子役の寺田心が主演を務める映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のキャストとメインビジュアルが18日に公開された。同作は1968年からの3部作、2005年の平成版とヒットを記録した映画『妖怪大戦争』の令和版。フォッサマグナに眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変え、東京を向かうという未曾有の事態に、妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生・渡辺兄(寺田)が「世界を救う勇者」に選ばれ、妖怪たちとともに大冒険を繰り広げる。これまで妖怪キャストとして狐面の女役に杉咲花、狸の総帥・隠神刑部役に大沢たかおが発表されていたが、新たな妖怪キャストとして、大森南朋、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子の出演が決定。大森が演じるのは、争いを好まず人間との共生を受け入れる妖怪たちのリーダー・ぬらりひょんで、大きな頭を持つ妖怪たちのまとめ役ながら、ひょうきんでどこか頼りない面を持つ憎めない存在だ。大森は、自ら“逆オファー”するほど本作への出演を熱望し、毎回約2時間かけてぬらりひょんの特殊メイクを実施した。安藤はとても愛情深く、冒険の中で出会った兄(けい)の弟の身を誰よりも案じている、赤ん坊を抱いた女の妖怪・姑獲鳥(うぶめ)役、大倉はなぜか和歌山弁を操りことあるごとにツッコミを入れる妖怪界きってのツッコミ役で、真っ赤な顔と毛が目を引く猿の妖怪・猩猩(しょうじょう)役。三浦は真っ白な顔に高い鼻が特長の天狗(てんぐ)で、同じ種族の軍団を率いており、一見するとキレ者かと思いきや、実は抜けたところもあるというギャップが魅力的なキャラクターとなっている。さらに大島は見ているだけで凍えそうなビジュアルながら、ハートは熱い雪女を演じる。常に虚ろな目で雪をまとい何を考えているかわからない彼女だが、雪女だけに“冷たい”男性が大好きで、いつもつれない隠神刑部に惚れ込んでいる…という一面も見せる。○大森南朋 コメント三池監督での映画化の話を聞いて「出たいなあ」と思い、取り計らっていただきました!こんなに大事な役で出演することになって、メイクも僕が一番大変で、思っていたのとちょっと違うなと思いながら、一生懸命頑張りました(笑)。メイクはみなさんに頑張っていただいて、2時間半ぐらいで仕上げていただいています。僕はぬらりひょんにしては若くないかな?と思ったりもしましたが、こんなぬらりひょんがいてもいいんじゃないかということで、演じております。三池監督が撮る映画は、台本の枠を全然超えてくるので刺激的です。本作では、『殺し屋1』(2001)でお世話になった三池監督と撮影監督の山本英夫さんが揃っているのですが、20年ぶりにお二人とお仕事をさせていただいたことも感慨深かったですね。○安藤サクラ コメント三池監督の映画は、脚本を読んだ印象と現場で出来上がる世界がまったく違うので、今回もワクワクしながら挑みました。同じ監督の現場に帰ってくることができるのはすごく嬉しくて、だからこそとても緊張しました。十数年ぶりにご一緒できたスタッフの方もいらっしゃって、それがめちゃくちゃ幸せで、楽しいけど背筋が伸びるというか、ずっと緊張感のある現場だったと思います。姑獲鳥は愛情深いキャラクターですが、想いの強さというのは、怖い方向にも受け取れると思うんです。だから、姑獲鳥としては兄(けい)の弟を「可愛い」と思っているけど、はたから見たら「怖い」と感じられるような、その丁度中間を漂うように演じました。撮影現場は、妖怪の皆さんと過ごしている間がすごく楽しくて。いろんな先輩方も同世代の方々もいて、とても素敵なチームでした。○大倉孝二 コメント特殊メイクについては、みんなから「大倉君なのがよくわかる」と言われたので、扮装より顔の個性が勝ったなと思います!三池監督はスーパー映画監督って感じで、本当にエネルギッシュです。脚本も現場で変わっていくので、それに対してはいつでも対応できるように、緊張感を持って準備しつつやっていました。猩猩のセリフは、和歌山弁なんですよ。セリフは8割9割ツッコミですね。思い切りやらせていただいています。こんな妖怪らしい姿ですが、人間的なツッコミばっかりしています(笑)。○三浦貴大 コメント特殊メイク姿は、鏡で見て「俺じゃなくても…」と思うほどの出来でした。ずっと視界の中にある“鼻先”も気になって……(笑)。天狗は飛べるので、ワイヤーアクションなど体を張ったシーンにも挑戦しています。そこそこ間抜けな天狗ですけど、とにかく必死に状況を何とかしようという気持ちで演じていましたね。演技をする上では、「ここまでやったら恥ずかしい」というせめぎ合いが、役としての人間らしさに見えることがあると思うんです。でも天狗は素顔が隠れているので、恥ずかしがることが一つもないという面では、新しい気持ちで芝居ができたと思います。今回の三池監督は、天狗には「『うぉーっ』て行って『うわぁー』って止める!」みたいな演出だったので、こちらも非常に楽しくやらせていただきました(笑)。○大島優子 コメント妖怪はすごく好きです! 小さい頃から妖怪はいるものだと思っていて、特に雪女に憧れを持っていたので、とても嬉しかったです。撮影中に妖怪の役作りについて悩んでいたら、三池監督が「妖怪はなんでもありだから!」と仰って下さったので、楽しむことが出来ました。隠神刑部に惚れ込んでいる役なので、「他の妖怪はどうでもいい、隠神刑部だけ!」という雪女の想いを貫きました。見た目は寒そうだけど、ハートは熱いです! みんなが妖怪にはなれるわけではないから、妖怪になれたという嬉しさを心に持って、楽しんで演じさせていただきました。○三池崇史監督 コメント役者という道を歩む人間たちは……多分、妖怪です。少なくとも、この映画に集まってくれた役者たちは皆、間違いなく妖怪です。妖しい魅力で観る人の心を惑わせる、恐ろしい魅力の持ち主たちです。ですから皆さん、特殊メイクが似合います。ていうか、これが、本当の姿なのかも知れません。さて、映画では豪華な役者たちが絶体絶命のピンチに追いつめられます。さぁ、どうする大森南朋!いや、それはまずいだろ、安藤サクラ! いつもと同じ顔じゃないか、大倉孝二! 熱く冷たく燃え上がる、大島優子! 煉獄さんを超えたぞ(見方によってはね)、三浦貴大。と……みなさんお見逃しなく!
2021年01月18日たとえ恋人同士であっても、ちょっとした秘密や嘘はあるもの。むしろ、恋人を心配させたくないからこそつく嘘もあるのかもしれません。ですがなかにはバレバレの嘘をつく人もいるようで……。今回は、ライター・牧ぐりこが女性のみなさんに「彼氏がついたとんでもない嘘」について聞いてきました。文・牧ぐりこ「俺の住所がネットでバレた」「記念日前に、ちょっとした喧嘩をしてしまったんです。ささいなことだったのですが、彼氏は想像以上にモヤモヤしていたみたいで。『記念日はお家デートをしようね』と約束していたのに『ごめん、俺の家の住所がネットでさらされていてヤバいんだ。危険だから、会うのはまた今度にしよう』と連絡がきたんです。正直『はぁ!?』と思いましたね。有名人ならいざ知らず、彼はただの会社員。どう考えても真っ赤な嘘なんです。『会いたくない気持ちはわかったから、雑な嘘をつかないで』とハッキリ伝えました。どうしてバレバレの嘘をつくのか、彼の気が知れません……」(29歳・アパレル)嘘に誤魔化されず、しっかり気持ちを伝えているところ、あっぱれです! 「彼の機嫌を損ねるから」とバレバレの嘘を許していると、彼はあなたのことを「いい加減なことを言って、誤魔化しても大丈夫なんだ」と侮ります。保身のためのぞんざいな嘘をつかれたら、その場でビシッと指摘するのがベター。パワーバランスの偏りがないお付き合いを目指したいものです。「出会い系アプリは勉強のため」「彼がスマホを見せてくれたときに、某出会い系アプリを見つけてしまったんです。『なんで出会い系アプリを入れているの、いつから?』と問い詰めたら、目を泳がせながら『中国語の勉強がしたくて! 海外出身の人がたくさん登録しているからさ』と言うんです。苦し紛れの嘘ですよね。特大のため息をついてしまいました。『メッセージのやりとりだけで、浮気はしていない』という彼の言葉を信じて、アプリを消すことでその場をおさめましたが、とっさに『外国語の勉強』なんて嘘が出てくる彼に、呆れてしまいます」(32歳・営業)やましいことがあって問い詰められると、つい嘘をついてしまうことがありますよね。今回はバレバレなので可愛いものですが、ふてぶてしく『本当だよ! 俺の言うことが信じられないのかよ』と怒鳴られたら要注意。嘘の常習犯はそう簡単に治りません。今後も釈然としない気持ちになること間違いなしなので、そういった人には早々に見切りをつけて。「遅刻は有名人のせい」「私の彼は明るくてはつらつとした人です。でも約束を守るのが苦手で、連絡なしで20分以上遅刻してくることも。そして『実は電車で、アナウンサーの〇〇さんを見つけちゃってさ! 見とれていたら、電車を乗り過ごしちゃった』と言い訳するんです。最初は信じていたのですが、2度目の遅刻では『スポーツ選手に遭遇しちゃった』と話すので『さすがに嘘でしょ!(笑)』と怒りました。それ以降はひと言目に『遅れてごめん』と謝ってくれるようになったので、もう怒ってはいません。彼は今でも、謝ったあとに『今日は女優さんを駅前で見かけてさ』などとふざけるので、私も嘘にのっかって『どんな服きてた?』とホラ話を楽しんでいます」(24歳・金融関係)暗黙の了解でわかっていれば、あからさまな嘘でも微笑ましいですね。有名人と会った話をしているカップルがいたら、周りの人は耳をそばだててしまいそう。迷惑のかからない範囲で、ふたりの時間を楽しんでください!いかがでしたか。「彼氏がついたバレバレの嘘」についてご紹介しました。あなたの周りにも、こんな人はいませんか…? まるで子どものような嘘には呆れてしまうばかりですが、無理のある嘘で丸め込もうとする人には要注意! 「見え透いた嘘をついてはいけない」ことをしっかり伝えて、健全なお付き合いを目指して。©AntonioGuillem/Gettyimages©AntonioGuillem/Gettyimages©Andrey Shevchuk/Gettyimages
2021年01月17日新年恒例の「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート」。今年2021年はオーストリア政府によるコロナ感染予防規定のため無観客で開催され、歴史的な成功を収めたことが伝えられた。ちょうど元旦の昼に開催された地元オーストリアではTVの視聴率が何と54%、120万人が見た計算となるというから驚きだ。オーストリアの日刊紙『クーリエ』では「芸術的にこれ以上望むものはない」、「リッカルド・ムーティとウィーン・フィルは一体となり、聴く者に特別な音楽の饗宴をもたらしてくれた」と手放しで絶賛し、『クローネ』紙も「ウィーン・フィルは魅惑的な色彩感と、洗練された音に包まれた」と称賛の言葉を連ねているという。そして収録からわずか1週間後の1月8日には、ライヴ録音されたコンサート全曲の配信が全世界で開始されたのだ。いつもであれば華やかな歓声と拍手に包まれるニューイヤー・コンサートだが、今年は、指揮者の入場にも、演奏終了後にも聴衆の拍手はなく、時折ソロ・パートを演奏した奏者をたたえることはあったといえ、粛々と進められたことが印象的だ。放送では、第1部と第2部の最後に、オンラインを通じて視聴していた世界各地の7千人の拍手や静止画が流され、その拍手はホールにもスピーカーを通じてフィードバックされ、指揮台上のムーティとオーケストラの奏者が微笑むシーンも放送で映し出されていたことが思い出される。今年のプログラムのキーワードは、今年80歳を迎える指揮者ムーティの母国イタリアで、当時のイタリアの王子のために書かれた「マルゲリータ・ポルカ」、イタリア趣味を反映した「ヴェネツィア人のギャロップ」、あるいはヴェルディ「リゴレット」やベッリーニ「夢遊病の女」など当時一世を風靡したイタリア・オペラの名旋律を散りばめた「新メロディ・カドリーユ」など、オーストリアとイタリアとの強い絆を物語る作品が取り上げられた。さらには、日本では未だに高い人気を誇るドイツの名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュの十八番だった豪快なコムツァークのワルツ「バーデン娘」をはじめとする7曲もの作品が、ニューイヤー・コンサート史上初めて取り上げられたのも大きな話題で、シュトラウス一家をはじめとするワルツやポルカというオーストリアの音楽的財産を広く世界に紹介しようとするウィーン・フィルの姿勢が見て取れた。無観客公演だったことに加えて異例だったのは、ウィーン・フィルの楽団長と指揮者のムーティがスピーチを行ったこと。楽団長で第1ヴァイオリン奏者のダニエル・フロシャウアーは、「音楽大使として、マエストロ・ムーティとともに、希望と明るさのメッセージをお届けします。本日演奏する音楽は、暗い日々も、そして楽しい時も私たちを勇気づけてくれたもの。その意味で、このコンサートがみなさんにとって忘れ難いものになりますように」とコンサートに込める思いを第2部の冒頭で表明。一方ムーティは、恒例のアンコール曲「美しく青きドナウ」の演奏の前に「私たちはここにいて、音楽が運んでくれるメッセージを信じて演奏しています。音楽家には武器があります。これは人を殺さない、音楽という武器です。音楽は喜びや希望、平和、兄弟愛、そして何よりも愛をみなさんに届けることができます。私たち音楽家にとって、音楽は仕事ではなく、使命なのです。その使命を伝えるために音楽家は働いているのです。では何の使命か?それはこの社会をより良いものにする、という使命です。新しい世代の若者にとってこの1年は、物事を深く考えられないままに過ぎてしまいました。自分の健康のことを始終考えていなければならなかったからです。身体の健康は大切ですが、精神の健康も同じくらいに大切です。音楽はその精神を健康に保つのに必要なのです」と音楽、そして音楽家の持つ使命の大切さについて話しています。さらに「世界中の知事、大統領、首相のみなさん」と呼び掛け、「将来社会をよくするためには、音楽という文化が欠かすことができない要素であるという点をどうかお考え下さい。この思いを込めて『美しく青きドナウ』を演奏いたします。この美しい曲の音の波の中に、喜びと悲しみが、生と死がいっぱいに詰まっていることをお聴きください」と締めくくり、音楽が社会で果たす重要な役割について訴えた。例年であればオーケストラとともに「新年明けましておめでとう!」という一言を発するだけのところだが、あえて言葉を尽くしたムーティに、オーケストラは譜面台を叩いて賛同の拍手を贈ったことも心に残る。なお、2022年のニューイヤー・コンサートの指揮者がダニエル・バレンボイム(2014年以来3度目の登場)に決まったことが発表された。リッカルド・ムーティPhoto: Dieter Nagl◎アルバムの試聴・購入はこちらから (ムーティのスピーチは収録されています。楽団長のスピーチとオンラインの拍手は収録されていません。)◎アルバム情報ニューイヤー・コンサート2021/リッカルド・ムーティ&ウィーン・フィル【発売日】デジタル配信:2020年1月8日(通常配信・24ビット96kHzハイレゾ配信・ストリーミング)CD:SICC-2221~222枚組2021年1月27日予定¥2,900+税ブルーレイ:SIXC‐372021年2月17日予定¥5,700円+税レーベル:ソニークラシカル【収録曲】■CD1第1部1.ファティニッツァ行進曲[オペレッタ「ファティニッツァ」より]★(スッペ)2.ワルツ「音波」作品148★(ヨハン・シュトラウス2世)3.ニコ殿下のポルカ 作品228(ヨハン・シュトラウス2世)4.ポルカ・シュネル「憂いもなく」作品271(ヨーゼフ・シュトラウス)5.ワルツ「坑夫ランプ」★(ツェラー)6.ギャロップ「贅沢三昧」[オペレッタ「キスのリハーサル」のモティーフによる]★ (ミレッカー)第2部7.歌付き喜劇「詩人と農夫」序曲(スッペ)8.ワルツ「バーデン娘」作品257★(コムザーク)9.マルゲリータ・ポルカ 作品244★(ヨーゼフ・シュトラウス)■CD21.ヴェネツィア人のギャロップ 作品74★(ヨハン・シュトラウス1世)2.ワルツ「春の声」作品410(ヨハン・シュトラウス2世)3.ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」作品336(ヨハン・シュトラウス2世)4.新メロディ・カドリーユ 作品254(ヨハン・シュトラウス2世)5.皇帝円舞曲 作品437(ヨハン・シュトラウス2世)6.ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」作品393[オペレッタ「女王のレースとハンカチーフ]のモティーフによる](ヨハン・シュトラウス2世)アンコール7.狂乱のポルカ 作品260(ヨハン・シュトラウス2世)8.新年の挨拶[リッカルド・ムーティの英語によるスピーチ]9.ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)10.ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世/ウィーン・フィル編)★ニューイヤー・コンサート初演奏の作品*日本語曲名は日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。【録音】2021年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
2021年01月15日ジョー・ジョナスとトーマス・サドスキが『Devotion』に出演することになった。大型予算をかけた実話にもとづく戦争映画で、ほかにジョナサン・メジャーズとグレン・パウエルが出演する。舞台は朝鮮戦争。ふたりの若いパイロットは友情を築くが、そのうちひとりが敵に撃ち落とされてしまうという物語らしい。監督は『Sleight』(日本未公開)のJD・ディラード。撮影は来月、ジョージア州でスタートの予定。ジョナスの弟ニック・ジョナスは、昨年秋日本公開されたローランド・エメリッヒ監督の『ミッドウェイ』で戦争映画に初挑戦している。文=猿渡由紀
2021年01月13日ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスのバックステージ秘蔵映像やインタビューなどから30年前の伝説のコンサートを紡ぐドキュメンタリー映画『甦る三大テノール 永遠の歌声』。この度、“三大テノール”にとって、大いなる誤算(?)ともいえる音楽ビジネスの駆け引きを赤裸々に明かした本編映像がシネマカフェに到着した。映像は三大テノールの1人であるホセ・カレーラスが「大きなコンサートは何度も開いてきた。高視聴率のテレビ放映はあったが8億人は初めてだ」と、“三大テノール初演”後の反響ついてふり返る様子から始まる。ライバル同士でありながら、当時のサッカーワールドカップ・イタリア大会の決勝戦前夜祭としてコンサートを開催することになったのは、3人のサッカー愛、そして1987年に白血病と診断されたカレーラスが闘病の末、復活したことを歓迎するためだった。しかし、当日のコンサートの模様をイタリア放送協会(RAI)が手掛けて世界8億人が視聴、結果としてその奇跡の歌声は世界中に感動を呼び、“三大テノールコンサート”のレコードは3日間で50万枚、1か月後には300万枚、そしてクラシック界最大の1,600万枚のベストセラーとなり、その後“三大テノール”の大躍進がはじまることになる…。三大テノールの発案者であり初演舞台のプロデューサーであったマリオ・ドラティは、「数社は『歌詞が古臭い』『誰も聴かないから契約しない』」との声があったものの、「幸いにも(イギリスのレコード会社)デッカの社長がその場にいて、こう言った『全権利を今すぐ買い取ろう』」と、最初は誰もが飛び付く企画ではなかったことを打ち明ける。そして、当時のデッカの担当者も「彼らを説得した。『出演料は低く抑えて、高い印税を払う形にしたい。結果的にあなた方も儲かる』」と申し出たが、すでに著名だった“三大テノール”たちは実はその申し出に難色を示していたという。「2人は反対、とくにプラシドはかたくなで、高額契約を主張した。あそこまで成功するとは思わなかったからだ」。プラシド・ドミンゴ自身も「正直なところ大成功はまるで期待してなかった。たった1回のコンサートだ。特別な企画とはいえ まさか あそこまでとは」と彼自身予想もしなかった空前の大成功に苦笑い。「彼(ドミンゴ)が地球規模の成功に気付いたのは公演が終わる頃だ。歓声に手応えを感じてようやく分かったらしい。『印税契約にすべきだった』『あの契約書にサインしたのは愚かだった』」と、舞台裏で行われていた音楽ビジネスの駆け引きが明らかにされている。『甦る三大テノール 永遠の歌声』はBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:甦る三大テノール 永遠の歌声 2021年1月8日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて公開
2021年01月09日「久しぶりに撮影現場で再会した篠原さんと井川さんは長年の友人。思わずハグするかのような勢いで近づき、『あっ、ソーシャルディスタンスだから!』と苦笑いしあったそうです」(番組関係者)高視聴率をキープする連続テレビ小説『おちょやん』。杉咲花(23)演じるヒロイン・千代が奉公した芝居茶屋「岡安」の気丈なおかみを演じているのが篠原涼子(47)だ。1月放送分から千代は道頓堀を離れ、京都へ。カフェに住み込みで働きながら女優の道に進むことになる。そんな彼女が昔から憧れているスター女優・高城百合子を演じるのが井川遥(44)なのだ。幼くして実母を亡くしたヒロインの“公私の母”代わりを演じる篠原と井川は、’04年のドラマ『光とともに…~自閉症児を抱えて~』(日本テレビ系)で初共演している。「2人はその後も何度か共演していますが、あまり付き合いは深くなかったそうです。親しくなったのは、8年ほど前第2子妊娠中の井川さんがスーパーで買い物をしていたら、バッタリ篠原さんに会ってからだとか。2人の息子さんがともに1学年上ということもあり、井川さんは先輩ママとして篠原さんに育児や仕事のことを聞くようになったそうです。息子さんは同じ有名私立小学校に通っていますよ。コロナ禍前までは頻繁に会って“ママ友会”を開催していたそうです」(テレビ局関係者)今回の朝ドラは大阪で収録しているため、篠原も井川も、東京から“遠距離通勤中”だという。「さすがにこのご時世、スタジオで長話はできないので、連絡は電話やLINEがメインだとか。息子さんたちと会えなくなる時間が増えるため、作り置きできる“時短レシピ”などの情報交換をしているそうです」(前出・番組関係者)杉咲自身にとっても、篠原と井川は“憧れの女優”だという。「演技の相談だけでなく、スタイルがいい2人に体形維持の秘訣を聞いて、ヨガ&ストレッチを熱心に勧められているとか。篠原さんも井川さんも、素直で一生懸命な杉咲さんをとてもかわいがっていますよ。通例なら出演者やスタッフを交えた食事会がおこなわれるのですが、感染防止のため、局から止められています。そこで、もともとお酒好きな篠原さんは井川さんと話して、最近飲む楽しみを覚えたという杉咲さんに“コロナが落ち着いたら絶対みんなで飲みに行こう”と誘っているそうです」(前出・番組関係者)本番以外は出演者もスタッフもフェースシールドを装着して、基本的に静寂を守っているという今回の朝ドラ。篠原にとって気心の知れた井川の存在は、出演者同士の心の距離を縮められる貴重な仲間なのだろう。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月08日「3日に放送された『教場II』の前編は13.5%で同時間横並びトップの高視聴率をマークしています」(スポーツ紙記者)1月3日、4日二夜連続放送のフジテレビ系の新春スペシャルドラマ『教場II』。昨年放送の第1弾に続き、木村拓哉(48)演じる警察学校の鬼教官に引き込まれる視聴者が続出しているようだが、制作に関わったスタッフからはこんな声が。「なんとかかたちになって安堵しています。伊藤健太郎さんの件で撮り直しシーンが生じたことで、放送日までに間に合うように撮影や編集を終わらせることを第一に考えるだけで、現場はいっぱいいっぱいでしたから」昨年10月、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(轢き逃げ)の疑いで逮捕された伊藤健太郎(23)。事故後は12月に予定されていた主演舞台の降板が発表されるなど、関係各所が対応に追われていた。『教場II』にも出演予定で、すでに撮影済みのシーンもあったのだという。同ドラマの関係者が振り返る。「伊藤さんの役どころが“車で人を轢いてしまう”という事故を彷彿とさせる設定だったこともあり、すぐに代役を立てることが決まりました。そして伊藤さんが関わったシーンをすべて撮り直すのに必要な日数が、撮影スケジュールに追加されることに。出演者に再度撮影をお願いしてスケジュールを組み直す作業も大変でしたが、車を使ったシーンがメインとなるので制作費がかさむんですよね……。技術スタッフの拘束日数などの諸経費も増えますから、数百万という単位の損失です」(ドラマ関係者)前出のスタッフも語る。「当初想定していた制作費から、かなりオーバーしてしまったと聞きました。結果的には番組単体では赤字になった、とフジテレビ上層部は嘆いていましたよ。コロナ禍でただでさえテレビ局は、広告収入が減っている厳しい状況。伊藤さん側に追加でかかった制作費を請求したいところですが、フジテレビが負担することになるとも聞いています」伊藤は今年7月クールのフジテレビの月9枠ドラマにもメインキャストで出演が決まっていたが、事故後すぐに所属事務所を通じて降板の申し入れがあったという。「伊藤さんは他にも決まっていた仕事のすべてを、すでに降板を申し入れていると聞いています。今年6月から撮影予定だった阿部サダヲさん(50)とのW主演映画もあったのですが……。所属事務所としては、少なくとも今年のうちは謹慎させるつもりだそうです」(芸能関係者)
2021年01月04日一年の締めくくりである国民的音楽番組『NHK紅白歌合戦』。今回は無観客開催、出演者が3会場に分かれての歌唱など異例づくめだったが、視聴率は見事、大台の40%超えを達成。なかでも重要なのが、やはり番組を締めくくるトリの存在。白組トリを務めたのは、27年ぶりにNHKホールでの歌唱となった福山雅治(51)。名曲『家族になろうよ』で締めくくった福山だが、そんな福山に複雑な思いを抱いていた大御所が。今回で50回目となる最多タイの出場記録を誇る五木ひろし(72)だという。「同じく北島三郎さん(84)が50回目の出場となった際は、大トリを務めていましたが、五木さんは今回トリ候補にも挙がらなかったといいます。五木さんは07年を最後にトリを取っていません。長年支えてきた功労者である五木さんにはNHKがもう少し配慮すべきだったと思います。五木さんも『せっかくの記念なのにな……』と残念がっていたそうです」(芸能プロ関係者)しかし、五木の紅白は今回で終わったわけではない。「北島さんは50回目の際に自ら勇退を宣言しましたが、五木さんは今回、一切明言していません。最多出場となる51回を目指す可能性は大いにあるでしょう」(前出・芸能プロ関係者)今年末は多くの観客が見守る『紅白』に戻るよう願うばかりだ。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日コロナ禍で目立ったヒット曲も少なく、当初は低迷が予想されていた『第71回NHK紅白歌合戦』。しかし、結果は2年ぶりとなる視聴率40%超えを記録するなど高評価。今年の“立役者”となった一人が、『香水』で大ブレークを果たした瑛人(23)。歌詞にあるウランド名「ドルチェ&ガッバーナ」を歌うことができるかにも注目されたが、見事、歌唱に成功した。そんな瑛人の母親への“お年玉”も規格外だったようだ。「瑛人くんのお母さんは神奈川県にあるスナックで働いていて、常連からも大人気でした。しかし、息子の大ブレークで取材が殺到したこともあって、お店に迷惑をかけまいと昨年末に自ら退職したそうです。お母さんには将来的に、音楽を生業にしたい若者を応援できるようなライブバーを経営したいという夢があるそうです。瑛人くんも大賛成していて、出資することを考えているそうです」(スナックの常連客)40%大台突破に貢献したのはアーティストだけではない。初司会とは思えぬ名さばきで紅組を勝利に導いた二階堂ふみ(26)は歌でも大活躍。また二階堂も出演した朝ドラ『エール』のキャストたちが美声を披露した特別企画には“大集合”する案もあったようだ。「実は岩城新平役の吉原光夫さん(42)や、二階堂さんの母を務めた薬師丸ひろ子さん(56)が出演する案もあったそうなのですが、時間の関係で泣く泣く諦めたそうです」(前出・NHK関係者)「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日「昨年は目立ったヒット曲が少なく、前評判では“歴代最低視聴率になるのでは?”と言われていました。しかしお祭り騒ぎ的な演出が減ったことが高視聴率につながったようです」(テレビ局関係者)コロナ禍での開催となった『第71回NHK紅白歌合戦』。感染防止のため史上初の無観客、出演者を3会場に分けて放送するなど異例の形式に。しかし逆風をはねのけ、視聴率は2年ぶりとなる40%超えの大台を突破。テレビに映らなかった驚きの舞台裏を今年も独占キャッチ!豪華アーティストたちの生歌唱が醍醐味の紅白だが、今年はそうもいかなかったようだ。「本番当日のスタッフの人数を減らすために、今年は事前収録するアーティストが多かったです。Mr.Childrenさん、星野源さん(39)もMC陣とのトークだけは生で、演奏は収録でした」(NHK関係者)なかには別の理由で収録にされた“危険人物”も……。「24年ぶりの出演となった玉置浩二さん(62)ですが、過去に生放送の音楽番組をドタキャンした“悪しき前例”が。スタッフももしもの場合に備えて“玉置さんは絶対に収録!”とはじめから決めていたそうです」(前出・NHK関係者)■NiziUMIIHI支えた愛のLINEYOASOBI、櫻坂46といったフレッシュな紅組初出場組のなかでも特に話題を呼んだのが、NiziU。MIIHI(16)が体調不良により一時休養するという苦難を乗り越えての出場となった陰には、メンバー同士の絆があったようだ。「10月に休養を発表してから2カ月で復帰できたのは、かなり異例のこと。休養中にミイヒちゃんが疎外感を覚えないように、ほかのメンバーが出演した番組の内容や感想を必ずLINEして、気を配っていたそうです」(日本テレビ関係者)「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。沢尻エリカの逮捕、コロナ禍での撮影休止など数々の困難に見舞われたNHK大河『麒麟がくる』。現場を懸命に引っ張る座長の長谷川博己(43)を支えているのが、10年来の恋人である鈴木京香(52)だ。たびたび結婚が噂される2人だが、本誌はその“決定的な準備”の証拠を掴んだーー(以下、2020年2月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま長谷川博己(42)が主演を務めているNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。その視聴率は初回が19.1%、第2回が17.9%と、好スタートを切っている。「昨年11月に帰蝶役の沢尻エリカ(33)が逮捕され、代役の川口春奈さん(24)は時代劇初挑戦。そのため“座長”の長谷川さんが所作や話し方など、川口さんにできる限りのアドバイスをしたのです。当初予定されていた撮影に加えて撮り直しもあり、長谷川さんは過密日程に苦しんでいますが、そんな彼を支えているのが鈴木さんなのでしょう」(NHK関係者)鈴木京香(51)と長谷川が交際を始めるきっかけになったのは、’10年放映のドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演だった。2人を知る芸能関係者が語る。「長谷川さんとしては“大河主演”をしっかりと務め上げることで、長い春にけじめをつけ、鈴木さんとの結婚生活を始めたいという思いもあるようです。そんな事情もあるため、長谷川さんと鈴木さんとの“結婚発表”は、撮影が終了した今年秋以降になると聞いています」実は京香も“新しい生活”に向けて、ひそかに準備を続けているという。京香の知人は言う。「京香さんのお母さんで所属事務所の取締役でもあるA子さん(78)は、4年前に宮城県から東京に転居しました。すでに’02年にお父さんは逝去されていますし、空き家になっていた実家を昨年9月に取り壊しているのです。いっぽうで京香さんは、都内に高級マンションも購入しています」本誌が取材を進めると、京香が都心の一等地にある物件を購入したのは3年ほど前であることも判明した。ちなみに広さは150平方メートルほど。「都心であるにもかかわらず閑静な住宅街にあり、セキュリティもしっかりしていますし、ドアマンも駐在しています。(京香が購入した)その部屋ですと、4億円以上になると思います」(地元の不動産業者)3年も前に購入したのに、京香はいまだ転居していない。その理由について前出の知人が語る。「京香さんは、そのマンションを“新婚生活を始める場所”と、考えているようです。長谷川さんとの結婚を公表した後に、引っ越しをするのだと思います」
2020年12月31日●「国民的な作品に出演させていただき感謝」今年大ヒットを記録したTBS系日曜劇場『半沢直樹』で伊佐山泰二役を務め、熱演が話題となった歌舞伎俳優の市川猿之助。ドラマ放送終了後もさまざまなバラエティ番組に出演し、イベントにも呼ばれるなど大活躍だ。堺雅人演じる主人公・半沢直樹の前に立ちはだかる東京中央銀行証券営業部部長・伊佐山泰二役として続編に加わった猿之助。“顔芸”と評される迫力満点の演技や、「詫びろ!」「土下座野郎!」といった発言で強烈なインパクトを放った。最終回は平均世帯視聴率32.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、有終の美を飾った『半沢直樹』。猿之助は「今の時代にあれだけの視聴率をとるのも珍しいと思いますし、国民的な作品に出演させていただき、コロナの中であのような仕事をさせてもらったことに感謝しています」と振り返った。「詫びろ!」や「土下座野郎!」のセリフはSNS上でも大きな反響を呼んだが、猿之助自身はその盛り上がりを冷静に受け止めつつ楽しんでいたという。『半沢直樹』での猿之助の熱演は多くのメディアで取り上げられ、バラエティ番組にも引っ張りだこに。猿之助は「いい意味でも悪い意味でも、メディアの持つ力の大きさ、すごさがよくわかりました。自分も含め、現代の人はもうメディアなしには生きられない。メディアにいかに影響を受けているのかわかりました」とやはり一歩引いて見ている。そして、世間やメディアの盛り上がりに関して、「みんなの手の上で踊っているのを楽しんでいる感じ。うまく踊ったほうが勝ち。いずれブームが去ることはわかっているから、踊らされるのではなく、踊って楽しませてもらおうと思っています」と笑った。また、「昔は反響って長く続いたけど、この頃の反響は長く続かない。昔の歌手は1曲でずっと食べていけていたけど、今はどんどん流行りが変わっていく。その場その場ではすごい盛り上がりだけどすぐに消えていき、時代を超えるものが昔ほどないような気がします」と昔と比較。「今は『鬼滅の刃』一色だけど、来年あたりになったらまた違うと思いますよ。盛り上がらなくなったらすぐ次にいくから」と予想した。『半沢直樹』で注目を集めた2020年だが、自身にとってどんな一年になったか漢字一文字で表現してもらうと「病」を挙げ、「コロナですべてがストップしてしまって。それがすべてでしょう」と何よりもコロナが一番の衝撃だったという。「僕らの生き方はどこかが間違っているというのは気づけた。反省の機会だと思う。緊急事態宣言のときの深刻さを保てず、揺り戻しでまた流行り出した。喉元過ぎればすぐに熱さを忘れてしまう。そういう生き方がダメだということに気づけた」と問題点を指摘。「一人ひとりが自覚しないとダメだと改めて感じました」と話した。そして、「エンターテインメントの在り方も変わらないといけない。ただ、未曾有の出来事だから、これから何年かけて変われるかどうかが、僕らの下の世代に響いてくるのではないかなと思っています」と語った。●世界配信の野望も! オンライン歌舞伎の広がりに期待猿之助が言うように、変化を余儀なくされているエンタメ界。ライブや舞台をオンラインで配信するという新たな試みがなされ、歌舞伎界でもオンライン歌舞伎「図夢歌舞伎」がコロナ禍に誕生した。その第2弾として、松本幸四郎と猿之助がお騒がせコンビ“弥次喜多”を演じる図夢歌舞伎「弥次喜多」がAmazon Prime Videoにて12月26日より独占レンタル配信がスタートした。幸四郎と猿之助による“弥次喜多”は2016年に歌舞伎座で誕生し、毎年新作を発表してきた人気作品。今回、2009年にPARCO劇場で上演された猿之助が現代劇に初出演した『狭き門より入れ』を原作に新作を制作した。同舞台は謎の疫病の流行にまつわる物語。“現代に通ずる作品”として猿之助が原作に選び、新作歌舞伎へと生まれ変わらせた。猿之助は「10年前は絵空事だった物語が、私たちの日常とシンクロしている今だからこそ、この作品を歌舞伎にして届けようと思いました」と原作に選んだ理由を説明。「この時代を生きる一人ひとりに深く響く作品だと思いますので、これまでの『弥次喜多』を知らない方も、新作映画を観るような気持ちでぜひご覧ください」と呼びかけている。『狭き門より入れ』を原作に「弥次喜多」の新作を制作しようと考えた猿之助は、喜多八として出演するだけでなく、監督・脚本・演出も担当。カット割りや編集にも携わり、「ありえないくらい短い期間でやっているので大変でした」とかなり苦労したという。監督の視点によって「監督が欲しい演技をいかにできるか、その重要さは改めてわかりました」と新たな気づきもあったようだが、「監督はもういいです。ちゃんとした準備期間と、ちゃんとした環境を与えてくれればやりますけど」と笑った。大河ドラマ『風林火山』、『龍馬伝』やTBS『ブラックペアン』など、さまざまなドラマに出演している猿之助。その経験は、歌舞伎と映像を融合させた図夢歌舞伎「弥次喜多」に生きた部分もあったようで、「映像に面食らわない。何回も同じシーンを撮ったり、その耐性はついている」と話した。また、歌舞伎と触れ合ったことのない人や「弥次喜多」を知らない世代に届ける難しさも感じていると吐露。「僕らが若い人たちの文化を知らないように、若い人たちは『弥次喜多』を知らないと思う。そういう方々にアピールするのは本当に難しい」『半沢直樹』をきっかけに猿之助の演技に魅力を感じ、違う作品も見てみようと思う人もいると思うが、猿之助は「それをきっかけに見ようと思う方がいたら、見ていただければうれしいです。ただ僕は、歌舞伎を見る人を増やすためにドラマに出ようという考えは一切ありません。ドラマだけでやられている役者さんに失礼なので」と自身の考えを明かした。そして、図夢歌舞伎という歌舞伎の新たな挑戦について「歌舞伎はこんなこともできるということは示せたと思います」と手ごたえ。図夢歌舞伎「弥次喜多」は「世界で絶対にウケる!」と断言し、世界配信への野望をあらわに。「今は石を投げたところ。それがどう広がるか、これからですね」と今後の広がりに期待している。
2020年12月29日「企画会議では積極的に意見を出し、有名人との対談を自らブッキングするなど“裏方”としても精力的に番組を支えています。MC就任当初は距離が少しありましたが、今ではどのスタッフからも慕われる頼れる存在です」(日本テレビ関係者)スタッフから絶大な信頼を得ているのは、有働由美子(51)だ。18年10月から有働がMCを務める『news zero』(日本テレビ系)は、今年1月に過去最高視聴率を更新。その後も好調を維持し、ライバルの『NEWS23』(TBS系)や『Live News α』(フジテレビ系)を抑え同時間帯では首位に立っている。有働のMC力にも注目が集まっている。16日放送回で、有働は菅首相(72)に単独インタビュー。自粛が叫ばれるなか、菅首相が14日に8人以上で会食をした件について有働は「国民には4人以下と呼びかけている中、8人ですか。これは呼びかけている国のリーダーとして、じゃあ国民はどうすればいいの?となりましたけど」と舌鋒鋭く追及。忖度せず切り込む有働の姿勢は視聴者からも高く評価されていた。名実ともに“報道の顔”となった有働だが、決して順風満帆な出だしたではなかった。MC就任当初の視聴率は5%前後を記録することもしばしば。そんななか、スタッフを奮起させたのが有働の“気遣い力”だった。「有働さんと頻繁にコミュニケーションを取り、コロナ禍前は自ら飲みに誘ってチームワークを高めてきたそうです。また選挙特番など体力勝負となる内容の際は、叙々苑の高級焼肉弁当を差し入れするなどして、有働さんはスタッフの士気を高めてきました。要所要所でその時スタッフが一番欲するものを感じ取って差し入れしているそうです」(前出・日テレ関係者)そして、最近もコロナ禍ならではの“とっておきの差し入れ”を贈ったようだ。「感染者が再び増え始めた12月初めに、有働さんからマスクの差し入れがありました。使い捨てマスクではなく、1枚1,000円以上するフィルター付きの高級マスクで肌に優しい素材で作られたものです。黒、水色、ピンクの3色で計100枚ほどありましたがスタッフの間でも取り合いとなり、あっという間になくなりました。“番組を作っているスタッフや関係者に何かあってはいけない!”という有働さんの気遣いなのでしょう。スタッフの士気も上がりっぱなしです」(『news zero』関係者)抜群の団結力で前に進み続ける有働。付け入るスキは“ゼロ”かも!?
2020年12月29日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。コロナ禍で先行きの見えないなか、長年伴走してきた所属事務所の退所を決断した米倉涼子(45)。Netflix作品での主演など挑戦の日々を送る米倉には、新たな“伴走相手”がいた。それは自身が通うタンゴ教室の教師でもあるアルゼンチン人ダンサー。本誌が目撃した2人の情熱的すぎる恋とはーー(以下、2020年2月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま離婚以降、決定的な熱愛スクープは出ていなかった米倉涼子(44)。そんな彼女の新恋人が、本誌の取材で明らかになった。1月下旬、都内の高級スーパーに米倉の姿があった。かたわらには、外国人男性の姿が。ジョニー・デップ(56)を彷彿させるイケメン。米倉と並んでも見劣りしないスラリとした長身で、姿勢のよさがさらにスタイルを際立たせている。左手中指には、ハートのついた指輪が輝いていた。買い物を終えた2人は、米倉の車に乗り込む。向かった先は、都内にある彼女の自宅マンション。そしてこの日、彼が建物から出てくることはなかったーー。米倉といえば、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』や『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(ともにテレビ朝日系)などで高視聴率をたたき出してきた視聴率女王。いっぽうプライベートでは、’16年12月に会社経営男性(42)との離婚を発表していた。そんな米倉について、本誌に驚きの情報が飛び込んできた。「半年ほど前のことです。米倉さんに、真剣交際している男性がいると聞いたんです!しかも、お相手は外国人だそうです」(芸能関係者)その相手こそ、本誌がツーショットを目撃した外国人男性だったのだ。気になる新恋人の正体は、ショーダンサーや振付師として国内外で活躍するアルゼンチン人ダンサー。米倉の通う都内のアルゼンチンタンゴ教室で講師もつとめている。最初にツーショットを目撃したのは、1月中旬。2人をスーパーで目撃した日からさかのぼること数日、都内の交差点近くに米倉の車が停車していた。しばらくすると男性が助手席に乗り込む。向かったのは彼女が通うアルゼンチンタンゴ教室。だがなぜか、スタジオの少し手前で車が停車。そして彼を降ろすと、わざわざ“別々”に教室へと向かったのだ。またその数日後に冒頭のスーパーで目撃した日も、米倉は彼とダンス教室にいた。その日、アルゼンチンタンゴのスケジュールはすべて「休講」となっていた。しかし、米倉は彼のプライベートレッスンを受けていたようだ。熱烈な練習は、2時間に及んだ。だが、2人の時間はこれで終わりではなかった。レッスン後、いったんビル内にある部屋へと戻った男性。着替えをすませると、再び米倉の車へ。そして冒頭のスーパーに寄り、そのまま米倉のマンションへと向かったのだったーー。“情熱の一夜”が明けた、翌日のお昼すぎ。彼がひとりで米倉の自宅マンションから出てきた。驚いたのは、その服装。コートが、前日にスーパーで着ていたものとは違っていた。彼女の自宅に着替えの洋服を置いておくほど、親密な関係になっているようだ。米倉の自宅を出た彼は、再びダンススタジオへ。だが、その後も“意外な展開”が待っていた。「この日、スタジオでは彼のためにパーティが開かれました。米倉さんは、そこにも再び駆けつけていたのです。お泊まりして、別れた後もすぐ会いにいく。それほど彼女にとって大切な存在になっているようです」(別の芸能関係者)
2020年12月29日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。2020年を代表するドラマといえば、やはり7月クールから放送された『半沢直樹』(TBS系)。回を追うごとに、キャストの演技はヒートアップし、視聴率もうなぎのぼり。令和でも再び“半沢旋風”を巻き起こしたわけだが、その撮影現場は過酷そのもの。主役の堺雅人(47)もの疲労も当然、とてつもないもので――(以下、2020年9月22日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「この日に撮影したシーンは、約1週間後の9月6日に放送されると聞いていました。相当ギリギリのスケジュールなんだなと思ってはいたのですが……」(芸能関係者)8月最後の週末、本誌は都内のあるビルから出てくる堺雅人(46)の姿をキャッチした。『半沢直樹』(TBS系)のシーン収録を終えて、車に乗り込んで去っていくところだった。表情には、どこか疲れの色がにじんでいるようにも見えた――。今季、視聴率トップを独走するドラマ『半沢直樹』。本誌が収録現場を目撃した9月6日放送予定の第8話は、13日に延期となってしまった。コロナ禍により、撮影に大幅な遅れが生じたためだ。ギリギリのスケジュールのなか、早朝から深夜までハードな撮影の毎日が続いていたというが、特に主演の堺の負担は相当なものだという。「帰宅後も子供の寝顔を見てからセリフを覚えていると聞きました。堺さんは現場でNGを出さないことで有名です。その緊張感がほかの出演者にもよい影響を与えて、現場が引き締まるのです。セリフ覚えは朝方近くまでかかることもあり、さらに早朝からまた撮影。睡眠時間2時間ほどで撮影に向かうこともあるようです。たまの撮休のときは、泥のように寝ているそうですよ」(制作関係者)逼迫したスケジュールのなか、思わぬ訃報もあった。8月16日放送回に出演した女優の階戸瑠李さんが28日、持病のため亡くなったのだ。31歳の若さだった。「やる気がなく、半沢に社長の居場所をペラペラ話す女性社員という役柄でした。出演は短時間でしたが、放送直後から彼女の演技がSNSで話題になったんです。堺さんをはじめとした共演者やスタッフも大変なショックを受けています……」(前出・制作関係者)そんな苦境続きでも、現場の堺には数少ない癒しの瞬間もあったようだ。7年前の前作にも出演した、金融庁の担当検査官・黒崎役の片岡愛之助(48)は、半沢の“宿敵”として今作にも再登場しているが……。「撮影の合間に、堺さんが椅子に座って携帯電話を見ていると、愛之助さんがやってきて、連絡先を交換しようと声をかけたようです。電話番号は前に交換していたけれど、メールアプリのIDを聞きたかったみたいですね。堺さんは携帯の操作が不慣れなのか、愛之助さんに『どこ押せばいいんでしたっけ?』と聞きながら交換していたみたいですよ」(別の芸能関係者)最終回まであとひと踏ん張り。堺はドラマさながらに逆境を“倍返し”すべく、奮闘している――。
2020年12月28日「dTV」が2020年の年間総合視聴ランキングを発表した。年間総合視聴ランキング1位はやっぱりあの作品!今年最も多くの人が視聴した作品は、TVアニメ「鬼滅の刃」。2019年4月からTV放送に合わせて配信を開始し、昨年の視聴ランキングでは3位だったが、今年は劇場版の公開もあり、さらに人気が加速、堂々の1位に輝いた。今年も昨年に引き続き、アニメ作品が非常に人気で、トップ10には「鬼滅の刃」を含め7作品がランクイン。トップ10入り常連の「名探偵コナン」(3位)を始め、いま大人気の少年が呪術を使って闘う姿を描いた「呪術廻戦」(5位)。来年1月には最終章のTVアニメが放送予定の「七つの大罪」シリーズから、第3期「神々の逆鱗」(8位)などが入っている。ほかにも、第4位にTBS系列で放送されていた昭和を代表する名作バラエティ「8時だョ!全員集合」。第6位に「Kis-My-Ft2」の玉森裕太と宮田俊哉のユニット曲を映像化したオリジナルドラマ「BE LOVE」がランクインしている。ジャンル別ランキングも発表! アニメや漫画・小説原作の作品がランクインジャンル別では、<洋画作品部門>で『怪盗グルーのミニオン大脱走』『SING/シング』といったCGアニメーションが、<邦画作品部門>は『君の膵臓をたべたい』や、原作でも人気のエピソード“欲望の沼”をベースに映画オリジナルのゲームを加えて描いた『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』などが上位にランクイン。<海外ドラマ部門>では、最強美女ヒーロー・スーパーガールの活躍を描くアクションドラマ「SUPERGIRL/スーパーガール」のシーズン1や、マイケル・ベイ監督が製作総指揮を務める「ザ・ラストシップファイナル・シーズン」。人気が途切れない「シカゴ P.D. シーズン4」、「SUITS/スーツシーズン8」もランクインしている。約200タイトルの“邦画”が追加!今月12月から、配信ラインアップに洋画と海外ドラマを約300タイトル追加したばかりの「dTV」。さらに、来年1月に人気の邦画タイトルを一挙配信することが決定。TVドラマ化もされた池井戸潤のベストセラー小説を長瀬智也主演で新たに映画化した『空飛ぶタイヤ』。劇場版第2弾も公開される浜辺美波主演、高杉真宙、福原遥、池田エライザ、矢本悠馬、森川葵ら人気若手俳優たちが集結した『映画 賭ケグルイ』。芥川賞作家・中村文則のサスペンス小説を、岩田剛典主演で実写化した『去年の冬、きみと別れ』など、ほかにも多くのタイトルが加わり、より豊富なラインアップとなる。(cinemacafe.net)
2020年12月24日「9月末に『半沢直樹』の撮影が終わってからは、長期間拘束されるような仕事は入れないようにしているそうです。俳優としてのスケジュールは今のところ、来年3月末まで白紙状態だと聞きました」(TBS関係者)平均視聴率24.7%と、令和一の視聴率を記録した『半沢直樹』。主演を務めた堺雅人(47)はこれから当面の間、充電モードに入るという。「1月からは妻の菅野美穂さん(43)が『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日テレ系)で5年ぶりに主演を務めるということで、堺さんはしばらく“育休”となるようです。ただもともと寡作なイメージがあるからか、そこまで焦ってはいないようです」(テレビ局関係者)仕事をセーブして子育てに専念する堺。そんなイクメン生活の陰には、“半沢バブル”も大きく影響しているようだ。「今回の『半沢直樹』効果もあって、堺さんのCMギャラが大幅にアップしたそうなんです!代理店の人は泣いていましたが、宣伝効果を考えると仕方ないことかもしれません。またドラマのギャラも、米倉涼子さんと並んで国内トップクラスになったと言われています。それでもオファーはひっきりなしにあるそうですから、いかに堺さんの人気がすごいかを物語っています。つまり、しばらくは仕事をしなくても十分に食べていけるでしょう。お子さんがある程度大きくなるまでは夫婦でバランスを取りながら、無理のない範囲で俳優業を続けていくことになるのではないでしょうか」(芸能関係者)そこで気になるのが、『半沢直樹』の続編だ。今年9月にはシリーズ最新作『アルルカンと道化師』(講談社)が刊行されたことで、こちらのドラマ化も期待されている。「これまで、『半沢直樹』は2作品で1クールのドラマを作ってきました。なので、この作品だけで連ドラをやることはないと思います。堺さんの姿を見るのは、しばらくCMだけになりそうです」(前出・芸能関係者)
2020年12月24日東京都内の閑静な住宅街にある一軒家から現れた英国車。ハンドルを握る香川照之(55)の隣に乗っていたのは、30代とおぼしき、大きな目とふっくらとした唇が印象的な女性だった。’20年はドラマ『半沢直樹』の高視聴率に貢献した香川。現在は市川中車として歌舞伎座で12月26日まで「十二月大歌舞伎・第二部」に出演している。「『半沢』で話題になった大和田取締役のセリフ『お・し・ま・い DEATH!』を披露するなど、舞台でも好評です」(梨園関係者)本誌が香川を目撃したのは12月上旬。彼はいまコンクリート打ちっぱなしの3階建ての一戸建て住宅に住んでいる。’19年4月に建てられたばかり。延べ床面積は300平方メートル以上の豪邸で、父・市川猿翁(81)が所有する物件だ。地元の不動産業者によれば3億円の価値はあるというが、猿翁は別の場所に立つタワーマンションに住んでおり、この豪邸に現れることはほとんどないという。前出の梨園関係者が続ける。「猿翁さんは香川さんが幼いころに離婚しています。俳優デビューしていた香川さんが、’91年にお父さんの公演先まで会いにいったところ、『僕とあなたは何の関わりもない』と、親子関係を拒絶されてしまったこともあったのです。親子の交流は10年ほど前にようやく復活しました。いまは香川さんがお父さんから“もらった家”に住んでいる形ですが、感慨深いですね。香川さんの長男・市川團子くん(16)も十二月歌舞伎・第三部に出演しており、猿翁さんも見に来ているそうです」香川は’16年に元CAの妻と離婚。それから4年、この梨園関係者によれば、彼は恋人と同居生活を送っているという。その情報をもとに本誌が自宅を訪れたところ目撃したのが、冒頭の美女とのツーショットだったのだ。この日も昼過ぎから香川は舞台を控えていたが、恋人をどこかに送ってから、歌舞伎座に向かおうとしていたのだろうか。車中で笑顔を見せる女性はマスクを外して香川と会話を楽しんでおり、2人の親密ぶりも伝わってきた。香川の好きな女性のタイプについて別の舞台関係者はこう語る。「家庭的で尽くしてくれるタイプの女性が好みのようです。香川さんの会話の話題としては、まずは息子の團子さんのこと、次に昆虫でしょうか。それを聞いてくれることも条件なのでしょう」“同居美女”との再婚は?所属事務所に交際について問い合わせたが、締切りまでに回答はなかった。「し・あ・わ・せDEATH!」と言うかはともかく、香川が再婚宣言を出す日はくるのか――。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月21日野球経験ゼロのGMが最下位球団をたてなおす、ナムグン・ミン&パク・ウンビン主演の韓国ドラマ「ストーブリーグ」がTSUTAYA先行でDVDレンタル、DVD-BOXのリリースも決定した。万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」は、監督の立場が弱く、コーチたちはチーム内で対立、選手もプレー中にミスを連発するなど問題だらけ。さらには指名を受けた新入選手側が入団を断るほどで、球団運営陣は頭を抱えていた。そんなドリームズを立て直すためにやってきたのは、なんと野球未経験のゼネラル・マネージャー。野球経験はないものの、数多くのスポーツチームを優勝に導いてきた手腕が買われ就任した彼は、早速腐った根っこからチームを正すべく、スター選手のトレードなど型破りな改革を始める。彼の斬新な戦略は選手やフロント陣の反感を買い、対立してしまうが――。本作は、野球をあまり知らなくても楽しめる、様々な困難を打破していく爽快ストーリー。選手がメインではなく、GMを始め球団を運営する会社スタッフたちが主人公として描かれる。手に汗握る交渉や戦略、困難を打破したときの爽快感、また、仕事以外に抱える悩みや家族問題の描写にも共感できる点が多く様々な面で楽しめる。毎回予想を覆す展開と出演者たちの光る名演技で、第1話で5.5%ほどだった視聴率は、最終話では19.1%を記録。一桁を記録することも少なくない地上波ドラマで異例の快挙を成し遂げた本作。さらに「第56回百想芸術大賞」ではテレビ部門ドラマ作品賞、「ソウルドラマアワーズ2020」では韓流ドラマ優秀作品賞を受賞し、韓国ではスポーツをテーマにしたドラマのヒットは、チャン・ドンゴン主演の「最後の勝負」以来、実に25年ぶり、社会現象化した。主演を務めたのは、「キム課長とソ理事」のナムグン・ミンと「法廷プリンス-イ判サ判-」のパク・ウンビン。ナムグン・ミンが野球経験ゼロのGMペク・スンスを、パク・ウンビンが球団のために奔走する運営チーム長のイ・セヨンを好演。「ホジュン~伝説の心医~」以来6年ぶりの共演となった。さらに、「シグナル」のイ・ジェフンが若きIT社長として特別出演しているのも見逃せない。「ストーブリーグ」は2021年3月3日(水)TSUTAYA先行レンタル開始。(cinemacafe.net)
2020年12月18日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。先日、大団円を迎えた朝ドラ『エール』(NHK)。主役を務めた窪田正孝(32)は、昨年、水川あさみ(37)との結婚も発表するなど公私ともに順調。夫婦として初めて迎える妻の誕生日に窪田が見せた意外な行動とは――(以下、2020年8月18・25日合併号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま梅雨明けが待ち遠しい東京で、久しぶりに晴れ間が見えた7月24日。辺りが薄暗くなってきた夕方6時35分ごろ、あるマンションの前に1台の車が止まった。黒いキャップにマスク姿の男性が、車の後部座席から勢いよく降りる。主演を務める連続テレビ小説『エール』の収録現場から帰宅した窪田正孝(31)の姿だった。車を降りた窪田は、バッグを担いでマスクを着け直しながら、自宅マンションに駆け込んでいった。その様子は少しあわてているようにも見えたが……。実はこの日は、昨年9月に結婚した妻・水川あさみの37歳の誕生日。一刻も早く妻の誕生日を祝いたかったがための“猛ダッシュ”だったのだろう。「朝ドラは、月~金曜にかけて撮影するのが通常で、最近はだいたい夜8時ごろまで収録をするスケジュールが組まれていることが多いのですが、24日の窪田さんは夕方6時までには収録が終わっていました」(NHK関係者)仕事現場からまっすぐ帰ってきたのか、収録を終えて約30分後には到着。自宅で誕生日の夜を過ごしたようだ。《僕は料理ができないので、食事を作ってもらえることにめちゃくちゃ感謝しています。ごはんを作って家で待ってくれている存在がいるだけで、1日の疲れが吹っ飛びます》(『からだにいいこと』’20年6月号)こう語っていた窪田。特別な日でなくとも料理上手な妻が待つ自宅に帰るのはうれしいことのよう。「水川さんは窪田さんの体調にも気を配っていて“免疫力アップにいい”と今は手作りの塩と醤油麹にハマっています」(芸能関係者)4月には、ファンに“ラブラブぶり”を見せつけたことも。「水川さんが仲よしの近藤春菜さん(37)のライブ配信に自宅からゲスト出演したんですが、そこに窪田さんも乱入。『嫁さんに呼ばれたから、まあそれは出ますよ』と仲がよさそうでした」(芸能ライター)一方、『エール』はコロナ禍で4月から6月に収録がストップした影響で、放送は一時中断状態。「代わりに流れている再放送の視聴率も好調です」(スポーツ紙記者)愛妻と過ごす時間で英気を養って、放送再開を期待するファンに最高の『エール』を届けてほしい!
2020年12月15日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。昨年10月にはカメラマンとの結婚を発表、7月に放送されたドラマ『わたしの家政婦ナギサさん』(TBS系)も大ヒットするなど絶好調の女優・多部未華子(31)。そんな多部の出演作のなかでも、ドラマファンから高い評価を受けていたのが19年放送の『これは経費で落ちません!』(NHK)だ。高い人気から続編制作も内定していた本作だが、実は多部がまさかの降板を――(以下、2020年9月22日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま《わたナギがなくなったら何を楽しみに生きればいいんだ完全にロス》《わたナギ。終わってしまった。。ハッピーエンドで最後まで癒された。わたナギ2やってほしいな》SNSでは多部未華子(31)主演のドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)の終了を惜しむ声が次々と上がっている。TBS関係者は言う。「あまりの好調ぶりに、最終回放送直後、9月8日に2時間の特別編で、主人公・メイとナギサさん(大森南朋)の新婚生活を描く特別編も放映されることが発表されたのです。主演の多部さんは“令和の新視聴率女王”とも呼ばれるようになりました」だが、この『わたナギ』フィーバーのカゲで“事件”が起きていたという。ある芸能プロダクションの幹部は次のように語る。「多部さんが次に撮影に臨むはずだった連続ドラマの制作が突然中止されたのです」中止となったのは’19年夏にNHKで放映された『これは経費で落ちません!』の続編だったという。ドラマ制作に携わるNHK関係者は言う。「『これは経費で落ちません!』は多部さんが主演で、せっけんメーカーに勤めるアラサー独身女子を演じました。仕事には几帳面なカタブツで、恋には奥手という繊細な女性社員を多部さんは好演し、演技力も評価されました。撮影現場でも、専門用語が多い難解なセリフを多部さんはほとんどNGナシだったそうで、スタッフも絶賛していました。夜22時スタートの『ドラマ10』枠は視聴率的には苦戦することが多いのですが、『これは経費で落ちません!』は異例の高視聴率だったのです。原作小説がまだ続いていることもあり、ドラマ終了時には、『わたナギ』ほどではありませんが、続編を望む声も多かったですね」そこでNHKは続編制作を決定し、プロジェクトは秘密裏に進行したという。「当初は’21年1月からの放映を目指していましたが、コロナ禍の影響もあり、4月から放映することになっていました。今年10月下旬から撮影をスタートすることも決まり、スタッフたちは粛々と準備を進めていたのですが……」制作中止が関係者たちに知らされたのは8月下旬のことだったという。すでに撮影スタートまで2カ月を切っていた。前出の芸能プロダクション幹部によれば、制作スタッフは中止の理由について次のように説明したという。「主演の多部さんの事務所が降板を申し入れてきたそうです。もともと続編制作については、多部さんサイドからは、『作品の世界観を大事にしたいので、前作と同じキャスト・スタッフで臨みたい』という、条件が出されていたそうです。演出も前作と同じ中島悟監督に決まり、主要キャストをはじめ、多くの出演者たちのスケジュールも押さえることができたのだそうですが……」せっけんメーカーの同僚社員役の1人が、出演することができなくなってしまったのだという。「存在感があるいい俳優さんです。しかし続編でのキャスト変更は、この世界では珍しくないことですからね。でも、そこから多部さんサイドは、不信感を抱くようになったそうです。制作側は説得を続け、台本も5話分まで用意して送ったそうです。ただ多部さんサイドは台本にもいい印象を持てなかったようで、最終的に『作品世界を大切にする多部の気持ちを軽んじている』と、降板を決めたと聞いています。いまスタッフたちも、出演が決まっていた俳優たちへの事情説明で大変なようです」NHKの大混乱は事情説明ばかりではない。「来年4月の放映枠がポッカリ空いてしまいました。いろいろ代案も提案されましたが、上層部からのOKも出ず……。『このままでは過去のドラマの再放送でしのぐしかない』という悲鳴も上がっています」(前出・NHK関係者)そこで多部の所属事務所に、『これは経費で落ちません!』続編中止騒動について、取材を申し込んだところ、担当者は次のように回答した。「前作キャスト・スタッフの続投という当初のお約束がかなわなかったため、成立にいたりませんでした」出演辞退は、あくまでも台本などの問題ではなく、“キャストの続投”という約束が果たされなかったためだというのだ。それにしても、これほど間際での連続ドラマ制作中止は、よくあることなのだろうか。「主要出演者の病気や事故、あるいは逮捕による中止ということならあるとは思います。でも、“都合がつかない出演者がいるから”という理由で、主演俳優が降板するのは非常に珍しいですね」(ベテランのドラマ制作関係者)食い違うドラマ制作サイドと多部サイドの主張。だが多くの視聴者が待ち望んでいた『これは経費で落ちません!』の続編放映が遠のいてしまったことは間違いない。
2020年12月14日10月に2週連続で放送されたTVアニメ「鬼滅の刃」に続いて、全国ネット第3弾が<柱合会議・蝶屋敷編>として放送されることが決定した。今年5月に連載が完結し、先日最終巻となる23巻が発売され、シリーズ累計発行部数が1億2000万部を突破した大人気漫画「鬼滅の刃」。昨年はTVアニメ化され、10月から公開中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、公開3日で「日本国内で公開された映画の動員数・興行収入」で歴代1位を記録する人気ぶり。この劇場版公開に合わせて、10月に第一夜<兄妹の絆>、第二夜<那田蜘蛛山編>を放送、高視聴率を獲得。そして今回、視聴者からの声に応える形で、<柱合会議・蝶屋敷編>を放送。<柱合会議・蝶屋敷編>は、TVアニメ第22話~第26話で構成された「竃門炭治郎 立志編」の完結編であり、劇場版へと続くストーリー。煉獄杏寿郎をはじめとする“鬼殺隊”の主軸をなす最強剣士である“柱”たちが初めて一堂に会し登場する柱合会議を含む重要エピソードとなっている。また、この放送のために制作された新規映像などが追加された特別編集版となることが決定。ufotable描き下ろしによる新規提供イラストやスペシャルエンドロールは必見。さらに放送に合わせて、ufotableが今回のために特別に描き下ろした新作ビジュアルも到着。9人の柱たちが一堂に会したインパクトある一枚だ。「鬼滅の刃」<柱合会議・蝶屋敷編>は12月20日(日)18時59分~フジテレビにて放送。「『鬼滅の刃』アフタートーク」(仮)は12月20日(日)21時14分~放送※一部地域を除く(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 2020年10月16日より全国にて公開©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2020年12月11日神聖かまってちゃんが新曲「僕の戦争」を発表。神聖かまってちゃんの新曲「僕の戦争」アニメ「進撃の巨人」OPに2020年1月にリリースしたアルバム作品『児童カルテ』以来の作品となる、神聖かまってちゃんの新曲「僕の戦争」。本楽曲は、NHKのテレビアニメ「進撃の巨人」ザ ファイナル シーズンのオープニングテーマとなっており、神聖かまってちゃんが同アニメのテーマソングを担当するのは2017年に放送したシーズン2以来、2度目となる。「僕の戦争」は、メロやサビといったこれまでの楽曲の型を破り、カオティックなメロディで構成。どこか「進撃の巨人」の世界観を感じるような、神聖かまってちゃんらしい破天荒な一曲に仕上がっている。「進撃の巨人」原作者・諌山創コメント僕が大ファンである神聖かまってちゃんにOPをやっていただけて大変嬉しく思います。神聖かまってちゃんの楽曲は聞けば聞くほどハマってしまう楽曲が多いですが、『僕の戦争』もその一つで、想像の余地が多いことが魅力です。今回の曲も聞いていると神聖な気持ちになれます。想像力が刺激される大好きな曲です。神聖かまってちゃん・の子コメント「進撃の巨人」と「神聖かまってちゃん」この2つが持つ壮大な世界観は似た場所に位置しています。2期EDの「夕暮れの鳥」に引き続き、「僕の戦争」も双方が世界観を共有できました。なので、今回も神聖かまってちゃんの新たな作品を作るように作れました。いつも通り自宅で曲作りをしましたが、凄くイマジネーションが走りました。この曲を生み出せた事を誇りに思います。諫山先生をはじめスタッフ関係者一同に感謝いたします。フルになると日本語歌詞も出てきて曲全体としての世界がまた見えるはずなので、フルもよろしく。【詳細】神聖かまってちゃん「僕の戦争」配信日:2020年12月8日(火)※テレビサイズでの配信開始日。
2020年12月10日玉木宏(40)主演の日本テレビ系連続ドラマ『極主夫道』が話題を呼んでいる。極道から足を洗い、専業主夫の道を選んだ男の任侠コメディー。『日曜ドラマ枠』では久々の視聴率2ケタ発進となり、大健闘。さらにドラマの中で紹介されている“極道うたいレシピ”もSNSで話題になるなど、最終話に向けて盛り上がりが加速しているという。「玉木さんといえば爽やかなルックスで『のだめカンタービレ』に代表されるような王子様キャラが似合うのですが、今回は裏社会に数々の伝説を残した元“最凶”極道・不死身の龍を熱演。その“ギャップ”も話題になっているようです」(スポーツ紙記者)今年は7月クールの『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)に続いて2度目の主演。またこれまでも毎年のように主演に起用されており、ドラマで玉木の顔を見ない年は無いといってもいいほど。40歳になった今も、一線級の活躍を見せている。「来年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演が決まっています。そうして長年に渡ってオファーが舞い込む理由は演技力もさることながら、やっぱり人柄の良さも大きいと思います。というのも彼は常に爽やかで撮影中も文句ひとつ言わないので、現場スタッフからの好感度がすごく高いんです。仕事も選り好みせず、いろんなジャンルのものに挑戦してくれますからね。演技の幅がかなり広い俳優さんです。今の時代、『芝居がうまくて面倒な人』より『素直で文句を言わない人』に仕事が回ってきている印象があります。彼の人気が続くのも納得といえるでしょう」(テレビ局関係者)18年には木南晴夏(35)と結婚。8月には第一子が誕生していたとも報じられた。夫婦関係が公になることはほとんどないが、プライベートの変化もいい影響をもたらしているようだ。「これまでも現場では老若男女、分け隔てなく接してくれる人だと知られていました。彼はあれだけの有名人なのに、共演者だけでなく他の事務所マネージャーやスタッフにも気を遣って偉ぶらないんです。結婚後は今まで以上に、柔らかい雰囲気になった気がします。仕事の文句はもちろん、家庭の愚痴さえ聞いたことがありませんしね。そうしたところも、さらに現場人気を押し上げているようです」(ドラマスタッフ)公私ともに順風満帆な玉木。これからも、快進撃は続きそうだ。
2020年12月10日コロナ禍によって、あらゆる業界のあり方が変わってしまった2020年。テレビ界ではアクリル板やマスク姿でのロケなど撮影手法が大きく変化するなか、バラエティ番組でもある地殻変動が起こっていた。今年に入ってネタ番組が急増しているのだ。20年に立ち上がった主なネタ番組(単独の特番も含む)を挙げると、『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)、『ザ・ベストワン』(TBS系)、『NETA FESTIVAL JAPAN』(日本テレビ系)、『爆笑問題VS霜降り明星第七世代と真剣勝負せよ!ネタジェネバトル2020』(テレビ朝日系)、『お笑い二刀流MUSASHI』(テレビ朝日系)。これら以外のものも合わせると今年だけですでに10本近くのネタ番組が立ち上がっている、まさにブームといえる状況だ。しかし、なぜ20年に入ってネタ番組が隆盛を誇っているのか。お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞くと、まずテレビで見ない日はない霜降り明星、EXIT、ミキ、四千頭身などに代表される“お笑い第7世代”の活躍があるという。「第7世代の若手芸人が注目されているというお笑いのトレンドがありますよね。そういう人たちのネタをまとめて見せる番組として、ネタ番組が機能しているという側面があると思います」また、テレビ局側の思惑も影響しているようだ。「これまでは世帯視聴率が重視されていたので、視聴率を取るには高齢者に向けた番組を作るというのがセオリーでした。しかし、近年は世帯視聴率よりも個人視聴率が重視されるようになりました。高齢世代はCMを見ても積極的に購買行動をとらないので、20~30代といった若い世代に受ける番組を作ったほうが、スポンサーの受けもいい。そこで、若い世代に向けたお笑い番組やネタ番組の需要が以前よりも高まっているのでしょう」2000年代中盤には『エンタの神様』(日本テレビ系)をはじめとする、『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といった数々のネタ番組が誕生。そこから火がついた今も活躍するお笑い芸人が多数誕生するお笑いブームが起こっていた。ラリー氏は、現状のネタ番組ブームにも当時に近い勢いを感じるという。「少なくとも、第7世代のような形で若手の芸人がまとめて何組か注目される現象は、ここ数年なかったことです。これは一つのブームといってもいいでしょう」またコロナ禍によって暗い話題が続いたことも、ネタ番組ブームを後押ししているようだ。「今は情報番組や報道番組などでは連日、コロナの話題ばかり。どうしても見ているだけで気が滅入ってしまう。そのような状況では、バラエティの枠ではもうちょっと明るく、何も考えず笑える番組のほうがいい。テレビ局の編成としてはそういう思惑もあるのかもしれません」また、まもなく放送される漫才大会の代表格である『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)も時代とともに変化。昨年からは準決勝をライブビューイングで配信するなど、より大きなムーブメントを起こす存在となっている。「2015年から出場資格が従来の結成10年以内から15年以内に変わり、比較的芸歴が長い人も出場できるようになりました。また、大会を続けているうちに出場者が切磋琢磨していくということもあって、年を追うほど大会のレベルは上がっています。また、かつては予選の動画配信などもほとんど行われていなかったのですが、最近では予選のネタ動画がどんどんネットでも公開されています。それがSNSなどで取り上げられることで、大会全体が盛り上がっていけばいいという主催者の思惑があるのでしょう」若い世代の活躍と時代の要請も受けて、まだまだ盛り上がりを見せるネタ番組。来年はどんな潮流がお笑い界に生まれるのだろうかーー。
2020年12月07日「ドラマが好調な要因の1つには、和気あいあいとした撮影現場があります。主演の木村さんは人の懐ろにスッと入っていくチカラがあり、世話好きな性格。彼女が、現場の誰もが自然と輪に入れる雰囲気を作っているのでしょう」(制作関係者)現在放送中の木村文乃(33)主演ドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)。木村や、菜々緒(32)、大島優子(32)らが演じる大組織のトップに仕える最強秘書軍団が、人助けに奮闘するという痛快勧善懲悪ドラマだ。出演者の好演が回を重ねるたびに話題となり、視聴率は右肩上がり。第5話には15.2%を記録、また第6話でも14.6%と、高視聴率をキープしている。江口洋介(52)を除き女秘書は6人。そのなかの1人を演じるのはシム・ウンギョン(26)、‘19年の映画『新聞記者』で注目を集めた気鋭の女優だ。「木村さんは1日予定が空いたら、旅に出かけるほど、旅行好きです。韓国も以前訪れたことがあり、撮影前から、シム・ウンギョンさんに現地の話を聞いてみたいと、共演を楽しみにしていました。一方のシム・ウンギョンさんはこの現場に入るとき、かなり緊張していたそうです。そんななかで、木村さんたちが『東京だと、どこの韓国料理店がおすすめなんですか?』など彼女を質問攻めにしたとか。そんな“歓迎”で緊張もほぐれたと聞いています」(テレビ局関係者)女性秘書陣が、大ハマりしているのが、すっかりと打ちとけたシム・ウンギョンによる収録現場での“ハングル講座”だという。「韓国料理の話題で盛り上がるなか、木村さんが『お店ではどんなふうに注文したらいいの?』と尋ねたことから、ほかの女優たちも韓国語に興味を持つようになったのです。休憩になると木村さんたちが旅行中に役立ちそうなフレーズを聞き、ウンギョンさんが教えるといった会話が繰り返され、韓国語講座のようになっています。シム・ウンギョンさんは中学生のころに、日本映画に興味を持ち、『いつの日か日本で仕事したい』という夢を持ったそうです。夢を実現するため3年ほど前に、日本語の勉強を始めました。そして邦画に出演しても違和感のないほどの日本語を話せるようになったのです。“ウンギョン先生”の超実践セミナーは大好評で、木村さんも『また韓国に行きたいな!』と目を輝かせていました」(前出・テレビ局関係者)最終章に突入する『七人の秘書』。その人気のカゲには座長・木村を中心とした6人の秘書たちの日本語だけではなく韓国語までもとびかう女子トークがあったのだ。「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月04日来年1月から放送される綾瀬はるか(35)主演のドラマ「天国と地獄〜サイコな2人〜」(TBS系)。脚本を手がけているのは森下佳子氏だ。綾瀬と森下氏のタッグは’04年のドラマ「世界の中心で、愛を叫ぶ」から始まり、’06年「白夜行」、’09年「MR.BRAIN」、’09年及び’11年「JIN-仁-」、’16年「わたしを離さないで」、’18年「義母と娘のブルース」(いずれもTBS系)と続いている。「天国と地獄」は7本目の“タッグ作品”となる。また有村架純(27)も放送中の主演ドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)で、脚本家・岡田惠和氏と実に6度目となるタッグを組んでいる。映画デビュー作となる’11年の「阪急電車 片道15分の奇跡」以降、’13年「スターマン・この星の恋」(フジテレビ系)と「チキンレース」(WOWOW)、’17年の連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK総合)、’19年「そして、生きる」(WOWOW)。彼女もまた、同じ脚本家の作品にたびたび出演しているのだ。さらに新垣結衣(32)も、脚本家・野木亜紀子氏が手がける作品の常連だ。’13年「空飛ぶ広報室」(TBS系)、’15年「掟上今日子の備忘録」(日本テレビ系)、’16年「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)、‘18年「獣になれない私たち」(日本テレビ)と4作品を共に作り上げてきた。なぜ、こうした“同じ女優と脚本家”によるタッグが相次いでいるのか。その理由について、テレビ局関係者は「双方にとって大きなメリットがある」と語る。「気心の知れた女優が主演だと、脚本家は役柄を具体的にイメージできます。そのため、出来上がったときにぴったりとハマる作品になりやすいようです。また仕事を重ねることで、難しい役柄をお願いするときも阿吽の呼吸で理解し合えるようになってきますからね。結果、より幅のある脚本作りができるのです」(前出・テレビ局関係者)いっぽう、女優にとっても信頼できる脚本家の存在は大きい。「女優側ものびのび演技できるため、存分に実力を発揮できます。また定番のタッグだと話題性もありますし、視聴者にも『この2人なら間違いない!』という安心感を与えられます。結果、高視聴率につながりやすいみたいです。この“安心感”というのは、低迷が続く今のドラマ業界にとってかなり重要な要素です。実際、ヒットしているのはシリーズものや有名作品のドラマ化だったりしますからね。これからの時代、視聴率女優になるためにはパートナーとして信頼できる脚本家の存在が必要不可欠といえるかもしれません」(前出・テレビ局関係者)ヒロインと脚本家の“共演”。次はどんな作品が待っているだろうか。
2020年12月03日「コルセットをして、この1~2週間が大事ということで、安静にしています。(略)一生懸命、早く治したいと思っています。骨は折れても心は折れていません!」11月23日放送のラジオ番組『MISIAのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)で自宅からリモート生出演し、元気な声を届けたMISIA(42)。彼女は15日に『news23』(TBS系)のインタビューで、乗馬シーンの収録中に落馬。翌16日、全治6週間の背骨にある胸椎棘突起部の骨折と診断されたのだ。「事故の影響で、12月5日と6日のライブ、12日のイベント出演は中止に。同局の佐々木卓社長は25日の定例会見で『心からお詫び申し上げます』と謝罪。番組スタッフが馬に刺激を与えたゆえの過失だったと認めたのです」(全国紙記者)リハビリ生活を余儀なくされた彼女だが、NHKは今も彼女の『紅白』出場を熱望しているという。「彼女は今年も紅組の有力なトリ候補。初めてトリを務めた昨年は圧倒的な歌唱力で会場を盛り上げ、女性出場歌手のなかで唯一の視聴率40%超えを記録しました。今年デビュー40周年の松田聖子さんもトリの有力候補なのですが、NHK内では事故後も『実績のあるMISIAさんを2年連続トリで』といった声が日に日に高まっています」(NHK関係者)今年の『紅白』のテーマは「日本中に歌でエールを送りたい」。「MISIAさんは“夏の紅白”といわれる歌番組『ライブ・エール』でトリを務めました。今年のNHK福岡開局90周年テーマ曲『好いとっと』も歌っています。作詞は彼女で、作曲は朝ドラ『エール』の主題歌を手掛けたGReeeeN。今年のトリに最適なのです」(前出・NHK関係者)昨今、大物歌手が出演を辞退することも多い『紅白』だが、自宅療養中のMISIAも強く出演を望んでいるという。「長崎県大村市で生まれ、対馬や福岡で育った“九州っ子”を自任する彼女は“地元に恩返ししたい”一心で特に今年の『紅白』には気合を入れていました。ご実家の影響も大きいようです」(音楽関係者)両親と兄は医師、姉も歯科医という医者一家に育ったMISIA。「家族で対馬に渡ったのも『離島に最新の医療を届けたい』という父親の信念からでした。’00年から福岡市内でクリニック診療を始め、一家で献身的に在宅療養支援を行っています。長年にわたって地域医療に尽くしてきた両親の背中を見てきた彼女には、“私は歌で地元に貢献したい”という思いが誰よりも強いのでしょう」(地元の知人)MISIAの所属事務所も『紅白』出場について、「今後の仕事については医師と相談しながら検討しています」と前向きに回答した。『紅白』の晴れ舞台で、地元にエールを送れることを願いたい――。「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月02日10月下旬、夜9時頃の都内のオフィス街。まだ本格的に寒くなる前の時期だったが厚手のコートを着込み、フェイスシールドをつけた男女が並んで立っていた。スタッフが慌ただしくライティングの準備をしている。なにかの撮影のようだ。男性は中村倫也(33)だった。隣の女性は女優の石橋静河(26)。撮っているのは、放送中のドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)だ。「『恋あた』は、いま注目の若手女優である森七菜さん(19)の連続ドラマ初主演作。その相手役を務めるのが中村倫也さんです。11月24日に放送された第6話は平均視聴率9.8%と、番組最高を更新。今後視聴率2桁台も期待されます」(テレビ誌記者)視聴率上昇の大きな要因の一つは、中村演じるコンビニチェーンの社長・浅羽の“ツンデレ”ぶりだという。「TBSの火曜22時枠といえば、『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』などがヒットを飛ばし“胸キュン”枠になりつつありますが、『恋あた』も例外ではありません。中村さん演じる“ドS社長”のツンデレぶりやスーツ姿に心をつかまれる女性が続出していて、ツイッターでもハッシュタグ“#恋あた”がトレンド入りするなど盛り上がりを見せているんです」(前出・テレビ誌記者)ドラマ関係者によると、撮影現場では“素”の中村が女心をくすぐるかわいい一面を見せていたとか。「コンビニスイーツを開発するというストーリー上、撮影に必要なスイーツをスタッフが用意するんですが、ふだんだったら余った消え物(撮影用の食べ物)は、出演者やスタッフで食べるのが通例です。しかしコロナ禍の撮影ルールになって、いまは撮影後に消え物を食べることは禁止されているんです。それを非常に悔しがっていたのが中村さん。実は大のスイーツ好きだそうなんです」(ドラマ関係者)冒頭の撮影中も、通行人の女性から「あれ、中村倫也じゃない!?かっこいい」と歓声が。今後の放送回でも、どんな“胸キュン”をくれるのか期待が高まる!
2020年12月01日台湾での放送時に高視聴率を記録、アジアを席巻したドラマ「運命のイタズラ~私たちは友達になれない」がビデオマーケット、Rakuten TVにて日本初配信されることが決定した。本作は、2014年の高視聴率ドラマ「恋する、おひとり様」以来、5年ぶりにリウ・イーハオ、パフ・クオが共演して話題となったラブストーリー。オンライン小説家・阿亞梅の原作を基に、すれ違う2組の恋人達の姿を切なく描く。国信証券のエーストレーダーでエリート、チュー・コーファンは、偶然乗ろうとしたタクシーから降りてきたジョウ・ウェイウェイに興味を持つ。ウェイウェイは社内の技術部門のリー・ハオイーと秘密の恋愛中、ハオイーとの人生計画に添って過ごしたいと思っている。ある日、突然現れたコーファンに言われた「計画通りに行かなかったら?」という問いかけに、最初は反発するウェイウェイ。でも少しずつコーファンの方が正しいのではと思い始め、同時に彼に魅かれ始める。しかしコーファンの10年来の恋人が大学の同級生ヅーユエンだと知り、ウェイウェイは全て黙ったままハオイーとの人生を選択しようと決める。会社、仕事、同僚、親、友人、何も誰も傷つけたくない気持ちとコーファンへの想い。結婚を前に恋人にはなれない、でも友達にもなれない、そんな心ときめく人に出会ってしまったウェイウェイの選択は…!?エリートのトレーダー、クールなコーファンを演じるのがリウ・イーハオ。“ぽかぽか男子”と言われた彼も、大ヒット映画『悲しみよりもっと悲しい物語』でシリアスな役を演じ、最近ではNetflix「ふたり旅」で韓国のイ・スンギとの“アジアのスター俳優”同士の2人旅も話題に。いまや、国境を越えた活躍と人気を備える台湾俳優の1人となっている。恋に揺れる真面目なウェイウェイを演じるパフ・クオは、ジローと共演しているドラマ「因為喜歓你」や、バラエティ「我們恋愛吧」などでも活躍。ウェイウェイの同僚でルームメイト、自分の欲望にまっしぐらな女性コーフェイ役ユアン・アイフェイは、本作で金鐘奨戯劇部門の助演女優賞にノミネートされている。また、原作の阿亞梅は脚本協力として参加、実は本名で数々のテレビドラマの脚本を手掛けてもいる。監督は、「True Loveにご用心~真愛找麻煩」「恋はドキドキ~Memory Love」のフォン・カイ。プロデューサーは、「結婚なんてお断り」「時をかける愛」のシュエ・ションフェンと、強力なスタッフが揃っている。「運命のイタズラ~私たちは友達になれない」は12月4日(金) #1-11、12月18日(金) #12-22がビデオマーケット、Rakuten TVにて配信。(text:cinemacafe.net)
2020年11月27日