アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。新しい薬を追加してから初めての通院。全身を黒のワントーンでまとめてオシャレをしていて、もしかしたら薬の効果かも? と思ったのもつかの間……。外食に行っても自分が何を食べているのかがわからず、移動中もずっとトイレに行きたがるなど、気になる症状はそのまま続いていたのでした。「いつもの場所」を忘れてしまう…やらなくては思いつつ、先延ばしになっていた銀行の手続きと掃除をするため、姉妹そろって実家へ向かいました。銀行の手続きは、お姉さんの手厚いサポートもあり無事に終了したのですが、実家の掃除で問題が発覚。糖尿病を患う母・あーちゃんの部屋に、なぜか大量のお菓子があって……。この日、フロア係にじっと見つめられながら、印鑑登録の変更手続きが完了。あーちゃんの財産を狙うたんたんと手続きしてしまわないよう、次は娘に相談するように伝えます。※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)姉妹で相談して「刷り込み教育」を実施することに。刷り込み教育を受けたあーちゃんの反応……。全部あーちゃんから聞いた話ですけど……。勝手にいろいろな手続きをしないよう、今回もメモを残すことに。少し前まで、ひんぱんにメモをとる姿を見かけていましたが、今はさっぱり……。大事なことなので、メモに加えて口頭でも伝えておきます。しかし、内容を確認するために「いつもの場所」から移動させてしまいます。「いつもの場所」からメモを動かさないように強く言うのですが……。メモの場所ではなく、内容がわからなくなってしまったようです……。いつもの通院に合わせて、実印登録の変更手続きをしに行きました。フロアご案内係の人からの視線を感じ続けていましたが、あーちゃんのお金をたんたんに奪われないためには必要な手続きなので、やるしかありません。そして、ついでにたんたんの悪事を刷り込んでおきましたが、まるで初めて聞いたかの反応を示していました。全部あーちゃんから聞いた話なんですけどね。ほんの少し前までは、何かあるとすぐにメモをしていたあーちゃん。しかし、もう「メモを取った」ということを忘れてしまうようになり、その意味がなくなってしまいました。そのため、家の掃除をしたときに、大事なことを書いたメモの置き場所を決めたのですが……。しばらくすると、そのメモに書かれていることの意味を聞くために決まった場所から持ち出し、やがて「いつもの場所」自体を忘れてしまったのです。しかし、どこかでメモを目にすることもあるようで「通帳と印鑑って何のこと?」と、そのたびに意味を確認してくるように。「通帳と印鑑は娘たちが預かっている」というたったひと言のメモについて、一体何度説明したことか……。--------------本人に悪気がまったくないので、責めるわけにもいかないですが、何度も同じことを説明するのはストレスになりますよね。言い方によってはプライドを傷つけるかもれないと思うと、言葉選びも慎重にしなくてはいけません。しかし、メモの管理も難しくなってくる状況だと、貴重品の取り扱いも心配ですね……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、看護師さんから言われたように、もうひとりでは通院が難しい状態になっていました。しかし、自分が認知症であることは頑として認めようとせず、認知症の薬が処方されているだけで怒り、勝手に病院を変えようとするなど、見ていないところで何をするかわかりません……。あーちゃんの認知症が進んでいくにつれて、悩みの種となっていたのが「どこまでまわりに話しておくか」ということ。今後ご迷惑をかけるかもしれない人には、伝えておかないといけないとは思いつつ、ウワサ話のように知れ渡るのは避けたいところ……。一応、実父と同居してはいるものの、こちらは頼れそうにない状況で……!? 自分たちのサポートだけでは厳しく… 実父と同居してはいるものの、夫婦仲は悪く何度も別居。さらに離婚調停も経験しています。そんなこともあり、こちらは頼れそうにない状況です……。 あーちゃんは、病院での注射が週1になっていることも忘れるし、薬が足りているかどうかもわからなくなっていて……。 メールのやりとりもかみ合わず、こまめな連絡だけでは限界を感じ始めています。 あーちゃんは、夫(つまり私の実父)である「たんたん」と同居しています。しかし、夫婦仲は悪く何度も別居をしているし、離婚調停も経験しています。たんたんは、経歴だけは立派で社会的地位もそれなりにありましたが、家庭での振舞いはとても褒められたものではありませんでした。 ただ、関係性はどうであっても、離婚せずに一緒に暮らしている以上、あーちゃんの付き添いや投薬管理は配偶者であるたんたんにやってほしいところです。とはいえ、これまでのことを考えると、たんたんはあーちゃんのお金を狙っているだけで面倒をちゃんと見るとは思えず、やはり姉妹で協力しなくてはいけないのかと思うのです。 最近のあーちゃんは、病院での注射が週1になっていることも忘れるし、薬が足りているかどうかもわからなくなっているし、メールのやりとりもかみ合わず、こまめな連絡だけでは限界を感じ始めています。医師からも、介護認定を受けて訪問看護で投薬管理をしてもらうほうがいいという提案をされ、また考えることが増えたのでした……。 --------------同居している夫がいるのに頼れないというのはつらいですよね。でも、訪問介護での投薬管理という新たな選択肢が出てきて、ワフウフさん姉妹の負担もすこし軽くなるかもしれません。それぞれ自分たちの生活もあると思うので、プロのサポートもうまく活用できるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、数分前のことも覚えていられなくなっていて、言うこともコロコロ変わってしまうような状態です。ひとりでの通院も難しいため、投薬管理と通院は姉妹で手分けしながらサポートするように。どうしても自分が認知症だと受け入れたくないあーちゃんは、ついに認知症の薬を処方する病院はもう通わないと言いだし、近所のクリニックへ足を運んでいました。しかし、持病も見てもらっていることも考えると、転院は得策ではないと説得。すると「この病院をやめるなんて考えたこともない」と言ったのでした……。 どこまで報告しておくべきか… 今、私たち家族が悩んでいることは、まわりの人たちにどれくらい現状を報告すべきか、ということです。 昔から群れるのを嫌っていたあーちゃんは、同性から嫌われやすいタイプでもあったので、ご近所で仲良くしている人は数人。しかし、この仲良しの方の中には、あーちゃんを嫌う集団とも仲良くしている方がいて……。 どこもおかしくないのに、どうして認知症の薬が出ているのかと納得できない様子のあーちゃん。先生が必要だと診断したからだと答えると「それって私が認知症ってことじゃない!」と怒りだしました。 私たちも、どうやって答えればいいのか回答に悩んでしまいます。しかし、さらに悩んでいるのが、まわりの人たちにどれくらい現状を報告すべきか、ということです。 ひとまず、今後ご迷惑をおかけすることがあるかもしれない学生時代からの友人には連絡しました。昔から群れるのを嫌っていたあーちゃんは、同性から嫌われやすいタイプでもあったので、ご近所で仲良くしている人は数人です。しかし、この仲良しの方の中には、あーちゃんを嫌う集団とも仲良くしている方がいて、ご近所中にあーちゃんが認知症だと知れ渡ってしまうキッカケになりかねないので、そこは慎重に判断すべきところです。 ダンスの先生や他の古いお友だちなど、言っておくべきだとは思うけれど「今」ではないと感じる方には、どんなタイミングで伝えるべきなのか……。初めてのことで何もわからずにいました。 --------------親の交友関係までしっかり把握している、という人はあまり多くはないのではないでしょうか。しかし、もし親にもしものことがあったら……と考えると、最低でも定期的に会っている人については、知っておいたほうが安心かもしれません。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの気になる様子についてかかりつけの医師に相談したところ、新しい薬が追加されることになりました。どんな薬かとインターネットで調べてみると、中期以降の認知症に処方される薬のようでした。まだ診断を受けて半年足らずだというのに、思ったよりも早く進行している事実にショックを受けるのでした……。一体何を食べているの…?新しく薬が追加されてから、最初の通院。毎回着ていたカーキのブラウスではなく、黒のワントーンコーデでオシャレになっていた母・あーちゃん。もしかして、新しい薬が効いている?と淡い期待を抱いたものの、外食をすれば「これ何?」の繰り返し、出先でも「トイレに行きたい」の無限ループ、さらに外出している目的もすっかり忘れていて、相変わらずのあーちゃんでした。銀行に到着すると、あーちゃんはやっぱり今日の目的を忘れていました。銀行のお姉さん、いろいろとありがとうございました……。再発行していたキャッシュカードがなくなっていることが発覚。その後、掃除をするため実家に向かい、まずは台所をチェック。予想どおり、使用感ゼロ。とりあえず、見えるところからどんどん片付けていきます。そこで、箱に隠してあったキャッシュカードを発見……!それはこっちのセリフ……。隠した理由は本人しかわからない……。実印を預けたことを忘れ、印鑑登録の変更をしていた……。しかも、たんたんと!※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)よりによって、あーちゃんの財産を狙うたんたんと手続きをするなんて……。悲しそうな表情はするけど、きっと怒られている理由はわかっていない……。そんな中、押し入れを開けると……。大量のお菓子を発見!あまりの衝撃に、姉妹で顔を見合わせます。あーちゃんは糖尿病も患っているのに……? お菓子……?延び延びになっていた銀行の手続きに向かった私たち。あーちゃんは、銀行のお姉さんに誘導されないと書類が書けない状態でしたが、なんとか手続きは終了。続いて掃除と失くしたらしいキャッシュカードの捜索のために、そのまま実家へ直行します。実家に入ってまずチェックしたのが台所。予想通り、まったく汚れていないので食事の用意はしていないと思われます。パンやバナナがあったので、そういった調理不要なものを食べているのか……? と、考えている時間はなく、すぐに部屋の掃除に着手。探していたキャッシュカードも無事に発見しました。そんな中、あーちゃんが勝手に実印登録の変更手続きをしていたことが発覚。次から次へと問題が出てきます……。さらに、片付けようと思って開けた押し入れの中に、大量のお菓子を発見! よく見ると、賞味期限が何年も切れているものもあります。そもそも、あーちゃんは糖尿病なので、お菓子が家にあるはずがないのですが……。これは、一体どういうことでしょう??--------------銀行の手続きが済んでひと段落だと思ったところで、大きな問題が発覚しましたね。隠していたお菓子を食べていたとしたら、糖尿病にも影響がありそうです。もしかして、自分に持病があることも忘れてしまったのでしょうか……? より管理が必要になってきますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。どこにいても、すぐに周りの人と打ち解けて、親しげに話している母・あーちゃん。しかし、あとで話していた内容を聞いてみると「さあ?」と、まったくわかっていないことも多々……。最近では、話を合わせるスキルも衰えてきたのか、とんちんかんな返事をすることも増えてきました。新しい薬の効果?あーちゃんに変化が…かかりつけの医師に最近のあーちゃんの様子を相談したところ、薬が新しく追加されることになりました。インターネットで調べてみると、どうやら中期以降の認知症に処方される薬のようで、まだ診断を受けてから半年もたっていないのに、想像以上に進行が早くてワフウフさんはショックを受けてしまいます。今日の通院コーデは、着慣れたカーキのブラウスではなく、シックなワントーンコーデ!言っていることは同じでも、表情がなんだか明るい!突然、先日亡くなった自分の妹について話しだしましたが、不仲の原因がたんたんになっていました……。※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)本当の不仲の原因は、あーちゃんの失言によるもの。まぁ、たんたんには罪がたくさんあるので、ついでに不仲になった原因になっておいてもらうことにします。通院を終え、腹ごしらえに向かった私たち。そこで、見るものすべてについて聞いてくるあーちゃん。何もわからないながらも、一応完食してくれました。食事を終え、一緒に実家のある駅まで行くと言うと、理由を聞かれてしまいました。銀行に行くのは納得してくれましたが、用件がわからないようです。お店を出る前にトイレに行きますが、目の前の洗面台にも気付いていない様子……。帰り道、電車の向かい側からあーちゃんを見ると、話しているのに表情は「無」でした。そして、最寄り駅に着いて早々に「トイレ」……。姉は怒りを必死にしずめながら、尿漏れパッドの装着を提案したのでした。結局、尿漏れパッドを装着するためにまた「トイレ」へ……。薬を追加してから初めての通院。「毎回ついてきてくれなくても大丈夫なのに」と、言っていることはいつもと変わらないあーちゃんですが、どことなく表情が明るいように感じました。さらに、季節に関係なく着続けていたカーキのブラウスから卒業し、全身を黒で統一したシックなコーデでオシャレまでしています。これは薬の効果なのか……!そしてこの日は、通院のついでに延び延びになっていた銀行の手続きをすることにしていました。ここ最近のガス代の請求金額から、おそらくもうあーちゃんは食事の支度はできていないと思った私たち姉妹は、ひとまず腹ごしらえをしようとごはん屋さんへ。しかし、メニューの写真を見ても実物のお料理を見ても、あーちゃんは自分が何を食べているのか理解できていないようでした。なんとか食事を終えて帰路に着きましたが、今度は「トイレに行きたい」の無限ループが始まりました。姉が尿漏れパッドを使うように言ってなんとかループが終わったものの、短時間で何度も行かれると、こちらのペースも乱されてしまいます。とはいえ、トイレの訴えをスルーするわけにもいかないので、困ったものです。--------------服装や表情など、新しい薬を追加してからあーちゃんに変化が見られるようになりましたね。これが薬の効果ならうれしいですが、自分が食べているものがわからなかったり、短時間のうちに何度もトイレに行ったりと、気になる行動もまだ続いています。この調子だと、必要な手続きは早めに済ませておくのが安心かもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんに認知症と思われるような症状が出て、脳ドックを受けさせたのですが、そこまで心配するような結果ではなくホッとしていた矢先……。母ひとりで通院している病院の看護師さんから、通院には付き添いが必要だと言われてしまったのでした。検査結果とは異なり、そこまで楽観視できる状況ではなくなっていました。あーちゃんの通院スケジュールは、3週間おきに検査&診察、それ以外の週は注射のみというシンプルなもの。しかし、ワフウフさんの姉がちゃんと注射に行ったのか確認の電話を入れると「もうあの病院には行くのやめたの!」と言われてビックリ。もう近所にある別のクリニックの予約も入れていて……!? 通院スケジュールもこなせない母 母・あーちゃんの通院スケジュール。3週間おきに検査&診察があり、それ以外の週は注射のみなのですが……。 今度は母が突然、「膀胱炎っぽいのよ」と言いだしました。 自分は何も問題ないと信じているあーちゃん。どうやら認知症の薬が処方されているのが気に入らないようで、勝手に近所の病院に変えようとしていました。 結局、別の日に予約を取り直して注射は受けられました。しかし、今度は「膀胱炎っぽい」と言いだします。そこで尿検査もしてみたのですが、原因はよくわかりませんでした。そして、待ち時間の合間合間で、10年以上通い続けた病院は変えないほうがいいと説得に努めましたが……。 「この病院をやめるなんて、考えたこともないわよ!」と笑顔でひと言。 えぇぇぇ……? 自分がすごい剣幕で病院を変えようとしていたこと、忘れちゃったのですか……? --------------悪気がないというのは理解していても、こんなふうにたったひと言で振り回されてしまうと、家族も気苦労が絶えませんね。ひとりで抱え込まずに家族で協力しながら、辛抱強く寄り添っていきたいものですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの様子がおかしいと感じ、脳ドックに連れて行ったところ、実は少し前から持病の糖尿病を診てもらっている病院で認知症の薬が処方されていたことが判明。しかし、あーちゃん自身はどんな薬が出ていて、自分が服用しているのかどうかもわからない状態となっていました。姉妹で話し合い、投薬管理を含めて、今まで以上にまめに様子を見ることに。糖尿病の病院で院長先生と話し、処方されている薬について詳しく知ることができました。だいたい状況がわかったので、しばらく様子見……と思っていましたが、看護師さんから「もうひとりでの通院は難しい」と言われてしまい、忙しい時間の合間を縫って付き添いをすることに。 数分前の会話すら覚えていられない状態 当時、私の息子が遠方の学校に通っていた上に、運動部で朝練もあったため、始発で学校に行くことも多々ありました。出発までにお弁当の用意が必要になるので、必然と私も早朝から動き出さなくてはなりませんでした。 山のような「やることリスト」をこなし、あーちゃんの病院に付き添います。駅まで爆走することもしばしば……。そして、頑張ってたどり着いても「わざわざ来てくれなくても大丈夫」とあーちゃんから言われ、そこからは「どこがおかしいの?」の無限ループに突入……というのがいつものパターン。なかなかしんどいです。 そして診察を待っている間に話していても、先週・先々週どころか数分前の会話すら覚えておらず、また同じ話の繰り返しで、同じところで怒ったり悲しんだりしています。薬を服用していてもこんな状態でした。 --------------普段の生活だけでも忙しいのに、そこに通院の付き添いが加わると、本当に分刻みで動くような状態ですよね。何とか時間をやりくりして駆け付けているのに、来なくていいと言われてしまうのはつらいところ。本人には悪気がないこともわかっている分、気持ちのコントロールが難しいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月20日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、自分がどんな薬を処方されているのか、そしてちゃんと服用しているのか、自分では把握できない状態になっているようです。しかし、自分自身では今までと何も変わっていないと思っていて……。脳ドックへ行き、あーちゃんの脳の状態と普段から処方されている薬の詳細が判明。しかし、逆にそれが心配を大きくしたため、数日後に控えた糖尿病でかかっている病院の受診に付き添うことに。そこで、さらに詳しい状況がわかったのでした。 いろいろと詳しい事情が判明 あーちゃんは病院への付き添いを拒否しましたが、心配だからと押し切ってなんとか突破。突然やって来た娘たちに担当の院長先生も驚いた様子でしたが、とても丁寧に対応してくれました。 そこでわかったことは、あーちゃんがインスリン注射を断ったことや、認知症の検査をしたときに家族の連絡先を頑として教えなかったことなど……。知らなかったとはいえ、あーちゃんの失礼をお詫びすると、院長先生は「お上品だけど、頑固ですもんね」と。おっしゃる通りです……! ひと通り状況がわかり、しばらくはこれで様子見かと勝手に思っていたのですが、あーちゃんがひとりでインスリン注射をしに行った日、看護師さんから姉に連絡が入りました。それは、もうひとりでの受診は難しいから付き添いが必要だというものでした……。 --------------これまでは病院に付き添ったり服用する薬を共有する必要はなかったかもしれませんが、あーちゃんの置かれている状況を把握するには良い機会だったのかもしれませんね。特に糖尿病という持病がある以上、投薬管理は必須。一緒に受診できてホッとしたのではないでしょうか。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんのプライドを傷つけぬよう、娘たちからのプレゼントということで脳ドックに連れ出すことに成功しましたが、当日の待ち合わせ場所に現れたあーちゃんは、何の日かすっかり忘れていました……。想像以上に深刻な状態かと思われましたが、検査の結果は特に大きな異常はなし。しかし念のため血液検査もすることに。脳ドックの結果、特に大きな異常はありませんでした。あーちゃんは、特に困っていることはない、薬は不要だと医師に自ら伝えたのですが、娘たちの本音としては薬は飲んでほしい……。しかし、お薬手帳をよくよく見てみると、なんとすでに認知症の薬が処方されていたのでした……! 「できるだけやさしく」をモットーに 病院から帰ると、あーちゃんは涙目で「私、どこかおかしいの?」と心配そうに聞いてきます。ハッキリ言ってほしいと言われても、本人を傷つけたくないという気持ちもあり、なかなかストレートには伝えられず……。 できるだけ言葉を選び、ふんわりとやさしくあーちゃんをなだめます。しかし、そうすると結局本人も理解できないようで、また「どんなところがおかしいの?」と最初に戻ります。いつまでたってもこの繰り返しで、無限ループに突入してしまうのです。 あーちゃんは、自分の母(つまり私の祖母)が認知症でどんどん壊れていく姿を目の当たりにしているので、自分はそうなりたくないと言う気持ちがとても強いのかもしれません。それはわかるのですが、無限ループは……正直キツイですね。 --------------毎回涙目で聞いてこられると、無下にすることもできないですし、家族としてはつらいですよね。とはいえ、ストレートに伝えて悲観されても困るので難しいところです。何か心が落ち着く「魔法の言葉」を見つけられるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月18日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが、自分でお金の動きを把握できなくなったことがきっかけで、認知症なのでは……? という疑念を抱いたワフウフさん。早速姉に相談して母に脳ドックを受けてもらうことに。思えば、ほかにも気になる症状がいくつかあって、不安は大きくなるばかりで……。脳ドックの日、あーちゃんは待ち合わせ場所に現れたものの「今日は皆で何の集まりなの?」と言い、なぜ集まっているのか忘れてしまっていました。さらに病院への道中も、何度も事実と異なる話を繰り返すなど、姉と目くばせを交わしながら事態の深刻さを感じてしまいます。結局、その場では診断は下りず、血液検査をしてからいろいろと話し合うことになったのですが……。 知らぬ間に始まっていた治療 医師から「何か困ったことはないか」と尋ねられたあーちゃんは、オホホと笑いながら「まったくない」と答えました。いや、脳ドックの日に保険証を忘れて、マイナンバーカードにいたっては、作ったのかどうかもわからない状態で、十分困っていたのですが……? さらに、薬を出そうとする医師には自ら「お薬は必要ありません」と断る始末。そこは、姉が飲んでほしいとハッキリあーちゃんに伝えたのですが……。なんと、すでに通院している糖尿病の病院で、認知症の薬が処方されていたのです。これには皆ビックリ。 そしてお薬手帳をよく見てみると、もう1つ気になる点が。持病の糖尿病の治療として、インスリン注射が1カ月分処方されているのが確認できているのに、本人は「3回だけして終わった」と主張しているのです。投薬管理が自分でできているのか、そこから確認する必要がありそうです。 --------------自分では何も体の変化を感じておらず、困ったこともないと思っていても、家族にとっては不安になってしまうことばかり。さらに知らない間に認知症の薬が処方されていたことを考えると、少なくとも糖尿病の治療で通っている病院の医師は、何かしらの変化を確認しているのかもしれませんね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月17日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。まとまった現金が置いてあるはずの貸金庫に、お金がないと大騒ぎするあーちゃん。しかし、お金を動かしているのはどう考えても本人。もしかして、忘れている……? ほかにも最近は少し様子がおかしいと感じることもあって、姉に相談して脳ドックを受けさせることにしたのですが……。自分がしているはずのお金の出し入れを忘れているのでは……? 1本の電話をきっかけに、あーちゃんの様子を冷静に思い返してみると、気になるところがいくつか出てきました。そこで姉に相談し、姉妹からのプレゼントということで、脳ドックを受けてもらうことになったのでした。 検査が終了。その結果は…? 待ちに待った脳ドックの日。あーちゃんは約束どおり待ち合わせ場所にやって来ました……が、到着するなりうれしそうに「今日は皆で何の集まりなの?」と聞いてきました。 あーちゃんは、脳ドックの日だということを忘れてしまっているようです。その後も、事実と異なる話を繰り返し話してきて、姉と目くばせを交わしながら、どんどん暗い気持ちになっていったのでした。 病院に着くとすぐに呼ばれ、小一時間ほどで検査は終了。医師によると、年齢なりの動脈硬化や萎縮はあるものの、特に大きな問題はないとのこと。しかし、オプションでつけたテストでは、なんとも言えない微妙な結果をたたき出していました。 結局、次に血液検査をしてからこれからのことを判断することに。次回の予約を入れて病院を後にしたのですが、あーちゃんからはどこかおかしいのかと何度も涙目で聞かれ、ひたすらなだめ続けながら帰りました。 --------------病院に来た目的を忘れている様子の母を見て、何となく暗い気持ちになってしまうのは理解できるのではないでしょうか。「長谷川式認知症スケール」とは、日本国内の多くの医療機関でも使用されている認知症の簡易検査。信頼性の高い評価法といわれています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月16日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、ワフウフさんの母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。その内容は、貸金庫にお金がないというもの。そんなはずはないと思いつつ、ワフウフさんが詳しく話を聞いていると、なんだか普段と様子が違うように感じたのです。いろいろと事情があり、母・あーちゃんのお金に関しては、ワフウフさんと姉も把握していて、一部は預かっています。そんなあーちゃんから、1本の電話がかかってきました。それが、あーちゃんの認知症を疑うきっかけになったのでした。 もしかしたら、認知症…? 貸金庫に入れるのは本人だけなので、知らないうちにすっからからんになっているなんてことは考えづらく、おかしいと思った私は姉に相談してみました。 実はこの日以外にも、私が母のあーちゃんの行動をおかしいと思ったことがありました。「同じ話を何度もする」「何度も行ったことがある場所なのに、自分の居場所がわからなくなる」など……。 さらに、私たち姉妹が把握していない場所に現金があると言っているのですが、その金額が貸金庫にあった金額とほぼ同額。やっぱり、自分でお金を移したことを忘れているだけのようです。もしかして、認知症なのかもしれない……。そう思ったとき、私を悩ませたのは「どうやって病院へ連れて行くか」でした。 あーちゃんはプライドが高く、そのままストレートに「認知症の検査」というと、断固拒否されてしまいそうです。そこで、姉とじっくりと策を練り、脳ドックをプレゼントするということに。おかげさまで、あーちゃんは喜んで病院に行くと言ってくれて、ひとまず第一関門は突破したのです。 --------------当たり前ですが、自分が年を重ねれば同じように親も老いていきます。自分自身で体の変化を感じるようになったときには、親の言動や行動をいつも以上に慎重に観察するようにして、ちょっとした変化を見逃さずにしておきたいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月15日同居をしている姑が認知症になり、おかしな言動が増え始めました。私が耐えきれずに夫に相談すると……。そんな私のお話です。 この言動は病気だから?元々姑とは良い関係性ではなかった私。とはいえ、夫よりも姑といる時間が長いので、姑の言動をよく把握していました。そんなある日、姑の異変に気付いて……。 姑の異変を感じつつも、「この私に向けられた敵意は本気なのか?」「それとも認知症なのか?」というようなことが増え、夫に相談していました。 なかなか認めようとしない夫夫は、「認知症じゃないでしょ?」という気持ちが強く、私が姑から受けたひどい言動を報告しても、「お前が嫌いだからってオーバーに言ってるだけだろ!」と何度も否定されました。 夫に対する腹立たしさが…しかし、認知症らしき症状が進行するにつれ、日時を間違えたりご飯食べたのに食べてないと言われたり、夜中のトイレの失敗も増えたりして……。さすがに夫も認めざるを得ない状態になりました。 いくら認知症になったとはいえ、姑からは本当にひどい言動を受けました。また、それをなかなか認めず、私を疑い続けた夫に本当に腹が立ちました。 まとめ自分の親に対する愚痴や老化の話を子どもの立場としては聞きたくないかもしれませんが、これが紛れもない現実であることを受け入れ、夫にもっと早い段階から理解と協力をしてもらいたかったです。私だって人間なので、正直本当につらくて生きた心地がしませんでした。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 文/山田のあ 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!介護カレンダー編集部
2023年12月09日夫の母が認知症になりました。1人暮らしをしていたのでわが家で引き取ることになったのですが、ガラリと生活環境が変わってしまいました。慣れるまではとても大変で、私自身がうつ病になってしまう寸前に。そんな私のお話です。まさか義母が…夫の母親は1人暮らしをしていて、とても元気な人でした。畑仕事をしながら週に2日、スーパーのお総菜屋さんでパートをしていたのです。ひとりでも幸せに暮らしていたので、まさかそんな人が認知症になるとは思ってもいませんでした。義母が近所を徘徊(はいかい)していることを近所の人が教えてくれたとき、すでに認知症は進行していたことを知りました。いつの間にかパートも辞めており、畑も荒れ放題になっていたのです。定期的に訪問していなかった私たちも悪かったと思います。ひとりで生活させることは難しいと判断し、すぐにわが家で預かることになりました。認知症とはいえ、おばあちゃんがわが家にやって来たことを私の子どもたちは喜んでいたものです。正常なときには、子どもたちにとてもやさしいおばあちゃんだったからです。周りの助けが必要最初は気が張っていたからなのか、義母は正常な状態が続き何も問題がありませんでした。徘徊されるのは困るので、出掛けるときは必ず家族の誰かと一緒に出掛けることにしていました。子どもたちと近所を散歩することもあったのです。ところが、数カ月たったころ、義母の言動がおかしくなってきました。ごはんを食べたのに「まだ食べていない」と言ったり、ひとりでフラフラと外へ出て帰り道がわからなくなったりしてしまったのです。次第に家族だけでのお世話は難しい状態になっていきました。精神的に追い込まれる日々精神的に苦痛になったのは私でした。うつ病になってしまうのではないかという状態で、周りからも心配されたので、親戚や友人などに相談することにしたのです。自治体にも相談しました。今の時代、手助けしてもらえるさまざまな機関があります。教えてもらったところには片っ端から相談して、いろいろな支援を受けるようにしたところ、ずいぶんとラクになりました。私自身の心と体を休ませることができるようになり、うつ病にならずに済みました。まとめ家族の誰であっても、介護をすることになったら環境も大きく変わって大変です。ひとりで全部を抱えることはできないと痛感しました。家族はもちろん、身近な親戚や友人、知人なども巻き込んで助けてもらわないと、自分自身が倒れてしまうと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/みんみんるんるんウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月08日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行していく中、数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が突然亡くなってしまいました。しかし、それを聞いてもあーちゃんは「あらそう」だけ。あまりにも薄い反応に驚いていたところ、後日「妹が亡くなった」と泣きながら電話をしてきたのでした。だいぶ会話が成り立たないことも増えてきています。完璧に自己管理していた母はもういない…どこにいても、あーちゃんはすぐに周りの人と打ち解けて親しげに話し始めます。しかし、あとで何を話していたのか聞いても「さぁ?」だそうで……。ただ、最近はとんちんかんな返事をすることも多くなってきて、ごまかしが利かないと思うことも増えてきました。あーちゃんの妹で、私たち姉妹の叔母のお葬式中、謎の行動をすることもあったあーちゃん。最近は険しい表情をすることが増えてきました……。医師に相談すると、薬の追加を提案されました。あーちゃんは、きょうだい全員が糖尿病……!昔から惣菜や外食という選択肢は排除し、徹底的に自己管理していたあーちゃん。自炊していると思っていたけれど、このガス代はおかしいのでは???あーちゃんの言うことを鵜呑みにしていました……。とんちんかんな返事をするようになったり、以前よりもすこし不安そうな表情をするようになったりと、あーちゃんの気になる変化が増えてきたため、かかりつけの医師に相談してたところ、新しい薬が追加されることになりました。インターネットで調べると、中期以降の認知症に処方されることがある薬のようでした。つまり、もうあーちゃんの症状はそこまで進んでいるということ……。まだ認知症の診断を受けてから半年もたっていないのに、進行が早いように感じてしまいます。実はあーちゃん……というか、あーちゃんのきょうだい全員、糖尿病です。そのため、あーちゃんはずっと食事にはとても気を付けていました。しかし、通帳を見ていて気付いてしまったのです。ガス代のあまりの安さに。ガスが安いということは、今では自炊はしていないということ。あんなに完璧に食事管理をしていたのに、もう自分でごはんも作れなくなっていたなんて……。--------------あーちゃん自身も、自身の変化に気付いていて、何が起きているのか自分でもわからないもどかしさもあるのかもしれません。新しいお薬が処方されたことで、進行しつつある症状が少しでも緩和されるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月29日口臭予防効果が高くリピーターが増加中美容事業を展開する株式会社リベルタは、口臭予防ハミガキ「デンティス」の国内シリーズ累計出荷数が1,000万個突破したこと発表した。“目覚めてすぐキスできる。恋するハミガキ”のキャッチコピーで話題を集め、口臭を長時間予防するシリーズとして愛用者が増加中である。「デンティス」は、世界25か国で展開している人気ブランド。口臭予防効果が人気を呼び、使用感満足度も約80%であり、リピーターの多い商品となっている。2020年のコロナ禍により、マスク生活が始まり、オーラルケアへの興味・関心が高まった。マスク装着時の口呼吸による口内の乾燥等が引き金となり、「口臭ケア」を意識する人が増加した。「デンティス」は、バラエティショップやドラッグストアを中心として、2020年には国内約9,800店舗での取り扱いだったが、年々店舗数を拡大して、現在では16,000店舗以上で販売している。チューブ・ポンプ・スプレー等シーンに合わせて選択同社は、2006年から「デンティス」の「歯磨き粉チューブタイプ」「ポンプタイプ」「トラベルセット」の販売をスタート。2020年は、初の“日本限定”フレーバーとなる「レモングラス チューブタイプ」を発売した。2023年は、ドン・キホーテ限定の「エクストラフレッシュ チューブタイプ」を発売。同年9月には、世界5か国で発売されている乳酸菌配合「Pro-B チューブタイプ」の日本での販売を開始した。現在、「デンティス」シリーズは、10種類以上のアイテムをラインナップしており、自分の好みや悩み、シーンに合わせて選択することができる。同シリーズは、リベルタのオンラインストア等で販売中。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社リベルタ※DENTISTE
2023年11月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症がだいぶ進行していることから、少しでも記憶が残るうちに喜寿(きじゅ)のお祝いをやっておこうという話になりました。当日は、孫に囲まれて楽しそうに過ごしていたのですが、通帳を返してほしいという主張を忘れることはなく……。楽しそうならそれでいい?!ちょっとした行き違いがきっかけで数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が、突然亡くなってしまいました。あーちゃんに訃報を知らせたところ「あらそう!」と、ひと言。実の妹を亡くしたわりには、かなり軽い反応で驚いていると、後日「妹が亡くなった」と泣きながら報告してきたのでした……。どこにいても、周りの人たちと楽しく話しているあーちゃん。一体、何の話で盛り上がっていたのかを聞いてみると……。今日は叔母のお葬式。あーちゃんは、トイレがかなり近くなっています。お葬式の話をあれこれしていると……。ん???あーちゃんは病院でもどこでも、すぐに周りのおばちゃんたちと親しげにおしゃべりを始めます。それはそれは楽しそうにしているのですが、あとで何を話していたのかを聞いたら「さあ?」といった具合で、よくわかっていないことも……。私自身、しばらくあーちゃんの理解力のなさに気付けなかったこともあり、何事もなかったように周囲に溶け込むこのスキルは結構すごいのではないかと思っています。ただ、最近はさすがにごまかせないことも増えてきて、とんちんかんな返事をすることも多くなってきています。先日亡くなった叔母のお葬式に行ったときもこのスキルは発動されていたのですが、ふとした会話の中で、あーちゃんが自分のお母さんのお葬式だと思っていたことが発覚。これはもう、疲れとかで言い訳できないレベルになってきたようです……。--------------表情も相づちも会話の流れに合っていれば、当然こちらは話が通じていると思ってしまうもの。明るく談笑している姿が見られるなら、家族としてはうれしい気持ちもありつつ、いざというときは介入しなくてはいけない場面も出てきそうですね。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月28日アロマテラピーの世界に踏み出そう公益社団法人 日本アロマ環境協会は2024年2月3日(土)、『アロマ大学2023 Vol.4』をオンラインで開催します。今回は、3つの学科を実施。申込期間は2023年11月29日(水)から2024年1月28日(日)までです。1人につき、複数学科を申し込むことができます。11:15から11:45までは、「AEAJグリーンテラスOPEN1周年記念 ~建築家・隈研吾氏インタビュー~」を実施します。アロマの魅力を五感で体験できる「AEAJグリーンテラス」の設計者 隈研吾氏から、建築の視点から考える香りへの思いや、隈氏自身の香りの体験エピソードについて伺います。参加費は無料です。婦人科医に学ぶ「女性の健康とアロマの可能性」13:00から14:30までは、アロマサイエンス学科「女性の健康とアロマの可能性」を行います。講師はウィメンズ・ウェルネス銀座クリニック理事長の対馬ルリ子氏が務めます。参加費はAEAJ会員が1,500円、一般が3,000円です。15:00から16:15までは、メンタルヘルス学科「香りで彩る、幸せな呼吸~禅とマインドフルネスでつくる健やかなこころ~」を実施します。同学科では、臨済宗建長寺派「林香寺」住職で精神科医の川野泰周氏が、マインドフルネスの実践方法とメンタルヘルスについてレクチャーします。参加費はAEAJ会員が0円、一般が500円です。申し込みはアロマ大学のホームページにて受け付けています。(画像はアロマ大学より)【参考】※アロマ大学※AEAJグリーンテラス
2023年11月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。認知症の母・あーちゃんは、自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになりました。しかし、書いていても忘れてしまうことが多々……。それでも、忘れてしまっているという事実は覚えているため、自分の中では「全然問題ない」と思っている様子。生活にも支障は出ているのですが……。叔母が突然亡くなってしまった…認知症がどんどん進行しているあーちゃん。少しでも記憶が残るうちに、早めに77歳の喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。当日は孫にも囲まれて楽しそうにしていたのですが、実は道中で姉に向かって通帳を返してほしいと言い続けていたことが発覚……。何度説明しても、通帳は自分で管理したいという主張を続けるのです。その理由に、振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしいとお願いしていたのですが……!?持ってきて、とお願いしていたはずの振込の内訳が見つからず。再発行手続きが済んで不要になった古い通帳を捨てようと言うと、攻撃モードに。お金とか、何かを捨てるとか、そういう話には攻撃モードになってしまう模様。そして結局、「なーちゃん(姉)に通帳を返してもらわないと!」という最初の主張に戻る……と。通帳を返してほしい理由だけは、不思議と忘れないようです。口座には十分にお金が入っているので、引き落としができないことはないはず……。夫のたんたんにこう言われたら、全部お金を取られてしまうので、内緒で動きます。結局、私たちが残高不足分を補填。あーちゃんが納得してくれたなら、それでOK。実はあーちゃん、5人きょうだいです。妹である叔母とは、幼稚な喧嘩をして以来、数年疎遠に……。そんな叔母が最近亡くなりました。叔母の訃報を伝えなくてはと思っていたら、あーちゃんのほうから連絡が。え??? それだけ???と思ったら、これまでのやりとりを忘れていたのか、泣きながらあーちゃんが妹の訃報を知らせてきました。あーちゃんは通帳を返してほしい理由に、21万円の振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしとお願いしていました。しかし、いざその日がやって来ると、案の定何も持って来ていない……。さらに、なくしたと思った通帳の再発行手続きを自分でおこなっていて、通帳が2つある銀行もあり、ややこしいから古いほうを捨てようというと、怒りだす始末。お金の話や何かを捨てるという話になると、攻撃的になって顔つきも変わるように感じました。結局、お金の流れはよくわからないままでしたが、なんとか落としどころを見つけて、あーちゃんも納得してくれました。そんな通帳問題が勃発していた裏で、あーちゃんの妹(つまり私の叔母)が突然亡くなってしまいました。私はいとこから危篤という連絡をもらって、急いでお見舞いに行ったのですが、その夜に帰らぬ人となったのでした。姉が訃報をあーちゃんに知らせようと思っていたところ、ちょうどいいタイミングで電話がありました。開口一番、すでに解決しているはずの残高不足問題について話し始めたあーちゃん。姉は、それは解決済みだと説明して、そのあとに叔母の訃報を知らせました。すると「あらそう!」のひと言。妹が亡くなったのに?! ……と姉は驚いたようですが、このやりとり自体を忘れていたようで、後日泣きながら訃報を知らせてきたのでした。--------------大事な話をしても、本人にどこまで伝わっているのかわからないのは大変ですよね。同じような質問を繰り返されるとついイライラして自分を責めてしまうこともあるかもしれませんが、自分を責め過ぎず、本人がなぜ気にしているのかを考えながら再び歩み寄る機会を増やしていけるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、娘たちが通帳を預かっているということをすっかり忘れてしまい、自ら通帳の再発行手続きをしていました。おまけに、趣味のダンスにもお金がかかるので、自分で通帳は持っていたいと言いだします。さすがに今の状態で通帳を管理するのは無理だと説得しますが、納得しては忘れ……の無限ループに突入してしまいます。少し早い喜寿のお祝い自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになったあーちゃん。しかし、書いていても忘れるものは忘れてしまう……。でも、忘れてしまっているという事実は覚えているようで、本人は「全然問題ない」と、なぜか前向き。しかし、ずっと見守っている家族から見れば、確実に症状は進行していて……。病院でアンケートが配られたものの、手がまったく動かず……。理由は、「日付がわからなかったから」のよう。ついに、自分の誕生日も忘れてしまったみたいです。そして……年齢も忘れてしまったみたいです。そんなわけで、少しでもあーちゃんの記憶があるうちに、姉のあーにゃんの家族を含め喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。そのときの実際の写真がコレ。あーちゃん、うれしそう!お祝いの食事を作るにも、料理すら忘れてしまっているようです。ハイヒールでかっこよく歩くあーちゃんを見るのは、最後かもしれない……。食事会の道中、通帳を返せと迫り、姉を困らせていたらしいです。食事会が終わっても、怒りは収まらず……。と思いきや、翌日は穏やかモードに変わっていて……。いつものように病院で注射の順番待ちをしていると、高齢者の運転免許に関するアンケートが配られました。受け取ったあーちゃんは手を動かそうとせず……。理由を聞いてみると、今日の日付も自分の年齢もわからなくなっていたのでした……。そんな状態だったので、少しでも記憶が残るうちにあーちゃんの77歳の喜寿(きじゅ)をお祝いすることにしました。孫も参加してくれて、とってもうれしそう。しかし、ずいぶんと足元がおぼつかなくなっていて、そろそろこだわりのハイヒールも卒業してもらう時期が来たのかもしれないと思っていました。心配なことはあったけれど、喜寿のお祝いが無事に終わってよかった……と思ったのもつかの間。まったく無事に終わっていなかったのです。実は、会場に向かう道中で、あーちゃんは姉に通帳を返してほしいと言い続け、食事会のあとも電話で同じ話をループ。それも、すごい喧嘩腰で。病気とはわかっていても、姉はつらくて思わず泣いてしまったらしく、私も話を聞いて悲しくなりました。しかし、翌日には穏やかモードのあーちゃんに変わっていて、喧嘩腰で電話をしてきたことも謝ってくれたようです。モードの切り替わるスイッチはどこにあるのか、誰か教えてほしい……。--------------お孫さんに囲まれて喜寿のお祝いができて、あーちゃんも幸せだったのではないでしょうか。忘れることのほうが多くなってきている中でも、通帳の話をし続けるということは、思い入れや心配事があるのかもしれません。暴言を聞き続けるのも大変なストレスだと思いますが、姉妹で感情を共有しながら乗り越えてほしいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが見つけられなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家を訪れてビックリ。きれい好きだったあーちゃんがきちんと整理整頓していた実家の姿はそこにはなく、洋服が山積みで薬もバラバラ……。嫌でも、認知症が進行していることを認めざるを得ない状態でした。記憶がなくなる記憶はある?!定期預金を普通預金にするために、通帳は預かっていると話していたのですが、すっかり忘れてしまったあーちゃん。病院に付き添っているときに、通帳がないと言い始めました。何度も説明しますが、結局バッグから「再発行」の判が押された通帳が出てきて「自分で持っていたいの」と言われてしまいます。スケジュール帳を持ち歩き、メモを取るようになったあーちゃん。記憶力の低下を認めようとはしません。記憶が曖昧になると、電話で確認してくるように……。昔はオシャレだったあーちゃん。しかし、最近は無頓着になってきました。季節と合っていないブラウスを繰り返し着ていることも……。でも、若く見られるのは自慢のようで。あーちゃんは、自分でも予定を忘れてしまわないように、スケジュール帳を持ち歩いてメモを取るようになりました。しかし、予定が書き込んであっても、実際にそれをちゃんと終えたのかどうかの記憶がなくなってしまうのです。忘れてしまうのはたいてい病院の用事で、他のことは問題ないと本人は言い張ります。どうやら記憶がなくなる記憶はあるようですが、記憶力が低下していることは認めません。このころ、私たち姉妹は通院に付き添うたびにあーちゃんの小さな違和感に気付き始めました。季節とマッチしていない洋服を頻繁に着るようになって、メイクもおろそかになってきたのです。オシャレだったあーちゃんでも、徐々に自分の外見にも興味が薄れていくのでしょうか。--------------記憶がなくなる記憶はある、というのは不思議な感覚ですが、その分、記憶がなくなっていることに気づいたときの喪失感は大きいものかもしれません。本人が記憶力の低下を認めていないとなると、言葉選びや声をかけるタイミングなどにも気を付ける必要がありそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月25日舌ブラシのトップブランドであるSHIKIEN株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役:田中 克弥)では、口臭予防のみならず、冬から早春に向けて感染が拡大する「風邪」や「インフルエンザ」、さらに「新型コロナウイルス」などの感染症予防のためにも、舌ブラシの活用オススメサイトをシリーズで提案していきます。お口のケア オススメサイトURL: 歯科検診の義務化が2025年に予定されるなど、口腔衛生への関心が一気に高まりを見せています。歯科医師や歯科衛生士など多くの歯科医療専門家が、通常の歯磨きだけでなく「舌ブラシ」の使用も1つの選択肢として推奨しており、口腔ケアとしての歯磨きだけでなく、口腔環境を清潔に保ちたいという大人には、口腔内の雑菌などを除去する「舌ブラシ」の使用習慣を持つ人が増えています。■口臭の約90%は「舌苔」に原因があることをご存じですか?口臭は、口の中の疾患の他、耳鼻科的疾患や、消化器官内科疾患などが原因となり発生しますが、その約90%は舌苔が元となっていると言われています。舌苔(ぜったい)とは、舌の表面に付着した古くなった粘膜や、食べ物のカス、細菌などから出来る白や黄色の苔状の“汚れ”のこと。口臭成分の多くが、舌に溜まった食べカスのタンパク質が口の中の細菌で分解されて発生する「揮発性硫化物」で、これこそが、いわゆる生ごみや卵の腐乱臭のような悪臭=口臭を引き起こしているのです。舌苔が増えると口臭の原因になることはもちろん、感染症のリスクが高まることも・・・。口内には細菌がいっぱい■様々な疾患や感染症予防のためにも、舌磨きをおすすめします。口腔内には、数百種類の細菌が生息し、5千億個以上の細菌が存在しています。舌に付着した食べカスをエサとする虫歯菌・歯槽膿漏菌・カンジタ菌・肺炎菌・緑膿菌などが生息しており、呼吸器疾患・心臓疾患・脳疾患・感染症・アレルギー疾患などのトラブルの原因になるといわれています。また、私たちの口の中には免疫機能が備わっており、侵入する細菌やウイルスなどから体を守ってくれていますが、口腔内の状態が悪くなり免疫機能が低下してしまうと、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に罹患するリスクが高まってしまうのです。舌を適切にケアして舌苔を除去、舌表面を清潔に保つことで免疫力を維持して、様々な疾患や感染症から身を守りましょう。■舌のケアにおすすめなのが「舌ブラシ」による舌磨きです!日本では、まだ“舌のケア”というと歯磨きのついでに歯ブラシで舌を磨く方が多いのではないでしょうか?舌はとてもデリケートなので歯ブラシのような毛先の固いブラシでゴシゴシ磨くと舌を傷つけてしまいます。結果、口腔内の状態が悪化することで口臭がさらに強まり、健康にも影響をおよぼしかねません。そこで、舌苔を優しく効果的に除去することを可能にする「舌ブラシ」での舌ケアをおすすめいたします。舌のケアにおすすめなのが舌ブラシ口臭予防をはじめ、あなたの健康を守るためにも、ぜひ「舌ブラシ」をご活用ください。◎専門家コメント井上 誠氏(医学博士:新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食嚥下リハビリテーション学分野)は、「全身の健康はお口から。将来の健康寿命延伸や健康管理の上で、むし歯や歯周病の予防に加えて、舌を清潔に保つことも大事です。」と語っています。また、SHIKIENの開発担当の宮永氏は、「この3年間の新型コロナが猛威を振るう中、口腔ケアが見直されてきており、歯ブラシ+舌ブラシで口腔ケアをされる方が急増しました。2019年のコロナ前から比べると、舌ブラシ市場が急拡大しており、コロナ前は「口臭予防」としての購買だったのが、コロナ禍という影響もあり、「健康管理」で舌ブラシを購入する、という方が増加しています。さらに、このような背景により個々への「口臭予防」としてのアプローチではなく、家族みんなで「健康管理」に舌ブラシを使用していこうという事を主眼に、2023年6月、子供用も開発いたしました。子供のころから、「舌みがき習慣」をつけてもらい、井上教授の「舌を清潔に保つことは、全身の健康につながる」という健康習慣を身に着けてもらいたいです」と語っています。■ソフトな素材にこだわり、実証実験に基づいて開発されたSHIKIENの舌ブラシSHIKIENは、新潟大学大学院医歯学総合研究科との共同研究により舌専用の舌磨きスムーザー「W-1」を開発。舌の微細構造に対して歯ブラシでは取り除きにくい食べカスや舌苔を効果的に除去するために設計されています。舌をなでる様にやさしく磨くだけで驚くほど汚れがよく落ち、お手入れも簡単です。断面 極細ナイロン繊維がより細かく、柔らかくなりました。【主な商品紹介】<舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM>全4色 希望小売価格 各638円(税込)・大人用の舌ブラシです。・特殊加工された極細ナイロン繊維が片面に約8,000本!・フック形状の極細ナイロン繊維が舌乳頭の間にあらゆる角度で入り込み舌苔を絡め取ります。舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM子ども用 (2023年6月新発売)<舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM for Kids>全2色 希望小売価格 各638円(税込)・ハンドル部に柔らかな樹脂素材を使用しており、お子様でも安心安全に使用できます。・W-1シリーズ中でも舌に優しく舌触りが気持ち良い舌ブラシです。・フック形状の極細ナイロン繊維が舌乳頭の間にあらゆる角度で入り込み舌苔を絡め取ります。子ども用「舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM for Kids」※SHIKIENの全商品に関しましては、以下「SHIKIENオンラインショップ」にてご確認ください。URL: ■会社概要会社名 : SHIKIEN株式会社所在地 : 〒956-0057 新潟県新潟市秋葉区新津四ツ興野1735TEL : 0250-23-0141代表者 : 代表取締役 田中 克弥業務内容: 舌ブラシの製造販売HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月24日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、日常生活に支障が出るほど物を失くしやすくなっています。そこで、姉妹で相談してまずは預金の整理から始めようということに。早速、一緒に銀行を回って手続きをしようとしたのですが、当日になって通帳や証書が探せなかったと言われてしまい、なかなかスムーズには進まず……。通帳は預かっていると言ったのに…あーちゃんが探せなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家に足を踏み入れると……。そこには、山積みの洋服や散らばった薬など、きれい好きなあーちゃんによって整理整頓されていた実家からはかけ離れた世界が広がっていました。あまりの状況に、姉妹でショックを受けながらも、なんとか通帳や証書の整理をしていきます。忘れてしまいそうなので、姉のなーちゃんはメモに残しておくことに。相変わらず週1回の注射の記憶は定着しておらず……。注射のことも通帳のことも、覚えていない様子です。何度説明しても、やっぱり忘れてしまうようで……。そんなとき、あーちゃんのバッグから再発行の判が押された通帳を発見。あーちゃんが失くしたと思って再発行したようです……。通帳は預かると言っても、なかなか納得してくれません。実家で通帳の大捜索を終えた私たちは、あーちゃんが忘れてしまうことを見越して、銀行の通帳を一時的に預かっていることをメモに書いて渡しておきました。しかし、次の通院に付き添っていると、通帳がないと言われてしまいました……。メモの存在も覚えていないようです。通帳は姉が持っていて、定期預金から普通預金に変えるためだということを繰り返し説明しましたが……理解しているのかも覚えていられるのかも不安に思っていました。すると、やっぱり翌日「通帳がなくなった!」と、電話がかかってきたのです。それからしばらくして……。あーちゃんのバッグから「再発行」という判が押された銀行の通帳が出てきました。私たちの説明は記憶に残らず、通帳がないから再発行しなくちゃ! と思ってしまったようです。同時に、通帳は自分で持っていたいと言い始め、通院の付き添いのときに持って来るように言われました。「もう通帳の管理は無理だよ」と姉は断りますが、あーちゃんは食い下がってきます……。--------------通帳を預かってもらっているということを忘れてしまったら、自分のお金を持って行かれたという感覚なのかもしれませんね。趣味を楽しむお金がなくなったら? 何かあったときにまとまったお金が必要になったら? などと考えていて、あーちゃんも不安なのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月24日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症は、どんどん進行しています。本人は病院の付き添いも不要だと言い張りますが、とてもそんな状態ではなく……。しかし、毎回通院の前日に、予定を忘れていないか確認をする連絡を入れると、電話口で時には1時間も「付き添いは必要ない」と説得され、さすがにストレスがたまってプチ切れすることも……。久しぶりに帰った実家はひどい状態に…すでに日常生活にも支障が出るほど、物を失くしやすくなっているあーちゃん。姉妹で話し合い、証券や定期預金もすべて普通預金にして管理することにしました。しかし、肝心の通帳や証書が探せなくなっていて、銀行回りをする前からつまづいてしまいます。ようやくあーちゃんの通帳などを探せる日がやって来ましたが、整理整頓されていた実家の面影は、そこにはなく……。とにかく見えるところから片付け始めていたら……。衝撃的な発言です……。今日の目的、忘れちゃったみたい……。当たり前のように聞かれ、姉妹でビックリ。前回は絶縁状態の父・たんたんが在宅していたため、一緒に通帳や証書を探せませんでしたが、今度こそたんたんが不在のタイミングで実家に行くことに。何年ぶりかの実家ですが、足を踏み入れた瞬間、言葉を失ってしまいました。いつもきちんと整理整頓されていた実家が、ひどく雑然としていました……。季節外れの洋服が出ていたり、枕元には飲みかけや手をつけていないような薬も散らばっています。この状況を見て、やはりあーちゃんは認知症なんだなぁと、改めて思いました。とりあえず、見えるところからどんどん片付けを始めた私たち。それを見て「何を探しているの?」と涼しい顔で聞いてくるあーちゃん。……娘たちがなぜ実家に来たのか、忘れてしまったようです。簡単に説明をしつつ、3時間ほど片付けをして、存在を知らなった銀行の通帳や現金など、いろいろと出てきたのでした。ひとまず、その日はそれで退散。荒れ放題の実家の状態に、姉妹でショックを隠せませんでした。--------------大人になって別の家で暮らすようになると、親との関係性にかかわらず、実家の状況を把握しにくくなりますよね。まだあーちゃんが元気だったときの記憶のままで止まっていた2人にとって、今の状況はとてもショックだったよう。でも、現実を受け入れて前に進むには必要なことだったのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんには、同居する夫・たんたんがいます。夫婦仲は悪く、何度も別居を繰り返しているのですが、まだ離婚には至っていません。たんたんはいわゆる威圧的な態度の持ち主で、あーちゃんはこれまで苦労ばかりしてきていました。そんな姿を見ていた姉妹は、どちらも今はたんたんとは絶縁状態です。しっかり話しておかないといけない「お金」あーちゃんは、娘たちに病院の付き添いをお願いするのが悪いと思っているのか、ひとりで大丈夫だと口癖のように言い、時には1時間近くも「付き添いに来なくていい」と説得されることもあり、いいかげんうんざりしています。今の様子を見ていたら、とてもではないけれどひとりでは無理なので、何時間粘られても付き添いをすることには変わりはないのですが……。そろそろお金の話をしなくてはいけないと、姉のなーにゃんと2人であーちゃんの病院の付き添いをすることに。すでに、預金や証書の状況が把握しきれていなかったあーちゃん。資産の一本化は、意外にもあっさり承諾してくれました。だいぶ不便な場所にある実家……。できれば行きたくないけど、行くしかなさそうです。ところが、そこにはいないはずの父・たんたんがいて、私たちは顔を合わせたくないので帰宅することに。トンボ帰りすることになり、疲れは倍増です……。あーちゃんが認知症と診断されてからまだ日は浅いのですが、思っている以上に進行が早いため、お金についてちゃんと話しておかなくてはいけないと思い始めました。あーちゃんの場合、複数の銀行に現金や証書と、定期預金など、さまざまな形で預けられています。姉妹で話し合い、それらをすべて普通預金にして、管理を簡素化しようと考えていました。そこで、計画を実行するため、通院の日に合わせて一緒に銀行回りをする予定を組みました。……が、実際にその日がやって来ると、通帳も証書も見つけられなくなってしまったようで、あーちゃんは半べそ状態に。仕方なく皆でそろって実家に戻ると、出かけていると聞いていたたんたんが家にいる様子。私たち姉妹は、たんたんとは絶縁状態のため、それなら家には上がれないとそのまま帰ることに……。わざわざ家まで行ったのに、そのままトンボ帰りをするハメになってしまって、疲れは倍増です。次回はもう少し、ちゃんと計画を練ってから銀行回りをしようと思ったのでした。--------------お金の話は、関係が近すぎるとなかなか切り出しづらいところもあると思いますが、意外にもあーちゃんがあっさりと了承してくれてひと安心ですね。しかし、証書や通帳が見つからないことには、何も始まりません……。家族が困らないよう、元気なうちに資産状況をリスト化する、通帳や証書の場所を家族にも共有しておくなど、事前に対策しておくと良さそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進んでいくにつれて、考えなくてはいけないことが増えました。それは「どこまで周りに話しておくか」ということ。普段から交流があり、今後ご迷惑をかける可能性がある人には伝えておかないといけないとは思いつつ、ウワサ話のように知らない間に広まってしまうのは避けたいところです。考えてばかりで、なかなか答えは見つかりません……。何度も同じ話を聞かされるストレスあーちゃんには一緒に暮らす夫がいますが、頼みの綱であるはずの夫は威圧的な態度の持ち主。いつも自分のことしか考えていないため、投薬管理や病院の付き添いなどの協力も期待できません。なんとか姉妹で分担しながらあーちゃんを助けるつもりではいますが、それぞれの生活もあるので、そろそろ誰か他の人にも助けてもらわないと厳しそうで……。通院のたびに同じことを言う母のあーちゃん。私も、いよいよプチ切れしてしまいました……。付き添った病院では、「医師から褒められた=治療不要」という謎の解釈が発動して大慌て……。子どもに言い聞かせるようにあーちゃんに伝える姿を見て、医師も思わず笑顔に。怒られたくないからか、甘えん坊路線に変更を試みたあーちゃん……。あぁ……。私はこの先、何度同じ話を聞くのだろう……。そしてまた通院の日がやってきます。通院を忘れたら大変なので、前日に連絡しておきます。すると、メッセージを送ってすぐ電話が!また、これ……。病院に付き添うと、口癖のように「わざわざ来てくれなくても、私ひとりで大丈夫よ」と言うあーちゃん。病院の日を忘れていないか、前日に確認の電話をしても、そればっかり……。いいかげんうんざりしてしまい、もう言わないでとプチ切れしてしまいました。あーちゃんは知りませんが、そもそも看護師さんからひとりでは無理だと言われたから付き添っているわけで、どんなにお願いされてもひとりでは病院に行かせられないのです。お願いモードでも、甘えモードでも、あーちゃんの言い方に関係なく結果は同じ。それなのに、何度も同じように言われてしまうと、苦痛で魂が抜けていくような感覚に襲われます。私の場合、家が少し実家から遠く子どもも2人いるため、あーちゃんは負担をかけたくないと思って言ってくれているのかもしれませんが、通院の確認をするためのメッセージを送ると電話がかかってきて、1時間にも及ぶ「来ないで大丈夫」という説得に付き合うのが、正直一番のストレスです……。--------------同居している夫がいるのに頼れないというのはつらいですよね。でも、訪問介護での投薬管理という新たな選択肢が出てきて、ワフウフさん姉妹の負担も少し軽くなるかもしれません。それぞれ自分たちの生活もあると思うので、プロのサポートもうまく活用できるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月21日株式会社ユピアーク(本社:東京都文京区、代表取締役:荒木 亙、以下 ユピアーク社)は、オリーブの搾り滓から認知症予防に効果的な活性物質を分離して製品化を目指す認知症予防サプリメント共同開発プロジェクトの提携企業を募集いたします。●プロジェクトの背景ユピアーク社は認知症の予防に資する健康食品・医薬品の開発を目指して、2021年に設立されました。企業理念として掲げているのは、認知症の病態に基づく予防法の開発です。なかでも、病気の原因物質アミロイドβの集合体であるアミロイドβオリゴマーの毒性に注目しています。ユピアーク社の代表は、このアミロイドβオリゴマー毒性を低減することが認知症予防に有効と考え、そのような物質の探索研究を行い、オリーブなどに含まれる天然物質チロソールを発見し、2019年に論文として発表しました。実際、この物質を長期間経口投与することで、アルツハイマー病モデルマウスの病態が改善することを確認しています。さらに、ユピアーク社代表は、この発明の特許出願を行い、2023年8月、チロソールを有効成分とするアミロイドβオリゴマー神経毒性低減用剤としての特許(国内特許:第7333626号)を取得しました。詳細: ●プロジェクトの概要チロソールは、作用メカニズムの新規性、天然物としての安全性、脳移行性、代謝物にも活性が保持されることによる作用の安定性などの優位な特性を有していることから、認知症予防のためのサプリメントの構成成分として理想的な活性物質であると考えられます。一方、オリーブの搾り滓にはチロソールが豊富に含まれていることが知られています。しかし、オリーブからオリーブ油を抽出した後に残る搾り滓はほとんど廃棄されているのが現状です。本プロジェクトでは、オリーブ搾り滓からチロソールを高濃度に含有する試料を分離・調整し、健康食品として製品化することを主眼としています(プロジェクト概要図)。そのようなオリーブの活用法は前例のないものであるため、今回の試みはきわめて斬新なものといえます。しかし、このような製品化のためには周到な計画と実験による評価及び最適化が求められます。そして、相応な資金も必要とします。ユピアーク社では、現在上記の企画に賛同、協力、支援をしてくださる医薬品・健康食品関連の提携企業を募集しております。ご関心のある企業からのご連絡、お問い合わせをお待ちしております。プロジェクト概要●会社概要商号 : 株式会社ユピアーク本社 : 東京都文京区本駒込6-13-10-301代表者 : 代表取締役 荒木 亙事業内容: 医薬品・健康食品の企画・開発などURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日「これまで20年以上、飼育不可となった犬や猫を保護し、里親探しの活動をしていますが、5~6年ぐらい前から、認知症の犬を保護する件数が増えてきました。昔は認知症のペットを見たことなどなかったのですが、近年は毎年のように保護します。人間と同じように、それだけ長生きするペットが増えていることを実感しています」こう語るのは、広島と東京を拠点に、飼育放棄された犬や猫の保護活動を行っている「NPO法人みなしご救援隊犬猫譲渡センター」理事長の佐々木博文さん。このように“ペットの高齢化”が進展していることをご存じだっただろうか。一般社団法人ペットフード協会発表の「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」にある、犬と猫の平均寿命の推移を調査したデータでは、’10年には犬が13.87歳、猫が14.36歳だったが、’22年には犬が14.76歳(+0.89歳)、猫が15.62歳(+1.26歳)と延びていることがわかる。高齢化の波は、人間だけでなく、ペットにも及んでいるのだ。「ペットフードの質の向上、ワクチンや予防薬など医療技術の発展により寿命が延びているのでしょう。かつては治すのが難しいといわれていた猫の伝染性腹膜炎なども、薬で治せるようになりましたから」(佐々木さん、以下同)家族の一員であるペットが長生きしてくれることは、飼い主にとってはうれしいことに違いない。だが、その一方で、飼い主自身の高齢化も進むなか、今後は人間とペットの間にも“老老介護”が増えてくることも懸念される。事実、飼い主の高齢化を理由にペットの適正飼育が困難となり、多頭飼育崩壊や飼育放棄といった問題がたくさん起きている。「センターには1日で多いときに20~30件、相談の電話があります。その8割超が、高齢者(70代以上)の飼い主がペットを飼育できなくなったから保護してほしい、といった内容。飼い主が高齢となり、体力的にペットの散歩や日常ケアができなくなった、あるいは病気療養のため入院し、家に戻れる見込みがない、認知症で介護施設に入所するなど、さまざまな理由があります」佐々木さんによると、高齢者の飼育放棄の実態は、飼い主自身よりも、その人からペットの世話を引き継ぐことができない家族や親戚からの相談が圧倒的に多いそうだ。これだけでなく、一人暮らしの高齢者が突然亡くなって、家に置き去りにされたペットを保護するために、警察や弁護士から相談を受けることも増えているという。「リードにつながれた状態のまま、毛が抜け落ちてしまっていたり、爪が伸び放題になっているというケースも珍しくありません」このような事態が発生してしまう背景の一つに、70代、80代になった人が年齢の若い犬や猫を飼い始めることが挙げられる。たとえば、夫や妻に先立たれて一人暮らしとなり、寂しさを紛らわせるためにペットショップでかわいい子犬や子猫を買う。あるいは、子どもや孫からペットの飼育をすすめられて飼い始めるパターンなどがある。その飼育途中で飼い主が高齢になり、体調を崩すなどして面倒を見る人がいなくなり飼育放棄に至るケースが後を絶たないのだ。「ペットは飼い主がいなくなるとショックとストレスから食欲を失うなど衰弱してしまうんです。人間はペットを失うと“ペットロス”に陥るといいますが、その逆の“飼い主ロス”だって同じようにある。彼らだって悲しい思いをしているのです」では、飼い主の高齢化によるペットの飼育放棄や置き去りを防ぐための対策はあるのだろうか?「日本人の“健康寿命”は男女平均で74.1歳。もちろん個人差はありますが、ペットを飼うのであれば、自分が健康でいられる可能性が高い、75歳までには看取れるペットを逆算して飼うことです」たとえば、生まれたての犬や猫を飼おうとする場合、平均寿命が15年と考えると、75−15=60。60歳までに飼う。65歳の人の場合、75歳まで10年あるので、5歳以上のペットを飼う、という逆算方式だ。そして重要なことは、飼う前に、もし自分に何かあった場合、ペットを引き継いで面倒を見てくれる人を決めておくことだという。「自分が元気なうちに、“もしも”のことを想定して、ちゃんと面倒を見てもらえる身内や知人、友人を決めておく必要があります。お子さんがいる方であれば、できるだけ息子や娘にお願いするのがいいでしょう。同居していない場合でも、ときどき家に来てもらって、ペットの面倒を見てもらうことも大切。お互いが慣れておくことで、もしも引き継ぐことになっても、犬や猫のストレスが軽減できますから」いざというとき、家族であるペットがどんな事態に直面するかを想定し、きちんと考えておくことも私たちの責任なのだーー。
2023年11月08日LAVAは11月3日の「アロマの日」に合わせ、初のオリジナルアロマオイル「LAVA シャンティアロマ コレクション」を公式オンラインストアLapre(ラプレ)限定で発売しました。■お気に入りのアロマとヨガで心とカラダの解放を!「LAVA シャンティアロマ コレクション」は、「お気に入りの香りとヨガを組み合わせることで、心とカラダを解放し、より心地良い時間を過ごしてもらいたい」という想いから開発されました。LAVAのトップインストラクターが商品開発に携わり、ヨガ哲学の教えを表現したLAVAオリジナルブレンドの5種類の香りをセットにした商品となっています。女性らしい優しく華やかな香りから、スパイシーな力強い香りまで幅広い展開のため、ヨガレッスンとのペアリングも楽しめるのが特徴です。おうちヨガへの活用はもちろん、朝のリフレッシュや夜のリラックス、仕事中の集中力アップなど1日のシーンに合わせて使い分けられるほか、家族や友人と香りをシェアするのもおすすめです。■気分やレッスンに合わせて選べる5種類のアロマブレンドヨガ哲学の教えを表現したLAVAオリジナルブレンドの香りとして、「Santosha/サントーシャ」「Dhyana/ディアーナ」「Shaucha/シャウチャ」「Dharana/ダーラナ」「Asana/アーサナ」の5種類を展開。その日の気分やヨガレッスンに合わせて香りの使い分けができます。肌に優しい天然香料を使用しているため、直接肌に塗布することができるアロマオイルです。また、LAVAトップインストラクター2名が商品開発に携わり、ヨガ哲学「八支則」の考えをもとに香りを監修。ひとりでも多くの人のヨガライフを豊かにするため、香りの調合から商品デザイン、ネーミングまで細部においてこだわり抜き、LAVAならではの商品が誕生しました。ぜひ“香りの力”を体感してみてはいかがでしょうか。■商品概要LAVA シャンティアロマ コレクション商品価格:8,250円容量:5ml×5本使用期限:3年間(未開封時)使用方法:・ロールの先端を肌の上で転がして塗ります。・手首やこめかみ、首・肩まわりなどに直接塗って香りを楽しんでください。URL:(エボル)
2023年11月08日手首の骨折で手術入院した89歳の母が、リハビリのため約2カ月を病院で過ごすことになりました。ところが、入院中の母の言動に異変が。退院前に認知機能のテストを受けると……。ついに親の介護問題と向き合うときが来た! と覚悟したエピソードをお話しします。2カ月の入院で母が認知症に今年89歳になった私の母は、15年前に父が他界してからも隣町に住む兄夫婦と同居することなく、長野県の田舎町で1人暮らしをしています。この間に軽い脳梗塞を患い、目や腰の手術を受けるなど年齢相応の病気をひと通り経験しましたが、その都度、戦争体験者ならではのたくましさで医者も目を見張る回復を遂げ、私たちを驚かせてきました。そんな母が2023年7月、散歩中に転倒して右手首を骨折。病院に運ばれて手術を受けました。術後3週間で退院の許可が出ましたが、1人で暮らすには家事や入浴ができなければいけません。兄夫婦は共働きで教員をしていて、たとえ同居しても日中はサポートができないため、母をリハビリ病院に転院させることにしました。しかし、長年誰の指図も受けずにのびのびと暮らしてきた母にとって、単調で自由のない入院生活は苦痛そのもの。本当はもう少しリハビリが進んでからのほうが良いと言われたのですが、半ば強引に退院してきました。まだ手首が不安定な状態で日常生活に戻ることも心配でしたが、もう一つ心配の種がありました。それは認知症。実は入院中から会話がかみ合わなかったり、事務的な連絡をすぐ忘れてしまったりしていたので、退院前に認知機能のテストを受けました。すると、20点以上で異常なしとされるところ、母は少し足りない18点。まだ深刻ではないにしろ、認知機能の低下が見られると診断されたのです。明らかに母の言動がおかしい神奈川県に暮らす私は、仕事もあり、実家には頻繁に帰れません。しかし、退院したばかりの母の様子が気になり、退院後すぐの週末にひとりで帰省。母と生活を共にして、明らかに母の様子がおかしいと確信しました。例えば、「明日は燃えるゴミの日だよね?」と聞くので、ゴミ出しカレンダーを見ながら「明日はペットボトル、燃えるゴミは明後日だよ」と2人で確認したのですが、15分もすると「明日は燃えるゴミの日だよね?」と繰り返すといった具合。結局、2時間ほどの間にこの問答を10回近く繰り返したあげく、しまいには「明日は燃えるゴミの日だから出してきちゃうね」と言って玄関を出て行ってしまったのです。夕飯の支度をしていた私が慌てて追いかけようとすると、外から母と隣のおばさんの話す声が。「燃えるゴミは明後日だから、まだ早いよ」と注意されたようです。母は「そうか、明日だと思ったよ」と言ってゴミを持ち帰ってきました。このほかにも、お笑いコントのような出来事があとを絶たず、母を責めないように、怒らないようにして付き合う娘にとっては、悲しいやら、寂しいやら。母は感情のコントロールもできないらしく、突然怒り出したり、涙声になったりするのも尋常ではありませんでした。 「母が壊れた……」その夜、消耗しきった私は実家の天井を見上げて泣きました。地元でサポートする兄とどう付き合う?父が亡くなってから、母に何かあると地元にいる兄が病院や役所に付き添っていました。母が自動車免許の返納をしてからは、毎週末に兄が実家に立ち寄り、食品の買い出しや家の用事を手伝ってくれました。しかし認知症となれば、今後はそれだけでは済みません。幸い要支援と判断され、週2回のデイサービスと週1回1時間のヘルパーさんを頼むことができました。ところが、母はそれも忘れたのか、デイサービスのお迎えもヘルパーさんも、必要ないと追い返したそうです。そのくせ、何か不便があれば「すぐ来て」と兄を呼び出すので、温厚な兄もうんざりしています。近くでサポートできない私は、兄に申し訳ないと思いつつ、母に電話をかけたり、必要なものを送ったりと、離れていてもできることをしようと考えています。しかし心労が重なった兄からの連絡はいつも、私の無力さを非難しているように聞こえてつらく感じます。少しでも助けになればと、自分の仕事や家庭を調整し帰省しても、「たまに帰ってくるお客さん」と言われると腹が立ちます。ママ友に「お兄さんの奥さんはどうしているの?」と聞かれますが、以前から母と距離を置く義姉は今回も積極的に関わっておらず、それもモヤモヤの原因になっています。まとめ母が認知症を発症し、兄妹間の連絡が密になりました。情報共有は大切だと思いますが、立場の違う者同士、ささいなことに不信感も募り、兄妹の関係性さえ変わってしまいそうで心配です。逃げ場のない老親介護。まだ入り口に立ったばかりですが、互いの苦労や気配りを理解しながら、何とか乗り越えたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/あらた 繭子(54歳)大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
2023年11月05日