39歳のときのこと。梅雨の季節になぜか右足の薬指と小指の付け根の部分だけがかゆくなりました。靴を脱いで確認すると、この部分の皮膚がふやけたよう白くなり、一部が剥がれていたのです。雨に濡れて皮膚がふやけてしまったのかな? と思って少し様子を見ていたところ、日に日にかゆみが増してきたため、皮膚科で診てもらうことに。少し恥ずかしく、ショックな診断結果と予想もしなかった原因に驚いた体験談を紹介します。なぜかこの部分だけがかゆい梅雨時に普段はあまり履かないパンプスを履き、出張に行きました。梅雨の時期なので雨は仕方ないのですが、その日に限って午前中からどしゃ降りの雨……。見事に足元はずぶ濡れで、歩くたびにパンプスから水分が染み出てくるような感覚でした。今すぐにでも乾いた靴に履き替えたい! と思っても、出張先のため、替えの靴を買いに行く余裕も時間もありません。業務中もランチの時間も濡れた足元が気になって仕方ないのですが、ただただ耐えしのぐのみでした。その後、業務が終わって夕方くらいになると、右足の薬指と小指の付け根の部分に違和感が……。なぜかこの部分だけ、むずがゆい感覚がするのです。パンプスを履いているので足の指が密着しているせいかな? 水分で蒸れてしまってかゆいのかな? と思っていたのですが、時間の経過とともにかゆみが増してきました。一刻も早く新しい靴に履き替えたかったのですが、結局その日は濡れたままのパンプスを、夜、自宅に帰るまで履き続けることになったのでした。自宅に帰って玄関ですぐに靴を脱ぎ、かゆみのある部分を見てみると、ふやけたように皮膚が白くなり、一部は破れたように、皮が剥がれていました。日に日に増していく謎のかゆみ私は白くなった部分の皮膚を取り除き、冷え切った足元を温めながら入浴しました。入浴後はかゆみも治まり、ひと安心。その日の疲れと濡れたままの靴を履き続けたストレスを解消するために、早めに就寝しました。それから数日は、かゆみが出ることもなく過ごしていたのですが、1週間、2週間が過ぎるころ、少しずつかゆみがぶり返すようになってきたのです。梅雨という季節柄、ジメジメした湿気も関係するのかな? と考えたり、入浴後の水分がしっかりと拭き取れていなかったのかな? と思ったり。そんなふうに考えているうちにかゆみは増し、いつの間にか足の指と指の間の皮膚が赤くなっていたのです。これはダメな感じだなと直感的に判断し、皮膚科に駆け込みました。体の他の部分もかゆみがあったので、同じような症状かな? と軽く考えていたのですが、医師は、「かゆい部分の皮膚を少し採って調べてみましょう」と、皮膚を採る器具と、昔、理科の授業の顕微鏡で使用した、細長い透明の板(スライドガラス)を準備したのです!医師は手慣れた様子で皮膚を採り、スライドガラスに乗せ、その下の面をライターの火であぶりました。そしてニコニコしながら、「バッチリいるね~! 水虫だね~!」と私に告げたのでした。恥ずかしい結果と予想される感染経路まったく予想していなかった診断結果に思わず、「え~! 水虫ですか! え~、嫌だ~!! なんか恥ずかしいです」と返事をすると、医師から「どこかでもらってきちゃったね! 家族で水虫の方はいない?」と質問されました。「家族はいないですね」と答えると、「例えば温泉施設とかスポーツジムのお風呂とかは利用する?」と聞かれ、ハッとしました。「間違いなくスポーツジムですね!」と、予想される感染経路が発覚した瞬間でした。しかし私は、不特定多数の方が利用する温泉施設などの足ふきマットには乗らないようにし、入浴後、脱衣所を利用する際も、必ず足の裏を拭いて靴下を履いてから利用していました。このことを医師に話すと、「足の裏はきれいに拭けても、足の指の間って菌が残っちゃうことがあるんだよね」と。たしかに、足の裏は念入りに拭いていましたが、足の指の間までは意識して拭けていませんでした。少し恥ずかしくショックな診断結果とまさかの感染経路でしたが、このときを境に、菌に対する私の意識が変わったことは言うまでもありません。塗り薬を処方してもらい、入浴後にしっかりと塗り、数週間から1カ月程度でかゆみも症状も治まりました。まとめ実は完治したと思った水虫でしたが、数カ月後、また同じかゆみに襲われ再度皮膚科を受診しました。医師や薬剤師に「治ったと思ってもしつこいから気を付けてね!」と声をかけていただき、塗り薬の塗布と足を清潔に保つことを心掛け、約5年たった現在は症状は出ていません。菌に対して過度に神経質になり過ぎてもいけませんが、自分の体を知っているのは自分だけ! これまでの経緯を念頭に、常に清潔な状態を保ち続けるということも自分の体を守るためには重要ということを改めて思い知らされました。今後も医療知識や薬の力も借りつつも、予防的に自分の体を守ることを実践していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/マメ美著者/バニラ(44歳)独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
2024年04月08日ある日、襟足から少し上の部分の頭皮がかゆくなり、指でかゆい部分を探っていくと、蚊に刺されたような感触が……。しばらくしてもかゆみは治まらないどころか、さらに上部や耳の周辺の頭皮までかゆみが広がっていき、気が付けば頭皮を爪の先でかいている状態。これまで経験したことがない頭皮の異常なかゆみと医師の診断結果に驚きながらも、新しい治療法で改善した私の体験談を紹介します。蚊に刺されたのかと思っていた…2023年の初夏、起床すると襟足の少し上の部分の頭皮にかゆみを感じました。最初は蚊に刺されたのだと思い、かゆい部分を指先で探っていくと、ぷっくりと皮膚が盛り上がったような部分がいくつかありました。もともと蚊に刺されやすいタイプなので、「こんな髪の毛をかき分けた頭皮まで刺すなんて、私の血はそんなにおいしいのか?」と思っていました。普段なら蚊に刺された部分は、数日たてばかゆみも治まり落ち着いてくるので、このときもただ時がたつのを待つばかりでした。しかし、1週間が過ぎてもかゆみは治まらず、それどころかかゆみを感じる範囲がどんどん広がってきているのです!最初は襟足の少し上の部分だけがかゆかったのですが、さらに上部の後頭部あたりと耳の周辺の頭皮までかゆくなり、我慢はできるレベルのかゆみなのですが、気が付けは頭皮に手がいっていることが多くなってきたのです。「さすがに頭皮ばかり蚊に刺されることはないよね」と思い直し、あまり刺激を与えないように、頭皮を清潔に保つように気を付けてみました。具体的には、シャンプー前の予洗いを丁寧にし、シャンプーは少なめで洗髪、泡を流すお湯の温度もいつもより低めで洗っていました。生活に支障が出るくらいのかゆみに襲われ自己流のケアをしてみても頭皮の状態は変わらず、日によってかゆみが強く出たり、それほどでもなかったり……。皮膚科で診察してもらえば、薬を出してもらえるのはわかっていたのですが、仕事が忙しい時期で、病院の診察時間に間に合わない日が過ぎていくだけでした。かゆみが少ない日は、「このまま私の免疫力で、良くなっていってくれるといいな」と願う日も……。しかし、この考えがいかに甘かったかと思い知らされる日が、刻一刻と近づいていたのです。最初に頭皮にかゆみを感じた日から約1カ月が過ぎたころ、頭皮全体が猛烈なかゆみに襲われたのです!これまで経験したことのない強烈なかゆみで、仕事をしていても、車の運転をしていても、家事をしていても、常に強いかゆみで、今やっていることに集中できないのです。頭皮をかかなければかゆみが治まらないと思い、爪の先でかいてしまうのですが、それがさらに次のかゆみを引き起こし、ずっとかきむしっていないと我慢できないという、終わりのないかゆみに襲われる毎日。このままでは精神的におかしくなってしまうと思い、やっと皮膚科で診察を受けたのでした。診断の結果は、汗が原因で頭皮に炎症が起きているということびっくり! 頭皮用の乳液のような塗り薬と飲み薬を処方してもらい、しばらく様子を見てみました。薬の使用から1カ月、また頭皮にかゆみが…処方された薬を続けるうちに、強烈なかゆみは少しずつ治まっていきました。かゆみが治まると精神的にも安定し、以前のように落ち着いた生活を送ることができるようになりました。「もっと早く診察してもらえばよかった」と、いつも反省するばかりです。1回目の診察で処方された塗り薬と飲み薬が終わるころには、すっかりかゆみもなくなっていたので、これであの強烈なかゆみとも完全にお別れできると思っていました。しかし、薬を使い切ってから約1カ月後、また頭皮にかゆみを感じるようになってきたのです。前回の反省を生かし、ひどくならないうちに、その週の土曜日に皮膚科に駆け込みました。医師に、以前に処方してもらった薬以外の治療法はないのか尋ねたところ、治療用のシャンプーがあるとのこと。すぐに試してみたいと伝え、処方してもらうことにしました。まとめその後、3回目の診察も受けたのですが、2回目の診察時と同じシャンプーを処方してもらって、現在も治療をしているところです。頭皮用の塗り薬はかゆみが出たときだけ使っています。今のところ、順調に回復しているように感じています。今回は症状がひどくなる前に医師に相談したことが、悪化させず、快方に向かわせているのではないかと感じています。また処方された治療薬に効果を感じないようであれば、他のアプローチ法がないか相談することも、回復への近道かもしれないと感じた出来事でした。今後も、自分の体としっかりと向き合い、限界まで頑張り続けることなく早めに医師に相談するよう、自分で自分を大切にしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/sawawa著者/バニラ(44歳)独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
2024年02月19日40代前半のとき、原因不明の肌のかゆみに悩まされるようになりました。しかし、なかなか治らなかったかゆみが、あることがきっかけで劇的に良くなったのです!肌のかゆみに悩まされ、皮膚科に通院…私は30代まで肌のトラブルとは無縁だったのですが、40歳で原因不明の肌のかゆみに悩まされるようになりました。湿度が高い時期は問題ないのですが、乾燥する季節はかゆくて仕方ない……。そんな状況が続き、だんだん気分が落ち込んでいきました。乾燥を防ぐために保湿剤を塗ったり、肌にやさしい生地の服を着ても、ピリピリする感じが治まらずなかなか良くなりません。思い悩んだ私は皮膚科に行き、かゆみを抑える薬や医療用の保湿剤をもらうことになりました。この処方で症状は少し落ち着いたのですが、以前のように無症状とはいかず、若干ピリピリするようなかゆみは残りました。いつの間にかなくなっていたかゆみ一生このかゆみが続くのか……と悲しく思っていたのですが、ある日子どもの世話に追われて忙しく、体をまったく洗わずに頭だけ洗って済ませた日がありました。すると、その日は肌のピリピリ感が少ない感じがしたのです。またしばらくたったある日、子どもの風邪がうつって、高熱で寝込んだ日がありました。その日はお風呂どころではなかったため、2日間お風呂に入らずに布団でウンウンうなっていました。熱も落ち着き、そろそろ起き上がろうか……と思ったそのとき「あれ? そういえば、体がまったくかゆくないぞ?!」と気付きました。その日はほとんど体を洗わずに、洗髪だけをするようにしたのですが、そうすると、かゆみがまったくなくなったのです! にわかには信じがたく、次の日も、その次の日も体を洗わなかったのですが、やはり、かゆくない……! 数カ月ぶりの開放感にうれしくて泣きそうになりました。かゆみの原因はまさかの洗い過ぎ!私は長年ボディタオルを使用していて、それを使ってゴシゴシ体を洗っていました。かゆみがひどくなってからは、極力こすらずにやさしく洗っていたつもりだったのですが、かゆいからこそ無意識にゴシゴシと洗ってしまっていたようです。体のかゆみの原因は、洗い過ぎだったということがわかり、すぐにボディタオルを捨てました。デリケートゾーンだけは、やさしくせっけんを泡立てて手で洗いますが、その他はまったく洗わずに、湯船に浸かるだけ…という生活を始めました。すると、体を洗わずとも臭くなることはなく、むしろ肌にツヤが出るようになったのです。まとめ若いころはガシガシ体を洗っても何もトラブルにならなかったのに……と悲しい気分になりましたが、もう自分の肌は強くないのだと割り切って、現在も髪の毛だけ洗う生活を続けています。あれだけかゆかったのがうそのように、現在は快適な生活を送っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/sawawa著者/中野迷子結婚15年目、小学生と幼稚園の2児の母。大手外資系生命保険会社の総合職を退職後、出産を機に主婦に。現役時代は、省庁へのレポート作成業務・システム仕様書の作成などをおこなっていた。
2023年12月24日寒さから運動量が減る一方で、外食続きで内臓に負担をかけてしまいがちな12月。ニキビ、乾燥、かゆみなどの肌トラブルに悩む人も多いはず。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、肌荒れに効果的な食事と、避けるべきNG習慣を教えてくれます!ニキビ、乾燥、かゆみ…肌荒れが気になりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 243毎日、お疲れ様です。最近、忙しいですよね。やることが山積みになり、今年中に終わるのか心配しているという方もいらっしゃるかもしれません。忙しい12月は、タスク処理を優先し、食事の内容や睡眠のリズムなどがどんどん崩れてしまう傾向があります。また、寒い冬の季節で、外食も増えるシーズンです。そのため、運動量が減る一方で、内臓に負担をかけてしまう食事が増えることにより、さらに体調管理が難しくなるときでもあります。その結果として、はじめに表面化するのは、ニキビやかゆみ、乾燥などの肌トラブルではないでしょうか。放置していれば、空咳が出始めたり、鼻風邪を引いたり、頭痛が起きたり、睡眠の質が低下したりと、次々と煩わしい不調が出てくることもあるかもしれません。ですが、12月は人と会う機会が増えたり、おしゃれする機会も増える時期なので、いつにも増してキレイな肌を保ちたいと強く願う人も多いはず。お肌のためにも、小さなトラブルが出た時点で、糖質の量と脂質の質を見直したり、便の状態を整えたり、寝る時間を30分早くするなどの対策をしてください。不調を連鎖させないためにも、肌トラブルを体からの警告だと認識しましょう。ということで、今週は汚肌の対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、汚肌の対策となる食薬習慣顎やおでこにプツッとニキビができたり、口元や小鼻の周りがカサついて赤みが出てきたり、スネや腕などが痒くなってきたり、お肌の悩みが出てきたということはないでしょうか。こういった悩みが出てきた時には、同時にお肌のトーンが暗くなったり、キメが荒くなったり、毛穴が目立っていたりとコンディションは全体的に下り傾向になると思います。1年の締めくくりとして、1年間お世話になった人や旧友などに会うなら、潤ったエイジレスなお肌でいたいと思いますよね。そこで、どんなに小さな肌トラブルでも、薬を塗って一瞬で治して放置するのではなく、生活習慣の乱れの警告として真摯に受け止め、美肌を維持するためにも行動そのものを見直すようにしていきましょう。肌トラブルが起こりやすい状態を漢方医学では、『肺陰虚』という体の内側から潤いが不足して、便秘がちになり、アレルギー症状や喉や鼻のトラブルなどの炎症を起こしやすい状況であると考えます。そこでご紹介するのは、『肺陰』を補い、『湿熱』や『虚熱』などの炎症を起こす原因を取り除く食薬習慣です。ということで、今週食べるとよい食薬は【ワカメとブロッコリースプラウトの酢の物】です。逆にNGな習慣は、【朝食のグラノーラ】です。食薬ごはん【ワカメとブロッコリースプラウトの酢の物】忙しい日でも包丁も使わずに腸を整えるワカメや、抗糖化作用や抗酸化作用、抗炎症作用などがあるブロッコリースプラウトを組み合わせて、血糖値の上昇を抑え美肌の大敵AGEsの産生を抑えるお酢で味を整える小鉢です。腸を潤し『肺陰』を補い、肌トラブルの素『虚熱』や『湿熱』を取り除くために役立ちます。<材料>ワカメ5gブロッコリースプラウト5つまみ(たっぷりめ)酢大さじ1みりん・醤油各小さじ1<作り方>よく混ぜたら完成。NG行動【朝食のグラノーラ】健康を意識しつつ、忙しい朝にすぐに食べることができる朝食の代表ともいえるグラノーラですが、毎朝食べてはいませんか?グラノーラは、基本的にオートミールやナッツ類に甘みと油を絡めて高温で焼き上げることで作られています。ナッツに含まれる脂質や調理の工程で使われる油も酸化し、高温で調理されることにより美肌の大敵であるAGEsも生じてしまいます。美容に良いことをしているという意識で食べるには、メリットとデメリットのバランスが悪い食材であるとも考えられます。もし美容のためにチョイスしているのであれば、高温での加熱をしないナッツを食べたり、グラノーラだけでは不足してしまうタンパク質が食べられる玉子や納豆を選ぶようにするのが良いと思います。肌トラブルは、体へ負荷がかかっていることの合図だと考え、体の中から変化させていくことで、汚肌対策となり、さらには体調管理になるものです。軽視したり無視せずに、生活習慣を見直して、今年を最後まで走り抜けていきたいですね。そのほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン®』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち®」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©アーモンド1000/Adobe Stock文・大久保愛
2023年12月08日2023年の暑かった長い夏もようやく終わり、季節が秋に変わろうというころ、背中にかゆみが出始めました。子どもに背中を見てもらうと、湿疹があるとのこと。自分でも鏡を見てみて、驚がく! 背中の中央部分に小さな湿疹が大量発生していました。帯状疱疹(たいじょうほうしん)で苦しんだばかりだった私は、その痛みを思い出して、また帯状疱疹かと青ざめながら病院へ。しかし医師の見立ては意外なものでした。帯状疱疹だと思い病院へ2カ月ほど前に帯状疱疹(ウイルスによって皮膚の痛みや発疹などが起こる病気)にかかっていたので、湿疹は帯状疱疹の再発だと疑わず、すぐさま病院へ。しかし診察室に入り、湿疹を見せると即座に「帯状疱疹ではないね。痛くないでしょ?」と医師の言葉。続けて「ダニかもね」とのこと。季節の変わり目で毛布などを押し入れから出して使わなかったかを確認されました。1週間前に厚い布団に替えたことを思い出し、そのことを伝えると、その布団が原因なのかもと言われました。今までダニに反応したことはなく、皮膚は強いほうだと思っていました。しかし「まだ40代だけれども、加齢とともに皮膚が確実に乾燥しやすくなり、過敏に反応しますので気を付けてください」と言われ撃沈。塗り薬を処方してもらい、とりあえずその薬でかゆみを抑えることはできました。かゆみ対策に試行錯誤する日々布団は天日干しをして、その後に念入りに布団用掃除機をかけました。家族で同じ部屋、同じ布団で寝ているのに私だけ症状が出る現実。本当にダニが原因なのか、そして布団が原因なのか疑いが拭えませんでした。母にそのことを伝えると、もしかして洗剤が合わないのかもという意見があったので、洗剤を赤ちゃん用の無添加洗剤に替えました。私と家族の服を分けて洗い、天気が良い日は毎日シーツを洗ってを干しました。しかし、洗剤を替えて1週間たっても改善が見られませんでした。薬を塗るのを忘れるとかゆくなり、湿疹もなくなるまでにはならず……。シーツを独自にメンテナンスしても、効果があるのかないのかよくわからず、かゆみと闘う日々は続きました。毛布を洗濯機の乾燥機にかけてから洗い直すある日の夜、テレビを何げなく見ていたら、ダニを退治するシーツの洗い方が紹介されていました。食いつくように目を丸くしてテレビを凝視。毛布を洗うときに、最初に乾燥機にかけてから洗ってまた乾燥機にかけるという方法でした。ダニは、60度以上にならないと死滅しないようなので、ただ洗っただけではダニは退治できないとのこと。早速、次の日に試してみました。シーツを洗濯機の乾燥機に2時間かけて、それから洗濯をして、再び乾燥機にかけました。そのあと、洗ったシーツの上から布団用の掃除機をかけて、念のため布団乾燥機にもかけて終了。とても大変でしたが、乾燥機にかけたのはその1回のみで、湿疹が悪化することなく過ごしています。1週間たつころにはかゆみも湿疹も治まってきて、やはりダニが原因だったのだなと納得しました。まとめ皮膚は比較的強いほうで、肌荒れに悩んだのは思春期のにきびくらいの私が、40代に突入して、立て続けに皮膚トラブルで悩むことになるとは驚きです。医師にも言われましたが、加齢とともに皮膚が確実に乾燥しやすく、過敏になるということもあるようです。これからの季節は寒くなってくるので保湿をしっかりおこなって、皮膚トラブル回避に努めたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2023年12月08日ハンドメイド作家の友人は、アクセサリーを制作・販売する仕事をしています。ある日、久しぶりにレジン(樹脂)を使った作品を制作しているとき、友人の体に突如異変が! かろうじて入院は免れたものの、まさかこんなことで……と、大変な思いをすることになった話です。久しぶりの制作活動に上機嫌の友人ハンドメイドアクセサリーを制作して販売している43歳の友人が体験した話です。彼女はチャームなどのパーツをセレクトして組み合わせたアクセサリーを制作しています。そのアクセサリー制作の際にレジンを使うことがありました。しかし、普段はレジンを使わずにアクセサリー制作をすることが多かった彼女。ある日、なんとなく久しぶりにレジンアクセサリーを作ろう!と思い立ったそう。そこで、早速レジン制作に必要な材料を机の上に並べて準備していました。久しぶりにレジンでアクセサリーを作るので、友人は準備だけでもワクワクしていたそうです。作りたい形の型枠などにレジンを流し込み、紫外線を当ててレジンを硬化させて……。いくつもの工程を重ねて、自分が思い描く理想のレジンアクセサリーができていくのが楽しくなり、夢中になっていたそう。また、レジンアクセサリーを作る感覚もよみがえり、次から次へとレジンを使ったアクセサリーを制作していきました。楽しく制作していたところ、体に異変が…友人は久しぶりのレジンアクセサリー制作に熱が入り、4~5時間ほど熱中して制作していたそうです。しかし、一段落して気が付くと顔や首、指、手首、腕など体の至る所が痛がゆくなっていました。それに加えて友人は、どんどん顔が腫れ上がってきているのに気付きます。そうこうしている間に目を開けるのもやっとの状態になってしまい、急に自分の体に異常が出てきて戸惑ってしまいました。実際に自分の顔がどうなっているか確認しようと鏡で顔を見た友人は「こんな顔で病院に行くなんて恥ずかしい!」と思うほどひどい顔になっていました。しかし、次第に呼吸をすることもつらくなってきます。さすがに友人は観念して、恥ずかしさは捨ててすぐに皮膚科を受診するために病院へ向かいました。病院では、レジンを使用していたことやレジン制作をしていた時間帯、友人の体に起きている症状を伝えました。そして診察してもらった結果、レジンアレルギーと診断されたそうです。その日のレジンアレルギーの症状と思われる呼吸困難や顔などの腫れの症状は、入院を検討されるほどひどい状況だったそう。しかし、アレルギーを抑える薬を飲み病院で安静にして経過観察していると、次第に呼吸困難の症状は落ち着いてきました。皮膚の腫れやかゆみはまだ残ったままでしたが、呼吸困難症状は落ち着いたため、その日は自宅へ戻って様子を見ることに。急にレジンアレルギーを発症しかし翌日、友人の顔全体は腫れて真っ赤になり、水疱もできて肌も硬くなってしまっていたのです。かぶれてしまったところはかゆみと痛みがひどく、尋常ではない熱を帯びていたそう。こんなひどい状態に友人は「元の顔に戻るのか……」と不安に押しつぶされそうな思いをしていました。しかし、皮膚科の医師から処方された薬を使い続ければいつかは治るはず! と自分に言い聞かせて、処方された飲み薬と塗り薬を服用していたそうです。レジンアレルギーを発症してからは、処方された飲み薬と塗り薬を欠かさず服用し、また、皮膚の回復状態も定期的に通院して診てもらっていたそう。その治療のかいもあって、友人の顔の腫れは3カ月ほどで治まり、無事に元の顔に戻りました。しかし、友人はこのレジンアレルギーを発症してから、体質が変化してしまったそうです。レジンを使ったアクセサリーを制作したりレジンを使用したアクセサリーを身に着けたりしたとき、少し肌に触れるだけでも症状が出てしまうように。レジン作品を制作することができなくなるばかりか、レジンを使用したアクセサリーなどに触れることすら難しくなってしまってしまい、とても悔しいと語っていました。まとめそれまで何の兆候もなかったレジンアレルギーに突如苦しめられた友人。花粉症やアレルギーなど、それまで平気だったものを急に体が受け入れなくなってしまったという話もよく聞きますが、突然体に起こる異変は予測することが難しいのも事実だと思います。ですが、万が一そうなってしまったときのために、自分が食べるものや、触れるものの素材や体への影響など、調べられることは知識として蓄えておくことで自分の身を守ることにもつながるのかなと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/きびのあやとら著者/satomi二人姉妹を育てるシンママライターです。肌悩みが多く、よくSNSでおすすめのスキンケア情報などを収集して試して、日々美肌研究中です。
2023年11月17日出張の多い仕事をしている知人の体験談です。今まで知人自らは経験したことはないけれどよく耳にする症状を、ある日突然知人が経験することになりました。聞いていた症状と自分の症状がよく似ていて、まさかと思いながら病院に行くと……。仕事中に靴の中の足に違和感私の知人男性は、出張が頻繁にある仕事をしています。出張と言ってもそこまで遠方ではないので、新幹線や飛行機などの利用はせずに、いつも車移動で各地を回っています。そして、出張期間はホテルへ数日間滞在することが多いそう。そんな知人が、夏の暑さが厳しい時期、いつものように出張先へ車を走らせて営業周りをしていたときのことです。車を運転しているときに、「ん? なんかかゆい」と知人は足の指あたりにかゆみを感じたそう。そのときは暑さで足が蒸れてかゆみが出ているだけだろう……と思っていたし、早く次の取引先に向かわなければ今日の仕事が終わらないほど時間に余裕がない状況で、その場で確認しようとは思いませんでした。仕事が終わってホテルに戻った後、そういえば! と足のかゆみのことを思い出しました。そこでやっとかゆみのある足の指あたりを見てみたのです。しかしその段階では、かゆみはあるものの、他に見た目などの異常も感じませんでした。足のかゆみを感じたその日以降も、引き続き同じ出張先での仕事が忙しいこともあり、たまに足の指の様子を見ながら、特に何もせずに仕事をこなしていたそうです。かゆみから痛みに変化し病院へかゆみを感じ始めてから数日後、仕事も一段落したので出張先から戻ることになりました。しかし、そのころには足のかゆみに加えてだんだんと痛みも一緒に感じるようになっていたそうです。痛みを感じるようになってからは、運転しているときに足に力が加わるとさらに足の痛みやかゆみを感じるため、車を運転するのがつらくなっていたそう。出張から戻り、自宅に帰宅して自分の足の状態を確認した知人は「何これ?!」と驚くことになりました。足の指の皮膚はところどころ白く膨れ上がっていたそう。知人は「これはまずい」と思いましたが、出張から戻った後もまだ仕事が残っているので休むわけにはいきません。そのため、皮膚科に行くまでの間はとりあえず市販の水虫用のかゆみ止め塗り薬を試してみることに。しかし、あまり効果は感じられず、足のかゆみと痛みに耐え続けること1週間、ついに仕事がお休みの日を迎えました。そこで知人は、早速皮膚科を受診します。「やっぱりか」とまさかの事実知人が皮膚科で診断された結果は「水虫」でした。皮膚科を受診するまでの間に自分の体に起きていた症状から考えても、水虫なんだろうなと思っていたので、あまり驚きませんでした。しかし、皮膚科の医師から次に告げられた内容は予想できていなかったので驚いたと言います。知人が今まで水虫を発症した経験がなかったことや発症時期から考えて、医師は「水虫の感染経路はおそらくホテルの温泉のマットでしょう」と言ったのです。たしかに不特定多数の人が触れる場所ではありますが、入浴の前後一瞬しか触れないのに感染してしまう、その感染力に驚いたそう。感染経路にも驚きましたが、さらに驚く事実が待っていたのです。医師から診察された後に知人は皮膚科で水虫の薬を処方してもらうことになりました。その薬を処方してもらうとき、完全に水虫が完治するまでおおよそ3カ月かかると宣告されたのです。それを聞いた知人は「そんなにかかるんですか!?」と仰天したそう。水虫という診断を受けて病院から帰宅した知人は、今まで無縁だった水虫になるなんて……とショックを隠しきれませんでした。しかし、落ち込んでばかりはいられません。自宅で水虫の再感染をしてしまって、さらに水虫が長引いてはたまりません。そのため、使用しているバスマットやスリッパ、靴下など、自分の足が触れるであろう場所は徹底的に除菌していきました。そして、皮膚科で処方された塗り薬を毎日欠かさず塗り続けるようになりました。まとめまさか、体をきれいにするはずのお風呂場で水虫に感染するなんて……。しかも治るのに3カ月もかかるという事実に、知人はがっかり肩を落としていました。しかも、一瞬で感染してしまうほどに水虫は感染力が高いということに驚いたそうです。「あんなかゆみや痛みはもう経験したくない!」と思った知人は、これからはホテルのバスマットを踏まないようすることやスリッパを持参することなど、完璧な水虫感染対策をして出張に臨む! と言っていました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/エェコ著者/satomi二人姉妹を育てるシンママライターです。肌悩みが多く、よくSNSでおすすめのスキンケア情報などを収集して試して、日々美肌研究中です。
2023年11月16日私はお風呂が大好きなので、長湯をすることもあるのですが、40代から肌質が変わってきたことを実感しています。そんな私がお風呂上がりで感じる変化について紹介します。大好きな長湯をしていただけなのに私はお風呂が大好きで、子育ての合間で長湯を楽しむことがストレス発散になっています。それは、夏であろうと、冬であろうと同じで、お風呂の中で音楽を聞いたり、本を読んだり。ひとりでただただボーッとお風呂に入っている時間が、私にとっては何よりも特別な時間だと感じています。しかし最近は、私にとっての特別な時間を過ごした後に、肌にかゆみが出ていることが多くなりました。繰り返すかゆみお風呂上がりのかゆみは、特に冬場に頻発していましたが、夏場でも疲れがたまっていたりするとかゆみが出るように。最初は、「何かにかぶれた?」「気のせいかな」と思っていましたが、お風呂上がりのケアをまったくしていない私の肌は、日を追うごとに湿疹になって現れるように。さすがにこれは何かおかしいと感じ、病院で相談をしたところ「コリン性蕁麻疹(じんましん)」だろうと言われました。お風呂上がりや寒暖差によってアレルギーが起こるらしく、飲み薬などではなく、塗り薬での治療になると言われました。それでも長湯をしたい私塗り薬を使用してもすぐに治るわけでもなく、病院からはお風呂上がりの保湿と、長湯を控えるよう言われましたが、子育て中のストレス発散ができなくなってしまったらどうしよう……と考えるように。そこで私は、お湯の温度をぬるま湯にしてみたり、バスボムを入れて香りを楽しんだり、半身浴で入ってみたりと、工夫することにしました。まとめ肌にかゆみがでてくると我慢ができないので、肌に負担をかけずにいかに有意義な時間で過ごすかを模索中です。自分なりにうまく付き合って行こうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/さいとうみく(43歳)20代後半で長女を産み、その後5回の出産(うち1回は双子で出産)を経験。出産のたびに体の変化を感じながらも、誤魔化しながら子育てをしてきた結果、最近は身体のガタを感じ今後の子育てに不安を感じる40代。
2023年11月12日生理中、ナプキンをつけるとムレるためかゆみを感じたり、40代になり肌がデリケートになっていつも使っているボディソープでは刺激が強くなってきたり……。そんなデリケートゾーンの悩みを解消する専用のケア用品を見つけたので試してみました。生理中にデリケートゾーンにかゆみが…生理中、ナプキンをつけるとムレてかゆくなることが多くなったのは40歳を超えてから。デリケートゾーンを洗うのにいつもボディソープを使っていますが、逆に刺激になって染みたり、余計にかゆみが増すことも。そこで気になっていたデリケートゾーン専用ソープ「イロハ インティメートウォッシュフレッシュ」(135ml・1,980円)を使ってみることにしました。デリケートゾーンの肌のpHと同じ弱酸性で潤いをキープしながら、やさしく洗えるそう。私の場合、生理前1週間くらいからなんとなくデリケートゾーンがかゆくなります。そこで、そのタイミングに合わせて入浴時に使ってみると……。泡立ちが良くいい香り。かゆみもナシ!まず手の平に「イロハ インティメートウォッシュフレッシュ」を出すと、ジュニパーとライムの香りの心地良い香りが浴室全体に広がります。泡立てやすく、デリケートゾーンにつけてもまったく刺激を感じません。メントールが配合されているので、お湯で洗い流したあとはサッパリした洗い上がりに。入浴後、着替えたあともサッパリした感覚は続きました。使い始めたのが月曜日でちょうどその週の日曜日に生理が来たのですが、その月の生理はデリケートゾーンがかゆくならず過ごすことができました。出張中や旅行中はシートタイプも便利!この「イロハインティメートウォッシュフレッシュ」には姉妹商品として「イロハインティメートシート」(10枚入り・550円)があるのですが、こちらも気になって使ってみました。こちらはシート状なので、バッグに入って持ち運びも便利。しかも使った後はトイレに流せてしまうため、捨てる場所にも困りません。出張や旅行中だと必ずビデが付いたトイレがあるとも限らないため、このシートがあるだけでビデ代わりなるのもうれしい♪ 私自身、生理と地方への出張が重なり、移動途中の駅のトイレに入ったときに使いました。サッパリ隅々まで拭き取れるのと、拭き取り後の爽快感は生理中の憂うつな気持ちを少しだけですがアゲてくれました。まとめまだ、あまり知られていないデリケートゾーン専用のケア用品。試してみると、サッパリした使用感、心地良い香りに癒やされ、下着を着用した後も爽快感が長続き。また姉妹商品のシートは出張や旅行に携帯しやすくて便利です。ビデがないトイレでもデリケートゾーンを隅々まで拭き取ることができ、清潔に保つことができてよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/YUUYOU(43歳)少しずつ体の変化を感じ始めてきてプレ更年期に突入したのかと実感中。いろいろ新しいことを試してみるのが好きな2児のママ。
2023年09月26日40代後半のある日、突然、上半身だけかゆいという症状が起きました。もともと肌は強くてアレルギーなどの悩みはなく、食事によるもの、加齢による乾燥など、いろいろと原因を探ってみましたが、はっきりとしたことはわかりませんでした。じんましんや湿疹のような目に見えるものはなく、あちこちがかゆいだけなので、「一時的なものだろう」と楽観的に様子を見ることにしました。なるべくなら病院には行きたくない肌の状態を観察しても変化はなく、かゆみだけでした。そのため病院に行くという考えはなく、とにかく市販のかゆみ止め薬や保湿クリームを塗れば落ち着くだろうと思いました。しかし、一時的にかゆみが治まるだけで、2~3日たってもかゆみは治まりません。ただ、かゆみの範囲が広がっていくというわけではないので「自力で治したい」と思いました。正直なところ、「病院にいくのは面倒くさい」という気持ちも強く、かゆみで睡眠をじゃまされるというほどでもなかったので、自力で何とかしようと試行錯誤しているうちに1週間が過ぎていました。自力で原因を把握したいとりあえずかゆみの原因を突き止めなくてはと思った私。それまで使用する洗剤や素材によって肌トラブルが起きた経験はありませんでしたが、試しに敏感肌用のボディーソープとコットン100%の下着に替えてみました。するとボディーソープを変えた時点でかゆみが減り、その後下着を変えたらもっと効果が見られたのです。しかし下着を変えてからも日によってはかゆみがひどいこともあり、完治には至りませんでした。結局は病院に行くことに約1カ月は試行錯誤していたと思います。かゆみのない日もあったのですが、かゆみのひどい日が続いたことで再び悩み始めることに。そして、とうとう皮膚科の受診を決意。医師に「更年期症状の一つで、加齢や体質の変化、ストレスの影響でかゆみが出ることがある」と言われ、私の場合は「自律神経の乱れが大きいかもしれない」との診断で「加味逍遥散」(かみしょうようさん)という漢方薬を処方してもらいました。服用を始めると、少しずつ症状が軽減していきました。私は40代後半でしたが、それまでは特に更年期の自覚がありませんでした。ただ、今回「更年期症状の一つ」と言われたことで婦人科を受診すると、皮膚科と同じ診断をされました。まとめまさか突然のかゆみの原因が、更年期だとは思いませんでした。市販薬では完治に至らず、日によって症状が変わることも不可解だったので、受診によって原因がわかってよかったです。今後は、何かあったらもう少し早めに専門家に相談しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/mikeko(55歳)大学生の子ども2人が1人暮らしをして夫婦だけの生活になり4年。まだ寂しいけど趣味の刺繡を再開。50歳から美容も暮らしもナチュラル&シンプルを目指すインドア派主婦。
2023年09月16日夏の時期に増えるデリケートゾーンのトラブルとして、「かゆみ」や「におい」の症状があります。今回はそんな、夏に増えるデリケートゾーンのトラブルの原因とその対策について、産婦人科専門医の筆者が解説します。夏に増えるデリケートゾーンのトラブルとは夏になると、暑さによって汗をかきやすくなります。また一年間の中でも湿度が高くなる時期のため、デリケートゾーンが蒸れやすい環境になっています。これによって、「かゆみ」や「におい」といったデリケートゾーンのトラブルが起こりやすくなります。かゆみの原因夏にかゆみが生じる原因としては、大きく2つあります。1.かぶれによるかゆみ夏の暑さによる汗と外気の湿気により蒸れやすい環境が整ってしまうと、皮膚の状態が悪化しやすくなります。また、皮膚が汗ばんだ状態が続くと、あせもができてしまう場合も。そうすると普段は問題なく使用できていたナプキンでも、肌に接触するときに過度な刺激となってしまい、かゆみの症状が出やすくなってしまいます。特にストッキングやタイツ、ガードルを日常的に使用している人は症状が出やすい傾向にあるでしょう。2.雑菌によるかゆみデリケートゾーンが蒸れやすい状態になっていると、菌が異常に繁殖してしまうことがあり、これによりかゆみが起こることがあります。特に「カンジダ」はかゆみを引き起こす菌として有名です。カンジダの場合は、かゆみ以外の症状として、カッテージチーズのようなおりものが出るのが特徴です。こういったトラブルを、医学的には「性器カンジダ症」といいます。それ以外の雑菌が異常に増殖した場合も、おりものの量が増えてしまうことで肌への刺激が強く出てしまい、かゆみ症状が出る場合があります。こうした雑菌が腟内に増えることでおりものの異常が起こる病気を、医学的には「細菌性腟症」と言います。性器カンジダ症とは性器カンジダ症とは、カンジダ菌が腟内を中心にデリケートゾーンで増殖してしまうことで起こる病気です。カンジダ菌はデリケートゾーンを含めた全身の皮膚などに普段から存在する菌です。疲れやストレス、生活習慣の乱れなどがきっかけで異常に増殖してしまうことが原因となります。治療は抗真菌薬の膣錠や、軟膏、内服薬などで行います。細菌性腟症とは細菌性腟症とは、腟内フローラのバランスが乱れることで、乳酸桿菌(ラクトバチルス)以外の菌が異常に増殖した場合に起こる病態です。症状としては、おりものの増加、色やにおいの変化といった自覚症状が多いです。治療は、抗菌薬の膣錠や内服薬などで行います。においの原因夏ににおいが生じる主な原因としては、雑菌が挙げられるでしょう。そもそもデリケートゾーンには汗や尿、月経の時期であれば経血などが付着しています。こういった雑菌にとって栄養となる分泌物が付着していることで、雑菌の異常繁殖を招いてしまうことが、においの原因となることがあります。かゆみの原因と同様、細菌性腟症が原因となることもあります。夏のデリケートゾーンのトラブル対策では、これらのトラブルを未然に防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。以下にいくつかの対策を紹介します。対策1.常に清潔に保つデリケートゾーンは、常に清潔に保つようにしましょう。かゆみやにおいの原因になりやすい汗や尿、経血などはしっかり拭くようにしましょう。恥垢が溜まっている人は、優しく洗い流すようにしたいですね。デリケートゾーン用ソープなど刺激の少ないもので、丁寧に洗うようにしましょう。ひだの間など汚れが溜まりやすい部分をきれいにするのがポイントです。対策2.通気性の良い下着を選ぶムレを防ぐために、通気性の良い下着を着用するようにしましょう。症状が気になるときには、できる限りストッキングやガードルなど締めつけるものは着用を控えたいですね。ピタッとしたジーンズよりは、余裕のあるパンツやスカートなどがおすすめです。たくさん汗をかいたときには、皮膚への刺激を軽減するために、適度に着替えるようにしましょう。対策3.食べるものに注意するカンジダは糖質を好むとされており、糖質のとりすぎには注意が必要です。腸内環境は腟内環境にも影響しているため、腸内環境を整えることを意識した食生活をしましょう。具体的には食物繊維をしっかり摂り、発酵食品なども取り入れるのがおすすめです。おわりに夏は、デリケートゾーンのトラブルが起こりやすい季節です。でも、適切な対策によって症状が改善しますので、気になる症状がある場合には今回ご紹介したような対策を。もしセルフケアで改善しない場合には、薬を使った治療が必要になることもありますので、婦人科で相談してみてくださいね。©kei.channel/PIXTA(ピクスタ) ©elise/PIXTA(ピクスタ) ©buritora/PIXTA(ピクスタ)筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年08月20日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「デリケートゾーンのムレ対策」です。デリケートゾーンのムレやかゆみが、とくに気になる夏。我慢せず、気軽にケアできるロングセラーアイテムをご紹介。【小林製薬】フェミニーナシリーズナプキンのかぶれやおりものによるかゆみなど、デリケートゾーンの違和感を素早く鎮めるかゆみ止め成分を配合した、非ステロイドの医薬品。低刺激で肌にやさしい処方にこだわり、肌の刺激となる可能性があるメントールや香料は不使用。ムレやすいデリケートゾーンに適した使い心地で、好みのテクスチャーや使用シーンに合わせて選べる3タイプを用意。かゆみが気になったら、全国のドラッグストアで気軽に購入できるのも便利。クリームタイプでしっかり密着。フェミニーナ軟膏[第2類医薬品]15g¥968さらっとした使用感。フェミニーナジェル[第2類医薬品]15g¥968手を汚さず使える。フェミニーナミスト[第2類医薬品]30mL¥1,100(小林製薬 TEL:0120・5884・01)LINEでお悩みが相談できるキャンペーンも!アンケート告知シール付きのフェミニーナ軟膏 30gが対象。製品内の2次元コードからアンケートに答えると、LINEで女性特有の悩みを専門家に相談できる。12/31まで。商品の魅力を深掘り!誰にでもあるデリケートゾーンのムレやかゆみ。我慢しないで適切にケアを!なかなか人には相談しにくいデリケートゾーンのかゆみ。そんなお悩みを改善してくれる市販薬といえば、CMでもおなじみの「フェミニーナ」シリーズ。今回は、製品を担当する小林製薬のブランドマネージャー・土屋真歩さんに、開発当時のお話や新たにスタートしたLINEでの相談サービスについて伺いました。「初めての女性用デリケートゾーンのかゆみ治療薬として、フェミニーナ軟膏が発売されたのが1995年。その7年前に、日本初のおりものシート・サラサーティも弊社から発売されました。サラサーティはそれまでタブー視されていた、女性のデリケートゾーンのトラブルに向き合う画期的な商品でした。次なるデリケートゾーンのお悩みを調査するため、女性たちにヒアリングをしても、恥ずかしさもあり、なかなか本音が引き出せなかったそう。そこで、女性店主がいる薬局に出向き、現場の声を教えてもらったところ、局部のかゆみに関する相談が多いということが判明しました。当時はまだ日本にデリケートゾーンのかゆみを解決するための商品がなく、ニーズがあると確信し、フェミニーナの開発が始まりました」業界の先駆け的アイテムとして、圧倒的なシェアを誇る秘密は?「“かゆみは誰にでもあって、あなたのせいではないですよ”というメッセージを込めた広告を発信しています。最初に発売した軟膏タイプは、好調な売れ行きでしたが、ベタつきが気になるというお声も。そこで、2005年にミストタイプ、2014年にジェルタイプ、2つのさっぱりした使い心地のアイテムが加わり、選択肢が広がりました。どのタイプも、しっかりかゆみを抑えながらも低刺激の処方なのもこだわりです」夏はデリケートゾーンのムレやかゆみが、とくに気になる季節。「フェミニーナ」のより効果的な使い方を教わった。「夏はさらりとした質感のジェルが快適です。外出時には、手で触れなくてもいいミストが便利。下着選びも大切です。汗の塩分が刺激になってかゆみが出やすいので、通気性のいい綿素材の下着でムレ予防を意識してください」今年6月から、フェムテックカンパニーTRULYとコラボし、女性特有のお悩みについて専門家に相談できるサービスもスタート。「デリケートゾーンにかゆみを感じるのは“当たり前のこと”なのに、正しい知識を得られたり、気軽に相談できる場所は少ないですよね。製品を手に取るだけでなく、不快の理由や原因を考えるきっかけも提供できたらと考え、LINEでの相談サービスを12月31日までの期間限定で始めました。今後もフェミニーナの各アイテムが、女性たちの“人には言いにくい悩み”に寄り添える存在でいられたらと思っています」※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年08月14日冷え性の私は少しでも体が温かくなるようにと、1年中、吸湿発熱繊維素材のインナーを好んで着ていました。生地が薄いため着膨れせず、1枚着ているだけで本当に温かく、それまでこのインナーを着てこなかったことを後悔したくらいでした。しかし、なんだか腕の内側がかゆいような気がする、汗をかいて蒸れたのかな?と嫌な予感が……。そんなインナーに関する私の体験談を紹介します。★関連記事:入浴後に発生する我慢できないかゆみ! 病院で診断されたのは【体験談】温かいけれどかゆい!嫌な予感が現実に私は20代のころはとにかく見た目重視だったため、インナーを着ることで着膨れして見えるのが嫌で、寒くても長袖のインナーを着ることはありませんでした。実際、インナー1枚でそこまで着膨れすることはないのですが、164cmの身長で肩幅の広い自分の体格にコンプレックスがあり、当時は少しでも細く見えるようにということしか考えていませんでした。その結果、手の先から足の先まで、体の芯から冷えやすい体質になったように思います。そろそろ40代になるころ、さすがにこのままでは冷えから体を壊すと思い、やっと長袖インナーを着るようになりました。友人から勧められた吸湿発熱繊維素材のインナーは、生地は薄いけれど1枚着ているだけで驚くほど温かく、もっと早く着ていればよかったとしばらくは後悔したくらい。すぐにお気に入りになりました。複数枚購入し、しばらくはそのおかげで上半身はポカポカとし、冷えも少しずつ改善されたかのように感じていました。しかし、このインナーをひと冬着て、また次の年の寒い季節になりインナーを着るようになると、なんだか腕の内側にかゆみを感じるようになってきたのです。少し嫌な予感を感じつつも、たまたまかも、汗をかいて少し蒸れたのかも、と自分に思い込ませていましたが、日に日にそのかゆみの範囲が広くなっていき、最終的には背中までかゆくなる事態に!素材最優先のインナー選びをしてみると…私の肌は乾燥肌で、その影響もあるのかな? と思っていたのですが、ネットで検索してみるとまさかの情報を見つけてしまいました。この「吸湿発熱繊維素材」というのは、私たちが体の表面から蒸発させている水分を吸収し、その水蒸気が冷えて、水分に変わるときに熱が発生する原理を利用した素材とのこと。この仕組みを最大限に利用して温かいインナーにするために、複数の化学繊維を組み合わせて作られているそうで、この化学繊維にアレルギー反応を起こしてしてしまう人もいるとのことでした。もしかしたら、これに当てはまるのかも? と思い、まずはこのインナーを着ることをやめてみました。そして新しいインナーを探すにあたり、改めて素材を確認しました。機能面だけで選んでいたものを、素材最優先で選ぶようにしてみたのです。これまで、素材を気にして衣類を選ぶことはあまりありませんでした。家で洗濯できるかどうかという程度で、肌にやさしいかという視点は持ち合わせていませんでした。調べてみると、綿やシルク、レーヨンなどが肌にやさしく、吸湿性も良いとわかりました。綿素材のインナーが私の肌には合う!それぞれの素材のメリット、デメリットはありますが、「肌にやさしい素材は断然綿100%!」という記事を読み、まずは綿素材100%のものを購入し、着るようにしてみました。最初は吸湿発熱繊維素材のインナーと比べ、温かさが物足りないような感じはありましたが、数日間着ているうちにその温かさにも慣れていきました。そして綿素材のインナーにして感じたことは、柔らかさとしっとり感です。肌が乾燥することが少なくなり、かゆみはほぼ出なくなりました。化学繊維のものを着ていたころは、なんとなくチクチク感じることがあったり、肌の水分や油分などが吸い取られるような感じがありました。そして肌は常に粉を吹いた状態でした。綿素材のインナーに変えてから、さらに綿について調べてみると、綿の繊維の先端は丸くなっていて、肌を刺激することはないとのこと。これを知ってさらに安心して着ることができるようになりました。そして、綿素材の吸湿性も私の肌には合っていたようで、汗をかいて、蒸れてかゆいということは今のところありません。以前、綿以外のキャミソールを着ていて汗をかいた後に、背中がすごくかゆくなったことを思い出しました。キャミソールの素材と肌の間に、汗が接着剤のようになり肌にぺったり貼り付いている状態でした。それくらい綿素材の吸湿性は優れているということだと思います。肌に密着するインナーは、もう一つの皮膚と言われていることを、深く理解できた機会でした。まとめ肌にかゆみが出ると、まずは肌の治療をと考えがちでしたが、インナー選びの視点を少し変えただけで、私の肌の悩みは改善されました。肌そのものの治療が必要なこともありますが、外的要因にも目を向け、そこから変えてみることも大切と感じた体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/バニラ(44歳)独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
2023年07月17日膣のかゆみやおりものの違和感、なかなか人には相談しづらいですよね。かゆみや違和感の原因は性感染症かもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……私の場合は、カンジダ膣炎でした。生理前や排卵の時期、性交渉から数日経った頃に、膣や外陰部にかゆみやむずむずとした違和感を覚え始めました。違和感を覚え始めてから数日した頃、普段は見ないような白いおりものが出てくるようになりました。どんな治療を受けましたか?かゆみが段々ひどくなり、夜も眠れないくらいになってきたため、婦人科で受診。カンジダ膣炎との診断を受けました。お医者様より、塗り薬を2種類処方してもらい塗っていたところ、数日で違和感が改善されました。世の女性陣へ伝えたいことは?カンジダ膣炎はストレスや免疫力の低下が原因で発症すると知りました。ストレス社会に生きる女性が沢山いらっしゃると思いますので、もし、同じような症状に気づいた方は、早めに婦人科で受診してほしいです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ膣や外陰部のかゆみや違和感は、カンジダ膣炎が原因だったというEさん。Eさんは医師に処方された塗り薬で症状が改善したようですね。皆さんもいつもとは違う違和感を覚えたときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月02日生理ナプキンを使うときに気になる、かゆみやカブレ。デリケートゾーンなので、人前でかくこともできずつらいですよね。今回は、すぐに役立つ【生理アイテムの基礎知識vol.2】をお届けします。監修医早速ですがクイズです!ヒント敏感肌の人は気になることもあるかも?正解は…○です!解説ナプキンは肌に触れる面積が広いので、かゆみやカブレが気になることもあります。そういった場合は、肌にやさしい素材のものを試してみましょう。おすすめはオーガニックコットンナプキンオーガニックコットンは農薬や化学物質を使用せずに栽培されるため、肌への刺激を軽減。通常の化学繊維を使用したナプキンよりも、肌トラブルをおこしにくいと言われています。さらにオーガニックコットンナプキンは、使い捨てタイプと、繰り返し使えるタイプがあります!利便性を求めている人や気軽に試してみたい人には、使い捨てのタイプがおすすめ。普通のナプキンと同じようにユニ・チャームなどから販売されていて、市販でお手軽に購入できます!また無印良品でも販売をしていますよ。▶︎▶︎メリットとデメリットは?このように、オーガニックコットンナプキンは肌への優しさや環境への配慮などのメリットがありますが、価格や手入れの手間を考慮する必要がある場合も。普通のナプキンでかぶれてしまう、かゆみが気になる方が試すときは、使い捨てタイプから購入してみるのがおすすめです。自分にあった生理アイテムを見つけて、少しでも快適な生活を過ごせますように!ライター(MOREDOOR編集部/イラスト:性教育いらすと)
2023年06月20日必死に何かに打ち込んでいる時、ハッと正気を取り戻す瞬間ってありますよね。Instagramに日常漫画を描く、かるめ(karume_life)さんが、そんなエピソードを投稿しました。かるめさんが生活していて急に我に返ったタイミング、それは…。ペンやリュックを駆使しても、かゆみがなかなか治まらない…。かるめさんは辛さに耐えられず、さまざまな掻き方を試しながら、最終的には壁に背中をこすり付けます。無事かゆみが落ち着いてきた瞬間、一気に自信の不審な行動を自覚。「何をやっているんだろう」と我に返ったのでした。投稿のコメント欄には、共感の声が寄せられていました。「分かる。つい先日やってしまった…」「あるある。私は100均で孫の手を買ったよ」「うちの愛犬と同じ。笑」「笑った。これクマさんがやるやつ!」「私もやっていたら、母に爆笑されました」意外にも、かゆみに耐えられずに壁で背中を掻く人は少なくない様子。ちなみにコメントにあるように、クマはかゆみを取るために、木に背中をこすり付けるともいわれているそう。人も強いかゆみを前にすると、動物のように本能的な行動をとってしまうのですね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月08日幼いころから肌が敏感だった私は、小学校に入学するころには、かゆみを我慢できず、特に就寝中に無意識に肌をかきむしっては皮膚科に通うという日が続いていました。両親が定期的に病院に連れて行ってくれたことと薬の効果のおかげで、年単位での通院は免れました。あれから数十年たった40代に入ったころ、あのころに味わった我慢できないかゆみを再度味わうことになった私の体験談を紹介します。★関連記事:「風呂上がりや運動後にじんましんが出た!」更年期が原因? 予防法はある?【医師監修】秋以降、我慢できないかゆみが発生するように40代になったころの秋ごろから、入浴後になぜか太ももの内側にかゆみを感じるようになりました。初めのうちは、「温かいお湯に浸かって血行が良くなったんだ!」と、あまり気にしていませんでした。このころは、毎回の入浴後にこの症状が出ていたわけではなく、かゆみも数分で治まっていました。本格的な冬が到来してからも、相変わらず同じ症状が出ていました。かゆみの強さが少しだけ増し、以前よりも症状が出る頻度が高くなっていましたが、もともと肌が敏感で乾燥気味だったのでいつものことだと思い、やり過ごす日が続きました。このときのかゆみは入浴後のほんの数分だけで、スキンケアをしている間に消えてしまう程度でした。しかし、年が明けて寒さがピークになるころ、このかゆみが長く続き、我慢できなくなってきたのです。かいてはいけないことはこれまでの経験上わかっているのですが、どうしても我慢できないのです。かかないようにパンパンとたたいてみても治まりません。せめて爪を立てないようにと、指の腹や親指の付け根の膨らんだ部分(母指球)で強めにさすってみても、かゆいものはかゆい! どうしても我慢できず、かいてしまいました。まさに幼少期のころと同じ状況です。大人になっても、かゆいものはかゆく、我慢できないものもあるのだと思い知りました。かゆみに耐え切れず受診して診断されたのは一度かいてしまったら、もう止まりません! 入浴後、毎回肌が真っ赤になるまでかいてしまっていました。かくことでかゆみが少し治まったような気になってしまっていたのです。もちろんこのころは、さすがの私も血行が良くなっただけとは思っていませんでした。かゆみは入浴後だけで、普段の生活の中で困ることはなかったため、もう少しだけ様子を見よう、春になれば治るかもしれないと、淡い期待を持ち続けました。しかし、そんな私の期待は見事に打ち砕かれ、かゆみの範囲はどんどん広がっていきました。太ももだけでなく、ふくらはぎ、足首、最終的には足の甲までかゆい!とにかくかゆくてかゆくてかきむしり、皮膚には点状の内出血の跡がたくさんできていました。自分の足の肌を見るのが嫌になり、かゆみが治まるとすぐにパジャマを着て、見えないようにする日々。この状況とそんな自分が嫌で、今度の休みに病院に行こう! と、やっと皮膚科で診察を受けたのでした。医師の丁寧な問診により、私の症状は「寒冷じんましん」と診断されました。じんましんになったことがありますが、寒冷じんましんは初耳でした。寒冷じんましんの原因の一つは、寒暖差によるものです。私の場合は熱い湯船に浸かり体が温まったと思っていても、お風呂上がりに体が冷えてしまってかゆみが起きるタイプでした。自分でできるケアとは?薬の服用で症状はほとんど出ないくらいに改善しました。あんなにかゆくてかきむしっていたのはなんだったのか? と思うくらい効果がありましたが、再発しては困ると思いネットで予防策を検索してみました。寒冷じんましんの予防策は寒暖差を作らないこと。これは病院でも同じことを言われましたが、1年中、冷え性で悩んでいる私は正直、どうしたらいいのか悩みました。幸いなことに日中にはまったく症状が出なかったので、まずは入浴前後ですぐにできることを考えました。入浴時は体の芯まで温まったと感じるまでゆっくり湯船に浸かり、入浴後は体が冷えないようにすぐに衣類を着て体を温めることを徹底しました。脱衣所も暖かくしておきましたが、寒暖差を考え少しでも変化が少なそうな浴室で体を拭いて衣類を着るようにしてみました。また、入浴後から就寝時間までもとにかく部屋を暖かくし、靴下も厚めのものを履き、重ね着をして体を温め続けました。何日か続けていると、日によって症状が出る日と出ない日がありましたが、しばらくするとあのかゆみはなんだったんだろう? とかなり昔の出来事のように振り返れるようになり、今のところ再発はしていません。まとめ昔から「冷えは万病のもと」という言葉をよく耳にしていましたが、身をもって実感した体験でした。今は1年中、とにかく体を冷やさないことに気を付けて生活をしています。その効果が出たのか、寒冷じんましんの再発はなく、以前より平熱が高くなり、ここ数年は風邪で寝込むということがなくなりました。それでもまだ冷え性には悩んでいるので、これからも自分の体に耳を傾けながら、自分に合った冷え性対策を探し、続けていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/やましたともこ著者/バニラ(44歳)独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
2023年06月04日私はアトピー性皮膚炎で、生理前や生理中は特に肌がかゆくなります。その中でも、特に頭を抱えていたのがデリケートゾーンのかゆみです。生理用ナプキンは私の肌に合わず、いつもかゆくなってしまっていて……。そんなとき、興味を抱いたのが月経カップ。経済的にもいいと思った私は、すぐさまネットショッピングで月経カップを検索したのです。 サイズ選びから始める購入サイトを見てみると、私が購入しようと思っていたメーカーの月経カップにはS・M・Lと3つのサイズがあることがわかりました。私の身長はどちらかというと低め。さらに初心者ということで、一番小さいSサイズがいいかなと考えました。 しかし、そこには「経産婦や経血量が多めだとSサイズでは経血が漏れてしまう可能性がある」との口コミが。どちらにも当てはまっては私はどうしようかと改めて考えました。 そこまで安くない月経カップ。失敗はしたくありません。悩んだ末、私はMサイズを選ぶことにしました。 月経カップ到着! さっそく装着してみると…月経カップは生理がくる前に届きました。先んじて説明書を読みながら、月経カップを煮沸消毒。準備をしっかりして生理がくるのを待ちました。 そして迎えた生理1日目。トイレに行き、月経カップを半分に折りたたんで腟に入れようとしたのですが……なかなかうまく挿入できません。「この方法で合っているのかな?」と不安を抱きながら、格闘すること数分、苦戦しつつもなんとか挿入することができました。 しかし、あまりにも苦戦し、私は「タンポンを入れるより大変だな……」「毎回、こんなに苦労をしなくちゃいけないの?」と、月経カップについてマイナスなイメージを抱いてしまいました。 何でこんなに漏れているの!?加えて、月経カップを挿入して数分後。なんだかショーツが濡れている感覚があり、私はトイレに駆け込みました。 すると、月経カップを入れていたにもかかわらず、経血が漏れていたのです。ショーツは経血で汚れてしまっていました。「位置が悪かったのかな?」と、思い月経カップを取り出しましたが、月経カップには経血が溜まっています。「もしかして、Mサイズは小さかったのかな……」と、私はこのとき、とても不安に。 そして再度、入れ直して様子を見てみることに。慎重に入れ、1回目よりもスムーズに入れることができました。その後、1時間、2時間と過ごしてみましたが、今度は漏れている感覚はありません。やはり、慣れていなかったことから、入れた位置が悪く経血が漏れてしまったよう。その後も経血が漏れることなく使えたため、「サイズは間違っていなかったんだ!」と、安心しました。 初めての月経カップの挿入は悪戦苦闘しましたが、今では慣れてスムーズに挿入することができるように。そして、私の場合は月経カップと吸水ショーツの組み合わせで使っています。生理用品を月経カップと吸水ショーツに変えたことで、デリケートゾーンがかゆくなることはなくなり、生理用ナプキンを買わなくなったため、わが家の経済的にもいいほうに作用しました。 また、子どもとお風呂に入るときにも大活躍しているので、私の場合は「月経カップを買ってよかった!」と心の底から思っています。 著者/花山 花子作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年05月18日顔のシワやたるみが気になる女性は多くても、デリケートゾーンの肌は……!? 同じ肌でも後回しにしがちなデリケートゾーンのスキンケア。放置し過ぎるとかゆみなど不快な症状が出ることもあるようです。アンチエイジング専門医の黒田愛美先生に、40代・50代女性が知っておきたいデリケートゾーンのケアについてお話をうかがいました。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:顔のたるみが気になったら、デリケートゾーンも曲がり角! アンチエイジングは可能?【医師監修】デリケートゾーンが老化するとどうなる?乾燥がどんどん進行デリケートゾーンは顔と違って毎日見る人は少ないでしょう。老化するとどうなるのでしょうか。「皮膚には“セラミド”という成分が含まれており、さまざまな刺激から肌を守るバリア機能と保湿力を高めています。しかし、この“セラミド”は加齢とともに減少することがわかっています。また、50歳前後に訪れる更年期に入ると女性ホルモンが減少し、体の組織に含まれる潤い成分が失われていきます。そのため、40代以降の女性の肌は乾燥しやすく、ケアをしていかないと乾燥が進み、シワやたるみが増えていきます。さらにデリケートゾーンは皮膚の中でもデリケートな部分、目の周りと同じくらい皮膚が薄く、さまざまな刺激を受けやすくなっています」(黒田先生)。VIO脱毛している人は特に乾燥しやすいVIO脱毛をしている人は特に乾燥には注意が必要だそうです。「脱毛処理をすることで皮脂腺がダメージを受け、皮脂がほとんど分泌されない状態になります。それに加えて皮膚を守る毛がないので血流も滞り、とても無防備な状態になります。VIO脱毛をしている人は特にしっかりケアしてほしいですね」(黒田先生)。デリケートゾーンのスキンケア、どうする?弱酸性のアイテムを選んでそれでは、デリケートゾーンのスキンケアはどのようにするのが良いのでしょうか。大多数は体のついでにせっけんやボディソープで洗って、そのまま……ではないでしょうか。「スキンケアの基本は洗浄と保湿です。そのとき、ちょっと気を付けたいのがアイテムの選び方です。肌には「表皮ブドウ球菌」という美肌菌とも呼ばれる良い菌があります。その菌はグリセリンという保湿力を高める潤い成分を作り出して弱酸性を保つことで、皮膚のバリアをつくっています。そのため刺激の強いものや殺菌作用のあるアイテムを使用すると、皮膚のさまざまな常在菌が死んでしまいバランスが崩れてしまいます。それが乾燥やたるみの原因となってしまうのです。乾燥すると傷つきやすくなりバリアが壊れ、さまざまなトラブルを引き起こします。さまざまなトラブルから皮膚を守るためには皮膚を弱酸性に保つことが大切です。デリケートゾーンの皮膚は顔の皮膚より弱酸性に傾いており、顔がpH4.0~6.0に対してデリケートゾーンはpH3.8~4.5とされています。ですから、デリケートゾーンの皮膚はpH3.8~4.5に近い弱酸性の洗浄剤や保湿剤を選ぶのがベターです。普段使っているお気に入りのフェイス用化粧品でも問題はありませんが、より仕上がりにこだわりたいなら、pH3.8~4.5に保たれた、デリケートゾーン専用アイテムでケアすると良いです」(黒田先生)。ごしごし洗いはNG「また、かゆみがあるとつい、ごしごし洗いたくなってしまいますがやめましょう。先ほども言ったように皮膚の表面には「表皮ブドウ球菌」があり、バリア機能を高めています。洗い過ぎると良い菌まで洗い流してしまい、トラブルの原因となります。顔と同じように洗浄剤をよく泡立て、泡でやさしく洗いましょう」(黒田先生)。乳酸菌が良いと聞いたけれど本当?デリケートゾーンにも乳酸菌がいますアイテムを選ぶとき、弱酸性であること以外に注目したいポイントはありますか?「乳化剤や防腐剤など添加物はなるべく入っていないものが良いでしょう。乳酸菌が配合されたものも良いですよ。乳酸菌は、肌の潤いやバリア機能を高める「表皮ブドウ球菌」の餌となる菌です。乳酸菌の餌があることで表皮ブドウ球菌の役割が増します。外側からのケアで乳酸菌をプラスするのはもちろん、内側からサプリメントで補給するのもおすすめです。ただし、市販されている乳酸菌飲料の中には、腸内環境を乱すぶどう糖果糖液糖が使われていることがあります。腸内環境が悪化するとデリケートゾーンだけでなく体全身に悪影響を及ぼします。食品表示をよくチェックして選んでほしいと思います」(黒田先生)。まとめ黒田先生は乳酸菌配合の美容サプリや、デリケートゾーン専用のコスメアイテムの監修もされています。興味のある方は黒田愛美先生のブログやインスタグラムをチェックしてみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/黒田 愛美 先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長(東京都中央区銀座4丁⽬2-17銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2023年03月26日もともと皮膚は弱かったのですが、年齢を追うごとに跡がついたりかゆくなったりして状態がひどくなっていきました。無意識にかきむしるために白い服に血がにじんでいたり、寝ている間にパジャマに血がついていて家族に驚かれたりすることが増える日々。アレルギーなのかと思い調べてみても何の結果も出てきません。身に着ける物を綿100%にしたり、締め付けをしないようにしたり、かゆみと闘い、さまざまなことを試しました。そんなつらいかゆみが治まった体験談を紹介します。★関連記事:体がかゆくてたまらない!地味につらいかゆみのストレスを軽減するために私がやっていること皮膚が弱く、とびひにかぶれ幼いころから皮膚が弱く、虫刺されのかぶれをかき過ぎてじゅくじゅくしてとびひになることもよくありました。虫刺されだけでなく、すり傷も治らず汁が出て、そこからまたとびひになってじゅくじゅくする……の繰り返しでした。身に着けるものも、皮膚に直接当たる素材が合成繊維か化学繊維だと必ずかゆくなり、そこをかいてまた傷ができてかさぶたになるので、下着は綿100%ばかりになりました。そうはいっても、かわいい総レースや色とりどりの下着もつけたくなるものです。出費はかなりのものでしたが、シルク100%の下着や、アレルギーや皮膚が弱い人が使えるようなかわいい下着を見つけて着けていました。体質が変わり、レースがかゆい!30代で出産して体質が変わったのか、加齢のせいなのか、締め付けたりレースになっているのがすべてかゆくなってしまいました。どんな高い素材を探してもかゆくなるので、ブラ自体が着けられず、カップ付きのタンクトップかインナーを着用し、下着はとにかく綿100%、そして日本製で縫い目のないものという何とも女子としては盛り上がらないものを選ぶようにしました。総レースですてきでもワイヤーが当たるとかゆい、ノンワイヤーでもブラ自体の締め付けがかゆいのでお手上げ状態。たまにかわいい下着を見つけて買ってしまうのですが、着けても1日で赤くなってかゆくなって終わりです。パジャマも同じで、暖かい裏地でもかゆくなり、綿100%の日本製でないとかゆくて目が覚めるということになりました。ボア素材もフリース素材もかゆくなるので、たとえ寒くても綿が命。これだけ気を付けてもかゆくなるので、毎日洗うボディソープや洗剤も変えたほうが良いのかと思い、せっけんや洗剤を探し始めました。ボディソープをやめてせっけんにネットを見ると私のようにかゆみに悩んでいる人が多いことに驚きました。調べてわかったのは、かゆいのでついつい目の粗いナイロンタオルにボディソープをつけてガシガシ洗うのが気持ち良いのですが、これは皮膚の弱い人がやってはいけないことでした。体の潤い成分まで落として、かゆみを改善するくらいゴシゴシこするなんてたしかに皮膚には悪すぎます。そこで、ドラッグストアで、肌にやさしい無添加せっけんを買ってきて、ボール状のやわらかいボディスポンジで泡をしっかり作り、なでるように洗いました。背中に手が届かなくてつりそうになりながらも、何とか手で全身洗うようにしました。そしてお風呂から出たら、すぐ保湿できるようにボディミルクをやさしくつけます。硬いタオルでゴシゴシこすっていたのでしばらく物足りなかったのですが、1週間くらいでかゆみが治まってきました。寝ている間にかいていることも減ったようで体を引っかいた跡もなくなり、背中がかゆい! かゆくてたまらない! なんてことも減ってきました。まとめ無添加せっけんを泡立ててやさしく洗うことでかゆみは治まってきましたが、締め付けたり、ワイヤーの入った下着を試す気にはまだなりません。ずっとブラを着けずブラトップで生活しているため、ラク過ぎて戻れないというのが正直な感想です。ただ、ずっとブラを着けていないので、胸の肉が脇や四方八方に流れ放題でどんどん胸が小さくなっています……。ふと自分で寄せてみると意外と集まるので、こんなに敏感でなかったなら、がっちり寄せて集められるブラを着けるのになあ、と少し残念な気分にもなっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/まさみ(45歳)中学生と小学生の男の子を持ちフルタイムで働いている。昨年化粧品メーカーを辞め、別の業種に。慣れない仕事と化粧品業界のときと変わらない「女同士の上辺の関係」を生暖かく苦しみながら見つめる日々。帰れば子どもの送り迎えと家事に追われ、趣味だったスキンケアもできずカサカサな肌となる。
2023年02月06日40代に入ってから、寒くなると毎年のように体の至る所がかゆくなります。ばく然と乾燥が原因かな? と感じており、特にかゆみを強く感じるのは背中全体、腰の辺りと太もも、二の腕です。今年も11月下旬からかゆみが強くなり始めました。病院へ行くほどではないのですが気付くとかいてしまい、地味にストレスを感じています。このストレスから逃れるべく、毎年寒くなる前から対策を講じています。これは私がかゆみから少しでも解放されるよう気にしている肌に関する体験談です。★関連記事:「黒い下着にびっしり白い粉が…」体中から粉が吹く驚きの乾燥肌に自分でもできた対処法【体験談】かゆみが出る前にしっかり保湿私は一度肌のかゆみを感じると、ひたすらかきむしってしまいなかなか止まりません。かきむしり始めると、肌が白い粉を吹き、さらにかゆみが強くなります。そうなってしまうとなかなかかゆみから気をそらすのが難しくなります。なので私はかゆみが出る前に、保湿するよう心掛けています。乾燥し始めるこの季節はボディクリームを塗って予防します。かゆみが強く出る腰周りや二の腕、太ももと背中で手の届く範囲は、朝起きてからとお風呂上りなど何度も重ねてボディクリームを塗っています。そうするとかゆみから解放される時間も少し長くなる気がしています。保湿効果のある入浴剤も活用!寒さが増してくるころには入浴剤も活用します。「肌に潤いを与える」などと保湿効果がある文言が書いてある入浴剤を選んで使うようにしています。保湿効果があるものは種類が多くないのが残念ですが、その中でも自分に合うものはないか探しています。昨年まで愛用していた入浴剤が終売してしまい、今は新しいお気に入りを見つけようといろいろと試しているところです。保湿効果がある入浴剤は、少しトロっとしたお湯になることが多く、温泉気分も味わえて一石二鳥です。お風呂から出て体を拭くときは、タオルでゴシゴシこすらず、ポンポンとタオルを肌に押し当てて水分を吸収するなど、肌への配慮も忘れないようにしています。乾燥肌との付き合い方寒くなる前から少しずつケアを始めるようになったことで、かゆみが強くてかきむしるということはなくなりました。乾燥がひどくなる冬の間でも、そんなに必死に保湿しなくても乗り越えられるようになりました。また、保湿対策に手間がかからないことも、ズボラな私でも長く続けられている要因だと思います。病院へ行って薬をもらって治す方法もあるとは思いますが、生活ができないレベルまで困っているわけではないので、今はこの方法がベストだと思っています。まとめ年齢とともに加速してきた乾燥肌ですが、かゆみが伴うのは地味にストレスになります。今後、昔の潤いを取り戻すことはないと思っているので、ますます症状が進行してくることを想定して予防していこうと思います。ボディークリームを塗ったり、入浴剤を入れてお風呂に入ったりして、少しでも長く今の状態が保てるように努力していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/日向 くらげ一昨年に離婚。飲食業界の会社に勤めて28年。趣味は旅行と温泉巡り。
2023年01月05日ある日突然、ブラジャーの肩ひもが当たる肩甲骨の辺りに、かゆみと赤みが出るようになりました。虫刺されかと思った赤みは次第に大きくなり、かゆみで眠れない日もあるほどに! ネットで調べた対処法をいろいろ試したものの、まったく症状は良くなりません。ある出来事から「皮膚科には行かない」 と決めていましたが、とうとうなすすべもなく渋々病院を受診することに。その結果、思ってもみなかった診断名が下されました。★関連記事:肌荒れが悪化しゴワゴワ肌に…原因はアレルギー?病気?皮膚科で驚きの診断結果が!【体験談】体中がかゆい! 原因はまさかの広がり続ける赤みとただれ少し汗ばむ陽気になっていた5月のことでした。いつものように仕事をしていると、ブラジャーの肩ひもが当たる左の肩甲骨周辺にかゆみを感じました。少しかいてみてもかゆみが解消されなかったので、洗面所に行って服をめくってみると、1cmくらいの赤みがポツンとできていました。「虫にでも刺されたのかな?」と思ってそのまま放置していましたが、その後もずっとかゆみが気になって、仕事に集中できませんでした。赤みは日に日に大きくなっていき、肩甲骨周辺以外にも体中のさまざまな箇所にも出るように……。背中も足も腕もかゆくて、不快感はMAX!かゆみのせいで、不眠にもなりかけました。どうにかしたいと思い、ネットで調べた方法をいろいろ試してみるものの……まったく改善されません。家族からは「早く病院に行ったら?」と言われたのですが、私は皮膚科を受診するのは絶対に嫌だったので病院には行かず……。というのも以前皮膚科を受診したときに、医師からぞんざいに扱われた経験があったからです。そのときの私は、唇にブツブツや汁が繰り返し出る症状に悩んでいました。地元でも有名なクリニックをいくつも受診しましたが、どこを受診しても症状は改善されませんでした。そんな中、最後に受診した近所のクリニックで、決定的な出来事が起こりました。「いろんな病院を受診しても治らなくて困っている」とこれまでの経緯を含め相談したのですが、医師は病名も告げず「あなたの症状は一生治りません。一生化粧もしないほうがいいです」とだけ言い放つという、あり得ないくらい雑な診察をされたのです。私はこのときの扱いにショックを受け、「もう二度と皮膚科は受診しない」と自分の中で決めていました。今回の症状にも困ってはいましたが、前回の経験がトラウマになり、新しくクリニックを探す気もありませんでした。自己対処をしていたものの…しかし、症状は日増しに広がる一方。かゆみによってイライラしてしまい、家族にも当たってしまうようになっていました。このままではよくないとは思いつつ、それでも皮膚科を受診したくなかったので、ネットで情報収集をして自己流の対処方法でを治すことを決意。私の症状にぴったり当てはまる情報がなかったため、似ている症状の人がおこなっているスキンケアをいくつか試してみました。実際に試したこととしては、かくのを我慢する、肌の保湿をする、ビタミンDのサプリを飲む、患部を清潔にするなどでした。いろいろ試してみましたが、効果はまったくなし。症状が改善されることはありませんでした。意を決して皮膚科を受診このままではいけないと思い、とうとう意を決して皮膚科を受診することに。評判のいい皮膚科をネットで調べあげ、車で50分以上もかかる病院に向かいました。ドキドキしながら診察室に入りましたが、その病院の先生は丁寧に話を聞き取ってくれたので少しホッとしました。そして診察の結果告げられた病名は、なんと「金属アレルギー」!医師からは「金属アレルギーは金具が当たる部分に症状が出ます」と言われました。どうやら、ブラジャーや服に付いている金具が原因で、アレルギー症状を発症していたようです。その後、ステロイドの塗り薬を処方され帰宅。正直なところ、「本当に塗り薬で治るのだろうか」 と半信半疑でしたが、薬を1日2回塗り続けていくと、なんとわずか数日で症状が改善!かゆみが治まったおかげで、久しぶりに安眠できました。しかし、喜んだのもつかの間。油断するとすぐに症状が再発してしまいました。特にブラジャーの肩ひも周辺のかゆみが強く出ていました。診察ではブラジャーの着用は特に禁止されませんでしたが、「やっぱりブラジャーの肩紐の金具が直接肌に触れるのがダメなんだ」 と思い、肌着を着た上からブラジャーをするようにしてみました。着方を工夫したおかげかはわかりませんが、今では症状が再発することなく、薬も使わずに過ごせています。ただし、長引いた湿疹が色素沈着を起こし、かゆみがあった部分には茶色い痕が残ってしまいました……。まとめあれほどかたくなに受診拒否をしていた私ですが、結果的には病院を受診してよかったと思っています。ただ、色素沈着を起こしてしまった部分もあるので「もっと早くに受診すればよかった……」 という後悔もあります。今回の件があり、病院によって医師の個性はさまざまだけど、諦めずに専門の人に相談することが改善の近道だと改めて感じました。私は肌トラブルが起きやすい体質のようなので、今後は身に付ける物に気を付けながら、そして適度に病院を頼ることもしながら、うまく生活していきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。マンガ/へそ著者/茨木アヤコ元教員。今はwebライター兼1児の母。仕事は執筆、趣味も執筆。面白く、読みやすい体験談をお届けできるよう心がけています。
2022年12月13日お風呂に入って体をポリポリ、トイレでもポリポリ……。無意識に手がいくため、かきむしり過ぎて血が出てしまうことも。特にすねや背中、下着のあたるところが、無性にかゆくなってきます。しかも症状は、年々ひどくなる一方です。そんな私がたどり着いたかゆみ肌対策についてお伝えします。★関連記事:「かゆくてたまらない!」加齢とともに変化した肌への対策、やってよかったこと2つ!【体験談】かき過ぎた肌にゆず湯が染みるうちでは毎年、冬至の日にゆず湯に入ります。ゆず湯といってもそんなに大層なものではなく、スーパーで購入したゆずを1個、そのままポンと湯船に入れるだけです。「今年ももう終わりね」な~んて良い香りのお湯に浸かっていると、あれ? 何これ染みる? 痛いんですけど! なんとゆず湯が、かき過ぎて傷ついた肌を刺激したみたいです。痛くて我慢できず、すぐにお風呂から出てしまいました。さっ寒い……。ネットの情報によれば、加齢に伴い、肌の水分量が減り、皮脂分泌が減ってかゆみに敏感になるようです。毎日、保湿クリームを塗っていますが、なかなかかゆみは治まりません。乾燥肌の原因の1つとして、私の場合は「体の洗い過ぎ」が思い当たります。私も夫も体を洗うときに使うのは、ナイロンタオル。ゴシゴシ洗って、汚れが落ちてる~って感じが好き。その結果、寒くなるこの時期、いつも2人で「かゆい、かゆい……」と言っています。休みの日には「あーそこそこ! もうちょっと上!」なんて子どもたちに変な目で見られながら、お互いの背中をかき合う始末。本当に夫婦で洗い方を改めないといけませんね。肌への対策①ハンドケア用手袋の使い方を変更ところで私は体の乾燥もさることながら、手の荒れもひどいんです。私自身、掃除のパートでキツイ洗剤やアルコール消毒液を常に使っていて、かなり手を酷使しています。こまめにハンドクリームを塗ってはいるのですが、ひび割れ、あかぎれがひどいです。さらにシミ・シワもあるため、子どもに「お母さんの手、おばあちゃんの手みたーい」と言われショック!絆創膏を貼っても、水仕事などですぐに剥がれてしまいます。そのため手荒れ対策として、これまでは寝るときのみ「おやすみ手袋」という手袋をはめていました。自分の勝手な思い込みで「おやすみ」と言うからには、寝るときにはめるものだ!と思っていましたが、日中でも効果があるのではと思い付きました。最近、この「おやすみ手袋」を昼間、家にいるときもはめるようにしています。水仕事のときはゴム手袋に替えますが、パソコンで仕事をするときにはめていても、さほど気にはなりません。なんといっても、「おやすみ手袋」で手をカバーしてしまえば、かゆくて体をかこうにもかけないのですから。さらに手の荒れも防いでくれれば、一石二鳥です。ネットなどで調べると、シルク100%やスマホ対応の「おやすみ手袋」がお手ごろ価格で出ています。使い心地もとても良いので愛用しています。肌への対策②私の場合、ジェルネイルも有効私の場合は、「ジェルネイル」も有効でした。きっかけは、自分が爪をかんでしまう癖があり、深爪矯正の目的でネイルサロンに通い始めたことです。もともと爪は薄くて先が尖っています。ジェルネイルは爪先までジェルでしっかりコーティングされて、先端も丸く滑らかに削ってくれるので、肌をかいてしまっても傷になりにくいんです。結果的に、いつもよりかゆみがマシになった気がします。さらにプロが塗ると、塗り替えの頻度が1カ月に1回のオフで大丈夫ですし、なんといっても艶々のぷくっとした爪を見ていると、テンションが上がります。自分の手を見てニンマリです。私はクリアジェルしかしないので、爪がある程度伸びるまでネイルサロンで施術してもらい、慣れてからは自分でしています。道具もお手ごろ価格で、自宅で楽しめるキットが出ています。まとめこれまでのことから、私の場合は保湿クリームを塗ることと併せて、「おやすみ手袋」やジェルネイルなどのハンドケアが体の肌ケアにもつながり有効でした。幾分、かゆみがマシになったように思います。これからも自分なりに工夫し、なるべく肌を傷つけずにかゆみを抑えていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。著者/チェッコリ(47歳)10歳男児と7歳女児の母。自分では、まだまだいける!という気持ちはあるけれど、体は正直。理想と現実の狭間で揺れ動くアラフィフ世代。
2022年12月04日抜け毛やフケ、かゆみなど頭髪の悩みを抱える読者世代は多い。特に夏場は、汗でベタつくので朝と夜など1日に何回も洗いたくなるが、「頭皮にトラブルを抱えている人は洗いすぎに気をつけましょう」と注意を促すのは、皮膚再生医療の専門医でセルバンク代表取締役の北條元治先生だ。皮膚の表面は、層のように重なった角質細胞に覆われている。肌には新陳代謝の機能があり、汚れとあかは自然に落ちる。「市販のシャンプー剤には、強力な洗浄力を持つ界面活性剤が入っていて、汚れやあかを落とすだけでなく、肌のバリア機能を担うセラミドを含む表面の角質も一緒に落としてしまいます。以前『フケが多くて困る』と受診に来た患者さんがいました。フケが出ないように1日3回髪を洗っていたというので、『とりあえずシャンプーをやめましょう』と伝えたらフケが出なくなったという話がありました。夏場、よく汗をかく時期はシャンプー剤を一切使わないというのではなく、使う量を少しずつ減らす“減シャン”をしてみましょう」(北條先生・以下同)特に、中高年は角質層が薄くなって皮膚のバリア機能が低下してくるので、「夏場は朝と夜2回洗う」など、若いときと同じ習慣がついている人は見直してみよう。■「減シャン」して頭皮トラブルを減らす北條先生がオススメする“減シャン”の方法は次のとおり。【1】軽めにブラッシングをする入浴前にやわらかい材質のブラシで軽く髪をとかす。頭皮や髪の毛についたホコリなどを取ることで、シャワーで洗い流すときに、汚れやあかが落ちやすくなる。「ただし、過剰なブラッシングはNGです。力を入れすぎたり、長い時間髪をとかしたりすると、逆に頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。ブラシの毛はやわらかい材質のものを選ぶといいでしょう」【2】シャンプーの量を減らす泡立てて洗うためにシャンプー剤をたくさん使う人も多いだろうが、まずは、ふだんの半分の量からトライしてみよう。「頭皮の皮脂がなくなると、角質層がはがれ落ちやすくなりますが、これは爪を切るときの深爪と同じで、何らかの刺激で出血しやすくなります。頭皮に置き換えますと、シャンプー剤を過度に使うことは、皮脂を過剰に洗い落とし、刺激に弱くなってしまいます。実は私も皮膚が弱いので、髪を洗うときは、かなり少なめの量にしています。頭の1カ所につけると髪全体に行き渡らないので、まずは手のひら全体にシャンプー剤を広げてから、髪にまんべんなくなじませるようにしています。シャンプー剤は少なくても、汚れとあかは落とせますよ」最初は、洗い足りないなと思うかもしれないが、続けているうちに慣れてくるという。■2日に1回はお湯だけで洗う“湯シャン”を【3】髪をお湯で洗う38~40度程度のお湯で、3~5分ぐらい丁寧に流せば、汚れやあかは落ちて、なおかつ皮脂は落ちずに残る。「夏は水を浴びると気持ちいいので、つい水洗いしたくなりますが、水洗いよりお湯のほうが汚れやあかは落とせます。指の腹を使って頭皮をマッサージしながら洗い流すと、気持ちいいですよ。シャンプー剤を一切やめるのではなく、シャンプー剤を使って洗うのを2日に1回にして、シャンプーを使った翌日はお湯だけで髪を洗う“湯シャン”にするのもいいでしょう」それでも頭皮トラブルが改善しない場合は、皮膚科を受診しよう。また、湯シャンをしたときは、トリートメントやコンディショナーなどは使わなくても髪はしっとりする。どうしても使いたいときは、少なめの量にしておくと髪がベタつかないという。【4】タオルで水分を十分に拭き取ってから乾かす乾かすときにも注意が必要。髪の毛をこすらないようにタオルで軽く押さえる、または包み込むようにしてできるだけ水分を拭き取ってから、ドライヤーで乾かそう。「乾かすときに、ドライヤーの温風を当てすぎると頭皮の乾燥の原因になるので、1カ所に当てすぎないで、ドライヤーと髪とは十分に距離を取って乾かしましょう。冷風と温風を交互に併用するのもコツです」根元を乾かす場合は、髪を持ち上げて下から風を当てると乾きが早くなる。また、毛先が少し湿っていても、地肌が完全に乾いていれば、ドライヤーはやめていいそう。“減シャン”で頭皮のコンディションを整えると、フケやかゆみ、抜け毛などのトラブルが改善され、髪の調子が元に戻るという。まだ汗でベタつく日が続くので、髪をまとめる人も多いだろうが、頭皮のケアは怠りなく。髪を下ろしたときのサラサラヘアを目指して、今から“減シャン”にトライしよう!
2022年08月13日ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、皮膚洗浄剤(モデル組成)連用による肌の保湿効果とかゆみ抑制効果を確認しました。その皮膚洗浄剤とは、炎症抑制の有効成分として使われるグリチルリチン酸ジカリウム(以下 GK2)、アミノ酸系界面活性剤、カチオン化高分子を組み合わせたものです。なお、本研究は、2022年6月に行われた「第121回日本皮膚科学会総会」にて発表いたしました。■研究の背景GK2は抗炎症成分として配合されることが知られていますが、アミノ酸系界面活性剤との併用効果に関する皮膚への影響についての検討はほとんどありません。また、アミノ酸系界面活性剤は刺激が少ないことが知られていますが、カチオン化高分子との効果についての検討もほとんどありません。そこで本研究では、GK2、アミノ酸系界面活性剤およびカチオン化高分子の組み合わせによる、肌の保湿効果とかゆみ抑制効果について検証しました。■研究の結果<実験概要>GK2+アミノ酸系界面活性剤+カチオン化高分子の組成、脂肪酸系界面活性剤+カチオン化高分子の組成、脂肪酸系界面活性剤組成の3組成について、痒み症状を抱える成人男女、各組成群11~13名に4週間連用してもらい、肌の保湿効果として経表皮水分蒸散量、かゆみの指標になる電流知覚閾値を測定し、検証を行った。<研究結果の詳細>GK2+アミノ酸系界面活性剤組成+カチオン化高分子の組成において、他の2つの組成に比べて保湿効果として経表皮水分蒸散量が抑えられていました(図1)。また、同組成において、かゆみ指標である電流知覚閾値は高くなっていました(図2)。これらの結果より、アミノ酸系界面活性剤、カチオン化高分子とGK2の組み合わせは、保湿効果とかゆみ抑制に効果があることを確認しました。図1 保湿効果 図2 かゆみ抑制効果本研究により、抗炎症成分として認められているGK2、アミノ酸系活性剤およびカチオン化高分子の組み合わせにより、肌の保湿効果とかゆみ抑制に効果があることがわかりました。GK2にアミノ酸系界面活性剤とカチオン性高分子を併用することでは抗炎症だけに留まらず、肌を保湿しながら、かゆみを抑える新たな作用を見出しました。【第121回日本皮膚科学会総会(2022年6月2日(木)~5日(日)於:国立京都国際会館)】○演題 皮膚洗浄剤連用による肌の保湿効果及び痒み抑制効果の検証○発表者 ライオン株式会社 ビューティケア研究所 鈴木 律裕、平山 愛里、二宮 幸治、古賀 丈一朗○学会公式HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月15日ムレ・かゆみ防止に!持ち歩きも◎さっと使えるデリケートゾーンシート出典:byBirth年々身近になるデリケートゾーンケア。ボディ用とデリケートゾーン用の洗浄料と保湿アイテム、それぞれこだわって選ぶことも楽しいですよね。気温が高くなり汗をかきやすくなると、やはり気になるのがデリケートゾーンのムレ・かゆみ・ニオイ。生理期間だけでなく、日々クリーンな状態で過ごしたい方におすすめのデリケートゾーン用シートもピックアップ。おうちだけでなく、お出かけ先でもサッと使えて清潔さを保てるのはうれしいですよね。デリケートゾーンだけでなく、全身にも使えるのでバッグに入っていると安心ですよ。INTIME ORGANIQUE(アンティームオーガニック)アンティームハイジーンシート12枚入り1,650円(税込) この投稿をInstagramで見る INTIME ORGANIQUE アンティームオーガニック(@intimeorganique_official)がシェアした投稿 汗をかいたときや、生理・おりものによるムレが気になったときにサッとひとふき。デリケートゾーンのニオイケアにも◎。大判で肌あたりも優しいシートなので、使いやすさも抜群です。使った後は、トイレに流せる素材なのもうれしい!特に夏のシーズンは人気で、欠品の店舗もあるため、気になる方はお早めにチェックを。アンティームフェミニン ウォッシュ120ml2,200円(税込) この投稿をInstagramで見る INTIME ORGANIQUE アンティームオーガニック(@intimeorganique_official)がシェアした投稿 顔の皮膚より薄く繊細なデリケートゾーンを、専用ソープでクリーンな状態へ。肌のうるおいはキープしたまま、ニオイやかゆみの原因にもなる恥垢(ちこう)を優しい泡ですっきりと洗い上げます。様々なストレスに向き合う日本人女性の肌質に合わせ、5種類の和漢植物エキスを配合。ラベンダーやイランイラン、オレンジの精油をブレンドし、リラックス効果のある爽やかな香りに癒されます。パッケージも可愛いのでプレゼントにもおすすめ。CReAVE(クリーヴ)クリーヴデリケートケアシート10枚入り980円(税込)出典:byBirthピュアコットン100%採用、携帯しやすいスリムなデリケートゾーンふき取りシート。汗やナプキン、下着などによるムレや擦れでトラブルを起こしやすいデリケートゾーンを清潔に保ちます。肌荒れ予防、保湿などが期待できる温泉由来成分・温泉藻類を配合。VIO脱毛期間中の肌トラブルを防ぐことも期待できます。チャレンジしやすい価格も◎。クリーヴデリケートピーリングゲル150ml3,980円(税込)出典:byBirthニオイ、肌のトーンケアのためのピーリング洗浄料。年齢とともに増えるハリ不足や乾燥などの悩みをケアします。ゲルを適量(3~4プッシュ)手に取りやさしく塗布。約30~60秒ほどしてから水またはぬるま湯でしっかり洗い流します。ニオイ対策だけでなく、美肌・整肌効果が期待できる成分を配合。さらにAHA、乳酸などピーリング成分も配合し、乾燥や下着・ナプキンの擦れによるくすみ対策にも。クリーヴデリケートミスト30ml3,980円(税込)出典:byBirthコンパクトなサイズで、シンプルなパッケージがおしゃれなオールインワンボディーローション。肌から20cmほど離した状態で、まんべんなくスプレーをして保湿。直接デリケートゾーンに触れることなく保湿ケアができる手軽さと気楽さも◎。汗や皮脂、ムレなどによるかゆみやニオイを抑えつつ、うるおいを与えキメを整えるスキンケアができます。natracare(ナトラケア)ナトラケアオーガニック フェミニンウェットシート12枚入り638円(税込)出典:byBirthナプキン製品も人気のオーガニック&ナチュラルケアブランド「ナトラケア」。100%オーガニックのコットンシートは、やさしくなめらかな肌あたりで、しっかりとした厚手なのも使い心地抜群。カモミール成分などが敏感な肌をやさしく守りながら、すこやかな状態をキープします。大判なのでデリケートゾーン以外の、べたつきが気になる部分もさっとひと拭き。汗がたまりやすいおしりにもVIOゾーンだけでなく、汗や皮脂がたまりやすいおしりの割れ目もデリケートゾーンシートでクリーンな状態に。デリケートゾーンケア初心者の方も、シートだと気軽に買えて挑戦しやすいのでおすすめです。ぜひ気になるアイテムから手に取ってみてくださいね。
2022年06月24日生理中、ナプキンをつけるとムレるためかゆみを感じたり、40代になり肌がデリケートになっていつも使っているボディソープでは刺激が強くなってきたり……。そんなデリケートゾーンの悩みを解消する専用のケア用品を見つけたので試してみました。生理中にデリケートゾーンにかゆみが…生理中、ナプキンをつけるとムレてかゆくなることが多くなったのは40歳を超えてから。デリケートゾーンを洗うのにいつもボディソープを使っていますが、逆に刺激になって染みたり、余計にかゆみが増すことも。そこで気になっていたデリケートゾーン専用ソープ「イロハ インティメートウォッシュフレッシュ」(135ml・1,980円)を使ってみることにしました。デリケートゾーンの肌のpHと同じ弱酸性で潤いをキープしながら、やさしく洗えるそう。私の場合、生理前1週間くらいからなんとなくデリケートゾーンがかゆくなります。そこで、そのタイミングに合わせて入浴時に使ってみると……。泡立ちが良くいい香り。かゆみもナシ!まず手の平に「イロハ インティメートウォッシュフレッシュ」を出すと、ジュニパーとライムの香りの心地良い香りが浴室全体に広がります。泡立てやすく、デリケートゾーンにつけてもまったく刺激を感じません。メントールが配合されているので、お湯で洗い流したあとはサッパリした洗い上がりに。入浴後、着替えたあともサッパリした感覚は続きました。使い始めたのが月曜日でちょうどその週の日曜日に生理が来たのですが、その月の生理はデリケートゾーンがかゆくならず過ごすことができました。出張中や旅行中はシートタイプも便利!この「イロハインティメートウォッシュフレッシュ」には姉妹商品として「イロハインティメートシート」(10枚入り・550円)があるのですが、こちらも気になって使ってみました。こちらはシート状なので、バッグに入って持ち運びも便利。しかも使ったあとはトイレに流せてしまうため、捨てる場所にも困りません。出張や旅行中だと必ずビデが付いたトイレがあるとも限らないため、このシートがあるだけでビデ代わりなるのもうれしい♪ 私自身、生理と地方への出張が重なり、移動途中の駅のトイレに入ったときに使いました。サッパリ隅々まで拭き取れるのと、拭き取り後の爽快感は生理中の憂うつな気持ちを少しだけですがアゲてくれました。まとめまだ、あまり知られていないデリケートゾーン専用のケア用品。試してみると、サッパリした使用感、心地良い香りに癒やされ、下着を着用したあとも爽快感が長続き。また姉妹商品のシートは出張や旅行に携帯しやすくて便利です。ビデがないトイレでもデリケートゾーンを隅々まで拭き取ることができ、清潔に保つことができてよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/YUUYOU(43歳)少しずつ体の変化を感じ始めてきてプレ更年期に突入したのかと実感中。いろいろ新しいことを試してみるのが好きな2児のママ。
2022年05月27日40代の後半に差し掛かったころの話です。長年、京都府の郊外にある住宅街にひとりで住んでいたのですが、ご近所トラブルから精神的に不安定になり、兵庫県の某田舎へと引っ越すことにしました。もともと自宅でネット関連の仕事をしていたため、通勤の必要はなく、地方で暮らすことにまったく抵抗はありませんでした。しかし、そこで思わぬ病気にかかってしまったのです。急に肩に痛みが出て、翌朝赤い発疹が!山間部へ引っ越し、生活環境が変化引っ越し先は、バスも通っていないような山間の過疎の町。しかし、私はご近所付き合いの煩わしさから解放されたのがうれしくて、毎日のびのびと暮らしながらリモートワークに励んでいました。その年の冬は全国的に例年よりも寒さが厳しく、兵庫の山地では気温がマイナス10度近くまで下がることが度々ありました。水道管が二度も破裂するなど、これまで経験したこともないような寒さに私はビックリ。毎日エアコンとこたつをつけっぱなしにして、それでも寒さに震えながら過ごしていました。たまに出会うご近所さんからは「ここは冬の寒さが厳しいから、石油ヒーターかストーブを買ったほうが良いよ」と言われましたが、私は火の用心のため、長年電気の暖房器具しか使っていなかったのです。突然、右肩に痛みがあり、赤い発疹が広がったある夜のこと。寝ていると、急に右肩のあたりにピリピリとした痛みを感じました。朝になって鏡を見ると、右肩から背中にかけて赤い発疹が広がっています。痛みと同時にかゆみもあったので、虫にでも刺されたのかと思っていると、翌日には発疹が背中の右半分にまで広がっていました。このとき、すぐに受診すればよかったのですが、私は虫刺されの薬を塗っただけで「そのうち治るだろう」と思い、放置していたのです。やがて赤い発疹はバラの花びらのように大きくなり、なんとも不気味な見た目に変わっていきました。そして右肩から腕、指先へと広がっていき、夜も寝られないほどズキズキとした痛みを感じるようになったのです。ここで私は初めて、単なる虫刺されではないと気付き、慌てて皮膚科を受診。「帯状疱疹」と診断されました。原因は免疫力の低下帯状疱疹は、水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが神経細胞に残っていて、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下したときにウイルスが活発になり、発症するのだそうです。たしかに子どものころ水疱瘡にかかった記憶はありますが、まさかそのときのウイルスが何十年間も体内に潜んでいたなんて……。そして免疫力の低下についても、それまではほとんど意識したことがなかったので、知らない間に体が弱っていたことにショックを受けました。私はすぐに石油ファンヒーターを買い、一時的に仕事を休んで、暖かい部屋で十分な休養を取るようにしました。帯状疱疹は発症から2カ月ほどでほぼ完治。しかし、かゆみだけはその後数カ月続き、医師からは「もっと早めに受診していれば、軽症で済んだのに」と言われました。考えてみると、ご近所トラブルからの引っ越し、新しい土地での生活と、帯状疱疹を発症するまでの約半年間は精神的にかなり負荷のかかった時期でした。そして、初めて経験する厳しい寒さ。免疫力や体力が低下したという自覚はまったくなかったのですが、気付かないうちに心身に疲労が積み重なっていたのだと思います。ひとり暮らしの気楽さから、食生活や睡眠が不規則になっていたことも、悪かったのかもしれません。まとめ私は帯状疱疹をきっかけに、栄養のある食事や十分な睡眠、運動不足解消といった生活習慣を心がけるようになりました。また、それまではあまり興味のなかった健康関連のテレビやネットの情報なども、よく見るようになりました。20代、30代のころとは違い、これからは自分の体をもっと大切にしなければならないと、つくづく実感したからです。そして何よりも、体調が悪いと感じたときは我慢せず、早めに医師に相談するようにしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)マンガ/しおみなおこ★関連記事:突然、激痛が走り帯状疱疹に!実は怖い病気、受診が遅れて…【体験談】★関連記事:「夫の暴言がきっかけで耳が聞こえづらくなった…」めまいもして投薬治療を開始【体験談】★関連記事:「あれ?」意外な症状がきっかけで子宮筋腫が判明!受診の決め手となった症状とは【体験談】著者/コラク(48歳)田舎でひとり暮らしを楽しむ女性ライター。仕事を終えて愛猫相手に晩酌するのが、毎日の楽しみ。
2022年01月19日やんちゃな6歳と3歳の兄弟ママ、けいこです。朝から晩までバタバタの日々ですが、とくに大変なのが子どもとのお風呂タイム。お風呂に入る前から上がったあとまで、とにかく慌ただしい毎日です(涙)…以前はお風呂上りにボディクリームを塗ったりもしていましたが、子どもができてからは、風邪を引かせないようにと常に子ども優先。自分のためのボディケアタイムなんて確保できていないのが現状です。そして、年齢とともに最近気になってきたのが「お肌の乾燥」。顔のスキンケアはなんとかやれているけれど、からだまで気が回らない。ちゃんとお手入れしたほうがよいのはわかるけれど、なかなか時間を確保できていなくて…… みんなどうしているんだろう?(涙)忙しいママ必見! 乾燥からお肌を守る3つのルールって?そんなけいこさんと同じようなお悩みを抱えるママたちに伝えたい、手軽に始められる“ボディの乾燥対策” があります。ロート製薬さんにお話を伺いました!子どもとのお風呂タイムは毎回慌ただしくて、自分のからだの保湿ケアまで手が回りません~(涙)年々乾燥肌も気になっていて…けいこさん、だいじょうぶですよ! 忙しくてもちょっとしたことから乾燥肌対策は始められるんです。今日からすぐに実践できるヒントご紹介します!▼その1:タイミング入浴後だけでなく、“洗うとき”からケアをする!乾燥肌の一番の解決策は、やっぱり保湿! なのですが、そもそもの大きな原因のひとつに「からだの洗い方」が関係していて、からだを洗う時から、うるおいを守ることがとても重要です。その理由は、誰のお肌にも存在している、うるおい保持に重要な「セラミド」が、洗い方によって洗い流されている可能性があるから。お風呂上りの保湿ケアをがんばっていた人も「洗い方」から見直してみましょう。▼その2:洗い方洗顔同様、からだも泡を使って“手”で洗う!お肌のうるおい成分「セラミド」は、からだを洗うときに汚れと一緒に流れてしまいがち。ナイロンタオルなどでゴシゴシと洗っていた方は要注意です。おすすめの洗い方は、お顔と同じように泡をたてて、手を使って洗うこと。今日からすぐに実践できるので、ぜひ試してみてください。よく耳にする“セラミド”のこと、じつはあまりよくわかっていないのですが…汗ご説明しましょう! “セラミド”とは、私たちの肌にもともと存在する成分なんです。肌の角質細胞の間を埋める「細胞間脂質」の50%を占めるのが「セラミド」。水分保持機能を持ち、外部刺激からのバリア機能をサポートしてくれる、お肌のうるおいを支えている大切な成分です。でも、残念ながらこのセラミドは、加齢とともに年々減少するため、お肌のうるおい力はどうしても下がっていきます。だから、乾燥肌の方だけでなく、どんな方でも「保湿」はとても大切なんです。▼その3:選び方低刺激の肌にやさしいボディシャンプーに変えてみる手で洗うときはたっぷりの泡でやさしく洗うことが大事。ボディシャンプーも敏感肌用、低刺激なものに変えてみましょう。ロート製薬では「敏感肌に悩む人を、少しでも減らしたい!」という強い想いから、セラミドをはじめとする肌のうるおい成分をしっかり守りながら、汚れだけを選んで落とすことができる次世代洗浄技術を開発。これにより誕生した、洗いながらうるおう肌に導いてくれる乾燥肌用のボディウォッシュ「ケアセラ®」がおすすめです。なるほど! 洗いながらうるおいを守ってくれるボディウォッシュなら、お風呂のなかから乾燥肌ケアができて、嬉しい限り。乾燥する季節には、パパや子どもたちにも肌トラブルがおきがちなので、家族みんなで使っていきたいですね。みなさんも、ツッパリ感のない、しっとりとした洗い上がりを体感してみてくださいね。 \セラミドで本気の乾燥肌対策/「ケアセラ®」をチェック \洗う乾燥肌対策(※1)、始めよう/乾燥肌用のボディウォッシュ「ケアセラ®」ロート製薬の「ケアセラ®」の洗浄料は、世界初(※2) セラミドプラス(※3)(うるおい成分)を配合、泡で洗う高保湿ボディウォッシュです。乾燥の大きな原因のひとつである「からだの洗い方」に着目し、うるおい肌のカギである「セラミド」を守って洗い上げることにこだわりました。たっぷりの泡を、手でやさしく広げて洗うだけで、しっとりとなめらかな洗い上りに。からだだけでなくお顔にもお使いいただけます。男女問わず、お子さまから高齢者の方にまで幅広くお使いいただけるボディウォッシュです。 \セラミドで本気の乾燥肌対策/「ケアセラ®」をチェック ▼こだわりのうるおい成分を配合うるおい成分「セラミドプラス ※3」に加えて、7種の天然型セラミド、3つの植物エキスを配合。セラミド(うるおい成分)を与え、お肌に残して洗う「セラミド保持処方」を採用しています。*弱酸性、低刺激性。パラベンフリー。敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み。(すべての方に刺激が起こらないというわけではありません) \あわせて使いたい 保湿ケア/「ケアセラ®APシリーズ」をチェック \ 記事のご感想をお聞かせください! /アンケートはこちら(※外部サイトにリンクします) [PR] ロート製薬 イラスト:チッチママ
2021年11月22日uka(ウカ)は、新ヘアケア「uka シャンプー アンチイッチ」を2021年8月28日(土)より発売する。“かゆみ”を抑えるuka新シャンプー「uka シャンプー アンチイッチ」は、頭皮の“かゆみ”にフォーカスした新シャンプーだ。キー成分に選んだのは、日本で古くから“自分を守る力がある木”とされてきたクスノキ科の植物=クロモジ。肌やボディのトラブルを抑える効果が認められている植物で、「uka シャンプー アンチイッチ」には、京丹波のクロモジウォーターを贅沢に配合した。このクロモジウォーターは、保湿効果を持ち、頭皮のかゆみを抑えてくれる。また、ヤシの実由来の界面活性剤を加え、整肌効果のあるセイヨウハッカ油や、頭皮のキメを整えフケを抑えるローズマリー葉油などをブレンドした。香りは、ミント、ローズマリー、シダーウッドを組み合わせた、ほんのり甘さを感じさせる清涼感のある仕上がり。毎日のヘアケアに取り入れることで、健やかな毛髪と頭皮へと導いてくれる。【詳細】uka シャンプー アンチイッチ 1,980円発売日:2021年8月28日(土)【問い合わせ先】ウカトーキョーヘッドオフィスTEL:03-5843-0429
2021年08月19日