わが家には、未就学児の男女2人の子どもがいます。普段、お風呂は私が一緒に入っていますが、私が生理の際は夫がお風呂に入れてくれます。しかし、あるとき子どもが私と一緒にお風呂に入りたいと譲らなくて……。 どうしてもお母さんと入りたい普段、私が生理の際は夫に子どもたちとお風呂に入ってもらうことが多いです。しかし、ある生理中のこと、子どもたちが「お母さんと一緒にお風呂に入りたい!」と言って聞かず……。仕方なく私が一緒に入ることに。その際、「今日はお母さんのおなかの中で作られた赤ちゃんのベッドがいらなくなって血として出てくる日だから、お股から血が出てきてもビックリしないでね」と説明しました。 最初は少し不思議そうにしていた子どもたち。しかし、その後も生理中に夫が不在のときや「どうしても私と入りたい」と言われた際に、「生理だけどビックリしないでね」と言い、生理について説明していると、次第に慣れてきたのか、流れ出る経血に驚くことも少なくなったと思います。 子どもだからと言ってごまかさない入浴の際に丁寧に説明していると……数カ月経ったころ、夫に子どもたちとの入浴を頼むと、「お母さん今日はおなか痛い日? 大丈夫?」などと子どもたちが心配をしてくれるように。 生理は女の子だけでなく、男の子も知っておくべきことだと私は思っています。女の子はいずれ通るであろう道ですし、男の子も将来の彼女や妻に気づかいができるようになってほしいという気持ちがあるのです。最初は子どもにどう説明しようかと考えてしまったこともありますが、子どもだからといって変にごまかさずにきちんと伝えてよかったです。 生理は女性だけのことではないと思います。わが家ではそういった話題を避けて通るのではなく、あえて共有することで、男女関係なく自然に生理を受け入れてほしいなと思っています。 著者/motj作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年03月01日「生理が終わりかけだから、そんなに出ないだろう」と、入浴前にトイレで使用済みナプキンを捨てていると、ボタボタと垂れてきた経血。焦ってすぐにトイレ用の拭き掃除シートで床を拭きましたが、なかなか取れない! 一体どうすれば……。生理終盤、経血量の少なさに油断していたがために、起きてしまった出来事です。 生理中の入浴時ルーティンいつも、生理のときは入浴前にトイレでナプキンを捨て、今まではいていた下着と、入浴後にはく下着にそれぞれ新しいナプキンを着けていた私。そのあと、今まではいていた下着をはき、浴室に入る前にその下着を脱いでいました。 入浴後は下着を含め清潔な物をつけたいので、新しいナプキンを着けた新しい下着をはき、入浴前にはいていた下着のナプキンは少ししか汚れていませんが毎回捨てていたのです。 予想外!生理終盤の経血しかしあるとき、「この入浴前にはいていた下着に着けたナプキンって、少ししか汚れてないのに捨てちゃうのもったいないんじゃない?」と思った私。とはいえ、入浴前に新しい下着をはくのは、私の中でどうしても抵抗がありました。そのため、生理終盤の経血がほとんど出ていない時期には、はきかえる前の下着にはナプキンを着けず、急いで浴室に向かうことに。生理終盤ということもあって、その方法で下着や服を汚すことはありませんでした。 しかし、あるときの生理終盤。これまでと同じようにトイレで新しい下着にナプキンを着け、そのまま下着をはこうと立ち上がったときです。いきなり経血がボタボタッと伝い漏れて、なんと床に付いてしまったのです。 新築のわが家。トイレの床も白!経血が付いてしまったトイレの床の色は白色。私は急いで近くにあったトイレ用の拭き掃除シートで経血を拭き取りましたが、クッションフロアで表面がでこぼこしていてなかなか汚れが取れず……。 数分の格闘の末、なんとか汚れを落とすことができました。そしてその日の夜、夫にこの出来事を話すと「えー! 新築なんだから、これからは気を付けてよね」と注意されてしまいました。 「生理終盤だから、経血はそんなに出ないだろう」と油断していたら、大惨事になってしまった私の経験談です。この出来事があってからは、入浴前にトイレから浴室に移動するときは、丸めたトイレットペーパーを当てて入浴後にトイレに流すか、はきかえる前ほうの下着におりものシートを着けるようにしました。対策を取ってからは、経血が垂れることなくトイレから浴室に移動できています。 著者/吉川みきな作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月01日生理の1週間前くらいになると、胸が張って痛くなったり、気持ちのバランスが不安定になってしまう私。今ではそれがPMS(月経前症候群)だと理解していますが、私は大学生になるまでその存在を知りませんでした。そのため、自分は周りの人に迷惑をかけてしまう「重い女」だと思っていたのです。 月に一度やってくる「重い女」当時大学1年生だった私は、月に1度ある時期になると情緒が不安定になり、親や付き合っている彼氏に八つ当たりをしたり言い過ぎてしまったりすることがありました。かまってもらえないと不安になるのですが、逆にしつこくされると攻撃的になり、ちょっとしたことで泣き出してしまうこともあって、自分の感情をコントロールできなかったのです。そんな自分を、私は「重い女」だと捉えていました。 「重い女」のせいで振られた過去この「重い女」のせいで、付き合っていた男性に振られてしまったこともありました。ある時期になると必ず感情的になり、不安になってしまうことから、その時期になると付き合っていた男性にはひっきりなしに「なんで私の気持ちをわかってくれないの?」というような重い内容のメールを送ってしまうことが多くあったのです。もちろん、男性からは「お前と一緒にいると不快な気持ちになる」と言われ、振られてしまいました。 PMSの存在を教えてくれたのは…自分では度が過ぎているとわかっていながらも、私は感情のコントロールがまったくできませんでした。心が落ち着く期間になると自己嫌悪に陥り、どうしたらこの「重い女」から脱却できるのか頭を悩ませる日々で……。 そんなとき、当時出会った男性に「重い女」のことを相談してみることに。恋愛相談的に話したのですが、彼から「もしかしたら、それってPMSってやつじゃないかな?」と言われて……。私は、PMSという言葉を聞いたのはこのときが初めて。急いでインターネットや書籍を使ってPMSについて調べてみると……なんと、私が毎月悩まされていた症状がたくさん書かれていたのです。そして、たしかに「重い女」が出るのは生理前でした。 そこで「私が重い女になってしまう原因はPMSだったのか!」と、初めて納得したのです。それからは、PMSを緩和するためになるべくストレスを溜めないようにしたり、規則正しい生活リズムにしたり……とまずは自分なりに対処方法を取り入れることに。すると、次第に感傷的になることがなくなっていったように思います。 その後、PMSを教えてくれた彼とはお付き合いを開始。毎月、決まった時期に「重い女」になってしまうのは自分の性格だと悩んできましたが、彼のおかげで「PMS」を知ることができました。彼に出会わなければ、PMSへの対処方法を取り入れることもできず、今でも「重い女」に悩まされていたかもしれません。彼には今でも感謝をしています。 著者/髙橋若菜作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年02月29日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじたまたま手にした雑誌で「男性にも更年期がある」ことを知ったゆうこさんは、そのことを夫に話すと、さっそく夫は更年期外来を受診。検査・治療を経て、体調に良い変化を感じるようになったのでした。これを機に、これまで言いにくかったような症状や困りごとも話せるようになっていき、以前にも増してお互いの体の不調に気遣えるようになっていったのでした。今までにない感情の変化に戸惑い、得体の知らない恐怖を感じていた更年期。夫とも話し合い理解し合うことで、イライラは労わりの気持ちに変化。そして更年期に向き合うことで、今まで「男だから」「女だから」という意識に支配されイライラしていたことに気づき…。男女関係なく「できる方がやればいい」と思えるようになったのでした。気になる続きは書籍で!次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月28日私には、忘れられない生理のときの思い出があります。会社に行く途中、生理が始まったことに気づいた私。生理用品をつけておらず、漏れている感覚もあり、満員電車の中でひとり焦っていました。「電車を降りたら、周りの人に経血漏れに気づかれてしまう」と。そんな私の窮地を救ってくれたのは……。 出勤途中の電車内でまさかの事態に!いつも朝はバタバタしてしまい、その日も出社時間に追われて電車に乗った私。電車に乗れたことはよかったものの、ふと「あること」に気づき、出社時間以上に焦ってしまいました。 それは、生理予定日だったことをすっかり忘れていたこと。下着に経血が漏れているような……独特な感触があり、「これは絶対に生理が始まっている」と思いました。不幸なことに、この日はグレーのボトムスをはいており、「こんな日に限って染みが目立ってしまうものを着てきてしまうなんて!」とガックリ。 「会社に着けば制服があるからなんとかなりそう」とも思いましたが、「じゃあ会社までは? 手持ちのバッグで隠す? いや、腰まで隠れそうにないし、おしりを隠しながら歩くのも不自然」と、焦るばかりでいい案が思いつかず……。朝の人がたくさん乗っている電車内で私はパニックになってしまいました。 動揺する私に手を差し伸べてくれたのは「どうしよう……。どうしよう!」と、ひとり電車の中で動揺していたときです。救いの神が現れました! 私の焦りを感じとったのか、うしろにいた通勤途中と思しき女性が、赤色のカーディガンを差し出してくれたのです! そして「腰に巻く?」とだけ言い、ちょうど駅に着いたタイミングだったため、女性はそのまま去ろうとし……。私は慌ててカーディガンをどうしたらいいかと聞くと、「安物だからいいのよ」とだけ言い、彼女は颯爽と歩いていってしまいました。 いただいてしまうのは忍びなかったですが、内心は本当に救われた思いでした。彼女が助けてくれなければ、周囲の人におしりが汚れている姿を見せることになってしまい恥ずかしい思いをするところでした。イヤな気持ちを引き摺ったまま仕事をしていたでしょうし、1日をダメにしてしまうところでした。「今どきこんな親切な人がいるんだ」と、とても感動しました! この一件だけでなく、私はこれまで何度も経血漏れを経験したことがあります。それだけ経血漏れは女性にとって身近な生理の失敗なのかもしれません。だからこそあの女性も気づき、フォローしてくれたのかなと感じます。彼女のやさしい心づかいに感謝していますし、私も困っている人がいたらできる限り助けたいと思った経験です。 著者/匿名作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年02月27日2歳と生後5カ月の子どもを育てている私。2人とも完全母乳で同じように育てており、長男のときは産後9カ月ごろに生理が再開しました。今回も「生理が再開するのはまだだな」と余裕を持っていたところ、体に異変が……。その2週間後にまさかの生理が! あまりの体の変化に驚いた生理再開の体験談です。1人目のときは産後9カ月で再開長男のときはなかなか生理が再開せず、2人目を希望していた私は「いつ生理が再開するんだろう」と心配していたほど。長男は生後10カ月で断乳をするまで夜間におっぱいを欲しがり、私自身いつも不眠で相当疲れていたと思います。 生後7カ月でようやく夜間に1回の授乳で済むようになり、少し気持ちに余裕が出てきた産後9カ月ごろに生理が再開しました。「産後、生理が再開するまでとても時間がかかるんだな」と思ったことを覚えています。 2人目の産後は予想外の早さ!?長男のときの経験から、「生理なんてまだまだ関係ない」と余裕を持っていた私。ある日、次男の授乳中に両乳首の鈍痛に気づいたのです。私は「乳腺炎かな?」と少し不安になっていたころ、右下腹部痛も感じたのです。 「あれ? 排卵してる? まさか……完全母乳でこんなに早く生理が再開するはずない」と思い、知らないうちに症状が消えていたので、そのまま忘れていました。しかし、その2週間後にトイレで生理に気づきビックリ! あの症状はやはり排卵だったのかもと驚きました。 完全母乳でも生理はくる振り返ってみると、次男は生後3カ月ころには朝までぐっすり眠ることも多く、夜間授乳はほとんどしていませんでした。また、私自身一度育児を経験しているので、心身のストレスも少なかったと思います。 生理が産後4カ月で再開したことを、助産師の姉に相談してみました。姉は「産後の生理再開は個人差がすごくあるから早くても問題ないよ。ただ、もう妊娠できるから避妊はしないとね」と返答が。私は「もう妊娠する可能性があるんだ。注意しなきゃ」と改めて感じたのです。 妊娠中も長男と次男の妊娠経過や体の症状がまったく異なるように、同じように育てていても産後の体の回復も違うことを改めて学びました。私の場合は、完全母乳でも産後4カ月で生理が再開し、体が妊娠前の状態に着実に戻っていることがわかりうれしかったです。しかし、あまりの体の回復の早さに驚き、今度は妊娠しないように注意しなければ……と思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2024年02月27日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじこれまで以上に覇気がなくいつも以上に落ち込みやすくなった夫。家事育児に追われながらも途切れることなく動き続ける自分と比べて、ご飯の後すぐにソファで寝落ちしてしまう夫を見てイライラが限界に達したゆうこさん。イライラが収まらず再び頭を冷やしに外へ出たゆうこさんは、そこでたまたま手にした雑誌に「男性にも更年期がある」というのを目にして驚きます。覇気がない、落ち込む、やる気が出ない…などの症状は今の夫に見事当てはまり、ゆうこさんはイライラしたことを反省したのでした。ゆうこさんから男性にも更年期があることを聞いたシンさんは、さっそく更年期外来を受診。検査と治療を経て、体調に良い変化を感じるようになったのでした。これを機に、ゆうこさんとシンさんはこれまで言いづらかったような症状や困りごとも話せるように。以前にも増して夫婦で協力し合いお互いの体調を気遣うようになっていったのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月27日生理中に職場でお手洗いに行ったときのことです。使用済みナプキンをくるくる巻いて包装紙とトイレットペーパーで包み、トイレットペーパーホルダーの上に置いたのですが……。 メモを渡すことで私が恥ずかしくならないよう配慮してくれた後輩に、ちょっとした気づかいや伝え方って大事だな、人間性が出るなと思いました。後輩には本当に感謝しています。 この出来事があってからは、トイレから出る際にナプキンをちゃんと捨てたか、忘れ物はないか、水は流したかなど、しつこいくらいに確認するようになりました。 原案/はるのゆりさんイラスト/モリナガアメ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年02月27日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ息子が小学1年生になったころ、家事育児の負担から積もり積もったイライラが大爆発したゆうこさん。自分自身でも怒りの感情をコントロールできなくなってしまい外で頭を冷やすのですが、これまでにない経験から、もしかすると更年期なのではと思うのでした。結婚前に子宮頸がんを患ったゆうこさんは、高齢になって出産したため、息子が大きくなるまで健康でいようと夫婦でお互いの体調を気遣って生活してきました。夫と二人三脚で生活してきたはずなのに、イライラが爆発してしまったことに落ち込み婦人科を受診すると、医師からギリギリ更年期の入り口に来たところだと言われたのでした。家事育児に追われながらも途切れることなく動き続ける自分と比べて、ご飯の後すぐにソファで寝落ちしてしまう夫を見てイライラが限界に達したゆうこさん。小さなイライラが蓄積されていき、また爆発してしまったのでした。怒りを自分でコントロールできないと感じたゆうこさんは、再び頭を冷やしに外へ…。入ったお店で手にした雑誌に「男性にも更年期がある」というのを目にして驚きます。書いてある症状は今の夫にぴったり。自分がイライラしてしまったことを反省するのでした。夫も更年期かもしれない、しかしどうやって夫に伝えれば…? 次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月26日生理予定日がずれて、友人たちとテーマパークに遊びに行く日に生理が被ってしまったことがあります。普段、私は生理痛はあまりないタイプなのですが、寒さで体が冷えてしまったこともあったのでしょう。この日は生理痛を強く感じていました。そんな私の様子に気づいた女性の友人が……。 楽しみにしていたテーマパークなのに…友人たちとテーマパークへ行った日は、私にとって生理3日目でした。この日は真冬だったこともあり、屋外は寒く体が冷えて、強い生理痛を感じていた私。普段、生理痛をあまり感じないタイプのため、鎮痛薬は持ち歩いておらず、とはいえ男性の友人もいる中で「生理で……」と言い出すことができませんでした。そのため、ただただ痛みに耐えるしかなくて……。 そして、あるアトラクションの列に並んでいた際、あまりにもおなかの痛みが強く、冷や汗が出てくるほどに。きっと顔色も悪かったのでしょう。女性の友人が、男性たちに気づかれないようこそっと「どうしたの?」と声をかけてくれました。 そこで「実は……」と生理中であり、生理痛がひどいことを伝えると……その友人は「ちょっと行ってくるわ」と言ってひとり列を抜け、どこかに行ってしまいました。 ぬいぐるみを抱っこせよ!?しばらくして帰ってきた彼女が抱えていたのは、まさかのテーマパークで売られているぬいぐるみでした。そして彼女は、「これプレゼント」とそのぬいぐるみを私に差し出してきたのです。「背中を自分のおなかにつけるように抱っこしてね」と言われ、意味もわからず抱っこすると、ぬいぐるみの背中が当たった私のおなかがなんだかじんわり温かい。見ると、なんとぬいぐるみの背中の部分にカイロが貼ってあったのです! その後、アトラクションの列から私と女性の友人は抜けることに。ベンチに座って男性の友人たちの帰りを待つことにしました。ぬいぐるみを抱っこしているだけで体がじんわりと温まり、少しずつ生理痛みが和らいでいくような気が。 その後、私はぬいぐるみを抱きながらテーマパークを楽しみました。あの日、男性の友人にバレずにピンチを乗り切ることができ、楽しく過ごせたのは紛れもなく彼女のおかげです。 私の「周囲にバレたくない」という気持ちを、彼女も察してくれたのでしょう。それでとっさにぬいぐるみの背中にカイロを貼るという方法を思いつき、行動に移してくれたのかなと感じています。彼女のアイデアに脱帽してしまいましたし、本当に感謝してもしきれません。それ以降は、生理予定日がずれることも想定した上で、突然のことに焦らないよう鎮痛薬や体を温めるものなどを持ち歩くようにしています。 著者/山下 彗作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年02月25日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじこれまで不調知らずで、深く落ち込むことも少なかったきよこさん。友人に「不調知らずのヒケツを知りたい」と言われて考えてみると、結婚したり出産したりはしなかったけれど、周りの人に恵まれ、小さな幸せを大切にしながら生きてきたと振り返ります。高齢の母親と一緒に住むため田舎に引っ越すことになっても、楽しそうなことやわくわくすることを見つけて、人生を豊かにしていくのでした。在宅勤務になり息子の小1の壁はうまく対応しつつも、家事育児の負担が増えたことでイライラが爆発してしまったゆうこさん。自分の感情をコントロールできなくなり、外で頭を冷やしますが、自分の様子が何かおかしいと感じます。子宮頸がんを患ったゆうこさんは高齢になってから息子を出産。息子が大きくなるまで健康でいるため、夫婦でお互いの体調を気遣って生活してきました。夫とは二人三脚でうまくやっているし話し合いもできるのに…、今までにない感情の変化に「更年期なのかも」と思い婦人科を受診。すると、ギリギリ更年期の入り口に来たところだろうと言われたのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月25日学生時代のこと。私はアルバイト中にぽろりとナプキンを落としてしまい、赤面した経験があります。なぜナプキンを落としてしまったのか、そしてどうしてナプキンを落としたことに気づいたのかというと……。 ポケットにナプキンを入れる私は学生時代の夏休みに、学童保育施設でアルバイトをしていました。学童にやってくる子どもたちの年齢は小学校1年生から6年生まで。子どもたちはいつも元気いっぱいで、そんな元気な子どもたちを相手にするため、私は動きやすいようにアルバイト中は常にジャージを着ていました。 アルバイトと生理期間がかぶった際は、ジャージのポケットに生理用ポーチごとイン。ロッカーに戻らずともトイレに行ってすぐにナプキンが交換できるようにしていました。 そんなある日の朝のこと。この日は新しくおろしたジャージを着ようと思っていました。しかし、おろしたてのジャージのポケットには、私が使っていた生理用ポーチが入らなかったのです。 そこで私は仕方なくポーチからナプキンを出して、ナプキンをそのままポケットに入れて子どもたちの元へ。子どもたちとの遊びに夢中その日は常に活発な小学生を相手に一緒に外で走ったり、お話しをしたり、ゲームをしたりと大忙し。 そして私は、朝にジャージのポケットに入れたナプキンのことをすっかり忘れて子どもたちの相手に夢中になっていました。そんなとき……。「何か落ちてる」子どもたちと一緒に遊んでいたとき、3年生のある男の子から「先生、何か落としたよ」と言われたのです。何かと思い見てみると、なんとそこには私が朝にポケットに入れたはずのナプキンが!「いつの間にポケットから落ちたの!?」と私は驚いてしまいました。 遊んでいる間にポケットからぽろっと落ちたようでしたが、子どもたちと遊ぶことに夢中でナプキンが落ちたことに気がつかなかったようです。私は恥ずかしさで顔が真っ赤になる思いでした。 そして平静を装い、「なんだろうね。先生が拾っておくね」と私は何事もなかったようにさっとナプキンを拾ってポケットへ。ナプキンについて子どもにどう説明したらいいのかわからず、このときはとっさに誤魔化したような反応をしてしまいました。 私はこの件以降、ポケットにナプキンを入れなくてはいけないときは、ナプキンが落ちていないかを時々確認しながら、子どもたちの相手をすることに。そして、次にジャージを買うときには、きちんと生理用ポーチが入るサイズのポケットがあるものを選ぼうと決意したのです。 著者/nanoka22作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年02月25日生理中、私は経血漏れ対策としてベッドにバスタオルを敷いて寝ています。しかし、彼とのお泊まりデートと生理が被った私は、なんとなく恥ずかしくて「バスタオルを敷いて寝たい」と言えませんでした。そのまま隠し続けていましたが、生理のたびにハラハラするのに耐えきれず……。 生理中はバスタオル必須昔、就寝中に経血漏れを起こして派手にベッドを汚した経験がある私が辿りついた経血漏れ対策は、「ベッドにバスタオルを敷くこと」でした。 ですが、今の彼と初めてお泊まりデートをしたとき、運悪く生理になった私は「バスタオルを敷いて寝たい」と彼に言えませんでした。付き合って日が浅かったため、生理のことを話すのがまだ恥ずかしかったのです。 その夜はバスタオルなしで布団に入りましたが、「動くと漏れるかもしれない」と経血漏れを気にして、ほとんど眠れませんでした。 彼に言えずヒヤヒヤ!幸いなことに、その日はバスタオルなしでも経血漏れは起こりませんでした。しかしバスタオルのことを話すきっかけを失った私は、その後1年近くバスタオルによる漏れ対策を彼に隠したままお付き合いすることに……。生理中にお泊まりデートをするたびに「漏れたらどうしよう」とヒヤヒヤしていました。 しかし、あるときふと「これからずっとヒヤヒヤするのは嫌だ!」と思い、ついに私は彼に伝えることにしたのです。 勇気を出して伝えると…私は彼に「漏れても安心って思えるから、生理のとき家ではバスタオルを敷いて寝ているんだ。これからは2人で寝るときもバスタオルを敷いていい?」と聞きました。すると彼は「えー! なんでもっと早く言ってくれないの!? もちろんいいよ!」と、驚きつつも快諾してくれたのです。 この出来事以降、私が生理になると彼は自らバスタオルを敷いてベッドメイキングをしてくれるようになりました。これは同棲するようになった現在も続いており、やさしい彼のおかげで生理中の不安が1つ解消されました。 私がためらって彼にバスタオルのことを言えなかったせいで、長い間ハラハラする事態になってしまいました。男性相手だと生理について話しにくいと思うときもありますが、パートナーには勇気を出して伝えることも大切だと学んだ出来事です。 著者/ごとうゆき作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年02月24日学生時代の恋人と初めての旅行。お互いお金を貯めて、さあ1泊旅行だ!とワクワクしていましたが、旅行前夜に生理になってしまいました。当時、学生だったため、ひと晩を一緒に過ごせるという楽しみも大きく、彼も同じことを楽しみの1つにしてくれていると思っていました。そのため、彼に申し訳ないという気持ちでいっぱいで……。 バイト代を貯めて初めての旅行を計画大学生時代の恋人と付き合って1年ほど経ったころ、バイト代を貯めて初めての旅行を計画しました。行先は電車で2時間ほどの温泉地。 パンフレットで旅館を探して、個室の露天風呂もあるすてきな宿を見つけ、そこを予約することに。 旅行当日に重なった生理前日の夜、旅行の準備をいそいそとしていたときに生理が。正直、「なんでこんなときにくるんだよー!」と叫びたい気分でした。生理用品を持っていかねばならず、荷物もかさばるし、1日中漏れないかと不安になるし……もちろん、彼との行為もできません。 当時の私にとって、旅先での彼との甘い時間は旅行での楽しみの1つ。彼もきっと同じ気持ちだろうと思っており、生理がきてしまったことで行為ができないのは残念で、彼にも「申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした。 「生理になってしまった」と伝えると…?だからこそ彼にはちゃんと伝えないとと思い、旅行当日に生理になった旨を告げました。「地に落ちるほどガッカリされてしまったらどうしよう……」と不安でしたが、彼の反応は「そうなんだ。体調は大丈夫?」と予想外のもの。 旅館で夜、寝る際に「イチャイチャできなくて残念だね」と冗談めいた感じで言われたものの、旅行中にギクシャクすることもなく、2人で存分に旅行を楽しむことができました。 学生だった当時の私にとって、旅行をするということは旅先を楽しむことはもちろん、夜に恋人と一緒の時間を過ごすということも楽しみの大きな1つで、彼もそれを期待してくれていると思い込んでいました。そのため、生理がきたことにヘコんでしまいましたが、彼とのお付き合いで「生理がきたことで相手をガッカリさせてしまうかも……」なんて不安を抱かなくてもいいと気づかされました。むしろ生理が重なってガッカリするような人はダメだ!ということも。そんな彼に出会えてよかったと感じた経験でした。 ※生理中の性行為は、感染症などのリスクが高まります。お互いに相手を思いやり、できるだけ生理中のセックスは避けたほうが安心です。 著者/新谷けご作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月24日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじこれまで病院に縁がなく不調知らずだったきよこさんですが、66歳にして五十肩になり通院することに。通院のおかげで怖かった病院のハードルも低くなり、「美容外科」にもチャレンジすることに。66歳で美容に目覚め、知人に「若返った」と言われ嬉しくなるのでした。知人に「不調知らずのヒケツ」を聞かれたきよこさんは、自分で思い当たるところはなかったが、流れのままに生き、激しく落ち込むこともなくそこそこの幸せを感じ続けられていたことがよかったのかもしれないと振り返るのでした。独身で子どももいなくても、これまで寂しいと思ったことはないと言うきよこさん。それは、いつも周りにはなんでも話せる仲間がいて、周りの人に恵まれていたおかげだと話します。そして、引っ越しをして生活環境も変わっても、そこでまた小さな幸せやわくわくを見つけて人生を豊かにしていくのでした。次回は、夫婦で同時に更年期になってしまったゆうこさんのエピソードをお届けします。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月24日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ66歳で35年勤めた会社を退職したきよこさん。旅仲間の18歳年下のゆきちゃんと飲んでいると、話題は「体の不調」の話に。そこできよこさんは、8歳からの仲良し3人組で結成した「友の会」の話を始めるのでした。きよこさん以外の2人はいろいろな悩みを抱えてきたが、きよこさんは不調とは無縁な人生を送っていて…。それを聞いたゆきちゃんは「不調知らずのヒケツ」に興味津々。しかし、これまで不調知らずだったきよこさんも、ついに五十肩で通院を始めたと話すのでした。五十肩の通院がきっかけで「病院」のハードルが低くなったきよこさんは「美容外科」にも挑戦してみることに。これまで、美容に関しては無頓着だったきよこさんでしたが、美容に目覚めたことで退職してからの方が若返ったと言われ嬉しくなるのでした。再び旅仲間のゆきちゃんに「不調知らずのヒケツ」を聞かれたきよこさん。話しているうちに「流れのままに生きる」「小さな幸せを感じる」ことが「不調知らずのヒケツ」かもしれない、という結論に辿り着くのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月23日映画『夜明けのすべて』(公開中)が第74回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門に正式招待され、インターナショナルプレミア上映を実施。松村北斗、上白石萌音、三宅唱監督が登場した。同作は瀬尾まいこ氏による同名小説の実写化作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患い、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っている山添が、職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく姿を描いている。カンヌ国際映画祭・ヴェネツィア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつとされ、現地時間2月15日~25日で開催中の第74回ベルリン国際映画祭。『夜明けのすべて』は新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集め、強い個性や多様性のある物語に注目する【フォーラム部門】に選出され、21日夜にインターナショナルプレミア上映が行われ、オフィシャルレポートが届いた。○■第74回ベルリン国際映画祭『夜明けのすべて』オフィシャルレポートベルリン国際映画祭に初参加となる松村、上白石、自身の長編監督作品全てが同映画祭に招待されている三宅唱監督が舞台挨拶やQ&Aなどに登壇した。21日の昼間からそれぞれ現地でのメディア取材に応じた松村、上白石、三宅監督は、Zoo Palastにあるレッドカーペットを訪れた。シックで艶やかなジャケット衣裳を纏った松村はベルリンに到着した感想を聞かれ、「日本の東京の小さな街で撮影した映画なので、渡航してようやくこの(ベルリンの)街の風景を見て、やっと今世界に届いているんだと感動し始めています」とコメント。さらに、昨年声優として出演した『すずめの戸締まり』(22/新海誠監督)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となるのだが、昨年松村は参加できなかったため、「リベンジの気持ちもあります!」と意気込みを語った。エレガントな黒いドレス姿を披露した上白石は、「まさか、人生の中で参加できると思っていなかった場所に、自分が大好きで大切に思っている作品を通して来ることができたのは何より嬉しいです」と、世界三大映画祭の一つという大きな舞台に参加できる心境を嬉々として話した。そのまま、映画祭メイン会場のBerlinale Palastに移動した一同。煌びやかなネオンのロゴと映画祭のシンボルとなる熊のマーク、そしてミラーボールが照らす会場は多くの一般参加者たちで活気づいており、現地の空気感を肌で感じた様子だ。そしていよいよ迎えた、インターナショナルプレミア上映。会場は18世紀末に建造され、話題作のみが上映される劇場Delphi Filmpalastで、選出発表時のSNS反響を受けて、キャパの大きな劇場での上映実施が急遽決定した。上映会には、国籍・年齢・性別問わず多くの観客が足を運び、670席の会場が満席に。すでに熱気に満ちあふれる中行われた上映前舞台挨拶では、大きな拍手で迎えられながら順番に壇上に上がった三宅監督、松村、上白石。松村と上白石は冒頭、「Guten Abend(グーテン・アーベント)!=こんばんは」とドイツ語で会場に呼びかけ、続けて流ちょうな英語で挨拶。本編上映後には、会場中に大きな歓声と称賛の拍手が響き渡り、同席していた監督キャストらも拍手で讃えられた。熱気冷めやらぬ中、松村、上白石、三宅監督はそのままQ&Aに登壇し、時間が許す限り観客から寄せられた質問に回答した。PMSやパニック障害というそれぞれの“生きづらさ”抱えた男女を演じた松村と上白石。「これらのテーマに関心を持ったからこの映画に参加したのか」という質問に対して、「この映画を通して全てを知ることは不可能だけれど、一歩、半歩でもその症状に対して寄り添ってくれたらいいな、という思いは強く持ちながら演じていました」と松村、上白石は「まず初めにお聞きしたいんですが……」と切り出し、「日本では女性の生理の話を男性とはしづらいのですが、それはこちらも一緒ですか?」と問いかけた。会場から「そうでもない」という反応を受け、「日本もそうなるといいな、そういうきっかけにこの映画がなればいいな、と思っています」と満面の笑みで語るなどし、観客とのコミュニケ―ションを楽しみながら終始和やかな雰囲気でQ&Aが行われた。プレミア上映終了後の囲み取材では、映画を観た観客の反応について「想像以上だった」と振り返った3人。三宅監督は「上映後、お客さんから力強い拍手をいただき感激しましたし、2人のキャラクター(山添くんと藤沢さん)を友達みたいに愛して観てくれていたんだと感じました」と胸いっぱいの様子でコメント。松村は「この映画は、いろんな人の人生がそのまま映し出されている映画なのですが、人生のしんどいこともと笑えることも、お客さんが一緒になって感じてくれている空気が伝わってきました」と、上白石は「会場の反応が鮮やかで本当にびっくりしました」と振り返った。初めてベルリン国際映画祭に参加したと松村と上白石だが、「お客さんの観方がすごくプロだなと思い、大変心地よかったです」と松村、上白石は「国籍や人種が違う色々な方がいましたが、みんな同じところで笑ったり、張り詰めたりしていて、文化や言葉を超えた共通の何かがあるんだな、と感じました」と新鮮な体験をしみじみと噛み締めた。Q&Aの感想を聞かれると、「もっとこの映画のことを知りたいんだな、という質問ばかりで、さらにこの映画への自信が湧きました」と松村、上白石は「たくさん手が挙がっていて嬉しかったですし、本当にみんなに愛されている映画祭なんだと感じました」とコメントした。2019年の『きみの鳥はうたえる』(フォーラム部門)、一昨年の『ケイコ 目を澄ませて』(エンカウンターズ部門)に続き、監督作品が3回目のベルリン国際映画祭選出となる三宅監督だが、「過去2作より今作の方が、“日本”というものを客観的に見る経験になった気がします。この映画がPMSやパニック障害、あるいはそれ以外のいろんな苦しみを抱えながら生きている人たちの物語でありつつも、同時に登場人物たちは“日本”という目に見えない縛りの中で生きているな、ということを、海外の方の反応を見たからこそ感じた部分はありました」と新たな発見もあったという。また、本作でのベルリン国際映画祭参加だけでなく、第51回アニー賞で声優賞(映画部門)へのノミネートを果たすなど、世界中から評価されている松村だが「(国際的に評価されることを)まだ野望と掲げていい立場に自分はいない」と謙虚に今の心境を語った。
2024年02月22日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじいつまでも女性らしいママ友のちはるさんに誘われて推しのライブに参戦したマナミさんは、そこで全身の血が沸き立つのを感じ「推し活の楽しさ」に開眼。ちはるさんと一緒に「推し活」に熱中するように。誰かに夢中になることで、日々の生活が楽しくなってきたと感じ、推しのために自分磨きに努める日々。ときめきに満たされた日々の中でふと、夫ともレス解消のために頑張ってみようかなと思うのでした。18歳下の旅仲間・ゆきちゃんから「不調」について聞かれたきよこさん。しかし、振り返っても不調はないようで…。きよこさんが8歳のときに結成したお友達3人組「友の会」でも、他の2人は体の不調を訴えるも、きよこさんだけは不調とは無縁な人生。ゆきちゃんに「参考にならない」と言われてしまいます。そんなきよこさんが、最近不調を感じて通院を開始。66歳にして「五十肩」という微笑ましい理由なのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月22日私は3姉妹の母です。娘の生理なんてまだまだ先のこと……そう考えていた私ですが、気づけば長女は小学4年生に。長女と同級生のママ友から「娘に生理が始まった」と聞き、生理について娘に伝えたいと思うものの、どう話したらいいのか戸惑うばかりで……。 急に焦り始める私は3姉妹の母ですが、娘の生理なんてまだまだ先のこと……そう考えていました。しかし、気づけば長女は小学4年生に。生理が始まってもおかしくない年齢になっていました。ただ、私から娘に生理について教えてあげられておらず……。ある日、たまたまつけていたテレビ番組で「性教育は早ければ早いほどいい」というような話をしており、私は急に焦り始めてしまいました。 また、それから数日後、長女と同級生の女の子を育てるママ友から「うちの子、生理が始まったのよ」という話を聞きました。すると、別のママ友が「うちもなの。ナプキンはここにあるよとか、使い方を教えてはいるけど……」と話し始めるではありませんか。 同級生のママたちの話を聞き、娘も初潮をもうすぐ迎える可能性があることを再認識して、私は焦るばかりでした。 生理のことを伝えたい理由私は、娘たちが困らないように生理のことはいつかきちんと教えてあげようと思っていました。それは、私自身が初潮を迎えた際に誰にも相談できず、つらい経験をしたからです。私の初潮は中学2年生のときでした。母親は仕事で忙しく、同居している祖父母や父親とはそんな話をするような雰囲気ではなかったので、生理が始まったこと、初めての痛みなど相談できる人がおらず……ただひとりで耐えるしかなかったのです。 当時、思春期真っ盛りの時期で、性格的にも恥ずかしがりやだったこともあり、友だちにも相談したことはありません。ナプキンの装着ミスやナプキン交換のタイミングを誤り、経血漏れも度々経験しました。そのたびにどうしようと焦りながら自分の力だけで処理をするのは、とてもつらく悲しい日々でした。 だからこそ、娘たちが困ったら気軽に相談してほしいと強く願っています。娘たちには、「生理のことは母親だけでなく先生や友だちなど誰にでも気軽に相談していいのだよ」と伝えたいと思っていました。 でも娘を前にすると…しかし、いざ娘を目の前にしてみると、どう話していいのかわからず言葉が詰まってしまって……。何も話せないまま日が過ぎていき、焦りが募るばかり。 そんなとき、私が生理になってしまいました。「ああ、痛いなあ……」。生理痛を感じ、思わず私がそうつぶやいたとき、長女が反応したのです。「ママ、どうしたの? おなか痛いん?」と。 いつもなら余計な心配をかけないように「何でもない」と返すところでしたが、「生理について教えるいい機会かも?」と感じ、「そう、生理痛なの」と言ってみました。すると「生理って痛いの?」「まあ人によるかなあ。でもママに似たらあなたも痛いかもね」と、自然と会話が続きました。 私の中で、気を張りすぎず生理について伝えられた瞬間で、このときハッとしたのです。「ちゃんと正しい情報をわかりやすく伝えなきゃ」と思っていたあまり、言葉が詰まってしまっていましたが、こうして自分の経験を素直に伝えればいいのだと。 それからは「うまく伝えよう」と考えるのはやめて、生理前はおなかがすくとか、ママが怒ってイライラするのは生理が関係しているからだとか、体調の変化について世間話をするようなトーンで話してみることに。「教える」という感じではありませんでしたが、娘なりに理解をしてくれたようです。 そして、もう1つうれしいことが。娘との会話を聞いていた夫も、生理のことを理解してくれるようになったのです。生理前や生理中の体調がよくない際は気づかってくれるように。もっと気軽に生理の話をすればよかったのかな……と、少し肩の荷が下りた思いでした。 娘たちが少しでも快適な生理ライフを送れるよう、これからも自分の失敗談や経験したつらさ、対処法をたくさん話して伝えていきたいです。そして、いつか娘の生理が始まったときも、娘の話をたくさん聞いてあげたいと思います。 著者/桃野 ゆか作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年02月21日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ夫に裏切り疑惑が生じたことがきっかけで激しく嫉妬したマナミさんでしたが、自分磨きを怠っていた自分を振り返りダイエットを開始することに。そして4ヶ月で13㎏のダイエットに成功し、夫との夫婦生活も復活したのでした。改めて夫への愛情を確信したマナミさんでしたが、転職したのを機に50歳の時に再びレスに。生理も重くなりいつかは終わってしまうのかと思うと、女性として不安になり、まだときめきを感じたいと思うのでした。ママ友のちはるさんに薦められ、推しのライブに参戦したマナミさんは、そこで「推し活」の楽しさに開眼。「推し」に会える日を楽しみに、仕事も美容もがんばり、メリハリのある生活を送るようになります。そして、ときめきで満たされた日々の中でふと、夫ともレス解消のために頑張ってみようかなと思うのでした。次回は、ストレス知らずでマイペースの元経理職員・きよこさんのエピソードをお届けします。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月21日私が21歳のときのことです。後の夫となる彼とお付き合いを始めて、まだ間もないころ。短時間でも会いたかった私たちは、お互いのバイト終わりに合流し、2人で楽しくおしゃべりをしながら夜のドライブデートをするのが定番でした。このときも、夜のドライブデートを楽しんでいたのですが、なんとなくおなかが痛いような気がして……。 何でも気兼ねなく話せる関係になったころ、「そういえば、あのとき恥ずかしかったな……」と話題に出したところ、 彼から「汚れはすぐに落ちたんだけど、実は、においが数日消えなかったんだよね」と言われびっくり! 申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。 当時は付き合い立てだったこともあり、私を気づかってにおいについては口にしなかったのだと思います。数カ月越しに再び恥ずかしい思いをすることになるとは……と思ってしまいました。 その後、彼とは結婚。生理については理解してくれており、私が生理中のときは、「体、つらくない?」と聞いてくれるなど、やさしく気づかってくれます。 原案/いけいけちひろさん作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月20日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ34歳で息子を出産したマナミさんは、息子が3歳になり仕事に復帰すると、家事・育児・仕事に追われ余裕のない生活になっていきました。生活は子ども中心になり、夫との触れ合いは次第に希薄に…。しかし、あるとき夫が誤ってマナミさんに送ってきたメッセージで夫婦関係に危機が訪れます。夫の裏切り疑惑に激怒したマナミさんでしたが、関心が薄れていた夫のことで嫉妬している自分に気づき…。これまで気づかなかった心の内が浮き彫りになったのでした。子どもに夢中になり自分の見栄えなんてそこそこでいいと思っていたマナミさん。夫の誤爆メッセージ事件をきっかけにダイエットを始め、4ヶ月で13㎏減に成功! すると夫婦生活も復活し、改めて夫のことが好きなんだと再確認。しかしマナミさんの転職を機に、50歳の時に再びレス到来。このあたりから、生理がより重くなったり出血量が増えたりと体の変化を感じるように。面倒だった生理もいつかは終わってしまうのだと思うと寂しく感じるのでした。まだまだ女性としての自分を感じていたいと思うマナミさん、再び夫と復活したいわけではないけれど「キュン」とした気持ちは持ち続けたいと思っていて…。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月20日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ息子の一言で、20年務めた職場を退職することにしたはるみさん。新たな職場へ転職し、これまでと違う環境にワクワクし、新鮮な毎日を過ごすようになりました。生活リズムも変わり、家事も無理なくこなせるようになり、これまでに不安に感じていた体の不調についてもあまり深刻に考えることはなくなりました。規則正しい生活ができなくても大したことではない、過去にできないことが増え落ち込んでいた自分に「大丈夫、それは一生続かない」と言ってあげたいと思うように。自分に環境を変える力があると気づいたはるみさんは、より前向きな気持ちで過ごせるようになったのでした。息子が3歳になり仕事に復帰してから、毎日多忙で余裕がなくなっていったマナミさん。子ども中心の生活になり、次第に夫とのスキンシップは希薄になり…。そんな期間が続いたある日、夫が他の女性に送るはずのメッセージをマナミさんに送ってきて、裏切りの疑惑が浮上。夫の裏切りは未遂だったとわかったものの、激しく嫉妬している自分に気づき…。これまでに気づかなかったマナミさんの夫への気持ちが浮き彫りになったのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月19日彼の家にお泊まりすることになり、予定を立てたときからワクワクしていた私。しかし、お泊まりの日に限って、生理が重なってしまい……。しっかり準備をしてお泊まりへ行くことにしたのですが、彼の家にあるものを置いてきてしまって……!? お泊まりする日に限って…ある日、ひとり暮らしの彼氏の家に遊びに行くことになりました。仕事が忙しい私たちはデートの時間もなかなかとれず、なんとか予定を合わせてお泊まりデート計画。 しかし、お泊まりデートを計画したあと、お泊まりの日と生理予定日が近いことに気がついたのです。なんとか予定を合わせて計画した日だったため、私は「どうか生理と被りませんように!」と祈っていました。しかし、その願いも虚しく、お泊まりの数日前に生理がきてしまったのです。 私が思いついたのは私は、彼の家で使用済みのナプキンをどう処理しようか悩みました。そのとき思いついたのは、紙袋をサニタリーボックスの代わりにすることでした。彼に相談し、紙袋をトイレに置かせてもらい、中身が見えないようナプキンを入れたあとは袋の口を紐で結んでおくようにしました。 アレを忘れてしまった!しかし、私はとんでもないミスをしてしまったのです。使用済みナプキンを入れた紙袋は、持ち帰るつもりでした。しかし、その紙袋のことをすっかり忘れ、彼の家のトイレに置いてきてしまったのです。 気がついたのは自宅についたあとで、慌てて彼に電話をしました。そして、彼の家に行く予定もしばらくなかったため、恥を忍んで彼に紙袋の処分をお願いすることに……。彼は特に気にしていないようでしたが、彼に使用済みナプキンの処分をさせてしまうことに、申し訳なさと恥ずかしさでいっぱいでした。 生理予定日を確認して、今回のようなことが起こらないように気をつけていますが、忙しいスケジュールの中で会う日を計画すると、生理と被ってしまう日も。しかし、そんなときでも、使用済みナプキンは袋に入れて毎回ポーチにしまうことにして、人の家のトイレには置かないよう気をつけています。 著者/うみのるなイラスト/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月19日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ医師に更年期の症状だと言われたはるみさんは、薬を出してほしいと希望するも、症状が出ていない状態での投薬はできないと言われてしまいモヤモヤするのでした。さらに、定年間近の夫の勤務体制が変わることになり、今までの生活リズムが変わってしまうことに…。自分の心身の不調と、早く帰宅する夫のお世話が重なり、日々何かに追いかけられている感覚に。息子に相談メッセージを送ると「仕事、やめたら?」と返信が。これまで仕事を辞めるなんて考えたこともなかったが、この先の人生を楽しく過ごすため「辞める」ことにするのでした。 転職してからのはるみさんは、毎日が新鮮でキラキラしていました。生活リズムも変わり、家事も無理なくこなせるようになり、これまで不安に感じていた体の不調についてもあまり深刻に考えないようになりました。好きなときに好きな場所で眠ったり起きたり、規則正しくしなくてもいい! と思うことで、はるみさんの気持ちもスッキリ。環境を変える力は自分にあるのだ、と前向きな気持ちになれたのでした。次回は、夫婦生活に悩みを抱える・マナミさんのエピソードをお届けします。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月18日ある日、急に生理がきてしまった私。夜用ナプキンを切らしていることに気づき、仕事中の夫におつかいを頼んだのですが……。 夜用ナプキンがない!予想が外れて急きょ生理になってしまった日のこと。お風呂に入るタイミングで、夜用のナプキンを切らしていることに気づきました。しかし、入浴後に子どもを連れて買い物に行く気力はありません。 頼りにできるのは夫しかいなかったため、私は仕事中の夫に「ドラッグストアで夜用ナプキンを買ってきてほしい」と連絡しました。仕事終わりのおつかいはいつものことなので、ついでに買ってきてくれると思ったのですが……。 生理用品を買うのはハードル高め?夫は「恥ずかしいから絶対無理!」と断固拒否したのです。夫は結婚指輪をはめていて、パパオーラも出ているように思うので「購入しているところを他のお客さんに見られたとしても、妻に頼まれて買っているんだな、くらいにしか思われないよ」と説得を試みました。 しかし、基本的になんでもお願いを聞いてくれる夫が「それでも無理」と拒否したので、無理強いすることはやめました。結局その日は、ふつうの日用ナプキンをつけて寝ることに。 友人の夫は抵抗がないようで…後日、友人にこの話をしたところ、友人の夫は生理用品を買うことに抵抗がなく、友人が頼むとなんら気にせず買ってきてくれるとのことでした。友人と「生理用品を買える男性と買えない男性の違いはどこにあるんだろう?」と考えていると、「家族に女きょうだいがいるかどうか」で対応が変わるのではないかという話に。 友人の夫には姉がいます。家族に女きょうだいがいれば、生理の話をしているのが耳に入ってきたり生理用品が置いてあるのを目にしたりすることがあるため、そのうち生理用品への抵抗がなくなるのでは?と考えたのです。 一概には言えませんが、「もしかしたら家庭環境や家族構成が影響しているのかもしれないね」と私たちは結論づけました。私としては、人によって考え方はさまざまだと思うので、夫には「買ってきて」と無理強いはしないつもりです。ただ、ピンチでどうしても動けないときは夫に頼りたい気持ちもあり、もう少し生理用品への抵抗が減ってくれるとうれしいな……とも思っています。 著者/鬼頭いちか作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年02月17日友人の家に泊まりに行った際、タイミング悪く生理がきてしまいました。生理用品は持ってきていたものの、友人宅の物を汚してしまわないか不安に……。そんなとき寝る準備をしていた友人が取り出したのは思いもよらない物で……。 生理中のお泊まり私は生理不順で、生理が遅れてしまうことがよくあります。しかし、環境の変化などに敏感で、友人の家に遊びに行った際などに突然生理がくることが。 この日も、友人宅にお泊まりにきていた際、生理がきてしまいました。「汚さないようにしなきゃ」と友人に生理がきたことを伝えると……。 ペットシーツの登場友人が「ねぇねぇ、これ使ってみてよ!」とある物を手渡してくれました。それは、ペットのトイレに使うペットシート。ペットシートを使う……? 私は友人の言っている意味をすぐには理解できませんでしたが、少し考えてから、おしりの部分にペットシートを敷くのだと理解。 実用的で画期的なアイデア友人がその方法を思いついたのは、友人の子どもが体調不良のときだそうです。嘔吐で寝具が汚れるのを防ぐためにペットシートを敷いて寝た際に「これは生理中にも使える!」と思ったのだとか。実際、友人は生理中にペットシートを敷いて寝たこともあるようで、友人曰く「吸収もいい」のだとか。 たしかに、寝ているときにもし経血が漏れてしまっても、ペットシートを敷いていればそのシートをゴミに捨てるだけで、シーツを洗濯する手間が省けます。これまで自宅でも何度と経血でシーツを汚してきた私。そのたびにシーツを洗濯することがストレスにもなっていたので、ペットシートを使うのは画期的なアイデアだと思いました。でも、私がペットシートを使うと思うと、なんだかおもしろくもなってしまいました。 私であれば思いつくことがなかったペットシートを敷いて寝るというアイデア。実際、この日は経血が漏れることなくペットシートも汚れることはありませんでしたが、漏れの心配をすることなくぐっすり眠ることができました。シーツを洗濯する手間を省く、母親ならではの発見なのかなと、感心した瞬間でした。 著者/神谷 まりな作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月17日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ一人息子が大学に進学して離れて暮らすようになっても、なかなか子離れができず寂しい思いをしていたはるみさん。その息子も無事就職して独り立ち。自身も息子のいない生活にも慣れていかなければと前向きになっていたところ、突然50歳で閉経。するとこれを機に、はるみさんの体と心に異変が生じるように。看護師をしているはるみさんは、職場でこれまでにないようなミスが続き、落ち込むことが多くなり…。また、突然耳がおかしくなったり、息が苦しくなったりすることもあり、原因不明の症状にはるみさんの不安は大きくなるのでした。定年間近の夫の勤務体制が変わり、はるみさんのこれまでの生活リズムが変わってしまうことに…。自分より時間があるのに、家事もせず自由気ままに行動する夫にイライラしてしまうはるみさんは、毎日何かに追いかけられているように感じる感覚を良くないと感じていました。そのことを息子に相談すると「仕事、やめたら?」と短い返信。これまで考えたことのない息子の発想に唖然とするも、この先の人生を楽しく過ごすため「働き方を変える」決断をするのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月17日持病があり、入院することになった私。入院のためにいろいろ準備をする中で、生理用品は持っていきませんでした。生理予定日まで1週間ほどあり、入院と重ならない予定だったので生理になるわけないかと思っていたのです。しかし……。 入院準備短期入院することになり、私は入院のための荷物をまとめていました。ふと「生理用品も持って行ったほうがいいだろうかな」と思ったのですが、生理予定日は1週間先。「大丈夫だろう」と思い、結局準備をしませんでした。 何かあれば売店へ買いに行けばいいと思っていて、これが間違いだったと入院中に後悔することになるのです。 トイレットペーパーで対応手術後は安定すれば行動制限もなかったのですが、術後当日は痛みが強く動くことができず、痛み止めを飲んでほぼベッドで寝ているだけでした。次の日の朝、起きると痛みもひいており安心……したのですが、起き上がったときに嫌な予感が……。 慌ててトイレにいくと、生理がきていることがわかりました。ナプキンを持っていない私はとっさにトイレットペーパーを何枚か重ねて対応することに。もちろんナプキンではないので違和感があり、歩くときも変な感じで漏れていないかソワソワ。「こんなことなら生理用品を持ってくればよかった」と後悔した瞬間でした。 ヒヤヒヤが続いて…朝、検温にきた看護師さんに生理がきたことを話し、売店へ行っていいか許可をもらおうと思っていたのですが、話をする前に診察を受けることとなり、私はそのまま診察室へ連れていかれることに。担当医と話している際は、正直、痛みのことよりも経血が漏れないかのほうが気が気でなりませんでした。 そして診察後すぐにナースステーションに行き、看護師さんに事情を説明。すると担当の看護師さんに「ずっとソワソワしていたので術後の痛みが強いのか、なにかあったのかと心配していた」と言われました。 その後、売店に慌てて買いに行ったものの、私がいつも使用しているナプキンはなく……。仕方がないのでそのとき売られていたナプキンを購入することに。しかし普段使っている物ではないので、結局違和感を覚えながら退院まで過ごすことになりました。やはりいつも使用している生理用品の良さや慣れがあるので生理用品の準備は必要だったなと改めて思っています。 体調の変化で生理が早くくることもあるということを身を持って体験しました。まさかのことがあるので、今では長期間家を空けるときなどは生理用品をしっかり持っていくようにしています。娘にも自分の失敗談を話して、生理用品の準備は必ずしておくといいよ、と伝えています。 著者/伊藤未唯作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年02月16日この漫画は書籍『私の生理のしまい方』(著者:原あいみ/監修:関口由紀)の内容から一部を掲載しています(全22話)。 ■これまでのあらすじ閉経後の不調から年齢を重ねることへの不安が大きくなり、うまく気持ちが切り替えられなくなっていたともこさん。あるとき年上の友人から「街歩きゲーム」に誘われて参加。ゲームをしながらたくさん歩き、ホテルで美味しいものを食べて心身ともにリフレッシュ…現実から切り離されゲームに没頭することで、抱えていた不安から解放。まさか自分が「ゲーム」で心身の調子を整えることができるとは…思いもしなかった機嫌の取り方に驚いたのでした。50歳で突然訪れた閉経…。これを機に、はるみさんの体と心に異変が生じることに。職場でのミスが増え、ひどく落ち込んだり、突然耳に閉塞感が襲ってきたり、息が苦しくなったり…。はっきりとした原因が分からず、持病との因果関係も不明。はるみさんの不安は大きくなるのでした。次回に続く(全23話)「私の生理のしまい方」連載は7時更新! 『私の生理のしまい方』 (著者:原あいみ/監修:関口由紀(KADOKAWA) 「私の生理のしまい方」はこちら 生理不順、疲れやすい、眠れない、イライラする…もしかしてこれって更年期? 40代からの大人女性のさまざまな不調について、9人の体験談をマンガ化! 人生の後半戦、悲観するのではなく、心身ともに自分らしく楽しく生きていくには? 漠然とした不安に寄り添い、ゆらぎがちなこの時期を前向きに乗り越えるヒントがもらえる1冊。
2024年02月16日