにそって出題してくれるようなアプリがあるので、昔の方法を教えていたら損するリスクが出てきてしまいます。マイクラというゲームで授業をするというのも、親のマインドセットができていたら一歩を踏み出しやすくなります」◆ゲームをする子どもに親はどこまで介入すべき?親がマインドセットをしてエデュテイメントに理解を示したとして、スマホやタブレットでゲームをしている子どもをただ見守っていられるかというと現実はなかなか難しいもの。つい何か口出ししたくなるのが親心です。「子どもにすべて任せるのが理想だけれど、そうはいっても気になるという保護者さんの気持ちは僕も理解できます。ではどうしたらいいのか。こういうとき、成功例を参考にしても、個々の環境や経済事情によってできない場合がでてくるので、失敗例を参考にする方がいい。だって失敗例はそれを避ければいいだけなので誰にでもできますから。では失敗例は何かというと、子どもが勉強や何かを嫌いになったり遠ざけたりする原因は、親からの「比較」と「管理」だということ。ゲームばかりしているのが気になるなら“○○ちゃんは2時間もゲームしているのに、あなたはまだ30分だけだからもっとやりなさい”とか、“毎日ゲームの感想文を書くこと”というように、比較と管理をすれば子どもはすぐにゲームから離れます。では、家庭でゲームをエデュテイメントとして上手く取り入れるために、親にできることは何かというと、いっしょにゲームをやってみること。ゲームとひと括りにいってもさまざまな種類があるので、自分の子どもは何が好きで何が嫌いかを知ると、子どもの意外な一面が見えてきます。親は子どものことを知った気になりがちですが、子どもの情報をアップデートする努力は常にしておくのがベストです」◆ひとりでゲームに夢中な時間はあってもいい?とは言うものの、料理などの家事や仕事の時間を確保する手段として、子どもにタブレットを与えてゲームをやらせているというご家庭は多いのではないでしょうか。いっしょにゲームをやる時間なんてない! というのが本音です。「たしかに親もゲームをいっしょにやるのが理想ではあるけれど、それができたら苦労はしませんよね。そうしなきゃというプレッシャーにもなってしまいます。だから僕は、ゲームやタブレットに任せる、丸投げする時間があっていいと思っています。ただし、親のやるべきことが終わったらその瞬間に子どもの横に座って、何やっているの? と笑顔を向けること。子どもを育てる上で一番必要なのは、親の笑顔! 教師をやっていて教育方針をいろいろと考えてきましたが、悔しいけれど親が笑っていること以上のことはありません。これは間違いないです。どうやったら自分は笑顔でいられるんだろうというのを考えて、ゲームやタブレット、とくにマイクラだったら心配しないでやらせていいので、それに頼って肩の荷を下ろして、笑いながら子どもと関わる時間を確保してくれたらと思います。注意点としては、ゲームやタブレットに任せるといってもやりすぎは健康面でよくないので、ある程度の時間制限を設けること。1時間やったら1時間休憩を取るなどのルールは必要かもしれません。あとは姿勢 も大事! ゲームをやっているとよく姿勢が崩れてしまいがちですが、寝そべってやり続けたりすると生活リズムも崩れてくるので、ゲームをするときはいい姿勢でやる。ゲーム中は姿勢を鍛える時間も兼ねるといいですよ」\ 正頭先生インタビュー <前編>を読む /子どものやってみたい!を刺激する映画「マインクラフト/ザ・ムービー」公開中!正頭英和先生が教材として活用し、2019年に“教育界のノーベル賞”といわれる「グローバルティーチャー賞」で日本人小学校教員初となるトップ10に選ばれたゲームソフト「Minecraft(マインクラフト)」がついに実写映画化! 子どもの冒険心を刺激する、異世界転送ファンタジー超大作です。親子で楽しめるマイクラワールドを劇場で体感してみませんか?★キャスト:ジェイソン・モモア、ジャック・ブラック、エマ・マイヤーズ、ダニエル・ブルックス、ジェニファー・クーリッジ、セバスチャン・ハンセン★監督:ジャレッド・ヘス★配給:ワーナー・ブラザース映画★公式サイト: ★ハッシュタグ:#映画マイクラ ★公式X: @minecraft_mjp ©2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2025年05月11日子どもから大人まで大人気のゲームソフト「Minecraft(マインクラフト)」(通称マイクラ)がついに実写映画化! アメリカをはじめとする全世界の興行収入が8.7億ドルを突破、日本でも4月25日(金)の公開直後から大盛況! 早くも注目を集めています。そして、マインクラフトは近年ゲームとしてだけではなく、プログラミング思考や主体性を育むなど、教育的観点からも熱い視線が向けられています。そこで今回は、映画「マインクラフト/ザ・ムービー」公開にちなみ、マインクラフトを英語の授業に取り入れ、2019年に“教育界のノーベル賞”といわれる「グローバルティーチャー賞」で日本人小学校教員初となるトップ10に選ばれた正頭英和(しょうとう ひでかず)先生に、「なぜいま子どもの教育にゲームが有効なのか」お話を伺いました。正頭英和(しょうとう ひでかず)立命館小学校教諭。大阪府出身。Minecraftを活用した授業が認められ、2019年のGlobal Teacher Prizeにおいて、世界150ヵ国以上、3万人のエントリーの中から、日本人小学校教員初となるTop10に選ばれ、「世界の優秀な教員10人」となる。その他には、桃鉄教育版のエデュテイメントプロデューサーなどもつとめている。主な著書に「世界トップティーチャーが教える子どもの未来が変わる英語の教科書(講談社)」などがある。◆マイクラってなに? どうして教材として受け入れられているの?2011年の発売以来、瞬く間に世界中でヒットしたマインクラフト。2023年には世界売上本数が3億本を超え、ゲームにはあまり詳しくないという人でも“マイクラだけは知っている”という声をよく聞きます。そして、教育的には好ましくないイメージがつきまとうゲームの中でも、“マイクラだけはやるのを許している”というご家庭が多いのも特徴的です。「端的にいうと、マイクラはレゴ(ブロック遊び)のデジタル版のようなもの。レゴだとスペース的に大きなものが作れないなど物理的な限界がありますが、マイクラなら無限に好きなものが作れるのでどこまでも自由に発想して作ることができます。レゴって、子どもの自由な発想で創造できるものだから、感覚的に知育にいいとわかるじゃないですか。マイクラもそれと同じ。プログラミング的要素があるとか非認知能力を伸ばすとか、詳しく説明すると知育にいいというデータは海外でもいくらでも出てくるのですが、保護者さんは“ゲームをやるならマイクラがいい”というぐらいの解像度で大丈夫。ゲームの中でもハードルの低いものという捉え方でいいと思います」マインクラフトは「サンドボックス(=砂場)」といわれるゲームジャンルのひとつで、これといったミッションやストーリーはなく、プレーヤーは与えられた世界観の中で自由に遊ぶことができます。その名のとおり、砂場遊びのように砂山を築いてもいいし、泥団子を作ってもいい。子どもたちは自ら何をするのか目的を決め、試行錯誤しながら楽しみます。この主体性やプログラミングの考え方である論理的思考、創造性といった教育効果が着目され、2016年には「教育版マインクラフト」が発売。教材として学校でも取り入れられるようになりました。その先駆けとなったのが、正頭先生のいる立命館小学校。担当する英語では“マイクラをやるあいだは、グループ内の会話はすべて英語ですること”という条件で授業をおこないました。「僕は英語教師ですが、マイクラの中に英語力が伸びる何かがあったわけではないんです。マイクラのスゴさは、子どもたちの『モチベーション』になるだけの魅力があること。マイクラを授業でやるのはどうかと提案したら、子どもたちの反響がものすごかったんです。そこで、英語力を伸ばしたいけれど“間違ったらどうしよう”“話すのが恥ずかしい”という障壁があったのを、マイクラのモチベーションを利用して超えさせたんです。マイクラをしたいがために、急に子どもたちが英語を話すようになり、間違った英語を直したりしていくなかで、結果的に英語力を伸ばすことができました」◆なぜいま子どもたちの学びにゲームが必要なのか?モチベーションとは言い換えれば、やる気スイッチ。正頭先生は桃鉄教育版のプロデュースなど、エデュテイメントプロデューサーとしても活動していますが、マインクラフトなどのゲームを活用したエデュテイメント(=教育とエンターテイメントをかけ合わせた造語)が、子どものやる気スイッチを押すハードルを下げてくれると考えています。「いまは身近にたくさんのコンテンツがあるので、わざわざ子どもたちがやってみたい! とやる気になるものってほとんどない。ひと昔前だと、映画でも“衝撃の結末!”という煽りコピーが人の心を動かしていたけれど、多忙になった現代社会では、無駄なお金も時間もなるべく使いたくないという心理が働き、ある程度ネタバレしていて結果が予想できるものにしか子どもたちは反応しないんです。いくら親が“面白そうだからやってみなよ”と促しても、1度はやるかもしれないけれど、リスクを犯してまで2回目以降をやることはなく、面白いと約束されているYouTubeやTikTokに流れていく。だからこそ、エデュテイメントなんです。“何か大きなお城を作ってみない?”といわれるより、“マイクラやらない?”の方がやる気のスイッチを押しやすい。いまの子どもたち、とくに高学年になればなるほど“とりあえずやってみる”のハードルがものすごく高いので、楽しみながら学べるエデュテイメントで“とりあえずやってみよう!”と思わせることが真の狙いです」◆暗記や計算はもういらない! いま学力として求められる能力とは?子どものやってみよう! が増えると、たくさんの『体験』をすることにつながっていきます。近頃は『体験格差』という言葉が生まれるほど、子ども時代の体験が学習意欲や将来的な収入などさまざまな場面で影響を及ぼすともいわれ、重要視されるようになってきました。正頭先生もさまざまな体験をさせることが、先行き不安なこれからの時代に必要不可欠だと考え、体験のハードルを下げるためにゲームを活用しています。「親世代である僕たちの時代の学力といえば『暗記』と『計算』で、この2つをできる人が賢いとされていました。でもAIやテクノロジーが発達したいまは、暗記も計算もコンピューターには敵わないので、かつてのような価値はありません。そこから学校教育が『自分で考え、調べ、探求する』という方向にシフトしていき、現時点でもっとも大事な学力は『表現力』だといわれています。では、その表現力を育むために必要なものは何かというと、『思考力』なんです。人は考えること以上の表現はできない。その思考力の土台となるのが、『感受性』。感受性がないと“花ってキレイだな”とは思わないし、その先の“花の色はどうして変わるんだろう”という思考にはならない。じゃあこの感受性はどう育むかというと、それが『体験』なんです。そもそも花を見るという体験がないとキレイとも思わない。つまり、幅広い体験があると感受性も幅広く育つし、それが思考力になって表現力につながっていくんです」◆“とりあえずやってみる”が増えると将来幸せになれる?ここ数年でAI化が急速に進み、あれほど将来有望だといわれたクリエイターという職業さえも、取って変わるといわれる時代になりました。正頭先生もよく“20年後はどんな仕事が生き残りますか?”という質問を受けるそうなのですが、そこでも体験がベースとして活きてくると説きます。「将来的に生き残る職業や必要な能力が何かは、正直僕にもわかりません。ただ、子どもたちが幸せに生きていく上で一番大事なのは、『知的好奇心』。どんな未来が来ようとも“何それ、 面白そうじゃん!”と好奇心を高く持っていられる子が幸せに生きられると思うし、そうじゃない子は不安に怯えることになってしまうのではないかと思います。やっぱり子どもには目をキラキラ輝かせて、いつまでも幸せでいて欲しいじゃないですか。そのためには好きなものが多い方がいいし、その好きなものを増やすには体験を増やすこと。やったことがないことは好きにならないので、広く浅くでいいからいろいろな体験をする方がこれからは生きやすくなるんじゃないかなと思います」体験が子どもの表現力の土台となり、将来を豊かにする。だからこそ、何事にももっと気軽にやってみようと一歩を踏み出せるように、体験のきっかけとしてゲームを活用するといいというのが理解できました。しかし、家事に仕事に忙しい毎日の中で取り入れるのはなかなか難しそうと身構えてしまう保護者さんも多いのではないでしょうか。そこで後編では、家庭でどのようにゲームを学びに取り入れたらいいかについてお話を伺いました。正頭先生インタビュー <後編>↓↓↓子どものやってみたい!を刺激する映画「マインクラフト/ザ・ムービー」公開中!正頭英和先生が教材として活用し、2019年に“教育界のノーベル賞”といわれる「グローバルティーチャー賞」で日本人小学校教員初となるトップ10に選ばれたゲームソフト「Minecraft(マインクラフト)」がついに実写映画化! 子どもの冒険心を刺激する、異世界転送ファンタジー超大作です。親子で楽しめるマイクラワールドを劇場で体感してみませんか?★キャスト:ジェイソン・モモア、ジャック・ブラック、エマ・マイヤーズ、ダニエル・ブルックス、ジェニファー・クーリッジ、セバスチャン・ハンセン★監督:ジャレッド・ヘス★配給:ワーナー・ブラザース映画★公式サイト: ★ハッシュタグ:#映画マイクラ ★公式X: @minecraft_mjp ©2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2025年05月11日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。小学生の姉妹、毎日宿題を頑張っていますが、今年になって少し変化が見られました。本日はそのお話を。宿題の量に特に困ったこともなく、時々ムスメから質問されたり、丸つけを依頼される程度。宿題が多いと有名な先生の話は聞いたりしていましたが、普通の宿題の量はこんなものなのかな、と思っていました。 初めて、時間が足りなくなる量の宿題が出るようになりました。そういうタイプの先生だったのか、高学年ゆえの量なのかはわかりません。下校時間が遅くなったこともありますが、毎日のように難しい顔をして机に向かい、八つ当たりが勃発します。小学生、忙しい…!ただ、悪いことばかりではなくで…。やはり、勉強時間が増えたことで漢字の間違いが減るようになった気がします。それでも大変なことには変わりがないので、どちらがいいとは選びづらいことですが…。ちなみに次女オコメも今のところ宿題が少なめな先生ばかりなので、高学年になる時が恐ろしくもあります。親として、どっしり構えておきたいと思います!
2025年05月10日今年もゴールデンウィークがやってきましたね!皆さんは家族でお出かけをするのでしょうか?我が家の去年の連休はと言えば……。沖縄から大分へ引っ越して2ヵ月弱だったので、バタバタしていました。いろいろ大きな買い物をして出費も大きかったので、近場に日帰りでお出かけをして終わりって感じでしたね。そこで「今年こそは皆で連休を楽しみたい」と思ったお父さん。皆に予定を聞いていたのですが……。長女長男は仕事の関係で無理でした~。中学生の次女はさすがに暇だろうと思ったら……。部活が忙しいらしい。日曜参観に懇談会もあるので、私中学校に行かないと!きっぱりとダラける宣言をする次男……。子どもたちが大きくなると(上の子2人に至ってはもう大人!)、家族で出かけるのもなかなか難しいですね。「○○に連れていってー!」「遊んでー!!」と言われていた日々が懐かしいです。
2025年05月10日こんにちは~おにぎり2525です!!今日はわたしのイライラにお付き合いください…■寝るまでの準備が遅い息子■イライラの原因が自分とわかっていない!?なんでイライラの原因の人にイライラを鎮められないといけないのか…(笑)まさかイライラさせてる原因が自分だとわかっていない…??自分も「早くして!」とか何度も言いたくないんです~いつになったらスムーズに眠れるようになるのか…今後の息子との課題です。
2025年05月09日我が家の永遠の末っ子、小2男子の四男くん。兄姉たちに囲まれて育ったからか、自分も同じようにできると思っています。なので、5人の中でも年が近く、各々我が強めなこの3人で遊ぶと…。同じようにできると思っている末っ子が、できない(勝負に勝てない)ことに腹を立てて偉そうな態度をとってしまうので…。最終的に兄たちとぶつかって、高確率でケンカに。では、一番年の離れた高1の長男との組み合わせはというと…。相変わらず、末っ子かわいさに茶化すような言動に出てしまうので、プライドの高い四男をたびたびキレさせてしまいます。そんな中…。偶然が重なり、とても久しぶりに、長女・三男・四男の組み合わせで過ごした日。一番年長者である長女が折り紙を提案。工作も大好きなふたりなので一緒に作り始めました。3人でワイワイ飛行機を作って…休日と言えば複数回のケンカが当たり前なのに、なんとこの日はケンカゼロで過ごすことができました。長女は長男や次男と違い、末っ子が何をやっても茶化すことはないし、たとえ偉そうな態度をとったとしても、決して同じ土俵には立たず上手にかわします。そして長女自身の落ち着いた雰囲気もあってか、過ごしている空間が終始穏やかでした。一緒に育ってきた兄姉弟でも、組み合わせによってこんなにも違うのかと改めて驚かされたとともに、長女の達観っぷりに感心させられまくりの1日となりました(笑)。
2025年05月07日お米騒動や猛暑の影響もあって、昨年から、野菜は高いし、もちろんお米も高いし、そしてガソリンも…。食料品だけでなく、あらゆることが高くなったと実感する今日この頃。そこに、トランプ関税も加わったら、一体、この先、どこまでモノの値段が上がり続けるのかとビクビクしている人も多いのでは?(私もです)各党の税金に対する政策は?各政党も、物価高対策の政策を打ち出し始めました。その中で、注目すべきは消費税を中心とした減税。私たちの負担軽減にはどれくらい効果があるのでしょうか。 今、各党が出している案を整理すると、主に次のような減税策です。 参照:第50回衆議院総選挙公約ほか、各党提出法案等各党の政策を見てみると…石破政権としては、2025年度の予算として、課税最低限を160万円(学生は130万円)まで引き上げ、実質的に一人あたり2〜4万円の税負担軽減や、ガソリン・軽油は5月22日から10円引き下げるなどの物価高対策を実施しています。しかしながら、国民の負担感はとてもそれでは拭えないということで、各党が上記のような政策を出してきました。各党共通していることは、食料品への軽減。消費税の減税は、ものを買うときに支払う額が、自分の、いわば「目の前で」減ることもあり、「安くなった」と実感しやすいという効果は大いにあります。食料品は、毎日必要なものでもあることから、値段が高くなると日々、負担を感じるだけに、減税効果は実感しやすいと考えられています。 実際に消費税の減税効果は、食料品などの生活必需品に適用されている軽減税率8%をゼロにした場合、標準世帯(夫・専業主婦・子2人)で、年間6.4万円の負担減、一律5%にした場合、14.1万円の負担減となるという試算が出されています。※1国としては、消費税1%の税収は、約2.4兆円ですが、軽減税率分に限定すると0.6兆円。もちろん、これは減税すれば、国としては税収減となります。しかし、他の税目や将来的な景気との、いわば相殺の形でその分を充てるということも可能という考え方もあります。日本の消費税はどうすればいい?消費税の減税には、このところの物価高には一定の効果はあると見込んでいる識者も多く、それが各党の政策にも反映されていると考えてよいでしょう。あとは、時限的(1年や2年限定)か、食料品限定か、軽減税率適用分か、あるいは、一律の減税や廃止などの違いを、どう判断するのかといったところでしょう。ちなみに海外でも、食料品を含む生活必需品は、軽減措置や一定額は非課税とされている国は、珍しくありません。例えば、米国は州によって税率は違うものの、生活必需品(主にスーパーマーケットで購入するようなもの)は、一回の購入が175ドルまで非課税という仕組みがある州もあります。そんなことも参考にしながら、どのような軽減策が妥当か、私たちもしっかり考えたいですね。 ※1(株)第一生命経済研究所 取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年05月07日■スケートアニメに母子でどハマり!2年前の誕生日にインラインスケート(ローラーブレードとも呼ぶ)を買ったものの、全く滑れず挫折した過去がありました。まさかまた日の目をみることになるとは!がんばれ娘!!■滑れるようになる!?だいぶ滑れるようになり、喜ばしいのと同時にいろいろな感情が押し寄せてきてしまう母。生活や心にまで良い影響を与えてくれるアニメは本当にすごいし、素晴らしいなぁと実感したのでした。
2025年05月07日こんにちはモンズースーです。これは数年前におもちゃ売り場でのこと。■ベーゴマの「ベー」って何?ベーゴマのようなコマを使ってバトルする、おもちゃを見ていた次男と、ベーゴマの「ベー」って何だろうという話になりました。考えてみたのですがコマの色や材質から「ベー」を連想させるものは思いつかず、気になったので調べてみました。ベーゴマはもともと貝を使って作るおもちゃだということを知りました。私たちが知っている昔のベーゴマも、もっと昔の貝から進化したものだったんですね。ちなみに漢字もあって「貝独楽」と書くそうです。■ベーゴマは平安時代に生まれたおもちゃ諸説あるようですが、ベーゴマは平安時代に生まれたおもちゃだそうです。江戸時代に日本中に広まり、大正から昭和にかけて流行し、今もベーゴマに由来したおもちゃで多くの子どもが遊んでいるので、いつも時代も男児はコマのバトルが好きなんですね。次男は結局お小遣いが足らず本命のおもちゃ売り場のコマは買えませんでしたが、簡易的なバトルできるコマが長男が読んでいた本の付録についていたので、それを楽しんでいました。
2025年05月06日■息子の小学校は担任のご指名制!息子が小学校へ入って新しく親の役目が増えた「PTA」である。幼稚園の年長のときに1度役員を経験したが、その時はコロナ禍ということもあり卒業式前に2~3回園に集まったくらいだった。そしてなんとなく小学校のPTAというと「超大変」「集まりが頻繁」「仕事の調整詰む」と負担しかないイメージがあった。そして私は息子が2年生の時に…息子の通う学校のPTA役員選出は担任の先生からのご指名制である。噂によると先生たちもこの保護者へ電話をかける役員選出の日は大分胃を痛めるらしく、そんな噂を聞いてしまうと「私なんぞでよければ…」と引き受けざるを得ない。そんな私、ユキミ。在宅とはいえ貧乏暇なし日々仕事に追われ、実家も両家ともに遠方で産後から全く頼れないためPTAからかかる負担は全部自分ひとりにのしかかってくる。引き受けてしまった手前これから1年どうしたらいいのか…、と不安しかなかった。しかしいざ1回目の役員会へ行くと…■想像と違った!?初めての役員会のときに欠席方法を伝えてもらえたおかげで「役員会の日は絶対に休めない…!」なんて肩の荷もホッとおりた。周りの母たちも仕事だけではなく「親を病院へ連れて行かなくちゃ」「下の子が幼稚園で行事が入るかも~!」と次々に口に出しやすくなり「同じ学年のママたちでお互いいろいろあるだろうし埋め合わせし合おうね!」と持ちつ持たれつムードができたのはとてもありがたかった。そんなPTA役員会。息子の学校はPTA主催のバザーなどイベント前には集まりが集中するがそれでも月1回、その他は多くとも2~3ヶ月に1回。1年で計算したら集まりは5回ほどだったので、結果回数的にも欠席せずになんとか乗り切れた。学校側が細々した委員の数を増やしひとり当たりの仕事を少なくしてくれたおかげで、在宅だが仕事をしている私でも負担なく1年間PTA役員をやることができた。■役員をやって良かったことも!そんな役員生活の1年間、利点もあった。普段親が学校へ行く機会と言えば授業参観または個人面談である。役員会は平日子どもたちの授業中に行われていたため、特別な参観日ではない普段の学校の様子が感じられたのは役員の特権だったなぁ、と思う。先生とも顔を合わせることが多くなったので、学校での悩みなどを気軽に話せる距離感ができたのも嬉しかった。ちなみに息子が2年生のとき一緒にPTA役員をした学年のママたちは今でも交流があり、役員の任期が終わった後もみんなでご飯を食べに行ったりしている。役員をやらなかったら出会えなかった縁だったのでありがたい。と、結果私は「1年間PTA役員をやってよかった!」というのが素直な感想である。もしPTA役員が立候補制で、子どもが小学校へ通う6年間どこかで1回は委員をやらなければいけないかもしれない…という母!学校のことを知れる機会や知り合いママができるきっかけになるので、この記事を見て「今の私ならできるかも!」と思ったらぜひ! 経験してみることをおすすめします。と、ここまで書いていたら1本の電話がかかってきた。発信元を見ると…。「〇〇小学校(息子の通う小学校)」息子の小学校からではないか。え? 「新学期早々具合悪くなったか?」「それともお友だちとトラブった!?」と、ドキドキしながら電話をとると新しい担任の先生の声が…。うちの学校…1回やったら終わりじゃなかったんだ…!?どうやらこんなオチもあるみたいです。今年「我も役員になったよ」って読者さま、一緒に頑張ろうね~!
2025年05月04日この20年で約10万人の人口が増えた港区。その増加率は約6割にものぼります。地方創生が至上命題でもある日本にとって、羨ましい限り。それでも港区も、子どもの数は減っています。税収を維持しながら、無償化政策を進めていけるのか、再開発が今も続き、街としての「キラキラ」度が増している中、どんな港区を目指しているのか、清家港区長にお聞きしました。お話を聞いたのは…港区 清家愛区長1974年生まれ、港区東麻布生まれ。青山学院大学国際政治経済学部、国際政治学科卒業(現代ロシア論・袴田茂樹ゼミ)。産経新聞の記者として7年、主に社会部で事件、行政取材を担当。結婚・出産と仕事の両立に悩み、退社。フリーランスになるも、待機児童のため西麻布で子育てに専念。保育園にも幼稚園にも入れない港区の現状はおかしい!と、ブログ上で現場の声を集め、行政に提言する「港区ママの会」を発足。2011年4月、港区議会議員選挙5位初当選。3期連続トップ当選で、4期13年区議を務め、2024年6月港区長初当選。 >>港区・清家愛公式ページ ―この20年、港区は人口が増えましたが、それでも一番のボリュームゾーンである40代と比べると、10歳未満はその約2分の1。少子化は止まりません。今後の税収などを考えると、無償化を始め、港区の手厚い行政サービスを維持できるのか疑問があるのですが、その点はどうお考えですか。清家区長:持続可能な社会をつくるために、子育てや少子化対策は投資として必要だと思い、無償化を進めているところです。とはいえ、今の状況だと、やはり子どもの数は減っていく一方なので、少子化対策の効果を検証して、政策立案に反映していかなければならないと思っています。―具体的にはどのような方法で?清家港区長:EBPM推進担当というのを新たに設置しました。Evidence-Based Policy Makingですね。客観的根拠に基づくデータの利活用によって、今後の政策を推進していくというものです。―港区は、再開発があちらこちらで進んで、便利になる面と、住環境の変化をネガティブに捉える住民もいます。街の魅力としての再開発、それに伴う流入人口の増加などのメリットと、住民のQOLは、必ず一致するものでもなく、この二つのバランスは都市整備をする上で一番難しいところだと思います。この辺りはどのようにお考えですか。清家区長:ターニングポイントなのかなと思っています。再開発はこれからも続きますが、歴史的な価値や文化を守るということが、港区の豊かさであり魅力だと思うんです。全て経済市場原理の中で、そういうものを失うと、何か心の喪失に繋がるのではないかと。―私もそう思います。住んでいる人にとっては、再開発はもういい、って思っているケースもあるかと。清家区長:今年度から、歴史的価値ある建造物や樹木を守る仕組みづくりというものについて、歴史的な文化財についての有識者などにも委員に入ってもらって、景観審議会の中で、歴史的、文化的価値を守っていけるような仕組みづくりを検討したいと思っています。―港区は歴史的な建造物も結構多いですからね。清家区長:そうです。あと、「港区緑を守る条例」で、敷地面積250平米以上の建築計画がある場合、敷地面積、延べ床面積などに応じて緑化をしてもらうというのを進めています。それによってエコロジカルネットワークを形成して、生物多様性の向上などに貢献する緑の保全創出を誘導しているので、今、緑被率は22.62%で23区中では3位と高い水準なんですね。―新しい緑地と以前からある緑地では生物多様性の継承が可能なのかは、また議論のあるところだと思いますが。清家区長:緑を増やす、ということだけではなくて、ある緑を守る、あるものを守るという心の価値観が豊かであることこそが民度の高さ、言い換えればシビックプライドに繋がることだと思うんです。港区だからこそ、やっていかなければいけないことだと思っています。―心の価値観、いいですね。清家区長:生きているもの、身の回りのもの、愛している者たちを守っていくっていうこと、大切にしましょうということを、子どもの教育でも言っているのに、大人がやっていることが違うのなら、嘘をついていることにもなる。ここは、私が今、一番大事にしているところです。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年05月02日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで子育てをしている主婦のぱん田ぱん太です!わが家のフリッツ君は小学一年生。恐竜や怪獣のフィギュアで遊んだり、公園で走り回ったりすることが大好きですが、ある日のこと。やっぱりスマホやタブレットで遊べるゲームアプリにも興味津々!わが家はやり過ぎさえしなければゲーム禁止にはしていないので、さっそくダウンロード。しかし親として気にかかるのは「課金システム」があることです。その指導をするため、とりあえず、ひととおりゲーム内のボタンを確認しようと押してみたときのこと。フリッツ君から「ダメだよ!」と忠告(笑)。さらに無課金で恐竜を育てようとするとCMが流れたりするのですが、それについても説明が。私の出る幕はなかったようです(笑)。2018年生まれのフリッツ君は、生まれたときからゲームアプリがそばにある世代。課金システムのことも当たり前に認識しているし、それは少なくとも子どもが勝手に利用してはいけないものであることも当たり前に知っているようです。子ども同士で情報共有したり、授業でタブレットを使用する小学校での教育もあったりするのかもしれません。一緒に遊ぶとき以外は念のため時々様子を見たり、ゲーム内を確認したりしていますが、今のところ全く問題はなし。改めて、ジェネレーションの違いを感じた出来事でした。
2025年05月01日保育園に通っている、わが家の次男。普段は、保育園が大好きで、登園を急かすほどなのですが、この春、上のクラスに進級してからは…。朝、保育園を嫌がることが増えました。■精神的な負担が原因!?先生に話を聞くと、「進級したことで、朝の準備やお片付けが増えたり、新しいことが増えたりしたことで、精神的に負担に感じているのかもしれません」と言われました。実は、長男も保育園に通っているとき、 保育園を嫌がって泣くこと がありました。長男の場合は、進級前の時期で、変化を感じとっているような感じでした。長男のときは、私が在宅ワークをしていて、朝の時間に余裕があったため、登園前に園の周りを歩き、話をしてコミュニケーションをとるという方法で落ち着くようになりました。しかし…今は会社勤務になった私。とにかく朝に時間がない! 余裕がない!次男は、朝、行くのを嫌がりはするものの、泣きわめいたりすることはなく、迎えに行けば「保育園楽しかった!」と言います。 ■次男が保育園に行くまでコミュニケーションをとることにした行ってしまえば大丈夫なら、そこまでの時間が勝負!私は朝の支度をしながら、次男と話をするようにしました。「保育園行かない」という次男の気持ちに、とにかく同調します。長女、長男と出発のタイミングが一緒なので、最終的には流れで家を出てくれますが、保育園に着いて駐車場から保育園まで歩くとき、また「行きたくない」と言う次男。保育園の玄関に着くまで「今日は園庭行くかもね」や「今日は早く迎えに行けるかも」と話しています。今はまだ毎日「行きたくない」と言っていますが、時間が解決してくれると思うので、寄り添いながら見守りたいと思います。
2025年05月01日先日の寝かしつけタイム。「やれやれ、やっと寝た…」と思った三男が、暗闇で急に手をカサカサし始めたので、心底ビックリ!!すぐ隣で末っ子が寝ているため、小声で何をしているのか聞いたところ…。「印を結んでる」と一言。なんなの…? なんなの印て…。なんで今なのー!?後日、そのことを夫に話しました。普段から突拍子もないことをする三男なので、今回も笑い話のつもりで。夫からはいつものように、「へ~。また面白いことしたんやな~(笑)」という感じの言葉が返ってくると思っていたら…まったく予期せぬリアクションに、固まる私(笑)。夫はさらに続けました。夫は職業柄(※保育士)、たくさんの子どもたちを見てきましたが、みんな、印を結んでいたそうで…(笑)。自らの少年時代を思い返しても、競い合って結んだ小学生時代。羞恥心が芽生え始め、隠れて結ぶようになった中学・高校時代。そして大学から大人へと成長し、44歳になった現在も…。結ぶのだそうです(笑)。男の子4人と女の子1人。人数が多い分、子どもの特性はいろいろ見てきたつもりでいましたが…、おこがましかったようです。「子どもは印を結ぶ。何なら大人になっても結ぶ」新たな発見でした。
2025年04月30日こんにちは! yopipi(よぴ)と申します。新年度が始まり小学生の息子も新しいクラスに少しずつ馴染んでいってる模様。毎年初夏にある運動会の練習がすでに始まってるとのこと。え、もう5月? GWきちゃう?この前進級したばかりでは?と時の流れの速さに呆然としております。さあ、この連休は何を着よう? 下腹ぽっこりが気になって仕方がない40歳、このGWはオシャレだけど体型カバーができちゃう楽ちんなワンピースで過ごしたいんです!!そんな必死感満載の私が今まさにおすすめしたいのがUNIQLOで大バズり中の春夏ワンピース!特にこの2点はかなりファンが多く、アラフォー以降でも溺愛者が多い名作ワンピース なんです!ということで、今回はGWのお出かけに活躍必至の【フレアロングワンピ&フィット&フレアワンピ】を使った上下UNIQLO最旬コーデをご紹介したいと思います! レイヤード次第で着回し無限大なので、今から夏の終わりまで長〜く重宝しますよ♪UNIQLO2025春夏「2大ワンピ」はこれだ!40代に突入した私、最近特に「ワンピース選び」が難しくなったなあと感じています。ワンピースコーデで幼くなりすぎるのも甘くなりすぎるのも嫌だし、ボディラインが出るワンピースで変に悪目立ちしたくない!(今、お腹ぽっこりがとにかく悩ましい…涙!)でもワンピース自体は楽ちんだし大好きなんですよね。「ワンピを着こなして美人風情を醸し出したい!」という凄まじく貪欲な気持ち満々です。そんな私が「楽ちん! しかも可愛い!」と唸ったのがこのUNIQLOワンピたち。この2点の何がすごいって、「体型カバーできて楽ちん」なのに「あらゆるシーンに使えて着回し上手」な点なんですよね。■重ね着向きのノースリーブで圧倒的な着回し力◎!■シンプル&エレガントで休日はもちろん仕事や学校行事等マルチに使える■快適で楽ちんなのに全方位スッキリ見えて体型カバー力も抜群♪という嬉しいポイントが満載なんです!柔らかくなめらかな生地感でごわつかないので、上に羽織りものをONしたり、下にボトムスを忍ばせたりと、レイヤードコーデにしても快適。それこそ、子どもとのアクティブなお出かけからリゾート旅行〜ママ友とのホテルランチまでかなりマルチに着回せるので、特にアラフォー以上は1枚持っておいて損はない「マルチワンピ」!!ということで、売り切れる前にぜひゲットしていただきたいです♪UNIQLOフレアワンピはあえてカジュアルに寄せるのが楽しい!定期的に話題になる「ウルトラストレッチワンピース」は、言わずと知れたユニクロの大ヒット名品ワンピ。以前、入園入学コーデでも描かせていただきましたが、大型連休のアクティブなお出かけコーデとしてもかなり秀逸なんです!シワになりくく超楽ちんで、サラッと気持ち良い上に軽いので、持ち運びもしやすい。立体感がありつつもボディラインを綺麗に見せてくれるため、シュッとスタイルUPして見えるのも40代的には嬉しいポイント!(私、数年前から複数色揃えて愛用中です~!)このワンピースはレイヤードによってオールシーズン使い倒せるので、ちょいフォーマルな学校行事から、GWの旅行や帰省まで使えて、さらに女子会すらも乗り切れる、コスパ抜群の神ワンピ!それに 今季の新色もいい色なんですよ~♪深みがあるブラウンで美しく、大人のワンピーススタイルにはうってつけ。今回はこのワンピの上に、カジュアルなデニムジャケットをONしてラフで気取らない休日コーデにしてみました♪濃ブラウンのワンピに淡ブルーのデニムの綺麗めな配色が、夏っぽくヘルシーな雰囲気に◎他にもピンクやブルーなど綺麗色が揃っていて選ぶのが楽しい! ピンクのワンピースにグレーのデニムジャケットなんかも素敵ですよね♪ワンピースの生地も「品良く見えるナイロン素材」なので、エレガント見せしつつカジュアルコーデにも違和感なく合わせられて便利。この1枚を軸に、「今日はフェミニンに」「今日はスポーティに」などコーデのテイストを変えられるので、かなり使い勝手がいいですよ♪UNIQLOワンピで可憐なフィット&フレアコーデ昨シーズンは確かカップ付きのワンピースだったのですが、今年は「カップ無しの通常ワンピ」として登場!実は私、この形をかなり切望していたので、今季はウキウキが止まりません♪フィット&フレアのラインが絶妙に可憐で、アラフォー以上の愛用者が多くかなり人気のアイテムです。ウエストの切り替え位置から、ふわっとエアリーなロングスカートが広がってるんですが、足捌きも良くアクティブに動けるので、旅行とか大移動にもってこいなんですよね~!爽やかな綿混の生地感がカジュアルな風合いを演出してくれて「可愛すぎ」「幼すぎ」は回避できるし、身頃とスカート部分の素材が異なっており、その異素材ドッキング感が洒落ていて今っぽさも演出してくれます♪ それに体型カバー力も抜群なんです!! 私のドンとしたお尻も張りまくった腰もムッチムチの太ももも、全てを包み込むこのボリューム感! ウエスト切り替えのワンピースは、バランスよくスタイルUPして見えるので、低身長さんにもめちゃくちゃおすすめ♪そして、なんといっても着用した時の解放感・リラックス感がすごい!40代の体力的にキツイ遠出の帰省なんかも、このワンピなら乗り切れそうな予感…!スカートの下にレギパンやデニムなどボトムスを重ねてチラ見させてもめちゃくちゃ映えるので、普段ワンピを着ない方にも推したい1品です。この春夏はUNIQLO名品ワンピで最旬コーデを楽しんでみてはいかが? 気になる方は是非売り切れる前にゲットしてくださいね◎今回描いたアイテムはコチラ【ウルトラストレッチワンピースコーデ(左)】■ ウルトラストレッチワンピース/ノースリーブ ■ デニムオーバーサイズジャケット 【コンビネーションワンピースコーデ(右)】■ コンビネーションワンピース/ノースリーブ ■ プレミアムリネンシャツ 最後までお読みくださいましてありがとうございました!次回の記事もお楽しみに~♪
2025年04月30日こんにちは。渋谷です。熱が出ました。おりしも翌日は日曜日。学校も保育園も休み。もちろんおっとぅんは仕事なので体調最悪のこの私が、子どもふたりの面倒を見ないといけません。母親のワンオペ前提で社会が回ってるのって本当に良くないと思うな!(突然現れた政治的意識)子どもたちにはせめて静かにしてほしい…。「体調が悪いから明日は仲良くしてね…」とだけお願いしました。そんな翌朝、体調不良もあっていつもより寝過ぎた私が慌ててリビングに行くと…。なんかすごい片付いてる!?子どもたちは朝ごはんも終わっているし、長男ゆっくんの着替えや歯磨きなどの身支度も終わっていたのでした。えっ!? なんで!?そこに長女みったんの「みーみが全部やったよー」の声。えっ…!?なんとみったんが私の寝ている間、弟の面倒も見つつ、部屋も片付けてくれていたのでした。「今日はみーみがやるから休んでていいよ!」神様仏様みーみ様!!みーみが休ませてくれたおかげでその日のうちに熱も下がり、体調も回復。私の両手に収まるくらいだった小さき命がこんな立派なお姉さんになって…!とても感動した1日でした。娘はワシが育てた。
2025年04月29日■習い事をしたいと言い出して…子育てで悩むことのひとつが習い事。我が家は内容、子どものやる気、費用、曜日と時間、親の参加度…。いろんなことを考えて、習うかどうかを決めています。上の子イチコは、本人がやりたいと言ったピアノとダンス、親が習わせたい習字を習っています。下の子二太郎は、やりたがったダンスは2年ほどで本人の意志で辞め、親が習わせたい習字は習い続けています。そんな二太郎が、ある習い事をやりたがりました。ということで、「お友だちがやっているから」という理由だけで、簡単に「サッカー習っていいよ!」とは言えませんでした。その後も何回か「○くんと●くんと同じサッカーやりたい」と言われたのですが、同じ理由でお断り。せめてもう少しサッカーへのやる気を見せてくれ! お友だちじゃなく! 以前に断られたときとサッカーへの熱量が変わらないじゃないか!そんなある日のこと、ママ友から衝撃の一言が…。■そんなにやりたかった!?しょんぼりするほど習いたかったの!?「なら具体的に話を聞くか…」と、サッカー少年団に入っているママ友に話を聞きました。・土日はどちらも練習あり。ただ丸一日ではなく、午前だけまたは午後だけ。・親は試合の車出し当番あり。低学年はほとんどないけど、高学年になったら月2回はある。試合となったら丸一日かかる。・学年長は必ず1家庭1回は回ってくる。車出しシフトを組むのが主なお仕事。わ…私にできる気がしない…!ただ本当に二太郎にやる気があるなら、夫と相談してがんばってみようか…?とりあえず再度二太郎に確認。悩んだ時間を返して!!今までも「土日に練習やで」と説明していたのに、何を聞いていたのか…。とはいえ個人的にはありがたい。土日はゆっくりしたいと思ってくれてありがとう…。お母さんも同じ気持ち!!そんなこんなで、二太郎の習い事は習字のみ。平日の放課後は友だちと遊ぶ方が楽しいそうです。うんうん、今はたくさん遊んだらいいよ!
2025年04月28日「学校に行きたくない…」子どもが入学すれば、誰もが一度は聞くことになる言葉だと思います。今回は、そんな子どもの言葉と葛藤した、元不登校児である母のお話です。■プチ反抗期な娘の場合現在6年生の娘が「学校に行きたくない」と初めて言ったのは、四年生の5月のこと。慣れない場で緊張して泣き出してしまったり、皆の前で大きな声が出せなかったり…。大変な学校生活を送りながらも娘は学校が大好きで、よほどのことがなければ、そんな言葉を口にすることはありませんでした。そんな娘が朝、突然…。「学校に行きたくない…」そう言い出したのです。GWでゆっくりしすぎて気持ちがうまく切り替わらないのか、はたまた、学校で何かあったのかと焦りましたが…。「いや、本当は行きたいんだけど…学校に行きたくないって言っちゃう…」それは娘のプチ反抗期による、複雑な子ども心のせいだったようで、学校は楽しいけど、学校に行きたくないと言って親をびっくりさせたい。そんな気持ちからの発言だったそうです。「そっか…まあ、ママは不登校のプロだから 何かしんどいことがあったら言ってね」「うん! 不登校のプロ!」何を隠そう、私は小学校から中学校にかけて不登校を経験した不登校のプロ。もし子どもたちが学校に行けなくなっても動じることはない…。(と思っていたけど今なかなか動揺している)そうどっしり構えて、子どもたちを見守っていました。■とびきり朝に弱い息子の場合ちょっとした反抗心で「学校に行きたくない」と言い出した娘の一方で、当時、小学1年生だった息子の「学校に行きたくない」は、なかなか手ごわいものでした。まず、とびきり朝に弱い息子は、叩き起こすのも一苦労。眠り姫のように深く眠りにつく息子は、登校10分前にやっと起きることも多々あります。そんな息子はGW明けの5月、やはり長い休みが体にしみついてしまったようで、「学校行かない…」そう言いだしたのです。大人だって長い休み明けは仕事が面倒になってしまうもの。ですが、うちの子どもたちが通う小学校は5月に運動会があり、その練習の総仕上げはこれからです。息子にとっては初めての小学校での運動会。簡単に休ませていいものか…。悩みつつも私は不登校のプロ。その日はひとまず、休ませることにしました。「あしたはいく」親が何も言わずともそう呟いた息子は、宣言通り、翌日には何もなかったかのように登校していきました。息子はその後も、定期的に「学校に行きたくない」日がやってくるのですが、どうも一日休むとリフレッシュできるようで、翌日にはダッシュで登校し、楽しそうに帰ってきてくれます。クールなようで、意外と気をつかうタイプの息子。息子なりに限界がくる前に、教えてくれているのかもしれません。■学校を休んだ日のルールそんな感じでわが家ではたまに、子どもたちの気持ちで学校を休ませることがあります。しかし、“多少しんどい時でも頑張る”という経験は、この先の人生において大切なことでもあります。そのバランスとその日の授業内容、子どもの切実さ、それらを考慮して判断しているのですが、休ませる上で大切にしているのは、“勉強のブランクをできるだけ作らない”ということです。これは、不登校のプロである私が、いっっっちばん苦労した部分でもあるからです。私は小学校から不登校を始め、中学に至っては一日も登校せず、20代でやっと通信制高校に通い始めた時、浦島太郎でした。そのブランクを埋めるのは本当に本当に大変で、眠れずに教科書とにらめっこする日々でした。そんな思いを子どもたちにはさせたくない。そんな母の勝手な想いではあるのですが、休んだ日には好きな動画を見たり、ゲームをしたっていい。ゴロゴロしてていい。でも、ちょっと勉強する。それを決まりにしています。今はタブレットでその日の授業内容を確認することもできるので、それを活用しつつ、教科書を読んだり、自前のドリルを進めたり…。パソコンで仕事をする私の横で、好きにやってもらっています。そんなこんなしているうちに“休んだ日は自習!”という習慣がつき、今では「あしたは休む。ドリル10ページやる」という予定を教えてくれるようになりました。もちろん何もせず、何も考えず心と頭を休ませることも大切ですが、暇を感じられるうちは自習してもらう!!それが、わが家のルールです。ですが、わが家がこのように悠長にやっていられるのは、現在私が、自宅で仕事をしている人間だからだと思います。自宅を離れてお仕事されている親御さんにとって、子どもが体調不良もなく休むということは、体調不良で休むことすら焦ってしまうのに、本当に苦しいことだと思います。子どもの心と体を考慮しつつ、親御さん自身の心と体、そして仕事とのバランスをみながら休みを取る…。そんなハードな難題に葛藤しているご家庭もあるということ、忘れずにいたいです。
2025年04月27日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。入学、進学の時期から早ひと月。小学校では遠足の季節となりました。 遠足といえば、昔から定番の楽しいアレがありますよね!というわけで、家族でちょっと大きな駄菓子屋さんに行きました。すると…。 半額セールを発見し大興奮!そして帰宅後。「遠足の醍醐味といえばお菓子交換!」という時代に育った私たち。アレルギーへの配慮で今は一切の交換が禁止されているそうです。なるほど!! 確かにそれは必要だ!私たちの頃の当たり前のことが、どんどん変わっているんだなあとちょっと驚いたお話でした。ちなみにムスメに「少し量を減らしたら?」と提案しましたが、がんばって食べ切ってくるそうです。がんばれー!
2025年04月26日区内の子どもの私立進学率が高いことが特徴でもある港区。区内10校の区立中学校では、英語学習や海外体験として、海外への修学旅行に約4億円の予算を組んでいることについて賛否があるなか、公教育の役割とは何か、また港区はどのような公教育を目指しているのか、清家港区長にお聞きしました。お話を聞いたのは…港区 清家愛区長1974年生まれ、港区東麻布生まれ。青山学院大学国際政治経済学部、国際政治学科卒業(現代ロシア論・袴田茂樹ゼミ)。産経新聞の記者として7年、主に社会部で事件、行政取材を担当。結婚・出産と仕事の両立に悩み、退社。フリーランスになるも、待機児童のため西麻布で子育てに専念。保育園にも幼稚園にも入れない港区の現状はおかしい!と、ブログ上で現場の声を集め、行政に提言する「港区ママの会」を発足。2011年4月、港区議会議員選挙5位初当選。3期連続トップ当選で、4期13年区議を務め、2024年6月港区長初当選。 >>港区・清家愛公式ページ ―港区は、小学校の私学進学率は約30%、中学校では65%(※1)となっています。その中で、公教育の役割については、どのようにお考えですか。清家区長:受験そのものは、その時期一生懸命勉強するとか、親子で目標に向かって頑張るなど意味はあるのだろうと思います。でも、そうではない充実した教育環境が同時にないといけないと思うんです。みんながするからということだけで、したくもないのに受験する、というような流れはなくしたいと思っています。公立学校に求められることとしては、教育内容や教育環境の充実に取り組み、学校で友達や先生とともに学び、高め合うことだと考えます。 ―その中で港区ならではの教育とは、どうお考えですか。清家区長:多様性だと思います。幼稚園、小・中学校には様々な国籍の幼児・児童・生徒がおり、インターナショナルスクールのように国際色が豊かです。国籍だけではなく、家庭環境や障害の有無も含めて、多様な子どもが在籍しています。そういった子どもたちの声を聴き、区内の大使館や企業などと連携した取組を推進していることが、港区ならではの教育につながっていると考えています。 ―逆に、多様性が豊かになって、課題はありますか。清家区長:障害や発達、学校生活への適応について言えば、年々支援が必要なお子さんが多くなっています。学習場面や学校生活において、個に応じた支援を行う「スペシャルニーズアシスタント」を、今年度全校に配置し、多様なお子さんの状況に寄り添っていけるような体制づくりのため、約4億円の予算を計上しました。―外国籍のお子さんについては、いかがですか。清家区長:日本語を母語としないお子さんのための、「みなとにほんごふれあいスペース~ことばの宝箱~」という、子ども向けの日本語教室を、今年度から本格的に始めます。簡単な日本語の勉強と、あとは交流ですね。日本語学習支援ボランティアや、高輪にある東海大学国際学部の学生さんにも関わってもらいます。 ―私も大学院の授業で区内小学校に、外国籍のお子さんの授業の様子を見にいったことがありますが、九九の教え方も全然違いますし、先生だけでやり切るにはとても大変だと思いました。他に、港区ならではの国際教育としては、どんなことがありますか。清家区長:「MINATOまるごと留学」を今年度から始めます。今、円安もあって、なかなか留学ができない中で、外国の文化に触れる機会を創出していきます。 ―港区の中で?清家区長:区内在住の外国人のご自宅にホームステイをしたり、外国人とまち歩きを体験するなど、外国語とその国の文化に直接触れて国際理解を深めてもらえればと思っています。港区の新たな魅力の発見にもなったらとも思っています。―港区は外国人居住率も高いですし、意外に身近なところに、自然と外国人と触れ合う機会があるということですね。清家区長:港区には、全国の約半数にあたる80カ国以上もの在外公館があり、外国の方も多く住んでいるので、その国の方々と交流できることは、港区の強みだと思っています。その強みを生かしていきたいです。(※1) 7歳児(小1) 区立小学校在籍者1,837人/全区2,588人、13歳児(中1)区内中学校在籍者738人/全区2,146人(いずれも2025年2月現在)取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年04月25日みなさんこんにちは、チッチママです! 新生活、いかかがお過ごしでしょうか?わが家は娘2人がついに小学生となり、生活リズムもガラッと変わりました。さて今回お話しするのは、3月にありました、ホワイトデーでのエピソード。塩対応でおなじみの夫ですが、こういったイベントでは、毎回必ずプレゼントをくれます。夫と出会ってから10数年…。熨斗(のし)のついたホワイトデーのプレゼントは、初めてでした…!(笑)真面目で律儀な夫、最高です!
2025年04月25日こんにちは、マメ美です!新生活、新学年が始りましたね!わが家もそれぞれ新しい学年、クラスが始まりました。クラス替え…皆さんはどうでしたでしょうか??わが家は…いろいろ大変だったのでそのお話を書いていきます(^^;;■新学年の洗礼!長女の場合それは先日。2年生最後の日。そして新3年生のクラス発表の日のことでした。玄関に出迎えるとそこにいたのは首を90度に曲げてたたずむ、あーちゃんの姿が…。何ごとかと話を聞いてみると新しいクラスはなんと仲良しの子達がみんな隣のクラスに集結していたのです…!あ〜…それは…つらいよね〜…結局あーちゃんは2、3日引きずっておりました(^^;;■新クラスの洗礼!次女の場合さて時は同じくみーちゃんのクラス替えもありました。みーちゃんのクラスはメールでお知らせでした。当日新クラスを確認すると…なんと彼女も仲良しの友達が隣のクラスに集結!!デジャヴ??(^^;;う〜ん。でも新クラスが始まる前に伝えておかないとなぁ…新クラスに言って心の準備もなく、お友達が違うクラスにいたらショックだろうし…そんなことを考えながら慎重にみーちゃんに話してみました。わかってんのか不安になったので「違うクラスになっても一緒に遊ぶときもあるからね」と再度言ってみたところ「別にぃだいじょぶだって!」と強めに返されました(笑)たくましい。。と言うよりスーパードライ(笑)そんな感じで始まった新学年・新クラス。なんだかんだで2人とも楽しんでいるようなので安心しました(^◇^;)今後も見守っていきたいと思います!!
2025年04月25日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは!はなうさです。春から小学四年生になった長男は、今年度からクラブ活動がスタートします。私の時代にはなかったクラブもあったり、長男がどのクラブに入るのかなど親もワクワクしています。私が小学生の頃。クラブの配属が決まった四年生のある日、担任の先生から声をかけられました。それは「鼓笛隊」の勧誘でした。昔から地域の恒例行事に小学校の吹奏楽クラブによる鼓笛隊パレードがあったのですが、同じパレードに参加するバトンクラブが圧倒的な人気を誇る一方、年々吹奏楽クラブの部員数が減り、とうとう吹奏楽クラブの部員だけでは足りなくなってしまったのでした。なので先生は三年生の時にリコーダーコンクールに参加した生徒を片っ端から勧誘していたというわけです。元々吹奏楽クラブにも興味があったので、先生のお誘いにすんなり気持ちが乗りました。仲の良かった友だちも誘えば一緒にやってくれそうという確信に近いものもあり、「鼓笛隊のヘルプ」に前向きだった私。ただ、夏休み中にも学校で練習があったので家の人に相談してほしいということでした。早速、帰ってから母に話すと、一言返事でGOサインが出ました。今ならわかる、母の気持ちが笑後から聞いた話ですが、母は専業主婦だったので、夏休みに子どもが外に出る予定ができて大変助かったそうです。夏休み中、自分のペースで家事ができる時間が少しでもあるだけで心の余裕がだいぶ違ったとのこと…(わかる)そんなわけで、鼓笛隊加入が決まったのですが、それは思っていた以上に大変だったのでした…。
2025年04月25日子どもの、一見意味のなさそうな謎な行動に「いらんことばっかりして…!」といつもイライラしてしまう私。 何気ないそんな出来事も大切に感じられるように、心に余裕をもっていきたいなと思った。
2025年04月24日PUKUTY(プクティ)です!新年度に入り次男が幼稚園年中に、長男が小学校の2年生になりました!■初登園の日まずは次男の初登園の日、年少の時も毎日のように泣いて登園していた次男。春休み中から「あとどのくらいで幼稚園?」と心配していたので嫌な予感はしていたのですが……。案の定、大泣きした次男。なんとか先生にパスして無理やり連れていってもらうことに成功しました。■初登校の日続いて、長男の初登校の日。小学校が気に入っている長男は、2年生になることを春休み中から楽しみにしていたので、登校初日も何の抵抗もなく、すんなり学校に行くことができました。しかし帰宅した長男からの話を聞いて衝撃! なんと1年生のときの担任の先生が、他の学校に異動されていました。すごく良くしてもらった分、きちんとお礼も伝えられず、学校を変わってしまったことがショックで……。さらに毎日、帰りにお話してくれていた同じクラスの男の子も、違うクラスになってしまったとのこと。しかし意外にも長男は、全く気にしていないようでした(笑)。■今後に期待!次男の方は担任の先生も変わらず、大好きなお友達も同じクラスになれたので、そこはひと安心でした。とにかくこの1年、2人が健康で楽しく通ってくれることを願います! たくさん思い出を作って、たくさん成長してくれることを楽しみにしたいと思います。
2025年04月23日4月から新中1となった次男。以前の小学校は、女子6人と男子は次男のみの7人。少人数で小学校生活を送っていたので、数年前に統合され大人数となった(1クラス30人以上)今の中学校は依然と比べて環境がとても大きく変わります。もともと、適応力が抜群な次男。初日からサクサクスイスイ驚くほどスムーズに通い始めたものの、実際はどんな風に感じているのだろうと、ふたりきりになれそうなタイミングでじっくり聞いてみることに。バスケットチームへの送迎タイミングで少し時間が作れそうだったので、さりげなく話を聞いてみました。すると開口一番、とてもうれしそうな顔で…。「めちゃくちゃ感動したことがあった!」と言う次男。いったい何かと思ったら…思わず2度聞き(笑)。カレーが?カレーが温かい…?どういうこと!?給食センターから運ばれてくる給食はそれぞれのクラス人数に合わせて入れられており、クラスの人数が少ないとその分入っている量も少ないため、配膳して食べるころには冷めてしまっていたのだそう。しかし中学校では人数が多いため、土鍋にモリモリ入った状態で届き、食べるころになってもアツアツのままで最高においしかったとのこと!食べることが大好きな次男。あまりのおいしさに感動して「中学校最高やん!」となったのだそうです(笑)。小学校では男子1人だけでしたが、今のクラスでは男子もたくさんいて早速友だちもできたそう。楽しそうにいろいろ聞かせてくれて、とてもホッとしました。
2025年04月23日再開発が進み、この20年で10万人もの人口が増えた港区。「キラキラ」とした街がたくさんある一方、今やマンション住民が9割にも上る中、それはそれで子育てには大変な面もあります。清家愛港区長に、港区の子育て支援について、お聞きしました。お話を聞いたのは…港区 清家愛区長1974年生まれ、港区東麻布生まれ。青山学院大学国際政治経済学部、国際政治学科卒業(現代ロシア論・袴田茂樹ゼミ)。産経新聞の記者として7年、主に社会部で事件、行政取材を担当。結婚・出産と仕事の両立に悩み、退社。フリーランスになるも、待機児童のため西麻布で子育てに専念。保育園にも幼稚園にも入れない港区の現状はおかしい!と、ブログ上で現場の声を集め、行政に提言する「港区ママの会」を発足。2011年4月、港区議会議員選挙5位初当選。3期連続トップ当選で、4期13年区議を務め、2024年6月港区長初当選。 >>港区・清家愛公式ページ ―まずは、港区の基本的な子育て施策の方針からお聞きできますか。清家区長:『世界一幸せな「子育て・教育都市」』を重点施策の一つに掲げています。親の就労の有無に関係なく、また子どもに障害があるなしに関係なく、そしてどの国籍の子でも、等しく良質な保育サービスと教育にアクセスできる環境を整備したいと思っています。―具体的にはどのようなことを進めているのですか。清家区長:例えば、今年1月に、病気回復期等のお子さんをお預かりする病児保育室を、新たに麻布十番に開所しました。また、一時保育なども、なかなか必要な時に見つからないという状況があることから、今年度からマッチング型のベビーシッター利用料の補助を開始します。港区では、乳幼児の一時預かりの「お断りゼロ」を目指しています。 ―港区議会議員時代も含め、そのあたりは、区長ご自身の「お母さん目線」で取り組まれているのですか。清家区長:そうですね。自分が港区議会議員になったきっかけでもあるのですが、子育てをするようになって、「地域に戻る」というのがありますよね。今、高校3年生の娘の子育ての中で、港区の場合は再開発が進み、タワーマンションが増えて、ほとんどが核家族、そして区外から来た人で、「実家」がない状態。当然のことながら保育園も不足していましたし、まずは、「実家のような子育ての体制」が必要だと思いました。 ―私にも20歳の息子がいて、生まれた当時は本当に保育のサービスが少なくて、私のようなフリーランスはほとんど使えないものでした。清家区長:今は、女性も働くことが当たり前になっていますが、仕事の事情だけでなく、母親は、子どもの預け先がないと病院にも歯医者にも、美容院にも行けないということにもなりますよね。 ―本当にそうです。自分のことは後回しで、歯なども相当痛くなって、やっと歯医者に行く、みたいな。清家区長:そういう人は多いと思います。区議会議員の時も、母親の目線での保育サービスの制度を作ってきましたが、結局のところ、制度はあっても使い勝手が命だったりするんです。―利用者目線で制度を作っていくということですね。清家区長:そうですね。私は麻布で育ちましたが、麻布でも外に出れば、子どもたちが自由に遊んでいるところを近所の人たちが見てくれるような豊かな環境がありました。でも、今はそういうものがない中で、雨の日なんか本当にどうやって遊ばせればいいんだろうみたいな感じですよね。それだけで、お母さんたちは追い詰められられてしまう。昔と子育ての環境が違うんだっていうところから、制度を組み立てていく必要があると思っています。お母さんが辛くなったら子育てが辛くなってしまう。それは子どもの育ちにも影響が出てしまうんです。 ―今は、子育て支援といえば、無償化がトレンドとなっています。港区は平均所得も、全国の約3倍で、高所得者も多い中、それでも所得制限なしの無償化施策を進める理由についてはいかがですか。清家区長:児童や生徒が安心して学習に取り組み、学びを深め、個々の能力を大きく伸ばせる教育環境を整備するために、所得制限を設けないことにしていますが、「子どもが安心して学べる環境」は義務教育として、憲法でも保障されています。ですから、ここは本来、国としてやるべきことだと思っています。一方、港区も、やはり少子化は進んでいて、色々対策をやるのも、個人的には遅すぎると思っていますが、しかし、少しでも少子化のスピードを下げるためにも、やらなくてはいけないことだと思っています。その中で、子育てのコストが、そのリスクにならないようにしたいと思っているのです。 ―子育てには確かにお金がかかりますが、高所得者にとっても、リスクにならないようにということですか。清家区長:若い人たちは、それでも今、精一杯なんだと思うんです。経済的な安心感がないと、子どもをもとうとなかなか思えないですよね。港区は確かに、子どもを私立に行かせるご家庭も多く、それはそれぞれでいいと思っていますが、それでも、誰でもが、この先何が起こるかわからない。シングルマザーになるかもしれないし。そういった時にも、子どもはちゃんと育つよ、という仕組みを、社会がきちんと持っていないといけないと思っています。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年04月23日■息子が中学校を卒業!こんにちは、エェコです。今年の3月、息子が中学校を卒業しました!息子が9歳の時から続けている連載ですが…、もう4月から高校生です!時がたつのは早い…!そんな感動するはずの卒業式の出来事です。なんとサプライズで感謝の手紙を書いてたみたいです!中学生…。受験期はとにかく大変で…、本人も親もピリピリしていました。そんな苦しい時期が終わってからの…この感謝の手紙! もぉ~、泣かせる気満々じゃ~ん!■手紙のまさかの内容に…!?息子は「面と向かって」はもちろん、手紙ですらあまり感謝というか思い出を伝えようとしない性格で…。(多分感謝はしているのだろうけど、性格的に表に出したがらない)感動の涙とは別の…、お笑いの涙が出てしまいました。まぁこれも信頼…というか、冗談を言い合える親子関係の現れかな? と思いました。とにかく卒業おめでとうございます!高校生活も頑張ってください!
2025年04月20日みなさんこんにちは、チッチママです!子どもが自分でできることはできる限りさせよう! ということで 前回 に引き続き子どもの自立について書いていきます。わが家は隔週で図書館へ本を借りに行っています。図書館に着くと、各自借りたい本を探しに散らばって、子ども達は数冊選んだ後に私のところにやってきて、私の図書カードを使ってセルフ貸し出しの機械で貸し出し登録をします。登録のしかたを覚えた子ども達の様子を見てふと思いました。自分自身で借りた本ということで特別感があるのか、いつもより本に触れる時間が多くなりました。
2025年04月18日教育界のノーベル賞に選ばれた正頭先生に聞く!
ムスメちゃんとオコメちゃん
4人の子ども育ててます