「しかけ絵本」について知りたいことや今話題の「しかけ絵本」についての記事をチェック! (9/10)
絵本は子どもにとっての大切な教科書でもあり、心の友達のような存在です。私は幼いころ母に読聞かせしてもらった中の一番のお気に入りの絵本を今でも大切にしています。なにか仕事で落ち込んだり、辛いことがあると原点回帰のような気持ちで声に出して読み、子どものころの気持ちを取り戻しています。学生時代、親の言う事は聞かないけど、他人から言われると納得できたという経験はありませんでしたか? それと同じで、子どももお母さんから怒られるより、絵本を通して知ることの方が素直に聞くことが多いのです。実際、保育ではよく 「いやだ いやだ」(せなけいこ 福音館書店) を使います。読聞かせしたあとに「ルルちゃんはなんて言えばよかったのかな?」と子ども聞くと「できるできる!だよ」と教えてくれます。そこまで言えなかったら絵本の中の「いやだ いやだ」を「できる できる」に置き換えて読んであげてください。きっと子ども顔がパ~っと明るくなるはずです!言葉で魔法をかけてあげることでグンっと子どもの可能性は広がります。身近な見本として絵本の中の登場人物が活躍してくれるので、なかなか言うことを聞いてくれないときは、その状況に応じた絵本を見つけ出すのが解決に繋がるかもしれません。絵本選びに困ったらどうする?絵本と子どものつながりは切っても切れない大切なものです。現在の日本では子どもと絵本の出会いは早く、平均0歳~1歳代から絵本の読聞かせをスタートする家庭がほとんどと言われています。1992年にイギリスでスタートした「ブックスタート」というサービスが2001年に日本に入ってきたことも、早期読み聞かせスタートの要因になっているかもしれません。ブックスタートとは各地方自治体において開始されたサービス。保健所、保育者そして研究者らの幅広い専門家が関わり親子で楽しめる絵本を伝える運動。 NPOブックスタート たくさんある絵本の中から何を選べばいいか不安というママ。そして読み聞かせってどんな風にしたらいいの? と悩んでいるママにぴったりのブックスタート。全国923市区町村に広がるブックスタートを有効活用してみてはいかがですか? きっと親子で楽しめる絵本に出会えるはずです。
2015年07月27日今回は、子どもと一緒に想像力を働かせたい時に読みたい英語絵本、『 If You Give a Mouse a Cookie 』/Laura Joffe Numeroff(著)、Felicia Bond(イラスト)をご紹介します。連想ごっこにぴったりな内容の絵本ですよ。エスカレートする要求に答えると…最後はどうなる!?このお話は、男の子がネズミにクッキーをあげるところから始まります。もらったクッキーを食べたら、ネズミはのどが乾いてしまい、ミルクを欲しがります。コップに入れたミルクをあげると、今度はストローを欲しがります。ストローをあげると、次は紙ナプキンを…というように、話がどんどん展開します。エスカレートするネズミの要求に答えていくと、最後は一体どうなるのでしょうか!?おすすめポイントネズミが次から次へと欲しがるさまが、ハリウッドの映画「エアフォース・ワン」のセリフにも引用されているほど、アメリカでは有名な絵本です。テンポよく展開するストーリーは読み聞かせるのにちょうど良く、子どもも「絵本のネズミは、次は何を欲しがるのかな?」と推測しながら楽しめます。推理しながら読み進めることで、子どもの想像力を育てることができます。絵本の英語から~今すぐ使える英語のフレーズ~「If You Give a Mouse a Cookie, he’s going to ask a glass of milk.」(男の子がネズミにクッキーをあげたら、ネズミはミルクを欲しがりました)を応用して、「If I Give you a Cookie, what will you ask for?」(もしあなたにクッキーあげたら、ほかに何が欲しい?)と聞いてみるのもいいですね。また、日常生活に登場する英単語や英語フレーズもたくさん出てくるので、語彙力アップにもつながります。たとえば、mirror(鏡)refrigerator(冷蔵庫)glass of milk(コップ一杯のミルク)sweep(掃除する)take a nap(お昼寝する)drow a picture(お絵描きする)ask for(要求する)など、日々の生活で接した時や声かけの時に取り入れてみてください。英語を語学として学習する年代がくる前に、日常に英語をうまく組み込むことで、より自然に英語に親しめるはずです。そのためにも、絵本というツールを通して、英語でコミュニケーションを図ることが大切になるでしょう。英語の絵本を読み聞かせを取り入れて、親子の時間をもっと楽しいものにしていってください。
2015年07月18日お天気のいい日は、子どもと一緒にちょっと遠くにお出かけするのも楽しいですよね。バスや電車に乗っての移動は、子どもにとって特別な気分になるものです。お出かけの際には、お茶やお菓子、着替えやオムツなどを持っていきますが、それらのアイテムにプラスして「絵本」を持って行ってみては? お出かけがもっと楽しくなりますよ。今回は、絵本を持ってお出かけすることの楽しさと、持って行く絵本の選び方についてお話しします。お出かけのシチュエーションに合った絵本を持っていこうお出かけのときに持っていく絵本を選ぶ時は、出かける場所、出かける方法などに合った内容にするのがよいでしょう。たとえば、電車で移動するなら電車が出てくる絵本、動物園に行くなら動物がたくさん出てくる絵本など。家にある絵本を探してみて、「この絵本なら楽しめそうかも」という1冊を見つけてみましょう。「もっと凝りたい!」という場合は、事前に図書館でお目当ての絵本を借りておくのもよいですね。なんでシチュエーションにマッチした絵本がいいの?なぜ、シチュエーションに合わせた絵本をおすすめするか、それは、同じシチュエーションのほうが子どものイメージを膨らませやすいからです。行き先が動物園なら、「この絵本にはこんな動物がいるけど、これから行く動物園にはどんな動物がいるのかな?」「ゾウさんの鼻は、すっごく長いね」などと声かけしながら絵本を読むことで、子どもはママの言葉を確かめるべく、動物園に着くと動物たちを真剣に見るはずです。そのような目的を持って動物たちを見ることは、子どもの感受性の発達につながることでしょう。季節の絵本もおすすめ行き先やシチュエーションにマッチした絵本がなくても大丈夫! その季節に合った絵本も、お出かけのおともになるはずです。春なら桜やお花夏ならおひさまやひまわり、セミやカブトムシ秋なら落ち葉やお月様冬なら雪だるまなどが登場する絵本だと、季節に合っていてイメージを膨らませやすいでしょう。また、読み聞かせの際には、ただ絵本の文章を読むだけでなく、ママがイメージした言葉をプラスしていくことがポイントです。そうしていくと次第に、子どものほうからどんどん言葉が出てきて、想像力を高めることにもつながるはずです。絵本に夢中になっている間に目的地に到着し、移動中のぐずぐずも減るかもしれませんね。次のお出かけは、季節やシチュエーションに合った絵本を持って、楽しいお出かけにしましょう!
2015年07月17日絵本を詰め込んだトレーラーハウス「えほんのうみのいえ」が、7月17日から29日までドライブインカフェ「パシフィック ドライブイン(Pacific DRIVE-IN)」に登場する。「えほんのうみのいえ」では、“海”をテーマに選書された約200冊の絵本を紹介。海の生き物図鑑や写真集など、親子で一緒に楽しめるラインアップが用意された。これらの本は「パシフィック ドライブイン」の来店者ではなくとも利用が可能。カフェの店内だけでなく、テラス席や浜辺で読書をすることもでき、海辺のピクニックのように波の音に耳を傾けながら絵本を読むことで、全身で海を体感することが出来る。また、7月20日には絵本の描き手による朗読会も実施される。【イベント情報】「えほんのうみのいえ」会場:パシフィック ドライブイン住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2-1-12会期:7月17日~29日時間:8:00~20:00(えほん貸出時間は9:00~18:00、ラストオーダーは19:30)
2015年07月10日6月4日から歯の衛生週間が始まります。毎年この時期に読みたくなる絵本が、今回ご紹介する『 Brush Your Teeth, Please 』/Leslie Mcguire (著)、 Jean Pidgeon (イラスト)です。子どもに歯が生え始めると歯磨きがスタートしますよね。初めての歯磨きを嫌がる赤ちゃんも多いです。けれども、歯はきれいに磨かないといけないし、無理矢理磨いて歯磨き嫌いになるのも困るし…とお悩みのママにとって、この絵本は必見! 楽しく歯磨き習慣を身につけられる絵本です。 ■歯磨きタイムを英語時間にこの絵本を使って、歯磨きをお子さんと一緒に楽しみながら習慣づけ、しかも、それを英語学習の時間にしてしまいましょう。『Brush Your Teeth, Please』は、表紙にも「A Pop-up Book」(飛び出す絵本)とあるように、各ページが仕掛け絵本になっています。最初のページにはBear(くまさん)が登場。大きく開けたくまさんの口に向かって、絵本についている歯ブラシでゴシゴシと磨きながら絵本を楽しみます。読み方も、リズムに乗って軽快に読むのがおすすめ。たとえば最初のページでしたら、「Bears brush/ their teeth/ up and /down」と一定のリズムで区切りながら抑揚をつけて読んであげると、子どもにも覚えやすいはずです。どのページにも「Shouldn't you?(一緒に磨かない?)」という誘い文句がついているのは、親にとっては嬉しいところ。読み聞かせの後、「さぁ、○○ちゃんも磨こうね」とつなげるのにお役立ちなストーリー展開です。■仕掛け絵本を使って一緒に磨こうページごとに違う動物が登場しますが、それぞれの動物の歯の特徴もふまえ、磨き方、注意する箇所などを実践できる仕掛けもあるので、すでに歯磨き嫌いになってしまったという子どもさんにも、かなりおすすめです。絵本についている歯ブラシの仕掛けを手に持って使えるのが子ども心をくすぐるようで、本当に大喜びです。私の娘は、歯ブラシの柄がそれぞれ違うことを発見して、楽しんでいました。歯ブラシだけでなくフロスを使う場面もあるので、おもしろいですよ。■Let's Try! 歯磨きフレーズ『Brush Your Teeth, Please』の絵本に出てくるものも含め、歯磨きに関する英語のフレーズを、毎日の歯磨きの中で実践してみましょう・歯を毎日磨く=Brush my teeth everyday.・上の歯を磨く=Brush the top teeth.・下の歯を磨く=Brush the bottom teeth.・前歯を磨く=Brush the front teeth.・奥歯を磨く=Brush the back teeth.Brush ! Brush ! Brush !(ゴシ!ゴシ!ゴシ!)と、磨く時の音もおもしろく読んで、実際の歯磨きのときも唱えながら磨いてみましょう。歯磨きも、英語絵本の読み聞かせも、子どもの好奇心をくすぐることで効果的に定着していきますよ。
2015年05月22日絵本の読み聞かせ、していますか? 「これなら間違いない!」と選んだ絵本が、子どものツボにはまるかどうかは、案外わからないものですよね。そこで、実際に「読み聞かせが大好き!」ではないわが子でも、思わず笑顔になってしまった絵本を3冊ご紹介しましょう!■ちょっと天然なティラノサウルスに萌える『おまえうまそうだな』 『おまえうまそうだな』 150万部売れ、映画化もされたという宮西達也さんの作品。食べようと思った赤ん坊の恐竜に「お父さん」と勘違いされ、「うまそう」と名付けてしまったティラノサウルスが主人公のお話です。「うまそう」に、わが子のような愛情を感じ始めてしまい、自分にとまどうティラノサウルス。そんなシーンでは、読み聞かせしている大人のほうが共感でき、予想以上にジーンと心に響くものがあります。子どもの落書きのような「ほっこり」イラストですが、奥が深い良作です。■大人の発想力アップにも?『りんごかもしれない』 『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケさんのユニークな発想がきらめく絵本です。もうすぐ6歳になる息子が、見たことがないくらい大爆笑した、ユーモアとインパクトの強い絵本でもあります。りんごひとつから広がる世界は、子どもの好奇心を刺激します。「どんな想像をしてもいいんだ」と、子どもに安心感を与えるとともに「そんな発想もあったのか!」と、ものの見方は無限にあるのだ、という気づきを大人にも与えてくれる絵本となっています。■そこかしこで繰り広げられるドラマに釘づけ!『新ウォーリーのふしぎなたび』 『新ウォーリーのふしぎなたび』 言わずと知れた、世界的に有名な名作絵本シリーズのひとつです。「どちらが先に見つけられるか」という遊び方は定番ですが、通常の絵本よりサイズが大きいだけに、パパも交えて家族みんなで楽しめ、大人数での遊び道具としても活躍してくれます。「凶暴な赤いドワーフの国」「深海のダイバー」「地底の狩人の国」など、想像するだけでワクワクしてしまう、コミカルで不思議な世界はウォーリーならでは!主役のウォーリーだけでなく、サブキャラやアイテムの紹介もあるので「次はこれを探そう!」と難易度高めに設定しなおすことも可能な、プレゼントにも最適な絵本となっています!子どもだけでなく、「これはすごい!」と大人をうならせる作品も、実はたくさん存在する絵本。ロングセラーが「名作」と呼ばれる絵本業界でも、新進気鋭の若手作家は毎年のように誕生しています。そんな中から、今自分が選ぶ名作を探してみるのも楽しそうですね!
2015年05月13日今回ご紹介する1冊は、『 The Family Book 』/Todd Parr(著)です。カラフルな色使いとシンプルなタッチの親しみの感じられるこのイラストを、皆さんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。絵本作家でもあり、イラストレーターでもあるTodd Parr(トッド・パール)さんのつくるユーモラスな絵本は、アメリカではもちろん、日本で翻訳もされていて大人気です。多数あるシリーズの中で私がおすすめするのがこの1冊。邦題は『いろんなかぞく』です。 ■さまざまな家族のあり方を学べる絵本ちょっとシリアスな話になりますが、日本でも今や夫婦の3組に1組は離婚しているといわれており、ひとり親家庭や再婚家庭、未婚の母など、家族の形態は非常に多様化しています。そんな、多様化する家族のあり方に対する偏見を失くし、「家族にとって何が大切なことなのか」を考えさせてくれる絵本が、この『The Family Book』なのです。ぜひ親子で読んでいただきたい絵本です。ページをめくると、さまざまな家族が出てきます。最初は見開きの左ページに「Some families are big.」(大人数の家族もあれば)、右ページに「Some families are small.」(人数の少ない家族もいる)といった、対比した家族構成を紹介するところから始まります。それぞれがわかりやすくイラストで描かれているので、小さな子どもでも想像ができます。読み進めていくと、ひとつ屋根の下に住んでいる家族だけでなく、離れて暮らす家族や、大切な家族を亡くしてしまった家族などが出てきます。さらに、母子家庭や養子の家庭、お父さんとお母さんが2人ずついる家庭なども登場します。現代では、子どもたちは実際に生活するコミュニティで、さまざまな構成の家族に出会います。家族のかたちは、1つではないのです。この絵本を通じて、そのことを子どもに、ごく自然に教えられるのではないでしょうか。家族のかたちが異なっても、大切なのはそれぞれの家族が助け合って暮らしていくことなのだということ。そのメッセージを、この絵本を読み聞かせることで、子どもたちに伝えられるのが、一番の願いです。変に構えることなく、自然体で読んであげたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:絵本の中の表現から『The Family Book』には、さまざまな対比の言葉が載っています。それらを比べて、反対表現を楽しんでみましょう。・same(同じ)⇔ different(違う)・quiet(静かな)⇔ noisy(騒がしい)・live near each other(近くに住んでいる)⇔ live far from each other(遠くに住んでいる)・big(大きい) ⇔ small(小さい)・clean(きれいな)⇔ messy(きたない)そのほか、家族に関する表現もたくさん載っています。この機会に覚えてみてください。・some families have two moms or two dads(お母さん、またはお父さんが2人いる家族)・some families adopt children(養子を迎えた家族)さまざまな家族がいるけれど、私の家族がいちばん! と思えるような子に育てたい。私にとっては、あらためてそう思わせてくれる、特別な1冊です。
2015年05月08日フルラ(FURLA)は4月25日、絵本イラストレーターとして活躍する殿内真帆とのコラボコレクションを発売した。このコレクションのために殿内は、4種のアイコンバッグをモチーフとしたイラストを制作。音楽フリークの“PIPER”、ファスナーから目を覗かせるシャイな“ALICE”などのプリントによって、ポップでアーティスティックなアイテムが完成した。ラインアップは、爽やかなペールカラーのナイロンバッグ「ジョリー(JOLIE)」(3万7,000円から)をはじめ、マチの薄さでバッグinバッグに適したビッグポーチ「ロイヤル(ROYAL)」(2万円)、キーリング(8,000円)など。普段はブランドの取り扱いのないヘッドフォンも、カップにフェイスマークを取り入れたモデルが特別に用意される。さらに、iPhoneケース「ハイ テック(HIGH TECH)」では3色、3つの異なる表情で、コレクションの世界観がユーモラスに表現されている。また、コレクションの発売を記念したポップアップショップもオープン。4月29日~5月5日までが伊勢丹新宿店本館1階のハンドバッグ/プロモーションで、5月13日~19日までが大阪高島屋2階のイベントスペースでそれぞれ開催される予定。期間中は会場、もしくは一部店舗、公式サイトでコレクションを含む4万円以上のアイテムを購入すると、イラストをプリントしたオリジナルノートが先着順にプレゼントされる。なお、公式サイトでは現在ショートムービーを公開中。可愛らしいアニメーションを通して、殿内が生み出したキャラクターたちの個性を垣間見ることが出来る。
2015年04月30日今回ご紹介する1冊は、 『This Little Piggy』 /Jill Ackerman(著)・ Michelle Berg (イラスト)。マザーグースの詩がもとになった絵本です。 絵本そのものが足の形をしている、おもしろいデザインになっています。しかも、ページごとに親指から順番に指を動かせるようになっていて、読み聞かせをしながら、文面通りの動きを再現することができます。指を動かすと飛び出してくるブタさん(=Little Pig)も、とってもかわいらしく、どのお子さんも自分で絵本の指を動かしたくなるはず。読み聞かせだけでなく、お子さん自身が手に取って楽しめる絵本です。各指を動かしながら、5本の指を英語で言ってみる遊びもできます。詩も短く、リズムが良いので、子どもたちもすぐ覚えてしまうでしょう。詩を歌いながら指遊びをすると楽しいですよ。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:手遊び歌を楽しもうこの絵本は手遊び歌としても有名です。「This Little Pig Went to Market」という曲名で検索すると、すぐに見つけられます。曲にのせて、お子さんの手や足の指をつまみながら楽しく手遊びできます。冬の寒い時期には、この手遊び歌を歌いながら、手足のマッサージをすることもあります。やり方は簡単。以下の通りです。♪This little pig went to market で、親指をつまむ♪This little pig stayed at home で、人さし指をつまむ♪This little pig had roast beef で、中指をつまむ♪This little pig had none で、薬指をつまむ♪And this little pig cried, で、小指をつまむ♪Wee, wee, wee, wee, wee! で、くすぐる(脇でも足の裏でもよい)♪All the way home で、おしまい子どもはママにくすぐられるのが大好き。何度も手遊びで歌っているうちに、くすぐりの前のところで、子どもさんが先に笑い出すようになりますよ。親子のスキンシップに使える歌です。なお、ブタさんが「Wee, wee, wee, wee, wee!」と鳴く箇所は、読み聞かせの声色も変化させると、さらにおもしろさが増し、さまざまな感情を表現できるポイントになりますよ。
2015年04月12日今回ご紹介する1冊は、 『David Goes to School』 /David Shannon(著)。以前、 絵本紹介6 で紹介した『No, David!』のシリーズで、手書き調のやさしい色づかいのイラストと手書きの文面が調和している、すばらしい絵本です。 『David Goes to School』は、『No, David!』では幼児だったDavidが、小学生のお兄さんになった頃のお話です。赤ちゃんの時からいたずらっ子のDavidですが、それは小学生になっても変わらず、期待通りのやんちゃぶりを示してくれます。これまでの『Oh, David!』や『No, David!』では、お母さんがやきもきしながら叱る役担当でしたが、今回はお母さんではなく、担任の先生がやきもきしています。特に「David’s teacher always said…」から始まる「NO, NO, NO」(ダメダメダメ)というフレーズの連続には、男の子を持つお母さんは、十分に共感できるのではないでしょうか。時間を守らない、おふざけが過ぎる、いつでもどこでも自由気まま…そんな子どもに向けて常日頃言っているフレーズが英語でちりばめられているので、子ども向けの絵本といえども、とても実践的な内容になっています。どうせなら、普段日本語で叱っていることを、この絵本の叱りフレーズを使って、英語で言ってみるのはいかがでしょう? そうすることで、叱り+語学(?)の効果が期待できるかもしれません。ちなみに、この絵本で私がいちばん好きなのは最後のシーン。1人居残りになってしまったDavidが完璧な掃除を見せてくれ、それを先生に褒められた時に最高の表情をする場面です。1冊の中でたくさんの感情を得ることのできるこの絵本は、本当におすすめです。■読み聞かせのワンポイントアドバイス:叱りフレーズこそ英語で言おう!? 子どもを叱る時、大切な部分はもちろん日本語で、子どもにもわかるように言う必要がありますが、ちょっとした注意、繰り返される注意には英語のフレーズを取り入れてみませんか?子どもを叱る時にあえて英語を取り入れることには、「聞き慣れたママの声が、いつもと違う言語を話している!」という刺激を子どもに与え、話を聞くための準備を整えさせられるというメリットもあります。たとえば、こんなフレーズを使ってみてはいかがでしょう。・子どもがほかのことに気を取られている時に、注意を向けるためのフレーズ「Pay attention!」(ちゃんと聞いて!)・順番を守れない子どもに対して注意するフレーズ「Wait your turn!」(順番を守って!)今日紹介した『David Goes to School』にも、すぐ使えるフレーズがたくさん載っているので、ぜひ見てみてください。
2015年04月07日今回ご紹介する1冊は、『 Yes 』/Jez Alborough(著)です。『やだ!』という邦題で、日本語訳も出版されています。 主人公は子どものチンパンジーのBOBOちゃん。ちょうど、この英語絵本紹介シリーズが始まった時に 最初にご紹介した のが『Hug』という、同じBOBOちゃんが登場するシリーズの絵本でした。『Yes』の絵本に出てくる英単語は、ほとんどが「Yes」と「No」。お昼寝の時間になってもなかなか眠りたがらないBOBOちゃんの気持ちが、いろいろな「Yes」と「No」で表現されていきます。カラフルな色づかいと、やさしいタッチのイラスト、登場する動物達の表情から、1歳の赤ちゃんでもストーリーを理解できます。絵本に出てくる英会話はそのまま、日々の育児にも取り入れられます。たとえば、お風呂の時は「Bath time, Bobo」、寝る時は「Bed-time, Bobo」。「Bobo」の部分を子どもさんの名前に替えて言ってみてください。本当にシンプルな言い方なので、英語が苦手なママでも大丈夫。答えもシンプルに「Yes」と「No」を使って、子どもさんの気持ちを代弁してあげるとよいでしょう。絵本を読み聞かせながら、読み聞かせている大人のほうも、ほろっと心温まります。毎日の寝かしつけに疲れてしまった時、お子さんと一緒に読んでみたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス『Yes』のように動物が登場する絵本の場合、絵本のストーリーとは別に、「登場する動物たちを楽しむ」という読み方もあります。絵本を読み聞かせた後に、「What’s this?」「この動物はなあに?」と問いかけてみたり、動物の鳴き声を英語で言ってみたり、そうしていくことで、いつのまにかたくさんの種類の動物名と鳴き声を英語でも覚えられます。動物の鳴き声については、「Old MacDonald Had a Farm(ゆかいな牧場)」という有名なKid’s Songがありますので、それを一緒に歌ってみましょう。「♪イーアイ イーアイ オー」というフレーズが印象的なので、メロディをご存じの方も多いのでは? 犬、猫、アヒルなど、鳴き声に加え、動きもまねて歌えば、子どもたちは大興奮! 遊びながら英語が吸収されていきます。英語で動物の鳴き声をたくさん覚えたら、動物園に行ってみましょう。実際の動物を見ながら、あれは何だっけ?と英語でやり取りするのもおススメです。英語を勉強と捉えるようになる前に、絵本の読み聞かせや歌を通して、楽しく英語に触れ合う時間を作っていきたいですね。
2015年03月02日キャッチーなメロディーで日本でも大ヒットしたファレル・ウィリアムスのシングル「Happy」が絵本になるようだと伝えられている。「HollywoodLife.com」によると、ファレルは「Putnam Books」と4つの絵本の出版契約を結んだようだ。その筆頭となるのが言わずと知れた大ヒット曲の「Happy」で、現地で9月22日に発売予定だ。本には世界中の子どもたちが“ハッピー”であることを祝う写真が出てくるのだという。同曲のミュージック・ビデオでは幸せそうな様子で道を歩いたりダンスする人々がたくさん出演しているが、それと似たような作りになるのだろうか。ファレルは本の出版について「このコラボレーションのおかげで、子ども達との対話をフレッシュで新しいやり方で続けられます。我々はどちらも、子どもたちの好奇心をイマジネーションで満たすことに従事します」「『Happy』の世界的な成功にかしこまっていますが、特にこの曲の若いファンにそう感じています」とコメントした。出版社の代表は「これはアメリカの才能あるスターたちとの素晴らしいパートナーシップの始まりです」「ファレルは個性と自分自身であることについての大切なメッセージを発信しました。我々は彼がそれを若い世代と共有する手助けを出来ることを誇りに思っています」とコメントし、ほかのアーティストとのコラボの可能性も匂わせた。ヒット曲をもとにした子ども向け絵本という新しい試みだが、どのようなものが出来上がるのだろうか。絵本とはいえ大きなヒットとなる可能性も高い。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日今回ご紹介する一冊は、大好きな我が子に愛を込めて読んであげたい絵本、 『 Countig kisses 』/Karen Katz(著)です。 私がとりわけ好きな絵本で、英語絵本読み聞かせの会でも定期的に読んでいます。驚くことに、この絵本を読み始めると、どんな時でも赤ちゃんがしーんと静まり返るんです。そんな不思議な絵本です。赤ちゃんって、眠くなるとぐずりますよね。この絵本の始まりにも、とっても眠くなって、ぐずってしまった赤ちゃんがいます。そんな赤ちゃんを寝かしつける際に、10からカウントダウンしながら、家族みんながかわるがわるキスをしていく様子が描かれています。読み聞かせながら、絵本と同じように、赤ちゃんにキスしてあげましょう。赤ちゃんはママのことが大好きなので、本当に喜びます。絵本にはそうした様子が描かれているほか、読みながら形容詞や体の部位の表現など、さまざまなことを覚えられるので、英語の勉強としても役立ちます。特に、赤ちゃん独特の上あごのくぼみにキスをするところは、読むたびにほっこりしてしまいます。■英語で『Counting kisses』を読み聞かせるポイント読み方のコツとしては、寝ぐずりしている赤ちゃんのご機嫌をとる楽しいキスから、機嫌が直り、だんだんと眠りを誘導するようなやさしいキスへ変わっていくにつれ、読み方をゆっくりやさしくしていきましょう。最後はささやき声になるくらいでもよいでしょう。実際に読み聞かせの例を聞かせられないのが残念ですが、ママが気持ちを込めて読んであげれば大丈夫。おやすみ前の絵本として毎晩読み聞かせてもいいですね。この絵本は、リズムがとりやすく読みやすい絵本でもあります。メトロノームがリズムを刻むイメージで、英語独特の強弱を練習するのにもおススメです。心の中で手拍子をとるように読み聞かせてみてはいかがでしょうか。絵本を通じたスキンシップで、親子愛を深めてください。
2015年02月16日今回ご紹介する一冊は、子どもたちが怖がりながらも大好きな恐竜の絵本、 『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』 /Jane Yolen(著)・Mark Teague(イラスト)です。この絵本は和訳でも『きょうりゅうたちのおやすみなさい』(小峰書店)というタイトルで出版されています。 ■英語で『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』を読み聞かせるポイント眠る時間になったのに「眠りたくない」と暴れだす子どもたちは、まるで恐竜の赤ちゃんのよう。そんな子どもたちに「恐竜たちはどうやっておやすみする?」と問いかけるスタイルで物語が進んでいきます。ページいっぱいの大きさで登場する恐竜のイラストは、絵本の見どころのひとつ。つい「我が家に本当に恐竜がいたら…」と想像してしまいます。人間サイズの部屋に狭そうに暮らしながらも、その狭さの中で私たちと同じ生活をしようとする恐竜のかわいさがたまりません。この『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』は、「寝る前はどうするんだっけ?」と子どもに教えるのにも役立つ絵本です。前半は恐竜が行う悪い例、後半は良い例というように展開もわかりやすく、読み聞かせながら子どもの共感も誘ってみましょう。子どもに「自分で考えて行動する力」を育てたい時にも活躍するはずです。絵本に登場する恐竜は、一般的な英和辞典には載っていないようなマニアックな種類も出てきます。恐竜の名前はイラストの中にさりげなく書かれているので、読み聞かせながら見つける楽しみもありますね。好奇心旺盛なお子さんなら、恐竜の名前をバイリンガルで覚えてしまうかもしれませんよ。「恐竜」というテーマが一見男の子向けに見えますが、男女問わず楽しめる絵本です。■片付けや掃除の仕方まで、子どもの教育にも役立つ「Dinosaurs」シリーズ『How Do Dinosaurs Say Goodnight?』は、たくさんのシリーズが出ていて、数の数え方やお掃除の仕方など、絵本ごとにテーマが設けられています。シリーズの絵本の中から、私が好きな2冊をピックアップしてご紹介します。 『How Do Dinosaurs Clean Their Rooms?』 散らかった部屋をどうやって片付けるんだっけ? 読み聞かせをしながら子どもに片付けを自然に教えるのに役立つ絵本です。私もかなり読み聞かせました。 『How Do Dinosaurs Count to Ten?』 こちらは10までの数の数え方を教えられる絵本です。ミニカーを整然と並べているページが私は好きで、息子によく読んであげました。日本語で数を数え始めるようになった時、英語でも一緒に数を数えてみると効果的です。ほかにもいろいろなDinosaursシリーズの絵本がありますので、その中からぜひお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね。
2015年01月19日今回も前回に続き、クリスマスにまつわる絵本を紹介します。クリスマスは、英語絵本の読み聞かせを始めるのに向いている季節です。書店にもカラフルな洋書絵本がたくさん並んでいますね。でも、「たくさんありすぎて迷ってしまう」という声もよく耳にします。今回紹介する絵本、 「Dear Santa」 /Rod Capbell(著)は、絵本紹介7でご紹介した 「Dear Zoo」 のクリスマスバージョンです。 子どもから「すてきなクリスマスプレゼントが欲しいです」という手紙をもらったサンタさんが、あれこれ考えてプレゼントを贈るのですが、なかなか気に入ってもらえず、返されてしまいます。返品を受け付けてくれるサンタさんというのも、おもしろいですよね。何度も返品を繰り返し、ようやく気に入ってもらえたプレゼントは…?各ページ、めくれる仕掛け絵本になっているので、それだけでも楽しめますが、最後のページには、もうひとつ仕掛けが隠されています。この本を子どもへのクリスマスプレゼントとして贈るのもおすすめです。■大人への贈り物にもおすすめのクリスマス絵本英語の絵本は、決して子どもだけのための物ではありません。洋書ならではの、芸術性の高いイラストや装丁は大人でもじゅうぶんに楽しめますし、絵本に触れる年代によって、また違う味わいがあります。人々が贈り物を交わすこのクリスマスの季節に、洋書絵本のプレゼントなんていかがですか? 飾っておくだけでも雰囲気のある、おすすめの絵本を1冊紹介します。 「Dream Snow」 /Eric Carle(著)この絵本は、おじいさんと5匹の動物が登場する、仕掛け絵本です。クリスマスイブにおじいさんが見た夢とは? 目覚めた後、おじいさんがとった行動は? それを予想しながら、楽しんで読んでみてください。最後のページでは、音の仕掛けも隠されています。穏やかな雪のクリスマスを彷彿とさせてくれる、あたたかな絵本です。
2014年12月12日街のあちこちでクリスマスのイルミネーションがきらめく季節になりました。今月はクリスマスにまつわる絵本を紹介しましょう。 クリスマスからはじめる英語絵本の読み聞かせにぴったりなのが「Spot’s FirstChristmas」/(著)です。これは絵本紹介4でご紹介した「 Where’s Spot? 」のクリスマスバージョンになります。■はじめてクリスマスを迎える子供に読んであげたい、英語の絵本「Spot’s FirstChristmas」は、同シリーズのほかの絵本同様、フリップ形式のめくれる仕掛け絵本です。主人公のワンちゃん・Spotが、イブの日にクリスマスを迎える準備をしながら、プレゼントを期待して、わくわくしているさまが描かれています。絵本を読みながら、子どもたちも同じようにわくわく感を共有できるでしょう。やんちゃなSpotがクリスマスツリーの準備をしたり、プレゼントのラッピングをしたりする場面を楽しみながら、「海外ではクリスマスツリーの下にプレゼントが置かれるのだな」とか、「クリスマスには、クリスマスキャロルを歌うのだな」といった、日本ではあまりなじみのない、海外のクリスマスイブ~クリスマスにかけての様子が絵本を通してわかるので、クリスマス文化を知らない、小さな子どもにもおすすめです。興奮してなかなか眠れなかったはずのSpotが、クリスマスの朝、早起きして枕元のプレゼントを発見して喜ぶ様子と同じように、お子さんもきっとはしゃぎ喜んでくれるでしょう。初めてのクリスマスに読んであげたい一冊です。■絵本とともにおすすめの、クリスマスBGM クリスマスといえば、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」といったクリスマスソングもたくさん聞こえてくる季節です。絵本とともに、クリスマスソングを英語で歌ってみるのもよいでしょう。中でも、クリスマスの時期にBGMとして子ども部屋に流しておくのにおすすめなのが「Wee Sing For Christmas」です。全体的におとなしい編曲ですが、BGMとしての聞き流しに、とても向いています。選曲には、クリスマスの定番はもちろん、伝統的な曲や讃美歌も含まれています。家族や友人と過ごすクリスマスパーティーに取り入れてみてはいかがですか?
2014年12月05日保護猫カフェ「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」では、12月14日に、子どもから猫へ絵本を読む「絵本読み聞かせ会」を行う。○子どもと猫が一緒に読書本イベントは、子どもと猫が主役。小学生と保護者を対象としており、子どもから猫へ、お気に入りの絵本を読み聞かせる。猫たちは、人間の声とぬくもりで幸せな気分になり、子どもは猫と触れ合うことで豊かな心を養えるという。当日は「ねこ型メッセージカード」の製作も予定されており、小学生の入場料もワンドリンク付きで500円と、通常より安く設定される(大人は1,700円)。4~6年生は、保護者の連絡先を持参すれば小学生だけの入場も可能。小学生の子どもを持つスタッフが対応するので安心だ。定員は保護者を含み15名程度。詳細は、「Neco Republic OSAKA shinsaibashi」にて。
2014年11月28日今回ご紹介する絵本はお子様だけでなく、ママにも読んでもらいたい絵本です。タイトルは「I Like Me!」/Nancy Carlson(著)。メスのブタさんが主人公。大きく両手を広げてバンザイしている表紙が印象的です。 女性は出産したその日から、いや、妊娠したその日から母親になります。そして、その子の成長を見届けるまでは「子育て」がつきまといます。毎日の家事、育児、仕事で落ち着いている暇がなく、時々子どもに対してヒステリックに怒ってしまったり、些細なことで落ち込んだりすることも多々あります。そんな時、「そんな自分でもいいんだよ」という力をもらえる絵本です。ほかの人にはまったく気づかれなくても、わかってもらえなくても、自分自身のことは自分が一番よくわかっている。好きな自分も嫌だと思う自分も、全部ひっくるめて「私は私」と受け入れて好きになってみると、急に晴れ晴れとした気持ちになれるような気がしませんか?ありのままの自分でいいんだと励ましてくれるこの絵本は、いつも頑張っているママにぜひ読んでほしい一冊です。読み終えたら表紙のブタさんのように、バンザイをして言ってみてください、「I Like Me!」ってね。■ワンポイントアドバイス ~バイリンガル読み聞かせで、英語も日本語も楽しもう~子どもが小さいうちから英語を親しむのはよいことですが、日本で子育てをするからには、母国語の教育も重要です。いわゆる名作と呼ばれる絵本であれば、日本語訳も出版されているので、同じストーリーやイラストを、洋書絵本でも和書絵本でも楽しんでみてもよいでしょう。今後読み聞かせる英語の絵本を、「日本語訳も出版されている絵本」という切り口で探してみるのも面白いかもしれません。今回ご紹介した絵本「I Like Me!」も、『わたしとなかよし』というタイトルの日本語訳の絵本が出版されています。英語と日本語をそれぞれ読み聞かせてみると、あぁこんな表現になるんだなぁとかえって親しみがもてるかもしれません。バイリンガル読み聞かせも、ぜひ一度お試しください。
2014年11月15日今回ご紹介する絵本は、『はらぺこあおむし』で有名な、エリック・カールさんの絵本“From Head to Toe”です。 ▲“From Head to Toe”/Eric Carle(著)エリック・カールさん独特のイラストと、ページをめくるごとに現れる動物の楽しい動き。子どもたちは動物たちの動作をまねながら、自然に英語絵本の世界にはまっていきます。各ページに、“Can you do it?” “I can do it!”のやり取りが含まれていますので、そのフレーズを覚えておくと、読み聞かせの時だけでなく、日常の育児時間の中にも“Can you do it?” “I can do it!”のやり取りを自然に含めていくことができます。動物たちの動作を表現する単語には、聞き慣れないものも多いかもしれませんが、読み聞かせの過程では何の問題もありません。次々と登場する動物と、彼らが得意とする楽しい動きをまねることで、読み聞かせの後も親子で楽しむことができる絵本です。■ワンポイントアドバイス ~歌やダンスと一緒に楽しもう~この絵本は、『できるかな?』という邦題で日本語訳も出版され、親しまれています。絵本としてだけでなく、メロディをつけたCDも発売されており、幼稚園や保育園での体操に使われることでも有名です。残念ながら、CDに入っている“From Head to Toe”の曲は日本語で訳された歌詞になっており、英語ではないのですが、カラオケ用に入っている曲を利用して英語の歌詞で歌ってみる、という方法も楽しめます。我が家では、曲をかけて、とにかく歌詞と同じ動作をしながら、サビの部分で“Can you do it?” “I can do it!”と合いの手を入れて楽しんでいます。ちょっとした運動にもなりますし、体を動かしながらリズムよく英語のフレーズも練習できるのでおすすめです。同じCDにはエリック・カールさんのほかの著書の歌も入っており、『はらぺこあおむし』の曲や“Today is Monday”という英語の歌詞で楽しめる曲も収録されています。絵本と一緒に購入するのがおすすめですよ。皆さんぜひ、読書の秋を楽しんでくださいね。
2014年11月01日絵本の読み聞かせは赤ちゃんの頃から始められる、ママと子どもとの大切なコミュニケーションツールのひとつです。子どもの心を育て、発達を促すことができるので、忙しいママにもぜひ取り入れてもらいたいところ。寝る前の絵本の読み聞かせは情緒の安定にも繋がるので、安心してぐっすりと眠ってくれるかもしれませんね。今回は、絵本の読み聞かせをすることで得られるメリットと、どんな絵本を選べばよいのかをピックアップしてみました!■絵本選びで大切なポイントとはあらゆるジャンルの絵本があり、「どれを選んだらよいか分からない」というママも少なくないと思います。絵本選びで迷ったときには、ぜひ、長年に渡って愛され続けている絵本を選んでみてください。ロングセラーの絵本を選んでみるのは、日本のものでも、海外の絵本でも同じことです。ロングセラーになっているのには、何らかの理由があるということ。内容が子どもにマッチしている、挿絵が美しい、ストーリーが広がっていくなど、それぞれの本によって魅力は異なりますが、読んでみると、きっとロングセラーの理由が分かるはずです。時々、大人からすると「何が面白いんだろう?」と疑問に感じるような内容の絵本もありますが、そういった絵本も案外子どもウケの良い絵本だったりします。子どもはその絵本からいろいろなことをイメージし、想像力を働かせてどんどん新しいものを発見していきます。それ以外でも、ママが「面白い」と思って選んだものなら、きっと子どもも満足してくれますよ。ママが心を込めて呼んでくれる絵本なので、必ず子どもにもその気持ちが通じるのです。月齢の低い子なら、仕掛け絵本や音が鳴る絵本なども良いので、ぴったりな1冊を探してみてくださいね。■絵本の読み聞かせにはメリットがたくさん!絵本の読み聞かせをすることで得られるメリットは、子どもの心の発達や情緒の安定だけではありません。読み聞かせをしている時は、ママと子どもが2人だけでゆっくりと過ごしている時間。子どもはママからの愛情を感じ、心地よさを覚えるようです。また、ママが絵本を読んでくれる言葉を脳で理解しようとするので、言葉を覚えるきっかけにも繋がりますよ。将来、本が好きな人に成長する、いろいろな物語に触れることによって感受性が高まるなど、たくさんのメリットを感じられるでしょう。そして、子どもに絵本を読むメリットは子どもだけでなくママの側にもあります。絵本を読んでいると、ママも子どもの頃に返っているようなイメージを抱くことができるはず。昔の思い出がよみがえり、「自分もこうして絵本を読んでもらっていたな」と母からの愛情を感じるきっかけにもなるかもしれませんね。普段の生活でストレスを感じていても、絵本を読んでいる時間だけは、嫌なことを忘れてゆっくりと過ごせるリラックスタイムになることでしょう。子育て中のママも、お腹に赤ちゃんのいるプレママも、可愛い我が子の成長のために、どんどん読み聞かせをしてあげてくださいね!
2014年10月19日ハロウィンの季節が来ると、必ず読みたくなるのがこの絵本、「What's in the Witch's Kitchen?」/Nick Sharratt(著)です。 © chihana - fotolia.com絵本を開く前からわくわくする表紙です。子どもたちはちょっと恐いものに興味を持ちますよね。魔女も、恐いけどとっても気になる存在。この絵本では、そんな魔女のキッチンに忍び込めます。各ページめくれる仕掛け絵本になっているのですが、この絵本のすごいところは、ただめくるだけでなく、上下または左右の両方にめくれ、めくった方向によりイラストが変わるところです。そして必ず、片方には子どもたちの大好きなものが、もう片方には嫌がるものが隠されています。たとえば、冷蔵庫を開けるページでは、左にめくると「おいしそうなチーズ」が出てきますが、右にめくると「黒いコウモリ」が現れます! 子どもたちは、嫌なほうを選ばないようにドキドキしながら、どっちにめくるか考えます。めくった後に、子どもと一緒に喜んだり、がっかりしたり、再挑戦してみたり、親子で楽しく読める絵本です。普段の生活でも、左右を選ぶ機会は多いと思いますので、そんな時はこの絵本を思い出して「Left or right?」と聞いてみてはいかがですか? ■英語で絵本読み聞かせのワンポイントアドバイス通常の読み聞かせのほかに、「What's in the Witch's Kitchen?」を使った、子どもと英語でやりとりできる楽しみ方をご紹介します。本のタイトルである「What's in the Witch's Kitchen?」を応用して、「What's in the ~?」を使ってみましょう。はじめに、好きなページを開きます。そして、親子で以下のようなやり取りをしてみましょう。ママ:「What's in the Witch's Kitchen?」(魔女のキッチンにあるのはなぁに?)子ども:「It's a fridge!」(冷蔵庫!)※下線部を選んだページごとに置き換えますママ:「What's in the fridge?」(冷蔵庫の中には何があるかな?)「Open it left or open it right?」(右に開ける? 左に開ける?)子ども:「Right!」(右!)子どもに左右や上下を選ばせて、好きなものが出てきたら「I like it!」(大好き!)や、「I did it!」(やった!)といった喜びの表現を、嫌いなものが出てきたら「Yuck!」(ゲーッ!/オエッ!/ウヘーッ!など、嫌悪を表す)などの嫌がる表現を使ってみましょう。絵本の世界を通じて、親子で楽しいハロウィンをお過ごしくださいね。Happy Halloween!!
2014年10月05日ハロウィンの季節、我が家で毎年登場するのがこの絵本、「Go Away, Big Green Monster!」/Ed Emberley(著)です。 ページを一枚一枚めくるごとにモンスターの顔ができあがっていくという仕掛け絵本。最初のページに現れる、“two big yellow eyes”から子ども達は絵本にくぎ付けになります。絵本の前半で、徐々にモンスターの顔が完成すると、後半はそのモンスター退治!「Go Away! (あっちへいけ!)」のかけ声とともに、今度はモンスターの各パーツを追い払います。日常でも使える「Go Away!」のフレーズを叫びながら、親子で一緒に読み聞かせを楽しめるはずです。具体的な方法を、次のページでご紹介しましょう。絵本の文中には難しい形容詞も出てきますが、イラストから意味が推測しやすいので、英語がわからなくても大丈夫。モンスターの顔を表現した“a big scary green face”のような<[数詞]+[形容詞] +[色]+[名詞]>という英語の語順のルールも、特に意識せず、読み聞かせの過程で自然と身についていくでしょう。読み聞かせると英語のルールが身につくとはいえ、そこはあくまでも読み聞かせ。英語を教える・覚えさせることに重きを置くのではなく、英語に自然に触れる・楽しむという視点を大切にして読み聞かせることをおすすめします。この絵本はまた、洋書独特の色使いや装丁も素敵なので、ハロウィンの時期にインテリアの一部として、本棚に表紙が見えるようにディスプレイするのもおすすめです。■英語で絵本読み聞かせのワンポイントアドバイス洋書絵本にはCD付きで販売されているものも多くあります。この「Go Away, Big Green Monster!」もCD付きバージョンが販売されています。CDには、ネイティブの発音で読み聞かせた音声のほか、メロディも収録されているので、さまざまな楽しみ方ができます。絵本をひと通り読み聞かせた後に、曲にのせて簡単な振り付けを考えて踊ってみても楽しいですよ。今年4歳になる私の息子も、昨年3歳のハロウィンの時点で、 「Go Away」の歌を振り付けありで教えたところ、言いやすいのか早速マスターしていました。しかも、今年もすでに、私が口ずさむ「Go Away」の歌に合わせて、とても元気に合いの手を打ってくれます。今回の絵本のメインとなっている「Go Away!」というフレーズそのものが、応用の効く言葉ですので、絵本をキッカケに、さまざまな場面での英語のアウトプットにつなげられると思います。子どもたちが好奇心を持って言葉を吸収し、しゃべったり歌ったりしている姿を見るのもまた楽しいものです。ハロウィンの時期、ご家庭で定番の1冊にしてみてください。
2014年10月03日今回、子どもに英語で読み聞かせするのにおすすめする絵本は、「Dear Zoo」/Rod Campbell(著)です。「どうぶつえんのおじさんへ」というタイトルの日本語訳も親しまれています。各ページがめくれる仕掛け絵本になっていて、1歳代からの子どもの好奇心をぐっとつかみます。・「Dear Zoo」/Rod Campbell(著) ストーリーは、主人公の少年が動物園のおじさん(園長さん?)にお手紙を送る形式で進んでいきます。ペットを飼いたくなった少年が、動物園のおじさんにおねだりするところから始まり、その後、さまざまな動物が少年のもとに送られてきます。でも、少年が飼うには大きすぎたり、恐すぎたりと、なかなかお気に入りの動物が見つかりません。果たして、少年が望む動物を動物園のおじさんはわかってくれるのでしょうか。各ページに現れる動物が何なのか、ちらっと見える姿が子どもの謎解き好奇心をくすぐります。イラストに描かれた、動物が梱包されているパッケージの注意書きに着目しても面白いですよ。読むフレーズは同じでも、声色を変えながら読んでいくと、子どもとわくわく楽しむことができます。クリスマスにおすすめの「Dear Santa」というシリーズ絵本も出ています。■ワンポイントアドバイス洋書絵本の楽しみ方のひとつとして、ストーリーとは別の部分を楽しむという読み方もあります。「Dear Zoo」の場合は、3つの楽しみ方があります。・各ページに登場する動物が何かを当てっこする・イラストの動物を輸送するパッケージに書かれた注意書きに注目する・too ~の後につづく形容詞に着目するたとえば、形容詞に着目した読み方をした場合、絵本の中に頻繁に出てくる「to ~ too ---(---すぎて~できない)」という構文に、読み聞かせを進めながら自然に親しめるという利点もあります。とはいえ、構文などにこだわり過ぎると、英語の絵本に苦手意識を持ってしまう可能性も。こまかいことはあまり気にせずに、洋書の持つ外国文化などに触れながら、居心地の良い読み聞かせ時間を設けてみてください。子ども自身が、読み聞かせ時間を楽しい物と認識することによって、より多くのことを吸収できるようになるはずです。一方的に読み聞かせて終了するのではなく、一通り読み終えたら、「どうだった?」「どこが一番好きだった?」など、感想を聞いてみるのもよいでしょう。
2014年09月22日英語の絵本紹介シリーズも5冊目になりました。今回は声に出して読むのにおススメの絵本“Brown bear, Brown bear, what do you see?” /Bill Martin (著), Eric Carle(イラスト)です。日本語でも「くまさん くまさん なにみてるの?」というタイトルで親しまれている絵本です。 ページをめくるたびに繰り返される“What do you see?”の問いかけを、リズムよく読むことができ、子どもたちもフレーズを何度か読み聞かせているうちに自然と覚えていきます。たくさんの生き物とたくさんの色が出てきますので、“What is this?”と何の動物か尋ねたり、“What color is this?”と色を聞いたりしてみるのもよいですね。イラストは「はらぺこあおむし」で有名なエリックカールさん。ヴィヴィットで斬新な色使いが子どもたちの五感を刺激します。こうした感性を磨けるのも、洋書絵本の魅力のひとつですね!■英語のシリーズ絵本紹介“Brown bear, Brown bear, what do you see?” には、ほかにもシリーズ絵本がいくつか出ていますのでご紹介します。“Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト)は、“Brown bear, Brown bear, what do you see?”のシリーズ第2弾。こちらはWhat do you see?ではなくWhat do you hear?です。 絵本の構成、リズム感はBrown bearと同じですが、こちらは動物のいろんな鳴き声や鳴き方を表す動詞がいろいろ出てくるので、読み聞かせている大人にとっても勉強になります。発音さえ抑えておけば、リズムよく読むことができます。オーディオブックなども併用すると読み方の参考になりますよ。シリーズ第3弾の“Panda Bear, Panda Bear, What Do You See?”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト) には、パンダが登場します。 こちらもBrown bearと同じようにリズムよく声に出して読めます。特徴としては、登場する動物が絶滅危惧種であるため、子どもたちに環境問題の話をしたい時に関連して選ばれることが多いようです。シリーズ第4弾の“Baby Bear, Baby Bear, What Do You See? ”/Bill Martin (著), Eric Carle (イラスト)には、赤ちゃんグマが登場します。同じくBrown bearのリズム感で読めます。 こちらには、北アメリカで暮らす動物たちが登場します。各動物の特徴的な動作を表す動詞も使われており、ちょっと難しいところもあるかもしれませんが、イラストをヒントに子どもに問いかけてみても面白いですよ。ぜひ、シリーズで英語の絵本の読み聞かせてみてください。
2014年08月19日“Excuse Me!”Karen Katz作は、「こんなとき、なんて言うの?」の英語が詰まった絵本です。げっぷしちゃったとき、欲しい物があるとき、嫌いな物をすすめられたとき、兄弟喧嘩したとき…、子どもが遭遇するよくあるシチュエーションでいいたい一言を、カレンカッツさんのカラフルで親しみやすいイラストとともに英語で覚えられます。毎ページ、“What do you say?”と問いかけているので、ひとつの言い回しとしてリズムよく読んであげると良いですね。“What do you say?”のフレーズはそのまま日常生活でも使えるのでとっても便利! 問いかけの答えがフラップをめくった中に隠されている仕掛け絵本ですので、子ども達もワクワクしながらフラップをめくって答えを発します。楽しみの中で英語フレーズを身につけていくことができる絵本です。大きくなって自分で絵本を読めるようになってからも重宝しますよ。英語絵本読み聞かせには外せない一冊です。英語絵本読み聞かせワンポイントアドバイス「英語絵本の読み聞かせはいつから始めたら良いのですか?」英語絵本読み聞かせの会を定期的にやっていてよくいただく質問です。私の答えは、「何歳から、と決まった時期はありません」です。言って見れば、やりたくなったときが始め時。英語で絵本を読んであげようかしら、と思ったその日にスタートしたら良いのです。とはいえ、生後一ヶ月の間は読み聞かせというより、この世に生誕して赤ちゃんもママも大切な時期を過ごしていると思いますので、それが落ち着く生後2ヵ月目以降または妊娠期間中から胎教として開始が良いと思います。私の教室に来たお子さんの最小年齢は生後2ヶ月!もちろんママと一緒ですが、ママに読み聞かせのコツやおすすめ絵本、発音練習などを行ってもらい、ご家庭で楽しく読み聞かせをされているようです。実際にご家庭で絵本を読むのはお母様お父様です。絵本を読むときの雰囲気作り、大好きなお母様お父様とシェアする時間を大切にしていただきたいものです。さぁ、英語絵本読み聞かせ、今日から始めてみませんか?
2014年07月02日梅雨の時期になってくると、日中に外出できず家の中での過ごし方を持て余してしまうことも多くなりますね。そんなときこそ、英語で絵本読み聞かせに挑戦してみませんか? こちらのコラムでは、毎回1冊ずつはじめての読み聞かせに最適な英語絵本の紹介をしていきます。今回紹介するのは、 はじめての1冊に最適なこの絵本。■“Hug ” Jez Alborough作主人公はBOBOちゃんというチンパンジー。BOBOちゃんが森の中を歩きながら、たくさんの動物親子の“Hug”に遭遇していきます。ここに登場する英単語は“Hug(ぎゅっ)”がほとんどですが、動物達の温かいイラストと表情からいろいろな種類のHugを感じ取れます。 英語の意味がわからなくても、子ども達の感情に視覚で訴えてくる絵本。読み聞かせをしながら、子どもの心にわき起こる感情にあわせて、“Hug”という言葉を発信してみましょう。少し大げさに、Hの音を息をたくさん吐いて「ハァーッグッ」と発声するのもきれいな発音のコツです。特に親子で読み聞かせをするときはHugといいながらギュッと抱きしめてあげてもいいですね。BOBOちゃんのシリーズは日本語訳の絵本も大人気です。“Hug”は『ぎゅっ』というタイトルで書店や図書館に並んでいます。BOBOちゃんというお名前も、日本語の絵本になるとジョジョちゃんに変わっています。名作ですので、はじめての1冊におすすめです。<ワンポイントアドバイス>今回は、英語の絵本を購入する時の注意点についてです。絵本を店頭で購入するときは実物を手に取って見定められるのでいいのですが、欲しい本が決まっているときはインターネットでの購入も大変便利です。サイトによっては、定価より安く購入することも可能です。その際の注意点として、同じタイトルの絵本でも洋書の場合「ボードブック」「ペーパーバック」「ハードカバー」と3タイプに分かれます。その違いを説明します。「ボードブック」:全てのページが厚紙でできています。破れにくく、サイズも子ども向けなので赤ちゃんや紙を破いてしまう年齢の乳児さんにおすすめです。「ペーパーバック」:全ページ薄い紙でできています。ボードブックに比べ安価です。「ハードカバー」:表紙裏表紙が厚紙、中身は薄い紙でできています。日本の多くの絵本はハードカバーですね。お子様の月齢や、用途に合わせて最適な物を選んでみてください。
2014年06月24日絵本に出てくる食べ物を真似てお料理することは、よくあるかもしれませんが、絵本からハンドメイドの世界を広げるというのも、面白いですよ。私の大好きな絵本の1つに『かばんうりのガラゴ』(島田 ゆか:著/文溪堂)があります。これは、かばん屋さんのガラゴが、「いつでもお茶が飲めるかばん」などのユニークなリクエストに答えてかばんを売っていくお話です。何とも夢があるかばんがたくさん出てきます。そんな夢のある楽しいかばん作りをご紹介します。まず、絵本を読んでその世界観を楽しんでください。次に親御さんが「雨の日も楽しくなるかばん」など、子供に注文してみてください。リクエストされることで、お子様のモチベーションが上がり、集中して作ることができます。作り方は、簡単です。綿100%のバッグにデコレーションしていきます。ノベルティなどでもらったエコバッグなどを活用するのもいいでしょう。子供でも簡単にできるデコアイデアをご紹介しますね。■デコアイデア1.シールフェルト好きな形に切って貼ります。2.リボン、ボンボンリボンボンドで貼るだけでかわいいです。3.布描きクレヨン、ペン好きな絵を描きます。4.スタンプ押すだけで、オシャレ感がアップします。写真は、こどもたちの実際の作品です。誰かのために作る喜び、贈った相手が喜こんでくれた感動、これは手作りの醍醐味でもありますよね。これをきっかけに、誰かにプレゼントするバッグを作ってみるのもいいですよね。さらにグレードアップできるデコアイディアもご紹介します。■グレードアップしたデコアイデア1.デコパージュ専用の液を使って、ペーパーナプキンのかわいい柄を貼り付けます。2.刺繍、アップリケお裁縫に興味を持ち始めたら、親子でチクチクするのもオススメです。3.アイロンプリント専用用紙に好きなデザインをプリントして、アイロンではりつけます。ちょっとした工夫で、完成度もアップ! ぜひ、オリジナルバックを作ってみてくださいね。
2014年06月20日全世界で15ヶ国語に翻訳され、30ヶ国以上で累計2億冊も売れるなど人気となっている英国生まれの絵本『Mr.Men Little Miss』。絵本の人気キャラクターをモチーフにした新商品シリーズが、21日より発売している。【画像】コチョコチョくんら、特に人気のキャラクターを紹介同キャラクターは、英国の児童文学作家ロジャー・ハーグリーブス氏が描く絵本に登場するキャラクターで、人間の持つさまざまな性格・個性を表現。個性溢れるキャラクターはミスター・ティックルやミスター・ハッピーなど80以上。そんなかわいらしいキャラクターたちが描かれた新商品シリーズは、初夏のお出かけに便利なバッグやポーチなどの小物、机まわりで活躍するメモやクリアファイルなど全18アイテムを展開する。お気に入りのグッズを見つけて、毎日にHAPPYをプラスしよう!【情報詳細】商品名:『Mr.Men Little Miss』シリーズ発売日:2014年5月21日価格:¥432~3024(税込)販売ルート:サンリオ直営店および百貨店サンリオコーナー、サンリオオンラインショップ
2014年05月22日大阪生まれの人気絵本作家・長谷川義史氏の作品を一堂に集めた展覧会『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』が、4月26日(土)から京都・美術館「えき」KYOTOで始まる。どこか優しくてほっとするストーリーと個性ある登場人物が、独特のタッチで描かれる作品は、子供から大人までを虜にする不思議な魅力にあふれている。「ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界」チケット情報展覧会では、デビュー作『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』をはじめ、『いいからいいから』『オツベルと象』『大阪うまいもんのうた』『だじゃれ日本一周』『おかあちゃんがつくったる』『シバ犬のチャイ』など代表作の絵本原画を中心に、スケッチや演劇ポスターなどの作品も展示。長谷川義史氏の作品と魅力を堪能できる絶好の機会となる。また、実際に絵本を読むことのできるコーナーの設置や、オリジナルグッズの販売も行われるなどのお楽しみも!子どもや家族と一緒にユニークな長谷川義史ワールドを体感しに、お出かけしてみてはいかがだろうか。■プロフィール長谷川義史(はせがわよしふみ)1961年大阪府藤井寺市生まれ。グラフィックデザイナーとして活動の後、絵本作家として活躍。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。精力的に絵本作品を発表し続けている。また、現在MBSの人気情報番組『ちちんぷいぷい』の「とびだせ!えほん」コーナー(木曜・不定期で放送)にも出演中。■『ようおこし 長谷川義史 絵本原画の世界』会期:4月26日(土)~5月25日(日)10:00~20:00※最終入館は閉館30分前まで。 <会期中無休>会場:美術館「えき」KYOTO料金:一般-600円 高・大学生-400円 小・中学生-200円※料金はチケットぴあでご購入いただいた場合の優待料金です。※小学生未満は無料。期間中1回有効。
2014年04月22日小さくて可愛い双子の野ねずみ「ぐりとぐら」を主人公にした絵本が誕生してから、今年でなんと50年! 福音館書店から、50周年記念企画の絵本がリリースされています。まずは『ぐりとぐらと一緒におでかけ絵本』。これは、手のひらサイズの7冊の絵本に、ミニトートバッグが付いた50周年限定セット。絵本はソフトカバーでとても軽く、トートには7冊がすっぽり入るので、子どもが持ち歩いて、お出かけ先で楽しむのにもぴったり。「あ」から「ん」まで、すべてのひらがなが出てきて、学ぶこともできる『ぐりとぐらのあいうえお』、ユニークな数え歌が楽しめる『ぐりとぐらの1・2・3』、1月から12月まで、それぞれの月を愉快なしりとり歌にした『ぐりとぐらのしりとりうた』、また“ちちんぷいの”ではじまる様々なおまじないを描いた『ぐりとぐらのおまじない』。『なぞなぞえほん 1のまき』『なぞなぞえほん 2のまき』『なぞなぞえほん 3のまき』は、なぞなぞの質問とイラストをヒントに、楽しみながら答えを導きだせる絵本。もちろん7冊とも、ぐりとぐらと仲間たちの可愛いイラストが満載です!そして、もう一冊は『ぐりとぐらの てづくりブック』。食べること、料理することが大好きな、ぐりとぐら。本書では絵本『ぐりとぐら』に出てくるフライパンで作るカステラ、『ぐりとぐらとくるりくら』のにんじんキッシュなど、実際にぐりとぐらの絵本に登場する料理のレシピを紹介。『ぐりとぐらのおきゃくさま』に登場するクリスマスケーキのレシピも紹介されているので、今年のクリスマス、子どもと一緒にてづくりに挑戦してみるのもおすすめ!さらに、ぐりとぐらの人形や折り紙のつくり方が写真とともにわかりやすく紹介されているほか、ぐりとぐらの絵本の世界を再現した「えほんのこばこ」のペーパークラフトキットが付いているのも嬉しいかぎり。“もりのさんぽ”と“ゆきのひ”、ふたつのシーンを組み立てて、ぐりとぐらの世界を立体的に楽しむことができます。ペーパクラフトにはミシン目が入っているので、子どもでも簡単に作ることができ、同じように切り取って使える動物や小物と劇遊びしたり、インテリアとして飾ったり……。お友達同士や親子で一緒に楽しめます。この季節は、クリスマスプレゼントとしても喜んでもらえるはず!また、2013年12月31日まで「ぐりとぐら」シリーズの絵本の表紙に付いているキャンペーン・シールを集めて応募すると、ぐりとぐらのすごろくやトートバッグが当たる「ぐりとぐら 50周年キャンペーン」も実施中。こちらもぜひチェックを!『ぐりとぐらと一緒におでかけ絵本』さく:中川李枝子 え:山脇百合子サイズ:13×13cm定価:3,150円発行: 福音館書店 『ぐりとぐらの てづくりブック』福音館書店編集部編サイズ:27×20cm定価:1,050円発行: 福音館書店 「ぐりとぐら」50周年キャンペーン 公式サイト 文章/田辺香
2013年12月04日