タレントのアンジェラ芽衣が7日、自身のXを更新した。【画像】「同じ顔〜」桃月なしこが撮影を頑張ったイッヌとの2Sを投稿「アルバム漁ってたら出てきたなしこさんちのぽちゃ写り込み方が人間ぽくてかわいい」という言葉とともに、桃月なしこの愛犬”ぽちゃ”とのツーショット写真を2枚投稿した。アンジェラが口を大きく開けたら、それを真似るように”ぽちゃ”も口を開けるなど、懐いているのがよく分かって微笑ましい写真だ。アルバム漁ってたら出てきたなしこさんちのぽちゃ写り込み方が人間ぽくてかわいい pic.twitter.com/ThSnn8YZh8 — アンジェラ芽衣 (@angela_mei01) October 7, 2024 この投稿にファンたちからは「ふたりとも可愛い」「懐き方がもうぽちゃには、分かるのねこのヒトはいい人だって」などといったコメントが寄せられた。
2024年10月08日『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ第4弾『Bridget Jones: Mad About the Boy』が、2025年バレンタインデーにアメリカ公開となる。主人公のブリジット役は引き続きレネー・ゼルウィガーが務め、ブリジットの両親役のジム・ブロードベント&ジェマ・ジョーンズ、前作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』から加わったローリングス医師役のエマ・トンプソンも出演。そして、前作には姿を見せなかったダニエル役のヒュー・グラントが帰ってくる。第3弾に出演しなかった理由について、「Vanity Fair」誌に「自分のキャラクターが作品にフィットしなかった。ふさわしい感じがしなかった。だから身を引いたんだ」と語ったヒュー・グラント。今作に関しては脚本の仕上がりが素晴らしく、「とにかく気に入った。思わず泣いた」ほど感動したことから出演オファーに応えたいと思ったという。しかし、やはりダニエルの入る余地はなさそうだった。そこでヒュー・グラントは「自分の出演シーンを自分で書く」ことを条件として、出演することに。出演シーンは「ほんの少し。1週間くらいの撮影だった。それだけだ」というが、「でも映画を観てもらえたら、すごく感動すると思う」と自信をのぞかせた。【※以下、前作のネタバレあり。ご注意ください】ヒュー・グラント演じるダニエルは、第3弾の冒頭で「飛行機事故で亡くなった」ことになっている。そのため、映画ファンは第4弾にカムバックするダニエルが「実は生きていたということ?」「どういう形で登場するのか楽しみ」と期待の声を寄せている。(賀来比呂美)
2024年09月13日9日(現地時間)、『スター・ウォーズ』シリーズで長年ダース・ベイダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズ(93)が亡くなった。エージェントのバリー・マクファーソンが明らかにした。約70年、映画、テレビ、舞台で活躍してきた演技派のジェームズ・アール・ジョーンズは、1969年と1987年にトニー賞演劇主演男優賞、1977年にグラミー賞、1991年にエミー賞主演男優賞(ドラマ部門)&ゲスト男優賞(ドラマ部門)、そして2011年にアカデミー名誉賞を受賞。EGOTを達成した数少ない俳優の一人だ。『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役として共演したマーク・ハミルは、「最高の俳優の一人。『スター・ウォーズ』への貢献は計り知れない。彼を本当に恋しく思う」と「AP通信」にコメント。SNSでは「#RIP(安らかにお眠りください)父さん」と短いメッセージで追悼し、ファンから「ツラいなぁ…」「レジェンド俳優だった!」「とても悲しい」「マーク、あなたはきっとジェームズからいろんなことを学んだのでしょう。寂しくなりますね」とコメントが寄せられている。『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、「ジェームズは素晴らしい俳優で、アートにおいてもスピリットにおいても実にユニークな声を持っていた。半世紀近く、彼はダース・ベイダーだったわけだが、その秘訣のすべては彼が美しい人間だったことにある」と称賛した。(賀来比呂美)■関連作品:スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)4K 2024年5月3日より全国25劇場にて公開©2024 Lucasfilm Ltd.
2024年09月10日2024年9月9日に、アメリカの俳優であるジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなりました。93歳でした。産経ニュースによると、ジェームズさんはニューヨーク州の自宅で亡くなったといいます。ジェームズさんは、世界的な大ヒット映画『スター・ウォーズ』シリーズの悪役であるダース・ベイダーや、ディズニーのアニメ映画『ライオン・キング』に登場する、主人公の父であるムファサの声を演じ、多くの人から愛されました。アメリカ南部のミシシッピ州で1931年に生まれた、ジェームズさん。1964年、スタンリー・キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情』で映画デビューを果たしてからは、1988年の映画『星の王子ニューヨークへ行く』に出演するなど、さまざまな映画やテレビドラマ、ブロードウェイの舞台で活躍しました。ジェームズさんの演技は高く評価され、アメリカの演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞やテレビ界のエミー賞をそれぞれ2回受賞。また、映画のアカデミー名誉賞も贈られました。日本でも知名度の高い作品で活躍した、名優の逝去に、ネット上では悲しみの声が広がっています。・ショックすぎる。言葉が出てきません。・唯一無二の貫禄がある、ダース・ベイダーの声には畏怖してしまいました。悲しい。・悪役のイメージも強いけど「こんな大人になりたい」と思わせる、重厚かつ深い人物を演じていましたね。・大好きな俳優でした。安らかにお眠りください。ジェームズさんの演技は、さまざまな作品の中で輝き続け、これからも多くの人々を魅了していくことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2024年09月10日再び指揮を執って4戦目、エディー・ジョーンズHCは今週末のゲームを大一番ととらえていた。7月11日『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×ジョージア代表の登録メンバー発表会見に出席したジョーンズHCは2日後のゲームに向けて意気込みを語った。「とても重要なゲーム。今季の大一番になるととらえている。選手たちの取り組み、アテチュード(態度や姿勢)も素晴らしくはこの1週間いい準備ができた。この試合は我々のスタイルを披露できる試合だと思っているし、セレクションも現時点の我々のベストの23名を選んでいると言える」(写真左より)リーチ マイケル、エディー・ジョーンズHC (c)JRFU指揮官もリーチ マイケル主将もフィジカルバトルで引くつもりは一切ない。ジョーンズHC「ジョージア戦ではFWパックとの激突は避けられない。我々はドミネートできるFWを選んでいる。スペースへ展開もできるメンバーも考慮している。(テビタ・)タタフはフランスでトップ4に進出するチームで非常にいいシーズンを送った。現状走れる8番としてベストのプレーヤーだと言える。ファウルア(・マキシ)もイングランド戦は8番でいいパフォーマンスを見せたが、今回はワークレートを考えて6番で起用している。ラック周りでパンチの効いたプレーが期待している」リーチ主将「すごいいいチャレンジ。僕らは超速ラグビーを目指しているが、フィジカルで対抗しないと超速ラグビーできない。デカいFWをどれだけ止められるか、ジョージア戦はそれを確かめるちょうどいい相手」本職がFL/NO8であるリーチのLO起用というアイデアもいよいよ日の目を見る。ジョーンズHC「一番手の4番として今週いい準備をしている。リーチはチームの中で一番のキャプテンとして過ごしている。彼のようなプレーヤーがいることはチームにとって名誉なこと。プレーヤーのアティチュードとして非常に影響力がある。パフォーマンスも申し分ない。4番目のバックローとしても期待している」リーチ主将「感覚はしっかりつかんでいる。将来的にもっとLOとしてうまくなりたい。(スクラムについて)コミュニケーションをよく取っている。スクラムに関して4番の役割はすごく好き。このチームでフロントローが一番練習していると思う。毎日集まって細かいスキルやテーマ決めたり、ビデオを見たり、たくさん努力している。ジョージアは弱いスクラムではないので、しっかりスクラムを組んでいきたい」9番齋藤直人&10番李承信、控えSH小山大輝&SO山沢拓也のハーフ団の組み合わせついて聞かれると、ジョーンズHCはこのように答えた。「齋藤はここまで3試合で非常にいいパフォーマンスを残している。『ラグビーワールドカップ』以降いいパフォーマンスを発揮しているし、世界有数の9番として活躍していると言っても申し分ない活躍をしていると思っている。李はまだまだテストレベルの10番ではプロセスの途中だが、10番の選手層が必要。我々には松田(力也)という経験が深い10番がいるが、今週に関しては李がチャンスを得た。山沢は今年30歳になるが、キャンプでは18歳のようなパフォーマンスを見せている。現状このポジションにレベルが高い3人が揃っていると言える。キャンプのスタート時はひとりだけだったことを考えると非常に成長している。今週末のゲームは今季の中でも非常に大事な試合だが、トップ4になるためのプロジェクトの途中でもあるので、各ポジションでレベルの高い3人を揃えていきたい」指揮官は齋藤のフランス『TOP14』優勝のスタッド・トゥール―ザンへの移籍を歓迎した。「北半球と南半球のラグビーを考えると、それぞれ別の半球のラグビーを経験するのは非常に有益だと考えている。北と南ではラグビーの考え方自体が違う。日本は南半球のラグビーの影響が大きいので、北半球で学ぶことが多いと思う。北半球のセットピースのタフさ、シーズンのタフさはどのような選手でも学ぶことが大きい。タタフもフランスへ行って人間的に成熟して帰って来た。直人もフランスへ行くことでいろんな経験ができる。(SHアントワーヌ・)デュポンや(SOロマン・)ヌタマックという世界トップレベルの選手と日々一緒に練習することで、大きな成長の糧になると信じている。日本に帰って来てその体験を共有して来てほしい。2015年の代表チームではリーチのチーフスでの経験を培われた。日本のラグビーとは違うラグビーを共有できるという点で我々にも学ぶことが多かった。直人にも同じ経験が培われると思っている」テビタ・タタフ (c)JRFUHCと主将はユニオン・ボルドー・ベグルから帰って来たタタフの成長を口にした。ジョーンズHC「タタフのボルドーでの活躍もしっかり見ている。実際に3~4週間前にフランスでのプレーも見ている。テビタはシーズンを通してハードワークしている。宮崎キャンプではまだ不慣れなところがあり、まだピークとは言えないが、40~50分プレーできると思う。非常にランニングが強いプレーヤーとして期待している」リーチ「フィジカリティは世界一だと思う。テビタより強い8番はいないと思う。彼のフィジカリティは非常に頼りになる。日本のファンのみなさんはジョージア戦で久々にテビタを見ることになると思うので、楽しみにしてほしい」7月8日にメディア対応を行ったLOワーナー・ディアンズも「テビタは強すぎ。コンタクトするのが怖い。フランスでボールキャリーもタックルもまた成長して帰って来た」とタタフのフィジカルに舌を巻いた。同日のオンライン取材にはディアンズとともに、当のタタフ、WTB根塚洸雅が対応し、次のようにコメントした。ワーナー・ディアンズ (c)JRFUディアンズ「(マオリ・オールブラックスとの2試合目は) アタックも良かった思うけど、ディフェンスがすごく良かった。マオリABに対してしっかり前へ出るディフェンスをできていた。見ていて楽しそうなラグビーをしているので、僕も試合に出たいと思った。まだ3試合目でこれだけできた。次のジョージア戦も成長できるチャンスなので、すごく楽しみにしている。超速ラグビーをやりながら、コーチが試合に勝つプランを立てている。ジョージアと言えばフィジカル。すごくパッション持ったチームなので、とてもタフな試合になると思う。フィジカルを生かして相手はモールを組んでくると思うので、そのモールを止めないといけない。相手のフィジカルに対して、自分たちがディフェンスでしっかり止めて、超速ラグビーができるかどうかで勝てるか勝てないかが決まると思う」タタフ「(超速ラグビーは)スピードが速い。あとはFWが走り勝つ感じ。フランスではフィジカルなラグビーをしてきたので、そこが違う。こっちももちろんフィジカルはあるけど、スピードの部分が速い。そこがチャレンジ。(フランスで成長した点は) 自分的にはフィジカルが伸びたと思っている。当たる時の強さも。ボールを持って前へ出られるようになった。シーズンが終わって少し体重が増えたので、しっかり落として、超速ラグビーでいいプレーができるようにしたい。(ジョーンズHCに求められた役割は) アタックのところ。『ボールキャリーでどんどんゲインラインを切る。自分のスキルで前に行くことを、日本でもやってほしい』と言われた」根塚「(マオリABとの2戦目は)どういうラグビーするかの理解度を高まってきた。イングランド戦はそのタイミングでのベストの準備をしたが、実際試合をして、『こうすればいい』『こういうアタックに取り組まないといけない』と課題が出て、練習で取り組んで、クリアになってきた。最初の頃に比べるとどんどんできるようになっている。(ジョージア戦は) 次に関してはテストマッチ、負けられない試合になると思うので、マオリAB戦よりも勝ちに貪欲、ハングリー精神を持っていかないといけない。イングランドに負けているので、今後の日本代表の通過点として、ここで勝つことで自分たちの形が仕上がってくると思うので、次のジョージア戦はすごく重要だと思う。(超速ラグビーは) 僕が一番目指しているのは相手が嫌がるラグビー。テンボの速さだけではなく、コミュニケーションの早さもあるし、仕事量とか、セットの早さとか、スキル以外のところをまずやっていかないといけないと思う。ディティールの部分の早さをまず世界一にしていかないといけないと思っている」根塚洸雅 (c)JRFU【ラグビー日本代表試合登録メンバー】1茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)12原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)13竹内柊平(浦安D-Rocks)44リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)855ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)126ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)67下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)58テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/フランス)169齋藤直人(スタッド・トゥール―ザン/フランス)2010李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1211長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)812サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)013ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1814ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)915矢崎由高(早稲田大学)116坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)4217岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)018為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)119サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)320ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)121小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)022山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)723根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)2※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。果たして、日本代表はジョージア代表を相手にさらなる超速ラグビーの進化を見せることができるのか。『リポビタンDチャレンジカップ 』日本代表×ジョージア代表は7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、『リポビタンDチャレンジカップ 2024』日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年07月12日視線の先にあるのは初陣のイングランド代表戦をはじめとした『リポビタンDチャレンジカップ2024』の5試合だけではない。エディー・ジョーンズHCは『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』もしっかりと見据えていた。5月30日に発表された日本代表宮崎合宿参加メンバー35名は『RWC2023』出場組15名、大学生ふたりを含むノンキャップメンバーが12名という構成となった。さらに大学生のトレーニングメンバー(練習生)3名を宮崎合宿に帯同させるとともに、33名のバックアップメンバーも公表された。ジョーンズHCは“超速ラグビー”の実現にやる気を覗かせた。「このメンバーで宮崎キャンプに臨み、イングランド戦へ準備することを楽しみにしている。何人かの選手はケガをしているし、引退した選手もいる。『RWC2023』を経て、日本代表チームを再構築するプロセスが今日始まった。日本らしい異なるラグビーを構築するため、合宿1日目から超速ラグビーを掲げていきたい。超速ラグビーは実践するのは難しいが、イングランド戦に向けて挑戦したい」ジョーンズHCが求める選手はこうだ。「どのセレクションでもそうだが、これまでいた選手とポテンシャルのある選手の編成になる。私が望む選手はハングリー精神を待ち、常に向上したいと思っている選手。毎日1分でも無駄にしたくない、改善したいと思う選手が33名揃っていれば、私たちの『RWC』の夢は叶うと思う」指揮官はバックアップメンバーへメッセージを送った。「バックアップメンバーは日本代表としてプレーするポテンシャルがある選手。ラグビーにはケガは付き物。バックアップメンバーには日本代表でプレーできる準備をしておいてほしいというメッセージでもある」藤原忍 (C)スエイシナオヨシメンバー選出に最も悩んだポジションはSHとWTBだと明かした。「SHとWTBの層が厚いので、3名が選ぶのは難しかった。そんな中選んだのが小山(大輝)、齋藤(直人)、藤原(忍)。右のWTBはヴィリアメ・ツイドラキとジョネ・ナイカブラというパワー系を選び、左のWTBにはスピードに特徴がある選手を選んだ。(バックアップメンバーの)小野澤(謙真)も菅平合宿で良かったが、今回は選ばなかった」さらに小山と藤原のコメントを求められると。「過去2年の『リーグワン』を見て、小山は一貫性を持ってプレーしていた。パスの正確性があり、キックも使えて、ディフェンスもできる。彼にチャンスを与えるいい機会だと思った。藤原は若くスピードがあり、パスの一貫性がない時が見受けられるので向上する必要はあるが、彼は私が求めるスパークしたアタックを率いるのに適していると思う」本職をFBとする選手の不在を指摘されると、ジョーンズHCは。「山沢(拓也)について以前話したが、彼は17・18歳の時、10番でワールドクラスになるポテンシャルがあった。しかし、ケガや自分に掛けられた期待に苦しんだが、FBとして飛躍した。彼がファーストレシーバーになり、我々のアタックが始まるのは我々にとっていいオプションになると思う。今でもスキルは素晴らしい。(トレーニングメンバーの)矢崎(由高)もセンスがあり、スピードもあり、勇気もある。フィールド外でも周りとコミュニケーションを取ることに優れている」ふたりの大学生の評価は?「若いフロントローを徐々に育てたい。テストマッチで活躍するのは身体をしっかり鍛えないといけない。森山(飛翔)はタイトヘッドとしてしっかりスクラムを組めないといけない。ただ彼は天性の素晴らしいボールキャリアーでもある。佐藤(健次)は堀江(翔太)の若い時を思い出す。NO8をやっていたのでフットワークもいいし、ゲームの理解度も高い。テストマッチを戦うHOとしてはスクラムやスローイングなどのしっかりスキルを磨いていかないといけない。今後加速して育てていきたい。なぜなら4年はあっという間に過ぎるので、若い選手を加速して育てる必要がある」リーチ マイケル (C)スエイシナオヨシまたジョーンズHCは『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』決勝で見せたリーチ マイケルのパフォーマンスを絶賛した。「『リーグワン』決勝で彼は最高の選手だと証明した。影響力がある選手だと見て取れた。ボールキャリーも素晴らしく、タックルも本当に素晴らしかった。リーダーシップもファーストクラスだった。シニア選手として彼を頼ることになるし、私も頼っていきたい。日本代表が勝つために彼は重要な選手になってくると思う。リーチは自分が自分がという選手ではなく、周りの選手を助けることができる選手。『WBC』のダルビッシ有のような存在と言えるだろう。本当に日本代表にとって重要な選手」5試合のメンバー編成についてもコメントした。「勝つことを優先したい。イングランド戦でもベストの23名を選びたい。ジョージア戦、イタリア戦も一緒。その時のベストの23名を選んでいきたい。マオリ・オールブラックス戦は若い選手にもチャンスを与えることになる。我々は勝つ癖をつけたいと思っている。勝つ癖をつけるには勝ち続けるしかない。」ジョーンズHCはこれまで11戦全敗のイングランドにも勝機はあるとキッパリ。「スティーブ・ボーズウィックHCは本当に素晴らしい仕事をして、強いチームを作っている。ただイングランドがどういうラグビーをしてくるか我々は理解している。キックを多用し、セットピースで攻めてきて、南アフリカのようなディフェンスをしてくる。日本にとって本当にチャレンジングな試合になるが、暑い東京での試合なので、何が起こる変わらない」日本代表宮崎合宿参加メンバーは以下の通り。【FW:21名】岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)竹内柊平(浦安D-Rocks)3為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)森山飛翔(帝京大学)坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)41佐藤健次(早稲田大学)原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)11リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)84サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)8サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)3アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)7福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3山本凱(東京サントリーサンゴリアス)ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/)16ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【BK:14名】小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)19藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)37李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)11髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)8根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7尾﨑泰雅(東京サントリーサンゴリアス)シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)13ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)18山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。数字がない選手はノンキャップ。山沢拓也 (C)スエイシナオヨシトレーニングメンバー(練習生)3名は以下の通り。本橋拓馬(帝京大学)本橋尭也(帝京大学)矢崎由高(早稲田大学)バックアップメンバーは以下の通り。【FW:14名】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)眞壁照男(東芝ブレイブルーパス東京)小鍛治悠太(東芝ブレイブルーパス東京)小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)田島貫太郎(明治大学)青木恵斗(帝京大学)福田大和(帝京大学)シオネ・ブナ(静岡ブルーレヴズ)【BK:19名】飯沼蓮(浦安D-Rocks)土永旭(京都産業大学)伊藤 耕太郎(リコーブラックラムズ東京)奥村 翔(静岡ブルーレヴズ)高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)ネタ二・ヴァカヤリア (リコーブラックラムズ東京)高本とむ (リコーブラックラムズ東京)マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)山下楽平コベルコ神戸スティーラーズ)池田悠希(リコーブラックラムズ東京)サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)ジョニー・ファアウリ(-)ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)チャーリー・ローレンス(トヨタヴェルブリッツ)石田一貴(三菱重工相模原ダイナボアーズ)小野澤謙真(慶應義塾大学)野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)※ファアウリは2024年5月13日付で静岡BRを退団。ジョーンズHCはPR稲垣啓太やNO8姫野和樹、SH福田健太、FB松島幸太朗らはケガのため、NO8ジャック・コーネルセンは家庭の事情で今回選出しなかったと言及した。ラグビー日本代表は6月6日(木) からの宮崎合宿を経て『リポビタンDチャレンジカップ 2024』5試合がラインナップ。日本代表×イングランド代表は6月22日(土)・国立競技場、JAPAN XV×マオリ・オールブラックスは6月29日(土)・秩父宮ラグビー場、7月6日(土)・豊田スタジアム、日本代表×ジョージア代表は7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。イングランド代表戦とマオリAB戦のチケットは発売中、ジョージア戦とイタリア戦のチケットは6月1日(土) 先行先着プリセール、6月8日(土) 一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年05月31日日生劇場で上演中の至高の日本オリジナルミュージカル、『この世界の片隅に』。音楽を手掛けたアンジェラ・アキを開幕直後に直撃し、手応えと創作秘話を語ってもらったインタビュー前編に続き、後編ではアメリカ留学中のことや今後の展望を聞く。『この世界の片隅に』ファンやミュージカルファンはもちろん、これからミュージカル音楽作家を目指す若者にも必読の内容だ。「ミュージカルを分析したノートが、家には山のように積まれています」――アメリカの音楽大学では、具体的にどんな勉強をされたのですか?音楽理論と楽曲分析が主ですね。クラシックからポピュラー音楽まで、様々なジャンルの楽曲を何から何まで細かく分析したんですが、天才と呼ばれる作曲家たちって本当にすごいんですよ。たとえばバッハの譜面なんて、もう得体の知れない数学的なことが行われていて、宇宙人が書いたんじゃない?と思うくらい。音の動きとその効果が分かってくればくるほど興奮して、私のノートには「大発見」「すごい」「天才!」みたいな走り書きがたくさん残っています(笑)。――ミュージカル音楽限定ではなく、幅広く学ばれたのですね。そうですね。ミュージカルについては、授業もありましたがそれ以上に、自分でスコアと脚本を取り寄せて勉強していました。大学で学んだやり方を応用して、このスコアと脚本は何がすごいのか、このミュージカルはなぜ成功したのかを分析したノートが、家には山のように積まれています。実は留学する前から、私が日本の宝だと思っているさだまさしさんの歌詞を書き出して、季節の言葉は何色、比喩表現は何色、記号は何色、みたいにマーカーで色分けして、自分なりに分析していたことがあるんです。元々そういうオタクのようなことが性に合っていて(笑)、大学で学んだことで、歌詞だけじゃなくスコアも分析できる知識が身についたという感じです。――歌詞に関しては元々お持ちのセンスかと思いきや、そのように研究もされていたとは。詞の書き方は大学でも教わって、もちろん英語でしたけど、それを応用したりもしています。ただ『この世界の片隅に』に関して言えば、歌詞は私だけではなく、みんなで作り上げたという感覚が強いですね。まず脚本が一豪さんでなければ、歌詞は全く違うものになっていたと思いますし、キャストの皆さんの意見を受けて書き換えたところもたくさんあるんです。たとえば海宝(直人)くんから「この時の周作の思いはこうじゃないと思う」と言われたら、「それもっと聞かせて!」と言って座り込んで、原作漫画を持ってきて一緒に話し合ったり。私は作品を強くするためなら、自分のエゴなんて全くなく、いくらでも書き直すタイプ。逆にもうちょっと芯を持って押し返したほうがいいのかなと思うくらい、詞も曲もバンバン“断捨離”できちゃうんです(笑)。ミュージカル『この世界の片隅に』より©こうの史代/コアミックス・東宝製作:東宝これからも、日本語へのこだわりは譲らずに――そもそもミュージカルは、高校時代に訪れたブロードウェイで初めて観て好きになられたとのことですが、特に影響を受けた作品や、よく分析した作品というと?初めて行った90年代に観て衝撃を受けた『RENT』、捨て曲のないミュージカルを目指すきっかけになった『レ・ミゼラブル』、これでアメリカのミュージカル界が変わると思った『ハミルトン』、親しくさせてもらっているジニーン・テソーリの作品など、影響を受けた作品はたくさんあります。よく勉強したのは、スティーヴン・ソンドハイム作品。特に『リトル・ナイト・ミュージック』は、一番長い時間を掛けて分析したスコアかもしれません。失敗作として語られる『アサシンズ』も、スコアと脚本はもう天才的ですし、ソンドハイムは私の教科書、バイブルですね。――ソンドハイムのすごさ、ぜひ教えていただきたいです。キャラクターごとに異なるサウンドが割り当てられていて、それによってそれぞれの人物に、ちゃんと世界観が存在してるんです。一度聴いただけでは誰がどこを歌っているのか分からない、複雑なハーモニーの楽曲が多いんですが、主旋律ではない音での伝え方も天才的。だから一度聴いて終わりではなく、噛めば噛むほどじゃないけど、長く楽しめるのだと思います。私自身、『スウィーニー・トッド』や『太平洋序曲』なんてもう何回観たことか。その度に発見があるんです。――なるほど、それだけ色々な作品をご覧になって研究して、それをアンジェラさんならではの形に落とし込んだのが『この世界の片隅に』なのですね。先ほどお話のあった山田耕筰のミュージカル版のようなことをアンジェラさんがなさっていて、だからブロードウェイの伝統を踏襲しつつ、日本オリジナルのミュージカルになっているのだと納得した思いです。そうなっていたらいいなと思います。私は、ブロードウェイだけがすごくて、日本のミュージカルはダメ、ということではないと思うんです。英語や西洋文化に変に媚びることはしないで、私たちの母国語と文化を大事にした“ジャパニーズ・ミュージカル”を作って発信していけば、それが世界に認められることだってあるはず。そのこだわりは、これからも譲りたくないですね。――先ほどお名前の挙がった、ジニーン・テソーリさんとの親交についても少しお聞かせください。『ファン・ホーム』や『キンバリー・アキンボ』でトニー賞を受賞するなど、ブロードウェイを代表する作曲家のおひとりですが、どのようなお付き合いなのでしょうか。出会ったのは、東京ディズニーシーの『アウト・オブ・シャドウランド』(2016~19)というミュージカルショーで、ジニーンが作曲を、私が歌詞を担当したことがきっかけ。そこから仲良くしてもらって、私がニューヨークに行くと一緒にご飯を食べたりしています。「あの新作ミュージカル観た?」「なんで二幕は良くなかったんだと思う?」みたいなお話もしてくれる、私にとって先生のような存在。友達のようにフランクに接してくれるけれど、私はずっと“弟子”のつもりでいます(笑)。本当にラッキーな出会いでしたね。――そんな素晴らしい“師匠”がいらっしゃるということは、アンジェラさんご自身のブロードウェイ作曲家デビューもそう遠くはなさそうですね……?もちろん、視野には入れています。でもそれは、ずっとブロードウェイで作品作りがしたいということではないんです。先ほどお話したような“ジャパニーズ・ミュージカル”を、ブロードウェイを目指す作品と並行して、これからもどんどん作っていきたい。実は私のメイクさんが、初めてのミュージカルとして『この世界の片隅に』を観て、「なんで今までミュージカルを観ずにいたんだろう!」って号泣してくれたんです。そんなふうに、私の作品をきっかけに、日本にミュージカルファンがもっともっと増えてくれたら素敵だなと思っています。取材・文:町田麻子★アンジェラ・アキ、『この世界の片隅に』とミュージカル音楽を語る【前編】は こちら()「アンジェラ・アキ sings 『この世界の片隅に』」発売中本公演の為に書き下ろした30曲以上の楽曲の中から厳選された曲をアンジェラ自身が新たにアレンジし、歌唱した12年ぶりのアルバムSony Music Labels Inc.<公演情報>ミュージカル『この世界の片隅に』原作:こうの史代音楽:アンジェラ・アキ脚本・演出:上田一豪出演:浦野すず:昆夏美/大原櫻子(Wキャスト)北條周作:海宝直人/村井良大(Wキャスト)白木リン:平野綾/桜井玲香(Wキャスト)水原哲:小野塚勇人/小林 唯(Wキャスト)浦野すみ:小向なる黒村径子:音月桂白木美貴子川口竜也加藤潤一飯野めぐみ家塚敦子伽藍琳小林遼介鈴木結加里高瀬雄史丹宗立峰中山昇般若愛実東倫太朗舩山智香子古川隼大麦嶋真帆桑原広佳澤田杏菜嶋瀬晴大村つばき鞆琉那増田梨沙【東京公演】2024年5月9日(木)~5月30日(木)会場:日生劇場【全国ツアー公演】6月6日(木)~6月9日(日) 北海道公演・札幌文化芸術劇場hitaru6月15日(土)・16日(日) 岩手公演・トーサイクラシックホール岩手大ホール(岩手県民会館)6月22日(土)・23日(日) 新潟公演・新潟県民会館大ホール6月28日(金)~30日(日) 愛知公演・御園座7月6日(土)・7日(日) 長野公演・まつもと市民芸術館7月13日(土)・14日(日) 茨城公演・水戸市民会館グロービスホール7月18日(木)~21日(日) 大阪公演・SkyシアターMBS7月27日(土)・28日(日) 広島公演・呉信用金庫ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年05月22日ミュージカル『この世界の片隅に』の開幕記念会見が11日に東京・日生劇場で行われ、昆夏美、大原櫻子、海宝直人、村井良大、アンジェラ・アキが登場した。同作はこうの史代氏による同名漫画のミュージカル化作。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る作品となっている。映画化、実写ドラマ化もされ、この度新たにミュージカルとして上演される。○■ミュージカル『この世界の片隅に』音楽を手掛けたアンジェラ・アキ2014年に無期限活動休止を発表し、米国に移住しながら音楽活動を行なっていたアンジェラ。ブロードウェイミュージカルの制作が夢で、音楽学校に通っていたというアンジェラは、10年ぶりに日本での活動を再開し今作の音楽を担当、楽曲を集めたアルバム 『この世界の片隅に』も発売した。今作について「苦労した点はいくつもあるんです。原作が持っている温かさとか、ピュアなこうの先生の作品をどう音楽化するか、そして(脚本・演出の)上田(一豪)さんが台本でしてくれた素晴らしい脚色をどう支えられるか。原作を1番にリスペクトしながら、一豪さんの脚色を支えられる音楽にしたいと思った」と振り返る。「楽曲を作っていくときに台本がすごく読みやすかったし、毎日『じゃあ今日はどこから作るか』と、バン! と(台本を)開けて『このシーンだ!』とやって、最初に作ったのが『醒めない夢』と『端っこ』だったんです」と明かし、キャスト陣も「へ~!」と驚いていた。音楽制作には約4年かかっているそうだが「最初に出来上がったときに、『見えた』と思いましたね。それを乗り越えたら、あとはどういうふうにバランスをとっていくかということだったので、最初の5曲に時間を費やしたかなと思います」と語った。楽曲の魅力について、昆は「昨日お客様の前で歌った時に、すごく没頭できる、入り込める楽曲が多いなと思って。改めて客席で聴いた時にどういう印象を受けるのか楽しみ。アンジーさんが『端っこはさくちゃん(大原)と昆ちゃんの色で歌っていい。任せるからと』言ってくださったのがすごく嬉しくて、2人の個性とか、やってきた歴史の中から出るものの違いもあるでしょうし、幅広い聞き方で聴いていたける楽曲、キャストによって聞こえ方が違う楽曲が多いんじゃないかなと思いました」と表す。大原は「初めて携わったときに『端っこ』と『醒めない夢』を聞かせていただいて、涙が止まらない感動があって」と心打たれた様子。「私はアーティストとしてポップスも歌わせていただく中で、アンジェラさんが『ポップスで歌っていいよ』と言ってくださって、曲との距離が近くなて、今はとても歌いやすくのびのび歌わせていただいています」と感謝した。海宝は「とても原作、作品とマッチした瑞々しい楽曲」と絶賛しつつ、「稽古場の配置的に僕らの席がピアノの横で、アンジーさんが直したいところをピアノで弾きながら歌ってらっしゃる。アンジェラさんが稽古場にいるのが当たり前になっていくというか、ふと『アンジェラ・アキさんが隣でピアノを弾いて歌ってるんだな』と思うと、なんて贅沢な時間なんだと感じていました」と笑顔に。村井は「全ての曲が耳に残り、心地よく聴けてしまうので、役を忘れて歌いたくなっちゃうようなところもあるのと、他の方たちが歌っているのを自分も口ずさんでいたりするくらい、耳にも残るし心にも残るしあったかさもある」「日本人だけがわかるような温かみはすごく感じ取れると思うので、ぜひ聞いて覚えていただいて、帰る頃に口ずさんで歌っていただければと思います」とアピールした。東京公演は日生劇場にて5月9日〜30日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて6月6日〜9日、岩手公演はトーサイクラシックホール岩手 大ホールにて6月15日〜16日、新潟公演は新潟県民会館 大ホールにて6月22日〜23日、愛知公演は御園座にて6月28日〜30日、長野公演はまつもと市民芸術館にて7月6日〜7日、茨城公演は水戸市民会館 グロービスホールにて7月13日〜14日、大阪公演はSkyシアターMBSにて7月18日〜21日、広島公演は呉信用金庫ホールにて7月27日〜28日。
2024年05月11日ミュージカル『この世界の片隅に』原作者のこうの史代氏が稽古場を訪問し、音楽を務めるアンジェラ・アキ、主人公すず役の昆夏美・大原櫻子と語り合った様子が3日、届いた。同作はこうの史代氏による同名漫画のミュージカル化作。太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の物語でありながら、つつましくも美しい日々とそこで暮らす人々が丁寧に描かれ、生きることの美しさが胸に迫る作品となっている。映画化、実写ドラマ化もされ、この度新たにミュージカルとして上演される。5月9日の開幕に向けて稽古中という同作。アンジェラは4月上旬に渡米し、上田がキャストに付ける動きに合わせて、音楽をブラッシュアップする作業を行っていたが、稽古が佳境を迎えた同月下旬、日本に帰国した。稽古場ではそれまでの間に役を自分に馴染ませてきたキャスト陣が、アンジェラにその成果を披露しつつ、通し稽古を何度も重ねる日々。この度、そんな稽古場を原作者であるこうの氏が初訪問した。通し稽古を見学する前に4人は初対面。原作の創作秘話やミュージカル版の見どころ聞きどころについて、存分に語り合う。その後、昆がすず役を演じて通し稽古が行われ、こうの氏は演じ終えたカンパニー全員に対して、感極まった面持ちで「お疲れ様でした。素晴らしい舞台でした。ちょっとジーンときました。ちょっとというか、大分ジーンときました。すごくすずが可愛くて、十数年前にこれを書いていた私に『グッジョブ!』と言いたいです(笑)。本当に有難うございました。感動しました」と伝え、カンパニーは大いに勇気づけられた様子だったという。東京公演は日生劇場にて5月9日〜30日、北海道公演は札幌文化芸術劇場 hitaruにて6月6日〜9日、岩手公演はトーサイクラシックホール岩手 大ホールにて6月15日〜16日、新潟公演は新潟県民会館 大ホールにて6月22日〜23日、愛知公演は御園座にて6月28日〜30日、長野公演はまつもと市民芸術館にて7月6日〜7日、茨城公演は水戸市民会館 グロービスホールにて7月13日〜14日、大阪公演はSkyシアターMBSにて7月18日〜21日、広島公演は呉信用金庫ホールにて7月27日〜28日。○■座談会オフィシャルレポート大原:今日はお忙しいなか、稽古場までいらしていただきありがとうございます。昆:お会いできて本当に嬉しいです。緊張していて、うまくお話できるか分かりませんが(笑)こうの:いえいえ、私こそ嬉しいです。お二人とも、キラキラキラキラされていて。アンジェラ:そうなんですよ。それに二人とも、もうすずさんそのもの。今日は昆ちゃんの稽古を見ていただきますが、どちらも魅力的なので、本番はぜひ両方見ていただきたいですね。・原作者に聞く、「すず」誕生秘話昆:私が最初に原作を読んだ時に心打たれたのは、戦争を扱っていながら、常に温かい空気が流れているところでした。「戦争はいけません!」と声高に訴えるのではなく、今の私たちとも変わらない“人の心”に焦点が当たっていて、だからこそ、すずさんの喪失感がより迫ってきたのだと思います。その後も読む度に色々な発見があって、今、特に気になっているのはすずさんの表情。分かりやすく笑ったり怒ったりしている時もあれば、もっと奥深い表情をしている時もあることに気付いて、どう自分の中に落とし込んだらいいかを考えながらお稽古しています。こうの:確かに、そこは演じる方の解釈によってくるところですよね。すずの個性に昆さんと大原さんの個性が重なった時にどうなるのか、すごく楽しみです。大原:すずちゃんの個性というところでぜひお聞きしたいのですが、主人公を「ボーっとした」キャラクターに設定したのはどうしてなんですか?こうの:そのほうが、この時代と場所に馴染みのない読者でも、物語に入り込みやすいと思ったんです。主人公が最初から呉でチャキチャキ頑張っている人だと、会話の中で状況を説明する隙がないですよね。でもよそから来たボーっとした人が主人公なら、主人公が周りの人たちに色々と質問をして、それに答える形で状況の説明ができるんです。アンジェラ:ああ、なるほど。私もそこはぜひお聞きしたかったのですが、すごくしっくり来るお答えです。・ノンフィクションのようにリアルな秘密アンジェラ:すずさんや周りのキャラクターに、モデルはいるんですか?こうの:周作の職業だけは私の親戚をモデルにしていますが、あとは全部創作ですね。アンジェラ:そうなんですね! 初めて原作を読んだ時、私にはまるでノンフィクションのように感じられて、先生ご自身やご家族の体験談なのかと思ったほどでした。大原:分かります、それくらいみんなリアルなんですよね。私はすずとリンさんの関係性にも惹かれているのですが、リンさんはどんな思いから生まれたキャラクターなのでしょうか?こうの:すずに家族とはまた違う、同世代の友達との世界を作ることで、もうひとつの“世界の片隅”を表現したかったというのがひとつ。それから、当時の呉には実際に遊郭があったので、そういう過酷な境遇の人たちをいなかったことにはできない、というのもありました。大原:ありがとうございます。やはり史実に基づいているからリアルなのですね。昆:少し話が逸れてしまうのですが、すずもリンも、元素名から名前が取られているんですよね。調べてみたら全員そうで鳥肌が立ったのですが、それはなぜなんですか?こうの:キャラクターの名前って、自分の思いつきだと似通ってしまうから、系統立てて考えることが多いんです。最初は呉の地名にしようかと思ったのですが、呉には硬い地名が多いんですね。悩んでいた時、たまたま近くに周期表があったので、これを使おうと(笑)。たくさんある元素の中で「すず」を主人公にしたことには、私が飼っていたインコの「すずしろ」が関係しています。ある時いなくなってしまったのですが、どこかでずっと元気にしていてほしくて、新天地で頑張る主人公にその思いを込めたんです。昆:そんな大切な思いが込められていたんですね! お聞きできて良かったです。アンジェラ:本当に。貴重なお話ばかりで、なんだか得した気分です(笑)。・オリジナル作品ならではの苦労と喜びこうの:私はディズニーのミュージカルアニメが大好きなので、自分の漫画がミュージカルになるなんて夢のようで、アンジェラさんの歌われたデモテープも感動しながら聞かせていただきました。ミュージカルが出来上がっていく過程を垣間見られるのも刺激的で、これから見学できるのも本当に楽しみなんですが、お稽古で特に苦労されているのはどんなことですか?アンジェラ:今回が初演のオリジナル作品なので、最終形が見えていない難しさはやはりありますね。でもだからこそ、キャストの皆さんと一緒に作れている感覚があって楽しいです。特にすずの二2は、「すずはこういう言い方はしないと思う」といったフィードバックをくれる頼もしい存在で、それを受けて歌詞を変えたりもしているんです。私はこの作品が長く続いていくことを願っているのですが、最初のすずがこの2人で本当に良かったです。大原:そんな、こちらこそ。アンジーさんが音楽や歌詞を変える相談もさせてくださるので、オリジナルならではの生みの苦しみはありますが、私も楽しくお稽古させていただいています。昆:アンジェラさんは、強い思いを持って楽曲を作られたはずなのに、私たちの思いを汲んで柔軟に変更してくださるんです。こうの先生の生み出された温かい原作のもと、温かい人たちが集まって、温かい作品を作っている感じがすごくある稽古場です。こうの:素敵ですね。漫画は基本的にひとりで作るもので、編集さんたちとの縦の関わりはありますが、ミュージカルのようにたくさんの人がいっぺんに、横に関わることがないんです。でも漫画にも、見えていないだけで本当はたくさんの方が関わっていることを、こうしてミュージカルになったことで実感できた気がします。アンジェラ:ミュージカルは、総合芸術なんですよね。私も自分のアルバムを作る時は基本的にひとりですが、今回はみんなとキャッチボールをしながら作っているから、大変ではあっても決して孤独ではない。それがミュージカルの醍醐味なのかもしれません。昆:もうひとつ苦労しているのは、やはり原作の雰囲気を損なわないようにすること。原作ではどの話にも必ずオチがあって、そこも私の大好きなところなのですが、ミュージカルは2時間半ほどにまとまっているので、クスっとできるエピソードのすべては入っていないんですね。削られている分、温かい雰囲気をベースに置いておく、ということを意識しています。こうの:ああ、なるほど。そこはミュージカルならではの見どころになりそうですね。・ミュージカルの見どころ聞きどころ大原:私から先生に見どころを紹介させていただくなら、すずと周作のデートのシーン。特に《醒めない夢》という楽曲が、二人の可愛らしさがギュっと詰まっていてすごく素敵なんです。演じていて楽しいですし、あのキラッとした空気感を先生にもぜひ味わっていただきたいです。昆:私は、2度出てくる《この世界のあちこちに》に注目していただけたら嬉しいです。これからどんな物語が広がっていくのか、お客様がまだ知らない状態で1度歌われた曲が、すずさんが自分の在り方を見つけた時に再び歌われる、という構成が大好きなんです。2度目に歌う時には、涙をこらえるのに必死になってしまう楽曲です。大原:聞くだけで涙が止まらなくなる楽曲が、本当にたくさんあるよね。アンジーさんおひとりから、どうしてこんなにも色々なメロディーや言葉が生まれるのだろうと感動してしまいます。どれも大好きなのですが、特に聞きどころだと思うのは、径子さんの歌う《自由の色》。すずの生き方や考え方が変わるきっかけの曲ですし、お客様一人ひとりが自分の《自由の色》を発見し、救われたような気持ちになれるのではないかと思います。こうの:《自由の色》は、私もアンジェラさんのデモで聞いた時からジーンと来ていました。アンジェラ:ありがとうございます。今日はキャストの声で聞けますので、ぜひ楽しみになさっていてください。私が注目していただきたいのは、機銃掃射のシーンです。こうの:漫画では顔のアップで進んでいくシーンだから、どう演じるんだろうと思っていました。大原:そうですよね。漫画と同じようにはできない分、ミュージカルならではの表現になっていると思います。アンジェラ:加えて、2人の演技がとにかく素晴らしいんですよ。このシーンあたりから、すずの感情がクレッシェンドしていき、最後には優しくデクレッシェンドしていくのですが、そのすべてが見どころですね。すずの熱量を表現するのは本当に大変だと思うのですが、2人とももう、「圧倒的」「ヤバい」といった言葉しか出ないくらいすごいパワーなんです(笑)。今日の通し稽古は昆ちゃんの回の予定ですが、実際に先生に見ていただけるのが私も楽しみです。昆:あの、お手柔らかにお願いします(笑)こうの:「ハイやり直し!」なんて言いませんから安心してください(笑)。漫画が私の子どもなら、映画化や舞台化作品は孫のようなもの。私には可愛いばかりなんですよ。今日お話して、お二人ともそれぞれにすずだと感じましたので、お稽古も本番も本当に楽しみにしています。(C)こうの史代/コアミックス
2024年05月03日『ブリジット・ジョーンズ』シリーズ第4弾『Bridget Jones: Mad About the Boy(原題)』が、2025年のバレンタインデー(2月14日)に全米公開されることが分かった。ユニバーサル・ピクチャーズが発表した。2001年公開作『ブリジット・ジョーンズの日記』から3作にわたり、主人公のブリジット・ジョーンズを演じてきたレネー・ゼルウィガーが同役を再演。同じく3作に出演してきたダニエル役のヒュー・グラントもカムバックする。3作目で2016年公開作の『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』で脚本家の一人に名を連ね、ドクター・ローリングスを演じたエマ・トンプソンも出演する。新しいキャストにはキウェテル・イジョフォー(『それでも夜は明ける』)、レオ・ウッドール(「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート」)が参加する。9年ぶりのシリーズ新作がいよいよ公開されることになり、ファンはXで歓喜の声を上げている。しかしその一方で、キャストにこれまでの3作でマーク・ダーシーを演じてきたコリン・ファースの名前がないことに、「まさかマークは死んでしまったの?」「最後にチラッとカメオ出演するとか?」「マークを死んだことにするのなら許さん!」「私たちにはマークが必要なの!」と動揺の声も。前作でマークと結婚したブリジット。今作ではマーク不在で果たしてどんな物語が描かれるのだろうか。(賀来比呂美)
2024年04月10日『ブリジット・ジョーンズの日記』の新たな続編が作られることになった。北米公開は来年のバレンタインデー。3作目『ブリジット・ジョーンズの日記ダメな私の最後のモテ期』以来、9年ぶりの新作となる。タイトルは『Bridget Jones:Mad About The Boy』。原作は、ヘレン・フィールディングが書いた3冊目の本。レネー・ゼルウィガー、ヒュー・グラント、エマ・トンプソンがキャストに戻ってくるほか、新たにキウェテル・エジョフォー、レオ・ウーダルが出演する。監督は『トゥ・レスリー』のマイケル・モリス。ゼルウィガーの最近作は、テレビドラマ『パムの秘密―ある主婦の知られざる顔―』。文=猿渡由紀
2024年04月10日フェンディ(FENDI)は、2024年2月21日(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2024-25年秋冬 ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of FENDIフェンディの1984年のアーカイブを見ていると、そのスケッチには、ブリッツ・キッズや、ニュー・ロマンティックス、ワークウエア、貴族や日本のスタイルが描かれ、当時のロンドンを思い起こさせます。英国のサブカルチャーやスタイルがグローバル化すると同時に、世界の影響を吸収する時期でした。それでも、依然と英国独自の気品と余裕があり、他人がどう考えようとも気にしない、ローマのスタイルに共鳴する部分がありました。フェンディには”ユーティリティ”を重視する背景があり、フェンディファミリーの着こなしは、まさにそれを意識したものです。初めてシルヴィア・フェンディに会ったとき、彼女はシックなサファリ風のユーティリティスーツを身につけていました。それが私のフェンディに対する根本的な視点を形作りました。衣服を纏う時、それには実体があり、さらにそれを楽しむことができるのです。― アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)Courtesy of FENDI実用的で贅沢、シンプルで劇的、サロンとストリート、都市と田舎。本コレクションでは、それぞれの要素が重なり伝統と破壊が融合した英国的なスタイルが、ローマ的なスタイルと結びついています。同時に、これらの衣服を身につける女性たちにとって、それは“ただ何かである”ことではなく、“何かをする”ということが基本になっています。この最新コレクションを通して、キム・ジョーンズは、ロンドン風の無頓着さがローマ的な自由に出会い、”実用性”が“意思表示”に変わっていくような着こなしやすさを探求しています。この場での贅沢さとは、衣服とアクセサリーが着用者に自己表現をするための豊かな快適さと強い自信を与える点にあります。実用的でありながら遊び心もある、フェンディならではの二面性がコレクション全体に息づいています。Courtesy of FENDI厳格なテーラリングに始まり、丸みを帯びたシルエットに波状ラインの渋さが取りこまれたフェミニンな感性は、リッチに引き締まったウールの精密さによってもたらされます。レイヤードスタイルのウールコートは、ゆるく結ばれ、ベルトで留められ、ローブの表現が広がります。ニットウエアはシルクのリブを使ったなめらかなセカンドスキンとして現れることもあり、アラン編みやガンジーセーターのようにまさに英国の伝統スタイルを用いた、ホームスパン(手織り)のような介入がなされていることもあります。Courtesy of FENDI実用主義を主張するドレスは、より繊細さを取り入れて、実用的かつエレガントでありながら、タフな姿勢も見せています。チュールやオーガンザの透明感、ローマの彫像*のプリント、あるいは破壊的にも見えるドット刺繍と対照的な仕上げになっています。同時にシアリングとレザーは、フェンディの職人の技巧を発揮するとともに、独自の存在感が示されています。つややかな光沢のあるワックス仕上げから、ユニークなアグリアートのニードルパンチング製法や究極のインターシャまで、着ている人をそっと保護しながら、満足感、触感、快適さを提供する新しいファブリケーションが生み出されました。Courtesy of FENDIメゾンの創業時まで遡り、繰り返されるコードとモチーフを通して、フェンディの過去が現在として蘇ります。2025年の創業100周年を前に、「セレリア(Selleria)」が現在と過去を結び、衣類やレザー製品のモチーフとして現れています。ローマの一流馬具職人のインスピレーションとクリエイションから生まれた「セレリア」は、コレクションを圧倒するレザーの乗馬ブーツとして登場します。また、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)がロゴを描き、「FF」ロゴラッピングと一体化した「チュッパチャプス(Chupa Chups®)」のロリポップホルダー、さらには、ジュエリー部門アーティスティックディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のデザインでもその姿を見ることができます。金属糸の金具がレザーのバングルに縫いつけられ、巨大なレザーとメタルのチェーンにも反映されています。Courtesy of FENDIアクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディによるレザーグッズは過去のスタイルが解体され、柔らかい構造で再構成されています。装飾を避け、触感と実用性を追求し、豊かで自然な色合いの豪華なレザーが、「ピーカブー(Peekaboo)」、「バゲット(Baguette)」、「バイ ザ ウェイ(By The Way)」バッグの主役を務めています。Courtesy of FENDIまた、ソフトなサッチェルバッグ、「シンプリー フェンディ(Simply FENDI)」とそれに組み合わせた丸みを帯びた新しいショッパーバッグ、「ロール(Roll)」も新たに登場しました。複数個身につけて多面性を捉えることで、たった1人ではなく、多くのフェンディウィメンがいるということを改めて示し、自分で選ぶものと身につけるものの中に、自分自身を見出すことを推しています。Courtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年02月26日ディオール スタイルへのオマージュとして誕生したキム・ジョーンズによる2024年サマー メンズ コレクションは、象徴的な「カナージュ」によって昇華された連なる作品で構成されています。このシグネチャーデザインは、ベージュ、ピンク、グレーといった魅惑的な色合いのセーターやハリントンジャケットなどにあしらわれています。Courtesy of DIORまた、アイコニックな「サドル」を再解釈したツイードの「サドルツイン」や、細部までレーザーカットが施された「ディオールチャーム」など、さまざまな素材のバッグにも、この魅力的なグラフィックモチーフが落とし込まれています。現代的なアイデンティティを主張する「カナージュ」の洗練されたアーキテクチャーは、「バッファロー ローファー」や‟B9S”スニーカーなど、キルティングレザーで仕立てられたシューズにも見られます。Dior Buffalo ローファー カナージュ クモ レザー ブラック 22万円/Courtesy of DIOR再解釈されたディオールコードはコスチュームジュエリーにもアクセントを加え、大理石、シルバー、淡水パールとも組み合わされています。Dior Charm バッグ カナージュ コスモ レザー 57万円/Courtesy of DIORセーター グレー & ピンク カナージュ コットン & カシミヤ ブレンド ジャカード 25万円/Courtesy of DIORDior Buffalo ローファー カナージュ クモ レザー グレー 22万円/Courtesy of DIOR@Dior @MrKimJones#Dior #DiorSummer24お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2024年02月20日実際の事件から着想を得たリュック・ベッソン監督のバイオレンス・アクション映画『DOGMAN ドッグマン』より、主演ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ扮する“ドッグマン”と熱演を見せた犬たちの撮影秘話が解禁となった。本作にはサイズも犬種も多種多様な犬たちが登場する。犬たちとの撮影はどのように行われたのか、ドッグトレーナーをはじめ、犬たちとの撮影に携わったスタッフたちが裏話を語った。「ここまで多くの種類が登場し、そして様々な個性を持っていることは想定していなかった…。複雑なトレーニングが必要な一方で時間にも限りがあり、それでも監督は私に任せてくれた」そう語るのは本作に参加した、ハリウッドで長年仕事をしてきたドッグトレーナーのマチルド・ドゥ・カグニー。脚本に魅了されて参加を決めたものの、様々な犬たちが出演する本作のスケール感には当初不安しかなかったそう。監督から提示された集めた犬の条件は「トレーニングを受けた経験があり、準備に長い時間を要しない犬」。しかし、撮影の行われたフランスでも「撮影に必要な犬を探すため総勢15名ほどのトレーナーが雇われた。そして最大の課題は犬、トレーナー、セット、俳優のすべてを一度に調整し、可能な限り早く撮影を開始することだった」とドゥ・カグニーはふり返る。また、犬が噛み付いた際の顎の力をコントロールさせる“バイト・トレーニング”の専門家も撮影に参加した。専門家ソファーヌ・タレフェは「俳優が大声を出したり、歌ったり、激しい動きをしても犬たちが驚かないようにしなければならなかった」と撮影での苦労した点を話す。スタント・コーディネイターのアラン・フィグラルツは通常のアクションスタントに加え、“ドッグ・リリース”と呼ばれる犬殺陣も担当。犬のアクションの際の動きのコースを設定し「俳優の代わりに噛まれる役目はもちろん、ケーブルで吊るされ、喉に噛み付かれそうになるシーンも担った」と、予告編でも見られる犬とのアクションシーンを担当したことを明かした。主演のケイレブについては、「ケイレブは3日に渡って犬たちと過ごし、ドッグトレーナーの仕事についても慣れてくれた。彼は好奇心旺盛で犬たちと熱心に準備をしてくれました」とドゥ・カグニー。今回は劇中で大活躍する新たな犬画像4点も解禁、ドッグマン(ケイレブ)も癒されているカットも収められている。『DOGMAN ドッグマン』は3月8日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:DOGMAN ドッグマン 2024年3月8日より新宿バルト9ほか全国にて公開© Photo: Shanna Besson - 2023 - LBP - EuropaCorp - TF1 Films Production – All Rights Reserved.
2024年02月03日フェンディ(FENDI)は、2024年1月25日午後2時30分(フランス現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)とアクセサリー アーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)、そしてジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)によるフェンディ 2024年春夏 クチュールコレクションを発表しました。Courtesy of FENDI「僕は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が抱いていたフェンディのフューチャリズム(未来主義)について考えていました」とクチュールおよびウィメンズウエアのアーティスティック ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は語ります。「このコレクションでは、身体、シルエット内のシルエット、人物、そしてクチュールの手仕事が、未来の中心にヒューマニズムを据えています。構造と装飾をテーマとし、この二つの要素は不可分に結びついています。僕は精密さと情緒を同時に表現したいと思いました」Courtesy of FENDI今シーズンのクチュールコレクションでは、詩情と現実との間で交わされる対話が続いています。「コスチューム」を避けて、実用主義を謳う本コレクションは、刺繍職人から仕立て職人、パタンナーからレザー職人、ドレスメーカーからファー職人に至るまで、フェンディ アトリエの卓越した職人技を駆使して、シームレスに実現された合成作品とも言えます。クチュールを身につける人に対するフェンディのアプローチは、その人の人間性を再認識させてあげることです。何故なら彼らは単に「何か」ではなく、「誰か」であるからです。Courtesy of FENDI幾何学のシンプルさからクロコダイルの原始的なチャームに至るまで、「人間のフューチャリズム」がコレクションを貫き、過去の恒常性を結びつけて、現在と未来を作り上げます。このようにして構造は装飾になり、装飾は構造へと変化していくのです。Courtesy of FENDI本コレクションは、箱を意味する新しい「スカトラ(Scatola)」シルエットから始まり、そのシルエットで終わります。フルー(軽く広がったデザイン)の精密な幾何学的なパターンカッティングが、シルクのガザールのようなファブリックで軽さと構造を持つまったく新しいボリュームを生み出します。タイユールは、厳格なカットを通じて女性の体の線に従いながら、伝統的な男性のテーラリング生地であるスーパーキッドモヘアを使用して着用者を人間工学的に包み込みます。最高級カシミアとビクーニャ糸で実現された、リブ編みのドレスは、シルエットに不可欠な「シバリ(Shibari)」結び目のハーネスで優雅に包まれています。しなやかなクロコダイルは、本能的な引き寄せを発揮しながら、衣類とアクセサリーを含むコレクション全体に広がっています。このような異なるアプローチのひとつひとつが、軽さ、しなやかさ、動きやすさなど、まるでダンスを踊るかのように最適化されているのです。Courtesy of FENDI集中的に作られた刺繍の数々において、装飾と構造はコレクションの中で真に絡み合い、ほぼ未来の肌として現れます。最も驚くべきことに、刺繍の中で自然と人工の世界のDNAが接合され、切り刻まれる瞬間が訪れます。例えば、新しい形状のフェザーのようなオールオーバーフリンジの見た目は、まるで新種のファーのように現れます。有機的な形状でありながら、厳格で繊細な手刺繍によって超軽量かつ流動的な輪郭が描かれ着用者とともにしなやかに動きます。Courtesy of FENDI昨シーズンは「クチュールアンサンブル」というアイデアがファインジュエリーにも拡張しましたが、本コレクションにおいてはファインジュエリーが「貴重な実用品」の領域に入って行きました。ジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)がデザインした高級アイウエア「シンギュラー ビジョン(Singular Vision)」は、顔のスキャンによって計測されたサイズをもとに、その人に合うアイウエアの構造を18Kホワイトゴールドとホワイトダイヤモンドで作られています。これらは、サングラスや眼鏡あるいは装飾品として使えます。Courtesy of FENDIこの「貴重な実用品」の概念は、コレクションのバッグにも拡張されており、一連の特注の「バゲット(Baguette)」バッグが登場します。衣服の素材と響き合うように、アクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のアプローチは、ミンク裏地を施したしなやかなクロコダイルから、フリンジや流れるような刺繍まで、ナノからラージサイズに至る「バゲット」バッグを豪華でパーソナルなアイテムとして捉えています。Courtesy of FENDIランウェイには、高度な職人技と貴重な素材を使用した「フェンディ ジェムズ バゲット(FENDI Gems Baguette)」バッグをはじめ、18K ホワイトゴールドのハードウエアとホワイトダイヤモンドのパヴェが散りばめられたバックルとクロコダイルにプラチナ箔が施された「ミニ バゲット(Mini Baguette)」バッグも登場します。Courtesy of FENDIショーのサウンドトラックでは、作曲家マックス・リヒター(Max Richter)による楽曲が使われ、「精密さと情緒」というキム・ジョーンズの思考がその音楽に反映されています。Courtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年01月29日どのように超速ラグビーを実現するのか? 昨年末の次期日本代表ヘッドコーチ決定記者会見から1か月、エディー・ジョーンズHCによる日本代表強化プランに関するメディアブリーフィングが行われた。再登板となるジョーンズHCはワールドラグビーランキング12位からどういう方法論でランクアップするのか熱弁した。「日本は今ランキング12位。できるだけ遠くへ到達したいと思っている。だが、ギャップがある。過去8年で日本代表はトップ10とのテストマッチでは7%しか勝てていない。トップ8のチームは60%勝っている。トップ4に入るには75%くらい勝率が必要になってくる。まずジェイミー・ジョセフ(HC)、トニー・ブラウン(AC)、長谷川慎さん(AC)が日本代表でやってきたことを、やり続けて強くならないといけない。それを土台として進化させないといけない。また違ったアプローチも図らないといけない。今日は違うアプローチの話、全体像の話をしたいと思っている」リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)スエイシナオヨシチームコンセプトは超速ラグビーだ。「アプローチは超速ラグビーをコンセプトしていきたい。それが日本ラグビーの核となる、アイデンティティだと思っている。南アフリカは必ずフィジカルな戦いをする。30回キックしてくることもわかっている。ニュージーランドは世界一カウンターが優れたチームだとわかっている。同じように、日本代表と言えば、速くプレーするそれがチームだというようにプレースタイルを変えていきたい。速くするのはプレーだけではなく、考える速度も速くしたい。『リーグワン』でベストな3人の選手はチェスリン・コルビ(東京サンゴリアス)、リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)、クワッガ・スミス(静岡ブルーレヴズ)。彼らは日本人と体格が似ている。でも、強度が高く、スピーディに動くことができる。ほかの誰よりも速く決断している」ジョーンズHCはニュートンの運動三原則を持ち出した。「現在のラグビーはプレー時間が30秒だと、プレーされていない時間は70秒になる。NFLのような試合になっている。小さい切り取ったプレーの後、長い休憩がある。私は30秒の中でスピーディに動いていきたい。ラグビーの試合は勢いが大事。鍵となるのはニュートンの運動三法則の第二法則・勢い=質量×速度。日本代表の身体の大きさをそんなに変えられない。日本人の身体は小さい。体重を1kg・2kgを増やすことか可能だが、変えられるのは速度。世界中の誰よりも速く動くことができると思う。速く動けるようにトレーニングしていき、速度と質量を変えていきたい」指揮官は38歳のファンタジスタを例に挙げて、トレーニングの重要性を説いた。「山田(章仁/九州電力キューデンヴォルテクス)は今38歳。でも彼は今でも速く走れる。速く走るための適したトレーニングをすれば、38歳でも速く走れる。個々のスピードを上げていく。そのためにトレーニングの方法を変えていかないといけない。プレーのスピードを30秒の時間でトレーニングする必要がある。2015年はフィットネスを上げることに一番重点を置いたが、今後はトップスピードで反復できるか。フィジカルだけではなく、身体がどう機能しているのか。それはメンタルの部分がかなり大きいと思う。なぜなら速く走るには痛みが生じる。特にスクラムから速く出て速く走るのは痛みが伴う。この痛みが好きになるように、マインドセットを変える必要がある。そのためには具体的なトレーニングが必要だと思っている」さらに37歳のオールブラックスのレジェンドHOの名を挙げた。「高い姿勢から低い姿勢へ世界一速い動作を行えるチームに変えていかないといけない。例えば体重が重い選手と軽い選手が同じスピードで走ってコンタクトした場合、体重が重い方が勝つが、高い姿勢から低い姿勢へ速い動作をしたら、そのスピードでコンタクトに勝つことができる。ラグビーはコンタクトに勝たないといけない。スピーディにグラウンドを走り回るだけではなく、高い姿勢から低い姿勢になるスピードも必要になってくる。『リーグワン』、大学、高校と日本の試合を観ていると、そこの速さはまだまだない。先週末のゲームを観ても、デイン・コールズ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)が一番素晴らしかった。コンタクトの衝突の瞬間に姿勢を戻すスピードが素晴らしかった」ジョーンズHCは考えるスピードにもメスを入れる。「集団、チームとしての決断のスピードをどう向上させるか。そのために戦術を明確にしていく必要がある。試合によって戦術は変わるが、戦術を明確にしておくこと。自分たちが何をすべきか考えなければ考えないほど、決断は速くなる。セレクションは一貫性がないといけない。チームイメトが互いを知ることも必要になってくる。それが私の仕事で一番重要にな要素。前回の『ラグビーワールドカップ(RWC)』で日本は一番平均年齢が高いチームだった。本当にいい若い選手を見つけて、これからも向上できるシニア選手を残して、一貫性を持ったトレーニングをしていかないといけない。シナリオに特化したトレーニングをしていかないといけない」続けて、ゲーム中目を見る必要性に言及した。「世界で一番いい決断している選手というのは、チームメイトの目を見ていい決断を下している。そのスキルを上げていかないといけない。それをするためにどういうトレーニングすればいいか、いくつかアイデアがある。AIを通したトレ―ングが必要かもしれない。それを加速して学んでいかないといけない。現状、ゲーム中に下を見ている選手があまりにも多い。目を見てコミュニケーションできるようにしていかないといけない」ジョーンズHCは他競技の成功例にも興味を示した。「バスケ女子日本代表は世界ランク10位から2位になった。サッカーのスペイン代表もティキ・タカで『ワールドカップ2010』で優勝した。身体が小さいチームだったにもかかわらず、スピードを通して相手を上回ることができると信じ、ティキ・タカのサッカーをやり切った。ゴールデンステート・ウォリアーズもスモールボールで相手よりも速く動いてプレーし、4回NBAで優勝した。日本ラグビーがどこまでいけるか。ラグビーなのでストロングな選手は必要になってくる。強い日本のアイデンティティを持った選手を発掘していく必要がある。速く動けるラグビー、目を見て速く動き、速く走る痛みすら楽しむ選手に変革していく。日本の文化としてハーモニーがある国だと知られている。その古くからの日本の文化も取り入れて、新しいテクノロジー、またはメソッドを取り入れながら、速く考え、速く動くトレーニングをする。そして今まで見たことないほど素晴らしい日本代表のチームを作っていく。ジェイミー、トニー、慎さんが作ってくれたチームを引き継ぎ、進化させていきたい。とても大きなプロジェクト。これを本当に100%集中してやっていけば、世界一速いラグビーをするチームに焦点を当ててやれば、世界一になれないことはないと思っている」日本代表の強化の全体像を語ったジョーンズHCは記者からの質問に答えた。日本人選手と外国人選手の割合を問われると。「いい質問だ。2015年を振り返ると、パワーを提供してくれる外国人が必要だったと思うが、今何人必要か提示しないが、チーム全体のスピードを考えると、日本人選手がメインでないといけないと思っている。パワーを提供してくれる外国人選手と日本人のバランスを考えてやっていきたい」どういう選手を求めるのかというと質問には。「いい質問だ。高校や大学、『リーグワン』の試合を観ているが、コーチングできないことをできている選手は誰とかという観点で観ている。コーチングできないセンスを持っている選手、もっとうまくなりたいと考えている選手を私は探している。椅子の前に座り、前のめりになって、いつでも準備ができている、次は何をやるのか訴えかけてくる選手を見つけていきたい。背もたれに座っている選手は我々のチームには必要ない」藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C)スエイシナオヨシ超速ラグビーとキッキングゲームの両立の難しさを指摘されると。「本当にいいポイントを言ってもらった。ラグビーはいつまでも変わらない。前へ進んでボールを保持したい。前に行けなくなったらどういう方法で前へ行けるか考えないといけない。先週のクボタ×(コベルコ)神戸(スティーラーズ)にいいシーンがあった。(S東京ベイのSH)藤原(忍)がグラバーキックからボールを取ってトライを奪った。あのようなキックができるように強化していきたい。ボールを取り戻すキックをしていきたい。それをできるようにしたいし、それはとても難しいことも理解している」超速ラグビーにおけるセットプレーの役割を聞かれると。「今日一番の質問だ。ラグビーではセットピースは非常に重要。速いラグビーをすればするほど、セットピースはものすごく重要になってくる。日本は世界一スクラムから速くボールが出せるチームにならないといけない。また3人ラインアウトや4人ラインアウトが世界一得意なチームにならないといけない。慎さんがスクラムに於いて、いい仕事をしてくれた。彼がやってくれたことを土台にもっと強化していかないといけない」ジョーンズHCは超速ラグビーを担う若い才能はいるとキッパリ。「何人かいる。先週、高校日本代表の高橋智也監督、U-20日本代表の大久保直弥HCと一緒にどういう若い選手がいるか見た。リストアップして誰に投資するかという話をした。高校、U-20と一丸となって超速ラグビーを実現できるようにやっていきたい。ただそのリストをみなさんに提供することはまだできない。今後U20の合宿にも高校代表の合宿にも参加するつもり。できるだけ明確な哲学、プレーに対する概念を統一させたいと思っている」エディー・ジョーンズ日本代表HC日本代表では近々トレーニングスコッドを集めたミニキャンプの実施を調整中とのこと。本格稼働は6月初旬を予定している。そして第2次エディージャパンは6月22日(土)・国立競技場での『リポビタンDチャレンジカップ2024』イングランド代表戦にて初陣を飾る。その後、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)として6月29日(土)・会場未定、7月6日(土)・豊田スタジアムにてマオリ・オールブラックス戦と連戦。再び日本代表として、7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台にてジョージア代表、7月21日(日)・札幌ドームにてイタリア代表と激突する。10月26日(土)には日産スタジアムで『リポビタンDチャレンジカップ2024』日本代表×オールブラックスもラインナップされている。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24のチケット情報
2024年01月16日メンズ クリエイティブ ディレクターのキム・ジョーンズの推進力のもと、山々はパーフォーマンスとエクセレンスの限界を押し広げる、比類のない体験のためのプレイグラウンドとなります。キム・ジョーンズは、デザインとイノベーションが、アウトドアとハイキングの世界と融合した、新作のスキー カプセルコレクションを製作しました。Courtesy of DIORディオールは、画家のピーター・ドイグとのコラボレーションにより、ラップニットをはじめとした繊細に仕上げられた洋服のコレクションを発表します。ピーター・ドイグによってディオールのために特別に製作された作品が落とし込まれ、80年代や90年代のスタイルを彷彿とさせる、あらがいがたいレトロな魅力を体現するコレクションです。特別なディテールとして、ピーター・ドイグの作品からインスピレーションを得た紋章がパンツやジャケットにアクセントを加えます。DIOR AND PETER DOIG スキージャケットコットンブレンド オットマン 62万円(税込)/Courtesy of DIORスコットランド出身のピーター・ドイグ自身がスキーの愛好家であることから、彼の作品のなかにはウィンタースポーツのシーンが登場し、スキーに対する彼の情熱が反映されています。超軽量のダウンジャケットを筆頭に、日本のブランドであるデサントとの協業によって製作されたアイテムがこのコレクションを完成させ、モダンかつ大胆なルックを約束します。ディオールはスノースポーツとプロテクションギアのスペシャリストであるPOCとの対話を継続し、最高峰の専門技術を落とし込んだ2つのヘルメットとゴーグルが登場します。DIOR AND AK SKI スノーボード 163CM ピーター・ドイグ アートワーク & CD Diamondシグネチャー 105万円(税込)/Courtesy of DIORこのビジョンはAK SKIとの協業によって製作され、ピーター・ドイグによる魅惑的なドローイングをあしらった、冬景色の美しさを体現するスノーボードにも反映されています。美しさと機能性の完璧なバランスを体現し、スピードの快感と、安全性を融合したユニークな感覚を追求するこれらのアイテムは、幾重にも重なるサヴォワールフェールの賜物です。エレガンスと技術的な創意工夫を組み合わせたこの卓越したコレクションは、2023年11月23日よりディオールブティックにて展開されます。ディオール#MrKimJones#DiorSkiお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年11月28日ヒット曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』『サクラ色』などで知られ、2014年より日本での活動休止していた、歌手のアンジェラ・アキさん。2023年11月22日に、日本での活動を再開することを発表しました。アンジェラ・アキ、10年ぶりに日本再始動!アンジェラ・アキさんは、2024年5月から日本全国で上演されるミュージカル作品『この世界の片隅に』の音楽を担当。全面的に音楽を手掛けたこの作品の発表に合わせて、日本での活動再開を発表することになりました。同年2月7日には、ミュージカルのために書き下ろし、自らリアレンジと歌唱をした楽曲『この世界のあちこちに』を配信リリースすることも決定。日本でのリリースは、2014年3月にリリースしたベスト盤『TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI』以来で、新曲としては2013年7月リリースのシングル『夢の終わり 愛の始まり』以来、約10年ぶりとなります。約10年ぶりの日本での再始動に関して、アンジェラ・アキさんは以下のようにコメントしました。この度、『この世界の片隅で』ミュージカルに音楽担当として参加させて頂く事になりました。ミュージカルの音楽作家になりたくて、10年前にアメリカの音楽大学に入学し、作曲を学び直しました。その学びの体験を経て、この素晴らしい作品に巡り会えた事を心から光栄に思っています。そして、この作品の発表をもって日本での活動を再開させて頂きます。シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その一番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。そのキャラクターがどの場面で何を感じているのか、その視点になって、言葉ではなくまず音で考えてみる。そのときにどんな音が鳴っているのが正しいのかを探していく。難しいことではあったけれど、ものすごくやりがいを感じている自分がいました。ミュージカルは総合芸術。関わる全員が答えを探し、何度も書き直したりしながら一緒に作品を作り上げる。この喜び、この経験は、一回やって“楽しかったな”で終われるようなものではありません。私は日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい。そう思っています。アンジェラ・アキさんは、ミュージカル音楽作家になりたくて、アメリカの音楽大学で作曲を学び直していたとのこと。「日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい」という言葉からは、本人の強い意志を感じますね。ネットでは、アンジェラ・アキさんの日本再始動について、ファンからは歓喜の声が上がっています。・おかえりなさい。ずっと待っていました!・また日本で活躍してくれるなんて、本当に嬉しい!いつもアンジーの曲に支えられています。ライブがあったら行きたいな。・やったー!日本での活動、心から楽しみにしています。10年間アメリカで生活をしながら、さまざまな角度で音楽と向かい合ってきたというアンジェラ・アキさん。今後、パワーアップしたアンジェラ・アキさんが、素敵な音楽を届けてくれることを楽しみにしたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年11月22日アンジェラ・アキが、東宝ミュージカル『この世界の片隅に』に音楽制作として参加することが決定し、10年ぶりとなる日本での活動再開を発表した。2005年シングル「HOME」でメジャーデビューし、2008年にリリースした楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」がプラチナディスクを獲得。15年が経った現在も卒業ソングとして日本全国で歌い継がれている。2013年には日本での活動停止を発表し、以前からの目標であったミュージカル音楽家になるべく2014年渡米した。活動再開として2024年2月7日(水) には、新曲「この世界のあちこちに」を配信リリースする。本楽曲は、ミュージカル『この世界の片隅に』の為に書き下ろした楽曲。ミュージカル本公演用に制作した楽曲をリアレンジし自ら歌唱したもので、言わば“ミュージカル音楽作家”として作った楽曲を、“シンガーソングライター”アンジェラ・アキが歌う作品となる。併せて、アンジェラ・アキよりコメントが到着した。■アンジェラ・アキ コメントこの度、『この世界の片隅で』ミュージカルに音楽担当として参加させて頂く事になりました。ミュージカルの音楽作家になりたくて、10年前にアメリカの音楽大学に入学し、作曲を学び直しました。その学びの体験を経て、この素晴らしい作品に巡り会えた事を心から光栄に思っています。そして、この作品の発表をもって日本での活動を再開させて頂きます。シンガーソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その一番大きな違いは、視点です。シンガーソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。そのキャラクターがどの場面で何を感じているのか、その視点になって、言葉ではなくまず音で考えてみる。そのときにどんな音が鳴っているのが正しいのかを探していく。難しいことではあったけれど、ものすごくやりがいを感じている自分がいました。ミュージカルは総合芸術。関わる全員が答えを探し、何度も書き直したりしながら一緒に作品を作り上げる。この喜び、この経験は、一回やって“楽しかったな”で終われるようなものではありません。私は日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい。そう思っています。<配信情報>デジタルシングル「この世界のあちこちに」2024年2月7日(水) 配信リリース「この世界のあちこちに」配信ジャケットアンジェラ・アキ Official HP:<公演情報>ミュージカル『この世界の片隅に』ミュージカル『この世界の片隅に』ビジュアル原作:こうの史代脚本・演出:上田一豪出演:昆夏美/大原櫻子(浦野すず役Wキャスト)海宝直人/村井良大(北條周作役Wキャスト)平野綾/桜井玲香(白木リン役Wキャスト)音月桂(黒村径子役)ほか【東京公演】2024年5月会場:日生劇場【全国ツアー公演】2024年6月北海道公演:札幌文化芸術劇場 hitaru岩手公演:岩手県民会館大ホール新潟公演:新潟県民会館大ホール愛知公演:御園座2024年7月長野公演:まつもと市民芸術館茨城公演:水戸市民会館グロービスホール大阪公演:SkyシアターMBS広島公演:呉信用金庫ホール公式サイトこうの史代/コアミックス・東宝
2023年11月22日12月15日(金)にMovieNEXが発売される『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』より、ボーナス・コンテンツから一部解禁された。ハリソン・フォード主演「インディ・ジョーンズ」の最新作であり最終章である本作。この度解禁された映像では、アクション満載のモロッコでの撮影秘話に迫っている。製作のサイモン・エマニュエルは、世界屈指のアクション監督やスタント・コーディネーターの力を借りて「トゥクトゥクの爆走はインディならではのチェイス・シーンで、製作当初から計画してた」と、このシーンへの熱い思いを明らかにしている。撮影をふり返り、ジェームズ・マンゴールド監督は「何週間もトゥクトゥクを撮った。フェズでのチェイスは過酷だった。我々も第2班も同時進行だ」、ハリソン・フォードのスタント・パフォーマー、アリステア・ホイットンは「この2週間は最高だ。トゥクトゥクのシーンはインディっぽい。モロッコの路地は独特でよそでは絶対再現できない。トゥクトゥクしか通れない細い道がある。4輪を運転してる気分だが実際は3輪だから常に倒れたがる」とユニークな撮影とその難しさについて語る。そのほか、この度発売されるMovieNEXには、ニューヨークでのパレードシーンの撮影に迫る「ニューヨーク」をはじめ、最新作が製作されるまでを描いた「新たな冒険の始まり」、キーアイテムである「運命のダイヤル」に迫る「シチリア」、本作の鍵となる「運命のダイヤル」やシリーズの完結に寄せる「冒険の終わり」など、貴重なボーナス・コンテンツを収録している。モロッコでのシーンの撮影について物語の舞台がモロッコに移ると、主にフェズの街でロケ撮影され、ヘレナが不正に手に入れた戦利品をオークションにかけるホテル・アトランティックの豪華な内装はパインウッド・スタジオで作られた。ホテルが大乱闘の場になることを知っていたプロダクション・デザイナーのアダム・シュトックハウゼンは、野心的なアクションに対応できるように空間をデザインした。「その出発点は、2作目(『テンプル・オブ・ドゥーム』)の冒頭のナイトクラブのシークエンスで、あのシークエンスがいかに美しかったかです」と彼は説明する。ホテルでの乱闘では、フォードは古典的なインディの瞬間を経験し、機転と不運だけが彼の身を救った。「ハリソンは、アクション・ヒーローに対する期待に翻弄され、それを台無しにし、マッチョな型にはめることができる」と監督のジェームズ・マンゴールドは言う。「彼は俳優として、成功することよりも失敗することに喜びを見出している」と、ハリソン・フォードのインディへの独自のアプローチについて語った。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』デジタル配信中(購入)/12月15日(金)MovieNEX発売© 2023 & TM Lucasfilm Ltd.発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はデジタル配信中(購入)、12月15日(金)よりMovieNEX発売&デジタル配信(レンタル)開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 2023年6月30日より全国にて公開©2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年11月05日ハリソン・フォード主演、スティーブン・スピルバーグとルーカスフィルムの超豪華製作陣がタッグを組み、日本でも今夏公開し大ヒットを記録した『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が、12月15日(金)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEXにて発売決定。この度、ニューヨークの盛大なパレードでの大迫力のチェイス・シーンにまつわる映像の一部が解禁となった。「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、不朽のアドベンチャー・シリーズ。シリーズ最新作かつ最終章の舞台は、アポロの月面着陸計画を巡り、アメリカとロシアが激しい宇宙開発競争を繰り広げていた1969年。インディ・ジョーンズが両国の間でうごめくナチス残党の陰謀を阻止するため、最後にして最大の冒険に挑む。物語のカギとなるのは“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝<運命のダイヤル>。ハリソン演じる考古学者にして冒険家のインディがマッツ・ミケルセン演じる因縁の宿敵・元ナチスの科学者ユルゲン・フォラーと、全世界をまたにかけ、陸・海・空と全方位で<運命のダイヤル>の争奪戦を繰り広げていく。MovieNEXには、シリーズ最新作が製作されるまでを描いた「新たな冒険の始まり」、命がけのチェイスを繰り広げた撮影秘話に迫る「ニューヨーク」や「モロッコ」、本作の鍵となる<運命のダイヤル>や初の水中撮影に関する「シチリア」、そして「インディ・ジョーンズ」シリーズの完結に寄せる「冒険の終わり」など、貴重なボーナス・コンテンツを収録。そのボーナスコンテンツから、ニューヨークでの盛大なパレードの撮影秘話に迫る迫力のチェイス・シーンとメイキングの映像の一部が解禁。ニューヨークに見立てて撮影された場所は、なんとスコットランドのグラスゴー。プロダクション・デザイナーのアダム・ストックハウゼンは「グラスゴーでの撮影は壮大なスケールで、3か月も街の大通りを占領するわけだからプレッシャーだった」と語っている。当時の華やかパレードの様子だけでなく、通りを飾る様々なポスターや広告、看板のデザインについても、1枚1枚、ひとつひとつ制作し、それぞれが時間と共に風化した様子などの細部にまでもこだわった様子が分かる貴重な映像となっている。●ハリソン・フォード演じる「インディ・ジョーンズ」、最後の挨拶初めてフェドラハットをかぶり、鞭を打ってから約40年後、ハリソン・フォードは撮影最終日、まさに象徴的なキャラクターに別れを告げるとき、どのように感じたのだろうか?「ドキドキしたよ」とフォードは笑いながらふり返る。「本当に幸せだったよ。ルーカスフィルムのみんな、ディズニーのみんな、ジム・マンゴールド(監督)、そして俳優たち。でも、インディがいなくなっても寂しくはない。彼は自分の目的を果たしたし、最後まで見届けられて本当に幸せだ」とコメント、「いい気分だったよ。観客にふさわしい映画を作ったと感じた。前作のファンだった人たち、前作を見て楽しんでいた人たち、家族で共有していた人たちにとって、今作は彼らの度肝を抜く作品になると確信しているよ」と語っている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はデジタル配信中(購入)、12月15日(金)よりMovieNEX発売&デジタル配信(レンタル)開始。発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 2023年6月30日より全国にて公開©2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年10月17日トミー・リー・ジョーンズとジェイミー・フォックスが共演するAmazon Original Movie最新作『眠りの地』が、Prime Videoにて独占配信。ポスタービジュアルと場面写真も初公開された。本作は、葬儀屋ジェレマイア・オキーフ(トミー・リー・ジョーンズ)が、代々続く家業を巨大企業から守るため、カリスマ的で口が達者な弁護士ウィリー・E・ゲイリー(ジェイミー・フォックス)を雇うところからスタート。企業の腐敗や人種的不公正を暴きながら、徐々に絆を深め、共に怒り、共に笑いながら、感動的な勝利をつかみ取る、実話にインスパイアされた物語だ。トミーとジェイミーのほかにも、「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」でエミー賞にノミネートされたジャーニー・スモレット=ベル、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のママドゥ・アティエ、『ライトスタッフ』のパメラ・リード、「ナイト・オブ・キリング 失われた記憶」のビル・キャンプ、「サクセッション」のアラン・ラックが共演する。本作の監督・脚本は、「クローズド・ガーデン」のマギー・ベッツ。また、『SAYURI』のダグ・ライトも脚本を担当している。プロデューサーには、『キッズ・オールライト』でアカデミー賞にノミネートされたセリーヌ・ラトレイ、『月に囚われた男』で英国アカデミー賞ノミネートのトルーディ・スタイラー、『グラン・トリノ』のジェネット・カーンとアダム・リッチマン、『トゥルーライズ』のロバート・シュライバーと名プロデューサーたちが集結。さらにジェイミーもプロデューサーに名を連ねている。Amazon Original Movie『眠りの地』は10月13日(金)21時~Prime Videoにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月26日イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、2023年9月20日午後2時(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2024年春夏 ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of FENDI「ローマにいるときは、毎日ホテルからコロッセオまでイヤーポッドをつけて歩くのですが、まるでフェンディの架空のキャラクターが登場する、想像上の映画のサウンドトラックを聴いているようです」とキム・ジョーンズは語ります。「ローマには、他人の目を気にしないで気楽に過ごせるエレガンスがあります。そしてそれは本当のラグジュアリーです。今回のコレクションでは、自分自身と自分の人生のためだけに服を纏う女性と、彼女たちのストーリーを反映させたいと思いました。シルヴィア(Silvia Venturini Fendi)とデルフィナ(Delfina Delettrez Fendi)からは、いつもそういう様子が感じられます。注目されるためではなく、着るという現実と、それに伴う本人の自信とシックなスタイルであり、それは”何か”であることではなく、”誰か”であることなのです」Courtesy of FENDI日常が増幅されて非日常となるローマの街を歩くとき、歴史が絡み合い、過去が現在となり、何気ない個々のスタイルがその人の内面世界を映していきます。Courtesy of FENDI本コレクションで、キム・ジョーンズは、ある種のローマ的な自由さを伴う「着やすさ」を探求しています。ここでは不完全さがより人間的な完璧さとなり、衣服やアクセサリーが、身につける人に自分らしさや、快適さと静かな自信を与え、その中にラグジュアリーが見出されます。フェンディらしい「デュアリティ(二面性)」の感覚が、コレクションに浸透し、実用的であると同時に遊び心に溢れ、マスキュリンなテーラリングと最高級のキッドモヘアなどの素材が、シルクやニットと組み合わされることで、より流れのある女性的な感性が加わるのです。テーラードパンツの伝統的なカーテン・ウエストバンドは折り返されてその構造を見せ、しばし波状のニットウエアと一体化されています。イブニングドレスのウォッシュドシルクは日常着の中に溶けこみ、フェンディの有名なフェザーライク構造を活用したオーガンザで裏打ちされた柔らかいシアリングのストリップはワークシャツと合わせたタオル地風のサマースカートスーツに仕立てられています。オーバーサイズのマスキュリンなカーコートは、グリップ力のある靴底が採用された、メタル製のアンクレット・バレエシューズを合わせることでフェミニンを反映させます。本コレクションを通して、マスキュリンな実用性と快適さが、着用者の主体性を念頭に置きながらフェミニンな華やかさを添えています。Courtesy of FENDI同時に、フェンディの過去が、メゾンのスタート時点にまで遡ることで、繰り返し現れるコードやモチーフの中に表現されています。「セレリア(Selleria)」のハンドステッチの糸が、コレクションのすべてのカテゴリーを結び付け、さらにファッションとレザーグッズというフェンディの過去へと繋がっていきます。「セレリア」は、ローマの馬具職人による最初のインスピレーションと創造から始まり、レザーバッグや衣服にも形を見いだし、最終的には靴の金具に姿を変え、フェンディのジュエリー部門のアーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディによって、ジュエリーでも再現されています。「FF」ロゴの遊び心と抽象的な探求は、ジュエリーや衣服のコレクションに再び現れて、インターシャレザーやストラップレスのニットドレスに施された、完全に抽象的なフェンディのカラーブロッキングで大胆に理想化されています。特徴的なオフキルターパレットは、主にカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が手掛けた1999年春夏 ウィメンズコレクションから引用され、例えば、アシッドイエローでコーティングされたリネンスリップや、シリコンのフラミス(Framis)プリントで製作された、だまし絵風のシルクなどの主要なドレスが再加工されています。Courtesy of FENDIアクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のバッグには、多様なスタイル、サイズ、素材、テクニックによって、身に着ける人の個性が反映されています。本コレクションでは、ひとつの絶対的な物という考えを避け、「ピーカブー(Peekaboo)」や「バゲット(Baguette)」、「FENDI Origami(フェンディ オリガミ)」や「フェンディ ファースト(FENDI First)」など、フェンディのポップな図像を幅広く取り込みながら、遊び心のあるカラーブロック構造で、折りたたむとクラッチになるショッパーや、新作となる「フリップ(Flip)」も登場いたします。ここではたった一人ではなく、多くのフェンディ・ウーマンがいることを改めて示し、彼女たちが自分らしくいられるように、そしてローマの自由を受け入れるように促しています。Courtesy of FENDIショーでは、ダイナ・ワシントン(Dinah Washington)の「ディス・ビター・アース(This Bitter Earth)」とマックス・リヒター(Max Richter)の「オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト(On the Nature of Daylight)」をフィーチャーした合成曲「ディス・ビター・アース / オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト(This Bitter Earth / On the Nature of Daylight)」がBGMに選ばれました。Courtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2023年09月24日映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のデジタル配信が、本日9月1日(金) よりスタートした。「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが、秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていく、アドベンチャー映画。シリーズ最後の冒険となる本作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと陸・海・空全方位で争奪戦を繰り広げる。併せて、デジタル配信を記念して、モロッコでの大迫力のカーチェイスシーンを収めた無料プレビューを公開。本作でカギとなる“伝説の秘宝〈運命のダイヤル〉”を長年の宿敵・フォラーに奪われたインディは、旧友の娘・ヘレナと彼女の協力者テディ少年と共にトゥクトゥクで追跡を開始。そこにヘレナがかつて騙したギャングの一味も参戦し、口喧嘩をしながら車を走らせるインディとヘレナを中心に、三者が入り乱れての手に汗握るシーンとなっている。本作ではアクションシーンがほぼリアル撮影されており、スタントコーディネーターのベン・クックと制作スタッフは多くのスタントを実際に行い、大げさになり過ぎないように意識したという。このアプローチは、猛スピードのトゥクトゥク・チェイスでも同様で、およそ12台のトゥクトゥクを使用し、インディたちが急な階段を急降下しながらも奇跡的に生還する、というシーンが撮影された。「映画に登場する人間のアクションはほとんどすべて本物だ」とジェームズ・マンゴールド監督は言い、主演のハリソン・フォードも「アクションに人間的なスケールを保つことはとても重要だと思う。何かが多すぎるのはやりすぎだ。物理的なリアリティを保ちつつ、若干の装飾を加えることができれば、観客はよりリアルに、より直感的に感じることができる」と今回の撮影方法を讃えている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』無料プレビュー<作品情報>『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』デジタル配信中(購入)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』ビジュアル公式サイト: Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年09月01日キム・ジョーンズによる2023-2024年ウィンター メンズ コレクションのルックは、ムッシュ ディオールの後を引き継いだイヴ・サン=ローランが生み出した精緻なラインをインスピレーション源とし、過去、現在、そして未来の絶え間ない時の流れを映し出しています。Courtesy of DIORパイピングがあしらわれた「テイラー オブリーク」ジャケットの建築的なフォルムは純粋さを体現し、熟練したサヴォワールウェールが凝縮されたプリーツが印象的なワイドパンツは、そのポエティックに揺れ動く様がルックを際立たせます。1958年春夏 オートクチュール コレクションで発表された「マリン」アンサンブルを再解釈し、トロンプルイユのエフェクトを施したプルオーバージャケットは軽やかなリボンがアクセントを添え、ドローストリングがあしらわれたルーズフィットのバミューダショートパンツは大胆なバランスの遊び心を演出します。Courtesy of DIORヘリテージと革新性が融合した彫刻的なシルエットは、セーラースタイルにインスピレーションを得たハットやハイジュエリーのアトリエが誇る卓越性を体現するコーラルなどがあしらわれたブローチ、ブレスレットといったクチュールのようなアクセサリーが華を添えます。オブリーク ジャケット 46万円(税込)/Courtesy of DIORプルオーバー ジャケット 51万円(税込)/Courtesy of DIORワイドレッグパンツ 28万円(税込)/Courtesy of DIORルーズフィット バミューダショートパンツ 23万円(税込)/Courtesy of DIOR@Dior @MrKimJones#Dior #DiorWinter23お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年08月28日イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2023年秋冬 ウィメンズコレクションにおいて、同コレクションのインスピレーション源となったジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)の名を冠した新作シューズ「デルフィナ(Delfina)」を発表しました。左「デルフィナ」バイカーブーツ 22万5,500円 右「デルフィナ」パンプス 18万1,500円(税込価格、発売中)/Courtesy of FENDIデルフィナ・デレトレズ・フェンディ自身がストーリーとなり、フェンディのクリエイションに欠かせない「デュアリズム(二面性)」が探究され、「デルフィナ」シューズコレクションにも表現されています。ゴールドのハードウエア、レースアップ カットアウト、ハーネスストラップなど、ソフトなパンクのディテールを取り入れながら、コレクションに洗練された雰囲気を加えています。フェンディ 2000年秋冬 ウィメンズコレクションのアーカイブシューズを再解釈したアーキテクチュラルなゴールドのチャンキーヒールは、くり抜かれた中央のスペースに「FF」のエンボスロゴをあしらったハーネスストラップが通され、エレガントでありながらフェティッシュな要素でひねりを効かせています。「デルフィナ」ブーティ 25万3,000円(税込予定価格、9月初旬発売予定)/Courtesy of FENDI「デルフィナ」パンプス 18万1,500円(税込価格、発売中)/Courtesy of FENDI10.5cmのチャンキーヒールが目を惹く「デルフィナ」シューズコレクションは、ハイヒールスタイルが4型ラバーソールのバイカーシューズ1型が展開されます。一見クラシックなラウンドトゥのメリージェーンパンプスはメタリック仕上げのヒールとハーネスストラップのディテールでアップデートされ、ブーティ、ロングブーツは美しいラウンドトゥのフォルムと筒部分が絶妙なバランスで創り上げられています。サイハイのレースアップブーツは、ひざ部分に施されたカットアウトがフェティシズムのタッチを加えると共に、着用時のフレキシビリティを実現しています。軽量なラバーソールのバイカーブーツには、サイハイブーツと同じディテールが施されています。「デルフィナ」ロングブーツ 30万2,500円 (税込予定価格、9月初旬発売予定)/Courtesy of FENDI「デルフィナ」サイハイブーツ 66万5,500円 (税込予定価格、9月初旬発売予定)/Courtesy of FENDI「デルフィナ」シューズコレクションは、フェンディ直営店、および公式オンラインストアfendi.comにて発売中です。お問い合わせ:フェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2023年08月11日テムズ川からセーヌ川まで、ロンドンとパリを流れるこの2つの大河は、キム・ジョーンズによる2023-2024年ウィンター メンズ コレクションに息づく“流れ”のアイデアを具現化しています。Courtesy of DIORラファエル・パヴァロッティによって撮影された数々のショットが、ピュアさと洗練を融合させた2つの常に変わり続ける世界を讃え、ムッシュ ディオールのシグネチャーカラーである黒とグレーが交互に配された装飾のなかで、シルエットは柔らかく浮かび上がり、服はハイブリッド化され、着る人のスタイルによって変容します。Courtesy of DIORポエティックなシンプルさとこの上ない緻密さの間にあるルックの複雑さは、アクセサリーの技巧によってさらに強調されています。これはメゾンのヘリテージとファッションの本質である、美しさと機能性への多面的な頌歌です。Courtesy of DIOR2023-2024年ウィンター メンズ コレクションは、2023年8月24日より、全国のディオールブティックおよび公式オンラインブティックにて展開予定です。@Dior @MrKimJones #Dior #DiorWinter23お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年07月29日映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で主演を務めるハリソン・フォードのキャリアを振り返る特別映像が公開された。考古学者にして冒険家の主人公、インディ・ジョーンズ最後の冒険となる本作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと陸・海・空全方位で争奪戦を繰り広げる。7月19日(水) 時点で日本での興行収入が20億円、累計動員が130万人を突破している。御年81歳のハリソンは、その長い俳優人生で様々な役を演じてきた。『スター・ウォーズ』シリーズでは、フォースを持たずとも持ち前の度胸とアウトロー感あふれる男気で困難を乗り越え、“銀河イチの色男”ハン・ソロとしてレイアとのロマンスを表現。映画史において大きな革命を起こし、今もなお根強い人気を誇る『ブレードランナー』では、それまでのハリソンとはガラッと変わった演技で、SF映画の金字塔とも言える同作の評価に貢献した。そして『インディ・ジョーンズ』シリーズでは、皮肉屋で探求心が強く、ヒロインに振り回されながらも愛さずにはいられない主人公・インディを40年以上にわたって演じた。『インディ・ジョーンズ』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズなどで、ともに映画界の歴史に名を刻んできたジョージ・ルーカスからは「ハリソンはただの名優じゃない。“普通の男”の役がぴたりとハマるんだ、“凡人”になれる」とスーパースターでありながらも、たしかな演技力でどんな役柄もこなせるハリソンへ惜しみない賛辞を送った。さらに、もはやハリソンの分身といっても過言ではない程長きにわたり演じてきたインディについて、スティーブン・スピルバーグは「インディ役の俳優を誰にするかが重要だった。ハリソンを選んで正解だったよ。あのシリーズが成功を収めたのは、ハリソンがいたからだ」と、監督や製作総指揮の立場から功績を讃え、ルーカスから意志を引き継いだ、ルーカスフィルムの現代表キャスリーン・ケネディも「第2のハリソン・フォードを探そうと思っても、見つからない。唯一無二の存在よ」と、名優ハリソンの偉大さを改めて示した。公開された映像では『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』シリーズをはじめとし、『エアフォース・ワン』や『逃亡者』など、数々のハリソンの名シーンが収められている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』特別映像<作品情報>『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開中公式サイト: Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年07月20日ディオールは2023年7月12日から30日まで、東京・原宿にて、キム・ジョーンズとゲストデザイナー、トレマイン・エモリーが手掛ける「デニム ティアーズ」とのコラボレーションによる「ディオール ティアーズ」カプセルコレクションのポップアップを開催しています。©Tomoyuki Kusunose/Courtesy of DIOR会場には巨大なインフレータブルバルーンがデザインされ、その有機的な形は魅惑的でポエティックな雰囲気をもたらします。会場内に仕掛けられた音や影、光をまるでフィルターを通したかのように知覚させるような数々のエフェクトとエジプトで発表されたコレクションのパフォーマンスを再現したジャズミュージックセッションによって、この空間は「ディオール ティアーズ」が大切にしているクリエイティブなコミュニティという概念を反映した特別なリビングスペースへと変容を遂げました。©Tomoyuki Kusunose/Courtesy of DIOR©FASHION HEADLINE©FASHION HEADLINE©FASHION HEADLINE©FASHION HEADLINE@Dior@MrKimjones#DIORTEARSお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年07月15日歴史的なシリーズの最新作にして最終作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開がスタートした。前作から15年ぶりの映画で、本作ではこのブランクを徹底的に活かして、80歳になったハリソン・フォードだから演じられるインディ像と物語を追求したようだ。インディ・ジョーンズは冒険家にして考古学者。これまでに数々の冒険を繰り広げ、迷信や魔術は信じないと公言するが数々の“言葉や理屈では説明できない事態”に出くわしてきた。そんなインディ・ジョーンズも年齢を重ね、本作の舞台となる1969年には勤務先の学校を退職しようとしている。「彼が年齢という試練に立ち向かう姿を見たいし、そういう男を慰めるための冒険が人生の勉強に還元されることを望んでいるのです」とフォードは語る。1969年はアポロ計画によって人類が月に立った年だ。人間は科学の力で地球を飛び出して月にまで到達した。一方で、社会は混沌としており、若者たちは自分の親の世代の文化や考え方に反発して自分たちが愛する新しい文化や考え方に夢中になっている。誰よりも歴史を愛し、過去から学ぼうとするインディ・ジョーンズの居場所はここにはない。「どうやらインディが教えている学生たちは、過去に価値を見出していません。彼らは過去にさほど興味がなく、自分の未来に興味があるんです。彼らの未来は、私たちの過去の上に成り立っているということをまだ理解していないのです」そんな折、インディのもとに友人の娘で、自身がその名をつけた女性ヘレナが現れる。彼女は、インディと彼女の父バジルが第二次世界大戦の末期に偶然に目にした秘宝“アンティキティラ”を探している。そのダイヤルは、手にした者が“神”になるほどの力を秘めているという。インディはヘレナ、そしてダイヤルを追う元ナチスの科学者フォラーに巻き込まれながら、再び冒険に出かける。本シリーズは第2作目『…魔宮の伝説』を除いて、すべての作品で、公開されるごとに物語の舞台となる年代が進んでおり、インディのライフステージにも変化が訪れる。39歳で初めてインディを演じたフォードは現在、80歳。「登場人物の中にあるリアリティを文脈の中でフィーチャーした物語にしたいという野望がありました」と語る。「そのリアリティとは、最も具体的には年齢という存在です。そのことをテーマにした作品にしたかったのです。なぜなら、それが今の私のテーマだからです。それは私を感動させ、私の想像力を刺激するものであり、私が取り組んでいることなのです」年齢を重ねる中で、若くて向こう見ずだったインディは、やがて家族を持ち、様々な奇跡に出会い、時には喪失も味わってきた。本シリーズは手に汗握る冒険をこれでもかと描く一方で、そんな状況に放り込まれたインディ・ジョーンズの変化や、人としての愛らしさ、人間臭さ、時には欠陥を巧みに描き、観客を魅了してきた。若かった冒険家は、やがて父親と向き合い、愛する女性と向き合い、自身が父としてふるまうようになる。その延長線上に最新作がある。これまでのシリーズを観ていない観客も“これだけの時間と経験を積み重ねたきたからこその面白さと深み”が感じられるはずだ。なお、本作はこれまでの作品で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグに代わり、才人ジェームズ・マンゴールドがメガホンをとったが、スピルバーグは本作を常に見守っていたようだ。「私たちは、彼が何年も前に一緒に築き上げたもののDNAをたどっているのです。つまり、継続的な対話をしているようなものなのです」とマンゴールド監督は説明する。「私は彼に会うずっと前から、彼から学んでいました。8ミリカメラで映画を作り、彼の映画を見て、1ショットずつ研究していました。だから、この映画では、自分のヒーローと対等な立場で出会い、共演するという、ある種の夢のような機会を得ることができたのです。スティーヴンはこの映画に本当に満足していました。彼はファイナルカットだけを見ていたわけではありません。何度も足を運び、撮影中のデイリーを見たり、週末に『フェイブルマンズ』を撮影しているときにも、私と話をしたり、見たことや気に入ったことを報告してくれました。この映画のプロセスがいかに和やかで温かく、優雅なものであったことか! 私がこれまで参加した映画の中で、最も政治的に複雑でない映画でした」「スティーブン・スピルバーグと私は長い付き合いです。彼は信じられないほどの優しさを持っていて、寛大さが彼の核になっています。そして、この映画には彼の指紋がたくさんついていると、何度も話し合いました」とフォードは振り返る。映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、長い時間をかけてシリーズを積み重ねてきたハリソン・フォード、そんなシリーズから学んだマンゴールド監督、そして彼らを見守ったスピルバーグが描く“2023年にしかできない物語”だ。若くて、スクリーンを駆け回るインディの映画はすでにある。世界中の人々から今も愛され続けている。老インディが登場するドラマも確かに存在する。しかし、人生を重ねたインディが冒険に出る映画は本作しかないのだ。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開中(C)2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
2023年07月07日