「あーあ、会社行きたくないな」誰だって、1回どころか何度も、考えたことがあるはず。生理周期とか、恋愛が上手くいってるかどうかとかで、時に「私ってなんのために働いてるんだっけ?」なんて思ってしまう日だってあるし、小さなミスやちょっとした人間関係のこじれで、仕事を辞めたくなる日だってあるでしょう。今回ご紹介するのは、そんなあなたの心をそっと包んでくれる、一冊の本。とんでもなくリアルな職場で働く主人公たちの姿に、最初は共感で嫌悪が巻き起こるかもしれない。だけど読み進めていくうちに、多様な人間たちをつなげる、会社の懐の深さを感じるようになる……かもしれない。【この本を読んで分かること】・会社で働く全ての人が共感できるリアルなストーリー・「会社あるある」の問題に、不器用なりに立ち向かう登場人物たち・仕事や家庭のモヤモヤに、それぞれが出す多様な答え■どこの会社にも必ずいる、リアルな登場人物たちに共感本屋で思わず『明日も会社にいかなくちゃ(こざわたまこ著・双葉文庫)』が気になってしまったのは、まずその共感性の高いタイトルが目に入ってきたから。仕事なんてしたくない、家で好きなだけ寝ていたい。そう思う反面、寝る前にほぼ毎日頭に浮かぶ「でも、明日も会社いかなくちゃな」という、半強制的なあの思い。そして、タイトルに添えられた帯の“共感しすぎて胸が痛い”というアオリ文も気になった。本は、とあるOA機器販売会社の職場での人間関係を群像劇として描いている。同じ会社で働く6人の物語が、それぞれの視点で語られていく。20代後半で役職に就くも、自分に自信が持てず周囲の意見に振り回されてしまうアラサー幹部補佐。出世競争に敗れ、部下からも家庭でも雑な扱いを受けるアラフィフ課長。職場で苦手だった先輩が”ママさん”となり、その働き方にモヤモヤしてしまう経理部員。会社で働いたことがある人なら誰にとっても身近で、そしてリアルな登場人物たち。どの主人公の話を見ていても「うんうん、そういう人、会社にいるよね」と思わず共感してしまう。そして、そこで起こる出来事もまた、会社で働く私たちにとってはごく身近で、自分や周囲が一度は悩んだことがあるようなことばかり。早めに出世したものの、部下との上手い距離感が分からないとか、上司や先輩がちょっと無能に思えて、イライラしちゃったりとか。エピソードがあまりにリアルなので、友人から体験談を聞いているような気持ちになる。そしてたしかに、自分と環境が近い登場人物の話を読んでいる時は、思わず胸が痛くなった。どんな人でも、6人の主人公のうち、誰かには共感してしまうのではないかと思う。■「少しだけ」変わっていく登場人物に勇気づけられるだけど、ただ共感を誘ってくるだけではない。どのエピソードでも、会社や家庭の中でもがき苦しみ、それでも前を向いて歩こうとする登場人物たち。会社という特殊な人間関係の中で、後輩や上司に「なんと伝えるべきか」悩んだり、モヤモヤする職場環境をどうやったら打破できるか考えたり……決して超絶ポジティブな登場人物たちではないけれど、それぞれが「自分の答え」を探し出し、成長していく。読後、まず頭に浮かんだのは「答えの出し方って、それぞれでいいんだな」ということ。働いていれば何かしら嫌なことはあるし、仕事そのものは上手くいっていても、プライベートで割を食うこともある。つらいなら、仕事を辞めたっていい。だけど、辞めて気分が晴れるかどうかはその人次第。その人が出した「答え」次第なのだ。普段は色々な思いを抱きながら、陰鬱と働いていたりいなかったり……な登場人物たち。だけど、作中にはそれぞれの「変わるきっかけ」が描かれている。しかしその瞬間は、劇的なものではない。仕事のちょっとしたミスの瞬間や、いつも通り繰り返してしまったクセに気づいてしまった瞬間。どれもこれもありふれた出来事なのだが、周囲の人々からかけられる声や、変わっていく環境の中で、何かに固執していた自分に気づくような、そんな瞬間がある。「自分にとって、本当に大切なものってなんなんだろう」。その答えに気がついた時、登場人物はほんの少しだけ、変わる。社会で働くいい歳のオトナたちは、基本的な性格なんてなかなか変わらない。キライな自分のクセだって直せない。だけど、ちょっとだけ考え方を変えたり、いつもしない行動をしてみたりすることで、前に進むのだ。それぞれの登場人物に、勇気づけられる瞬間があった。別に大きく変われなくたっていい、ただ、考えて行動し続けていれば、人生は続いていく……当たり前のようで、なかなか考えさせられることのない教示をもらった。■会社って、不器用な人々の集まりだそれに、自分とは違う立場の登場人物の話にも、感じ入るものがあった。たとえば”問題発言”の線引きが分からず、職場の部下から白い目で見られがちな中年社員。そういった人も、何も考えていないわけではなかったり、その人が抱える事情があったりする。そう思うと、自分が関わる「ちょっとイヤな人」のことも、許してあげられるような気がした。会社にいるのは器用な人間ばかりとは限らない。「なんでそんな言い方するかな」と言いたくなる機会なんて、いくらでもある。作中にはそういう、不器用なものいいがたくさん出てくるのだけれど、俯瞰してみると、自分も人にそういう言い方をしているんじゃないかと、考えさせられる瞬間もあった。きっと、私をイヤな気持ちにさせてくるあの人も不器用なんだろうし、そして私自身も、きっと不器用。会社は「不器用な人々」がたくさん集まっているということを再認識してみると、少しだけ優しくしてみようかなと思える。もし本を手に取るなら、自分と似た登場人物だけでなく、職場で自分が苦手に感じる人に似た登場人物も探してみてほしい。職場で抱える問題に対して、あなたらしい答えを出したくなった時、きっと役に立つはずだ。読み終わった頃には、自分が昨日今日してしまったミスも、気にならなくなっていた。ミスすることは、誰にでもある。大切なのはその後どうするかなのだと、心の底からそう思った。(ミクニシオリ)
2024年04月20日アラサーと言えば、社会的にも個人的にも成熟する時期でしょう。この年代の男性は、異性に対する考え方も深く、多面的になります。そこで今回の記事では、彼らが同世代の女性に対して感じている、しかし口にはしづらい「本音」を紹介します。遊んでるのかな?アラサー男性が同世代の独身女性を見たとき「遊んでるのかな?楽しみたいだけじゃ?」と考えることが多いようです。しかし、そんな中には、真剣に自己実現を追求している女性も多いです。彼女たちの強さやしっかりさに、男性たちも気づき敬意を表します。このように、生き方一つで人の意識や評価が変わることを彼らは理解しているようです。結婚願望は本心?「結婚したい」と聞くと、それが本心なのか疑問を持つ男性もいます。結婚への本気度は行動で示す必要があり「遊び」を優先する生活とは一線を画すものです。このギャップから、女性の真の意志を問い直すことがあるようです。なぜ結婚を急ぐの?結婚を急ぐ女性に対して、アラサー男性はしばしば「なぜそんなに焦るの?」と疑問を持ちます。彼ら自身も将来については真剣に考えていますが、焦りすぎることに対しては否定的な印象を持つ人もいるようです。焦らず一歩ずつ婚活を30代を迎えると人生の大きな転換期を経ることで、何を求めるのかがはっきりしてきます。しかし、婚活に関して焦りは禁物です。突然の不安に駆られることもあるかもしれませんが、ゆっくりと確実な一歩を踏み出すことが何よりも大切。彼らの内心に秘められた本音を理解することで、より豊かな人間関係が築けるかもしれませんね。(CoordiSnap編集部)
2024年04月12日アラサーの女性たちの間で、恋の悩みは尽きないもの。とくに同年代の男性、つまりアラサーの男性を対象としたとき、彼らにどう映っているのか、何を期待されているのかが気になるところです。今回は、彼らから好印象を得るために、気をつけるべきポイントを紹介しましょう。将来への意識アラサー男子は、遊びに興じるよりも、将来に向けた真剣な計画を立てることを重視している傾向にあります。彼らは自分のキャリアや収入アップのために、現在を犠牲にしてでも努力することを選びがちです。そのため、遊びに出かける女性に対して、将来に対する意識の低さを感じてしまうでしょう。彼らにとっては、遊びよりも未来を見据えた姿勢が重要なのかもしれません。相手を理解するアラサー世代になると、仕事等で忙しい中でもコミュニケーションを取る努力が必要になりますが、返信がすぐにできないことへの理解もまた重要です。彼らが仕事に集中しているタイミングで返信を急かすのは、逆に関係の溝を深める原因となりかねません。その代わり、彼の努力を静かに支える姿勢を見せることが、より成熟した関係構築に繋がるでしょう。自己肯定感を失わないアラサーになると、自分の人生について深く考える機会が増えます。とくに「自分探し」をしている女性は多いですが、これは同時に、自信の喪失や自己責任への恐怖を引き起こすことがあるようです。アラサー男子からは、自分探しをしている女性に対し、どのように接すればよいのか迷うことが多いといわれています。自信を持っていたり、自己肯定感がある女性の方が惹かれるのかもしれません。関係を深めるための思考力「彼は私の趣味を受け入れてくれるかな?」「こんなにも違う世界観を持っていても大丈夫かな?」というような不安を抱える女性は少なくありません。ですが、相手の考えを先回りしてしまう前に、彼がどのように感じているのかコミュニケーションをとりながら知る努力が大切です。恋愛においては、相手の心理を理解し、尊重し合うことが何よりも重要なのかもしれません。これらのポイントを踏まえると、アラサー男女がお互いをより深く理解し、関係を築くためのヒントが見えてくるはずです。(CoordiSnap編集部)
2024年03月28日ビジネスシーンで欠かせないのが『ネクタイ』。きれいに保つために「自宅で洗濯してもいいのか…」と悩む人も多いのではないでしょうか。日々の生活に役立つ情報を数多く発信している『マイレピ』が、『ネクタイの正しい洗濯方法』について解説しています。ネクタイを洗濯する前に…ネクタイを洗濯する前に、そもそも洗濯できるネクタイなのかどうかを確認しましょう。多くのネクタイはシルクで作られているため、自宅での洗濯には向いていません。ポリエステルや綿で作られているのであれば、洗濯できるでしょう。また洗濯表示もしっかりと確認しましょう。洗い方や洗う時の水の温度などが記号で記されています。ネクタイの正しい洗濯方法ネクタイが自宅で洗濯できる場合は、以下の方法で洗濯してみましょう。まずネクタイの洗濯に必要な道具は以下の通りです。自宅でネクタイを洗濯する際に使う7つ道具・デリケート洗い用中性洗剤・洗濯ネット・ネクタイ全体がつかる程度の大きさの桶・あて布・バスタオル・アイロン・平置きネットマイレピーより引用1.桶にお湯と中性洗剤を入れるまずは桶に40℃のお湯と中性洗剤を入れます。しっかりと泡立て、ふわふわの泡を作りましょう。このふわふわの泡によってネクタイの汚れを落とします。2.洗う前にネクタイをチェックするネクタイが洗剤によって色落ちしたり縮んだりしないかをチェックしましょう。1で泡立てた洗剤をネクタイの目立たない部分に付け、異常がないか確認してください。また固まった汚れが付着しているかもチェックし、もしある場合は乾いたネクタイを擦り合わせて落としましょう。3.洗濯ネットに入れて洗う洗う時は洗濯ネットにネクタイを入れます。洗濯ネットに入れることで、ほつれや摩擦を防げるためです。ネクタイが入った洗濯ネットを桶の中に入れたら、端を持ち上下させて洗ってください。4.洗剤が落ちるまで洗い流す洗い終わったら、洗剤が落ちるまでお湯で洗い流します。この時も、洗濯ネットの端を持ちながら上下させてすすぎましょう。5.柔軟剤を入れるすすぎが終わったら桶の中に柔軟剤を入れて、ネクタイに柔軟剤を染み込ませます。柔軟剤が染み込んだら、再度しっかりすすぎましょう。6.ネクタイの水分を取るネクタイをバスタオルで挟み、軽く叩いたり巻いて包んだりしながら水分を取り除きましょう。ネクタイが傷んでしまうため、強く擦ったり絞ったりするのは避けましょう。7.陰干しする『平置きネット』を使って、風通しのよい場所で、陰干ししてください。吊るすようにして干すと、ネクタイに跡が付いてしまうので避けましょう。干せたらしっかりアイロンを!ネクタイが完全に乾いたら、約130〜140℃の低温に設定したアイロンでシワを伸ばします。あて布を使って、ネクタイのシワを伸ばしながら形を整えましょう。ネクタイの汚れが気になった場合は、まずは自宅で洗濯できるかどうかをまず確認。後は洗濯ネットに入れて丁寧に洗いましょう。きれいになったネクタイを身につけて、身だしなみを整えてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月25日なんとなく「紙でメモするのが好き」という女性は、私だけではないと思います。だけど、今は学校の授業すら、PCやタブレットでノートを取る時代。だけど紙やノートはかさばるし、スマホのように「絶対に忘れない」とも限らないので、紙でメモを取るのは非効率的なような気もします。「なんで紙でメモしたくなるんだろう」。そう思って手に取ったのが、この本……『「思考」が整う東大ノート(西岡壱誠著・ダイヤモンド社)』でした。本を開いてみて、まずうれしかったのは「紙でメモを取る意味はある」とはっきり分かったこと。私が感じていた「紙の非効率性」への疑念は一気に晴れ、どんな時に紙でメモをすればいいのかや、メモがどんな時に、そのパワーを最大限に発揮してくれるのかを知ることができました。【この本を読んで分かること】・時間がない大人も実践したい、勉強内容や課題を整理できるノートの作り方・書いたことをメモから「知識」に変えるコツ・仕事や勉強などの「情報整理」のコツと活かし方■メモやノートは「言われたことを書き留めるもの」ではない『東大ノート』などというタイトルを見ると「あーはいはい、頭のいい人だもんね」と逆に心が冷めてしまう人もいるかもしれません。東大に入るような人は私たちと頭の作りが違う、と諦め切っているのかもしれません。しかし、本の冒頭にはバッサリと「東大生も聞いたことを忘れる」と書かれていました。本を読んでみると、いい大学に入れるような人も、才能だけで頭がいいというわけではないことが分かります。けれど、時間の使い方や思考の整理が上手なのです。例えば……メモを取るだけなら、文字を書くより、スマホを使った方が早いですよね。写真を撮ったり、ボイスメモを使ったりするだけの方が、作業としては簡単です。しかし、タイパよく勉強しているはずの東大生たちも、メモやノートを取るのだそう。しかし、物事を書き留めておくためにメモを取るのではありません。手に入れた情報を人に話せるレベルの「知識」に変えるために、ノートを作るのだそうです。たしかに、内容を後で見返すためという意味では、紙のノートも写真も変わりません。丸写しするノートには意味がない……そう言われると、会議の議事録を取る時も、誰が何を言ったかを一字一句確認したいなら、録音した方が早いのです。だけど、録音を聞き返すのは時間がかかりますし、議事録で確認したいのは、会議の要点です。だからこそ、ボイスメモを録音するのではなく、メモを書く……メモの意義とは、頭を使って書き留めることにあるのです。■ノートづくりから「情報整理の方法」を学ぶ本の中では、東大生が使っているという「メモノート」「インプットノート」「アウトプットノート」という3種類のノートの作り方が紹介されています。要点をつかむためのメモ、それを自分の知識に変えて、インプットするためのノート、他人にアウトプットできるレベルまでに落とし込むノート。3種類のノートを使うと、今まで知らなかったことや覚えていられなかったことが完全に自分の知識となり、忘れなくなるのだといいます。私たちが中高生の時にやってきた勉強といえば、先生が黒板に書いたことをノートに丸写ししていくことでした。だから「ノート=移し書きするもの」と思っていましたし、丸写ししているだけだと、色々なことを忘れてしまうわけです……(笑)。しかし、私たちが出身地や自分の年齢を忘れないように、知識が自分のものになれば、日本の歴史年表も総理大臣の名前も、会議の要点も忘れなくなるのです。メモにこんな力があったなんて!それだけでも驚きなのですが、本の中では「ノートの作り方」「見出しのつけ方」「情報整理の仕方」などがかなりしっかりと書かれているので、本をじっくり読めば、誰でも東大生ノートを作ることができるようになります。実際に私も、本を読んでノートを作ってみたのですが、特に参考になったのは「情報整理の仕方」でした。というのも、ノートを作って見出しをつけて、本の内容を実践してみると、自然と情報を自分で咀嚼することになるのです。覚えたいことを忘れないために「情報を咀嚼するって、こういうことなのか」と自然に分かりましたし、ノートを作っていくうちに、勝手に情報が整理されていくんです。情報整理、と一言で言ってしまうと、誰でも簡単にやっていることのように聞こえますが、実際にノートを取ってみると、今までの自分の情報整理は「かなり甘かった」と気づかされるかも。ノートづくりをルーティンにすると、頭を使うクセ、情報を整理するクセをつけることができます。■「情報整理力」を活かせばQOLを上げることも可能情報整理についての認識が変わると、普段の過ごし方も変わるような気がしました。人の話を聞く時も、自然と話の要点を捉えて「相手が何を伝えたいのか」にフォーカスできるようになります。それに、アウトプットノートを作ってみると、人によっては上手く話せるようになるかもしれません。頭の中で情報が整理されていると、人から「余計だ」と思われる話がどこなのかも分かるようになりますし、完結な言葉で分かりやすく人に情報を伝えることができます。「あなたって話が長いよね」と友人から言われるような人なら、日常のコミュニケーションレベルもグッと上がるかも。もともと文字を書くことが好きな人なら、ノート作りも捗るかもしれません。情報を紙にアウトプットする方法が分かれば、勉強や仕事に限らず、趣味や生活にも活かせるノートも作りやすそう。日記を書くにも、その日感じたことを端的に思い出しやすいでしょうし、レシピブックや家計簿なども、罫線ノートから自分で作ることができそう。紙のノートづくりが上手くなるだけでなく、プレゼンシートや議事録など、PCで作る資料を見やすく作れるようにもなると思います。大事なのは「情報整理の方法」で、これさえ覚えてしまえば、媒体は紙でもPCでも話し言葉でも、なんでも活かせると思います。情報って、なんとなく受け取っているだけでも生活することはできるけれど、受け取る情報の解像度が上げられれば、時間がなくても新しいことを学ぶことができます。学生の時はいくらでも時間を使って勉強できたけれど、色々と忙しい大人である私たちだからこそ、学びや仕事の効率を上げることはとても重要です。ノートづくりで、仕事も生活もタイパを上げちゃいましょう。(ミクニシオリ)
2024年03月16日2023年、最愛のパートナーであるryuchellさんを失ったpecoさんは、今もYouTubeやSNSを通して、発信活動を続けている。そして2024年2月には、彼女の半生をつづった初のエッセイ『My Life』が発売された。本に書かれているのは、pecoさんのこれまでの人生や、ryuchellさんや息子さんへの想い。けれどこの本は、pecoさんのことをよく知らない人にも読んでほしいと思った。彼女が語る色々なエピソードから考えさせられたのは、アイデンティティを持つことの大切さや、多様性の受け入れ方、そして、SNSとの向き合い方。私たちがこの先誰かを傷つけたり、それに傷つけられたりしてしまうことを少しでもなくすために。【この本を読んで分かること】・pecoさんのような「強い心」を持つ方法・pecoさんが「自分らしくいられる」理由・SNSの発信だけでは分からなかった、pecoさんの本当の気持ち■pecoさん流・どんなことがあっても前を向くコツpecoさんの初めての著書『My Life』は、ryuchellさんがご存命だった頃に書かれた本なのだという。パートナーであるryuchellさんから性に関するカミングアウトを受け、お互いが納得できる“新しい家族のかたち”としての一歩を進めていた2022年から、この本を世に出す準備をしていたのだそう。本に書かれているのは、pecoさん自身の『My Life』だ。pecoさんが大切にしてきた家族の話や、飼っている保護犬のこと、子育てのこと、そして、ryuchellさんのこと。2022年時点のpecoさんがこれまでを振り返る半生記だが、さまざまなエピソードを通して、彼女の考え方や課題との向き合い方、多様性との向き合い方などにも触れられていく。当時、pecoさんが実践しようとしていた“新しい家族のかたち”については、世間の中でさまざまに憶測され、彼女を心配するような声もあれば、糾弾するような声も上がっていたように記憶している。しかし本では、彼女の決めたことへの覚悟や、自身が何か選ぶ時の責任について、彼女自身の言葉で書かれていた。第1章の一節には「結婚も出産も……覚悟を持って決めた」ともあり、彼女がどれだけ強い責任感を持って、結婚や出産という道を選んだかも語られている。キャリアや結婚など人生において何か決断を迫られた時、自分はそこまでの覚悟を持ってその道を選ぶことができるだろうか。思い返せば楽しそうだから、と軽い気持ちでその道を選んでしまうこともあった。ただ、pecoさんはそこに強い意志があったのだと、ひしひしと伝わってくる。だからこそ、pecoさんはryuchellさんと生きていくための道を模索し続けられたのだろうし、心が折れきってしまうこともなかったのだと思う。そんなpecoさんのことを「ポジティブで強い」と捉える人もいるかもしれない。けれど、ポジティブでいるコツというか、ポジティブな人がポジティブでいられる理由みたいなものが、pecoさんが語るさまざまなエピソードから伝わってきた。どんなことがあっても「これが自分の選んだ道なのだ」という覚悟を持つこと。その上で、時に自分にツッコミを入れながら、悲しみを怒りに昇華させ、くよくよと悩みこみすぎないこと。こういったpecoさんの考えに触れてみると、なるほど、真似してみたいなと思える部分がたくさんあった。メンタルは強いに越したことはないし、強い心を作る方法はあるのだと思うと、読んでいて心が救われた。■自分らしさが分かるから、人を受け入れられるそういった強い責任感の裏に、pecoさんが自身に強いアイデンティティを持っていることが分かるエピソードも。第2章には、今のpecoさんをかたちづくるきっかけとなった幼い頃の出来事や、彼女が80年代の古着を好きになったきっかけなどが書かれている。“pecoさん=ポップなアメリカ古着”というイメージを持つ人も多いと思う。そして、服への愛やその行動力の強さを知ると、好きなものがあることの素晴らしさについても考えさせられる。pecoさんは、人の意見があまり気にならないという。彼女が、人は人で、自分は自分と切り分けて考え、自分らしく生きることを地でやってのけられるのは、服への強い愛があることも大きいのかもしれないと、本を読みながら思った。流行り廃りに関係なく、自分の好きなスタイルを貫いているpecoさん。自分の好きなものへの気持ちは、自分にしか分からないとも語っていた。それだけ強い気持ちがあるから、自分という存在のかたちが分かるのだろう。そして、自分のかたちが分かるからこそ、他人との違いを受け入れることができるのだろう、とも思った。私は、そんなpecoさんを羨ましく感じる。人と比べることなく、誰かの考えを自然に受け入れることができたら、きっと生きやすいと思う。自己承認欲求から切り離されたところにいる彼女の生き方はとても参考になるけれど、彼女は本の中で「全部真似しなくたっていいから、自分と合う部分があると思ったら、そこだけやってみてくれたらいいと思う」とも言ってくれていた。誰かになろうとする必要なんてない。ただ、自分らしくいてほしいという彼女の語りかけを受けて、もっと自分を大切にしたいとも思った。■SNSでの「意見」に左右されないpecoさんの強さと、私たちがこれからできることryuchellさんが天国に行ってしまったあと、ネットは騒然とした。この時もいろいろな憶測が起こり、ネットでの誹謗中傷問題が深刻に報道された。にも関わらず、何度だって悲劇は繰り返される。ネットでの匿名性を利用して「Aが悪い」「Bは悪くない」と、自分が守ろうとした人と違う立場にいる人を無自覚に傷つける。だけど、pecoさんはそういったネットの攻撃性も「自分には関係ない」と思っているという。いつか、育っていった息子がSNSでの評価にさらされる日が来ても「あなたが最高だよ!」と声をかけ続けたい、とも語っていた。単純に、未来を見据えて愛する我が子を肯定し続けられるpecoさんはやっぱりすごい。ただ、そんなpecoさんの意見を目の当たりにしたからこそ、ネットだとかリアルだとか関係なく、少しでも優しく平和な世界になっていけばいいなとも思った。誰もが、今この瞬間からpecoさんのようなアイデンティティを持って、身を守ることができるわけではない。pecoさんは、匿名性の高い意見にも共感できるryuchellさんのことを「とても優しい人」とも語っていた。人の意見に耳を傾けたり影響を受けたりすることを、ある種の長所として捉えているのがとってもすてきだと思った。pecoさんは日々SNSを通して発信をしている中で、自分の気持ちがうまく伝わらないと悩むこともあるのだそう。SNSでの文章には、抑揚も声色もない。時に文字数も制限されていて、伝えたい言葉が選べない。ネットでは自分の意見は必ずしも、伝えたい意図のまま伝わるわけでもない。実際、pecoさんが選んだ珠玉の言葉とエピソードを読んでみて、やっと彼女の本当の気持ちが分かった。この本はpecoさんの半生を語ったエッセイだけど、波乱万丈な彼女の人生からは、実に多くのことを学ぶことができると思う。自分らしさ、多様性の受け入れ方、SNSとの向き合い方。現代を生きる私たちにとって大切なことを、自身のすべてをさらけ出して発信してくれたpecoさんに、ありがとうを伝えたくなる、そんな本でした。(ミクニシオリ)マイナビウーマンでは著書のpecoさんにインタビューを実施。本のことやご自身のことについて語っていただきました。ぜひこちらもチェックしてみてください。>>「みんな違って当たり前。pecoが大切にしてきた、多様性との向き合い方」
2024年02月17日日中は仕事をバリバリ頑張りつつ、夜は動画をを見てつい夜更かししちゃったり、休日は趣味に明け暮れたり。毎日不規則な生活になりがちな働くアラサー女子に寄り添う新商品がファンケルから登場します。4月18日発売の「トイロ」は30歳前後が持つ「肌不調(肌ブレ)」の悩みに着目し、毎日安定した肌に整えてくれる新無添加スキンケアシリーズ。敏感肌にも使えて、美白や肌荒れ防止機能も備わっているので、あれこれつけなくともコレだけでたくさんの肌悩みにアプローチできますよ!■30歳前後の悩みを研究して、開発された「トイロ」トイロは「肌ブレを根本からメンテナンス。どんな時も調子がよい肌へ」をコンセプトとしたスキンケアシリーズ。肌ブレとは「メイクのりが悪い」「ざらつく」「シミ・くすみが気になる」といった見た目や手ざわりに悩みを持つ30歳前後の、皮脂やうるおいのバランスが乱れた肌状態を示しています。ファンケルが30歳前後の肌不調に着目して研究した結果、「皮脂の質をコントロールすること」と「うるおいを逃さず蓄える」ことの2つのアプローチが肌ブレを解消するために必要とわかったそうです!商品としては化粧液「トイロ バランシングドロップ<医薬部外品>120ml(3,520円)」と乳液「トイロ バランシングミルク<医薬部外品> 60g(3,740円)」が登場し、皮脂の質をコントロールするための共通成分として配合されているのが「早摘みグレープフルーツエキス」です。これは皮脂バランスを崩れさせる要因の一つである酵素リパーゼの活性を抑制するファンケルの独自機能成分。「早摘み」というのもポイントで、酵素リパーゼの活性を抑える役割を持つ「ノビレチン」が成熟果実よりも約4倍含まれているそうです!そして「うるおいを逃さず蓄える」ために化粧液「トイロ バランシングドロップ」に配合されているのが「ヒト型セラミド(セラミドナノ微粒子)」。「ヒト型セラミド」配合の化粧水はほかにもありますが、実は水に溶けにくいため高配合させるのが難しいのだとか。そこで今回、開発されたのがナノサイズのカプセルにヒト型セラミドを組み込んだ独自カプセル技術「セラミドナノ微粒子」! この技術によって、質の高いヒト型セラミドを、お肌に安定して届けてくれるそうですよ。■続けやすい使用感。ベタつかないけど、うるおいを保つ化粧液「トイロ バランシングドロップ」は100円玉大を、「2度づけ」するのがおすすめの使い方。サラサラのテクスチャーでとても肌なじみが良いので、2回に分けて浸透させていくイメージです。表面的ではなく、素早く肌に入っていく使用感が良い感じ! 1度目は乾いた肌に水分を補給し、2度目はしっかり水分を蓄えていくような感覚でした。乳液「トイロ バランシングミルク」は化粧液をつけた後、2プッシュをハンドプレスで肌全体になじませます。水を抱えて逃がさないけれど、ベタベタしない「さらさらブレンドオイル」を配合していて、軽やかな使用感! スキンケア後のメイクとの相性も良く、ストレスフリーな使い心地でした。化粧液・乳液ともにメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ美白有効成分のトラネキサム酸、肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸2K配合で、美白美容液などを足さなくて良いのも楽ちん!化粧液・乳液の標準使用日数は約2か月となっており、化粧液はつめかえ用(3,300円)、乳液はレフィル(3,520円)も発売予定です。それぞれつめかえ・レフィルにすることでプラスチック使用量を約7割以上減らせるので、環境に配慮しながら使い続けられるのも、心地よいポイント。肌ブレに心をとらわれずに、毎日を楽しむサポートをしてくれるファンケルの「トイロ」。防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤といった肌に負担になる成分が入っていないのも、ファンケルならではのこだわりです。「最近、肌が安定しないな……」という働く女子の頼れる相棒になりそう!・ファンケルHP:(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年01月28日皆さんは、パートナーの浮気を問い詰めた経験はありますか? 今回は「口の上手い夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜スーツから領収書が…ある日、夫のスーツから3万6000円の旅館の領収書を見つけた主人公。領収書の日付を確認した主人公は「この日は…」と、あることに気づきます。なんと領収書の日付は、夫が仕事で会社に泊まると言っていた日だったのです。そのことを問い詰めるも、主人公は口の上手い夫にうまく言いくるめられてしまいます。しかし後日、主人公は夫の決定的な浮気の証拠を見つけることに。主人公が問い詰めると、夫はこの前のように言い訳をしますが…。スマホを取り出す出典:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜主人公は「その言い訳には無理があるよ」と言って、スマホを取り出しました。そして、夫が女性と一緒にいるところを撮影した決定的な浮気の証拠を差し出したのです。ところが主人公はまたしても夫にうまく言いくるめられてしまいます。自分だけでは夫にかなわないと思った主人公は、弁護士に相談することにしたのでした。読者の感想浮気の証拠はあるのに、うまく言いくるめられてしまうと悔しいですよね。私だったら第三者に相談します。(30代/女性)浮気の証拠があるのに言い訳ばかりする夫には呆れてしまいます。何度言いくるめられても諦めない主人公はすごいと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月06日クリスマスのごちそうとして定番の、ローストチキン。丸ごとのローストチキンはクリスマスの雰囲気にピッタリですが、「どう切り分けたらいいか分からない」と頭を悩ませた人もいるのではないでしょうか。大手食品加工メーカーの日本ハム株式会社(以下、日本ハム)は、ローストチキンの切り分け方をウェブサイトで公開しています。ローストチキンの切り分け方日本ハムによると、丸ごとのローストチキンの切り方を覚えれば、もも肉、胸肉、手羽先と、部位ごとに切り分けられるそうです。※写真はイメージカットの仕方は、以下の通り。1.鶏の胸側を奥にして、もも肉と胴体の間にナイフを入れます。関節に沿ってお肉を切ってもも肉をはずします。左右、同様にお肉を外します。※もも肉と胴体の間にナイフを入れていくと、小さくて円い関節にぶつかります。この関節に沿って切ると、もも肉がはずれやすくなります。2.次に、手羽を切ります。もも肉と同じように、関節に沿ってお肉をカットして、手羽をはずします。※食べるときは、手羽先と手羽元に分けると食べやすいです。3.最後にむね肉を切ります。胸の中心部分に、縦に切れこみを入れます。胸には細い骨が通っているので、その骨の両脇にナイフを入れます。4.首の骨は、胸から続いてY字型になっているので、その形に沿ってナイフを入れます。5.骨に沿ってむね肉全体をはずし、ささみを外します。6.はずしたお肉は、このようになります。あとは、食べやすい大きさに切り分けます。※残った鶏がらは、スープにするとおいしいだしがとれます。日本ハム株式会社ーより引用切り方さえ覚えておけば、丸ごとのローストチキンを臆せず購入することができますね!日本ハムが公開したローストチキンの切り分け方には、「とても参考になった」「試したい」などの声が上がっています。クリスマスに向けて、ローストチキンの切り方を予習してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年12月22日皆さんは、請求書を見て驚愕したことはありますか?今回は「請求書を見て顔面蒼白の母」を紹介します。イラスト:菰田ひとみインターネットで株式投資をする母まだインターネットが普及したばかりのころの話です。株式投資をやっていた母。インターネットで株の取引ができるようになると、さっそく始めていました。株で稼いでいたようで、機嫌がよかった母ですが…。電話代の請求書出典:CoordiSnapある日、母が「なにこれ!?電話代が…」と顔面蒼白になっていました。なんとその月の電話代の請求書に15万円と記載されていたのです。当時のインターネットは、電話回線経由での接続だったため…。電話代と一緒にインターネットの料金が請求されていたのでした。インターネットを契約するときに、定額制ではなく使った分だけ払う従量課金制にしていたことを思い出した母。マイナスにはならなかったものの、稼ぎがネット代に消えてしまい、しばらく意気消沈した母なのでした。ネット代を見落としていた母株式投資は成功したものの、インターネット代を見落としていた母。母に早く元気になってほしい主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年12月07日飲み会や女子会など、複数人がいる場所で性に関するトピックが上がる時。性に大きなタブー意識を持つ人がいることに、驚くことがあります。たとえば、セックスレスの話題。「セックス」という単語そのものに嫌悪感を持つ人もいれば「そんなものなくても困らないよ」と、そそくさと話を終わらせようとする人も。そもそも、誰かと性に関する話などしないという人もいるかもしれません。そのうちに、性そのものに対して苦手意識を感じるようになったり、周りと一緒に自分も「無関心であろう」と思うようになったり……。私たちが生きる社会では、やっぱりまだ性に関しておろそかでもいいじゃないかという空気が流れているように感じます。だからこそ、大人になっても「自分は性に関して知識がない」なんて、知るタイミングすらないのです。【この本を読んで分かること】・「生理の時は妊娠しない」など、性にまつわる都市伝説の真実・知る機会のなかった「異性の身体」に関する正しい情報・カップル間の性にまつわる問題の防ぎ方「生理中は妊娠しない」、正しい知識で回答できる?私はたまたま、仕事の中で性教育やフェムケアについて話を聞く機会が多く、セクシャルケアに興味を持つようになりました。だけど、身の回りには「自分にはそんな知識は必要ない」と思っている人もいますし「そんなに知識があるなんて、まさかそのスジの人?」と謎の疑いをかけられることもあります。そのくらい、日本では性に偏見を持つ人が多いのだな、と実感しています。ですが、私は現代の大人には「性教育」が足りていないと思っています。だから、男性も女性も、性に関する間違った都市伝説のようなものを、未だに信じている人がいるのです。避妊の仕方、ピルの効果、膣のゆるみ……あげればキリがないですが、間違った認識を持っている人はたくさんいます。たとえば私は、ピルを飲んでいるだけで行為が好きな人と思われたこともありましたし、友人から「膣がゆるいのは行為のしすぎなのではと疑われた」と相談を受けたこともあります。なんて嘆かわしいことでしょう!これらの知識について正しく学びなおすのに、ぴったりな本があります。『人に言えない男女の悩みをすべて解決する おとな性教育(瀧本いち華著・KADOKAWA)』には、男女の身体に関する情報が盛りだくさん。著者の瀧本さんは、性に関する知識をYouTubeで発信しているインフルエンサーですが、日本性知識普及協会という正しい性教育を啓蒙する協会に所属している女性です。本を開くと、序章には性に関するミニクイズが。・コンドームをつけていれば性感染症にかかることはない・胸は小さい方が感度がいい・女性器が濡れているのは感じている証拠・生理の時は妊娠しない……どうでしょう。女性の身体に関する内容も多いですが、全てに胸をはって回答できますか?もちろん、本では回答もしっかり説明されているのですが、知らないうちに思い込んでいたこともきっとあるはず。それにこんなこと、学校の保健体育でも習った覚えはありません。知らないのは仕方のないことですが、知らないと困るのは、きっと自分。そう思うとおとなの性教育、学んでみたくなりませんか?「異性」について学ぶことで得られるメリット本編では「男性の性」「女性の性」に関する知識が、それぞれ語られていきます。自分の性に関する項目ももちろん役に立つのですが、異性に関することは、自分で思っていたよりも知らないことが多くてびっくりしました。たとえば、女性が「本能的に惹かれる男性」がなんなのかや、男性ホルモンや男性の更年期に関する情報、EDが起こる原因など……。あえて調べてみたことはありませんでしたが、知っておけばパートナーとなる男性のことを、さらに理解してあげられるはず。月経に関する知識を男性に正しくつけてほしい、と女性が思うように、男性も「自分の身体について理解されたい」と思っています。特にEDや早漏・遅漏といった課題は、女性には理解されづらい問題です。これらはこれまで、カップルの中でも“身体の相性”として扱われ、諦められがちだったもの。私の周りにも「彼がED」「彼が遅い」という理由で破局したカップルもいますし、その時女性側は「男性の問題」として受け止めており、問題に向き合っていなかった人が多かったように思います。あなたは、心から大好きになった人がEDになってしまったらどうしますか?解決のために努力すべきかどうかも、知識がないと選択しづらいでしょう。自分の身体のことだけでなく、異性の身体についても知っておくことで、「ふたりで」解決できるようになっていくはず。互いの「性」を知ることが、ED・セックスレス・浮気を防ぐ第一歩に本の中には男女それぞれの登場人物が出てくるため、男女の「勘違いによるすれ違い」が起こる理由も分かります。言葉で好きと言われたい女性、女心は難しいと言う男性……物事の考え方・捉え方には、性格だけでなく性差もあるため、異性に寄り添った伝え方をすることで問題が解決しやすくなるようです。性に関することもカップル間で話し合うことができれば、セックスレスや浮気・不倫、妻だけEDなど、巷で聞くカップル問題も未然に防ぎやすくなります。それに、カップルの間では言葉でコミュニケーションするだけでなく、身体でのコミュニケーションだってやっぱり大切。「交際期間が長くなるとセックスレスになるのは当たり前」と思っている人は私の身の回りにも多いですが、問題を放置したことが浮気や不倫につながり、破局したカップルを何組も見てきました。「そもそも性行為が好きではない」という女性もよくいますが、それも性に強いタブー意識を感じていることや、知識のなさから満足する性体験ができていないことが原因になっていることもあります。だから、まずは本を手に取り、自分と相手のことを知ることが大切なのです。私も、レスに悩む友人の相談に乗っていた時、口で何を言っても受け入れてもらえませんでしたが、性に関する本を貸したところ、問題が解決したことがありました。もしも、身の回りに自分や異性の性で悩んでいる人がいたら、その人にもこの本を貸してあげてくださいね。(ミクニシオリ)
2023年11月25日コスパよくオシャレを楽しむなら【しまむら】は見逃せません。今回は、参考にしたいオシャレさんのしまむら購入アイテムをご紹介! しまむらアイテムを使った素敵な秋コーデをお届けします。ぜひしまパトのヒントにしてくださいね♡透かし編みが旬!前後2wayカーディガン出典:Instagram前後2wayで着用可能なカーディガンです。透かし編みが旬な着こなしに導いてくれます。袖部分がたっぷりしているのも可愛すぎるポイント。上品なカラーも魅力的で、淡色コーデにも活躍してくれそうな一枚です。トレンドのカラーのグレーニットカーデ出典:Instagram今季トレンドのカラー、グレーのニットカーディガンです。体型カバーしてくれる長め丈で、カジュアルにもキレイ目にも着こなせるシンプルデザインが◎ ワンピースと組み合わせると、デートにもピッタリなフェミニンコーデが完成します。オレンジカラーの着映えパンツ出典:Instagram低身長向けとして販売されているスッキリ見えするストレートパンツです。シンプルなワンツーコーデも、鮮度たっぷりなオレンジカラーを選べば着映えが狙えます。落ち着いたブラウンニットを合わせれば、シーズンムードは急上昇。緩やかカーブが女性らしいデニムパンツ出典:Instagramタック入りのシルエットが高見えするデニムパンツです。緩やかなカーブのシルエットがさりげなく女性らしさを演出。ジャケットを肩掛けすると、一気にこなれ感たっぷりなコーデに仕上がります。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@gnm.ao様、@collin_wear様、@chiki_o0様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:yamako
2023年10月30日私たちがモテるために参考にする情報は数あれど、稀に男性から見ると「ちょっと大変だな」と感じるものも混ざっています。そこで、男性視点から見た「手間のかかる女子」と「魅力的な女子」の間にある差を探ってみたいと思います。モテたいと努力しているけど、男性から遠ざかっていた…そんな事態を防ぐためにも、ぜひとも参考にしてみてください。その1:ネットの情報を一方的に信じてはダメ「女性がたまにやるボディタッチや、腕を絡ませる仕草には、どういう意図があるんでしょうね?少しだけ胸がドキドキするかもしれないけど、本命彼女にしたいというよりは、気軽に遊びたいという感じが近いです」(24歳/セールス)男性から好かれるために、露出を増やしたり、体のラインをアピールするコーディネートばかり選んでいませんか?男性が一瞬ドキッとする可能性はありますが「軽薄な印象」「遊び好き」という否定的なイメージを抱くかもしれません。「もしかしたら彼女にしたら、他の男性と浮気されるかもしれない…」という不安が頭をよぎれば、男性の理想のパートナーからは遠ざかるかもしれません。お目当ての相手がいるならば、全方位にモテるようなものより、彼の性格や反応を観察しながら振る舞うべきですね。その2:意識が高すぎるのも厄介「合コンなどで、気になる女性から『糖質制限をしてるから、これ以上食べられない』と言われたことがあります。その時は『食べ残しても大丈夫だよ』とは言いましたが、もし恋人になったら厄介なことになるかもしれないと思いました。一緒にラーメンなどを食べることができないだろうし、僕がちょっと太ったとしても、必ずコメントされそう…」(28歳/オフィスワーカー)ジムに頻繁に通ったり、エステへ行ったりして自己改善を図る女性もいることでしょう。それは素晴らしい行動だと思いますが、それが男性から見ると「付き合ったらけっこう大変そう」と感じる場合もあるようです。例えば、ランチデートに誘った時に、サラダしか食べない女性を目の前に、男性は自分が高カロリーの料理を注文するのを躊躇してしまうかもしれません。そういった状況が継続すると、男性も疲れてしまうこともあるでしょう。その3:彼への理解が重要「よく『男性は清楚な黒髪ストレートの女性が好きだよ!』と言われますが、実は僕はそれほど好きではありません。私の好みはアウトドアが楽しめる活発な女性ですね」(26歳/セールス)「男性はどういう女性が好きだろう?」という一般論を見ることはあるでしょうが、その好みは人それぞれです。何がモテるための王道であっても、それが気になる彼の理想の通りであるとは限らないでしょう。迷ったら彼の好みを調査して、彼の理想の女性像に近づくことを試みてみてください。その4:誰にモテたくてモテる?モテたいと思い花開くようなモテテクを試す前に、誰に対してモテたいのか考えてみましょう。「モテる」とはどれ程多くの男性からも愛されたり、持ち上げられたりすることですよね。しかし、それがあなたにとって、本当に意義のあることなのでしょうか?「大切な人が1人見つかればそれでいい」と思っているなら、モテる対象を絞り、彼の好みに合わせた自分磨きを心掛けてみてください。好きなファッション、趣味などを楽しみながら魅力を磨いていくことも、自分自身を高める大切なステップとなるでしょう。(Grapps編集部)
2023年10月27日>>前回の記事はこちらこんにちは、アラサー真っ盛りの編集部員くまこです。前回、パーソナルジムに入会した私。今日はトレーニング1日目です。もう始まる前から緊張MAXですよ。どんな過酷なメニューが待ち受けているのだろうか……。考えるだけで血圧が上がります。トレーニングは1回45分。こちらを週2回のペースで行うスタイルで私は通うことにしました。正直このペースで2か月後にちゃんと効果が出るのか不安だったんですが、筋肉が回復する時間をつくるためにもこのくらいのペースが適切なのだそう。毎日追い込めば追い込むだけ効果がでるものかと思っていたので意外でした。でも働きながら通うことを考えると、これくらいの頻度がちょうどいいのかもしれないです。■筋トレは順番と正しいフォームがカギトレーニングは下半身を鍛えるメニューからスタート!初めに行ったのがお尻の下部分と、太もも裏に効くスクワットなのですが、これがまっじでキツイ。数回やっただけで汗をかくレベル……。いや、もう……これ……キツすぎます……。これはたしかにキツイと思います……!下半身には体の中でも大きな筋肉がたくさんあるので、先に下半身のトレーニングを行うことで全身の代謝が上がり、トレーニング効果もアップします。なのでちょっとキツイかもしれないですが、もう少し頑張りましょう!!!!筋トレにも効果的な順番があるなんて初めて知りました。それにしてもしんどかったです、これ(笑)。下半身を鍛えた後は、上半身を鍛えるメニューにうつりました。うわ~なんかよく見るタイプのマシンだ~。バーを上げ下げするやつ!と若干軽くみていたこのマシンも、きちんと背筋に効くようにフォームを整えることがとにかく重要みたいです。“どうやって背筋鍛えんだ?”って感じでしたが、トレーナーさんが正しいフォームと力を入れる部位を丁寧に教えてくれたので少しずつ感覚をつかむことができました。ちなみにこれ、正しいフォームでやってみると見た目以上にキツイです(涙)。そして最後は腹筋を鍛えるトレーニングを行ったのですが、序盤でやったスクワットの疲労がさっそく両足に押し寄せ、もう力が入りませんでした……(笑)。限界状態な私を見てトレーナーさんは回数を調整してくれました。本当にありがとうございます……。好き。こんな感じで、この日は4種目を行ってトレーニングは終了しました。■たった45分の筋トレで“生まれたての小鹿状態”トレーニングを終えた後は、全身プルプル。もう生まれたての小鹿状態です(笑)。45分のトレーニングでこんなにも全身が筋肉痛になるとは思ってなかったので驚きました。リアルに1週間くらいは歩くだけで精一杯、階段は地獄みたいな日々が続きました(笑)。でもそれだけしっかり筋肉にアプローチができた、と考えたらうれしい気持ちになりました。だって自分じゃここまで筋肉痛になるような動きは絶対しないですもん。自分で通うスタイルのジムに入会していた時も、マシンの使い方が分からずただ走って終わり!みたいな通い方をしていたので、きちんと正しい使い方とフォームを教えてもらえるのはすごく良かったです。ちょっとトレーニングのキツさに不安はありますが(笑)、まだまだこれから!ということで、次回はダイエットには欠かせない食事がテーマ。しっかりアドバイスをもらったのでその様子をお届けします。お楽しみに!>>前回の記事「#1 私がダイエットを決意したワケ」はこちら>>「#堕落人間くまこのダイエット奮闘記」全ての記事をチェック(文:くまこ/マイナビウーマン編集部、イラスト:のがみもゆこ)
2023年10月25日時代は変わっていくというのに、妊娠の適齢期は変わらない。これって、今を生きる女性にとっては、かなり難しい問題ですよね。女性も社会進出し活躍する現代では、一般的に「妊娠適齢期」としてのイメージがある20代後半〜30代前半は、キャリアや私生活が充実する時期でもあります。周りを見渡してみれば、まだまだやりたいことがあってパートナー探しが進んでいない女性もいるし、キャリアアップの時期と妊娠適齢期が被ってしまい、悩んでいる女性も。なんでこんなに悩んでしまうのか、と聞かれれば……私たちには分からないからです。いつ産めばいいのかも、そしていつまでに産めばいいのかも。妊娠・出産は女性の人生設計に大きな影響を与えますし、子育てがはじまれば、仕事や趣味に割く時間は減ってしまうかもしれません。そもそもいざ産みたいと思っても、一緒に子どもを育てるパートナー選びに苦戦しているうちに、時間が過ぎてしまうかもしれない。本当は、こういったことに困らないために「妊娠可能時期」から逆算した行動を取りたい。病院では「個人差がある」と言われてしまい、結局自分では意思決定できない……はいはーい、私もそうでした。定期検診や、早めのパートナー探しも大切。ですが、それだけで不安が拭いきれないのは、自分の現状がよく分からないから。パートナーがいる人もいない人も、自分の身体のことを知ってみるのは大切。人生に悩む全女性に読んでほしい本、みつけました。【この本を読んで分かること】・「産める時期」逆算に役立つ不妊リスクについて・「低用量ピル」や「卵子凍結」など、意外と理解できていない婦人科治療のメリット・気づかないうちに卵子・卵巣を老化させる原因と、老化予防につながるTips知らないことがリスクにつながる!?生活と隣り合わせの不妊リスク将来のことって、早めに考えておくに越したことはないけれど、色々決めすぎてしまうと、計画が変わった時にダメージが大きいもの。だから私たちは「いつまで産めるのか」を知りたいと思ってしまうのです。婦人科の定期検診だけでは安心できなかった私が手に取ったのは『結婚していない。けど、いつか子どもが欲しい人が今できること(仲栄美子著・ダイヤモンド社)』という本。まさに、自分の状態にピッタリの本だったからです。「いつか子どもは欲しいけれど、色々事情があって今じゃない」「いらないとは言い切れないけれど、今すぐ子どもが欲しいわけじゃない」。最近は女子会でも、こういった意見を持つ女友達が増えてきました。けれどみんなの表情は、私と同じように不安そう。不安があるのに、何もできない現状にモヤモヤして、この本を手に取りました。著者の仲栄美子さんは、産婦人科の専門医師。仲先生自身も、20〜30代のうちは充実したキャリア生活を送っていて、気がついた時には不妊になってしまい、結局子どもを授かれなかったのだといいます。本の冒頭では「卵子は35歳くらいから老化すると言われているけれど、その進行は人それぞれ」と語られていました。けれど仲先生によれば、日常生活の改善が、卵子老化を遅らせるきっかけになる場合もあるのだそう。序章ではまず、私たちが知りたかった「いつまで産めるのか」が解説されます。婦人科検診のついでに聞いたり、WEBで検索したりしているだけではいまいち理解できなかったことが分かりやすく書いてあるので、私はちょっと怖くなりました(笑)。高齢出産のリスク、起こり得る問題、婦人科系の病気、性病……産みづらくなる要因はいくつもあるのに、何もしなければ卵子の数はどんどん減っていくばかり。なんとなく分かってはいたことなのに、実際に分かりやすく説明されてみると、女性の身体はさまざまなリスクにさらされ続けているように感じました。それだけではなく、日常の生活習慣の中で、気づかないうちに不妊のリスクを引き上げてしまうこともあるそう。「身体のために」とよかれと思ってやっていたダイエットが、実は不妊のリスクを上げていることもあるなんて……!改めて、知らないこと自体がリスクでもあると、根本的に気づかされました。なんとなくしか知らなかった。低用量ピルのメリットをはじめとした婦人科知識不妊リスクに関しての基本的な知識は理解できたものの、やっぱり個人差があるということも、拭えない事実。だから本の中では、定期的な婦人科検診も進められていました。中でも、検査項目の基本料金表が掲載されていたのが参考になりました。プレコンセプション検査やブライダルチェックは病院によりかなり金額がマチマチなイメージがあったのですが、基本料金表と照らし合わせれば、法外に高いクリニックでの検査は避けられそう。それに、普段何気なく飲んでいる低用量ピルに関する正しい情報を得られたことも、大きなメリットでした。現在はオンライン処方で低用量ピルが手に入るようになり、非常に便利になりました。しかしオンラインクリニックには毎月の定期検診などがなく、対面での診察もないことが多いので、自分では体調の変化に気がつけなかったり、低用量ピルに関する細かな疑問が解決できなかったりすることも多いもの。というかぶっちゃけ、生理が軽くなること以外に、薬に関する説明を受けた覚えもありませんでした。本の中ではピルのさまざまな効果が説明されており、ピルで卵巣を守ったことで、高齢出産を成功させたスポーツ選手の体験談も。改めて「飲んでいてよかったな」と思うことができました。こうして読んでみると、婦人科系の知識についてなんとなく気になっていても、よく調べずに終わりにしていたことがたくさんあったことに気づかされます。自分の飲んでいる薬の効果にしても、最近よく聞く「卵子凍結」にしても、知ってはいるのによく分かっていなかったことばかり。ネットで調べても出てくるのかもしれないけれど、自分で正しいか確かめることができませんから、本を読むだけで正しい情報が手に入るなら、こっちの方がお手軽です。ストレス、不眠……日常の行動が身体を老化させていく!?本の後半には、生活習慣と卵子の関わりについても書かれており、かなり目からウロコな情報も。仲先生によれば、睡眠や食事習慣、アルコール習慣など、毎日のあたりまえの行動が、自分の卵子を人以上に老化させている可能性があるのだそう。だからって「早く寝ろ」「酒は飲むな」と終わらせず、睡眠の質を改善する食べ物や、老化につながらないアルコール習慣などの記載があったのもうれしいポイント。忙しく働く私たちにとって、睡眠や食事は改善したくても難しい場合も多いので、正しい生活を補助する知識について知れたのがよかったです。それに、こんな耳のイタイ話も。日々の生活の中で身体を固めてしまい、コリや痛みに苦しんでいるというビジネスウーマンは多いと思いますが、身体がカタイことも、妊娠にはあまりよろしい状態ではないそう。ガーン‼身体がカタイことが不妊に直結するというわけではないですが、冷えや痛みによるストレスは女性の身体にも悪影響を与えるようです……。さまざまなセルフケアの選択も紹介されていたので、私もいつくかルーティンに取り入れてみることにしました。ストレス、という言葉が出ましたが、本を読んでいく中で、やはりストレスは万病のもとだと再認識しました。ストレスのせいで睡眠の質が落ちれば、美容にもよくないし元気も出ない、その上身体の老化にもつながるというのだから、百害あって一理なし。これも、なんとなく分かっていたことではありますが、無意識に目をそらしていたんだと気づきます。だって、ストレスは溜まるものだから、しょうがない。でも、そんなストレスをタバコや過度なアルコールで解消していたら、身体への負債は溜まるばかりです。本を読むということは、じっくり腰を据えて考えること。そして、読書の中では自分との対話も行われます。SNSやネットでなんとなく見ていた情報よりも、一つひとつの情報の解像度が高くなります。読み終わった時に思ったことは「できることから変えていこう」という自分の気持ち。卵子や卵巣が、自分の年齢より若返ることはないといいます。だから、私たちにできることは、少しでも身体の老化を防ぐことだけ。子どもを産めるタイミングがいつかは分からなくても、老化予防の生活習慣が、私たちにとってデメリットになることはまずありません。将来の自分のために、今できることをやっておこう。自分の身体を愛するきっかけとなってくれた、いい本でした。(ミクニシオリ)
2023年10月21日レビューが運営する暮らしに役立つ情報メディア「口コミの森」は、日本全国の10代以上の人を対象に「生理用品のどんな内容の口コミを参考にするか」についてのアンケート調査を実施しその結果を発表しました。■参考にする口コミ、1位は「漏れにくさ」に生理用品のどんな内容の口コミを参考にするかをアンケートにて調査したところ、1位は「漏れにくさ」となりました。2位以降は、「吸収力」、「着用感」と続き、「携帯性」は7位という結果になりました。◇1位:漏れにくさ・生理がひどいので血の量も多くよく物によって漏れて余計にストレスになるため、漏れにくいタイプを重視しています。(女性30代)・学生の頃から量が多くて、夜は2個つけてても足りなくてお布団汚してしまったし、学生の頃は授業の休み時間ごと、今職場でもトイレばっかり行ってるので漏れないは安心です。(女性30代)・吸収力や通気性も個人的には大切ですが、私は量が多いタイプなので夜用の生理用品は特に漏れにくさを特に重要視しています。(女性30代)漏れると布団や衣類が汚れてしまうので、量が多くても漏れにくいものを選びたい人が多いですね。◇2位:吸収力・とにかく吸水力があって漏れにくいものを使いたいから。漏れてしまうと洋服まで汚れてしまって、出先で何かを汚してしまう恐れがあって困るから。(女性20代)・吸収力が良いとつけていて安心感がありますし、漏れにくさにもつながるからで頻繁に取り替えをしなくても良いからです。(女性50代〜)・毎回の生理の量が多く吸収力が少ないと漏れてしまったり、すぐ取り替えられない時はお肌が弱いのでジメジメしてかぶれの原因にもなってしまうので吸収力を参考にしています。(女性30代)2位は「吸収力」です。吸収力が弱いと漏れることにもつながりますので、吸収力の高いものが安心して使えます。◇3位:着用感・現場作業で一日動き回るので、ゴワゴワしていると気になってしまい仕事に集中できないので、着用感の評価が高い商品を選びます。(女性40代)・人よりも生理期間が長い方なので、着用感が良くないとかなりストレスが溜まってしまうので、口コミでチェックします。(女性30代)・着用した感じが気持ち悪かったら一日中気分が良くないので、生理の時はいつもより自分が楽に過ごせることを優先しておきたい。(女性20代)◇3位:肌触り・肌が弱くかぶれやすく痒みがでたり赤くなったりするので吸収力や漏れにくさも大事ですが、肌触りを1番に重要にしています。(女性20代)・着用感なども気になりますが、肌が弱く荒れやすいので肌触りの良さや同じような肌の弱い方の口コミを基準に選んでいます。(女性30代)・肌が弱く、かぶれやすいのでチクチクしたり痒くなったりしないかを重視してナプキンを選ぶようにしています。(女性30代)◇5位:通気性・私は、生理中デリケートゾーンがむれて痒くなったりしてしまうので通気性がいいものを選んで使っています。(女性30代)・夏は特に、ナプキンによるムレが気になり、それによってかぶれてしまうことが多々あります。通気性の良さは装着の快適さにもつながるので、重要視します。(女性30代)・肌が弱く蒸れると痒みが出てしまうことが以前使っていたナプキンであったので、それからは通気性が良いものを使用しているから。(女性30代)◇6位:よれにくさ・羽根つきタイプのナプキンが好きでは無いので(羽の部分で痒くなる、羽無と比べると枚数が少ない)羽が無いとよれてしまう事もあるのでできるだけよれにくいのを選んでいる。(女性30代)・家事をするのに家中を歩き回っていると、気づかないうちに生理用品がずれてしまい、下着が大変なことになってしまうため、基本的に購入する生理用品は羽根つきのものを選んでいます。(女性20代)・生理の時に一番嫌なのが、生理用品がよれて、それによって漏れてしまうことだから。とにかく肌にフィットして、動いたり、汗をかいたりしてもよれないものを探したいと思う。(女性30代)◇7位:携帯性・使用する本体はビニールに包まれているのですがトイレで使用する時、包装を開ける音が響く商品があり嫌な気持ちになる。(男性40代)■まとめ100人にアンケートを行ったところ、「漏れにくさ」と回答したのは全体の32.0%でした。また回答した理由として、漏れて汚れてしまうのが嫌だから、量が多くて漏れないか心配だからといった意見が数多く見受けられました。生理用品は種類が色々あり、どれを選んだらいいかわからない人も多いはずです。漏れにくさなどの口コミを参考にして選んでみてはいかがでしょうか。■調査概要調査対象:10代以降の男女調査日:2023年9月調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答調査人数:100人(女性97人男性3人)調査レポート:口コミの森:(エボル)
2023年10月20日■前回のあらすじ帰宅後、K男母に対するモヤモヤを実母にこぼしたもちこ。すると実母からは「自営業の妻になったら手伝うのが当たり前」と容赦ない反論にあうのでした。■前向きに捉える努力をするもちこ■もちこが知った驚きの事実!「(本人不在の中)お見合いを済ませといた」という意味不明なパワーワード爆誕!前向きに考えようとしていたのに、次から次へと問題が起きます。次回に続く「家族ぐるみで結婚するする詐欺したK男家が自滅した話」(全34話)は22時更新!
2023年10月08日誰かに「嫌い」といわれたら、みなさんはどう感じますか。気にしない人もいる一方、傷付く人もいるでしょう。場合によっては、「自分には価値がないのかもしれない」と落ち込んでしまうことも。万人に好かれることは困難なため、あまり他人の好悪に振り回されずに生きていきたいものですよね。『あなたが嫌いと言われたら』中原るん(nkhrrun)さんも、大学生時代に「嫌い」といわれたことがあるそうです。その時、中原さんはこんな言葉を返していました。「私は私が好きですけど」相手がどう思っているかに関わらず、本人は自分のことが好き!他人の物差しで、自分の価値を低く見積もらなくてもいいのです。外野の言葉に惑わされず、自分自身の欠点を含め、愛し続けてあげることが、何よりも大切なのかもしれません。誰かに嫌われて傷付きそうになった時に、「でも私は好きだからな」といってみると、心が安定しそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月03日大人気マンガシリーズ、進撃のミカさんの『母の遺言書に「葬式にくるな」と書かれた話』第6話を紹介します。母親が冷たい態度だったのは、夢を諦めないようにという愛情からだったと知り号泣した主人公。兄にも背中を押され、絶対に漫画家になる夢を叶えるんだと気持ちを新たにしました。それからはどんなに挫けそうになっても前を向き、漫画を描き続けて…。前回のあらすじ出典:進撃のミカ#6母の遺言書に「葬式にくるな」と書かれた話出典:進撃のミカついに雑誌に載った出典:進撃のミカ評価がよければ…出典:進撃のミカ祈っていたが出典:進撃のミカ結果は…出典:進撃のミカまだ夢に届かない…出典:進撃のミカついネガティブに出典:進撃のミカすると…?出典:進撃のミカ慌てて追いかけてきた人が次回予告出典:進撃のミカようやく書き上げた漫画が雑誌に掲載されましたが、連載へはつながらずショックを受けた主人公。夢を諦めないと誓ったものの、才能がないかもしれないと気持ちが沈んでしまいました。しかしそんな主人公を追いかけ、声をかけてきた男性がいたのです。イラスト:進撃のミカ※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年09月17日大人気マンガシリーズ、モナ・リザの戯言さんの『女子高生を注意したら人生が一変』第2話を紹介します。主人公のバイト先で大声で騒ぐ学生たちがおり、他の客からクレームが入ってしまいました。仕方なく主人公が注意すると素直に従い出て行ったのですが、数分後にまた店の外で騒ぎ始めたのです。また主人公が注意すると、今度は無視されて…?前回のあらすじ出典:モナ・リザの戯言#2女子高生を注意したら人生が一変出典:モナ・リザの戯言愚痴る主人公出典:モナ・リザの戯言数日後のこと…出典:モナ・リザの戯言何か言われている…?出典:モナ・リザの戯言スタッフまで…出典:モナ・リザの戯言家でくつろいでいると…出典:モナ・リザの戯言SNSに動画が出典:モナ・リザの戯言店名まで…出典:モナ・リザの戯言次回予告出典:モナ・リザの戯言イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年08月30日大人気マンガシリーズ、モナ・リザの戯言さんの『女子高生を注意したら人生が一変』第1話を紹介します。ある日バイト中に、店にいたうるさい学生たちを注意してほしいと頼まれた主人公。やんわりと注意すると、素直に従ってくれたためホッとしていました。しかし後日、とんでもない騒動に巻き込まれることになり…?#1女子高生を注意したら人生が一変出典:モナ・リザの戯言騒ぐ学生出典:モナ・リザの戯言注意すると…出典:モナ・リザの戯言おとなしく帰った出典:モナ・リザの戯言その数分後…出典:モナ・リザの戯言主人公はまた頼まれ…出典:モナ・リザの戯言また注意に出典:モナ・リザの戯言今度は…出典:モナ・リザの戯言次回予告出典:モナ・リザの戯言主人公のバイト先で騒いでいた学生たち。注意され素直に帰ったかと思いきや、店のすぐ外でまたも騒ぎ出したのです。他のバイトに頼まれてまた主人公が注意しに行くと、今度は無視して立ち去って行きました。イラスト:モナ・リザの戯言※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年08月18日クールな美人女医として有名な泌尿器科医の朝日向は、責任感の強さが裏目に出ているだけで、実は熱血なだけの普通のアラサー女子。しかし、初恋をこじらせていて、リアルの恋愛はご無沙汰。そんな朝日向のもとに、朝日向の初恋相手で、有能な公務員・月城がEDの患者としてやってきて……!?かわいく、もどかしい初々しいピュアな二人の恋模様を全15回でお届け!ぜひ書籍とあわせてお楽しみください。◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話はこちらやっぱり、朝日向のもとを訪れたのは“あの”月城くんでした。相手はどうやら朝日向に気づいていないようですが……。続きは、書籍ならすぐお楽しみいただけます!(漫画:『朝日向先生は秘密の診察をしているらしい』カワグチ(小学館)より一部抜粋/マイナビウーマン編集部)(C)カワグチ/小学館◆Check!<<1話からまとめ読みはこちら『朝日向先生は秘密の診察をしているらしい』カワグチ(小学館)女医×公務員のすれ違いラブコメ!クールな美人女医として有名な泌尿器科医の朝日向は、責任感の強さが裏目に出ているだけで、実は熱血なだけの普通のアラサー女子。しかし、初恋をこじらせていて、リアルの恋愛はご無沙汰。そんな朝日向のもとに、朝日向の初恋相手で、有能な公務員・月城がEDの患者としてやってきて……!?小学館:
2023年07月22日アラサーの女性が、恋愛対象としてふさわしいと考えるのは、やはりアラサー男子ではないかと思います。自分と年齢が近い方と交際したいと考える人は多いでしょう。しかし、「どうすればアラサー男子に好かれるのか?」という悩みを持つ方もなかにはいるはず。とくに、「彼がしてほしくないこと」を気にかける方は多くいるでしょう。今回は、そんな疑問を私ひとみしょうがお答えしますよ。頻繁に遊びに行くどんなにヤンチャな男子であっても、アラサーくらいになると、将来のことを真面目に考えるものです。その必然の結果として、「〇〇のため」に生きるようになります。将来の出世のためにとか、年収UPのためにとか。いまを楽しめなくなってくるんですね。「将来のために努力する時間なんだ」と彼は認識するようになるはずです。だから、思いっきり遊んでいるアラサー女子に対して、将来のことをなにも考えていないと思うかもしれません。もちろんあなたは真剣に将来のことを考えているでしょう。しかし、彼はあなたのそういうところが見えなくなっているかも。彼は平気で「頻繁に遊びに行ってほしくないなあ」と女子に対して思っているのです。LINEの返信が遅いと怒る学生が「彼がわたしのLINEを既読スルーするんです」と怒っているのは、まだかわいげがあってよろしいと思います。まだまだ「わたしは彼がいないと生きていけません!」なんて思えるような多感なお年ごろでしょうから。しかしアラサーになれば、もうそういうのは卒業しないと!同年代の彼は、仕事に情熱を注いでいて忙しくしている人が多いはず。そういう彼に連絡がマメじゃない!と抗議しても、逆に理解がないな、と幻滅されてしまうかもしれませんよ。頑張っている姿を静かに応援してあげることも大事です。まだ自分探しをしている30代も半ばを迎えると、人は人生の具体的な部分に悩みを持つもの。年金が、出産後の再就職先が……などと、悩みに具体的な主語がつくようになります。反対に、アラサー女子は「わたし」がなんなのか揺らいでいて悩みを抱えている人が多いよう。そういう悩みをこじらせると、簡単に自分を責めたり、自信をなくしたりするものです。自分にとっての適職はなんだろう……と、なにかを探すのはいいことです。しかし、それをこじらせないで!というのが、アラサー男子からのお願いです。落ち込んでしまった女子に対し、彼はどうふるまえばいいのかわからず、とまどう可能性が高いですよ。アラサー男子の思考を先読みする「お酒やタバコが好きなんだけど引かれないかな……」「ディープな趣味があるって言ったらびっくりさせちゃうかも……」などと、趣味嗜好について悩んでいる人もいるかと思います。でも、まずは上にご紹介したこと、これらは卒業しておいたほうが無難かもしれませんね。アラサー男子の思考回路を先読みすることが、恋を成就させるカギになりますよ。
2023年06月25日ちょっと重たくて、面白いエッセイを読んだ。『それでも女をやっていく』そのタイトルを見たときに「人は女に生まれるのではない。女になるのだ」というフランスの哲学者・ボーヴォワールの言葉を思い出した。■「女になった」瞬間私が小学生高学年の頃、祖母の家でそれはやってきた。今まで感じたことのない痛み。お腹を内側からジリジリ焼かれているような不快感の後、拳で腰を殴られたような鈍い痛みを感じた。祖母が炊いてくれた赤飯を「これが噂に聞くやつか……」と不思議な気分で食べたのを覚えている。夜、迎えに来てくれた父の車に乗り込もうとして、いつものようにガードレールをまたいだ私を祖母は穏やかにいさめた。「XXちゃん、もうそんなことしたらダメ、今日から女になったんだから」祖母のぽかぽかした呆れ顔とは対照的に、私がそのとき感じた居心地の悪さ、父に聞こえていないかというざらついた恥ずかしさの感触は、今も胸の内に刻まれている。自分が「女」だと感じさせられるのは、このような綺麗でわかりやすい瞬間だけではない。本著では、「女」にまつわる葛藤や困難、不自由さ、味わい深さ、そして「娘」「腐女子」「異性愛(ヘテロ)」「弱者・被害者」など、著者が自ら付し、また他人から付せられてきた様々なラベルについての考察が綴られている。起きた事象や過去の感情から少し距離を置き、どこか俯瞰しながら書かれたノンフィクション本が世にはたくさんある。テンポ良く、小気味よいエッセイも。だが本書は、そんな余裕を許さない。自身の物語をつぶさにルーペで観察し、拡大された断片を読者にずいっと差し出してくる。ときにユーモラスで、ときに自虐的で、ときに手厳しい。ええ、ここまで曝け出していいの?とこちらが赤面しながら両手で顔を覆い、人差し指と中指の間からおずおず覗き見してしまうような、そんな生々しいシーンも多々ある。テーマとしては、母と娘、女友達、「男」側からのジャッジ、妊娠出産、女性性にまつわるコンプレックス、性愛のかたち……など実に色とりどりだが、読み進めていくと、著者のあけっぴろげな独白と真摯で鋭い分析に、たちまち身包みを剥がされる。彼女の自意識と私のそれが共鳴し、自分の中の劣等感、ずるさ、甘さをすべて暴かれている感覚に陥る。■ついた傷は、ごまかせないサークルや会社などのコミュニティに入ったとき、よく同期の女を並べて誰派かを大声で話す男どもがいる。誰が「アリ」で誰が「ナシ」かを意気揚々と酒のネタにする男どもがいる。何度その場に立ち会っても、私は聞こえないフリをしたし、直接その話題をぶつけられたときも、あくまでも柔和な態度を保ち、必死にへらへら拒絶していた。その数年後、居酒屋にて、同期の女友達と「誰が一番男根が大きそうか」のテーマで30分かけて議論をし、太さと硬さの2軸で男たちのランク付けをしてやった。そのゲスな30分は仕返しだった。圧倒的に正しくないかたちで、この上なく下品なかたちで、敵に泥を塗り返した。本来ならその場で「そういう下世話な話はここでしないでください」とほぼ初対面の男たちに冷や水をぶっかけてやればよかったのだ。だが、それができる女がこの世にどれほどいるだろうか。臆病でずるい私は、その場ではやり過ごすことしかできなかった。男性から容姿でジャッジされ、愛嬌や媚びを強いられ、性的な眼差しを無遠慮にぶつけられ、機能や記号のように消費され、ときに物のように扱われた経験は、女性なら誰しもが通ってきた道だろう。こんな風に断言できてしまうのは胸糞悪いが、この国の社会で数十年生きていれば、当たり前のように小さな傷が刷り込まれる。だが、その場で唾を塗って誤魔化したはずの傷は、実はまだそこに残っているのだ。砂やゴミで傷ついた車のフロントガラスが、光によって乱反射するように。この本は、太陽光であり、対向車のライトだ。ときにやわらかく、鋭く傷を浮かび上がらせ、私たちは自分の心身についた無数の傷を再認識する。「下ネタで笑う空気も嫌だったが、そこに多分にあった、男だけの内輪感、その内輪を盛り上げる装置として使われている外野としての自分、という状況が嫌だった。深夜終電で降り立った地元駅でドロドロの吐瀉物をうっかり踏んでしまったときの気分だった。吐いた奴が悪いのだが、回避できずにこんな目にあっている自分という存在が悪い、という気がしてくるあれ。そんな世界への行き場がない怒りに支配された」(本文より引用)私は吐瀉物を踏んでも、かけられても、多分へらへらしてきた側の人間だ。それどころか、昔の自分は隣の女性がかけられたのを見て見ぬフリをして、自分にかからないようスッとその場を立ち去ったこともある。■「女をやっていく」とはこれは私が共感した一例ではあるが、本書には「女」の人間関係の難しさや、「女」の連帯に関するエピソードも多く載っている。相手との適切な距離感を測り損ね、「友達ならわかってくれるよね」の甘えから始まったすれ違いの話だったり、奇妙な縁で引き合わされた女性と築く新しい友情の話だったり。最後の3章目で、著者はジェンダー論・メディア論をイギリスで学び直した話の後に“フェミニスト”という言葉の持つ熱と危うさについて言及している。私も自分なりのフェミニズムを盾に意見や要求を正当化し、特定の「男」または「男」全般に対して「加害者」のレッテルを無意識に貼ってしまうことがあると自覚しており、声高々に“フェミニスト”を名乗ることはできない。それどころか、フェミニズムやジェンダーについて学び、本を読み重ねるほどに、“フェミニスト”という言葉を聞くと心臓の毛がざわっと逆立つのだ。本書は、一つの問いで締めくくられている。「あなたは、フェミニストですか?」私たちの、こじれにこじれた自意識がほどけるときはくるのだろうか。傷つけられ、誰かを傷つけ、やり過ごし、やり過ごしたことをふいに後悔し、過去の自分への問いかけを繰り返すことで少しずつ知恵もついて面の皮も厚くなり、社会や「ズルい自分」と闘えるようになってくる。その過程が「女をやっていく」ということなんだろう。(ジェラシーくるみ)
2023年06月25日「今週はどうして、こんなに疲れちゃったんだろう」忙しいのはいつものことなのに、いつも以上に疲れを感じる夜。振り返ってみると、仕事や生活の中で「我慢や気遣いが多かった」ことを思い出す。仕事のストレスは、そのほとんどが「人間関係」が原因であるようにも感じる。いつも以上に忙しいのに、依頼されたことが断れなかった日。上司の伝え方や仕事の仕方が自分と合わなくても、仕方なく飲み込んだ日。同僚や後輩に対してキツイ言い方をしてしまい、帰宅後に一人反省会した日。一つひとつは小さいことでも「ちょっと嫌だな」を繰り返しているうちに、働くことそのものが嫌になってしまう。小さなストレスを重ねていく人はきっと、周囲に気が遣えるやさしい人。だけど、やさしいだけじゃ生き残れないハングリー社会。何か一つ武器があれば……そんな時、私が使えるようになった最強の武器は「京都人のまろやかな毒」を含むコミュニケーションだった。【この本を読んで分かること】・「NOを言わずにNOを伝えること」の重要性・京都人の「イケズ言葉」の取り入れ方とバリエーション・「クソリプ」を我慢せず、スマートにいなす方法■断りづらい時に「NO」を飲み込まず、しなやかにいなす方法職場の人や仕事先の人に言われたことが、引っかかって忘れられない。塵も積もったストレスに押しつぶされそうになっていた私を救ってくれたのは、駅ナカの本屋さんで見つけた『エレガントな毒の吐き方脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術(中野信子著・日経BP)』だった。本の帯に書かれた「職場、取引先、身内、ママ友、ご近所…イヤなことをされる、困っている、本当は言い返したい。だけど、この関係性は壊せない」というコピーを見て、今自分を苦しめているストレスは、私だけが持っているものじゃないんだと感じて少しほっとした。ページをめくった時にまず目に入ったのは「NOと言わずにNOを伝える“大人の教養を、一緒に身につけてみませんか」という問いかけ。まさに私は「NO」が言えなくて、飲み込んでしまう自分にストレスを感じていたのだった。この本はまず「NOと言わずにNOを伝えるコミュニケーションが必要な理由」から語られていく。「NO」と言えずにストレスを溜める相手は、たいてい日々顔を突き合わせなくてはならない人々だったりする。関係性は壊したくないけれど、言いたいことを飲み続けてもストレスが溜まるし、我慢し続けているうちにイライラが爆発して「そこまで言うつもりじゃなかった」と反省する言い方をしてしまう時もある。著者の中野信子さんはまず、その気持ちを肯定してくれる。「不快なことを見聞きすれば不愉快で、イヤなことをされれば気分が悪いのは当然」と、客観的な目線で言われるとやっぱり安心する。中野さんによれば、イヤな感情を抑圧せずに、自分と相手との関係性をマイルドに扱う知恵が、エレガントに毒を吐くことなのだという。「スレスレの嫌味」は大人の教養本によれば、京都人の駆使する「イケズ文化」こそが、日本流・エレガントな毒の吐き方を習うのにとても向いているのだそう。たしかに京都人は「建前で話す」という印象がある。世間では「ミステリアスで怖い」と評価する人もいるけれど、堂々と気持ちを顔に出すわけでもなく、笑顔でさらりと意思を伝えられるのは、よく考えるとかなりのコミュニケーション強者、ともいえる。お互いの関係性にもよるけれど、世の中には気を遣う相手がそれはもうたくさんいる。例えばもともと仲の良かった友人ですら、ライフステージの変化によって昔のように素直に気持ちを打ち明けづらくなることもある。話していて疲れる相手って、そもそも思ったことを素直に言ってしまう人だったりする。「この言葉を言ったら相手は嫌かな」「マウンティングと思われないかな」と、配慮できる人はコミュニケーションで相手を困らせたりしない。人それぞれに価値観があり、そしてその価値観は長く生きる中で変化していく。幼い頃は「素直が一番」と教育されたけれど、大人になってからは、なんでも素直に思っていることを言っていたら「イタい人」扱いをされる。そう考えると本音で話すことは、必ずしも正義ではない。なんなら「正論」だって、世間からは“クソリプ”と言われることもある。なんて生きにくい世の中なんだ、とも思う。こんな世の中だからこそ、イタい人にイタい対応を返さない、ストレスフリーでスマートなコミュニケーションが必要なのだ。思っていることはそのまま言わない。だけど我慢もしなくていい本の中にはたくさんの「イケズ事例集」も収められていて、クイズ形式でエレガントな毒の吐き方を学べる。イケズの使い方を学べば学ぶほど、イケズへの悪印象はなくなり「私もこんなふうにコミュニケーションしたい!」と思うようになる。今までの私は、コミュニケーションで我慢していたからこそ本音をぶちまけたくなる瞬間があった。なぜ自分ばかりが我慢し、へりくだらねばならないのかというストレスに押しつぶされそうだった。しかし、イケズを学びイケズに憧れてコミュニケーションしてみると、笑顔が多くなった。それまでの自分にとっては、笑顔も我慢の一つだった。しかし、今は笑顔を「武器」と感じるようになった。貼りつけたような笑顔は、イケズの文脈で言えば「これ以上入ってこないでよろしい」という暗黙の線引でもある。私は嫌いな人の前で、我慢して笑っているわけではない。相手に隙を見せないために笑顔を作り、そして武装した嫌味……もとい、イケズを口にする。「どこをとってもすごいですねえ」「いつもキレイですよねえ」、今まではお世辞を言う自分にも嫌気がさしていたけれど、イケズを学んでみてからはその言葉の裏に毒を含みながら話せるようになった。この毒は、相手に伝わっていなくてもいい。イケズを使いこなせるようになると、我慢せず嫌味を言いながらも、コミュ障扱いされないどころか「スマートな人」と評価してもらえることすらあるということが分かった。「いや、そんな小技を使わなくても、私は正々堂々とイヤな気持ちも相手に伝えたい」という人もいるかもしれない。でも、そんな人にすらもこの本を勧めたい。イケズにはいろいろと強弱があって、あからさまに嫌味っぽいものから意味をよく考えないと分からないものもある。読めば必ず、コミュニケーションの選択が広がる。素直すぎる人ほど、この本を読むことでコミュニケーションの教養がつく。本音がよくない、ということなのではなく「時と場合によって、言葉を選択できる」ことの心強さを知った私は、本を読む前より確実に強くなれたと思う。(ミクニシオリ)
2023年06月24日皆さんは夫の浮気を疑ったことはありますか?今回は領収書で浮気がバレたエピソードを紹介します。怪しい領収書ある日嫁は、夫の机にアクセサリーの領収書を見つけました。夫を問い詰めると、挙動不審な様子で知らないふりをします。そして「あげようと思って」と言い出して…。やっぱり浮気していた領収書の日付は2ヶ月も前なのに、嫁はアクセサリーを貰っていません。その後夫から「もう着くよ」「3ヶ月ぶりだね」とLINEが送られてきました。夫は慌ててメッセージを削除しますが、嫁は浮気に気づきます。嫁はすぐにメッセージをスクショして、夫を追い詰めました。夫の度重なる嘘にうんざりした嫁は、帰ってきた夫に離婚を突きつけるのでした…。ショックでも毅然とした態度自分は貰ったことのないプレゼントを浮気相手にしていたなんて、ショックですよね。そんなつらい状況でも、しっかり証拠を保存した嫁に拍手をしたくなるエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月21日放っておくと、どんどん増えていく取扱説明書。いざという時にすぐに使えるよう、きちんと管理したいところです。取り出しやすく管理しやすい収納方法を、整理収納アドバイザーとして活躍するゆっか(_yucca.home)さんのInstagram投稿から紹介します。無印×コクヨで快適収納を実現ゆっかさんのお宅では、もともとは取扱説明書類をファイルに収納していたそうです。説明書が増えるにつれて、徐々にファイルはパンパンに。どこに何があるのか把握しにくく、目当てのものを見つけられない可能性も高いでしょう。いったんすべてを取り出して、必要なものと不必要なものを分けましょう。すでに手元にないアイテムの説明書や期限切れの保証書を処分するだけでも、すっきり収納に近付きます。続いて用意するのは、新たな収納アイテムです。無印良品「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー」とコクヨの「個別フォルダーPP製A4」を準備しましょう。整理した取扱説明書はジャンル分けして、個別フォルダーに挟むだけでOK。個別フォルダーごと、ファイルボックスに納めればすっきり収納の完成です。仕上げに個別フォルダーにラベリングすれば、どこに何が入っているのかひと目で把握できるでしょう。説明書を管理するストレスから解放ゆっかさんが紹介している方法なら、説明書がバラバラになる恐れはありません。収納場所の中で倒れたり、ぐちゃぐちゃになったりする可能性も低いでしょう。もともとすっきりしたデザインで人気の無印ファイルボックス。ホワイトグレーを選ぶことで、圧迫感なく整った雰囲気に仕上げられます。この方法なら、説明書が増えた時にも「ファイルボックスを増やす」ことで対応可能。リビング収納の一画に、ファイルボックスを並べるスペースを確保するのがおすすめです。ちなみに、無印良品「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー」の価格は1つ790円(税込み)です。コクヨの個別フォルダーは、1つ150円~200円程度で購入できるでしょう。ゆっかさんによると、個別フォルダーは100均でも似たようなアイテムを購入できるとのこと。探してみるのもおすすめです。説明書の収納は、定期的に見直すのがおすすめです。見直しやすい環境を整えておくことで、結果としてすっきり収納をキープしやすくなるでしょう。無印の定番ファイルボックスを使った収納アイディアも、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。 この投稿をInstagramで見る ゆっか 整理収納アドバイザー (@_yucca.home)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年06月07日なぜかトレンドに疎くなってきたと思う今日この頃。アラサーの皆さま、いかがお過ごしですか?日本のSNS普及率は80%を超え、私を含めあらゆる情報をインターネットだけでキャッチしている人も多い中、どうしてトレンドにだけ疎くなってしまったのでしょうか……。そんな私が今回行ってきたのは、2023年6月3日~4日に国際フォーラムで開催されたイベント「NEXT TREND FES.TOKYO」。自分でトレンドを発掘し発信できる場で、私も新しい情報を発掘したい……!アラサーの女性必見の商品やサービスも見つけてきたので、最後までチェックしてくださいね!■自らトレンドを発掘・発信する「プロデューサー」になれる「NEXT TREND FES.TOKYO」は、2023年6月3日~4日にかけて国際フォーラムで開催された初のイベント。自らがプロデューサーになって、会場内に眠るトレンドの卵を発掘しよう!というコンセプトのもと、50社を超える出展ブースが集結しました。すべての商品を実際に試すことができるだけでなく、その場で購入もできるのがうれしいところ。SNSに投稿すれば、その日からトレンドの発信者になれちゃうわけです。■辛ラーメンの新作はマイルドなチーズ味!まずは腹ごしらえを!と思い足早に駆け寄ったのは、我らが愛する辛ラーメンのブース。旨さと辛さが絶妙にマッチしたあの味は、どんな時でもアラサー女性の心を鷲掴みにしてきました。そんな辛ラーメンから新商品が登場。なんと今回発売されるのは、チーズ味の焼きそば!2023年7月下旬に発売される新商品「辛ラーメン焼きそば チーズ カップ」を一足早く試食してきました。試食はウインナー入りをチョイス。食べてみると、いつものピリッとした辛さが2倍、3倍にもマイルドになって、めちゃくちゃ病みつきになる……!辛いのが苦手な人にもかなりおすすめです。■睡眠の質を改善する入浴料が高機能すぎた次に、何やら水槽に手を入れている女性が気になり向かってみると、そこにはたくさんのボトルが。実はこれ、入浴料なんです。メンタルウェルネスブランド「re:urself」から発売されている入浴料「Bath elixir」には、自律神経を回復する3つの国産天然成分が配合されています。なかでも、セドロールという香り成分は屋久島地杉の幹から採取したもので、副交感神経を優位にする効果があるそう。⼀般的な杉に⽐べ、約20倍のセドロールが配合されている屋久島地杉。お風呂に30mLほど入れることで副交感神経が優位になり、寝つきが良くなったり、目覚めが快適になったりと、日々仕事に忙殺されるアラサーにはもってこいのアイテム。他にも、血行促進、保湿効果、抗炎症効果、アンチエイジング、ストレス緩和などの効果が。一石何鳥!?な万能アイテムなんです。私も試してみると、乳液のようなとろっとしたテクスチャに驚き。手を拭いた後は吸いつくようなしっとり感があり、あまりの気持ちよさに肌をずっと触っていたほどでした。お風呂に入れるだけだから、ズボラな私でも続けられそう!■有効成分配合の薬用ボディスクラブは夏に欠かせない!肌見せが増えるこれからの季節。せめて見えているところだけでも、余計な角質の無いきれいな肌でいたいですよね。でも本当に気にするべきは、「お尻」なのかもしれません。WEEEDの「Bliss Scrub」は薬用のボディスクラブで、お尻を中心にデリケートなお悩みにアプローチできるアイテム。有効成分イソプロピルメチルフェール配合で、ニキビ予防や体臭予防、洗浄・殺菌などに効果があるとのこと。さらに、泡立ててボディソープとしても使用できる2way仕様で、デイリー使いもできるんだとか。夏は蒸れによって臭いが発生しやすいので、これはうれしい!お尻は下着による締めつけや、デスクワークなどで長時間座りっぱなしの生活によって、毛穴汚れや黒ずみ、乾燥が起こりやすい部分。自分では目の届きにくい部分だからこそ、手遅れになる前にしっかりケアしておきたい!■韓国のコスメブランド「BALANX」が日本初上陸さて、今回の目玉はこちら。日本初上陸の韓国のコスメブランド「BALANX(バランス)」は、世界に4台しか無い最新の機械“enima”を使用して、オーダーメイドの化粧水が作れるのが魅力です。会場には世界に4台しかない“enima”の1つが設置されているということもあり、ブース前は大混雑。これは私も体験するしかない……!さっそく体験開始!まずは、診断精度98.3%だという「Muilli」で肌診断。約11万件の肌の状態を測定し、研究を重ね、肌タイプを40種類に分類したんだそう。ドキドキしながら診断を受けた結果、私は水分不足であるIBTVタイプだと判明。この結果をもとに、専用機器「enima」が計算に基づいたコスメを最適な配合で製造してくれます。くるくる動き回る「enima」を見ながら5分ほど待っていると、ころん、と化粧水が出てきました!まるで自動販売機みたい~!と感動。こちらは試作段階ということもあり、イベントではテクスチャを試すだけでしたが、水分不足の私の肌にぴったりの、うるおいをしっかり感じられる化粧水に仕上がっていました。診断結果はQRコードでももらえるので、コードさえあれば何度でも自分に合った化粧水を製造してくれるんだそうです。今後、enimaは体験型セレクトショップ「canme福岡天神店」に設置されるとのこと。肌タイプが知りたいという人や、肌タイプに合ったスキンケアがしたいという人は、ぜひ試してみて!■アラサー女子必見のインナーケアもお次は外側からのケアだけでは美を補えなくなってきたというアラサーの皆さま必見の情報です。HESTIAPの「スティックゼリー」は、インドネシアで採取されたツバメの巣を丁寧に加工したスティック状のゼリー。輸入したツバメの巣を洗う際は水道水ではなくミネラルウォーターを使うなど、衛生管理が徹底されています。ゼリーに豊富に含まれている必須アミノ酸は、体内では作られない成分のため、外から補給することが重要なのだそう。補給することで、免疫力アップ、疲労回復、安眠効果、肝機能の向上など、ついついがんばりすぎてしまうアラサー女性にはうれしい効果がたくさん!スポーツドリンクのような味で食べやすいのもうれしいポイントです。夏は冷やすとさらにおいしく食べられるので、これからのインナーケアにぜひ取り入れたい!■ヴィーガンコスメや「自分推し」コスメも見逃せない!どんなに疲れていても、落ち込むことがあっても、メイクをしてみるとなんだか少し前向きになれるもの。「NEXT TREND FES.TOKYO」では、日常使いしやすいコスメが多く展示されていました。Linoue(リヌエ)の「ニュアンスカラーパレット」は、動物性由来の成分を一切使用しないヴィーガンコスメ。ベージュ系、ピンク系、オレンジ系、ブラウン系の4つのバリエーションを展開し、どれも肌になじみやすいのが特徴です。私が個人的にかわいい!と思ったのは「03 フレッシュオレンジ」。ゴールドのラメが光に当たると繊細にきらめいて、大人のメイクにとっても映えそう。コスメアイテムは他にも。中国コスメブランド「COLORKEY」からは、ティント、リップ、アイシャドウパレットが発売されていました。なかでも、「ムース泥リップ」は15色の豊富なカラーバリエーションと、塗った瞬間から肌に密着するふわふわのテクスチャが魅力で、試したそばから心を奪われてしまいました!おすすめは「春霞のローズベージュ P103」。唇にスッと溶け込むのにレディな雰囲気に仕上げてくれるので、仕事やプライベート関係なく日常使いできちゃいます。■誰かではなく、自分にとってのトレンドを今回、私が発掘できたトレンドは計7個!フードやスキンケア、ボディケア、コスメアイテム、インナーケアまで、たくさんのネクストトレンドを発見することができました。口コミやSNSでの発信が多い中、トレンドは誰かが良いと言っているものや既に広まっているもの、と思いがちですが、こうして自ら発掘していくことで自分の「好き」をより知れたような気がします。これからも「自分にとってのトレンド」をたくさん見つけて、自分の好きなもの、好きなことをもっと知ろう。そんな風に思えた本イベント。あなたも他の誰でもない、自分だけのトレンドを探してみませんか。(michika)
2023年06月06日私たちの生活にインターネットとSNSは欠かせない存在となったけど、たまにものすごい「ネット疲れ」を感じてしまうことがある。部屋の中で一人じっとしていても、とめどなく入ってくる情報。特にSNSは、知りたくもない凄惨なニュースや人の不幸、マウント、主張の激しい誰かの自撮り、上から目線の恋愛ハックなどがごちゃまぜで頭の中に入ってくる。「うるせ〜!」とスマホを放り出したくなる時もあるのに、スマホを見るくらいしかやれることがない自分が嫌になる。SNSには、やさしい言葉だけが転がっているわけじゃない。本当はそういう時に本を読むべきなのかもしれないけど、頭の容量がいっぱいの時はそれすらつらくなる。そんな時に手に取る本には、深い教訓なんていらない。頭をそっと休めてデトックスしたい時は、誰かの人生をちょっと借りるのが一番いいのだ。【この本を読んでできるようになったこと】・「SNS疲れ」「スマホ依存」からの卒業・学生の頃のような、たまに本を読む習慣・他人の目を気にしすぎず、少しだけ楽に生きること■SNSで見るよりも、疲れない言葉が身に染みるそれなら映画を見るのでもいいじゃん、と思うのだけど、スマホで映画を見ようとするとどうしても通知が気になる。こういう時はベッドから出ないで済む範囲で、なんとか夜まで「休脳」させて寝ちゃうのが一番いいのだ。『がんばらないことをがんばるって決めた。(考えるOL著/KADOKAWA)』は、私のことをよく知る友人が「読み終わったから、あげるよ」と言ってくれたものだった。真面目で責任感が強い長女タイプの私は、そのタイトルを見て「それができたら苦労しませんがな」と本を開いていなかったのだけど、模様替えをする元気すらもなかったのでなんとなく本を読み始めた。著者の考えるOLさんは、匿名・顔出しなしで活動するインフルエンサーだ。企業で営業職として働いている20代の女性のようだが、柔らかくやさしいことばがSNSで反響を呼び、現在はエッセイストとしても活動しているそう。本には彼女の柔らかいツイートが「書かれるに至った経緯」とも言えるような、考えるOLさんが日常で感じたことが書かれている。名前にもあるようにOLで、社会人である彼女が日々感じる疲れや生きにくさはとてもリアル。どのページを開いても「分かる〜」でしかない。考えるOLさんはSNSでも発信しているけれど、同じようなことを伝える言葉も、本で見るのと、SNSで見るのでは印象が違うように感じた。前述したようにSNSでは有象無象の言葉が流れてくるので、あたたかい文章に触れたとしても、次の誰かの言葉にかき消されることがよくある。情報もコスメや服と同じで、ありすぎると逆に疲れてしまうことがよくある。選択肢が多すぎると一つを吟味できないし、全部本気で好きになれずに終わってしまう。でも本なら、一人の人間の言葉しか入ってこない。SNSで「どっちの意見」も聞いていると頭がすごく疲れるけど、自分と近い人の話をずっと聞いているだけなら疲れない。そうか、本ってこういう時のためにあるんだなあ。SNSは自分にも発言や思想の自由があるはずなのに、相手もこの広いインターネットのどこかにいると思うと、どこか落ち着かないのだ。考えるOLさんの日々は、何者でもない自分の日々と似ている。仕事で関わるクライアントの対応で仕事が嫌になったり、友人の生活が羨ましくてモヤモヤしちゃったり。そういうことを感じるのは自分だけではない、とこんなに安心できるのは、自分をモヤモヤさせる可能性のある人間がここにいない、と確信できるから。■自分の気持ちを大事にしたくなるこの本は、インターネットでよく見かける「改善メソッド」に疲れている人にもぴったりだ。いわゆるメソッド本ではないので、本を読んだら何かが分かるわけではない。だからこそ、この本は読んだ人がどんな感想を持つのかが大切だと思う。その感想こそが、その人が本を読んで分かったことなのだ。私の場合は、1日の終わりに残るライフポイントが、今までより10ポイント高くなった。文字数も多くないので、嫌なことがあった日はこの本を手にとって読み返す。そうすると次の日、少しだけ肩の力を抜いて行動できる。どうでもいい言い間違いとかちょっとしたミスをしてしまった自分を責めずに済んだ日もあった。私が特に参考になったのは、第4章の「自分と他人の見つめ方」だ。考えるOLさんは、決して「幸せになるためにはこうするべき」というような、mustで終わる構文を使わない。ただ、彼女は自分の人生と感性を通して、自身の失敗の経験や、気づいたことを本に書いているだけ。押し付けられないからこそ、自分の心にもすっと入ってくる。私たちは今、常に人の目にさらされている。嫌なことがあっても街なかで叫ばないのは「ヤバいやついたなうw」と動画つきで拡散されないようにでもある。いつの間にか、自分にどんどん制限がかかっていたことに気づく。スマホ警察はそこらじゅうにいるので、外にいる時間はどんな感情を抱えていても、穏便で無害な生物を演じるしかないのだ。本の最後の方に「自分を大事にしてくれない人とは距離を取ろう」という言葉があった。面識のないスマホ警察も、対して仲良くないけどSNSだけつながっている人も、自分の人生とは関係ない。そう考えられるようになった人が救われていく日々が、この本の中で語られているからだ。■「こうしろ」と言われるより、ロールモデルを知る方が変わるのは早いこの本を手に取ってから、昔のように本を手に取る習慣が戻ってきた。これまでの私は、あまりにも便利すぎて、スマホばかり眺めていた。スマホを置いて本を手に取り、SNSを眺める時間よりも好きな人との楽しい時間を大切にできるようになるようになった。多分『スマホ・SNS依存から脱する方法』とかをタイトルにつけている本よりもずっといい。方法を語られるのではなく、そうではない生き方をする人に憧れて共感する方が、私の生活を変えるのは早かった。(ミクニシオリ)
2023年05月21日仕事なし、彼氏なし、元アイドルのアラサー女子が、赤の他人のおっさんと暮らすことになる映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』の公開が決定。元「乃木坂46」の深川麻衣が、崖っぷちアラサー女子役で主演、井浦新が癒し系おっさんとして出演する。“人生詰んだ…”主人公の安希子はある日の通勤途中、突然足が動かなくなる。メンタルが病み、仕事を辞め、大好きだった男も忘れられず、貯金も10万円を切ってしまう。そんなとき、友人から勧められたのが、当時56歳で都内の一軒家で一人暮らしをするサラリーマン、通称ササポンとまさかの同居で――。原作は、元「SDN48」の大木亜希子が2019年に上梓し、2021年にはコミカライズ化もされた同名実録私小説。監督は、長編デビュー作『月極オトコトモダチ』が国内外で高く評価され、『シノノメ色の週末』で商業映画デビューを果たした新鋭の監督・穐山茉由。脚本は、『ずっと独身でいるつもり?』、「美しい彼」シリーズの坪田文が手掛ける。大木亜希子今泉力哉監督の『パンとバスと2度目のハツコイ』で初主演し、『愛がなんだ』、『水曜日が消えた』などに出演した深川さんは、安希子を演じるにあたり、「元アイドルという境遇も同じなので、この作品で安希子を演じられる事がとても嬉しかったです」とふり返る。続けて、「普段、生きていると壁にぶつかったり、ちょっと心が疲れてしまったなという時は誰しもあると思いますが、そんなときこの映画が誰かの心をふっと軽くできたらいいなと願っています。自分らしさ、自分にとっての幸せとは何かを立ち返らせてくれる作品になっています」とコメントしている。また、ひょんなことから安希子が同居することになる、都内の一戸建てに住むおっさん・ササポン役の井浦さんは、「ササポンという役は、演じた事のない役柄でしたので、どんなアプローチをしていこうかなとワクワクしました。そして、ササポンの素敵なセリフを、いかに素敵にならない様に、普通のおじさんでいるという事のさじ加減が難しくもありましたが、演じていて面白かったです」と語る。そして「映画を観て、安希子にとっての"ササポン"の様な存在を、人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、自分にとっての"何か"を見つけるきっかけになれたら幸いです」と話している。『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』は2023年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした 2023年秋、全国にて公開予定©2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会
2023年05月17日