生命保険は貯金の代わりになる? 貯金として扱うメリットやおすすめな人を解説!

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貯金と聞くと真っ先に思い浮かべるのは銀行の定期預金積立預金という人が大半ですが、もし多くの人が加入している生命保険で貯金ができたら、楽で一石二鳥ですよね。

しかし、生命保険は本当に貯金の代わりになるのでしょうか。従来の保険のイメージからは想像しづらく、もっと詳しく知りたいと思う人も多いはずです。

そこで、この記事では「生命保険が貯金の代わりになるのか、そのメリットやデメリット」について、
  • 生命保険を貯金の代わりにするとはどういうことか
  • 生命保険を貯金代わりにすることのメリットとデメリット
  • 生命保険を貯金代わりにして良いのはどういう人か
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、生命保険を貯金代わりにするとはどういうことかがわかり、資産運用の一つの方法としてより深く検討していただけます。

ぜひ最後までご覧ください。

内容をまとめると

  1. 生命保険のなかには貯金の代わりになるものがある
  2. 貯蓄型といわれる生命保険で、返戻率により戻ってくるお金も増える
  3. また強制力があるため必ず貯金ができるのがメリット
  4. 返戻率が低かったり、固定されているためお金の流動性は低い
  5. そのため資産運用ができる人には貯蓄としての魅力は低い
  6. 計画的な貯金が苦手な人には貯金代わりとして良い商品であるが、選ぶのが難しい
  7. 無料保険相談を利用すれば、プロと一緒に複数の保険を比較して入る保険を決められる
  8. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!
この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、WEBメディアや保険代理店を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

そもそも生命保険は貯金の代わりになるの?


生命保険が貯金代わりになるといわれても、具体的にお金が目に見えて貯まっていくわけではないため、イメージがつかみにくいでしょう。


生命保険を貯金代わりにするということは、貯蓄型の生命保険など、保険期間の満了時や解約時に解約返戻金が保険金として支払われる契約をすることをいいます。


保険にはふたつの種類があり、掛け捨て型といわれる保険と、貯蓄型といわれる保険に分かれます。


掛け捨て型の保険は、いざというときには保険金がもらえますが、何も起きなかった場合は支払った保険料は戻ってきません。


一方で貯蓄型の保険は、いざというときの保障があり、かつ保険期間が終了したときや解約したときに、支払った保険料が自分に戻ってくるのです。


支払った保険料がそのまま保険会社に積み立てられていくようなイメージのため、貯蓄型保険は貯金の代わりになると言われることがあるのです。


さらに定期預金の利息のように、貯蓄型保険は受け取るときに返戻率という一定の利率に基づいてお金が増えていきます。


そのため、保険は貯金に入るといわれるのです。

生命保険を貯金代わりにするメリット・デメリット


このように、生命保険は貯金代わりの機能を果たし、なおかついざというときの保障も得られる、一見優れた商品に見えます。


しかし、生命保険を貯金代わりにするには、次の項目で解説するようにメリットもありますがデメリットもあります。


銀行の預金のように手軽には使えないため、生命保険を貯金の代わりと考えている人は、メリットとデメリットをしっかり比較して慎重に検討してください。

生命保険を貯蓄として代わりに利用するメリット

まず、生命保険を貯金代わりにすると以下のようなメリットがあります。

  1. 強制的な貯蓄能力があるため、計画を立ててお金を貯めるのが苦手な人に向いている
  2. 生命保険としての機能もあるため、万が一の際の保障も得られる
  3. 生命保険料控除が使える

生命保険は保険契約のため、毎月もしくは毎年必ず保険料の支払があります。


自分で貯金を頑張っていても、手元にお金があるとつい使ってしまうという人もいるでしょう。


しかし、生命保険であれば必ず保険料を支払わなければならず、手元にもお金が残らないため自由にそのお金を使うことができず、必ず貯蓄ができるというところがメリットです。


また、基本的にこのタイプの保険は死亡保障がついているため、万が一契約者が亡くなってもしっかりとお金が残せることも大きなメリットです。


加えて、年末調整や確定申告の生命保険料控除が利用できるため、所得税や住民税を少し減らすことができるのも、保険契約の良いところです。

生命保険を貯蓄として代わりに利用するデメリット

一方で、生命保険を貯蓄として使うには以下のようなデメリットもあります。

  1. 近年の貯蓄型保険は返戻率が低いものが多い
  2. 返戻率が固定されているものが多く、インフレに弱い
  3. 満期前に解約すると元本割れする商品もある
貯蓄型の生命保険には、返戻率という、支払った保険料総額に上乗せされる利率が設定されています。


たとえば、支払う保険料の総額が100万円で、返戻率が1%であれば、受け取ることのできる保険金は101万円になります。


生命保険を貯蓄代わりに考える人は、この返戻率と銀行の預金利息などを比べて選ぶと良いのですが、近年の生命保険は長年の低金利によりあまり返戻率が高くなく、0.5%などの商品も多いです。


これは、利率の高いネット銀行などと比べても大差なく、生命保険を貯蓄代わりにするメリットはあまりありません。


さらにこの返戻率は契約時に最初から決まっていることが多く、貯蓄型の生命保険は数十年など長期間の契約にわたるものが非常に多いです。


もし数年の間にインフレが起こり、金利が上昇したとしても返戻率は変わらないため、そのぶんの機会損失を生むことになってしまいます。


また、生命保険は解約すると、特に契約から解約までの期間が短い場合は支払った保険料の総額よりも少ない金額しか返ってこないことが多いです。


そうするといわゆる元本割という状態になり、貯蓄としては意味がなくなってしまうこともデメリットです。

生命保険を貯金代わりにすべき人・すべきでない人は?


このように、生命保険を貯金代わりにすることはメリットとデメリットがはっきりしています。


それでは、生命保険を貯蓄代わりにして良い人、逆に生命保険で貯蓄はしてはいけない人はいったいどんな人なのでしょうか。


以下で詳しく見てみましょう。

生命保生命保険を貯金代わりにすべき人

生命保険を貯金代わりにすべき人は、計画的に貯蓄をするのが苦手な人です。


生命保険は解約しなければ基本的に元本割れはせず、確実に受け取るお金のほうが多くなるため、貯蓄として魅力がないわけではありません。


計画的にお金を貯めたり、運用できる人であれば必要ないのですが、保険の場合は強制的に保険料として口座から引き落とされます。


そのため、意識しなくても自動的に貯金ができることとなるので、貯金の計画を立てたり実行するのが苦手な人は、生命保険を活用しましょう。

生命保生命保険を貯金代わりにすべきでない人

逆に、生命保険を貯金代わりにすべきでない人は、自身で資産運用がしっかりできる人です。


確かに生命保険は、自動的に貯蓄ができたり、確実にプラスになる運用を程度保険会社が行っていると考えれば、投資信託よりもリスクが低い運用商品として考えることもできます。


しかし、当然保険会社も運用のためのコストがかかっているため、自分ですべて運用したときに比べて利回りは少ないはずです。


また、少し前であれば年利1%を超えるような商品もありましたが、近年の低金利により1%を超える商品はほとんどなくなりました。


投資商品としては魅力が少ないため、資産運用ができる人は生命保険を選ばないほうが良いでしょう。

生命保険を貯金代わりにしない方がいい人向けのおすすめの資産運用方法


生命保険を貯金代わりにしない方がいい人は、他の資産運用の方法を考えることでしょう。


貯蓄型の生命保険を使わない人へのおすすめは、上でも述べたとおり、投資信託が一つの資産運用の方法です。


また、ネット銀行を活用すれば元本割れのない定期預金などでも0.3%前後の年利で運用することもできます。


さらに、外貨建て預金や株式といったリスク資産も組み合わせてポートフォリオを形成すれば、それだけで立派な資産運用になります。


このように、生命保険に頼らなくとも資産運用の方法はたくさんあります。

まとめ:生命保険は貯金の代わりになるが、リスクもあり!


生命保険は貯金代わりになるのかということについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  1. 貯蓄型の生命保険は貯金代わりになる
  2. 強制的な貯蓄能力があるため貯金としても使えるが、元本割れのリスクもある
  3. 自分で資産運用ができる人は生命保険を貯金代わりにしなくて良い

です。


自分がリスクをどれだけ取れるのか、安全資産であっても保険以外の選択肢もあることを考えた上で、自分に合った資産運用を見つけましょう。

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