福島県は日専連ライフサービスと提携して、売り上げの一部が風評被害の払拭などにあてられる「ふくしまカード(仮称)」を創設すると発表した。「ふくしまカード(仮称)」はクレジット機能付きの会員カード(年会費無料)。このカードで買い物すると、売り上げの一部が風評被害の払拭や福島県産品の振興に役立てられる。また、会員になると通常のポイントに加えて、福島県のアンテナショップ「ふくしま市場」や「福島県八重洲観光交流館」などでの利用に応じてポイントが加算され、貯まったポイントを福島県産品などと交換できる。今後、福島県は一般公募でカードの名称やデザインを決める予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日夜中に足がつって飛び起きた、スポーツ中に足がつって座り込んだ……という経験はありませんか?突然に足の裏や指、ふくらはぎに衝撃的な痛みが走り、動くことができない、また、クセになることもあります。ここで、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、「足がつる」ことの原因や対処法についてお尋ねしました。■足がつるのはなぜ?――マラソンや水泳をしているときに、よく足がつって痛むことがあります。どうしてこうなるのでしょうか。泉岡先生運動中に足がつる原因は、筋肉疲労だと考えられます。筋肉を酷使すると疲れ過ぎて、うまく神経系統との連携がとれなくなるんです。筋肉が緊張して収縮したり、けいれんを起こしたりし、『足がつる』という症状が起こります。特に足は、歩いたり、立っていたりするだけでも筋肉をよく使いますから、激しい運動をすると特に、つる、という現象が起きます。スポーツ選手ら、日常的に運動をしている人でも起こります。――夜中に足がつって痛みで飛び起きることがあります。どうしてでしょうか。また、予防法を教えてください。泉岡先生眠ると体温が下がります。同時に筋肉も冷えて血行不良になり、収縮することから足がつることがあります。ですから、足を冷やさないようにすることが大切です。特に季節の変わり目は、朝晩と昼の気温の差が大きくなるため、朝晩の急な冷え込みで足が冷えないようにする注意が必要です。それに、夏でも冷房や布団などを足にかけずに寝ることで足が冷え、夜中に足がつって痛みで目が覚める……ということの原因になります。ほかにも、ミネラル不足が原因として挙げられます。汗をかくことで、汗にまじってマグネシウムやナトリウムなどのミネラルが体から排出されます。ミネラルは、筋肉が正常に動くのを助ける大事な成分です。それらが不足すると筋肉が異常収縮を起こします。収縮する一方で伸びにくくなり、足がつるという状態に陥ります。寝汗をかきやすいという人は、ミネラルを補給するために、硬水やカロリー控えめのスポーツドリンクをお勧めします。■足がつったときはゆっくり伸ばす――足がつったそのときは、どう対処すればいいのでしょうか。泉岡先生足がつったときは、痛い部分をそっと、ゆっくり伸ばしましょう。自分ですると妙な力が入って反対の足もつってしまうことがあるので、できれば人にしてもらうのがベストです。また、足を触ったときに冷たいと感じたときは筋肉が冷えているので、タオルをかけるなど、足を温めながらゆっくり伸ばしましょう。――シップや塗り薬は効果がありますか。泉岡先生筋肉の冷えが原因と考えられる場合、筋肉を冷やす冷シップや冷却スプレーは逆効果です。また、足がつるのは筋肉がけいれんしている状態なので、筋肉の炎症を抑える塗り薬の効能とは直接の関係がなく、特に効果はないでしょう。――頻繁に足がつる場合、体のどこかが悪いのではないかと不安になるのですが、病院に行くべきでしょうか?泉岡先生運動もしない、汗もかいていないのに頻繁に足がつる場合は、病気が隠れているかもしれません。よく足がつるというのは、糖尿病や肝機能障害の初期段階でも現れる症状です。特に肝臓は沈黙の臓器といわれるほど、よほど悪くならないと症状が出ないのですが、肝臓が悪いと体の解毒作用がうまくいかず、ミネラルのバランスを崩すことで足がつりやすくなります。加えて、以前より疲れやすくなったなどの症状があれば、なるべく早く医師に相談してください。――ありがとうございました。足がつったときの痛みは、本当につらいもの。普段から足を冷やさない、ミネラルを補給するなど、足をケアすることが大切なようです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院 大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)【関連リンク】【コラム】ふくらはぎが硬い人は健康面で要注意?【コラム】○万人の人出、○万人の足に影響……どうやって調べてるの?【コラム】ツボ押してスッキリ!自分で簡単にできる足裏マッサージ
2011年12月10日普段は、意識しない「ふくらはぎ」。しかし、ふくらはぎは血液を循環させるための大切な体の一部で、意識するかしないかで、健康が大きく左右されるそうです。今回は、カイロプラクティック理学士の檜垣先生に「ふくらはぎ」をどうすれば健康を保(たも)てるか教えていただきました。(以下、檜垣先生)ふくらはぎには、体の状態を知る上で目安となる特徴があります。ふくらはぎは、第二の心臓と呼ばれていますが、その理由は、心臓と同じように血液を循環させるためのポンプの役割をしているためです。血液を循環させるには、筋肉(ふくらはぎ)がしっかりと収縮して、血液を送らなくてはならず、それが正常に機能しなくなると、むくみの原因になることもあります。日常生活における姿勢の負担や心身のストレスから、姿勢を支える筋肉の過度な緊張を招いてしまうと、体の重心がズレてしまい姿勢が乱れます。この時、ふくらはぎにかかる体重の左右差が大きくなることが多々あります。さらに、ふくらはぎだけ注目してみても、緊張・張りの強い部分があると、筋肉の働きが低下する状態がつくられてしまいます。こういった状態が続くと、ふくらはぎの機能低下が続くため、何かしらの自覚症状を感じる機会が増える可能性が出てくるのです。ふくらはぎが、硬くなった状態で生活を送っていると、負担のかかりやすい姿勢が慢性化しやすくなり、体のどこかが痛かったり、不調だったり体調不良から抜け出しにくくなる恐れがあります。ふくらはぎといえど、あなどってはいけません。疾患(例:腰椎椎間板ヘルニアなど)以外の場合、ふくらはぎの機能低下を知るには、次の方法が目安になります。●チェックリスト・ふくらはぎが硬い、張っているといった自覚症状がある・ふくらはぎを触ると、硬さに左右差がある・アキレスけんを圧(お)してみると、硬さに左右差がある・足首をゆっくりぐるりと回してみると、動きがスムーズではない・つま先を上下へ繰り返し動かした時に、ふくらはぎがつりそうになる。または違和感がある・たくさん歩いた後などに、足がつることが増えたさらに、次のような傾向が現れることもあります。・ウエストのくびれに左右差がある(右はくびれているのに、左はくびれていない…など)・夕方になると足がむくみやすくなる・足のだるさ、重さを頻繁に感じるようになった・足が冷えやすい・平らな道でつまずきやすくなった・段差や階段で足が上がらずひっかかりやすくなった・いすに座った時、片方のお尻(坐骨)にだけ体重がかかっている気がする(体が傾いているように感じることも)こういった状態が続くと、症状としてもあらゆるものが生じる可能性があります。多いものには、足のむくみのほかに腰痛、股(こ)関節、膝関節、足関節、足の裏の痛み、肩こり、背中の張り感・痛み、頭痛、体にいつも力が入っているように感じるなど、筋・骨格系の症状から、眠りが浅い、胃腸の不調など自律神経系の症状を伴うケースまであります。ふくらはぎにいつもは無い違和感や張りがあると感じたら、セルフマッサージや市販のハンディマッサージ機器などでほぐしたり、つま先を上方へ向けて、ふくらはぎを伸ばしてみたりと、できるだけほぐして、異常な緊張が改善されるようにしてくださいね。(文檜垣暁子)●著書プロフィール檜垣 暁子(ひがき あきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】ピラティス式。プチパニックを癒やすための5つの方法【コラム】弁当男子急増!職場に弁当持参は健康にもモテにも効く!?【コラム】ゼロカロリーってほんとにゼロなの?コカ・コーラさんに聞いた
2011年10月30日