現在テレビ東京系で放送中の特撮TVドラマ『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』(毎週金曜25:23~ほか)の6月26日放送第11話に、やべきょうすけ、松村雄基、JAM Projectの奥井雅美らがゲスト出演することが明らかになった。第11話「罠」は、罠に嵌り、ジンガとアミリに捕まり厳しい尋問を受けるガルド、流牙と莉杏はガルドの落とした人形のハルナに導かれ、精霊の森を目指す。ハルナからは、ガルドの壮絶な過去が語られる中、同じ頃に精霊の森の近くを歩くビジネスマンは、飛来したアミリの遣いである青い蝶へ法剣奪取を約束する。回を増すごとにその謎が深まっていく『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』だが、第11話では、ガルドが頑なに魔戒騎士と行動することを拒んでいる理由や、ガルドとハルナの過去が判明するという。ビジネスマンを演じるやべは、「悪役とは言え、変身するっていう事で、(撮影時は)非常にうれしくテンションがあがっておりました」と話し、松村は「僕がどこに出演しているかにも注目して、牙狼を楽しんでもらえればと思います」と役柄は明かさず。さらに『牙狼<GARO>』シリーズに楽曲を提供しているJAM Projectの奥井雅美が、本編への初出演を果たす。(C)2015 雨宮慶太/東北新社
2015年06月26日女優の仲間由紀恵が、堤幸彦監督の映画『天空の蜂』(2015年秋公開)に出演することが23日、明らかになった。本作は、作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、『トリック』シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシスサスペンス作品。ハイジャックされた最新鋭のヘリコプター"ビッグB"を原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、その危機に立ち向かう人々の8時間のドラマが描かれる。ヘリ設計士・湯原役の江口洋介、原発設計士・三島役の本木雅弘に加え、新たなキャストが発表。三島の恋人で事件解決を握る女・赤嶺を、提監督が全幅の信頼を寄せる仲間が演じる。制作サイドは、「主要キャラクターのほとんどが男性となる物語の中で、限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と起用理由を明かす。今回の出演オファーに仲間は、「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」と感激。「スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と語り、「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました」と振り返った。また、巨大ヘリ"ビッグB"を奪う謎の男・雑賀役に提組初参加となる綾野剛。犯人を追う地元のベテラン刑事・室伏役を柄本明、原発「新陽」の所長・中塚役を國村隼、原子炉核燃料開発事業団「炉燃」理事長役を石橋蓮司、警視庁長官役を竹中直人、東日本大震災で救助活動に向かう自衛隊員役を向井理、福井県警・警備部長役を佐藤二朗、福井県消防本部の特殊災害課長役を光石研、室伏の部下役を落合モトキ、航空自衛隊のヘリ操縦士役をやべきょうすけが演じる。そのほか手塚とおる、永瀬匡、石橋けい、カゴシマジロー、松島花、前川泰之、松田悟志、森岡豊の出演も決定している。
2015年02月23日「ガリレオ」「麒麟の翼」といった映像化作品を数多く有し、稀代のヒットメーカーとして知られる作家・東野圭吾が1995年に発表した同名原作を、『悼む人』『20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦監督が映画化する『天空の蜂』。このほど、先に発表されていた江口洋介、本木雅弘に加え、堤監督が全幅の信頼を置く最旬女優・仲間由紀恵、堤組初挑戦となる綾野剛ほか、柄本明、國村隼、さらに向井理ら新たな豪華キャストが決定。彼らが演じる劇中キャラクターのビジュアルが解禁となった。原作は、最新鋭にして日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の“原発テロ”と、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた東野圭吾によるロングセラー小説。20年前に書かれたものとは思えないほど、東日本大震災後の現在の日本を予見しているかのような内容が描かれており、そのテーマ性やスケールの大きさから、長年、映像化不可能といわれてきた。そんな原作を、日本を代表する映像のヒットメーカーである堤監督がメガホンを取り、映画化。テロリストに奪われる巨大ヘリ“ビッグB”の設計士で、ヘリ墜落を阻止すべく奔走する湯原役に江口さん、湯原と同期でテロリストに狙われる原発「新陽」の設計士である三島役を本木さんが演じている。仲間さんが演じるのは、本木さん演じる三島の恋人で、事件解決のカギを握る女性・赤嶺役。また、綾野さんは巨大ヘリ“ビッグB”を奪う謎の男に扮し、ふたりは使命と思惑を秘めながら事件と関わっていく男女に、迫真の演技で挑んでいく。さらに、犯人を追う地元刑事・室伏役を柄本さん、事件現場を統括する発電所所長・中塚を國村さんと両ベテランが演じるほか、竹中直人、石橋蓮司、佐藤二朗、光石研、落合モトキ、やべきょうすけら、ひとクセのある実力派俳優が集結。向井さんは、原作には登場しないオリジナルシーンの中で、2011年3月、東日本大震災後の日本で救助活動に赴く自衛隊員を演じるという。今回、明るくポジティブな雰囲気とは正反対の、秘密と決意を秘めた難しいキャラクターで、数少ない女性キャストとなった仲間さん。「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」とコメント。『トリック』とはまったくタイプの異なる、壮大なスケールの社会派作品であり、初共演の面々が多かったことから、「改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と言う。「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました。観終わった後に必ず心に何かが残る作品になると思います」と、その手応えを言葉に込める仲間さん。製作陣も「限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と明かす。また、製作陣の意見が一致し、脚本完成と同時に即オファーしたという綾野さんは、影を背負った寡黙な実行犯というキャラクターに。「綾野さんが醸し出す研ぎ澄まされた空気感によって、見事な犯人が出現しました。去年の夏、数日間という極度に限定された撮影環境のなか、芝居と殺陣をあっという間にモノにしていく様に、スタッフの驚嘆と賞賛が入り混じる現場でした」と絶賛を受けている。「刻々と迫っている。もう眼を背けてはいけない。不確かないまを、確かな未来へ紡ぐために。わたしは天空の蜂を生きて、わたしを体感したのかもしれない」とコメントした綾野さんは、初めての堤監督作品に、「真摯に受け止め、取り組まさせていただきました」とふり返っている。原作とは異なる、映画オリジナルの新たな展開が描かれていくという本作。豪華なキャスト陣が織りなす究極のクライシス・サスペンスに期待が高まる。『天空の蜂』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日小栗旬主演の“月9”ドラマ「信長協奏曲」で木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)を演じるなど、テレビ、映画に、引くてあまたの実力派俳優・山田孝之が、2014年夏、思うところあって訪れた赤羽で過ごした様子を記録したドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」が、2015年1月、テレビ東京にて放送されることが決定した。2014年の夏、ある映画の撮影中に、役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩していた山田孝之は、赤羽に実在する個性的な人たちを面白おかしく描いた漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」に出会い、感銘を受ける。「ここに行けば、見失った本来の自分を取り戻せる」と直感した山田は、信頼を寄せる映画監督・山下敦弘を自宅に呼び出し、赤羽での自分の姿を撮影してほしいと依頼。さっそく赤羽に降り立った彼は、まず、「ウヒョッ!東京都北区赤羽」の作者であり主人公の清野とおると会う約束をとりつけるが…。この番組は、俳優として役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩する山田さんが、地元・赤羽では「ONE PIECE」より売れているといわれるある漫画に出会い、作者や漫画に登場する赤羽の住人たちと交流しながら、自分の“軸”となるものを探していく姿を追った、かつてないほどリアルな(?)連続ドキュメンタリードラマ。『味園ユニバース』『苦役列車』の映画監督・山下敦弘が、友人の北区民であるドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化させた。しかも、赤羽の住民たちだけでなく、山田さんのリアル親友の綾野剛を始め、尊敬してやまない俳優のやべきょうすけ、大根仁監督、ミュージシャン・吉井和哉らとの交流も捉えていく。【山田孝之コメント】いまふり返って見てみるとあの時期はやはり相当参っていたのだなぁ、結構ヤバい所まで行ってしまってたのだなぁと思った。しかしそんな自分の姿がどうやら人から見ると面白いらしいので、面白いならいっかと今回の形に収まりました。【山下敦弘監督コメント】俳優、そして人間としての山田孝之にカメラを向け、振り回され、自分自身を見失った2014年の夏でした。(中略)密着ドキュメンタリーという方式なので、時折監督である自分も写り込んでしまい、正直あまり見られたくない気持ちもありますが、それ以上にあそこまで自分をさらけ出した山田孝之本人が放映の許可を下ろしてくれたので、自分の醜態をさらけ出す覚悟が出来ました。2014年、山田孝之の“崩壊”と“再生”の記録を遅い時間帯ではございますが、じっくりと堪能してください。【松江哲明監督コメント】親友であり、映画のライバルでもある山下君から「松江君、助けて」と、ある日突然連絡がありました。そこで見せられたのは、赤羽での山田孝之を映した日常の映像素材。「2時間前後の映画にまとめてしまうのは、もったいない」と感じ、テレ東さんに相談したところ、なんと全12話の番組として放送していただくことになりました。僕はドキュメンタリー監督としての技術をぶち込み、何よりも北区民として恥ずかしくない作品を目指しました。日本映画界を代表する俳優と監督が、“本当の山田孝之”を求めて葛藤する“誰も見たことのない山田孝之”を映したひと夏の衝撃的な記録映像。どんな番組に仕上がっているのか、いまから楽しみだ。「山田孝之の東京都北区赤羽」は2015年1月9日より毎週金曜深夜0時52分~1時23分、テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月30日モデルで女優の高橋メアリージュンが1日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『闇金ウシジマくん Part2』(5月16日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、同名漫画を原作に、違法な金利の闇金業者・丑嶋馨(山田孝之)が、安易に借金を重ねる多重債務者たちを容赦なく追い込んでいく物語。劇場版第2弾の完成を迎え、この日は、主演の山田孝之をはじめとした主要キャスト12人(山田孝之、綾野剛、菅田将暉、木南晴夏、門脇麦、高橋メアリージュン、中尾明慶、窪田正孝、本仮屋ユイカ、柳楽優弥、崎本大海、やべきょうすけ)に加え、シリーズとおしてメガホンをとる山口雅俊監督の計13人が集まった。高橋が演じるのは、闇金融ライノー・ローンの女経営者・犀原茜で、主要12人の中では唯一オーディションが行われた役。丑嶋を過剰にライバル視し、どんな手を使ってでものし上がろうとヤクザに取り入り、えげつない商売にも手を染める。マキタスポーツ演じる部下・村井を罵倒しながら、借金の回収も手段を選ばない。原作には登場しないオリジナルキャラクターかつ、強烈な役柄であることからキャスティングが難航。クランクイン後も決めかねていた山口監督は、撮影現場に候補者を呼び、ひそかにオーディションを行っていた。モデルとして活動する傍ら、2012年にNHK連続テレビ小説『純と愛』でドラマデビューを飾り、『るろうに剣心』の第2・3作で駒形由美役に抜てきされるなど、ここ最近は演技の仕事も増えている高橋。本作のオーディションで呼ばれたのは、くしくもラストシーンの撮影日だった。川辺の公園で準備する間もなく台本を渡され、立ったままセリフを読まされた。高橋が舞台あいさつでそのことを話すと、共演者からは「えー!?」と驚きの声。「大声出してセリフを言ったんですけど、監督の反応がすごく薄くて。すぐ帰られたので、落ちたぁ! と思ったんですよ」と振り返ると、山口監督は「大丈夫だなと思って。撮影もあるし」と即決だったことを明かした。また、高橋は「茜として丑嶋を怖がりたくはなかったのであまり緊張はしなかったです」と覚悟を持って現場に臨んだようで、「撮影の時は丑嶋を殺すというか、どうやったら死ぬかなと考えて殺気を出すようにしていました」と役を作っていったのだという。山田は、そんな高橋を「最高でしたね」と絶賛。山田が、「(以前)頭の中で殺してたと言っていましたよね。殺していたんですよね?」と問いかけると、高橋は笑顔で「はい、殺していました」と答えていた。
2014年05月02日映画『クローズ EXPLODE』が公開を迎え、4月12日(土)に行われた舞台挨拶で主演の東出昌大、勝地涼、永山絢斗、「3代目 J Soul Brothers」のELLY、岩田剛典らが裸での疾走シーンやプール突き落とし、ゴミ処理場での決戦シーンなど撮影秘話を明かした。『クローズ ZERO』『クローズ ZERO II』と続いた不良映画のヒットシリーズの新章。前作の主人公たちが卒業した後の鈴蘭高校で頂点(テッペン)を目指す新たな世代の戦いが繰り広げられる。東出さんと勝地さんは銭湯シーンでの“裸の付き合い”を述懐。旋風雄(東出さん)と小岐須が銭湯にいるところを襲撃され、裸のままで商店街を疾走するということで女性ファンにとっては“サービスカット”も満載のシーンとなっている。勝地さんは「2月の極寒で素っ裸で走るのはきつかった!」と苦笑しつつ、「このシーンのおかげで役柄も近くなったし、東出くんとの距離も縮まったと思います。お尻も見れたしね」とニッコリ。東出さんは「旋風雄としても嬉しかったシーンですね。青春しました」と笑顔を見せた。ELLYさんはお下品発言連発の不良を演じたが「多くの人にああいう発言を見られるって照れくさいですね…」と恥ずかしそう。印象深いシーンとして、東出さんにプールに蹴り落とされるシーンを挙げ「2回やりました。実際に(足が)当たってはいるんですが、どうしたらリアルに見えるかと考え、2人で息を合わせて良いシーンになったと思います」と充実した表情を見せた。岩田さんは、永山さんとのゴミ処理場での戦いのシーンに触れ「監督からは『好きにやれ』と言われて、アドリブで15分くらいやってました。(開始の合図の)カチンコが鳴った瞬間、テンパってグチャグチャでした」とふり返る。永山さんは「(岩田さんは)体力があるからなかなか終わらず大変でした」と苦笑い。岩田さん本人も「自分でも分かってなかったです」と語り、豊田利晃監督は「本当は(上映された長さの)5倍くらい長いんです」と2人の“激闘”を称えた。こうした若手俳優陣の“生”のやりとりに、前シリーズからの続投となる最年長のやべきょうすけも大いに刺激を受けたよう。当初、新章の話が来たとき「(前作までで)もう良い幕が引けたんじゃないかと思っていた」と明かしつつ、「これだけ月日が流れて、若い俳優さんたちとの出会いが嬉しかった。今回はまだ“紹介”しただけ。ぜひ続編を!」とさらなる続編への意欲を口にし、会場は期待を込めた拍手に包まれた。『クローズ EXPLODE』は全国東宝系にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:クローズEXPLODE 2014年4月12日より全国東宝系にて公開©: 2014高橋ヒロシ/「クローズEXPLODE」製作委員会
2014年04月13日累計750万部突破の大人気コミックを実写化し、2014年1月期連続ドラマ期待度調査「深夜ドラマ部門」(オリコン調べ)第1位にして、現在ドラマ版Season2も放送中の「闇金ウシジマくん」。その新作オリジナルドラマが、定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」(以下、dビデオ)にて3月13日(木)より独占配信されることが明らかとなった。今回「dビデオ」で配信されるオリジナルドラマは、「闇金ウシジマくん」の中でも特に人気のエピソード「スーパータクシーくん編」をこれまでのキャスト&スタッフが集結し制作したもの。変態タクシー運転手が自分の欲望の赴くままに借金を重ね、追い詰められたあげくに“最も醜い選択”を迫られる姿を描いており、原作ファンからの支持も厚く、全シリーズで演出を務める山口雅俊監督も「実写化の期待度も難易度も高いエピソードだからこそ、dビデオという新しいメディアで挑戦しました」と語る意欲作だ。“最凶の闇金”丑嶋馨役の山田孝之を始め、丑嶋からの信頼厚い“右腕”柄崎役のやべきょうすけ、“元ホストでイケメン社員”高田役の崎本大海などドラマや映画シリーズでおなじみの俳優陣が勢揃い。さらに、原作史上“最も変態でナルシストな債務者”のタクシー運転手で、本エピソードの主人公・諸星役には「ロバート」の秋山竜次を抜擢。撮影を経ての感想は?というと「寒い時期で裸になったりと、色々大変でしたが、自分の演じた諸星がダメダメすぎて演じていて、こうゆうやつにはならないようにと勉強しながらやってました。(山田さんは)普段は物凄く優しい目をしているのに、役に入ったときのウシジマくんの目が怖くて見れないほどだった」とダークでシニカルな笑いが渦巻くその世界観を存分に味わった様子。その同僚タクシー運転手役に若手俳優の千葉雄大、実力派俳優のきたろうたちが。他にも、神楽坂恵、岩佐真悠子、柳俊太郎ら、個性的な俳優陣を迎え、借金をめぐる剥き出しの欲望や狂気が複雑に絡み合う“人間の性”を2時間を超えるボリュームで描くとのこと。主題歌には結成25周年を迎える人気ロックバンド「the pillows」の「EMERALD CITY」が起用され、登場人物の心情がめまぐるしく展開する本作のストーリーを、より一層盛り上げる疾走感溢れた楽曲となっている。さらに、「dビデオ」では本オリジナルドラマに加え、ドラマや映画シリーズ全作品を配信している。思う存分“ウシジマ・ワールド”に浸かってみてはいかが?dビデオ powered by Bee TVスペシャル「闇金ウシジマくん」は3月13日(木)よりdビデオにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2014年02月28日入江甚儀、20歳。時折、年相応と言える笑顔をのぞかせるが、インタビューが進むにつれてその落ち着いた佇まいと口調から「本当にまだ20歳?」と疑いたくなってしまう。一方で当人は「もう20歳」と感じているという。ドラマに映画、舞台と活躍の場を広げ、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演するなど確実に成長を遂げているように見えるが、自らの歩みについて「自分の中ではまだまだ遅いと思ってます」と毅然と語る。ブレイクの萌芽を抱えた20歳は成長を、変革を、ほとばしるエネルギーを発散する舞台を渇望している――。そんな彼にとって武者修行の場として最適と言えるかもしれない。先日より放送がスタートしたドラマ「闇金ウシジマくんSeason2」に入江さんはレギュラー出演を果たしている。10日で5割という暴利の闇金業者「カウカウファイナンス」を営むウシジマとそれでも彼に金を借りに来る切羽詰まった債務者たちの姿を描き、2010年に深夜ドラマとして異例の高視聴率を記録。映画化を経て、連ドラのシーズン2が製作された。入江さんは読者モデルとして名を上げることを志し、やがて悪事へと手を染めていく若者・中田を演じている。本シリーズでウシジマという当たり役をものにした主演の山田孝之を中心に、すでにシーズン1で完成している「ウシジマくん」の世界に飛び込んでいくプレッシャーと緊張感というのはどれほどのものか?「山田さんにやべ(きょうすけ)さん、崎本(大海)さんの3人が揃ってると怖いですよ」と苦笑を浮かべるが、俳優として物怖じすることはなかった。「確かに以前からのみなさんがいて、世界観が出来上がってはいるんですが、このドラマ自体、金を借りに行く側の人間が主体的に存在し、そこに金を貸す『カウカウファイナンス』の人間がいて…という関係性の中で成り立っている作品。だから世界観や空気感になじむことを考えるというより、まず自分の役をきちんと表現するというところからだなという思いが強かったです。それができれば、あとはウシジマくんがいるだけでこの世界の匂いをしっかりと感じさせてくれるので」。中田というのは決して人間として好意を持てる男ではない。「目先の利益に飛びつくタイプで飛びついたら食い散らかして、そこで何かを手にしたはいいけど、見渡すと恋人も友達もいなくなっている。考えが浅はかなんです」と入江さん。「演じる上ではヘラヘラしている感じは意識しましたね。何か疑問に思っても、それを受け止めきれずに流れてしまう。ちゃんと考える人間というのは一度、自分の中で飲みこんで、考えて『こうしよう』となるけど、それができないヤツは笑ったり、黙ってごまかしてしまうと思う。だからヘラヘラしながら、何かに突っかかりを感じても、すぐに『そうっすよね~』とスルーしちゃうような薄っぺらさというのが出せればと思いました」。散々な言いようではあるが、一方で中田を単なるダメな男とは思わない。嫉妬や羨望、野望、人間臭さ…。語弊を怖れず言えば「共感」や「似たもの」を感じているとも言う。「『似てない』と言ったら嘘になると思います。それは中田に限らず、他の役にも感じるし、自分の中に同じような部分があるからこそこのドラマを見て分かるところがあるし『こうはなりたくない』とも思えるんだと思う。中田は『有名になりたい』と思って芸能界にも片足を突っ込んでるけど、僕自身もいま、こういう仕事をさせてもらってて、服を買うのも好きだし上を目指したいって気持ちもすごく強い。そこにはリスクを背負わなくちゃいけない部分もあって、でも中田はそれをうまくコントロールできずに利益だけを求めて堕ちていく。どこかで一歩間違えれば自分も…というのは感じますよ」。そう、単に崖っぷちに立った人間の転落や債務に沈んでいく“負け組”のドラマを見せるだけではないのが本作の特徴。目を背けたくなるのは自分の中にも確実にある感情が描かれているからでもある。ではそこで一線を越えてしまう人間と踏みとどまる人間の違いはどこにあるのか?入江さんは「自分を信じ切れるかどうか」とうなずく。「自分を信じられないからお金の力を借りようとしてしまう。不安で『もっと必要なものがある』と足りないものを埋めようと金を借りてしまうんでしょうね。中田を演じて、改めて感じたのは成長しないヤツだなってこと。成長した気になってるけど、最初から最後まで外見はグレードアップしても中身は変わらない。空回りって言葉がピッタリなんです。何でそうなったのか?順番を間違えたんだと思います。オシャレが好きだから働いて、お金を貯めて好きな服を買って、そこで少しずつ評判を手にして内面も磨きがかかって…と成長していけばいいのに、いきなり金がないから借りる(笑)。苦労しないから身に着かなかったんですね」。入江さん自身は買い物するにも「迷って迷って…というタイプ(笑)」とのこと。親元を離れて一人暮らしを始めて「単純なことですが、遣えばお金はなくなっていくものなんだと実感しました。家にいた頃はお金がどこから出てくるのかさえも分かってなかった」と首を振る。ちなみに、これまでで一番大きな買い物は「思い切って買った革ジャケット」だという。「自分の中で『変わりたい』という思いがあって買いました。それを買ったことで人生の直線にひとつ大きな丸い点が付けられたような気はしています。もちろん、買ったから変わったと思うの浅はかですが、少なくとも“これを着るからには良い仕事しなきゃ”っていう責任やプレッシャーを背負うところはあります。何にせよ、買い物をするときは、この仕事にどう活かせるかってことは常に意識してますね」。自ら事務所のオーディションに応募して芸能界を志したのが中学2年生の時。見事合格するが、そのわずか3日後に連続ドラマのレギュラー出演が決定したというのは語り草である。その後も初舞台で主演を務め、次々とドラマに出演するなど、順調すぎるキャリアを歩んできた。もちろん、それは傍から見てのこと。当人はひとつずつの作品の中で時に葛藤し、もがき、実績を積み重ねてきた。デビューからドラマに映画、舞台とひと通りの作品をこなし、“ふた回り目”と言える周回に入った近年、確実に自分の中の変化や成長を感じている。「去年は特にいろんな監督に出会い、いろんな共演者の方々と仕事をさせていただき、いろんな意見を聞いていろいろ試して、芝居に対する考え方が大きく変わりましたね。特に『ロスト・イン・ヨンカーズ』(三谷幸喜演出)はすごく大きかったです。3か月ずっとあの舞台の世界に居させてもらえたというのは、なかなかない経験で、役者として大きな転換点になった気がしています。改めて感じるのは、お芝居って総合力であり、相手がいてこそ成り立つということ。ただ前に出ればいいってものではないし、時に自分がグイと出ることも必要だし、逆に引くことで自分が生きることもある。駆け引きの面白さを感じました」。経験が自身の血肉になると同時に、自分に足りないものも強く感じるようになった。「これまでは脚本を読んで、パッと自分の中に沸いたイマジネーションに芝居で近づいていくという作業が多かったんですが、それだけじゃ足りない場面が出てくるんです。もっともっと、普段から役作りをしていきたい。それからまだまだできないことがたくさんあって、殺陣もダンスも歌も全然できない。出来ることだけやっていると必ず行き詰まる時が来る。努力しないと演じられない役に挑戦したい。いつか、それができるようになった時にもう一度、原点に戻って“何もしない”役をやってみたいですね」。最後にもうひとつだけ。「年下のカレ」というこのインタビュー企画に合わせて恋愛観を尋ねると、ここでも動じることなく「互いに意見を言い合える仲でありたいですね。“言葉で言わなくても感じて”という部分は、付き合うと出てくると思うけど、そこに頼りたくないんです。伝えたいことはお互いに伝えて理解して、分かり合いたい」と確固たる答えが返ってきた。「年上の女性も大丈夫?」と訊くと、最後の最後で子供のようにはにかんだ表情を見せてくれた。「経験がないので…でも、大丈夫です(笑)!」<プロフィール>入江甚儀1993年5月18日生まれ 東京都出身身長181cm血液型O型「Colorful」(’10)、「人狼ゲーム」(’13)、舞台「ロストインヨンカーズ」(三谷幸喜演出/’13)など、映画・ドラマ・CM・舞台など幅広く活躍中。現在放送中のドラマ「闇金ウシジマくん Season2」のほか、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(’14)にも出演中。「キカイダーREBOOT」(’14・5月公開)に主演決定。<作品>TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」MBS・TBSほか深夜にて放送中!(そのほか地域の放送局情報は公式サイトにて随時更新中)TBS:毎週木曜24:58~/MBS:毎週木曜 24:59~※放送日時は、変更となる場合がございます。<ストーリー>まっとうな金融機関からはもう借りられない「後がない」客に金を貸し、10日で5割という法外な金利をむしり取る闇金カウカウファイナンス。その社長を務めるウシジマのクールな眼差しが捉える群像劇を描いたコミックが真鍋昌平の『闇金ウシジマくん』だ。2010年に深夜ドラマ化されて異例の高視聴率を記録し、2012年公開の劇場版も大ヒット。そのウシジマくんとカウカウファイナンスが、ファン待望の新シリーズとなって深夜ドラマ枠に帰ってきた!ホストや風俗、アルコールやギャンブルといったものに依存する人たちや、有名になりたい、金持ちになりたい、性欲を満たしたい、働かずに暮らしたいといった欲望に取り憑かれた人々の人間模様を描き出す本作。視聴者はきっと、「こうならないように明日から頑張ろう……!」と、不思議とポジティブになれるはず。また、新シリーズにおけるキャスティングの目玉として、山田孝之の盟友・綾野剛がウシジマの幼なじみ役【戌亥】として登場。裏の世界にも通じている情報屋として、ウシジマの依頼を受けての活躍に乞うご期待。<出演者>山田孝之綾野剛、崎本大海、やべきょうすけ、武田航平、入江甚儀、絵美里原作・真鍋昌平『闇金ウシジマくん』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)企画・プロデュース山口雅俊脚本福間正浩演出山口雅俊白川士遠藤光貴コピーライト(C)2014真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん2」製作委員会・MBS(photo / text:Naoki Kurozu)
2014年02月06日山田孝之が主演を務める映画『闇金ウシジマくん Part2』(5月16日公開)の追加キャストが発表され、菅田将暉、柳楽優弥、大久保佳代子、バカリズムらの出演が3日、明らかになった。本作は、2010年10月からMBS・TBS系で放送されたドラマ『闇金ウシジマ』の映画化第2弾となる作品で、山田演じる闇金・カウカウファイナンス社長の丑嶋馨役を主人公とした物語。丑嶋の幼なじみで情報屋の戌亥(いぬい)役を綾野剛が演じ、カウカウファイナンス社員でナンバー2の柄崎役のやべきょうすけ、イケメンで元ホストの社員・高田役の崎本大海といった、これまでのシリーズでおなじみのキャストも引き続き出演する。今回、追加キャストとして発表されたのは計13人。カウカウファイナンスの金を狙うヤンキー・加賀マサル役を2014年第37回日本アカデミー賞で新人俳優賞に輝いた菅田将暉、どん底からナンバー1ホストを目指す神咲麗役を3月スタートのNHK連続テレビ小説『花子とアン』に出演が決定している窪田正孝。日雇い労働者でストーカーの蝦沼役を映画『許されざる者』など近年話題作への出演が続く柳楽優弥、東京近郊の暴走族・愛沢連合のリーダー・愛沢浩司役を中尾明慶が演じる。女優陣では、愛沢の妻でホスト狂いの愛沢明美役には木南晴夏、ホストの麗をナンバー1にするため金と欲におぼれ転落していく藤枝彩香役を、映画『愛の渦』でヒロインに大抜てきされ、東京ガスのCMでも話題の門脇麦が。丑嶋の最強最悪のライバルで女闇金・犀原茜役を映画『るろうに剣心京都大火編 / 伝説の最後編』で駒形由美役を射止めた高橋メアリージュン、小悪魔的な愛人・ユキミ役を本仮屋ユイカが務める。そのほか、カウカウファイナンスのマイペースな債務者役にバカリズム、麗のホストクラブの太客役(金を多く使う常連客)に大久保佳代子とキムラ緑子、茜の忠実なドMの部下役に2013年ブレイク俳優ランキングトップ10に選出されたマキタスポーツ、丑嶋ににらみをきかせる知性派ヤクザ役に光石研といった個性あふれるキャストが集結した。今回の追加キャスト発表に合わせ、13人が登場する予告編映像も公開。「終わりなきクズへの制裁」というコピーからはじまり、「人はどこまで堕ちるのか」から13人が次々に登場する。
2014年02月03日山田孝之を主演に、人間の欲望や社会の闇を描いた大人気コミックをドラマ化・映画化され現在、ドラマ第2弾も放送中の「闇金ウシジマくん」。その劇場版第2弾となる映画『闇金ウシジマくん Part2』に参加する新キャストが明らかとなった。主人公の伝説の闇金・丑嶋馨(ウシジマ カオル)を演じる山田さんを始め、ウシジマ社長率いるカウカウファイナンス社員の高田役の崎本大海、柄崎役のやべきょうすけが再集結、さらにメインキャストの3人に加え、新たに、ウシジマの幼なじみで盟友の情報屋・戌亥役で綾野剛が参加する本作。今回発表された新キャストは、今年ブレイク必至の最旬俳優たちが勢揃いしている。男性陣には、昨年の『共喰い』で第66回ロカルノ国際映画祭に2冠に輝いた、菅田将暉がカウカウファイナンスの金を狙う無職のヤンキー・加賀マサル役で、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」への出演も決定している窪田正孝がどん底からNo.1ホストを目指す神咲麗役に。さらに、『許されざる者』『クローズEXPLODE』など話題作への出演が続く柳楽優弥が最底辺の労働環境で働く日雇い労務者でストーカーの蝦沼役、仲里依紗との結婚でプライベートも絶好調の中尾明慶がうだつのあがらない暴走族・愛沢連合のリーダー・愛沢浩司役で、と次世代を担う演技派イケメンたちが集結。また女優陣には、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズで山田さんと共演経験もある木南晴夏が愛沢の妻でホスト狂いの愛沢明美役で、「東京ガス」CMや池松壮介と共演する『愛の渦』への出演で話題を集めている門脇麦がホストの麗に入れあげ転落していく藤枝彩香役で、『るろうに剣心』続編の“駒形由美”役で注目度が急上昇している高橋メアリージュンが丑嶋の最大のライバルとなる女闇金・犀原茜役で、清純派の印象が強い本仮屋ユイカが小悪魔的な愛人・ユキミ役で出演する。そのほかにも、バカリズムがカウカウファイナンスに300万円の借金を背負う債務者を演じていたり、麗の務めるホストクラブの太客(金をたくさん使う常連客)役には大久保佳代子とキムラ緑子、さらにマキタスポーツや光石研など個性派キャストの出演も明らかとなった。新星俳優~クセ者までまさに異色のキャスティング!果たして、どんな化学反応が起きるのか、物語と共に注目してみて。『闇金ウシジマくん Part2』は5月より全国にて公開。TVドラマ「闇金ウシジマくん Season2」はMBS・TBSほかにて毎週木曜・深夜にて放送中。(全9話。TBSは毎週木曜24:58~、MBSは毎週木曜24:59~)(text:cinemacafe.net)
2014年02月03日山田孝之主演の映画『闇金ウシジマくん』の公開を記念して、山田をはじめ林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ムロツヨシら出演者が、“百獣の王”を目指すタレント武井壮をゲストに迎えた特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画が公開された。特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画この番組は、元十種競技日本チャンピオンで“地上最強の男”を目指して日々トレーニングを続ける武井が、映画に登場する最強の闇金ウシジマ社長や、強盗殺人を犯した噂もある最狂キャラ・肉蝮を“確実に倒せるシュミレーション”を披露し、山田たちに倒し方をレクチャーするというもの。武井の熱すぎるレクチャーを笑いながら観ていた山田たちも、番組が進むにつれ、眠っていた闘志に火がついたのかシュミレーションにすっかり引きこまれたようで、番組は最後まで笑いのたえない“熱い”内容になっている。山田は武井の熱いシュミレーション&プレゼンに「生きる活力をいただきました。彼のように生きることが出来たら戦争もなくなるのでは」と感心。武井は「街で知らない人に拳を振るうのではなく『闇金ウシジマくん』を観て、ウシジマ社長を倒すシミュレーションを立てて、ストレスを発散していただきたい」と映画をPRした。『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の人気コミックを原作に、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月28日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の初日舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の山田孝之をはじめ、共演する林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを執った山口雅俊監督が登壇した。山田は「土曜の午前中にこんな映画を観たら、楽しい週末は過ごせないと思います」と初回上映に駆けつけたファンに“警告”。「いいなと思ったら、周りの人に宣伝してほしいし、良かったら『剣心』も観てください」と同日公開のライバル作に塩を送った。その他の写真本作は、違法な金利で、非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、林が一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表を熱演。大島優子(AKB48)が母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役でそれぞれ新境地を開いた。林は「自分とはかけ離れた世界に生きる男なので、振り切ってやらないといけないと思った」と役作りを振り返る。山田とは同じ事務所で「撮影前に社長に呼び出されて『山田のウシジマはすごいぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ』とものすごくプレッシャーをかけられた」と知られざるエピソードも披露していた。なお、大島は同日開催されたAKB48の東京ドーム公演に出演中で、舞台あいさつには欠席し、ビデオメッセージを寄せた。「ぜひ舞台上でAKB48の曲で踊ってほしい」と山田らにリクエストしたが、山田は「やれと言われれば、何曲でもやりますけど、次の上映もありますから…」とやんわりダンスを拒否していた。山口監督は「ハードでダーク。予定調和には終わらない、心に残る映画を作ったつもり。『日本よ、これが映画だ』なんて言われ、確かに日本は元気がないが、ここにいる皆さんはいずれ世界に出ていく才能なので、追いかけながら支えたい」と山田らをたたえていた。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月27日コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)、公開初日を迎え、主演を務める山田孝之を始め、共演の林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを取った山口雅俊監督が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶を行った。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版ではイベントサークルで成り上がろうとする若者(林さん)、母親の借金を背負った娘(大島優子)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。「ハードでダーク。予定調和には終わらない映画」(山口監督談)だけあって、山田さんも「土曜日の午前にこんな映画を観てしまったら、楽しい週末は過ごせないはず」とファンを気遣う場面も。それでも「具体的な提示をしないのが、ウシジマの不気味さ。演じるときも機械的というか、変な“異物感”を意識した」と不敵な表情で語った。一方、林さんは本作でシリーズに初参戦。山田さんとは同じ事務所に所属しており、撮影に入る前には事務所の社長に呼び出されたのだとか…。「いきなり社長から『山田のウシジマはすげえぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ!』ってプレッシャーをかけられた」と裏話を披露。ウシジマさえ騙し、欲望を追及する役どころは「自分とはかけ離れた世界で生きる男なので、振り切ってやらないと演じきれないと思った」とふり返った。もちろん、ドラマ版に引き続き崎本さん&やべさんが演じる“カウカウファイナンス”の社員も健在。林さんから「おふたりがとても優しかった」と明かされると、「こんな人前で優しいと言われると、照れくさい」(崎本さん)。現在39歳のやべさんは、劇中で25歳(ウシジマと同い年!)という設定で、「撮影中の連載で年齢が分かって、急にビックリした」と笑いを誘った。なお本作で汚れ役のヒロインを体当たりで演じた大島さんは、8月24日(金)~26日(日)まで東京ドームで開催される「AKB48」のコンサートに出演中で、残念ながら舞台挨拶には欠席。その代わりに、山田さんらにビデオメッセージを寄せ「ぜひAKBの曲を踊って」とスクリーン越しに“ムチャぶり”した。客席からも「踊って!」のリクエストが飛んだが、山田さんは「昨日、自分のFacebookで映画の宣伝をずっとしていて、2時間しか寝ていないので…」と拒否。“AKBを歌って踊る山田孝之”は幻に終わった。『闇金ウシジマくん』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月26日まもなく公開となる映画『闇金ウシジマくん』に出演する山田孝之、林遣都、崎本大海、ムロツヨシ、やべきょうすけ、希崎ジェシカが20日に都内某所の焼肉屋に集結。撮影現場の様子などについて様々なエピソードを暴露し、その模様がニコニコ動画で生中継された。その他の写真真鍋昌平の人気漫画を一昨年の深夜ドラマに続く形で映画化。トゴ(10日で5割)という違法利息で金を貸し付ける丑嶋と彼の債務者たちの姿を通じ、金や欲望が幅を利かせる現代社会を鮮烈に描き出す。やべと希崎のコンビによる司会で始まったこの飲み会兼暴露大会。まずは緑茶ハイ(やべ)とウーロン茶(希崎)を頼んだ直後に本命の丑嶋社長こと山田とその部下の高田役・崎本が到着!ふたりは生ビールを注文し揃って乾杯して本格的にトークがスタートした。さらに山田が直接、携帯電話で呼び出す形で林も到着。林は「急に呼ばれて来たんで状況読めてないですが…」と戸惑いつつも生ビールを注文し、一同は改めて乾杯した。林が来た途端にニコニコ動画では“遣都(ケント)”にちなんで“デリカット”という投稿が連発される事態が発生した。劇中の丑嶋は野菜が食べられないという設定だが、山田は和風ドレッシングのサラダを注文。ドラマでの大量のカイワレを食べるシーンをふり返り「(口が)イタかった!二度とやらない」と苦笑い。さらに丑嶋の好物であるオムライスの食べ方などを解説したが、やべによると、食べ物の撮影に関して山口雅俊監督には「かなりこだわりがあった」という。酒と食事が進むにつれて話題も徐々にディープに。ドラマの製作、さらに劇場化に至る経緯を年表で振り返りつつ、裏話を交えながら盛り上がりを見せた。映画『闇金ウシジマくん』 公開直前企画ニコニコ生放送 「超ヤベーぜ!TVライジング」20日 22時30分まで生放送中『闇金ウシジマくん』8月25日(土)より、全国ロードショー
2012年08月20日山田孝之が主演する映画『闇金ウシジマくん』に、現在、収監中の“ホリエモン”こと堀江貴文氏からコメントが届いた。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、債務者たちに非情な取り立てをする、闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を主人公に、金と欲望が渦巻く“闇金の世界”に翻弄されていく債務者たちの姿を描いた人間ドラマ。現在、有価証券報告書の虚偽記載など証券取引法違反の罪で長野刑務所に収監されている堀江氏は本作について「俺も出たかった…(セレブ役)」とコメント。2010年に放送されたドラマ『闇金ウシジマくん』のPR用スピンオフ企画映像『太客h.のエロリアーノな毎日』に出演した堀江氏は、どうやら映画版の出演も狙っていたようで、“お金”がらみで塀の中に行くことになった堀江氏の出演がかなわったのは何とも残念な話だ。また、本作の公開を記念して、20日(月)にニコニコ動画の生放送サービス『闇金ウシジマくんチャンネル』で、山田をはじめ、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、希崎ジェシカら出演者が本音トークを繰り広げる番組『超ヤベーぜ!TVライジング~エンジョイ ウシジマくん編~』が放送されることも発表された。この番組は“主人公のウシジマ社長が野菜を食べない”という設定にちなんで、都内の某焼き肉店から生中継される予定。番組では、あえて台本が用意されていないそうで、出演者たちの本音や撮影中の貴重なエピソードが飛び出すことになりそうだ。『超ヤベーぜ!TVライジング~エンジョイ ウシジマくん編~』放送日時:8月20日(月)20時から22時30分出演者(予定):山田孝之、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、希崎ジェシカ※その他、特別ゲスト調整中番組放送場所:ニコニコチャンネル『闇金ウシジマくんチャンネル』『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年08月15日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、3日、東京・新宿バルト9でTVシリーズの一挙見オールナイト上映会が行われた。くしくも8(や)月3(み)日の金(きん)曜日だった同日、上映を前に出演者のやべきょうすけ、崎本大海、希崎ジェシカ、山口雅俊監督が舞台あいさつに立ち、撮影時の裏話を明かした。その他の写真本作は、闇金会社の社長ウシジマ(山田孝之)が、金や欲望に踊らされる債務者たちを非情な取り立てで追いつめる姿を、笑いとエロス、そして過激なバイオレンスで描いた骨太ドラマ。この日、本作で舞台となる“カウカウ・ファイナンス”の社員を演じるやべと崎本が、来場者に特製ポケットティッシュを直接手渡しするファンサービスを行った。やべは“社長”山田とのエピソードを暴露。「社長らしく、よく僕らを食事に連れて行ってくれた。僕のほうが、年齢もキャリア的にも先輩ですけど甘えっぱなしで(笑)」。さらに「作品に対する思い入れが強い人。撮影中もよく体を鍛えていた」と知られざる素顔を明かした。そんな山田がドラマの撮影中、現場に差し入れたのはなんとエアガン!「疲れやストレスがたまったスタッフさんに、自由に使ってもらおうという“社長”のアイデア。実際みんなストレスがたまっていたらしく、すぐにそこら中BB弾だらけになった」と楽しそうに振り返っていた。一方、崎本は同じくカウカウ・ファイナンスの社員を演じる女優・片瀬奈々の現場での様子を「朝6時から深夜まで、1日に30シーン撮るタイトなスケジュール。しかも片瀬さんが午前2時に別の現場に行かなければいけないという状況になった時、片瀬さんが『明日が来なければいいのに』とメモに走り書きしていて…」と述懐。「僕も自分に負けないよう心掛けた」と語った。8月27日に公開される映画版『闇金ウシジマくん』には、おなじみのメンバーはもちろん、母親の借金返済のため、怪しげなバイトにハマるヒロイン役の大島優子(AKB48)、イベントを成功させ成り上がろうとする大学生を演じる林遣都ら豪華な新メンバーも顔をそろえる。TVシリーズに続き、映画版も手掛けた山口監督は「題材が題材なだけに、最初は(ドラマを)オンエアできるかも分からない状態だった。それでも幸いご好評をいただき、映画化にこぎつけることができた」と感無量の面持ちだった。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年08月06日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、山田をはじめ、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、新井浩文、山口雅俊監督が舞台あいさつに立った。その他の写真本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。そんな“金の闇”を題材にしたストーリーにちなみ、舞台あいさつでは500円玉2244枚、10円玉551枚を使用した総額112万7510円の特製パネルがお目見え(重さはなんと18キロ!)。さらに特製の“100万円札”が天井から降り注ぐ“金まみれ”の演出で、キャストと客席を驚かせた。山田は「人間とお金の距離感というものは、難しいですね…。それは人それぞれ、収入と支出が違うからです。この映画を見て、ぜひ気をつけて生きてください。お大事に」とあいさつでもウシジマ節は全開だ。母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島)、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林)らシリーズ初参加のキャストも大きな見どころ。大島は初の“汚れ役”で「個性派、演技派の俳優さんに囲まれて演技し、緊張の日々でした」と振り返り、林も「心身共に疲れました」。そんな二人に対し、山口監督は「考えうる最高のキャスティング」と太鼓判を押した。崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーはドラマシリーズから続投し「(青木ヶ原)樹海に行ったのが大きな経験」(崎本)、「役作りよりも若作りを頑張った」(やべ)。原作の人気キャラクターである肉蝮を演じた新井は、大島が所属するAKB48の大ファンだといい「共演シーンがなかったので、今日こうして並んでいるのが不思議」と笑顔を見せていた。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年07月11日小学館漫画賞に輝いた人気漫画を2010年の連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会が7月11日(水)に都内で開催され、主演の山田孝之に劇場版のヒロインの大島優子(AKB48)、林遣都、新井浩文、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督が舞台挨拶に登壇した。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていく“ダークヒーロー”ウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版では母親の借金を背負った娘やイベントサークルで成り上がろうとする若者などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。監督はドラマから本作に携わってきたが、違法な金融業を描く作品だけあってTV局も及び腰だったそうで「『カイジ』や『ナニワ金融道』は問題ないのに、この作品はなかなか『やる』と言ってもらえなかった。苦労して立ち上げた」としみじみ。今回の劇場版について「こういう場で『最高のキャスティング』と嘘をつくプロデューサーや監督がいっぱいいますが(笑)、この作品に関しては本当に最高のキャスティング!」と毒を交えつつ万感の思いを明かした。山田さんも「深夜ドラマでお金もない中で手さぐりで作ってきました。たぶん『面白い』と思ってくれた人が多かったんでしょう。(映画も)暑い夏に撮影してやっと、公開が近づいてきました。よかった…」と飄々と語りつつも強い思いを感じさせた。大島さんは先ほどの監督の「最高のキャスティング」という言葉に、「演技派、個性派のみなさんに囲まれて緊張する日々でしたが、いまは至福のときです」と満面の笑みを浮かべていた。ちなみに、新井さんはライヴに何度も行くほど大島さんの大ファンだったそう。この日も「並んでるのが不思議」と語っていたが、もともと脚本上ではたった一度だけあった大島さんと新井さんの共演シーンを「監督が削った」(新井さん)と恨めしげな表情を見せた。劇中で大島さんは借金に溺れ不幸のどん底に落ちていく役を演じているが、この日は大島さんが100万円をトゴ(※10日で5割の金利)で貸す側となり、男性陣はそれぞれ担保を発表!監督からは「次回作の主演オファーと晩酌セット」という魅力的な提案が。崎本さんは「半分くらいなくなっても大丈夫ということなので」と生々しく「肝臓」を担保にしようとしたが、大島さんは「もらってどうすればいいの?」と困惑。監督からは「生レバー禁止ですからね」とツッコミが飛んだ。林さんは「人生で一番モテて楽しかった」という「中学校の記憶」をカタに借金を画策。新井さんはリアルに「身分証のコピーと実印」を提供し、しかも事務所の先輩の浅野忠信を保証人にする周到ぶりで笑いを誘っていた。最後に山田さんが掲げたボードには「命名権」の文字が…。話題の命名権(ネーミングライツ)を譲渡することで、例えば、山田さんが2人目の“大島優子”になって、大島さんの代わりにコンサートなどの仕事をこなすと熱弁。これには大島さんも大喜び。監督は「山田くんは(AKB48のヒット曲)『ヘビーローテーション』を歌って踊れる」と太鼓判を押しており、AKB劇場に登場する日も近いかも…?山田さんは借用書にサインをし「山田孝之改め、大島優子です!」とノリノリだった。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年07月11日累計500万部を突破した真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)から公開されるのを前に、予告編映像が届いた。『闇金ウシジマくん』予告編本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。今回解禁となった約1分半の予告編映像には、ウシジマ(山田)が、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林遣都)の目に電気コードを突き刺そうとする壮絶なシーンや、母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島優子)が、母親から「3P してくんない?」と強要される過激なシーンなどが映し出されている。また、崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーがドラマシリーズから続投しているほか、市原隼人、新井浩文らも登場。豪華な顔ぶれにも注目が集まりそうだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年06月27日累計500万部を記録した真鍋昌平の人気コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』に片瀬那奈が出演し、ドラマの途中で主人公のもとを去った大久保千秋を再び演じることが発表された。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、10日で5割の利息で貸付をする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と債務者たちの人間模様を捉えた物語。劇場版にはドラマ版に続いて山田や崎本大海、やべきょうすけらが出演し、さらにAKB48の大島優子と林遣都が登場。人生の目的を見失い出会いカフェにハマるフリーターの鈴木(大島)と、人生の一発逆転を画策するイベントサークルの代表、小川(林)が“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描く。本作で片瀬が演じる大久保千秋は、ドラマ版のオリジナルキャラクター。元AV女優で、故郷の親を安心させるために正社員の職を探しているところ、闇金会社とは知らずにカウカウ・ファイナンスに入社した。ドラマ版では闇金の刺激的すぎる世界を目の当たりにして退職していたが、映画版で逮捕されたウシジマを救うために復活する。片瀬は「一見怖そうに見えるウシジマ社長は本当に怖いですが、その職業や荒っぽさを除けば芯のあるプロフェッショナルな人です。映画版では千秋はカウカウ・ファイナンス、そしてウシジマ社長の最大のピンチに助っ人として登場しております!個人的にぜひ注目して欲しいのは、最凶にして最狂の宿敵“肉蝮”とウシジマくんとのバトルシーンです。千秋も危険を顧みず激しいアクションに参加します!」とコメント。ドラマ版では新米社員だった大久保千秋がスクリーンでどんな“アクション”を見せるのか気になるところだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年05月18日『ゆれる』、『ディア・ドクター』の西川美和監督が、主演に松たか子と阿部サダヲを迎えて贈る最新作『夢売るふたり』が9月8日(土)より公開されることが決定。これに合わせて本作のポスタービジュアルも完成し、このほど初披露となった。『蛇イチゴ』や『ゆれる』、『ディア・ドクター』など、人間の深層心理を突く鋭い視点と女性ならではの繊細な描写で映画ファンを魅了する、西川美和監督の新境地となる本作。人々が日々すれ違いながら生きる都会・東京の片隅で、松さんと阿部さん扮する一組の夫婦が始めるある計らいを通して、愛とは何か?を問いかける。その計らいとは、なんと夫婦共同作業による“結婚詐欺”!火事で営んでいた小料理屋を失い、生きる糧を失ってしまった2人は再出発への資金を貯めるべく、妻が計画し、夫が女を騙すという、何とも信じがたい行動に出る。妻の指令のもと、次々と女性たちを騙していく夫。だが、嘘の繰り返しはやがて、夫婦の間にさざ波を立て始め…。今回完成したポスターでは、深い夜景をバックに、松さんと阿部さんの複雑な感情のこもった顔が大きく映し出されているが、夢を閉ざされた絶望感が阿部さんの表情から感じられる一方で、松さんのまっすぐに見据える視線には、それとは異なる“狙い”を感じさせるものがある。そして2人の前に踊るのは、「人間最大の謎は、男と女」というキャッチコピー。果たして2人が巻き起こす「騙し」のドラマの終着点には何が待ち受けているのか…?先の読めないミステリーの雰囲気をこのポスターからも感じ取ることができる。さらに、既に発表されていた2人、そして“騙される”女役の田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、安藤玉恵、江原由夏に続き、ほかの豪華キャストも発表!伊勢谷友介、やべきょうすけ、大堀こういち、倉科カナ、古舘寛治、小林勝也に加え、『ゆれる』での演技が印象的な香川照之、『ディア・ドクター』主演の笑福亭鶴瓶など、西川監督作おなじみの顔ぶれが意外なシーンで出演しているので、こちらも要チェック!『夢売るふたり』は9月8日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:夢売るふたり 2012年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「夢売るふたり」製作委員会■関連記事:阿部サダヲ「凄い結末に…」『夢売るふたり』“騙される女”はこの5人!『夢売るふたり』松たか子&阿部サダヲが“夫婦”そろって無事クランクアップ!『ゆれる』の西川美和最新作で松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺師の夫婦に!
2012年04月27日2010年秋、真鍋昌平による累計500万部の同名ベストセラーコミックを、人気俳優の山田孝之でドラマ化し過激な描写が話題を呼んだ「闇金ウシジマくん」。その注目の映画化で、新たに「AKB48」の大島優子、林遣都が出演することがこのほど明らかとなった。2004年より「ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載開始した同名コミックを原作に、“闇金”という禁断の題材をリアルに描く本作。金貸しを生業とする冷酷非道な男・丑嶋(ウシジマ)と、借金を重ね追い込まれていく債務者たちの恐怖を通して、現代に潜む闇をえぐりだす。ドラマ版からの続投で主人公のウシジマを演じるのは、もちろん山田孝之。今回新キャストとして発表された大島さんが演じるのは、母親の借金を肩代わりしたことで、ウシジマから取り立てを受け追いつめられていく鈴木未來。返済のために「ほんの少しだけなら…」とバイトに選んだ「出会いカフェ」で、彼女は金のために時間を切り売りする“欲望の世界”に足を踏み入れていくことに。ウシジマに追いつめられ、本作のキャラクターの中で一番闇金の恐怖を実感する役どころだが、昨年の夏、出演が決まり台本を読んだ大島さんは「人が目を背けてしまうような題材に真っ正面から挑む姿勢がカッコいい」と作品に深く共鳴し、撮影に入ったという。「未來は光と闇の間でどちらに行ってしまうのか。不安を感じるキャラクターでとても難しい役柄でしたが、素晴らしい役者さんたちに囲まれ何とか演じきることができました。人間がガムシャラかつ必死に生きようとする姿が描かれていて、人が生き抜くためのヒントが見つかる作品だと思うのでぜひ劇場で楽しんでみてください」とアピールする。さらにもう一人、『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』での演技が記憶に新しい林さんは爽やかな好青年のイメージを覆し、一攫千金を狙う強欲な男・小川純役に挑戦する。携帯電話を3台持ち、アドレス3,000件の幅広い人脈を持つ小川純。人気沸騰中のダンスユニットを餌に成功を収めてきたイベントサークルの代表で、金と名声のためなら手段を選ばない狡猾な男である。だが過去最大規模のイベント成功を目論む大勝負に出た純は、資金集めの末に闇金に手を出してしまう…。そして、ドラマに引き続きウシジマが絶大な信頼を寄せる部下、高田役に崎本大海、柄崎役にやべきょうすけが扮し息ぴったりの世界観を見せるのに加えて、原作ファンから高い支持を受ける“肉蝮”役に数多くの映画で独特の存在感を放つ新井浩文、そのほか岡田義徳、ムロツヨシ、黒沢あすかなど実力派俳優たちが名を連ねる。ドラマでは描ききれなかった闇の世界をどう演じてくれるのか、楽しみである。映画『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会■関連記事:山田孝之が再びあのハマり役に!『闇金ウシジマ』がドラマに続き映画化
2012年02月21日TBS・MBS系新ドラマ『闇金ウシジマくん』の制作会見が9月29日(水)、東京・西新宿の京王プラザホテルで行われ、主演の山田孝之をはじめ片瀬那奈、やべきょうすけらが出席した。漫画家、真鍋昌平さんが漫画誌「ビックコミックスピリッツ」(小学館)に不定期連載中の同名漫画のドラマ化で、超暴利闇金融・カウカウファイナンスで金を借りに訪れる客やその関係者が借金で身を滅ぼしていくさまを描くヒューマンドラマ。4年ぶりの連ドラ主演となる山田さんは、闇金ビジネスの実力とカリスマ性を併せ持つカウカウの社長、丑嶋馨(うしじま かおる)役。「お金の価値を分かっていない人たちが金を借りてしまうんだと思う。僕はお金が最強兵器だと思っている。でも兵器のように分かりやすいものではないからマヒしてしまったり、収入や支出の差があったりお金との距離感も違うので、余計分かりづらい。お金の強さとかを分かってもらえれば」と借金について冷静に分析した。自身は「お金に執着がないので闇金で借りることはないと思う」とキッパリ。やべさんも「借りる気持ちは分かる。いまの世の中、我慢や耐えることより欲の方が深いのか、得られるものがあるとお小遣いをもらう感覚で得てしまうんだと思う。いま一時より先々の人生のことを考えよう、と思ってくれたら」と訴えた。撮影はすでに終了。オススメや見どころは?と司会者から聞かれた山田さんは「風俗店のシーンとかいいですよ、たまんないですよね?」とニンマリしながらやべさんに問いかけ。「俺、その現場行ってないんで…」とちょっぴり残念そうな表情のやべさんを尻目に、山田さんは「下着姿の女の子がいっぱいいて、普通見られないじゃないですか?でも仕事しているツラしてジーッと見ているんですよ」と手振りを交えて振り返り、共演者の笑いを誘っていた。プロデューサーは、フジテレビで単発ドラマ「ナニワ金融道」(1996〜2005年放送)を手掛けた山口雅俊氏。「『ナニワ』を作ったとき、町金の古き良き時代は終わっていて、闇金の最前線とお金を借りる底辺の間でギリギリの人間模様があると聞いて、それを描きたいと思った」と熱っぽく話した。ほかに崎本大海が出席した。ドラマ「闇金ウシジマくん」は10月12日(火)深夜24:55よりTBSにて放送スタート、同14日(木)深夜24:55よりMBSにて放送スタート。(photo/text:Yoko Saito)
2010年09月29日芥川龍之介の短編「藪の中」を大胆に脚色し、映画化した『TAJOMARU』が9月12日(土)に公開を迎え、都内で舞台挨拶が行われた。主演の小栗旬を始め、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、萩原健一に中野裕之監督、山本又一朗プロデューサーが顔を揃え、会場は大きな盛り上がりを見せた。劇場の後方扉から小栗さんらが登場すると、会場を埋めつくした女性ファンの黄色い声援が会場全体に響き渡った。握手を求めるファンをかき分けて壇上に上った小栗さんは「おはようございます。(壇上に到着するまで)結構、長い道のりでしたね」と笑顔で挨拶。司会者からは、劇中で小栗さん扮する多襄丸(=直光)が見せる“泣き”の演技についての質問が飛んだが、小栗さんは「あれはだいたい、目薬です。隠れてこっそりね(笑)」ととぼけた。監督によると「旬くんもすごかったけど、幸ちゃんはもっとすごかった。旬くんは負けず嫌いなので、幸ちゃんが泣くと旬くんも泣き返す、といった感じでした」と明かした。その柴本さんは劇中で描かれる“愛”の形について「現代ではこんな愛は、なかなかないので、特別な経験をさせてもらいました。直光のダイレクトな愛を私自身(=阿古姫)は直接的に受け止めるわけではないので、(演じながら)複雑な思いでした」とふり返った。松方さんは、小栗さんの印象を尋ねられ「初日にお会いして、くそデカいのに、顔が小さいなぁって思いました。(小栗さんは)集中力が素晴らしく、楽しい撮影でした」と語った。本作でスクリーンに復帰した萩原さんは「プロデューサーも監督も環境づくりが非常にお上手でした。映画作りというものが変わったことを肌で感じましたね。“ジャパニーズ・ニュー・シネマ”の幕開けです!」と高らかに宣言。田中さんは、これまでのイメージとは打って変わって、悪役に挑戦したが「演じているときは難しくて、迷いながらみなさんとキャラクターを作り上げていきました」と語り、事務所の先輩である小栗さんとの共演については「役を通してでしか、旬くんのことを『貴様!』なんて呼べませんからね(笑)。そういうところも楽しみでした」と明かし会場を沸かせた。やべさんからは「小栗くんが圭くんにダメ出ししてる姿が忘れられません。圭くんは酒が強くないので、少し飲むと顔全体が真赤になって、鼻だけ白いコアラみたいになるんです。小栗くんはそれを見て『お前、また飲んでるのか?飲む時間あったら台本読め!』って言ってましたね」との証言が。小栗さんは、苦笑交じりに「圭が(酔って)廊下で寝ていたことがありました」と明かし、やべさんも「しかも、旬の部屋の前でね(笑)」とさらにダメ押し。先輩たちによって明かされた、田中さんの意外な姿に会場は笑いに包まれた。最後は客席をバックに写真撮影が行われ、映画の船出に満員の客席からは大きな拍手が贈られた。『TAJOMARU』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』『TAJOMARU』小栗旬「女の人の気持ち?一生わかんないと思うな…(笑)」「何があってもおれがお前を幸せにする!」小栗旬『TAJOMARU』本編映像が到着ショーケン、東大で復活の怪気炎!“東大特別講師”小栗旬が考えるリーダー像とは?小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待
2009年09月12日黒澤明の名作『羅生門』の原作小説として知られる、芥川龍之介の短編「藪の中」の登場人物の一人、盗賊の多襄丸を主人公に据え、大胆に脚色し映画化した『TAJOMARU』。本作のスタッフおよびキャスト陣が9月3日(木)、東京大学で開かれたコンテンツビジネス産業についての公開講座に登場!小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、萩原健一らが“講師”として聴講生たちからの質問に答えた。東大安田講堂の壇上に上がった小栗さんは「参りましたね(苦笑)。高校すらまともに行ってなかったのに、こんなところに来ていいんですかね…」とやや困惑気味。ほかの共演者も緊張した様子を見せていたが、萩原さんは、かつて学生運動で激しい闘争が繰り広げられた安田講堂に「昔を思い出します。蜷川幸雄さんと一緒に学生たちにエールを贈ったものです」と感慨深げな表情を見せた。映画や撮影の様子について、聴講生たちからは様々な質問が投げかけられたが、東大らしく(?)、中には「先日、総選挙が行われましたが、小栗さんが考えるリーダーの条件とは?」という質問も。小栗さんは「難しいなぁ…」と悩みつつ、自らが舞台公演で座長を務めた際の経験を踏まえながら「僕自身は、弱味を見せないようにしています。現場の作り方はいろいろですが、みんなでひとつのおもちゃ箱を作ろうとするようなもの。辛いときに笑っていられる環境づくりを心がけています」と答えた。田中さんは今回の作品について「俳優を9年やらせていただいて、こんなに辛かったことも、完成が嬉しかったことも初めて。時代劇も初めての経験で、初めてづくしでした。(撮影中の)夜の宴会も辛かったです(苦笑)」とふり返った。やべさんは「(自身が演じる)盗賊の場面は、ホンワカとしていて重くないところ。ギャップを出そうと楽しんでやりました」と笑顔で語った。萩原さんは寄せられる質問ひとつひとつに、ユーモアたっぷりに回答。脚本の完成の遅れ(撮影開始の3日前に完成!)について尋ねられると「びっくりしましたが、監督やプロデューサーの息がピッタリと合っており、素直に受け入れることができましたね。それを欠いて起こったのが私の“事件”だったわけです」。さらに、女性の好みや、現代社会における“草食系男子”の増殖についての質問には「女性遍歴が多すぎてわかんないですね(笑)。いまの社会は男性のフィーリングも変化し、“色気”よりも“色香”を振りまく時代、ギラギラではなくインテリジェンスの時代になっているのではないでしょうか。日本人の品のよさ、ふくよかさが戻ってきているように思います」とコメント。因みに劇中、田中さんと共に同性愛を思わせるような妖艶なやり取りを見せているが「私はゲイではありませんよ。もっと濃厚なシーンがあったんですがカットされています」と語り、会場を沸かせた。柴本さんは自らの出演シーンについて「明るいシーンがほとんどなくて、緊張を緩めることができない状況でした。今回は特に、役に入り込みましたが、(感情の)振れ幅が大きくてハードでした」と苦労を明かした。小栗さんはそんな柴本さんの熱演について「“なりふり構わない”って言葉は幸ちゃんのためにあると思います」と大絶賛。最後に作品について「明日への活力になれば」とアピールし大きな拍手を浴びた。『TAJOMARU』は9月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント気合いの(?)坊主頭・小栗旬、先輩風を吹かせて田中圭をぶった斬る?
2009年09月05日黒澤明の不朽の名作『羅生門』の原作としても知られる芥川龍之介の「藪の中」の登場人物の一人、伝説的な大盗賊・多襄丸を新解釈で描ききる『TAJOMARU』。9月に公開を控えた本作がついに完成を迎え、7月5日(日)、監督を務めた中野裕之、主演の小栗旬に柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、山本又一朗プロデューサーと、主だったメンバーを揃えての完成報告会見が行われた。来る七夕に因んで、この日キャスト陣は全員浴衣姿で登場、会場は立ち見が出るほどの超満員に。短髪姿をお披露目した小栗さんは、早速髪型について指摘されると「坊主はTAJOMARUの気合いでやったと言えと言われましたが、実はそういう訳ではないんですよね」と笑って説明。多襄丸(直光)は、名門の生まれながら、地位も名前も捨て、盗賊として生きていくが、小栗さんは「何で生き続けていくんだろうということを考えながら演じました。失ってまで生きてもがいていく…いまの自分たちには想像できないことですよね。演じるのが難しかったというよりは、刺激的でした」と役への思い入れを語った。また、本作の見どころとなる刀での立ち回りシーンの感想を尋ねると、「松方さんのスピードについていくのがやっとでした。松方さんとご一緒したその日一日で成長できた気がします。また、圭くんは直接の後輩なので、遠慮なく出来ました(笑)」といたずらな笑みを浮かべた。これに対し、直光への謀反を企む桜丸役の田中さんは、役とは裏腹に「旬くんは目標の人なので、委縮してなかなか自分の思い通りに出来ず苦しかったです」と悩んだ様子。だが、「夜、お酒を飲んで酔っ払っていたときに、旬くんが『芝居のときもいまみたいにかかってこいよ』と言ってくれ、ラストは先輩ということを忘れて桜丸として直光にかかっていけました」と役になりきるまでを明かした。直光に多襄丸の座を授ける旧・多襄丸役の松方さんは、撮影の様子を聞かれ、「みんな本当によく飲んでました。圭くんなんて酔っ払っているとこしか見てないです」とコメント。小栗さんに対しては「不良性感度が豊かで、手足も長く、顔も小さく、本当にうらやましい限りです」と半ば、うらやましそうに称賛の嵐。とにかくよくお酒を飲んでいた現場だそうだが、その原因はこの人にあり?「盗賊のイメージを仲間と話し合い、『盗賊は飲むんじゃね?』ということで、自分は酒が強い方ではないのですが、がんばりました。『昼は盗賊、夜、宴会』という台詞は自然と生まれました」と話すのは、盗賊のリーダー・道兼役のやべさん。小栗さんとは『クローズ ZERO』に続く共演となったが、「頭としての演技を見せてくれて、俺たちを引っぱってくれました」と厚い信頼を寄せた。柴本さんは、時代に翻弄されるヒロイン・阿古を演じたが、「ひとつひとつ理解しようとするのは難しく、メンタル面でもハードな役柄だったので、現場に入ってみんなに助けてもらいました」と撮影をふり返った。また、撮影中によく涙を流したという中野監督は、「沼で多襄丸が刀を抜くシーンはすごい大切なシーンだったので、うまくいって泣きました」とのこと。「この映画は役者力でできた映画なので、拍手をお願いできますか?」と観客に呼びかけると、盛大な拍手が返ってきた。そして最後に、一同、短冊にしたためた願い事を披露。それぞれが映画をヒットを願う中、田中さんは「人を切らなくてものし上がれますように(笑)」とのこと。そして小栗さんからは「もっと自由になれますように。僕たちの時代の自由って、何でも手に入っていろいろ出来てと一見、自由そうですが、精神的には自由じゃない気がするので、そういう意味を込めて」と作品に通ずるメッセージを贈った。『TAJOMARU』は9月、全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月、全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会
2009年07月06日